MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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今朝は畑仕事と庭仕事。この時期はちょっとほっておくと雑草で大変なことになってしまうので、大変になりすぎる前に草むしりと、植えている作物たちを成長に合わせて仕立て直しします。

今年は少なめです。トマト、甘長トウガラシぐらいです。春先から毎日のように収穫したアスパラはそろそろひと休み。ルッコラや水菜、シソは勝手に出てきます。レモンは今年もたくさんできそうです。


緑のカーテンも成長してきました。今年はゴーヤにオカワカメです。オカワカメはそのまま伸ばすと、茎が1本だけで日よけにならないので、摘心して枝分かれさせます。

まだ食べてませんがオカワカメは葉っぱが美味しいそうです。もうちょっと繁ってきたら食べてみようと思います。

ぎっくり腰で寝込んだときに、この緑のカーテンにずいぶんと癒されたのを思い出しました。

晩御飯用のルッコラを収穫して、庭仕事は終了です。

さて、タイトルの「サーフボードのデザイン」はサーフボードのカラーリングのことです。新しい3フィンのボンザーを今頃カツさんがシェイプしてくれているはずです。私の仕事はどんなカラーにするか決めることです。

色を決めるときには当たり前ですが、そのボードの形をアタマの中に形作ります。

それからどんなイメージに仕上げたいのかを考え、着色の方法と色を決めていきます。着色の方法には、フォームにエアブラシで着色する方法と色を付けた樹脂でラミネートして着色する方法があります。

私が好んで使うのは樹脂に色を着け、ラミネートで着色する方法です。ピグメントダイというやりかたです。

当然ですが、イメージどおりに仕上げるためにはラミネートの工程を理解しておく必要があります。

私が一番重要だと考えるのは、出来上がったときのボードの形の見え方。絶妙な曲面でシェイプされたサーフボードをどう見せるかということです。

昔っぽい雰囲気に仕上げるか、シャープなイメージにするか、逆にぽってりと見せるか、などと出来上がりのイメージが明確なときには、色の使い方や強調する部分は自然と決まってきます。

漠然と使いたい色だけがアタマにあるときには、ラミネートのクロスの重なり具合による色の見え方や仕上げの違い(バフとつや無し)での見え方の違いを想像してみます。

例えば…

以前に作ったこのロングボード。


ポイントノーズとピンテールのシャープできれいなアウトラインをよりすっきり見せようとこのカラーリングに。


最近作ったばかりのホットマンゴーは、ボードのカラーとウッドフィンの対比のイメージだけでこの色を選びました。


そして、今回のお題はこれです。


ほぼ、これと同じ形に出来上がってくると思います。こいつにどう色を付けるか。

いまのところは、ピグメント(オペーク)着色のサンディング仕上げかなあ~と考えています。

そろそろ決めなくちゃいけません。

カラーお悩みの人は一緒に考えましょう。悩ましいところですが、考えるのおもろいですよ。





届いたばかりのサーファージャーナル日本語版に出ていた写真です。フィッシュを両手に持った、ライアン・バーチですが、アウトラインに注目です。

先日、辻堂で開催されたフィッシュ・フライで、日本国内でライアン・バーチのボードを取り扱っている、SURFER'Sの矢作社長に教えていただいたフィッシュのアウトラインです。

フィンの直前あたりのアウトラインをカットしたサイドカットフィッシュ。過去にうちでも取り扱っていた、マッキーフィッシュやミランドンのツインピンフィッシュでも同じコンセプトのアウトラインのフィッシュがありました。

サイドカットの効能(?)は矢作さんにたっぷり教えていただきましたが興味深いお話です。フィッシュは完成されたデザインですが、天才の手にかかるとこういう変異体が生まれてくるんですね。


そして、ちょっと年上の日本の天才も、もりもりシェイプしています。これはOKIDOKI。

一見するとファンボードなイメージのOKIDOKIですが、カツさんが南の島で使っていたミッドレングスが日本の波に合わせて進化したセミガン的モデルです。

ブギーやKK FISH、MINIなど、見慣れない人にはちょいと変わったボードに見えるかもしれないオリジナルなラインアップですが、実際に乗ってみるとそれらがとても理にかなっていて機能してくれるのがよーく分かります。やっぱり天才。

