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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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お知らせ:11月23日(水・祝)はお休みいたします。波ありますよ。皆さん海へ行きましょう。


新しいフィン、買っちゃいました。フランスのボディボードメーカーが開発したスウィムフィンです。天然ラバーが90%で、10%はリサイクルラバーがブレードのフチの部分に使われているそうです。

今使っているのは、チャーチルのプロマカプウというフィンですが同じものは今では手に入りにくくなっています。そこで、いろいろ探してみて形が良く似ているこのフィンを買ってみることにしました。

硬さを選ぶことができるのですが、一番柔らかいものをチョイスしてみました。今のマカプウより少し柔らかいかな?ブレードが非対称のものはキックしたとき、抵抗の差で捩じれる感じがするのですが、このフィンはそれを無くしているそうです。とび出しているところは、マカプウ同様に切っちゃうと思いますが、まずは試してみようと思います。

フィンは硬い方が瞬間的な推進力は大きくなりますが、その分足への負荷も増えます。ボディボードと違って、ニーボードは狭い範囲で限定的にしかキックできません。ヒザから下のダウンストロークと、デッキ上でわずかに上下させられる大腿部でキックしています。

波のキャッチは硬く瞬発力にすぐれたフィンの方が波のキャッチは速そうですが、滑り出した後はボードの上に両ヒザを着いて足首をまっすぐ伸ばした状態、つまりフクラハギを収縮させた状態でのライディングスタンスでのボードコントロールになります。座っているのではなくてヒザ立ちです。

その体勢でヒザから下でボードを押し込んでコントロールするので、フクラハギを結構使います。疲れてくると最初に兆候が表れる(つまり攣る)のがフクラハギです。

フィンを使うと滑り出しはかなり速いです。テイクオフは動作が少ないので腰に優しいです。ギックリ腰からのカムバックの助けをしてくれたニーボードですが、唯一フクラハギに対してはそれほど優しくないかもしれません。

実際、セットのスープが押し寄せてくる中で足の攣りが収まるのをじっと耐えながら待っていた経験はいくらでもあります。昨日はセットの波をこれは最高と滑り出して、両ひざをついた瞬間に両フクラハギが攣りました。

どうしようも無いので、波を斜めに滑り降りてそのままプルアウトです。海にラッコのように浮かび、フィンの先端を指でつまんでフクラハギを伸ばしながら、収まるのをじっと待ちます。その後、また元に戻って普通にできるのでですが、長時間入っていて疲れてくると頻繁に攣るようになってきます。

それはもう潮時というサインなので退散です。攣ったままではさすがにまともなライディングは無理です。少し、脅かしてしまったかもですが、ニーボードでは避けて通れないところです。フクラハギは常に柔らかく伸ばしておきましょう。そして海の中で攣っても慌てないように。

えーと、フィンの硬さの話でしたね。一番柔らかいものを選んだのは、負荷を少なくしてフクラハギをできるだけ温存するためです。慣れてくるとデッキの上に腹ばいの状態で、小さく速いストロークができるようになります。そのストロークだけでも波を滑り出すことができます。

フィンの推進力というのはすごいものがあります。なので滑り出しがかなり速いのですが、フィンを使わないスタンディングの方たちにはそれが不思議に見えるらしいです 笑。なので、ぜひ驚かせてあげてください。

もうひとつ、フクラハギが攣りやすくなる原因はアルコールです。まあ、そんなにストィックになることもありませんが、飲み過ぎないよう注意しましょう。

フクラハギは正直です 笑。

という訳でバルカンフィン、使うのが楽しみです。

もうひとつ買ったのはコレです。冬用の裏起毛のフィンソックスです。3mmだとフィンが履けなくなりそうなので、2mmにしましたがこれを履いてちょっときつめの感じでフィンも履けます。

これまでは冬もカカトが出る、擦れ止めのソックスを使っていました。毎年冬になると買おうと思っていたのをついにです。遅すぎ 笑。この冬はカカトも暖かです。

つでにフィン回りに使うモノのご説明です。フィンは波で脱げることがあります(私はドルフィンでカカトに波のリップが当たってカカトのストラップが外れることが多いです)。脱げてしまったフィンを流さないようにする、フィンのリーシュみたいなものをフィンテザースと言います。

