MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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しつこくロングボード、3回目です。書いているとだんだん頭の中がまとまってくるのです。
昨日のHOT GENERATION、ビデオを引っ張り出して見てみました。デジタルリマスターで映像がきれいになったDVDが欲しいなーと思っていましたがVHSも結構画像きれいです。ちょっと戻して、とかこのパートが見たい、というときにはかなり不便ですがビデオが見られるあいだはビデオの時代を思い出すことにしときます。
ボードに注目して改めてみるとこのビデオ、かなり面白いです。そこでビデオに登場しているボードをちょいと調べてみました。
67年の5月にリリースされているので、66年ごろからのフッテージだと思われます。66年といえばサンディエゴのオーシャンビーチでの世界大会でナットヤングが9’4”のマジックサムで優勝した年です。9’4”は当時の基準で言えばかなり短いボードと言えますから、ショートボードボード革命はここから始まったと言われています。
おそらくこの優勝の影響だと思います。66~67年当時のトレンドは(thin rail malibus with Greenough fins)グリノウフィンが付いた薄いレールのロングボードだったようです。
HOT GENERATIONにはそんなボードが目白押しです。
stringerless with concave nose, Keyo surfboards 9'6" extended pin nose with vee bottom, 8'9"little red pintail, deep vee in tail with Greenough flex fin
コンケーブノーズのストリンガーレス、KEYOサーフボード 9’6”エクステンドピンノーズ+VEEボトム、8’9”リトルレッドピンテール、ディープVEEのボトムにグリノウフレックスフィン
渋いところでは G&S noserider, Brewer Pipeliner pintailなども登場しています。
それらの「まだロングボードでしょう」的ボリュームのボードで乗っているのはベルズビーチやギタリー、バーレイヘッズの大きな波です。9フィートオーバーのボードでもナット・ヤングやボブ・マクタヴィッシュのサーフィンは先鋭的です。
大きな波を滑り降りてボトムで鋭角的にターンをして波のトップに上がっていきます。身体の使い方はクラシックロング特有のスタイリッシュな動きですが、ボードの動きはエンドレスサマーの時代とは明らかに違っています。どちらかと言えば一昨日アップしたデヴォン・ハワードの動画に近い動きです。
はい、何かがつながってきましたよ。今、ロングボードでやりたいことが見えてきたみたいです。
あとは形にしていきます。
さて、最近ちょっと人気復活気味なバードウェルのジャケットです。トランクスと同じ生地を使って、いまだにメイド イン USAの古臭い作りのジャケットを洗濯してみました。
洗ってもナイロンは縮みませんが、裏地のコットンネルと縫い目が縮みます。ですので洗ったあとにひと手間が必要です。
洗濯機から出した直後はジッパー、脇、袖、ポケットの縫い目が縮んで、なんだか可哀想な状態です。
このまま乾かすと妙な形になってしまいますので、濡れているあいだに形を整えます。ジッパー、脇のライン、袖の縫い目、ポケットの縫い目、背中のネルのライナーなど縮んでいるところを手で引っ張って伸ばして形を整えていきます。
強く引っ張っても大丈夫ですが、生地の合わせ目に力がかからないように持つ位置を気をつけてください(特に脇の下や肩の縫い目です)
そうやって引っ張って元通りの形に近くなったらOKです。そのまま干してください。
オリーブはもう10年選手です。ちょっと生地がヘタってきましたがまだまだ着られます。
昨日のHOT GENERATION、ビデオを引っ張り出して見てみました。デジタルリマスターで映像がきれいになったDVDが欲しいなーと思っていましたがVHSも結構画像きれいです。ちょっと戻して、とかこのパートが見たい、というときにはかなり不便ですがビデオが見られるあいだはビデオの時代を思い出すことにしときます。
