MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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今年の冬は肩関節周囲炎、つまり五十肩でほぼ海に入ることができませんでした。今年は寒さが厳しく、ウェットの性能を試すにはちょうど良い機会だったのですが、残念ながら逃してしまいました。
それでも今週二度ほど入って、改めて感じたことがありました。保温性うんぬんではなく防水性。つまり海水がウェットの内部に入ったか、そうでないかということなので厳冬期でなくても認識できることです。
着用していたウェットは多くの人が気になっているであろう、AXXE CLASSICのU-ZIPモデルです。
私のはご覧の通り、首回りは標準仕様の折り返すダブルネックではなく、より軽いシングルネック仕様です。ダブルネックはネック部分のパーツを内側へ折り込むことで防水性を高めています。二重になる分、生地が重なるので暖かいということもあると思います。
シングルネックの首回りをアップにしてみるとこんな作りになっています。
首パーツの途中までが両面ジャージで、トップ部分は幅3センチほどが裏面がフラットスキンになっています。スキンはジャージ素材よりも肌への密着度が高まります。
それから手首です。右手首をめくっていますが、手首の部分(左手のロゴマークが入っている部分)は首トップと同じように裏面がフラットスキンになっています。

これで、首、手首ともに水が入りません。「全く」とか「絶対」と言う言葉は簡単に使いたくありませんが、このウェットに関しては、首と手首からの浸水はこれまで一度もありません。
ロングボードのゲティングアウトでのローリング、それにノーズ寄りのレールを持って頭からスープに突っ込む動作、ニーボードでのドルフィンスルー。首と手首に水圧がかかる動きを何度もやっていますが、水が入った感触はありません。
旧モデルのロングチェストジップでは、水圧がかかるとどうしても浸水があるので、私は手首は防水の二重加工を勧めていました。それが、U-ZIPではより軽い作り(グローブを着けたり、脱ぐときに手首を抜くのも楽です)で水が入ってこないのは驚きです。
寒冷地では、標準のダブルネックと防水の二重袖口の方が信頼性がより高くなると思いますが、私が入る湘南方面では、シングルネックと標準の手首で十分な防水性があります。(足首も同様の作りになっていますが、ここは私はジャージにしています。詳しくはオーダーの際にご説明しております。)
もちろん、正しく採寸されていることが前提条件です。いつも言っていることですが、ウェットスーツはきちんと採寸することが大事です。ウェットスーツの本来の目的である、保温性、動きやすさはもちろんですが、サイズが合っていないと耐久性が低くなります。
もちろん浸水が全く無い訳ではありません。浸水を感じたことがあるのは胸のU-ZIPの部分です。(あまりありませんが)頭を下にした体勢で、このジッパー部分に水圧がかかったときには水が入る感触があります。分かりやすいのがパーリングです。ニーボードに乗っていて、波のトップで板を返してボトムに降りるときにノーズが引っかかって身体だけ頭から海面へ、というようなときに浸水を感じました。水は下方(重力の方向)へ落ちますから、身体が逆さまになっているとジッパーから入った水が首の方向へ流れてしまうようです。
対策としては胸のジッパー部分にオプションのインナーフラップを付けることで、浸水を減らすことができます。水温が低い海域で入る方や、ワイプアウトが多い方はそれを付けることをお勧めします。
胸部分に直接水圧がかかるような落っこち方でなければ大丈夫です。水の中で波にでんぐり返しされても(笑)しても平気です。
これからウェットは軽くなっていく季節ですが、暑い時期を除けば防水性は重要です(暑い時期用に、逆に水が良く入るウェットというのもあります)。身体を守るものでもありますから、やっぱり信頼性は重要だと思います。
AXXE CLASSICの他にも、ZEROのエアドーム、STEAMERは昨年の秋に試作をいくつか作りましたが、インナーネック付きの防水性と動きやすさには自信ありです。(有名ブランドと比べると)ローコストで良いものをご提供できると思います。
ウェットスーツのことはお気軽にご相談ください。
それでも今週二度ほど入って、改めて感じたことがありました。保温性うんぬんではなく防水性。つまり海水がウェットの内部に入ったか、そうでないかということなので厳冬期でなくても認識できることです。
着用していたウェットは多くの人が気になっているであろう、AXXE CLASSICのU-ZIPモデルです。
私のはご覧の通り、首回りは標準仕様の折り返すダブルネックではなく、より軽いシングルネック仕様です。ダブルネックはネック部分のパーツを内側へ折り込むことで防水性を高めています。二重になる分、生地が重なるので暖かいということもあると思います。
シングルネックの首回りをアップにしてみるとこんな作りになっています。
首パーツの途中までが両面ジャージで、トップ部分は幅3センチほどが裏面がフラットスキンになっています。スキンはジャージ素材よりも肌への密着度が高まります。
それから手首です。右手首をめくっていますが、手首の部分(左手のロゴマークが入っている部分)は首トップと同じように裏面がフラットスキンになっています。
これで、首、手首ともに水が入りません。「全く」とか「絶対」と言う言葉は簡単に使いたくありませんが、このウェットに関しては、首と手首からの浸水はこれまで一度もありません。