フィンセーバーとも言いますが、フィンのストラップのかかと部分にクッションを巻き付け、そこから出ているヒモを足首に結んだり、足の甲にストラップがついていたりします。(ネットで検索してみてください)

足の甲にストラップがくるものはライディングで邪魔になりそうな気もしますが、流すのが心配な方はお使いください。私はフィンテザースは使ったことがありません。カカトのストラップが外れてもフィンは足から外れたことはありません。すぐ手を伸ばしてカカトに戻して、パドルを続けます。ワイプアウトやライディング中には一度もありません。ボディボードと違って、足はボードの上にあるからかもしれませんね。

ニーボードをこれからやろうという方はボディボードショップに足を運んでみてください。試し履きするのが一番です。このバルカンフィンは茅ヶ崎のボディボードショップのオンラインサイトで購入しましたがフィット感も良くて大丈夫そうです。

フィンは何が良いですか?と良く聞かれますが、ボディサーフィン、ボディボード用ならとりあえずどれでも大丈夫だと思います。脚に自信があれば別ですが、脚に優しいのは柔らかめです。

皆さんご愛用のフィン(ボードに付ける方ね)を作り出したこの方は、VOITのDUCK FEETです。ストラップが壊れてしまいました、という図のようです。


20年近く昔の話ですが、まだニーボードを始めたばかりの頃、日本のニーボーダーの草分け的存在の江本陸さんに初めてお会いしたとき、陸さんはこのVOITのフィンを抱えていました。「VOIT、手に入れたんだよ~」と見せていただいてそれはかっこ良かったものでした。

どんなフィンを使うかというのも、ニーボードの楽しみのひとつだと思います。


最後にもうひとつ、もしかしたら一番重要なことかもしれません。それは海への出入りです。波打ち際まではフィンでつまずかないように前向きに足を上げ気味にペタペタと歩いて行って、海へ入るときは後ろ向きです。浅瀬は前向きに足を持ち上げて歩けますが、少し深くなると無理です。抵抗が大きいので波に簡単に足元をさらわれてひっくり返ります。

海から上がるときも同じです。それから入るときも上がるときもフィンが付いたボトム側は身体側に向けないようにしましょう。ボトムを外側にして抱えるか、ボトムを下にして身体から離して持つかどちらかにすることを心掛けてください。

以前、上がろうとしていて、浅瀬で岸側を向いたときに後ろから波が来て前に押され前のめりになり、ボードのノーズが砂浜に刺さって固定された状態で脇の下にフィンが押し付けられて痛かったことがあります。

ぐいぐいと後から波に押し付けられてもボードがビクともせず脇にフィンが食い込んできます。全く抵抗が出来ないのです。脇の下は大きな動脈があるのを思い浮かべ、これヤベーってあのときは肝が冷えました。ウェットを着ていたから良かったのですが、脇が出ている格好だったら脇の下を切っていたかもしれません。動脈なんて切ったら、命に関わります。

フィンを履くといろいろ変わります。ボディボーダーは柔らかいボードですが、ニーボードはサーフボードと同じです。するどいフィン(ボトムに付いてる方)が付いています。フィン(足ヒレ)は海の中では大きな味方ですが、陸上で履いていると不自由極まりないものです。そのことを忘れず、海の出入りは波を侮らず、状況を良く見てくれぐれも気を付けて行動してください。









低気圧からの波を期待して、干潮の前後を狙って海へ行ってみました。


波のサイズが思ったよりも小さくて、これはロングボードだったかなあと思いつつ、パドルの感触だけでもいいかと新しいニーボードで入ってみることにしました。5’7”のウィングスワローです。

ブランクスを変えてのテストボードですが、ノーズとテールは今までよりも薄く、テールロッカーが気持ち強めになっています。

ニーボードには物足りないかと思って入りましたが、入ってみれば結構いい波です。コシくらいのサイズです(ニーボードではオーバーヘッド 笑)が、意外にしっかり押してくれてインサイドまで乗り継いでいくことができます。たまにひとまわり大きめのセットが入って来るのが良い波です。

新しく作ったニーボードは、以前のものよりもアウトラインを直線的になるように取って、さらなるスピードアップを図りました。

それでスピードアップしたかどうかは定かではありませんが、スピード感はかなりあります。見ていた方に、それ速いっすねとも言っていただきました。アップしたかどうかは置いておいてもよく走ってくれるので、まずその点はバッチリです。