私の3フィンボンザーは来週にはシェイプが出来上がるようで楽しみです。

あと一週間、ニューボードのカラーリングをじっくりと考えることにいたします。なにか新しいものが作れたらと思っていますが…。

私ができる貢献はそのくらいですね。





TRUE AMESのボンザーフィンが届きました。一枚は頼まれもので、もう一枚はお店用。クリステンソンのCFO用です。まあ、自分で使っちゃうかもしれませんが 笑。

ボンザーというと、多くの人はテールのセンターフィンまわりのコンケーブを「ボンザーボトム」として思い浮かべると思います。

こんなのです。


でも、ボンザーボトムって実はここだけじゃありません。開発当時の理論を読むと、テールのコンケーブの前の部分も重要なのです。

70年代のサーファーマガジンからの画像です。


ノーズ側の水流の導入口に注目してください。コンケーブが広がるように描かれていると思います。

扇状に広がったコンケーブは両側のサイドフィンの間へと幅が狭まるようにつながっていきます。

キャンベル兄弟の理論ではこの狭くなる部分で、ベルヌイーイの定理が働いて圧力が下がり水の流れがより速くなると説明しています。

密閉されていない全く開放的なサーフボードのボトムで、本当に理屈の通りに作用するかどうかは分かりません。

でもスピードが速いのには違いありません。

ダブルコンケーブになっているのは、コンケーブに取り込んだ水流をセンターフィンの周りを抵抗少なく流すためです。

フィンの周りをスムースに流れた水は、サイドフィンがボードのレール側から水の流れが逃げるのを減らし、より多くの水をテールへ流します。この水流がテール方向から噴出して、よりスピードが速くなる理屈です。

正確には、この組み合わせがボンザーコンケーブです。上のボトムの図はそれを説明しています。テールから見た図はその流れを利用してボードの向きを変えることの説明図です。

実際、それほど深いコンケーブでなくてもボンザーは十分に機能します。力が弱い波では深いコンケーブは効果的ではないと思います。

シングルフィンの時代、ボンザーのプロモーションで「あなたのボードにボンザーフィンをお付けします」というのがあったそうです。

シングルフィンと比較するとそれだけでも、飛躍的にボードの性能が向上したことと思います。

シングルじゃなくて、トライフィンと比べるとどうなのかというと、ターンは決して重くありませんし、トライのルースさが無くなって、途切れないラインでの大きなサーフィンになります。

ダンカン・キャンベルさんの言葉をお借りするとこんな感じです。(ボンザーについてのインタビューより)

ボンザーって言う意味は、オーストラリアのスラングでユニークとか風変わりなと言う意味なんだ。従来のサーフボードに比べてもそのデザインがとっても変わっているでしょ。初期の頃は、コンペティションボードと言うよりもリクリエーションボードとして扱われていたボンザーだけど、最近になって多くのトップラダーがハイパフォーマンスな5フィンボンザーを使い始め、サーフィンをニューレベルな段階へと引き上ることに成功したんだ。それをきっかけにボンザーの新たな魅力と言うか素晴らしさが見直され始めたんだ。

ボンザーのメインコンセプトはフィンの形状や角度、サイドフィン周辺のコンケーブを含んだボトムとテールデザインそれとアウトラインのバランスの取れた相互関係によって、通常のサーフボード以上にボトムでのエネルギーを発生させて水流の活性化をはかる事なんだ。

もっと具体的な説明をするとボンザーの場合、コンケーブとサイドフィンの角度を通常のスラスターフィンよりも広げて18度に設定する。こうする事によってターンした時にレールとフィンがしっかりと水に喰い込み、水中でサイドフィンがさらに大量の水を取り込むことになる。その取り込んだ水を整えて出来るだけ遠く迄流すことでボードにスピードと安定性が加わりハイパフォーマンスな動きに繋がる。

つまり簡単に言うと如何に水のエネルギーを逃さずに有効に使うかと言うとてもシンプルなことなんだ。言葉だと簡単だけど、サイドフィンの微妙な角度やコンケーブのあり方等、秘密が一杯なんだ。今しゃべっちゃたからもう秘密じゃなくなっちゃたな。(笑い)

たぶんみんなも経験した事があると思うけれど、スラスターはライディングしている最中にクィックになり過ぎてカットバックした時等に、水中でのエネルギーをロスしてパフォーマンスにルースさが加わってしまいその結果、ラインが途切れてスピードがダウンしてしまうことがある。

しかし、ボンザーはこうした細かなチューニングやセッティングによって、どんなポジションにいてもスピード、マニューバビリティーやスタビリティー(安定性)を失わず、サーフボードにポジティブな影響を与えストールしないでスムーズなラインをメイクする事ができるんだ。

まあ、考えてもどうせ分からないのでまずは乗ってみてください 笑。調子いいですから、ボンザー。


ラバー軍団も到着しました。オーダーいただいていた、ロングジョンにショートジョン、2ミリのタッパージャケットです。夏のウェットの準備はいまのうちにどーぞ。






新しいNALUが届きました…が、表紙からはいままでとは全く違う雰囲気が漂ってきます。ページをめくってみると、ロングボードはお取り扱いを止めてしまったような雰囲気。

真面目な雰囲気の「NALU」のロゴデザインのイメージはやっぱりロングボードですが、どうやらロングボードの雑誌じゃなくなっちゃった?

