MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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クリスマスソングの中で、この曲が一番好きです。今夜はサンタクロースを信じていた頃の、あのワクワクする気持ちを思い出しながら過ごしたいと思います。

メリー・クリスマス!



司馬遼太郎の「菜の花の沖」を読んでから、なんとなく’海洋’時代小説が気になって、海に関わりがある小説を探しては読んでいます。

エンジンなどは無い時代の話ですから、船を進めるための動力は人力と風の力だけです。沿岸から離れすぎると、川の流れのような潮の流れにつかまって戻ることさえままならなくなります(黒潮は海の中の川という意味で、黒瀬川と呼ばれていました))

正確な海図があったわけでもなく、船頭は岬や陸に見える山の形をもとに海路を自分の頭中で組み立て、風を読み天気を読んで、経験と動物的な勘を基にした航海です。

風に向かって進む、間切りと言われる走法で向かい風の中を少しずつ少しずつ前へ進んで行くときの船乗りたちの過酷な働き。帆いっぱいに順風を受けて海上を走っていくときのなんともいえない嬉しさ。

北の海の荒々しさと美しさ。ときには勇壮な鯨取りたちも登場します。

船はもちろん木造船です。西洋的な技術革新は禁じられていた時代、帆柱は一本だけと定められ、船の大きさや構造に制約があったので日本独自に発展した船のデザインが生まれてきました。

その船に帆を揚げ、海へと出て行きます。

昔の人たちは今よりも自然と深く関わりあって生きていたと思いますが、命がけの海の上ではその関係がより強いものに感じられ、文字を追っているとついつい引き込まれてしまいます。

やっぱり海にはロマンがありますね 笑。

海が舞台なだけに鎖国時代に唯一の貿易港だった長崎も頻繁に登場します。物流が少なく動きの範囲も小さかった時代に、外国船の入船出船の賑やかさは私たちが想像する以上のものだったと思います。

外国船の出入りは長崎の南にある野母崎という岬で見張られていました。写真はその南端の山の上にある野母遠見番所からの眺望です。想像してみてください、この海を真っ白な帆を張った三本マストの外国船が静かに滑ってくる光景を。



来週はまた波がありそうです。










気が付けば9月も半分が過ぎました。今日、2013年9月15日は私がこの世の中に生を受けてちょど49回目の9月15日になります。要は今日がお誕生日です。

人の手で作られた機械だったらパーツの交換も無しにとても49年間動き続けることはできません。そう考えると人間が生きているのはすごいことだと思えてしまいます。もっとも人の身体は新陳代謝で骨や内臓、皮膚など、すべては常に新しいものへと作り変えられていますから、歳を取りながらもいつも最新のパーツを使っていると言えるのかもしれません。

考えるととても不思議な気持ちになります。すべての細胞が新しくなるのにどのくらいの期間がかかるのかということまでは分かりませんが、自分では全く何も変わったという意識は無くても身体はいつのまにか入れ替わっているのです。

諸行無常と言いますが、自分の身体でさえ一瞬たりともとどまっておらず常に流れ動いています。般若心経で言う「色即是空」ということにも通じているようにも思えてきます。そこにあるけれども、存在はしていないというのはそういうことなのか。

49回目の夏。8月の始め。私はほぼ身動きが取れなくなってしまいました。窓から見える日除けのニガウリの葉の緑の間から見える空を眺めて数日を過ごしました。

午前4時半から鳴き始めるヒグラシ。5時にはぴたりと鳴き止むのが不思議でした。それから爽やかでまぶしい朝の光。一日の始まり。正午が近づいてくると空気が容赦なく熱を含みはじめます。空のてっぺんから照りつける真っ白な日差し。長くけだるい午後の日差しは黄金色。午睡。太陽が裏山の木々にかかると鳴き始めるヒグラシの声。日没の残照の空。暗くなるまでが一日の暑さを静めるような一番心地よい時間でした。そして夏の短い夜。

2日、3日と満足に動けない時間を過ごしていると、果たしてまた元のように走って、波に乗ることができるように自分の身体が戻るんだろうか?と不安に思うようになってきます。

たかがギックリ腰と言う無かれ。いただいたメールの返事を女房に代筆してもらおうと文面を考えているだけで、腰がピリピリと痛んでくるのです。考えることすら身体に負担になっているのをはっきりと自覚しました。本当に何もできず、食べて飲んでトイレに行くという人間としての最低限の営みだけで必死の思いでした。

