MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
アーカイブ
カウンター
昨日の丸太切りのおかげで身体の後半分が筋肉痛です。頭の中もまだ少しボーっとしています(いつもか…)昨日のお客さまは鹿児島は江口浜のアクティブスポーツGANKOのオーナー&シェイパー後夷(うしろえびす)さん。先日の写真集の出版パーティで、すっかり意気投合してしまった方です。
濱田酒造の焼酎「海童」の広告に登場している、いかつい顔のオヤジさん(笑)ですが、話しているとなぜか気持ちが和んでくるような気がする親近感を勝手に持たせていただいております。
店でクリスとカツさんのハルをチェックしつつボード談義に盛り上がり、場所を町田の老舗 創業120年の「桜肉 柿島屋」へ移し、大ジョッキを片手にさらに盛り上がりました。
探究心、研究心、好奇心、そして行動力たっぷりで、気持ちがいいくらいの筋金入りの職人シェイパーという感じのエビスさんですが鹿児島からの長旅(&お買い物)の疲れなど微塵も感じさせない勢いで、お話しとビールが進んでいきました。ご馳走するつもりが逆にご馳走になってしまってどーもすいませんでした。
楽しかったです。鹿児島いかんばいけんねー。
焼酎もいただきました。濱田酒造「海童」カツさんとともに飲ませていただきます。
これがエビスさんの最新作。バレルクルーズサーフボード、杉のウッドボード。形を作ってからいったんバラして中をくりぬいているそうです。渋いです。
カウンターチェアー、先ほど旅立ちましたよ~。
濱田酒造の焼酎「海童」の広告に登場している、いかつい顔のオヤジさん(笑)ですが、話しているとなぜか気持ちが和んでくるような気がする親近感を勝手に持たせていただいております。
店でクリスとカツさんのハルをチェックしつつボード談義に盛り上がり、場所を町田の老舗 創業120年の「桜肉 柿島屋」へ移し、大ジョッキを片手にさらに盛り上がりました。
探究心、研究心、好奇心、そして行動力たっぷりで、気持ちがいいくらいの筋金入りの職人シェイパーという感じのエビスさんですが鹿児島からの長旅(&お買い物)の疲れなど微塵も感じさせない勢いで、お話しとビールが進んでいきました。ご馳走するつもりが逆にご馳走になってしまってどーもすいませんでした。
楽しかったです。鹿児島いかんばいけんねー。
焼酎もいただきました。濱田酒造「海童」カツさんとともに飲ませていただきます。
これがエビスさんの最新作。バレルクルーズサーフボード、杉のウッドボード。形を作ってからいったんバラして中をくりぬいているそうです。渋いです。
カウンターチェアー、先ほど旅立ちましたよ~。
一足お先にお願いをしてAXXE CLASSICの最新モデルを作っていただきました。シ・ワールドさん、いつもありがとうございます。これからのシーズン用の3mm ボヘミアンⅢです。
素材はスーパーネッスルのさらに進化版というハイパーネッスルを使用していてノーストレスの着用感です。真冬用のボヘミアンⅡは作っていただいた方々皆さまからは、着脱が楽々(特に脱ぐのが)、薄くても暖かい、動きとパドルのストレスが無いと高い評価のフィードバックをいただいています。
今回のボヘミアンⅢは被りのパーツを小さくし、背中の縫い目を小さくしているのでさらにストレスが無くなっています。AXXEウェットスーツはサーファージャーナルにもフューチャーされ、アメリカでの人気も高まりつつあります。アメリカの有名サーフショップ(笑)でも取り扱われています。
3mmのフルスーツというと少し贅沢な感じもありますが、湘南では春先から初夏、秋口から年末くらいまで使えるので一着あるとかなり重宝します。シーガルやロンスプでちょうどいいときでも暑いということはありません。私は3mmフルスーツを一番使っていると思います。
月末からAXXEウェットスーツは恒例の早期受注キャンペーンを開催します。そのあとは各社さんにタイアップをお願いしてオーダーフェアをやりたいと思ってます。詳細は追ってお知らせいたします。