それだけサーファーの関心が、ロングボードというひとつのカテゴリーにとらわれずにクロスオーバーしてきているということなんでしょうか?

それにしても、根っこの部分が大きく変わってしまったようです。

私自身はロングボードとオルタナティブ系のボード、ニーボードにパイポ、全部大好きですが、やっぱり根っこはクラシックなロングボード。

そんな一個人として、ちょっと寂しく思いますが……内容的には嫌いじゃないので(笑)これからに期待してます!NALUさま。



気温も水温もあがって、海が気持ちいいシーズンになってきました。波乗りに行こう、という人も増えてきて、海の中はそろそろ混雑が始まってきているみたいです。これから波乗りを始めようかという人にとっても良い季節だと思いますが、混雑は初心者には少々厳しいかな。

私が波乗りをする湘南は混雑は正直言って常態です。真冬の平日の夜明け。まず人なんかいないでしょう、というようなときにでも波が立っていれば海の中はそれなりに混み合います。

暖かくなるとそれにさらに拍車がかかります。自分だけじゃありません。みんな波乗りしたいんです。だから、こればっかりはもう仕方がないことだとある意味達観していたりします。

とは言え、問題は目の前の込み合ったラインアップです。

無理やりピークに入り込んでいって、奥からガツガツと波を取れば、たくさんの波に乗れます。それなりの技術と体力が必要で、やりすぎると嫌われます。

他の人たちよりも沖に出て、セットだけを狙うというスタイル。待つことを忍耐と感じる人には、ストレスになるかもです。

浮力の大きなボードで無理やり波を取っちゃうこともできます。大きなボードをきちんとコントロールできないと、周囲の人が危険なことになります。

どうやったら波にたくさん乗れるか?みんなで考えましょう…。

なーんて全員が考えていたら、おそらく海の中は大変なことになると思います。

そんな殺伐とした海の中はイヤです。

だから、海の中でキャパを超えているなと感じたときにはアタマを切り替えて、楽しむことに専念することにします。海水浴だと思うしかありません(笑)オレはそんなのイヤだ、と思っても100万人のテイクオフにはかないません。

気持ちに余裕があると意外にいい波が回ってきたりすることだって、たまにですがあります。

そんなことやってらんねーという人は、ご自分の裁量と才量でお願いします。

私は気が弱いので(笑)波の取り合いでは譲っちゃうほうです。でも楽しむのは得意です。それでも、結構波には乗れて楽しめているので、多少遠慮していても波は回ってくるということです。一発乗ったら次はあんたが乗りなさ~い、でいいと思っています。たまには、カリカリしているときだってあります。人間ですから。

みんな大好きな夏ですもん、楽しみましょう。

さて、明日は波ありそうです。この時期は風が読みにくいのですがいまのところ朝はオフショアの模様。足はだいぶいいのですが、私は明日はお支払いデーなので行けないかなあ。今日済ませとけばよかった…。

ここは混雑なんてないのかしらん。




ユーズドボードが2本入荷しました。

1本めはKOOKBOX。ダイアモンドテールのツインフィンです。

このアウトラインにツインフィン。ユニークなデザインだと思います。デザインのオリジナルは60年代のツインフィンだと思われます。

ビデオで見て記憶している限りでは、ロルフ・アーネス、コーキー・キャロル、マイク・テイバリングなんかが乗っていた四角く切ったテールの両端にBOXを入れたツインフィンです。

このKOOKBOXはラウンドノーズに幅広のアウトラインで安定性があって、スピードが出そうです。そこに回転性が高いツインフィンが組み合わされているので、パンチが効いた面白い波乗りができそうです。

そしてもう1本はトラディショナルなフィッシュ。ケイン・ガーデンのフィッシュです。

最近またフィッシュ熱が高まっている私は、正直言ってこれ乗りたいです。アウトラインはクラシックなフィッシュそのもの。幅があるので、自分でも楽に乗れそうです。

フィンは大きい例のキールフィン。このフィンとレールを波のフェイスに食い込ませて走るときのドライブ感。気持ち良さそうです。レールワークを練習したいショートボーダーはシングルよりも、むしろフィッシュの方がいいのかもしれません。