動きは軽いです。これまでのラウンドピンは良く動いてくれるのですが、それとは違う感じでスワロテールやウィングの部分がきっかけになる感じで機敏に反応してくれます。初めのうちの軽い感じは、バランスが分かってきて体重を乗せていくと軽さが消えてカーブする感触が強くなってきました。

テールエンドがワイド気味なのが気になっていたのですが、それは全く問題無さそうです。これで良いと思います。

フィンのセッティングはこれまでの経験値に従いましたが、今の位置で全く問題ありません。ルースになるギリギリのところでセンターフィンが支えてくれている感じで、乗り手の意志に従って程よくルースしてくれます。

ダブルウィングスワロー、かなり気に入りました。


戻ってボードをいろいろとチェックしていて気が付いたのはロッカーです。ノーズとテールは薄め、テールのロッカーは若干強めと書きましたが、センター部分はしっかりと厚みがあって(これまでのニーボードと比べて)センター部分のロッカーは弱い。

サイドフィンのすぐ後ろあたりからロッカーがしっかりと効いている感じです。ヒザを乗せてボードを走らせるパートはストレート気味。よく走ってくれて、良く動いてくれるのはこの辺に秘密がありそうです。

とりあえずはいい板が出来上がりました。ウィングスワローのニーボードをオーダーいただいている皆さま、楽しみにお待ちください。

次はこのロッカーでラウンドピンテールを作ってみようと企んでいるところです。来年のお楽しみですね。

朝は3フルだけでは寒そうだったので、インナーを着ましたが、これでちょうど良い感じでした。

0.5ミリのインナーですが、今のプレミアムブラックインナーの前バージョンです。これに起毛を付けてさらに保温性を高めたのが現在のバージョンです。

現バージョンは起毛がプラスされて厚みは0.7ミリになっていますが、ウェットの下に着ても動きを妨げることはありません。どちらも長く使ってますが、まだまだしっかりと冷たい海水をシャットアウトしてくれます。耐久性もあるのです。


さて、ちょうど一週間前のブログでいろいろグチグチと書いていましたが、しっかりと実行できております。今日は身体の調子ばっちりでした。このままキープしたいと思います。

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AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。




予想ははずれ。台風22号のうねりはどうも期待薄の模様です。サイズがある波で新しいニーボードを試したかったのですが、しばらくお預けです。

これまでよりもテールにかけてのロッカーがしっかりと入って薄いのが特徴です。それがどんなカービングをしてくれるのか?楽しみです。


ヒザ立ちの低い目線で波に乗ると、スタンディングとは見えるものが違います。波は実際のサイズよりも大きく見えます。コシくらいの小さな波でも、波のフェイスがきれいな曲線で頭の上まで立ち上がってきます。

その中を幅広いボードがグライドする感触をたっぷりと感じながら滑ります。視線が低いとスピード感も多いに増します。

波が掘れてくれば、小さなチューブの中に入ることもできます。私が良く入るポイントではうねりの向きと大きさ、それに潮まわりが合わないとそういう波は現れてくれませんが、浅く速いセクションで立ち上がってくるフェイスにをトリミングしながら滑っていくのはなかなかのものです。ビーチブレイクなら、スタンディングでは不可能なインサイドチューブを狙ってみるのも楽しみのひとつです。

ニーボードのセッティングはボードのセンター付近にスタンスし、その場所でボードをコントロールできるように考えられています。カットバックのときはヒザを入れながら、ほとんど真横に向かって体重を乗せていきます。

この加重はレールをノーズからテールまで使った、フルレールのカービングターンの体勢を自然と生み出します。ヒザで加重しながら、ヒザから下はテールをlしっかりと押さえ込みます。

ロッカーが増えて、ボリュームが少なくなったテールがどんなカーブをしてくれるのか?というのはこういうことです。

ボードが方向を変えていくのは本当に素早いものです。1:55~2:00くらいの、シェイン・シンプソンのカットバックのスピード、見て下さい。海面をしっかりとらえてカーブしながら、ボードのもう半分が海面から出ているなんてニーボードだけでしょう。