ボードに注目して改めてみるとこのビデオ、かなり面白いです。そこでビデオに登場しているボードをちょいと調べてみました。
67年の5月にリリースされているので、66年ごろからのフッテージだと思われます。66年といえばサンディエゴのオーシャンビーチでの世界大会でナットヤングが9’4”のマジックサムで優勝した年です。9’4”は当時の基準で言えばかなり短いボードと言えますから、ショートボードボード革命はここから始まったと言われています。
おそらくこの優勝の影響だと思います。66~67年当時のトレンドは(thin rail malibus with Greenough fins)グリノウフィンが付いた薄いレールのロングボードだったようです。
HOT GENERATIONにはそんなボードが目白押しです。
stringerless with concave nose, Keyo surfboards 9'6" extended pin nose with vee bottom, 8'9"little red pintail, deep vee in tail with Greenough flex fin
コンケーブノーズのストリンガーレス、KEYOサーフボード 9’6”エクステンドピンノーズ+VEEボトム、8’9”リトルレッドピンテール、ディープVEEのボトムにグリノウフレックスフィン
渋いところでは G&S noserider, Brewer Pipeliner pintailなども登場しています。
それらの「まだロングボードでしょう」的ボリュームのボードで乗っているのはベルズビーチやギタリー、バーレイヘッズの大きな波です。9フィートオーバーのボードでもナット・ヤングやボブ・マクタヴィッシュのサーフィンは先鋭的です。
大きな波を滑り降りてボトムで鋭角的にターンをして波のトップに上がっていきます。身体の使い方はクラシックロング特有のスタイリッシュな動きですが、ボードの動きはエンドレスサマーの時代とは明らかに違っています。どちらかと言えば一昨日アップしたデヴォン・ハワードの動画に近い動きです。
はい、何かがつながってきましたよ。今、ロングボードでやりたいことが見えてきたみたいです。
あとは形にしていきます。
さて、最近ちょっと人気復活気味なバードウェルのジャケットです。トランクスと同じ生地を使って、いまだにメイド イン USAの古臭い作りのジャケットを洗濯してみました。
洗ってもナイロンは縮みませんが、裏地のコットンネルと縫い目が縮みます。ですので洗ったあとにひと手間が必要です。
洗濯機から出した直後はジッパー、脇、袖、ポケットの縫い目が縮んで、なんだか可哀想な状態です。
このまま乾かすと妙な形になってしまいますので、濡れているあいだに形を整えます。ジッパー、脇のライン、袖の縫い目、ポケットの縫い目、背中のネルのライナーなど縮んでいるところを手で引っ張って伸ばして形を整えていきます。
強く引っ張っても大丈夫ですが、生地の合わせ目に力がかからないように持つ位置を気をつけてください(特に脇の下や肩の縫い目です)
そうやって引っ張って元通りの形に近くなったらOKです。そのまま干してください。
オリーブはもう10年選手です。ちょっと生地がヘタってきましたがまだまだ着られます。
ポール・ウィツィグのホット・ジェネレーション。67年の映像です。ボードはまだロングボードですが、丸いレールでロッカーがフラットないわゆるログと呼んでいるロングボードとは形が違っているのがわかります。
ボードは60年代初期のものと比べると薄く、レールもシャープな感じです。ノーズがスクープノーズになっていて、フィンは見えませんが、Dフィンタイプの大きなものではなくナットヤングの「マジック・サム」のような細長いフィンが付いていると想像できます(グリノウも登場してます。しかし、登場するサーファーみんなすごいですが、中でもナットヤングとミジェット・ファレリーやばいです。)
ロングボードの最後の時代を飾るサーフムービーと言えそうですが、なんだかいま一番気になっているロングボーディングがちょうどこの時代なのです。