ちょっと前まではこういうクラシックなフィッシュ、普通にあったのですが、最近は意外と手に入らなくなっています。今となっては無理ですが、私も一番最初(2002年)に手に入れたクリスのフィッシュにまた乗りたいのです。まだ洗練されていなくて、もっさり感があるシェイプでしたが、できればもう一度あれに乗りたいです。

レアなボードではありませんが、意外に無いのがこの手のフィッシュです。

ユーズドボード、ホームページにアップしましたのでご覧ください。

週末はいい音楽で。夏に聞きたいトレイシー・ソーン。大好きです。




WARREN BOLSTERの有名なスティーブ・リズの写真。ずっと見ていたくなるような、きれいな形のフィッシュです。


そしてそのリズさんのエアドロップ。


おなじくサンディエゴのニーボーダー、ホフマンブラザーズのレックス・ホフマン。写真は、KIRK AEDER。


この映像に一瞬ですが、登場しています。すごいスピードで波を駆け上がってニーボードだけがリッピングしています。リップのあとは空中です。

なんか、いい感じの映像です。一番最後に出てくるサーファーはスキップ・フライのようにみえますが、どうでしょう?

おなじく、KIRK AEDERの写真。レックス・ホフマン。

潮が引きすぎでボトムのリーフにフィンがひっかかり、ヒザ立ちの姿勢のままリーフに激突。脚、大変なことになっていますが、フィンも壊れているのが分かります。

時代を考えるとフィッシュのオリジネーターたちがやっていることは、かなり過激です。形はカワイイですが、フィッシュはそんな過激なことをするために作られたボードなんです。

さーて、すっかりアタマの中はニーボードとフィッシュモードですが、明日の朝はゆったりロングボードかな~。



FREE WAY プロジェクトのフィッシュに関するドキュメンタリームービーのトレイラー。7月24日にサンディエゴでプレミア公開されるそうです。

FISH SURFBOARD DOCUMENTARY TRAILER from Freeway on Vimeo.


どこか日本の会社が日本語字幕付きでDVDにしてくれないかなあと期待してみますが、マイナーすぎか。なんとか見たいものです。

サーファージャーナル誌より、1967年のスティーブ・リズとフィッシュ。

グリノウ同様、VOITのフィンですが、特徴があるフィッシュテールが生み出されたのはフィンを履くニーボードスタイルのおかげです。

最初のフィッシュを作ったとき、フィンがボードからはみ出して水面をひきずらないように、フィンを履いた足でひざをついてテールのテンプレットを作ったのがフィッシュテールのはじめて物語です。

最初のフィッシュのサイズは、4’6” x 21”x 2”1/2。他のどのサーフボードよりも速かったそうです。

ジョージ・グリノウもそうですが、ニーボーダーがスタンディングのサーフィンに与えた影響はとても大きかったんですね。

私が自分で作った、フィッシュのニーボード 5’0です。つたないシェイプですが、けっこう機能してくれます。


冬にサイズが上がったとき、潮が引いて掘れた波で久しぶりに持ち出してみました。

普段使っているニーボードはトライフィンがメインなのですが、久しぶりに乗ったツインのキールフィンの感覚は強烈でした。もともとこのフィッシュのニーボードを作った理由は、それらのフィッシュの感覚を実証してみるためです。

ベースがひろいキールフィンが左右それぞれのレール近くについているので、レールtoレールの感覚はフィッシュが一番強く感じます。しかもそれぞれがシングルフィンとして機能するのでスムースで速い。シングル乗っている人なら想像できると思います。

ヒザ立ちで滑るニーボードだとその感覚がより強く伝わってくるように思います。

年明けからトライフィンを作って乗ってみてますが、やっぱり私はシングルフィンとツインフィンがあればいいみたいです。トライは6.6のホットマンゴーをキープしておくことにします。

自分で乗るボードですが、シングルはプリモがあるので、次にお願いしているダイアモンドテールのシングルはボンザーフィンをつけてダイアモンドテールボンザーにしちゃって、その次にKKフィッシュをもう一度作ってもらおうと思っています。

KKフィッシュいいんですよ~。丸いノーズがサイコーです。




カツカワミナミサーフボードのユーズドボードが入荷しました。シングルフィンのホットマンゴーです。トライフィンのイメージが強いホットマンゴーですが、シングルフィンでも実績があります。

ボトムはシングルコンケーブ。抵抗が少ないシングルフィンとの組み合わせはスムースでスピーディに気持ちよく滑ってくれます。シングルですがレールエッジが効いて、反応が良いボードです。

レングスは6フィートジャスト。シングルに挑戦したいショートボーダーにばっちりです。キズはなく、フットマークは少ないグッドコンディションです。

ホットマンゴーシングル、調子いいですよ~!