今日は話題もうひとつ。
ジェリー・ロペスさんのサーフ・リアライゼーションの原書を手に入れました。
サーフ・リアライゼーションはすでにトイレの常備本。座るたびに開いては読んでいます。何度読んでも素晴らしい本だと思います。
原題は「SURF IS WHERE YOU FIND IT」サーファーでも読めるように(笑)に書かれているので私でもなんとか読めそう。英語の勉強ですね。こんな本が教科書ならみんな英語の授業が好きになるかも。
「SURF IS WHERE YOU FIND IT」直訳すれば、「波はあなたが見つけた所にある」みたいな感じかな?たぶん、自分次第で波はいろんなところにあると言うことだと思います。大切なのは自分がどう感じるかということなのでしょう。
英語はイヤだという人は日本語版。こちらで買えます。
素材はスーパーネッスルのさらに進化版というハイパーネッスルを使用していてノーストレスの着用感です。真冬用のボヘミアンⅡは作っていただいた方々皆さまからは、着脱が楽々(特に脱ぐのが)、薄くても暖かい、動きとパドルのストレスが無いと高い評価のフィードバックをいただいています。
今回のボヘミアンⅢは被りのパーツを小さくし、背中の縫い目を小さくしているのでさらにストレスが無くなっています。AXXEウェットスーツはサーファージャーナルにもフューチャーされ、アメリカでの人気も高まりつつあります。アメリカの有名サーフショップ(笑)でも取り扱われています。
3mmのフルスーツというと少し贅沢な感じもありますが、湘南では春先から初夏、秋口から年末くらいまで使えるので一着あるとかなり重宝します。シーガルやロンスプでちょうどいいときでも暑いということはありません。私は3mmフルスーツを一番使っていると思います。
月末からAXXEウェットスーツは恒例の早期受注キャンペーンを開催します。そのあとは各社さんにタイアップをお願いしてオーダーフェアをやりたいと思ってます。詳細は追ってお知らせいたします。
今日は話題もうひとつ。
ジェリー・ロペスさんのサーフ・リアライゼーションの原書を手に入れました。
サーフ・リアライゼーションはすでにトイレの常備本。座るたびに開いては読んでいます。何度読んでも素晴らしい本だと思います。
原題は「SURF IS WHERE YOU FIND IT」サーファーでも読めるように(笑)に書かれているので私でもなんとか読めそう。英語の勉強ですね。こんな本が教科書ならみんな英語の授業が好きになるかも。
「SURF IS WHERE YOU FIND IT」直訳すれば、「波はあなたが見つけた所にある」みたいな感じかな?たぶん、自分次第で波はいろんなところにあると言うことだと思います。大切なのは自分がどう感じるかということなのでしょう。
英語はイヤだという人は日本語版。こちらで買えます。
昨日はサーフボードファクトリーで、ミーティング(雑談)ハワイの話をしていたら、なんとなく懐かしくなって昔の写真を探してみました。12~3年前のハワイノースショアです。
まずはワイメアをチェック(もちろんチェックのみ…)
そしてパイプライン。
この日は大きいウエストスウェルが入っていて、沖のセカンドリーフから割れてくるヒュージパイプに圧倒されて立ちすくんでいるところです。
この日沖に出ていたのは脇田氏とリアム・マクナマラ氏。スタンディングは二人だけ。あとはボディボーダーとボディ・サーファーが数名。ショーン・ブライリーがゲティングアウトを試みたもののボードをもぎ取られ流されてしまいましたが、ストロングカレントと大波の中、ジェットスキーを巧みに操るテリー・アフエによって無事レスキュー。インサイドは人が走るのと同じくらいの速さのカレントがエフカイ側に流れていました。