はじめのうちはどうしようもない焦燥感と(何に対してか分からない)後悔の念(のようなもの)に捕らわれて、心のなかでは身もだえするように横たわっていましたが、人間というのは状況にだんだんと適応してくるものらしく、最初に感じていた不安な感情はだんだんと薄れてきました。

そして、もし完全に元に戻れなくてもそうなったらそうなったで少し生き方を変えればいいだけだな…という諦念にも似た思いを持って、横たわっている自分の上をただ通り過ぎていくだけの時間を静かな気持ちで眺めることができるようになってきました。

タイトルの夏安居は「げあんご」と読みます。これは夏のあいだ、仏僧が托鉢など俗世を離れ寺などにこもって修行をすることを言います。

夏安居は3ヵ月のあいだ続くそうです。私はたった数日間ですが、身体も気持ちも日常のことすべてから離れて自宅の寝室にじっと横たわり、文字を追い、あとは夏の空を見ていることだけで過ごしました。それだけのことですが、特別な時間でした。

身体を動かすことができないまま、日が沈み暗くなっていく空をここちよく感じながら眺めていたときが私にとっての、夏安居開けの夏解(げあき)だったのか、それとも四つん這い状態からはじめて腰を伸ばして、某レッサーパンダのようにすっくりと立つことができたときが夏解だったのか。

いずれにしても50歳前の1年間を前にして、ほんの少し考えさせてくれた、49回目の夏でした。良い1年にしたいと思います。






南の海上に熱帯低気圧が二つできました。これから台風になるはずです。湘南へ影響が出る進路を取ってくれるのかいまのところ微妙なラインですが、ようやく波の元が出来るようになってきたようです。

ずいぶん長い波待ちでしたが、私はその波待ちからも遠ざかってしまいました。波乗りどころか日常生活を普通に送れるようにするのが当面の目標です。

ぎっくり腰なんて初めての経験ですが、こんなに大変だとは思いませんでした。最初は夕食を食べ終わって食器を片付けようと流しへ運んで行き、流しの横に置いた瞬間に腰が抜けました(笑)

笑い事じゃありませんが(笑)そのまま床に倒れこんで動けなくなりました。最初は自分の身体に何が起きたのかまったく理解できませんでしたが、しばらく床に転がっているうちに「もしやこれがぎっくり腰というやつか?」と少しずつアタマが追いついてきました。

その場はなんとかベッドまでたどり着くことができましたが、トイレに行きたくなって目が覚めた夜中から本格的に始まりました。

トイレに行くのにあんなに必死になったのは生まれて初めてです。やっとの思いでトイレまでたどりついたものの今度はパンツが下ろせない。パンツの下ろし方を試行錯誤したのも生まれて初めてでしたが、少しおもらししつつなんとか用を足すことができても、今度はベッドまでの遠い道のりが…。真面目に大人用オムツ買ってきてもらおうかと考えました。

笑いごとじゃありませんが、もう笑うしかありませんでした。半分は泣いてましたが…。

3日ほど、ほぼ寝たきり状態が続いたあと、腰を真っ直ぐ伸ばして立てたときのあのすっきり爽快感。あのときは、立ち上がったレッサーパンダの絵があたまに浮かびました。普段当たり前に思っていた、普通に立って歩けることの幸せをあらためて感じてしまいました。

16日からなんとか、杖を着きつつ営業していますが、ボードを見に来ていただいた皆さまが私がボードを出そうとするとあわてて私の傍に来て「手伝いますよ」と言っていただけるのを申し訳なくもありがたく思っています。

皆さま、本当にありがとうございます。

それでまたわがままですが、完全に治したいので営業時間を短縮させていただくのと、臨時のお休みを少し入れさせていただきます。

来週20日(火)はお休み、23日(金)まで営業時間を午後1時から午後6時までとさせていただきます。
営業カレンダーはこちらです。 http://www.menehune.on.arena.ne.jp/infomation/schedule.htm


申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。








今朝、長崎から戻ってきました。長らくお休みをして申し訳ありませんでした。お休み中にいただいたご注文は本日出荷いたしました。こちらも長らくお待たせして申し訳ありませんでした。