ロングボードのゲティングアウトでのローリング、それにノーズ寄りのレールを持って頭からスープに突っ込む動作、ニーボードでのドルフィンスルー。首と手首に水圧がかかる動きを何度もやっていますが、水が入った感触はありません。
旧モデルのロングチェストジップでは、水圧がかかるとどうしても浸水があるので、私は手首は防水の二重加工を勧めていました。それが、U-ZIPではより軽い作り(グローブを着けたり、脱ぐときに手首を抜くのも楽です)で水が入ってこないのは驚きです。
寒冷地では、標準のダブルネックと防水の二重袖口の方が信頼性がより高くなると思いますが、私が入る湘南方面では、シングルネックと標準の手首で十分な防水性があります。(足首も同様の作りになっていますが、ここは私はジャージにしています。詳しくはオーダーの際にご説明しております。)
もちろん、正しく採寸されていることが前提条件です。いつも言っていることですが、ウェットスーツはきちんと採寸することが大事です。ウェットスーツの本来の目的である、保温性、動きやすさはもちろんですが、サイズが合っていないと耐久性が低くなります。
もちろん浸水が全く無い訳ではありません。浸水を感じたことがあるのは胸のU-ZIPの部分です。(あまりありませんが)頭を下にした体勢で、このジッパー部分に水圧がかかったときには水が入る感触があります。分かりやすいのがパーリングです。ニーボードに乗っていて、波のトップで板を返してボトムに降りるときにノーズが引っかかって身体だけ頭から海面へ、というようなときに浸水を感じました。水は下方(重力の方向)へ落ちますから、身体が逆さまになっているとジッパーから入った水が首の方向へ流れてしまうようです。
対策としては胸のジッパー部分にオプションのインナーフラップを付けることで、浸水を減らすことができます。水温が低い海域で入る方や、ワイプアウトが多い方はそれを付けることをお勧めします。
胸部分に直接水圧がかかるような落っこち方でなければ大丈夫です。水の中で波にでんぐり返しされても(笑)しても平気です。
これからウェットは軽くなっていく季節ですが、暑い時期を除けば防水性は重要です(暑い時期用に、逆に水が良く入るウェットというのもあります)。身体を守るものでもありますから、やっぱり信頼性は重要だと思います。
AXXE CLASSICの他にも、ZEROのエアドーム、STEAMERは昨年の秋に試作をいくつか作りましたが、インナーネック付きの防水性と動きやすさには自信ありです。(有名ブランドと比べると)ローコストで良いものをご提供できると思います。
ウェットスーツのことはお気軽にご相談ください。
お知らせ:3月15日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。
AXXE CLASSICウェットスーツの春夏モデルをサイトにアップロードしました。春夏モデルも最右翼は、やっぱりU-ZIPです。フルスーツ、シーガル、スプリングと各スタイルでお作りすることができます。
それぞれのスタイルにオール2ミリ仕様があります。オール2ミリというのは、今まであまり聞きなれない生地の厚さかもしれません。
2ミリは自分ではバックジップタイプのフルスーツを使っています。使い始めるのは、GWあたりから夏の初め、そして夏が終わって風が少し涼しくなってくる10月ごろからです。3ミリでは暑過ぎてしまう季節に快適に波乗りできます。11月中旬になってくると寒く感じるので、インナーをプラスするか3フルです(2ミリの裏起毛タイプもあります)。
水温が高い地域ではもっと長い期間使えるし、逆に水温が低い地域では早い時期から使い始めることができます。想像以上に使えるのが2ミリのフルスーツです。
私はクラゲ除けで、シーガルと同じ感覚で使っています。(半袖、苦手なんです)胸回りのラバーオプションやネック部分の防水性を高めるオプションなどもあります。用途やスタイルに合わせてご相談ください。
もうひとつはバックジップです。画像はCJモデルとANDOモデルです。
実は私、このバックジップが結構お気に入りです。昨年はU-ZIPのセミドライを作りましたが、それまではバックジップのセミドライを使ってました。
U-ZIPほどの新しさは感じられないと思いますが、実際に使ってみた使用感は従来のバックジップと比べてその進化の度合いは、U-ZIPよりも革新的じゃないかとも思ってます。
そのくらい進化しているバックジップモデルです。ストレッチファスナーのストレスの無さ、首回りのフィット感、ジッパーレスモデルと遜色ありません。バックジップ派の方なら、迷わずこれです。
3ミリ、2ミリに関しては、オートジップとそうでないものを選ぶことができます。冬用と違ってインナーネックが無いので、オートジップでなくてもそれほど問題は無いと思います。今季から、MTZというローコスト素材もチョイスすることができます(バックジップタイプのみ)
その他、ロングジョン、ショートジョン、ジャケットやベストなどのサマーアイテムもありますので、MENEHUNEウェブサイト覗いてみてください。
活さんのLOVEEみたいなシングルフィンです。長さは、6.8か6.10くらいだと思います。いろいろとインスピレーションをくれる映像です。
明日はオンショアかオフショアか?オンショアの予報が大方ですが、なんとなく早朝ならオフでできそうな予感もします(ただの勘です)。
AXXE CLASSICウェットスーツの春夏モデルをサイトにアップロードしました。春夏モデルも最右翼は、やっぱりU-ZIPです。フルスーツ、シーガル、スプリングと各スタイルでお作りすることができます。