脇田氏とリアム氏はバス一台がすっぽり入りそうなくらいの巨大なチューブを抜けていました。そのたびにビーチは大歓声です。だれかが海に入っていくだけで歓声があがるような特別な一日を目撃することができました。こういうものを見せ付けられると自分がサーファーだなんてとても言えません。
そしてサンセット・ビーチ。手前の赤い車のボンネットに腰掛けているのが私。
この日だったかな?記憶が定かではないのですが、10~12フィートのサンセットで普通にロングの大会をやっていたのを見ました。ラスティ、ディノ、ジョーイ、ランス、ボンガらがガンガン突っ込んでいました(このときのコンテストはビデオになりました。)もっと曇っていたような気もします。
私はコイツで水遊びしていました。
ダイアモンドヘッドが珍しくずっと無風で、いい思いをたくさんさせていただいたように思います。
こんな寒い雨の日は暖かなハワイのことでも想像していましょう。
まずはワイメアをチェック(もちろんチェックのみ…)
そしてパイプライン。
この日は大きいウエストスウェルが入っていて、沖のセカンドリーフから割れてくるヒュージパイプに圧倒されて立ちすくんでいるところです。
この日沖に出ていたのは脇田氏とリアム・マクナマラ氏。スタンディングは二人だけ。あとはボディボーダーとボディ・サーファーが数名。ショーン・ブライリーがゲティングアウトを試みたもののボードをもぎ取られ流されてしまいましたが、ストロングカレントと大波の中、ジェットスキーを巧みに操るテリー・アフエによって無事レスキュー。インサイドは人が走るのと同じくらいの速さのカレントがエフカイ側に流れていました。
脇田氏とリアム氏はバス一台がすっぽり入りそうなくらいの巨大なチューブを抜けていました。そのたびにビーチは大歓声です。だれかが海に入っていくだけで歓声があがるような特別な一日を目撃することができました。こういうものを見せ付けられると自分がサーファーだなんてとても言えません。
そしてサンセット・ビーチ。手前の赤い車のボンネットに腰掛けているのが私。
この日だったかな?記憶が定かではないのですが、10~12フィートのサンセットで普通にロングの大会をやっていたのを見ました。ラスティ、ディノ、ジョーイ、ランス、ボンガらがガンガン突っ込んでいました(このときのコンテストはビデオになりました。)もっと曇っていたような気もします。
私はコイツで水遊びしていました。
ダイアモンドヘッドが珍しくずっと無風で、いい思いをたくさんさせていただいたように思います。
こんな寒い雨の日は暖かなハワイのことでも想像していましょう。
コメント欄にこんなご質問をいただきましたが、お返事が長~くなりそうなのでこちらでお答えしてみようと思います。
メネフネさんこんにちは。いつも興味深く拝見しています。
最近注目のハルというボードデザインについてちょっと混乱しています。すみませんが質問させてください。
メディアの情報から、ハルとはボトムの意味であり、ハルと呼ばれるボードの特徴の一つはラウンドボトムであると私なりに理解していました。
雑誌Blue No,15のDisplacement Hull特集でShin Yamasakiという方が、「ショートボードのトライフィンはコンケーブなのに対し、ハルはコンベックス」であると書いています。
ですが、メネフネさんはダウンレールでエッジ付き、コンケーブボトムのクリステンソンC-UNITもハル・スタビーだと書いていますよね。
丸っこいアウトラインの、今までエッグ、ミニ、マリブ、ファンボード等と呼ばれてきたものに、シングルのフレックスフィンを前よりに付ければハルと呼べるのでしょうか?
例えば、トライフィン用にシェイプされたカツさんのミニに、シングルのフィンボックス埋め込めばハルになるのでしょうか?
極端な話、アル・メリックのビスケットを長さ7フィート、前よりのシングルボックスで作ったとしてもハルとは言わないと思うのですが。
結局のところ、ハルというのはどういう条件を満たしたときにハルと呼ぶのでしょうか?