それで(笑)ちょうど手元にあるのが67年製のハンセン・マスター。ホット・ジェネレーションの時代のマスターピースのうちの1本です。
薄いレールにスクープノーズ、ラウンドピンテールもなんだか新しいです。ボトムはトライプレーンハルで、ただのログではありません。昨日、ポロッと書きましたがクリステンソンのC-HUGもこの時代のデザインに近いものがあるように感じて、ちょっと気になっているのです。
クラシックでひとくくりにされてしまう60年代のサーフィンにもいろいろあるのです。自分でもまだよく見えていませんが、このあたりを掘ってみようかと考えています。
まずはハンセンに乗らなくちゃ。
以前フェイスブックで紹介した動画です。デヴォン・ハワードの66年G&Sでのサーフィン。
ワン・カリフォルニア・デイではミッドレングスのC-BUCKETでのスムースできれいなサーフィンで登場しているけれど、知名度は高いような高くないようなデヴォン・ハワード。知らない人もいるけれど、好きな人はぞっこんに大好きなマニア受けするサーファーかもしれません。
タイラーサーフボードのダブルステップデッキの動画でもそうでしたが、きれいな中にパワフルさが合わさったロングボーディングは目が離せなくなります。
トリミングとノーズライドは力が抜けてきれいの一言です。パワフルなイメージももしかするとあんまり無いのかもしれません。でもカットバックのターンは本当にパワフルです。クラシックなロングボードをあそこまでカービングさせるサーファーは他にはなかなかいないんじゃないでしょうか。
波を捕まえるのは簡単なロングボードですが、奥は本当に深いです。
フィッシュも乗りますが、さて次のロングボードは何にしようかな。今はクリスのC-HUGが気になっています。
ワン・カリフォルニア・デイではミッドレングスのC-BUCKETでのスムースできれいなサーフィンで登場しているけれど、知名度は高いような高くないようなデヴォン・ハワード。知らない人もいるけれど、好きな人はぞっこんに大好きなマニア受けするサーファーかもしれません。
タイラーサーフボードのダブルステップデッキの動画でもそうでしたが、きれいな中にパワフルさが合わさったロングボーディングは目が離せなくなります。
トリミングとノーズライドは力が抜けてきれいの一言です。パワフルなイメージももしかするとあんまり無いのかもしれません。でもカットバックのターンは本当にパワフルです。クラシックなロングボードをあそこまでカービングさせるサーファーは他にはなかなかいないんじゃないでしょうか。
Devon Howard x Tyler Hatzikian V.2 from erik derman on Vimeo.
波を捕まえるのは簡単なロングボードですが、奥は本当に深いです。
フィッシュも乗りますが、さて次のロングボードは何にしようかな。今はクリスのC-HUGが気になっています。
ナルトトランクス、昨年はタイミングを外して作り損ねてしまったので今年こそはと2~3日前からいろいろと考えていましたが、なかなか決まらない。この男、意外と優柔不断のようです。
いま愛用しているのは、HI STANDARDのピンクとネイビー(上の写真に写ってます。)同じモデルじゃ面白くないので、まずはモデル決めです。
60年代ちっくなのは、なんといってもDORAとMIKEです。片足にバンド1本なんてシンプルで渋いです。MIKEのウェストバンドの色を変えずに裾だけ色を変えてみても面白そうだけど、昔バードウェルのをよく履いていたから、ちょっと違う感じにしたいしなあ、といろいろ迷います。
ちなみに左がDORAで右がMIKEです。
お分かりだと思いますが、DORAはかのミッキー・ドラが履いていたトランクス、MIKEはマイク・ドイルが履いていたトランクスのデザインです。60sフリークは迷わずこれですね。
いろいろ考えてモデルはTHE BANDに決定。THE BANDはこんなのです。
これも60年代のBINGサーフボードチームを彷彿とさせるデザインですが、ウェストのバンド部分が無くて今風(?)の曲線フィットです(バンドがあるモデルはバードウェルのと同じようにウェストラインが直線でクラシックなデザインです)