それぞれのスタイルにオール2ミリ仕様があります。オール2ミリというのは、今まであまり聞きなれない生地の厚さかもしれません。
2ミリは自分ではバックジップタイプのフルスーツを使っています。使い始めるのは、GWあたりから夏の初め、そして夏が終わって風が少し涼しくなってくる10月ごろからです。3ミリでは暑過ぎてしまう季節に快適に波乗りできます。11月中旬になってくると寒く感じるので、インナーをプラスするか3フルです(2ミリの裏起毛タイプもあります)。
水温が高い地域ではもっと長い期間使えるし、逆に水温が低い地域では早い時期から使い始めることができます。想像以上に使えるのが2ミリのフルスーツです。
私はクラゲ除けで、シーガルと同じ感覚で使っています。(半袖、苦手なんです)胸回りのラバーオプションやネック部分の防水性を高めるオプションなどもあります。用途やスタイルに合わせてご相談ください。
もうひとつはバックジップです。画像はCJモデルとANDOモデルです。
実は私、このバックジップが結構お気に入りです。昨年はU-ZIPのセミドライを作りましたが、それまではバックジップのセミドライを使ってました。
U-ZIPほどの新しさは感じられないと思いますが、実際に使ってみた使用感は従来のバックジップと比べてその進化の度合いは、U-ZIPよりも革新的じゃないかとも思ってます。
そのくらい進化しているバックジップモデルです。ストレッチファスナーのストレスの無さ、首回りのフィット感、ジッパーレスモデルと遜色ありません。バックジップ派の方なら、迷わずこれです。
3ミリ、2ミリに関しては、オートジップとそうでないものを選ぶことができます。冬用と違ってインナーネックが無いので、オートジップでなくてもそれほど問題は無いと思います。今季から、MTZというローコスト素材もチョイスすることができます(バックジップタイプのみ)
その他、ロングジョン、ショートジョン、ジャケットやベストなどのサマーアイテムもありますので、MENEHUNEウェブサイト覗いてみてください。
活さんのLOVEEみたいなシングルフィンです。長さは、6.8か6.10くらいだと思います。いろいろとインスピレーションをくれる映像です。
VANS - 70s SINGLE - ft. James Parry from Greg Dennis on Vimeo.
明日はオンショアかオフショアか?オンショアの予報が大方ですが、なんとなく早朝ならオフでできそうな予感もします(ただの勘です)。
AXXE CLASSICのお着換えポンチョが入荷しました。マイクロファイバー製で乾きが速く、ネックピローやクッションとしても使える人気商品です。
ご注文はこちらからどうぞ。
乾きが速い、と言って思い出すのはこれです。AXXE CLASSICの起毛裏地に使われているプレミアムブラック(インナーにも使われてますね)
先日もそうでしたが、ウェットを脱いでハンガーにかけ、服を着て靴下を履いて、靴を履き、それからボードを片付け終わるころには、おおよそ乾いてしまっています。水が降りてくる手首や足首はさすがに濡れてますが、もう一度ウェットを着て2ラウンド目行けそうな勢いです。
この乾きの速さも暖かさの要因だと思います。
蛇足ではありますが、脱いだウェットは裏返して乾かしますが、乾いて保管するときには元に戻してからハンガーにかけておきましょう。裏返したままでの保管はスキン、ジャージともラバーにダメージを与えます。
2022年春夏カタログも到着いたしました。人気はやっぱりU-ZIPですが、バックジップもお勧めです。見た目は昔ながらの…ですが、違います。背中のジッパーは感じないし、首回りから水は入って来ないし、実際に着ていただければ進化を多いに実感できると思います。
2月6日(日)。相模湾の海水温は、14.5℃~15℃です。水温は気温に遅れて下がってくるので、これからもう少し下がってくると思われます。気温で15℃というと季節的には春先や秋口。軽い上着があれば過ごせる比較的快適な温度ですが、水温の15℃はかなり冷たく感じます。海水の方が空気よりも、20数倍も速く体温を奪っていくからです。
冷たい海水による体温の低下を防いでくれるのが、ウェットスーツです。ウェットスーツ無しでは、命に係わる事態になります。普段、何気なく着ているウェットスーツですが、冬の海に入る私たちの命を守ってくれている存在でもあるのです。
そう考えると、おろそかには出来ない存在です。少し前に、身体のサイズに合わせて作ることの重要性をご説明しました。身体にきちんとフィットしていることによって、本来の保温性と最大限の耐久性(耐用年数)を得ることができます。
それでも、経年による生地や縫製部分の劣化は避けられません。まずダメージが現れてくるのが、ボードと身体が接している部分です。個人差はありますが、ヒジやお尻の部分の生地が薄くなってきます。
ヒジの関節の骨が出ている部分、それからお尻は波待ちでボードとお尻が接する座骨の部分です。私の3ミリフルスーツです。3~4シーズン着用したと思います。左側の座骨の部分が薄くなっています。
セミドライでは、AXXE CLASSICのバックジップ、つまりオートジップの4/3ミリを一番使っています。着用は2シーズンですが、上の画像と同じ個所がなんとなく薄くなってきています。私の場合はここがダメージが出やすい場所のようです。ヒジは大丈夫です。
座骨とボードの間に、ウェットスーツの生地が挟まれて圧迫され、生地がだんだんと潰れてきたのだと思います。生地が破れて穴が開いている訳ではありませんが、生地の内部の独立気泡体がつぶれ、お互いにつながってしまっているので、生地が破れていなくても水は浸みこんできます。