KENJIさん、まず私のハルに関する解釈は、2008年5月23日からの一連のメルマガで、しっつっこく書いている通りです。BLUEさんの記事とかなり近い内容になっていると思います。(メルマガのバックナンバーはココからどうぞ。)
2008年7月29日のメルマガで、コンベックスボトムの感覚について書いていますが、これが現状での私のハルに対する理解のほとんどだと言って構いません。引用しますと…
「波のトップへ滑り上がったハルは、そこからまた楽しい瞬間を迎える。トップで向きを変えたハルで波の斜面を滑り降りる。これまで、スピードのためのボトムはコンケーブやフラットなボトムだと信じていたのがどうでも良くなってしまった瞬間。レールは意識せず、突き出したコンベックスボトム全体を水面に押し付け、波のフェイスの角度に意識的にハルの角度を合わせて滑り降りる。それがいい方法だと思った理由は自分でも判らない。ボードが要求することが足の裏を通じて伝わってきたのか、とっさにそうするのが一番良いと思った。波の斜面にボトムがフィットした瞬間、どこまでもいつまでも波のフェイスを滑り降りていくような錯覚に一瞬おちいった。
波をただ上下しながらインサイドまで一気に滑っていきプルアウトしたときの感覚。ポリウレタンとレジンでできたサーフボードでは無く、なにか不思議な生き物に乗って波に乗って来たような気がした。引っかかりがほとんど感じられないなめらかな滑走。細く長いフレックスフィンの存在は、不思議とそれほど感じなかった。感じたのはまさに「ディスプレイスメント」コンベックスボトムが水を押しのけながら滑って
いく滑らかな感覚が全てだった。」
ハルの一番重要な要素はデザインのディテールうんぬんよりも「感覚」だと思っています。クリスのC-UNITを実際に乗った感覚は、まさにハルのものです。KENJIさんは勘違いされているようですが、クリスのC-UNITはダウンレールではありません(そのように書いた記憶も無いのですが…どう見てもダウンレールには見えませんし…)C-UNITは滑らかなアッパーレールです。テールエリアにエッジが入っているのはハルのトラディショナルなディテールです。C-UNITは完全なディスプレイスメントとは違いますが、この点も2008年10月22日のメルマガで以下のように書いています。
「ディスプレイスメントのボトムシェイプと言っても、スプーンノーズからロールボトム、アッパー気味の薄いレールにテールエリアはエッジにフラットボトムというセオリーどおりのシェイプ以外に、コンケーブが入っているものがあったりと、いろんなバリエーションがあります。ディスプレイスメントかどうかを判断する一つの方法として、コンケーブが入る前のボトム形状を想像してみます。ボトムのシェイプはまず基本のコンセプトの形状を作り出し、そこから手を加えていきます。たとえばクリスクリステンソンのC-UNIT。これはロールボトムを作り、次に真ん中にコンケーブを彫っていくシェイプ工程になります。つまりディスプレイスメントが親だということです。全体の大きな構成を考えればそれがディスプレイスメントかどうか判るわけです。」
余談ですがこのシェイプ、通常のコンベックスボトムを作り出す作業の倍以上の手間がかかります。カツさんも「すっごい大変~」と喜んでいますし(笑)、クリスも、「THE SHAPE IS KILLER!!」と言ってます。
ハルを構成しているのはコンケーブという一つのディテールではなく、レールの落とし方、ボトムロッカー、フィンの位置、そしてフレックスフィンなどの多くの要素がハルの感覚を作り出しているのです。カリフォルニアのハルのシェイパーが作ったハルにもコンケーブが入ったものは珍しくないはずです。ですからコンケーブが入っているからという理由で、ハルではないと考えるのは間違いです。
カツさんの「ミニ・ハル」は、「トライフィンのミニ」と同じ点はアウトラインのみです。使用するブランクスは違うメーカーの特殊な品番のブランクスを使用して、「トライフィンのミニ」とは全く違うロッカーとボトムシェイプになっています。カツさんは、ハルに使えるロッカーのブランクスを多くのメーカーの多くのブランクスの中から探し出して作っているのです。「トライフィンのミニ」と同じブランクスで見よう見まねだけで「ミニ・ハル」を作ってもスピードが出ない、ただのコンベックスボトムのサーフボードになってしまうでしょう。(これはカツさんの受け売り)
そんなことができるのは、クリス、カツさんともにハルをきちんと理解し、ボードのデザインに対して素晴らしい知識と経験、そして探究心を持っている職人だからです。