一昨年、レングスを6センチ長めのバージョンで作ってもらったやつは、ちょっと長すぎで(それでも他と比べると短いですが)ほぼウォークショーツ使いになってしまっているので、レングスはレギュラーの短いやつです。
やっぱり短い方がカッコイイのです。
新色のブルー系、ビーチブルーとブルーグレーがいい感じなので、それをなんとか使いたい。ビーチブルーは上の写真の左下のブルーです。濡らすとさらにいい色です。
結局、こんなシンプルなデザインが出来上がりました。THE BANDなんですがBANDは無し。いろんな要素を削っていって、ポケットだけで、後姿でほんのちょっとだけ主張することにしました。身頃がビーチブルーで、ポケットはブルーグレイ。そしてフラップがホワイトです。
ちなみに最初の案はコレ。これも爽やかな雰囲気で素敵なのですが、バンドのホワイトをポケットのフラップまで濃縮させました。今回はよりシンプルにシンプルにをテーマにしましたがシンプル過ぎても面白くないので最初のイメージをポケットだけに残して上のようになりました。
波乗りしているとお尻って意外と目立つので、きっといいんじゃないかと思います。
ナルトトランクス、こんな感じでいろいろカスタムできます。迷っている方はオーダー前にお気軽にご相談ください。
さて、今年の夏の楽しみがひとつ増えましたよ。
NALUTOトランクス、カラーが増えて全20色から選べるようになりました。
IさんオーダーのBOOGIEが完成しました。薄いイエローグリーンのピグメントにボトムはクリアではなくうっすらとティントで色をいれました。デッキ側にはうっすらエクストラクロスが見えて、おしゃれに出来上がりました。ばっちりです。
最近、KKサーフボードのライダーやユーザーが集まれば話題はもっぱらこのBOOGIEです。みんなでブギブギ言っています。
最初に見たときには正直言って「何じゃこりゃー」でした。広い幅、さらに広いノーズ、スポンジボードみたいなノーズ、厚いレール、ノーズ、テール…半信半疑でオーダーしましたが、1回乗ったら「疑ってどうもすいませんでした~」で、2回目は「いいじゃんこれ」になって、3回目からはもう笑いが止まりません。
なんでこんなボード考えついたんですか?とシェイプされた方に聞いてみたら、昔作って乗ってて、調子良くて大会で3回くらい勝っちゃったんですよ、としっかり根拠があるお答えでした。
まずテイクオフ速いです。浮力があるから当然でしょ、と思うかもしれませんそれだけではありません。ボードのバランスです。ボードの前へ、前へと体重を乗せていくようにパドルしているとスルッと滑り出します。
とにかくボードが走ります。これが快感です。踏んでいくとグングン加速します。乗り手の動作にすぐ反応してくれます。レスポンスがとてもいいのです。私が乗っているところを見た人が「波の先の平らなところも走ってましたよ」と言ってくださいましたが、私はいったいどこを走っていたんでしょう?というくらい乗り手が私でもそのくらい走っちゃうボードです。
そんなときにはぶ厚いボードのボリュームは不思議なくらいぜんぜん感じません。
ツインフィンなので動きは軽いです。体重のかけ方でカットバックはフィッシュのようにドライブしてくれるし、ツインフィンらしくルースにも回ってくれます。今のところ走らせるのが面白くて、まだそれほど意識して試みていないので、これからいろいろとやってみたいと思っています。
BOOGIE、本当に楽しめるボードです。
ドルフィンスルー、英語で書くとDOLPHIN THROUGH。英語だと’DUCK DIVE’ THROUGHが正しいようですが、イルカもアヒルもやりたいことは同じです。波は岸へ向かって行き、私たちサーファーは沖へ向かいます。途中で必ず波とぶつかることになりますが、ぶつかったときに岸へできるだけ戻されずに波をやりすごすテクニックのひとつです。
私のようにロングボードから短いボードに入ったサーファーが、まずぶつかるのがドルフィンスルーです(うなずきましたね?)しかも、そういうサーファーが乗っているボードは大抵において浮力が大きい。つまり潜りにくい(またうなずきましたね?)