冷たい海水が侵入してきて、お尻が危険にさらされることになります。時間が経つにつれて、腰回りが冷えて寒くなってきます。
応急的な対処としては、海水を通さないインナーを着ることで冷たさを軽減することができます。そして、春になって3フルの季節になってから修理に出してください。薄くなった部分の生地を新しいものに入れ替えます。それでウェットの寿命を延ばすことができます。
生地の縫製部分の接着剤が古くなって、あちこちの縫い目からも水が浸みてくるようになってくるとそろそろ寿命です。インナーで防げるレベルならまだ使えますが、それを超えてしまうとウェットの本来の役割である保温性を保つことが難しくなります。
いつも言っていますが、ウェットだけでなく他の防寒具も重要です。特に頭部。身体からの放熱量が、一番多いところです。首から頭部を覆うことで、暖かさはかなり変わってきます。
海の中で、寒くて震えが止まらなくなったら低体温症の危険信号です。身体の内部の温度が下がってきている兆候です。夏場の熱中症は皆さん気を付けていると思いますがそれと同です。低体温症にも十分気を付けましょう。
ちょっと気が早いですが、ZEROの3ミリフルスーツが届きました。ノンジップモデルのスナイパーです。

ここ数年、冬も暖かくて4月の初めごろから3ミリフルスーツで波乗り出来ていましたが、今年はいつもの春先の水の冷たさになりそうです。本当は4月の海水は冷たいのです。
今年はいつもより寒さが厳しいようです。体調と装備をしっかりチェックして波乗り楽しみましょう。
冷たい海水による体温の低下を防いでくれるのが、ウェットスーツです。ウェットスーツ無しでは、命に係わる事態になります。普段、何気なく着ているウェットスーツですが、冬の海に入る私たちの命を守ってくれている存在でもあるのです。
そう考えると、おろそかには出来ない存在です。少し前に、身体のサイズに合わせて作ることの重要性をご説明しました。身体にきちんとフィットしていることによって、本来の保温性と最大限の耐久性(耐用年数)を得ることができます。
それでも、経年による生地や縫製部分の劣化は避けられません。まずダメージが現れてくるのが、ボードと身体が接している部分です。個人差はありますが、ヒジやお尻の部分の生地が薄くなってきます。
ヒジの関節の骨が出ている部分、それからお尻は波待ちでボードとお尻が接する座骨の部分です。私の3ミリフルスーツです。3~4シーズン着用したと思います。左側の座骨の部分が薄くなっています。
セミドライでは、AXXE CLASSICのバックジップ、つまりオートジップの4/3ミリを一番使っています。着用は2シーズンですが、上の画像と同じ個所がなんとなく薄くなってきています。私の場合はここがダメージが出やすい場所のようです。ヒジは大丈夫です。
座骨とボードの間に、ウェットスーツの生地が挟まれて圧迫され、生地がだんだんと潰れてきたのだと思います。生地が破れて穴が開いている訳ではありませんが、生地の内部の独立気泡体がつぶれ、お互いにつながってしまっているので、生地が破れていなくても水は浸みこんできます。
冷たい海水が侵入してきて、お尻が危険にさらされることになります。時間が経つにつれて、腰回りが冷えて寒くなってきます。
応急的な対処としては、海水を通さないインナーを着ることで冷たさを軽減することができます。そして、春になって3フルの季節になってから修理に出してください。薄くなった部分の生地を新しいものに入れ替えます。それでウェットの寿命を延ばすことができます。
生地の縫製部分の接着剤が古くなって、あちこちの縫い目からも水が浸みてくるようになってくるとそろそろ寿命です。インナーで防げるレベルならまだ使えますが、それを超えてしまうとウェットの本来の役割である保温性を保つことが難しくなります。
いつも言っていますが、ウェットだけでなく他の防寒具も重要です。特に頭部。身体からの放熱量が、一番多いところです。首から頭部を覆うことで、暖かさはかなり変わってきます。
海の中で、寒くて震えが止まらなくなったら低体温症の危険信号です。身体の内部の温度が下がってきている兆候です。夏場の熱中症は皆さん気を付けていると思いますがそれと同です。低体温症にも十分気を付けましょう。
ちょっと気が早いですが、ZEROの3ミリフルスーツが届きました。ノンジップモデルのスナイパーです。
ここ数年、冬も暖かくて4月の初めごろから3ミリフルスーツで波乗り出来ていましたが、今年はいつもの春先の水の冷たさになりそうです。本当は4月の海水は冷たいのです。
今年はいつもより寒さが厳しいようです。体調と装備をしっかりチェックして波乗り楽しみましょう。
波上がりましたねー。日が高くなるのと同時に波もまとまったんじゃないでしょうか。私は肩が痛くてドルフィンが出来なそうなので今日はダメ。必要なことだと分かっていますが、さらに痛くなったらと、三回目のワクチンがちょっと怖い。
なので朝はランニングです。昨日とは打って変わっていい天気。みんなあの富士山見ながら波乗りしてるんだろうなあーと思いながら眺めていました。丹沢山系の向こうに山頂をのぞかせている、南アルプスは真っ白です。
富士山の山頂を見ると風向きが分かります。オフですがちょっと西よりです(たぶん)
明日もできそうですが、西風が入ってきそうなので朝一番を狙うのがお勧めです。
さて、ウェットを作っていただいた方からノンジップがスムースに脱げないという相談をいただきました。ネックインならともかく、通常のノンジップはもう大丈夫でしょうとタカをくくっていましたが、お渡しするときにちゃんと説明しないとダメだと反省しております。
ノンジップモデルは、ZERO、AXXE CLASSIC、AIDENTIFYのラインアップにありますが、脱ぐコツは皆同じです。簡単です。