それでは本当の「トランジショナル・ボリューム・ディスプレイスメント・ハル」(合ってます?)とは何ぞや?という問題ですが…
それを突き詰めていった究極が、グレッグ・リドルが作ったボホーケスのデス・ボード、もしくはジョーズ・ボード(ノーズにサメの口が描いてあるアレです。)と呼ばれている、あのペラペラのハルです。厚みが2インチ程度しかないために、ボトムはコンベックスというよりもフラットにも見えます。レールは尖がったポイントを持ったナイフィーレール、テールは良くシェイプできたものだと感心するほどの極薄テールで手が切れそうなエッジが入っています。
デス・ボードはかなり難しいボードだと想像しています。それが本物のハルだから、それ以外はハルじゃないと言ってしまってはほとんどの人が楽しめないものになってしまいます。グレッグ・リドルさんのハルが、カウアイ島で「HAWAIIKINE」へと進化したようにそれぞれの波と乗り手に合わせたハルというものも存在していいはずです。
私はクリスやカツさんに関わらず、そのボードを作ったシェイパーが「これはハル・スタビーだ!」と言って作ったのならそのボードはハルと呼んで構わないと思います。そして実際に乗ってみたときに、そのボードのハルの感覚をどのように感じとるかということです。難しく聞こえますが、難しくありません。乗ってみれば誰でも必ず感じられることです。
私はデス・ボードには乗ったことはありません、一番近いのはスコット・アンダーソンのボホーケスモデルです(読み方いろいろですが、ボホーケス=クラジャウスキー=ダートというのはご存知ですね?)そしてカツさんシェイプのハルの数々、クリスのC-UNIT。それぞれ違う性格ですがベースにあるのはハルの感覚。思い切り気持ち良いスムースさとフレックスとスピード(他に何かいい表現があれば教えてください)です。それを生み出すためのボードデザインも理解してきたつもりです。「こうじゃなければ…」とマニュアル的に考えてしまうとハルを理解するのが難しくなります。
カツさんのMINI HULLぜひ乗ってみてください。最高に気持ちいい楽しい「ハル」ですよ。
メネフネさんこんにちは。いつも興味深く拝見しています。
最近注目のハルというボードデザインについてちょっと混乱しています。すみませんが質問させてください。
メディアの情報から、ハルとはボトムの意味であり、ハルと呼ばれるボードの特徴の一つはラウンドボトムであると私なりに理解していました。
雑誌Blue No,15のDisplacement Hull特集でShin Yamasakiという方が、「ショートボードのトライフィンはコンケーブなのに対し、ハルはコンベックス」であると書いています。
ですが、メネフネさんはダウンレールでエッジ付き、コンケーブボトムのクリステンソンC-UNITもハル・スタビーだと書いていますよね。
丸っこいアウトラインの、今までエッグ、ミニ、マリブ、ファンボード等と呼ばれてきたものに、シングルのフレックスフィンを前よりに付ければハルと呼べるのでしょうか?
例えば、トライフィン用にシェイプされたカツさんのミニに、シングルのフィンボックス埋め込めばハルになるのでしょうか?
極端な話、アル・メリックのビスケットを長さ7フィート、前よりのシングルボックスで作ったとしてもハルとは言わないと思うのですが。
結局のところ、ハルというのはどういう条件を満たしたときにハルと呼ぶのでしょうか?
KENJIさん、まず私のハルに関する解釈は、2008年5月23日からの一連のメルマガで、しっつっこく書いている通りです。BLUEさんの記事とかなり近い内容になっていると思います。(メルマガのバックナンバーはココからどうぞ。)
2008年7月29日のメルマガで、コンベックスボトムの感覚について書いていますが、これが現状での私のハルに対する理解のほとんどだと言って構いません。引用しますと…
「波のトップへ滑り上がったハルは、そこからまた楽しい瞬間を迎える。トップで向きを変えたハルで波の斜面を滑り降りる。これまで、スピードのためのボトムはコンケーブやフラットなボトムだと信じていたのがどうでも良くなってしまった瞬間。レールは意識せず、突き出したコンベックスボトム全体を水面に押し付け、波のフェイスの角度に意識的にハルの角度を合わせて滑り降りる。それがいい方法だと思った理由は自分でも判らない。ボードが要求することが足の裏を通じて伝わってきたのか、とっさにそうするのが一番良いと思った。波の斜面にボトムがフィットした瞬間、どこまでもいつまでも波のフェイスを滑り降りていくような錯覚に一瞬おちいった。