本日は5時までの営業で、明日からは通常どおり営業いたしますのでよろしくお願いいたします。

ぎっくり腰は完治までにはもう少し時間がかかりそうです。どうかするとまだ痛むので、たまに妙な動きをするかもしれませんが見逃してやってください。

久しぶりの長崎では楽しい時間を過ごすことができました。のちほどブログにアップしたいと思っております。

それでは夏後半戦、よろしくお願いします。





ほんの少しだけ改善しているように思いますがまだうまく動けません。

今日もお休みさせていただきます。

ぎっくり腰、こんなに大変だとは思いませんでした。

でも、頑張って治します。

コメント、メール頂いている皆さま返事できずすいません。ありがとうございます。



ナルトトランクスが到着しました。お待たせしてどうもすいませんでした!さーて早速、発送するぞーと思っていたら今度はパンクマウスパンツがドサッと…それにバードウェルのご注文があ…といっても僅かな数なのですが何せ人手は自分ひとりだけなので、それだけでもう大童(おおわらわ)なのです。

やっと落ち着いたと思ったらもう暗くなりかけています。今日はトランクスの一日でした。

自分でオーダーしたナルトも出来上がりました。シンプルで色も大好きなちょっと淡いブルーがイメージどおりの出来上がりなので嬉しいです。陸履きもできそうです。

ナルトトランクスは現在でも「作りたいです」とオーダーをいただくのですが、今時点のオーダーでは夏はもう間に合いません。いただいたオーダーには、いまからでは出来上がりは秋になってしまいますと申し訳なく思いながらご返事をすると、ほとんどみなさまは断念されるのですが、やっぱり申し訳ありません。

ナルトさん、もちろん仕事してない訳でも、ゆっくりな訳でもありません。今の時期はたぶん夜も寝ないで縫ってくれていると思います。それは分かっているので、早くしてくれとも言いにくいのですが私も商売ですしお待ちいただいている皆さまのために心を鬼にして、まだ?まだ?まだ出来ない?とそれとなくプレッシャーをかけたりもします。

作り込みを少し簡略化して、もう少し早く出来上がるようにできないの?と相談をしたこともありますが、頑固職人は首を縦には振りません。でも良く考えたら、そうしたらナルトトランクスの意味が無くなっちゃうなと自分で反省いたしました。

今回新しく出来上がったトランクスをよく見ると、裏地の縫製などは以前よりも進化しているのが分かります。縫い目が擦れないように付けるパイピングの縫い付け方など、以前より繊細な仕事になっているのが分かります。

ナルトトランクス、ここまで作ってくれるのですからもう黙って待ちます。私の方が、もっと腰を据えなければいけないようです。そして、ナルトトランクスを履きたい方は、秋冬春にオーダーお願いします。

お待たせします(どうもすいません)が、良いものをお届けします。

さて、今日届いたパンクマウスパンツと一緒に、写真の波に乗っている本人のサイン入りAXXE CLASSICのカタログいただきました。ありがとうございます。私のです。

ブラッド・ガーラックと同じウェットスーツを着たい方は、開催中のAXXE CLASSICオーダーフェアをどうぞ。





クリス・クリステンソンがシェイプする5フィンボンザーのCB-5。クリスの隠れた名作ボードです。ユーザーさんはもちろん、ちょっと借りて乗ってみたという人もみな絶賛(ちょっとおおげさ。でも他に言葉が見つからず…)するという素晴らしいボードです。

ボンザーの古い資料をちょっと引っ張り出してみました。70年代のマイク・イートンとキャンベル兄弟の対談記事の写真です。

ボンザーというのは上の図のようなしくみです。

ボトムのコンケーブで水の流れを取り込んで、サイドについているウィングとセンターフィン、その間に掘られたコンケーブの形状がベルヌーイの法則とベンチュリ効果という流体力学的理論の効果でスピードを生み出すという、頭脳系のデザインです(いっちょまえに言葉だけは知っています)

キャンベル兄弟のお父上が船舶技師でその理論を応用しているのですが、こう書いているとある人物を思い出します。それはボブ・シモンズです。シモンズは航空技師で流体力学を多いに取り入れ、スピードを効率よく生み出すアスペクト比を計算で弾き出し、それに従ってサーフボードを作ったと言われています。

サイドのウィングは通常のサイドフィンよりも寝かせ気味の角度で取り付けられています。ターンのときにより波に対して垂直に近い角度を得るためです。サイドのフィンが二つに分かれて5フィンになったのは80年代になってからです。



どちらにしろ私のボンクラ頭では、理論はほぼ理解できないのには変わりありませんが実際にボンザーが調子いいのは分かります。そういえば昔、マイク・イートンのヴィンテージボンザーに乗っていたのを思い出しました。あのボード、どうしたんだっけ?