ホームページ、チェックしてください。


フィッシュ・フライ、久しぶりに行ってきました。ニーボードから生まれた、フィッシュという小さなボード。ロングボードの時代から、サーフボードの長さが短くなっていった、いわゆる「サーフボード革命」の流れとは別のところで完成されたショートボードです。

ジョージ・グリノウのニーボードのマニューバやフィンのデザインがサーフボード革命に大きな影響をおよぼしたのは有名な話ですが、フィッシュはそのボードデザインがほぼそのままスンタンディングのサーフィン用として使われるようになりました。クラシックですが現代でもそれ自体が完成されたデザインのサーフボードという位置に置くことができると思います。

短く幅が広いハルが生み出す独特のプレーニングの感覚。ボードの後方にある、ベースが広い三角形のキールフィンが生み出すドライブ、そしてスピード。

フィッシュの愛好家たちにとってそれらの感覚、他のボードデザインにはない、フィッシュでしか味わうことができない感覚がフィッシュの全てなのではないかと思います。

商業的に言えば、フィッシュは過去の商材と分類されてしまうかもしれません。けれどもフィッシュ好きたちにしてみれば、そんなことは何も関係ありません。逆にその方が好都合だと言いそうです。フィッシュは相変わらず調子よくて、そのサーフィンが面白いことには全く変わりありません。

フィッシュ持ってますか?持ってるけど最近、出番が無い?

大きなキールフィンでギュンギュン進む、あの感覚を思い出して、ぜーひ乗ってあげてください。

FISH FRY 2015 会場はこんな感じ。

HEART CUSTOM SHAPE。丁寧なシェイプとラミネートです。薄めのノーズに興味ありです。


カイマナトレーディング。HOBIEチーム。BAR OF SOAPはもう定番。個人的にはブルーのコーキーキャロルのツインフィンに興味津々。分厚いダウンレールがクールと言っちゃいます。コーキー・キャロル、乗ってます。https://vimeo.com/44647562


海でよく会うホーリーさん。ジョシュ・ホールにスティーブ・ブロム、スキップ・フライにヴィンテージ。スティーブ・ブロムのフィッシュ、昔から好きです。(スキップさんのフィッシュはもちろん欲しいのですが手が出ましぇん…)


三島のVERDE SURFBOARD。よくシェイプしてるなーと思っていたら、こっちが専門になっちゃったんですね。


アンドレイニさんと…


スタンダードプラス、ANSWERサーフボード。


遠藤さんがシェイプするGEAR'S マジック・フィッシュ。


AGW大貫さん主宰のFREE FLOW。とてもお世話になった方です。個人的には一番独創的なデザインだと思いました。サーフィンが本当に上手な人は真似ではない、オリジナルなものを作りだしてしまうんですね。


クリステンソンチーム。日本のフィッシュブームの火付け役だと思ってます。国内最初の1本はもちろんメネフネです。忘れもしないブルーティントの5.10 ジャック・リーヴスグラッシングでした。クリスのフィッシュ、いいフィッシュでっせー。


ちょっと遅れて登場のMO3氏。プリモとブギーです。聞けば前の晩、スケートをやっていて気が付いたら朝の4時だったそうで。人より秀でる人はやっぱりすごい。しかし、あきれるほどの体力です…。それがあのライディングを生み出しているんですね。


試乗には波がいまいちでしたが、久しぶりの辻堂のビーチ、昔より広くなったかしらん。


一通り回った後、会場を離れちょっと磯遊び。子供の頃は磯でよく遊んでいたので、砂浜よりもこういうところのほうが実は好きだったりします。


そしてFISH FRY第二弾。これで1.000円。刺身と塩焼きで、旨かったです。


FISH FRY たくさんの人と話ができて楽しかったです。どうも、ありがとうございました。

最近はAOBなどと言いつつ、ちょいと長めのボードを自分用にとそろえていますが、フィッシュだけは短いので頑張ろうと思っています(5.8くらいですが…)長いフィッシュも好きなんですが、小さなフィッシュをドライブさせたときのあの感覚は…

やっぱり、フィッシュですね~。





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