波をただ上下しながらインサイドまで一気に滑っていきプルアウトしたときの感覚。ポリウレタンとレジンでできたサーフボードでは無く、なにか不思議な生き物に乗って波に乗って来たような気がした。引っかかりがほとんど感じられないなめらかな滑走。細く長いフレックスフィンの存在は、不思議とそれほど感じなかった。感じたのはまさに「ディスプレイスメント」コンベックスボトムが水を押しのけながら滑って
いく滑らかな感覚が全てだった。」
ハルの一番重要な要素はデザインのディテールうんぬんよりも「感覚」だと思っています。クリスのC-UNITを実際に乗った感覚は、まさにハルのものです。KENJIさんは勘違いされているようですが、クリスのC-UNITはダウンレールではありません(そのように書いた記憶も無いのですが…どう見てもダウンレールには見えませんし…)C-UNITは滑らかなアッパーレールです。テールエリアにエッジが入っているのはハルのトラディショナルなディテールです。C-UNITは完全なディスプレイスメントとは違いますが、この点も2008年10月22日のメルマガで以下のように書いています。
「ディスプレイスメントのボトムシェイプと言っても、スプーンノーズからロールボトム、アッパー気味の薄いレールにテールエリアはエッジにフラットボトムというセオリーどおりのシェイプ以外に、コンケーブが入っているものがあったりと、いろんなバリエーションがあります。ディスプレイスメントかどうかを判断する一つの方法として、コンケーブが入る前のボトム形状を想像してみます。ボトムのシェイプはまず基本のコンセプトの形状を作り出し、そこから手を加えていきます。たとえばクリスクリステンソンのC-UNIT。これはロールボトムを作り、次に真ん中にコンケーブを彫っていくシェイプ工程になります。つまりディスプレイスメントが親だということです。全体の大きな構成を考えればそれがディスプレイスメントかどうか判るわけです。」
余談ですがこのシェイプ、通常のコンベックスボトムを作り出す作業の倍以上の手間がかかります。カツさんも「すっごい大変~」と喜んでいますし(笑)、クリスも、「THE SHAPE IS KILLER!!」と言ってます。
ハルを構成しているのはコンケーブという一つのディテールではなく、レールの落とし方、ボトムロッカー、フィンの位置、そしてフレックスフィンなどの多くの要素がハルの感覚を作り出しているのです。カリフォルニアのハルのシェイパーが作ったハルにもコンケーブが入ったものは珍しくないはずです。ですからコンケーブが入っているからという理由で、ハルではないと考えるのは間違いです。
カツさんの「ミニ・ハル」は、「トライフィンのミニ」と同じ点はアウトラインのみです。使用するブランクスは違うメーカーの特殊な品番のブランクスを使用して、「トライフィンのミニ」とは全く違うロッカーとボトムシェイプになっています。カツさんは、ハルに使えるロッカーのブランクスを多くのメーカーの多くのブランクスの中から探し出して作っているのです。「トライフィンのミニ」と同じブランクスで見よう見まねだけで「ミニ・ハル」を作ってもスピードが出ない、ただのコンベックスボトムのサーフボードになってしまうでしょう。(これはカツさんの受け売り)
そんなことができるのは、クリス、カツさんともにハルをきちんと理解し、ボードのデザインに対して素晴らしい知識と経験、そして探究心を持っている職人だからです。
それでは本当の「トランジショナル・ボリューム・ディスプレイスメント・ハル」(合ってます?)とは何ぞや?という問題ですが…
それを突き詰めていった究極が、グレッグ・リドルが作ったボホーケスのデス・ボード、もしくはジョーズ・ボード(ノーズにサメの口が描いてあるアレです。)と呼ばれている、あのペラペラのハルです。厚みが2インチ程度しかないために、ボトムはコンベックスというよりもフラットにも見えます。レールは尖がったポイントを持ったナイフィーレール、テールは良くシェイプできたものだと感心するほどの極薄テールで手が切れそうなエッジが入っています。
デス・ボードはかなり難しいボードだと想像しています。それが本物のハルだから、それ以外はハルじゃないと言ってしまってはほとんどの人が楽しめないものになってしまいます。グレッグ・リドルさんのハルが、カウアイ島で「HAWAIIKINE」へと進化したようにそれぞれの波と乗り手に合わせたハルというものも存在していいはずです。
