MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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私が通勤に使っている私鉄の沿線には、自宅から勤め先の駅まで幾つかの私大があります。午前中のランニングに疲れた少しボウっとした頭でホームに停まっている各駅停車に乗り込むと華やかな袴姿の女性がたくさん目に付きました。卒業式なのでしょう、大学名がそのまま駅名になった駅でたくさんの袴姿の女性が電車を降りて行きました。

私が彼女たちと同じように大学を卒業したのはおよそ20年前、1988年のこと。20年前の今日、何をやっていたか考えてみると、私は友人と二人でヨーロッパを放浪中でした。1月の終わりに大学の卒業試験が終わると同時に「最後のチャンス」とばかりに旅立ちました。卒業試験の結果発表はあらかじめ頼んでおいた友人に電話し、無事に卒業できたことを確認すると会社の研修が始まるギリギリまで、ヨーロッパの国々を歩き回っていました。3月も下旬に差し掛かるころになって友人はもう少しだけ残ると言い、私は一人で日本へ帰ってきました。

当時の自分はいったい何を考えて生きていたのか?時代はバブル経済真っ只中。入社間もないヒヨッ子が年間億単位の予算を持っていたのは今では考えられないことです。当時の自分は精一杯頑張っていたつもりでも、実力が伴わない人間に任された仕事の結果など言うまでもありません。そこに何が残ったのかは今でも分かりません。でも当時はそんな時代でした。女房と出合ったのもこの頃のこと。


友達と楽しそうにしゃべりながら電車を降りていった彼ら、そして彼女たちの胸は期待で一杯のはずです。決して良いと言える世の中の状況ではありませんが彼らのエネルギーはそんなことには負けないはず。それが若さというものだし、自分もそうだったから。

20年後、彼らがこの時間にここで同じように20年後の卒業生を見るときも今の私と同じことを考えるのかもしれません。「そういえば自分の20年前は…」

私は20年後には64歳。波乗りは続けているつもりですが、20年後どんな生き方をしているのでしょうか?20年前は当ても無い放浪の旅の途中、20年たった今でも似たようなもの、たぶん20年後もきっと旅の途中…扉が閉まり、再び走り始めた電車の中でそんなことを考えていました。

BON VOYAGE
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