苦手な上に、浮力が大きい…大変です。
そこで浮力が大きいサーフボードの沈めかたを考えてみることにしました。浮力が大きいということについては個人差があると思いますが、6フィート代後半から7フィートちょっとくらいまでのボードをイメージしてお話をしています。
6フィートくらいのフィッシュは浮力はかなりありますが、そのくらいなら普通にドルフィンスルーで波を抜けられます(最近よく乗っているBOOGIEは6フィートですが、上の部類に入ります)もしこのくらいの浮力のボードでも難しいと
感じていたらこのまま読んでみてください。
長さが8フィートくらいになってくるとちょっと無理っぽくなってくるので、あきらめてローリングです(カツさんは8.4くらいでも潜っちゃいます)
8.4でドルフィンは特別として、イメージとしてはBOOGIEからプリモくらいのミッドレングスと考えてください。
前置きが長くなりましたが、下の二つの絵を見てください。
左がドルフィン失敗、右が成功です。
これだけでは全然分からないので、ここから解説です。よーく見比べてみてください。上の絵の右と左で書きたかったのは、ボードを沈める角度の違いです。
左の方が急角度で沈めています。イメージとしては、波が来たぞ。さあ、ドルフィンスタート。ノーズがすっぽり潜って、さあ行くぞ。となったところでテールが沈まずにそのまま波に巻かれてしまいました。
これがショートボードのように浮力が少ないボードだったら、何の問題もなくスポッと潜って、波の裏側から浮かんでこれたと思います。(あくまでも浮力が大きいボードという前提です)
浮力が大きいボードでは、ノーズを急角度で沈めてしまうと、テール方向へ海中から飛び出そうとする力が働きます。結果、足で沈める側にボードの浮力(浮き上がろうとする反発力)の多くがかかってしまって、その力を抑えこんで沈めるのが難しくなり、頭沈んで、お尻沈まずの体勢が出来上がってしまいます。
右の絵は成功しています。ノーズからすっぽり潜ろうとせずに、ノーズを沈めつつテールを沈めていきます。ダイブするのではなく、ボードの全体を沈めていくイメージです。
手を付く位置もポイントです。ショートボードのドルフィンではボードのレールを持つ位置は肩より少し下くらい。たぶんテイクオフのときに手を付く位置くらいです。
ノーズに浮力があるボードでは、それと同じ位置に手を付いたのではノーズが沈んでくれません。気持ち前方、ノーズ寄りを持ちます。ボリュームがあるノーズを沈めてあげる気持ちです。そして足でテールを沈めます。もう一方の足は空中を蹴って反動をつけます。
それでも沈みにくいときは、レールを右、左(左、右でもいいです)と順番に沈めていくとより楽に沈んでくれます。右、左とやる分時間がかかるので、早めに動作を開始します。
うまく潜れないという人は、張り切ってノーズを沈めすぎているかもです。先にも書きましたが、ノーズを急角度で沈めるとボードの浮力で海面に残っているテール方向へ戻ろうとする反発力が働きます。
昨年の台風シーズンは7.3のプリモと6.2のぶ厚いシングルフィンを主に使っていましたが、大きなスープに戻されることはあっても、波のインパクトはくぐり抜けられていました。
腕の力や体重などで個人差があると思いますが、お悩みの方は試してみてください。
午前中はNALUTOとPGの展示会へ行っておりました。THE BANDベースのしましまの6FIX、相変わらず人気です。いつも色を考えているうちに夏になってしまうので、今年は早めに作りたいです。
これもTHE BAND。THE BANDが一番人気です。
私のようにロングボードから短いボードに入ったサーファーが、まずぶつかるのがドルフィンスルーです(うなずきましたね?)しかも、そういうサーファーが乗っているボードは大抵において浮力が大きい。つまり潜りにくい(またうなずきましたね?)
苦手な上に、浮力が大きい…大変です。
そこで浮力が大きいサーフボードの沈めかたを考えてみることにしました。浮力が大きいということについては個人差があると思いますが、6フィート代後半から7フィートちょっとくらいまでのボードをイメージしてお話をしています。
6フィートくらいのフィッシュは浮力はかなりありますが、そのくらいなら普通にドルフィンスルーで波を抜けられます(最近よく乗っているBOOGIEは6フィートですが、上の部類に入ります)もしこのくらいの浮力のボードでも難しいと
感じていたらこのまま読んでみてください。
長さが8フィートくらいになってくるとちょっと無理っぽくなってくるので、あきらめてローリングです(カツさんは8.4くらいでも潜っちゃいます)
8.4でドルフィンは特別として、イメージとしてはBOOGIEからプリモくらいのミッドレングスと考えてください。
前置きが長くなりましたが、下の二つの絵を見てください。
左がドルフィン失敗、右が成功です。