私はクリスやカツさんに関わらず、そのボードを作ったシェイパーが「これはハル・スタビーだ!」と言って作ったのならそのボードはハルと呼んで構わないと思います。そして実際に乗ってみたときに、そのボードのハルの感覚をどのように感じとるかということです。難しく聞こえますが、難しくありません。乗ってみれば誰でも必ず感じられることです。
私はデス・ボードには乗ったことはありません、一番近いのはスコット・アンダーソンのボホーケスモデルです(読み方いろいろですが、ボホーケス=クラジャウスキー=ダートというのはご存知ですね?)そしてカツさんシェイプのハルの数々、クリスのC-UNIT。それぞれ違う性格ですがベースにあるのはハルの感覚。思い切り気持ち良いスムースさとフレックスとスピード(他に何かいい表現があれば教えてください)です。それを生み出すためのボードデザインも理解してきたつもりです。「こうじゃなければ…」とマニュアル的に考えてしまうとハルを理解するのが難しくなります。
カツさんのMINI HULLぜひ乗ってみてください。最高に気持ちいい楽しい「ハル」ですよ。
今日は朝から町田街道沿いの美容室「iree blue」さんにて散髪(美容室では散髪じゃなくて…なんだっけ?)海の中で水に濡れるとワカメをかぶったみたいになっていた(髪、多いです。その上太いです…)のがようやくすっきりいたしました。ご主人のセンスが良いお店は、おちついた雰囲気でリラックスできるので少しオシャレしたい(笑)アラフォーオヤジにはオススメです。
さて昨年から、ハルハルハルハル~と騒いでカツさんとその仲間内でたくさんのハルを作っては乗っていますが、そのおかげなのかシングルフィンの面白さを改めて実感させられています。フィンが1本だけの抵抗が少ないグライド、スピード、レールが波に入っていく感覚、シングルフィンのシンプルでクラシックな外観。
フィッシュもどちらかと言うとピンテールのシングルフィンのテールが二つ…のイメージだし共通項あり。普段、スラスターのショートボードに乗っている人にだってレールをたくさん使うシングルショートは絶対に新鮮で面白いはず。
いろんなボードを作ってきましたが、そろそろ「BACK TO BASIC」なのかシングルフィンが気になっている今日このごろです。
KK SINGLE ”LOVEE” ダウンレールにシンプルなフラット~VEEのボトムのシングルフィン。
さて昨年から、ハルハルハルハル~と騒いでカツさんとその仲間内でたくさんのハルを作っては乗っていますが、そのおかげなのかシングルフィンの面白さを改めて実感させられています。フィンが1本だけの抵抗が少ないグライド、スピード、レールが波に入っていく感覚、シングルフィンのシンプルでクラシックな外観。
フィッシュもどちらかと言うとピンテールのシングルフィンのテールが二つ…のイメージだし共通項あり。普段、スラスターのショートボードに乗っている人にだってレールをたくさん使うシングルショートは絶対に新鮮で面白いはず。
いろんなボードを作ってきましたが、そろそろ「BACK TO BASIC」なのかシングルフィンが気になっている今日このごろです。
KK SINGLE ”LOVEE” ダウンレールにシンプルなフラット~VEEのボトムのシングルフィン。
昨日は海水が冷たいこと、冷たいこと。身体はAXXE CLASSICの3mmノンジップで平気なのですが、手と頭がヤバイ。お隣で3mmドライで入っていた池田の潤さんのグローブとヘッドキャップで真面目にうらやましかったです。今日は雪だし、昨日今日が今冬の寒さのピークになってくれるといいのですが…。
昨日はまたまた、6.8のMINI HULLで入水。そのまま返却する予定だったので最後のテストです。波は最大セットでムネ。寒さのおかげで海の中はガラガラ(画像見て)。入ったばかりのときはイマイチだったんですが、皆さん口々に「寒い、寒い」と上がった後、ウネリの向きが少し南よりに振れてきたのか、ときおりレギュラー側にダーっと走れそうなハル向けのブレイクが入ってくるようになりました。
過去3回で今回が一番まともな波でしたが、MINI HULLやっぱり良いので何が良いのかまとめてみることにしましょう。
1.テイクオフ楽チン 昨日、実は両腕筋肉痛のお疲れモード。パドルにいまいち力が入らない情けない状態でしたが、テイクオフポジションでタイミングを合わせて、2~3回の貧弱パドルで滑り出しました。ノーパドルでも行けちゃいます。そういえば、もともとMINIはロングからの乗り換えに一番おすすめのボードでした。その割にドルフィンはすんなり潜れます。