さて、ある方に乗ってみてとお借りしたCB5ですが、このショートボードちっくなボードに果たして乗れるのか?とりあえずそれが目下の問題です。皆さんの例にならって私も乗って絶賛しなければいけません(笑)私にはあらたな挑戦。なんだか楽しみです。






真夏のドライスーツ&ネックインフルスーツオーダーフェア開催中のAXXE CLASSICですが、そのフラップドライに使用している「QDW」クィック ドライ ウォームという新素材。暖かい(ウォーム)のは当然として、凄いのはその速乾(クィック ドライ)性。

AXXE CLASSICのホームページに動画もありますが、実際に実験してみました。通常のジャージ素材とQDWを並べて置いて、分かりやすいように青く色をつけた水を垂らします。

右側がQDWですが、一滴落とした瞬間に水滴が吸収されてしまいました。あまりの速さにシャッター押すのが間に合いませんでした。


もう一度…。

なんとか間に合いました。生地に吸い込まれる瞬間です。


そして時間とともにどんどん生地の表面に拡散されていきます。しばらくすると生地の端の方まで染みてきますが、触っても濡れた感触はありません。


この生地の最大の特長は、水分をすばやく吸収して拡散し肌に濡れた感覚を残さないということです。ドライスーツを着ているとスーツ内部と外気の温度差でスーツ内に結露が起こったり(そのくらい暖かいということでもあります)、身体にかいた汗で濡れた感覚になることがあります。

QDWはこのスーツ内の水分を生地表面ですばやく吸収して、身体の冷えや不快感を大幅に軽減してくれる画期的な新素材なのです。オーダーフェアでは先着200名様にもれなく専用インナースーツ(19.950円相当)をプレゼントしますので、インナーとの併用でより快適に寒い寒い真冬の波乗りが楽しむことができます。

その上、QDWは2013年度、AXXE CLASSIC独占使用の新素材です。もちろん私は軽い方がいい、という方には軽量素材のSUL(スーパーウルトラライト)もご用意しています。

暑苦しい真夏のオーダーフェア、詳しくはホームページご覧ください。

ロングボードやりたくなる映像です。早くクリステンソンに頼んでいるロングできないかな~。http://vimeo.com/68523268

Jai and friends from John Lee on Vimeo.


サーファーズジャーナル日本語版の最新号が届きました。毎回言いますが、この翻訳版はほんとうにありがたいです。原文読むと辞書にも乗っていない単語が出てきて大抵途中で??になってしまいます。翻訳の方たちには本当に感謝です。

今回はAXXE CLASSICウェットスーツのコラボレーターが二人、フューチャーされています。ブラッド・ガーラックとダニエル・トムソンの二人です。ブラッド・ガーラックはクリス・クリステンソンのボードにも乗っていますね。ダニエル・トムソンはサーフマット大王のマーク・トムソンの息子さんですが、今はカリフォルニアに住んでおられます。

ダニエル・トムソンといえば、ハイドロダイナミカのテストパイロットとしてフィッシュからミニシモンズへの流れを受け継いできたサーファー/シェイパーです。フィッシュに始まって、シモンズのデュアルフィン、ミニシモンズ、そしてそこからシモンズの理論を受けたパラレルなアウトラインでフラットなノーズのボードを作って(乗って)シモンズ理論を受け継ぎ、実践しています。

シモンズのバルサのレプリカでウィンダンシーの大きな波を滑っている映像はまだ記憶には古くないと思いますが、あの大きなシモンズレプリカと現在ダニエル・トムソンが作る5フィートちょっとの小さなボードが同じアスペクト比(縦横比)に作られて素晴らしく機能しているのは驚きです。その背景にずっと居たのがボブ・シモンズだなんてちょっとしたミステリーです。

ダニエル・トムソン 2004 - 2012


サーフボードのデザインのお話にベルヌーイやベンチューリの名前が出てくるのは、シモンズの他にはもうひとつ。そうです、ボンザーです…などと考えていたら、今朝波が上がって無くてモチベーション↓だったのがまた上がってきました。



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