このターンのスピードは幅が広いニーボードの浮力が生み出すものだと思っています。波に沈みこまない分、推進力になって表れているのだと思います。さらにレールのすぐ横に置いたヒザでダイレクトに加重できるので動きが速い。

あんな凄い動きしなくても、波に合わせながらスムースさとスピードを感じて、波に近いところをゆったりと滑っていくだけでも気持ちいいのです。フィンでのキックに慣れれば、波のキャッチはほんとうに速い。

涼しい顔でリラックスして何気に凄い、こんなおっちゃんになりたいのです。


50肩で満足にパドルできないとき、ぎっくり腰で腰に不安を抱えていたときなどでも、たっぷり楽しませてくれました。

なんで、みんなやらないのか不思議でたまりません 笑。

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私の新しいニーマシーンが出来上がりました。今回はスピード仕様です。

サイズは、5'7"x 22"1/2 x 2'1/2。ボトムはシングルコンケーブ。他のモデルも同様ですが、コンケーブ内のロッカーもしっかりと計算されています。しかし毎度ながらラミネートきれいです。


早速、パッドを貼りました。こうやって見ると、これまでのニーボードと雰囲気が少し違うのが分かります。

レングスを1インチ長く、幅を1/2インチ狭くしてアウトラインをストレッチしました。テールは二つのウィングで絞ってきて、以前乗っていたスワローテールよりも、テールエンドの幅が3/8インチ広くなっています。

これです。このスワローテールも調子良かったのです。このボードはレングスが5’6”で、幅が23”です。


これは今乗っているラウンドピン。5’6” x 23”です。


これらと比べると、今回のニーボードはアウトラインの曲線が緩やかになってより直線的になっているのが分かると思います。22”1/2ある幅があまり広い感じがしないのは、全体的にまとまっているからだと思います。

ブランクスも変えているのでロッカーはよりしっかり目に入って、テールは薄い。このあたりも今までとは違う雰囲気です。この違いがどんなライディングをさせてくれるのか、かなり楽しみなニューボードです。

シェイプの模様はこちらをご覧ください



今日はそれほどハードにならず、終日楽しめたと思います。こういう日は当然のように誰も来ませんので、マイペースで仕事をしとりました(いろいろあるのです)。波有るときは海へ行きましょう。そして、たっぷり楽しんだ後にご用があればお立ち寄りください。明日はオンショアは入りそうですが、午前中はそれほど強くはならなそうです。台風のときには急変することもありますからそれも計算に入れて海に入りましょう。無理はいけません。

月曜の夜には台風らしい勢力を保って関東地方の北側を通過していく予報ですので、そちらの備えも忘れずに、です。

こんなときに、さて何を書いたものか?と考えましたが、ひょんなことから出来てしまった新しいニーボードのことを書いてみることにします。

ほとんどの人が興味は無いであろうニーボードですが、サーフボードのデザインを考える上ではかなり役に立っていると思います。ジョージ・グリノウさんがいい例です。座らない方々にも何かのインスピレーションがあるのではないかと思います。特に今日のようにたっぷり波乗りしてきた後は感覚が冴えていたりします。

ボードはシングルフィンのニーボードです。トライのパフォーマンスばかりを見ていた私が、すっかり取りつかれてしまったシングルフィンの感触。先日の画像です。


5.8の大きなノーズのシングルフィンです。


トライとくらべると動きは鈍く、2テンポくらい遅れて反応し始めるシングルフィンです。ニーボードだとその差をより強烈に感じます。

でもそれ以外の感覚、シングルのスムースさやレールの感触、フレックスするフィンの感触など、シングルの気持ち良さをより強く感じるのもニーボードです。

簡単に言うと、シングルのニーボードにハマったということです。それでもう少し小さくしたシングルが欲しいなあと考えておりました。(5.8であのノーズ幅は、ロングボードのニーボードの感覚です)

そうしたら活さんがシェイプしてくれました。


使ったのは、試験的に取り寄せていた小さなブランクスです。何を作りましょうか?といろいろ考えて、私はブギーをそのまま小さくしたベリーボードなんか面白そうと考えていました。

ベリーボード、知ってますか?ベリー、つまり腹のことですが、腹を乗せて、腹ばいで滑る小さなボードのことです。こんな感じ。ヴィンテージのベリーボードは以前うちでも何本か取り扱いました。