まず、外側のフラップを外します(ジッパーは完全に開ききった状態にします)。ダブルネックになっていると思いますので、折り返した首はフラップを外す前に折り返した部分を元に戻しておきます。
インナーからまずは両肩を出します。ここから、右左どちらでも良いので片方のヒジを抜けば、ウェットは脱げます。
そのままで抜けてしまう人は問題ありませんが、そうでない人はヒジを抜きやすくするために、身ごろ全体を下へ下げていきます。腹や腰のあたりを手のひら(つかむと爪でスキンを切ったりするので手のひらを使います)で下へずらします。モモのあたりも手のひらで下へ下げると股間に余裕が出てきます。そのくらい下げます。
背中側が下げにくいときは、外して背中に垂れた状態の外側のフラップを軽く下方へひっぱって背中側を下げます。注意するのは、U-ZIPやチェストジップのジッパーを完全に開いておくことです。ジッパーが途中まで開いた状態で引っ張るとジッパーの歯(務歯)にダメージを与えることがあるので注意です。
身ごろが下がればヒジは自然と抜けてくると思います。身体に密着して下げにくいときには、ムネのあたりを軽く引っ張って、ウェット内に空気を入れてあげると良いです。
注意点はジッパーを完全に開けておくのと爪を立てないようにすることです。
手首が抜きにくいときは、ヒジを抜く腕だけでも手のひらの途中まで、袖をあらかじめ抜いても良いと思います。
ジッパーレスに限りませんが、インナーを着ていると滑りが良くなって脱ぎやすくなります。スムースに脱げない人は、家で事前に脱ぐ練習してみてください。
出来る人には何でもないことですが、脱ぐのがどうも苦手と言う方はこんな感じにやってみてください。身ごろ全体の生地を下へ下げて、ヒジを抜くというのが大きな流れです。
肩が痛いのと、フォーム不足で(自分の)ボードがなかなか作れないので、こんなことでも書いているとモチベーションをキープする助けになってくれてます。
さあ、皆さんは明日は早起きして朝一ですよ。
なので朝はランニングです。昨日とは打って変わっていい天気。みんなあの富士山見ながら波乗りしてるんだろうなあーと思いながら眺めていました。丹沢山系の向こうに山頂をのぞかせている、南アルプスは真っ白です。
富士山の山頂を見ると風向きが分かります。オフですがちょっと西よりです(たぶん)
明日もできそうですが、西風が入ってきそうなので朝一番を狙うのがお勧めです。
さて、ウェットを作っていただいた方からノンジップがスムースに脱げないという相談をいただきました。ネックインならともかく、通常のノンジップはもう大丈夫でしょうとタカをくくっていましたが、お渡しするときにちゃんと説明しないとダメだと反省しております。
ノンジップモデルは、ZERO、AXXE CLASSIC、AIDENTIFYのラインアップにありますが、脱ぐコツは皆同じです。簡単です。
まず、外側のフラップを外します(ジッパーは完全に開ききった状態にします)。ダブルネックになっていると思いますので、折り返した首はフラップを外す前に折り返した部分を元に戻しておきます。
インナーからまずは両肩を出します。ここから、右左どちらでも良いので片方のヒジを抜けば、ウェットは脱げます。
そのままで抜けてしまう人は問題ありませんが、そうでない人はヒジを抜きやすくするために、身ごろ全体を下へ下げていきます。腹や腰のあたりを手のひら(つかむと爪でスキンを切ったりするので手のひらを使います)で下へずらします。モモのあたりも手のひらで下へ下げると股間に余裕が出てきます。そのくらい下げます。
背中側が下げにくいときは、外して背中に垂れた状態の外側のフラップを軽く下方へひっぱって背中側を下げます。注意するのは、U-ZIPやチェストジップのジッパーを完全に開いておくことです。ジッパーが途中まで開いた状態で引っ張るとジッパーの歯(務歯)にダメージを与えることがあるので注意です。
身ごろが下がればヒジは自然と抜けてくると思います。身体に密着して下げにくいときには、ムネのあたりを軽く引っ張って、ウェット内に空気を入れてあげると良いです。
注意点はジッパーを完全に開けておくのと爪を立てないようにすることです。
手首が抜きにくいときは、ヒジを抜く腕だけでも手のひらの途中まで、袖をあらかじめ抜いても良いと思います。
ジッパーレスに限りませんが、インナーを着ていると滑りが良くなって脱ぎやすくなります。スムースに脱げない人は、家で事前に脱ぐ練習してみてください。
出来る人には何でもないことですが、脱ぐのがどうも苦手と言う方はこんな感じにやってみてください。身ごろ全体の生地を下へ下げて、ヒジを抜くというのが大きな流れです。
肩が痛いのと、フォーム不足で(自分の)ボードがなかなか作れないので、こんなことでも書いているとモチベーションをキープする助けになってくれてます。
さあ、皆さんは明日は早起きして朝一ですよ。
オーダーいただいていたAXXE CLASSICのU-ZIPが到着しました。お待たせいたしましたが、ちょうど良いタイミングです。一昨日から雪も降って、さらに寒くなりましたがこのウェットがあれば大丈夫。寒くありません。
生地厚は4/3ミリ。一般的にはこれで千葉北、茨城まで大丈夫です。5/3ミリもありますので、ご心配な方にはそっちでばっちり。問題ありません。
5ミリのウェットは動きにくいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、今の生地は柔らかくて厚みがあっても動きやすいので心配ご無用です。ウェットを作るサイクルって、人にもよりますが、だいたい4シーズン毎くらいじゃないかと思います。実際、それ以上は浸水が増えたりと性能的に問題も出てきたりします。