2.扱い易い① クセは比較的少ないのでほんの少しだけハル・スタビーの乗り方をイメージしてあげればバランスを崩すこともなく、最小限の動きでスピードをつけることができます。それこそ足首の動きだけで、コントロール可能です。
3.扱い易い② ムネくらいまでの小波では6.8という長すぎないサイズで取り回しが楽です。昨日は波のショルダーからカールの下まで気持ちよくカットバックできました。
4.扱い易い③ バックサイド行けます。トライフィンのように波のボトムでグワッと体重をかけてしまうとあっと言う間にスピンアウトですが、ボードの反応に気を配りながら乗ってあげれば、ハルの苦手なバックサイドも結構いけます。
「とりあえずハル・スタビーが1本欲しいという人にはMINI HULLがお薦め」というのがこのボードをテストした全員一致の意見です。カツさんは同じアウトラインでかなり薄いイメージの新しいMINI HULLをシェイプしていました。私のテストボードは迷うことなく、6.4MINI HULLから6.8MINI HULLに変更していただきました。
MINI HULLを中心に、7’代の「長め」のハル・スタビー、5’代後半から6’程度の「短め」のハル・スタビーを考えていくとそれぞれのボードの性格の位置付けが分かりやすいと思います。
シングル、トライ、クアッド、5フィンと何でも受け入れてしまうMINIってやっぱり凄い奴だと思います。
ハル・スタビーのカスタムオーダーいつでもOKです。
カツさんが私に6’4”の長さでハルシェイプのMINIをテストボードとして作ってくれるということなので、カラーリングを考えてみました。シェイプはおまかせです。
いまのところこんな感じにしようかなーと考えております。
MINIハルのイメージに合わせて、アウトラインがきれいに引き立つように考えてみたのですがどうですか?
色はダークブルー系で、このデザインでのラミネートでの着色は無理なのでエアブラシでやってもらおうかと考えております。デッキの白い部分はクリアです。
昨夜はまた、ワン・カリフォルニア・デイのジミー・ガンボアのハルのシーンをウルトラスローで見ておりましたがやっぱりカッコイイ。ボトムに降りてターンしようとするときは、普通のボードだとレールをグイっと入れて…という感じですがハルはボトムのロールに合わせてボードがロールしながらボードのボトムを使ってターンしていくというイメージです。あの辺がハル独特の感覚を生み出す秘密なんじゃないかと思います。
波はすーっかり無くなってしまいました。密かに明日まで残るのを期待していたのですがやっぱりダメか…。
いまのところこんな感じにしようかなーと考えております。
MINIハルのイメージに合わせて、アウトラインがきれいに引き立つように考えてみたのですがどうですか?
色はダークブルー系で、このデザインでのラミネートでの着色は無理なのでエアブラシでやってもらおうかと考えております。デッキの白い部分はクリアです。
昨夜はまた、ワン・カリフォルニア・デイのジミー・ガンボアのハルのシーンをウルトラスローで見ておりましたがやっぱりカッコイイ。ボトムに降りてターンしようとするときは、普通のボードだとレールをグイっと入れて…という感じですがハルはボトムのロールに合わせてボードがロールしながらボードのボトムを使ってターンしていくというイメージです。あの辺がハル独特の感覚を生み出す秘密なんじゃないかと思います。
波はすーっかり無くなってしまいました。密かに明日まで残るのを期待していたのですがやっぱりダメか…。
オーガニックコットンを使った、アンディ・ディヴィスのプリントTEEが入荷しました。今年は、ジェフ・カンハムやタイラー・ウォーレンらのアートTEEが入荷いたします。それから楽しみなのはサンダル。サンダルの定番といえばレインボーサンダルですが、水濡れに弱いのが弱点。今年はカリフォルニアから古タイアと古チューブを再生したサンダルが入荷します。濡れても大丈夫だしなにより丈夫です。ソールのトレッドがタイアなのもおもろいです。
波ありますね~サイズをキープしているうちに突っ込んじゃいましょう。沖に出ようとしてセットに思い切りやられて岸に戻されても、いい波をゲットできても波乗りは波乗り。行ったもん勝ちです。
Tシャツは準備が出来次第、サイトにアップします。お楽しみに!
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