シェイプルームへ行ったら(他のブランクスが入ってこないので)例の小さなブランクスでシェイプしちゃった、と上の画像のボードがシェイプ台に乗っていました。。

サイズは5,6。ノーズとテールは1インチずつ細くなりました。ボトムの形はほぼ同じ。


すっかり気に入ってしまった柔らかーい滑りを生み出すコンケーブです。


ハルボトムのセンターに一本コンケーブを通したようなボトムシェイプですが、これはシングルとの相性はかなり良いです。

ダイアモンドシングルや現在ラミネート中のMINIモデルも同じボトムのカタチです。


スタンディングでもニーボードと同じように他にはない滑りの感触を大いに感じ取ることが出来ます。

何より速い。私がニーボードで感じているのと同じ、あの滑る感触をスタンディングでもぜひ感じて欲しいのです。

70sスタイルのフィンやフレックスフィンなどフィンを変えてもそれぞれ違う感覚で楽しめると思います。







お知らせ:9月6日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。


波はムネくらい。画像よりももう少し大きなセットが入ってきます。台風ぽくないサイズでしたが、たっぷり楽しめました。

ボードは5’7”のニーボードです。フィンはトライ。前回ちょこっとだけ乗りましたが、ニーボードやりたかったのです。

浮力多めで、重めに作ったのでゆるい波でもどんどん走ってくれます。今日のような波では最高です。ニーボードは波のキャッチがかなり速くて、ライディングの姿勢へ移行するのも速いので、ロングボードと同じようにテイクオフに余裕があります。

タイミングをパドルで合わせながら、波が追いついた瞬間にパドルを強めて同時にキックを入れます。フィンの推進力は強力です。タイミングを間違えていなければグンッとボードが前に出て、もう波を滑り出しています。

あとは胸をあげてボードの上に正面を向いたままスタンスしますが、身体は真っすぐ前を向いたまま(横乗りじゃないのです)で、この瞬間のスムースさというか、幅が広いボードが波の斜面を滑り出す感じがとても好きです。

ギリギリのタイミングでのテイクオフも得意です。大きめのセットが入って、波待ちしているところよりも沖で崩れそうなリップをかわそうと沖へ皆がパドルをする中でボードを返して、ひょいっと乗って行くことができます。

両ひざをデッキパッドのブツブツにしっかりとグリップさせてライディング開始ですが、ボードの反応はとても速いです。ボードの反応はこのラウンドピンが一番速いと思います。テールでピボット的に向きを変えることもできるし、エッジが効いたレールをかっちり入れてドライブさせることもできます。

良い波にたくさん乗っちゃったので、持ってきたもう一本のボードにも乗ってみようとクルマへ戻ります。

ついでにウェットも着替えます。天気がよさそうなのでショートジョンで入ったのですが、肩から腕が冷えるので、ゼロの2/1ミリのロンスプです。最初から着ていれば良かったのですが、ショートジョンでやりたかったんです。(先日、作っていただいた方もこのロンスプで入ったようで、もっと早く作っておけば良かったとメールいただきました。ありがとうございます。ゼロのコブラシリーズ、季節の変わり目に重宝します。)

と、宣伝を入れつつもう一本のニーボード、シングルフィンに乗り換えです。

5’8”でブギーと同じノーズ幅。少々大きすぎたかと思っていましたが、これがなかなか。

ハルボトムの真ん中に、水の通り道を入れたようなボトムの形。レールはテーパー気味でエッジがよーく効いています。

フィンは9インチのフレックス。テールから13インチに持って来てみました。けっこう前寄りですが、ハルに乗っている人には普通の景色でしょう。

トライフィンの後に乗ると反応がかなり遅い 笑。のんびり、ゆっくりのレスポンスで、最初はレールが引っかかりまくりでギクシャクしてしまいました。気が付いたらドローンに追いかけられていましたが、あれを撮られたか 笑。

【画像追加しました】YOUTUBEに上がっていた動画からキャプチャーしてみました。ノーズ入り過ぎて引っ掛かってます。


ボードが長いのとノーズ寄りにボリュームがあるのとで、前回はキックが入れにくいなあと思っていましたが、慣れてしまえばそんなことはありません。トライフィンと同様にスムースに滑り出してくれます。