4シーズンというと4年です。毎年見ていますが、ウェットの進化のスピードはびっくりするものがあります。4年経てば、いろんなことが進化しています。5/3ミリでも動きやすいのは、AXXE CLASSICに限りません。私のところで扱っているZERO、AIDENTIFY、STEAMER、どれも同様です。
オール3ミリは、とにかく軽く動きやすいウェットが欲しいと言う方向けです。この寒波ではまだ着ていませんが、私のU-ZIPはオール3ミリで、首回りもシングルネックです。
シングルネックでもダブルネック(上の画像の首回りです)に劣らず防水性はかなり高いですが、首回りが暖かいのは折り返しがあるダブルネックです。シングルネックは水は入らないものの、ちょっと涼しめです。その分はフードでカバーするつもりです。
オール3ミリでも寒くない(湘南です)のはだいぶ以前に、ネックインで実証済みです。裏起毛無しの3.5ミリのジャーフルで雪が降る寒い日に使って寒さはありませんでした。(とブログに書いたら、北陸方面の方からこっちでもそれで大丈夫です。とメッセージをいただきました。)ブーツ、グローブは着用です。
北陸は経験がないのでお勧めする自信はありませんが、3ミリでも大丈夫というのはお分かりいただけると思います。
こんな感じでいつもいろいろと書いていますが、あくまでもきちんと採寸されて、身体にフィットしているという前提だとお考え下さい。
ウェットのネット広告が良く表示されるので、勉強のためいろいろと覗かせてもらっていますが、いわゆる「吊るし」と呼ばれる既成サイズはあまりお勧めしません。既成サイズ通りに身体のサイズがあっていれば問題ありませんが、あのサイズの体型の人はこれまでたくさんの人を採寸してきましたが、あまり見たことはありません。
最初に書いた通り、今の生地は柔らかくて伸びるので、多少合わなくても着れてしまったりするのですが、どこかに必ずストレスがかかっています。伸ばされて引っ張られているラバーは耐久性が落ちます。以前も書きましたがラバーは引っ張られると内部の気泡がつぶれます。
それが繰り返されると、破れていなくてもラバーの表面から水が浸み込むようになってくるのですが、体型に合わせて作られたスーツは生地へのストレスは最小限です。オーダーで作ったスーツは身体にフィットしているのと同時に、(フィットしているのではなく「フィットさせている」ウェットと比べて)耐久性も高いのです。
ウェットスーツをオーダーメイドで気軽に作れるという環境は、他の国ではなかなか無いことだと思います。身体に合って動きやすく、耐久性も向上するオーダーメイドを利用しない手は無いと思います。(特別に費用がかかる訳でもありません。時間が1~2か月かかるだけです)
ウェットスーツは身体に合ったものを使いましょう。ウェットのスタイルや、使用生地などは使用場所やお好みに合わせてお選びしますので、いつでもご相談ください。
モーニングオブジアースのリマスターDVDが発売されていますが、サントラも良いのです。
年末に間に合うように、二週間で仕上げていただきました。STEAMERさんのフルスーツが到着しました。20年来のSTEAMERユーザーのMさまのオーダーです。
使用素材はライテス起毛。裏返すとゴン太くんみたいな色が暖かそうです。厚みは5/3ミリ。
今季、STEAMERのフルスーツは首回りのフィットに始まり、背中と首回りのバリアネックの改良、そしてこれは意図していなかった箇所ですが、バリアネックを改良することで袖付けがと背中の構造が変わって、冬の厚いラバーでもパドルが楽になったと思います。
そして今回、もうひとつ変えたのはヒザのパッドです。従来の膝パッドを廃して、タフジャージにしました。
これまでは、パッドが入った厚みがあるパーツを使っていましたが、タフジャージにするとより防水性が高い縫製ができます。それほど影響は無いかもしませんが、ウェット内部への浸水をできるだけ減らそうと考え、変えてもらいました。
防水性を考えて、首回りと手首のサイジングを少しだけきつめにしてもらったのも変更点です。
これまで、AXXE CLASSIC、ZEROというふたつの巨頭の存在があったので真冬に使うウェットスーツは、この二つのメーカーをお勧めしてきましたが、今回のリニューアルで、防水性、保温性、動きやすさの点で自信を持ってお勧めできるようになったと思います。
バージョンアップしたSTEAMERウェットスーツ、なかなかいいですよ。
運動性能を考えて、オール3ミリ+起毛という考え方もありますが、5/3ミリでも以前と比較して動きやすくなっていると思います。これはSTEAMERだけでなく、他メーカーも同様です。
起毛素材が発達しても、やっぱり暖かさは=スポンジラバーの厚さです。ウェット外部の気温と体温を断熱するのは、気泡をたっぷり含んだスポンジラバーです。生地が厚いと、比例して断熱性も高くなります。生地が厚くなる分、下半身はより柔らかいジャージにしています。(若者は3ミリでも平気だと思いますが、おっさんは無理せず5/3ミリです。)
生地に厚みがある方が耐久性もあります。ウェットの芯素材はさきほども書きましたが、小さな気泡をたくさん含んだラバーです。この小さな気泡が集まって空気の層となって、外気温と水温から身体を守ってくれます。
ラバーが引っ張られると、ラバー内部で気泡を形成しているラバーの薄い壁が少しずつ破れ、隣同士の気泡がつながっていきます。これがくりかえされると、気泡がつながりあって、水を通す経路を作ることになります。(生地厚がある方が、浸水経路が形成されにくいのは想像できます)