これだけでは全然分からないので、ここから解説です。よーく見比べてみてください。上の絵の右と左で書きたかったのは、ボードを沈める角度の違いです。
左の方が急角度で沈めています。イメージとしては、波が来たぞ。さあ、ドルフィンスタート。ノーズがすっぽり潜って、さあ行くぞ。となったところでテールが沈まずにそのまま波に巻かれてしまいました。
これがショートボードのように浮力が少ないボードだったら、何の問題もなくスポッと潜って、波の裏側から浮かんでこれたと思います。(あくまでも浮力が大きいボードという前提です)
浮力が大きいボードでは、ノーズを急角度で沈めてしまうと、テール方向へ海中から飛び出そうとする力が働きます。結果、足で沈める側にボードの浮力(浮き上がろうとする反発力)の多くがかかってしまって、その力を抑えこんで沈めるのが難しくなり、頭沈んで、お尻沈まずの体勢が出来上がってしまいます。
右の絵は成功しています。ノーズからすっぽり潜ろうとせずに、ノーズを沈めつつテールを沈めていきます。ダイブするのではなく、ボードの全体を沈めていくイメージです。
手を付く位置もポイントです。ショートボードのドルフィンではボードのレールを持つ位置は肩より少し下くらい。たぶんテイクオフのときに手を付く位置くらいです。
ノーズに浮力があるボードでは、それと同じ位置に手を付いたのではノーズが沈んでくれません。気持ち前方、ノーズ寄りを持ちます。ボリュームがあるノーズを沈めてあげる気持ちです。そして足でテールを沈めます。もう一方の足は空中を蹴って反動をつけます。
それでも沈みにくいときは、レールを右、左(左、右でもいいです)と順番に沈めていくとより楽に沈んでくれます。右、左とやる分時間がかかるので、早めに動作を開始します。
うまく潜れないという人は、張り切ってノーズを沈めすぎているかもです。先にも書きましたが、ノーズを急角度で沈めるとボードの浮力で海面に残っているテール方向へ戻ろうとする反発力が働きます。
昨年の台風シーズンは7.3のプリモと6.2のぶ厚いシングルフィンを主に使っていましたが、大きなスープに戻されることはあっても、波のインパクトはくぐり抜けられていました。
腕の力や体重などで個人差があると思いますが、お悩みの方は試してみてください。
午前中はNALUTOとPGの展示会へ行っておりました。THE BANDベースのしましまの6FIX、相変わらず人気です。いつも色を考えているうちに夏になってしまうので、今年は早めに作りたいです。
これもTHE BAND。THE BANDが一番人気です。
ハレイワビーチパークで自分の腰を指圧している、当時は腰痛持ちだった私。2002年の年末の写真です。足元にあるのはクリス・クリステンソンのFISH。もう十年以上前の写真です(ちなみに波のサイズは背丈ちょっとの小波)
ボードのサイズは6フィート。今考えると大きなフィッシュですが、この頃はまだ短いボードに乗り始めたばかりで、たしか6.10くらいのVEEボトムに乗っていたので、このサイズでもずいぶん小さく感じました。このときにフィッシュに始めて乗って、ほとんど波には乗れず、パドルばっかりしていたと思います。
でもすぐに慣れて、FISHというボードが面白くて仕方なくなりました。それに合わせてボードも短いものをクリステンソンにシェイプしてもらい、ショップでも彼のFISHを扱いはじめました。それから2~3年後に、このFISHがブレイクするわけですが、このときにはそんなことは予想もしていませんでした。
流行りはじめると興味が離れてしまう私はただの天邪鬼ですが、そのとおりにだんだんFISH以外に目が行くようになって、あんなに面白かったはずのFISHにはほとんど乗らなくなっていました。
でも突然ですが今、またFISHに乗りたくて仕方なくなっています。あの感じを思い出させてくれたのはBOOGIEです。
先週の木曜日、ムネちょっとくらいの波がありましたが、そのときのBOOGIEでの波乗りがFISHの感覚を思い出せてくれました。
波が壁になったところを両面フォイルのキールフィンでドライブさせているときのあの感じ。波が厚いセクションもスムースに走ってくれるあの感じ。厚い波がまた立ち上がってきたのに合わせてボードを踏みこむと反応良く加速してくれてスピードが付いていくあの感じ。キールフィンでのカットバックのドライブ感(うまく決まれば)。あの感じです。
BOOGIEはもちろん素晴らしいのですが、クラシックフィッシュのあの感じをまた味わいたくなってしまいました。BOOGIEのせいです。最近は流行りは落ち着いて、本当に好きな人だけが残ってFISHに乗り続けていると思います。
FISH、やっぱりいいじゃん。
イメージはこんな感じ。幅は広めでテールも広めのパラレルなアウトライン。ノーズはKK FISHくらい丸くして、長さは楽に楽しめるように少し長めで5.8か5.10。フィンは大きすぎない両面フォイルのキールフィンを真っ直ぐにグラスオン。
皆さん、FISH乗ってますか?