トライとは違って、ひたすらリラックスです 笑。レールとボトムとフィンをしっかりと感じつつひとつひとつの動作を丁寧に行います。

脱力しつつ滑っているとスピードは出ていないようにも感じますが、そうでも無いみたいです。前方で乗った人にはすぐに追いつくし、ほとんどの波で捕まらずにインサイドまできっちり滑っていってくれます。

波に合わせてスピードを調節しつつ、力が抜けた状態で波を滑っていきます。カットバックもゆっくり。フィンのしなりを感じつつレールをしっかりと入れ替えて戻っていきます。

スタンディングではトライフィンに乗ろうとは思わないわけですから、シングルの反応が遅いとはそれほど感じてはいないんでしょうね。それだけニーボードはダイレクトというか、ボードとの一体感が強いということのようにも思います。

ニーボードのシングルフィンの面白さ、改めて気が付かされました。もう少しボリュームダウンしたのも作ってみたいです。

ラミネート中のスワローテールもあるし、いろいろと楽しみです。

ニーボードをみっちりやると、こんどはロングフィッシュやプリモに乗りたくなる不思議 笑。次はロングフィッシュですね(今日もクルマには積んでました)。






お知らせ:8月30日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。

シェイプルームの前に置かれたブランクス。何やら気になるのは短いやつです。


これまで使っていたものとは違う印象のロッカーとボリュームバランスです。このブランクスはもしや…。とチェックしていたら案の定、私がお願いしていたニーボード用のブランクスのようです。6’2”サイズのフィッシュやニーボードに使えるブランクスです。

シェイプしてもらおうと考えているニーボードのサイズは5’7”。その長さをこの6’2”の中からどう取るか?ノーズ側へ寄せて行くと、テールのロッカーが少なくなってきます。今回のこのブランクスは、テール側のロッカーが気になってのテストですので、それを出来るだけ活かしたい。

あまり後ろへ寄せ過ぎると、今度はテールの薄さが気になります。切り取るサイズは7インチです。

テールから2インチ?それとも3インチ?、そうしたらノーズはこの辺でロッカーは…と気になって仕方ありません。あれこれやっていると「ちょっとやってみましょうか」という天からの声が 笑。

考えていたのは、レングスが5’7”で幅22”1/2。いつもより1インチ長く、幅を1/2インチ狭く。テールを幅があるスワローテールにして、アウトラインに直線を増やし、さらに速いニーボードを、という試みです。

ボトムはシングルコンケーブ。それとのバランスを考え、すこしだけテール寄りにテールエンドの位置を決めました。ノーズロッカーは厚みを取る分をプラスしてもらうことにします。


スワローテールの深さはどのくらいにするか?1/2インチ刻みで線を引いてみます。

スワローテルの両方のポイントがきっちり出ている方が、より速く深く水流に切り込んで行ってくれそうで、一番深い赤のラインをチョイスしました。

アウトライン完成です。

早速切り抜いて、テイクダウンという工程までやっていただきました。ボードが小さいと作業も早いです。

フォトショップで回転させて回りを隠してみました。

かなりいい感じです。幅は22”1/2ありますが、そう見えないのはバランスが良い証拠だと思います。スワローテールの深さはこれでばっちりだと思います。

イメージしていた通りのアウトラインが出来上がりました。直線的でパラレル気味のアウトラインをダブルウィングで絞り込んでいます。いままでに無いアウトラインです。スピードが出て反応が良さそうで、私にとって完璧なアウトラインに見えます。

ここからもう一度プレーナーをかけて薄くしてもらいました。


スワローテール、かなり楽しみです。




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このカーブ!