そうなると、見た目は何ともないのに海に入ると水が浸み込んできます。そうなってしまうのが多い箇所が、波待ちでボードの上にまたがる姿勢で引っ張られる股の部分(脱ぐときにもつい引っ張ってしまいます)や、パドルで常に伸び縮みしている脇の部分です。
今の素材は柔らかいので、既成サイズで多少サイスが合わなくても着れてしまいますが、サイズが合っていないと生地に常にストレスがかかっていることになります。生地にとっては良くない状態で着用しているということです。
それから、寒いとついつい急いでウェットを引っ張って脱いでしまいますが、ウェットを脱ぐときにはできるだけ引っ張らず、ラバーにストレスを与えないようにする方が長持ちします。
STEAMERウェットスーツ、年明けオーダーでも今冬にまだまだ間に合います。気温が下がって、今のウェットスーツでは寒いという方はご相談ください。
お知らせ:12月7日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。
新しいウェットスーツが届きました。作り過ぎです 笑。でも、サーフボードがなかなか作れない今、やっとくべきお仕事だと思います。届いたのは今回もSTEAMERさんです。
前回と同じに見えますが、ぜんぜん違います。サーフボードと違って、ウェットスーツのテストは地味ですね。でも、冬の寒い海の上で身体のコンディションを保つ、大切な道具です。
ちなみに前回はこちら。DTラバーの裏ジャージタイプ。いわゆる3フルというやつです。何度か使いましたがこのラバー、本当にいいです。ストレスの無さはもちろんですが、着心地、肌触りの良さは取り扱っている、ハイエンドメーカーにもひけを取りません。
今回作ったウェットは、裏返すとこんな風になっています。背中側です。使っている素材は、エアシュートという毛足が短めの起毛素材です。
前回のファスナーの裏は、フラップを大きくすることと、表側に出ている縫い目を直接内側に出さない構造になっていて、防水性は結構高い作りです。実際に、背中を水没させても、しばらくは水は入ってこないのですが、限界もあります。弱点は首の後ろの合わせ目です。
それで、今回は画像のように内側を完全に覆うインナーバリアです。これで、弱点はほぼカバーできます。
着てみましたが(今回は画像ナシです。前回と同じですから 笑)、苦手な首回りの圧迫感もほとんど感じません。実はインナーバリアネックには、若干のトラウマみたいなものがあって避けていたところもあるのですが、AXXE CLASSICのオートジップを着るにつれて見直し始めておりました。
実はこのインナーバリアの取り付け方を大きく変えてもらったことが、一番大きなポイントです。気になっていた部分が、スッキリ解消されました。
ZEROやAXXE CLASSICと比べてしまうと、真冬用はいまいちお勧めするのに力が入っていなかったのですが、今回のものは良いという自信があります。そういうアイデアが出てくるのも、これまでいろいろと勉強してきたウェットマニアのおかげだと思います。
今回私が作ったのは、実験くんでオール3ミリのエアシュートです。おそらくこれ一枚では、真冬は(自分は)無理だと思います。でも、例のプレミアムブラックのインナーをプラスすればたぶん大丈夫です。そんな雰囲気です。
皆さまにお勧めする冬仕様は、エアシュートなら4/3ミリ、ライテスの起毛素材は、オール3ミリと5/3ミリです。どれを選ぶかは、ご相談ください。納期は約三週間です。
STEAMER SURFSUITSはこちらをご覧ください。
新しいウェットスーツが届きました。作り過ぎです 笑。でも、サーフボードがなかなか作れない今、やっとくべきお仕事だと思います。届いたのは今回もSTEAMERさんです。
前回と同じに見えますが、ぜんぜん違います。サーフボードと違って、ウェットスーツのテストは地味ですね。でも、冬の寒い海の上で身体のコンディションを保つ、大切な道具です。
ちなみに前回はこちら。DTラバーの裏ジャージタイプ。いわゆる3フルというやつです。何度か使いましたがこのラバー、本当にいいです。ストレスの無さはもちろんですが、着心地、肌触りの良さは取り扱っている、ハイエンドメーカーにもひけを取りません。
今回作ったウェットは、裏返すとこんな風になっています。背中側です。使っている素材は、エアシュートという毛足が短めの起毛素材です。
前回のファスナーの裏は、フラップを大きくすることと、表側に出ている縫い目を直接内側に出さない構造になっていて、防水性は結構高い作りです。実際に、背中を水没させても、しばらくは水は入ってこないのですが、限界もあります。弱点は首の後ろの合わせ目です。
それで、今回は画像のように内側を完全に覆うインナーバリアです。これで、弱点はほぼカバーできます。
着てみましたが(今回は画像ナシです。前回と同じですから 笑)、苦手な首回りの圧迫感もほとんど感じません。実はインナーバリアネックには、若干のトラウマみたいなものがあって避けていたところもあるのですが、AXXE CLASSICのオートジップを着るにつれて見直し始めておりました。
実はこのインナーバリアの取り付け方を大きく変えてもらったことが、一番大きなポイントです。気になっていた部分が、スッキリ解消されました。
ZEROやAXXE CLASSICと比べてしまうと、真冬用はいまいちお勧めするのに力が入っていなかったのですが、今回のものは良いという自信があります。そういうアイデアが出てくるのも、これまでいろいろと勉強してきたウェットマニアのおかげだと思います。
今回私が作ったのは、実験くんでオール3ミリのエアシュートです。おそらくこれ一枚では、真冬は(自分は)無理だと思います。でも、例のプレミアムブラックのインナーをプラスすればたぶん大丈夫です。そんな雰囲気です。