NALUTOトランクス、新色出ました。いままでの14色に、ブラウン、スレートブルー、オリーブグリーンなどちょい渋めのカラーを加えて全部で20色になりました。
店頭ではサンプルを用意してお待ちしております。ネットからのご注文は現在、色のサンプルを作成中ですので少しだけお待ちください。
選ぶ楽しみ(と悩み)が増えました。
さてピンクの二ーボードがリペアから戻ってきました。
FCSのプラグの回りのヒビを取って、プラグの回りに4オンスのクロスを一枚補強として入れてもらいました。
クロスを入れた部分は全く分かりませんが、クロスが一枚入っているので見て分からなくてもリペア前の状態よりもクロスの厚さ分だけFCSのプラグよりも(ボトムが)高くなっているはずなので、もう一度調整し直しです。
ボトムが高くなった(ラミネートが厚くなった)分、フィンのベースを削ってFCSのネジを締めたときにボードとフィンが干渉しないように調節します。FCSプラグ用では無いパワーベースフィンを使っているということもありますが、FCS専用のフィンを取り付けるときにも同じ作業をした方がいい場合があります。
フィンをプラグにセットしてネジを締め付けて外れないように取り付けますが、ネジをしっかりと締めつけたときにフィンの根元がサーフボードのラミネートに食い込み過ぎてラミネートをキズ付けてしまいそうになる場合があります。
フィンのベースをボトムに密着させるのでフィンの跡が多少残ってしまうのは仕方ありませんが、ラミネートに食い込んでしまうのは密着しすぎです。使っているうちに水が入って変色していまいます。たまーにそうなったのを見かけることがあります。
そんなときにはフィンの根元を少しずつ削って、食い込まず、隙間が空かないようにボードにフィンを合わせていきます。
フィンBOXにセンターフィンを取り付けるときには、フィンの幅をBOXの幅を合わせるためにフィンを削るのはよくあることですが、FCSも同じようにボードに合わせることが必要な場合があります。FCSフィンのボードを使っている方はフィンの根元を見直してみてください。
もし、ネジが古くなってFCSの六角レンチでは取り外せなくなったら…たまにそんなことも起こりますがとっても困ります。そんなときには、先端が星型のトルクスレンチをお試しください。六角レンチで空回りしてしまうネジでもがっちり噛んで回してくれます。
クラシックなキールフィンのフィッシュからすべては始まったように思います。トラディショナルなフィッシュの形状ではないですが、クールな映像です。
やっぱり、結局、フィッシュじゃない?
BOOGIEのおかげだな、これは。
GO FISHN' AGAINの予感です。
Moss Eco-Flex Surfboards from erik derman on Vimeo.
やっぱり、結局、フィッシュじゃない?
BOOGIEのおかげだな、これは。
GO FISHN' AGAINの予感です。
昼前まではオフショアで持ってくれました。サイズはセットでムネくらい。結構いい波でした。他の皆さんも昨日、一昨日はオンショア情報に惑わされたようです。私だけじゃありませんでした。まあ、今日ばっちりできたので○としましょう。
ボードはプリモとBOOGIE TWINを持っていきましたが、ずっとこっちに乗っていました。
テイクオフ、楽々でとにかく走ります。走りすぎるくらいです。ボリュームがあるのでトロいセクションも簡単につなげられて、ショルダーが張ってくると加速装置がカチリと入ります。
おかげで何本もロングライドできました。この次はカットバックを掘り下げてみたいと思います。今日ずっとやっていて、浮力があるボードのドルフィンのコツみたいなものがなんとなく見えたので、そのうち書いてみようと思います。
BOOGIE面白くて楽しめるボードです。
ウェットは3ミリ軽量ジャージのネックインで快適でした。冬用の4ミリのように胸と肩周りに余裕はとっていませんがSULのおかげでパドルは楽チンです。胸と肩周りは今期から若干余裕を持たせるルーズフィットとぴったりフィットのジャストフィットのどちらかが選べるようになりました。ウェットの進化はほんとすごいです。
それでは、12、13日はお休みいただきます。よろしくお願いします。
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