ニーボード、いいでしょう 笑。










まーたニーボードかい?と思わないでください(思っていいですけど)。でも、ニーボードのおかげで本当に色々と勉強させてもらっています。

いろいろと考えましたが、最終的にレングスは5’6”よりも1インチ長く、5’7”。幅はいつもの23”よりも1/2インチ狭くして22”1/2にしました。テールはダブルウィングのスワローテールです。

つまり、長く狭くすることでアウトラインをより直線的にしようと考えました。いつものサイズでも活さんのシェイプはにたっぷりスピードが出ます(ニーボード以外で実感されている方は多いはず)が、それに加えてさらに速くという企みです。

1/2インチを左右で分けると1/4インチずつ狭くなります。1/4インチ、つまり約6ミリ分アウトラインが内側を通ることになります。そして1インチ曲線が伸びます。

たった6ミリ?と思うことなかれです。サーフボードのアウトラインの曲線が6ミリ内側に入って、1インチ前後に伸びます。この差が5‘7”、約170センチのレングスを構成するアウトラインのカーブを緩くするのをイメージしてみて下さい。

とは言え、全体としてはニーボードらしいずんぐりとしたアウトラインになってはきます。

ワイデストポイントはセンターよりも少しだけ前寄りになってきます。ヒザを乗せる位置よりも少し前のパートです。私には重要ポイントで、ヒザを入れたときにその部分が最初に海面をつかまえ、それからレール全体が波に入って、ボードがカーブしていきます。

そうすると自然にノーズからテールまでのレールでターンをするようなカタチになってきます。

これは活さんのニーボードに乗られている方、皆さんに同じことが言えると思いますので、意識してやってみてください。

ワイデストポイントがセンターより後方にあるニーボードでも同じ動きは出来るのですが、私には何か物足りないものがあります。

テールでは無く、ノーズからターンして行く感じです。前のめりな感じがニーボードらしいところだし、動きが速いと言われる理由の一つだと思います。

このスワローテールのニーボードですが、書くと長くなるので出来上がって乗ってみてから改めてにしようと思いますが、自分としては今までと違うアプローチからの発想なのです。やっぱりニーボードはいろいろと気付かせてくれるのです。

私のニューオーダーは最近使い始めた新しいディメンションのブランクスでテストシェイプしていただきます。それも楽しみのひとつです。皆さんよりも先に出来あがっちゃうかもしれませんが、あくまでもテストでインチキじゃありませんので 笑。

活さんは最近、こんなロングボードを削っています。


ノーズも意識していますが、滑り出しの速さを意識したノーズコンケーブと軽く動いてくれるテールまわりのシェイプの組み合わせです。スマートな感じのシェイプがオシャレです。ニーボードの次はこのロングですね。




昨日からアタマの中はスワローテールでいっぱいです。またまたニーボードのお話です。どーもすいません。

でもテールの形状は、ニーボードだけにとどまらないお話ですので、お付き合い下さい。

今使っているニーボードはラウンドピンとシングルのダイアモンドテールです。問題は何もないのですが、スワローテールの感じを思い出して、また乗りたくなっています。以前使っていたスワローテールは、手元にはありません。

いくつか考えているのはこんな感じです。以前からよく作っているダブルウィングスワロー。


こっちはシングルウィング。


このウィングスワローは、以前はツィンスタビにすることが多かったのですが、最近は特に希望が無ければトライの設定にしています。理由はいろいろありますが、トライの方がオールラウンドだと言うのが一番の理由でしょうか。

ウィングは幅広のセンターからテールを絞り込むためですが、上の二つで比べるとダブルウィングの方がレールを直線的に保ちつつテールを絞っています。

シングルはカーブ気味にスワローテールにつながっています。どちらも魅力的です。



これは大胆にテールまで真っ直ぐです。これに乗っている方によるとかなり調子が良いらしいです。

ヌシを幅広にした感じは、活さんもしかして狙ったんでしょうか?

スワローテールはウィングを入れることで、ヒザを乗せるあたりからテールにかけてのアウトラインを直線的に取りながら、テールを絞って行くことができます。

アウトラインが直線的に取れるので基本的には速い。そしてテールに浮力が出る分、ニーボードの場合には特にボードを横方向に傾けて、レールをノーズからテールまで長く入れてのターンがしやすくなります。

スワローテールが面白いところはここだと思います。レールを大きく入れて大きな弧を描くようなカーブが最高です。

ラウンドピンはテールに曲線が多い分、細かい動きはやりやすいし、テールを思い切り沈めてえぐるようなターンができます。

それはそれで面白いし、上で書いたようなスワローの特性もまた面白い。そんなこと考えながら、ダブルかシングルかなどと考えるのもまた楽しい時間。

みなさんのニーボードもこんな感じで作っております。いつでもご相談ください。
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