皆さまにお勧めする冬仕様は、エアシュートなら4/3ミリ、ライテスの起毛素材は、オール3ミリと5/3ミリです。どれを選ぶかは、ご相談ください。納期は約三週間です。
STEAMER SURFSUITSはこちらをご覧ください。
首回りをリニューアルしてフィット感がぐっと高まったSTEAMERウェットスーツですが、冬に向けてテストスーツをもう一着作ってもらうことにしました。
先日作ってもらったのは、起毛無しのオール3ミリのフルスーツです。ジッパーの裏当てダブルフラップにしてもらって、防水効果を高めたバックジップです。体型にもよりますが、このダブルフラップにすれば、背中からの浸水はかなり減らすことができます(ZEROの3フルも同様の構造にしてもらっていますが、こちらも防水性は高いです)
こちらは、起毛無しのいわゆる「3フル」と呼ばれる、春秋仕様のフルスーツです。そのフルスーツにインナーや他の装備をプラスして、冬場にどれだけ快適にサーフィンすることができるかという実証実験です。
それに加え、新しくやろうとしているのは、今季から使用を始めた新しい起毛素材を使った、3ミリのフルスーツです。新しい起毛素材は、エアシュートという裏地素材です。
水を垂らしてみたら、見事に弾きました。このエアシュート、起毛素材ですが毛足は短めです。従来の起毛素材とジャージ裏の中間くらいの毛足です。
起毛素材よりも軽くて動きやすく、ジャージ素材よりも暖かいという、起毛とジャージ裏の中間に位置している新しい素材です。特長は動きやすさに加え、画像の通りに水はけがとても良いことです。
このエアシュートを使って、オール3ミリでフルスーツを作ってもらいます。今回のフルスーツは、背中のジッパーの内側にバリアネックオプションをプラスします。このバリアネックの取り付け方も改良してみようと考えています。
こちらは、裏起毛(半起毛か?)にバリアネックという正統的なセミドライスーツです。こちらは、3ミリラバー+エアシュートで冬寒くないか?という実験くんになります(エアシュートのラバーの厚みは、3/3ミリと4/3ミリがあります)。
エアシュートはまだサイトに掲載しておりません。ブラウンカラーのライテスチョコ素材(スウィーツみたいな名前ですね)は、実績がありますから問題ありませんので、皆さまにはそちらをお勧めするとしまして、エアシュートはまずは自分の身体でテストです。私は普通に寒がりですから、実験としてはちょうど良いと思います。
サーフボードが思うように作れない分、ちょうどいい機会ですので、今季はSTEAMERウェットスーツのテストに投資しようと思ってます。
AXXECLASSIC、ZEROは年明けの納品になりますが、引き続きオーダー承っております。STEAMERは今のところ、2~3週間で出来上がります。
ハルのサーフィンには、何か引き付けられるものがありますね。でも、こういうのを見ているとプリモに乗りたくなります。
Gliders Rag from EZEKIEL on Vimeo.
STEAMERさんに頼んでいた、オール3ミリのフルスーツが出来上がりました。3週間くらいで出来上がってくるのは、ありがたい限りです。新しいロゴマークもいい感じです。
早速着てみましたが、撮影はちょっと失敗。後ろに他のウェットがぶら下がったままで、下半身が良く分からなくなっちゃいました(良く見えないくらいがちょうどいいか 笑)。
首回りのフィット感、いい感じです。パドルの姿勢、ドルフィンの姿勢では首にぴったり密着してくる感じです。実際の防水性はどのくらいあるのか、早く海で使ってみたいです。
DTラバー、伸びが良くて弾力性あります。裏地のジャージの肌触りは快適です。今回は、下半身ジャージにしてみました。こっちの方が扱いは楽です。下半身はほとんどが水の中で、生地表面の気化熱による影響は受けませんからスキンでもジャージにしても暖かさは同じです。
背中のフラップも形状変更して面積が大きくなっています。着用した状態でベルクロを引っ張って固定すると、このフラップが背中に密着してくれるので、この部分からの浸水も少なくなりそうです。
ジッパーの裏はセミドライと同じ作りにしてもらいました。インナーフラップ大きいです。これが背中からの浸水をシャットアウトしてくれます(セミドライは標準ですが、3フルは1.100円アップになります)。
この裏起毛無しの3ミリフルスーツに、SURF GRIPのプレミアムブラックのインナーをプラスして、真冬にテストしてみようと思います。今年の冬はラニーニャ発生の確率が高いらしいですから、テストのしがいがあるってもんです。
私はテストですが、5/3ミリ、3/3ミリともにインナー不要の裏起毛タイプもありますので、皆さまはそちらをどうぞ。STEAMERさんは、年内の出来上がり、まだまだ間に合います。
STEAMERウェットスーツ MENEHUNE BEACH STORE
昨日は結局、海は止めて病院へ行ってみました。肩が痛いと説明するのに手っ取り早いので、五十肩とは言っておりますが、やっぱりそれとは違いそうです。
腹筋ローラーやっても、腕立て伏せやっても、懸垂やっても痛くもなんともないのです。パドルの動きだけが、ものすごく痛いという不思議で、痛い部位も関節じゃありません(五十肩は関節周辺の炎症です)
取りあえずは炎症止めをもらって帰ってきましたが、それが効かなければMRIで診ましょうということになりましたが、どうなることやらです。
明日は定休日です。

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