MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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お盆休みは九州の長崎へ行っておりました。長崎は母が生まれたところです。私は小学生から高校を卒業するまで住んでいました。父母はすでに亡くなり、住んでいた家も無くなってしまい、だんだんと馴染みが薄くなってきているのも事実です。自分がよく知っている頃とは街も変わっています。
海の上にある長崎の空港に降り立ち、市内行きのバスにゆられ着いたのは中華街。子供のころから親しみがある場所です。
昼飯時ではあるし、とりあえずはちゃんぽんを食べてみようかと昔から好きな中華料理店に入りました。年をとって口が淡泊になったのか、以前ほど食べたいという欲求はありませんでしたが、ひと口食べたら箸が止まらなくなっていました 笑。
旨いんです 笑。ちゃんぽん、皿うどんってやっぱり長崎で食べるのと他の地域で食べるのとでは全然味が違います(リンガーハットはまったく違う食べ物です)。
ここの中華料理店は、高3のときクラス全員で海へ行った帰りにみんなでちゃんぽん食べた店です。懐かしい記憶です。妙にみんな仲が良くて、海へ行こうと言ったらクラス全員一緒に行っちゃうようなクラスだったんです。青春でしょ?笑
ちゃんぽんと皿うどんですっかり長崎人に戻ってきている自分に気が付いて、なんとなく気分が上がってきました。
予約していたホテルは、JRの長崎駅のすぐ隣でした。駅へ着いてみたら私が知っている緑の三角屋根の駅舎は取り壊されて、たくさんの思い出がある駅のホームも位置が変わってしまっていました。
新しい長崎駅です。素敵じゃありませんか。昔の駅舎も良かったけれど、新しい駅も良い。古い長崎を良く知っている「他所者」ですが、なんとなくホッとしてしまいました。
ホテルでひと休みしたら、もうひとつの懐かしい長崎を食べに出かけます。私らの年代くらいまでだと思います。これを懐かしいと言えるのは。
クジラです。子供の頃よーく食べていました。長崎は国内でも有数のクジラの水揚げ港で消費量は日本一です。
クジラのステーキは給食の味の記憶。
いまどきの人は、クジラがかわいそうとか言って食べないんでしょうか?そういう人たちが普段何を食べるのかは知りませんが、不思議なことです。「食べる」ということに、かわいそうも何もありません。命をいただくことに肉も野菜も果物も変わりはありません。動物はそうしないと命をつなぐことはできないのです。
美味しいクジラ料理と美味しいお酒にすっかりいい気持ちになってホテルへ戻りました。ちゃんぽん、皿うどんとクジラの味が自分の家に帰ってきた気持ちにさせてくれたみたいです。
翌朝、早朝から墓参りです。ここに父と母がいます(いるの?)
今回は時間があまり無いし暑いしで、市内から少々離れた場所にある墓へのお参りは勘弁してもらおうかと思ってました。でも昨夜のクジラがパワーをくれたのか、朝目を覚ましたらよーしお墓行くぞ!になっていました。
やっぱり長崎は私にとってそういう土地なのです。
6年ぶりです。きれいに掃除して、本当だったらお盆に備えて提灯を吊る竿を組み立てるのですが、もうお盆に来る人もいません。長崎では提灯をたくさん吊るして、お墓で花火をするのです。子供の頃はそれが楽しみでした。
こんな感じです。(長崎観光振興課から拝借)
私、爆竹は手に持ったまま鳴らせます 笑。
ちょっと墓掃除して、線香をあげて来ただけですが、やっぱり行って良かった。
市内に戻って、すぐ近くの海辺の町へ昼飯を食べに行きました。食後、海沿いの道を歩いていたら降りられるところがあったので堤防の下の小さなビーチへ降り、靴を脱いで海に入ってみました。
海に足を浸けた途端、身体に涼しい風が吹き抜けたような気がしました。どこまでも透き通って、ひんやり冷たい海水に涼しい海風。このまま海へ倒れ込みたい衝動にかられましたが、着替えも無いのでなんとか我慢しました。
この海です。思い出しました。長崎の海って、海へ入って浮かぶだけで気持ちがいいんです。いつまでも居たい、そんな気持ちになってしまう海です。還暦を迎える年齢になった今でもそんな気持ちにさせてくれる素晴らしい海なのです。
もし機会があるなら、ぜひ行ってみて欲しい海です。
すっかり里心が付いてしまったところで高校の頃の友人たちと再会です。会場は素敵なロケーションで、この後夜景がきれいでした。
いいおっさん、おばさんになった友人たちが、たくさん集まりました。アメリカから参加の友人は、ハワイやロスに良くいそうな日系アメリカ人といった風情です。しゃべり方までアメリカンなのが面白かったです。
海にみんなで行っちゃった私の仲良しクラスは、約半数の人が参加していました。一番高い出席率でやっぱり仲良しでした 笑。
そんな感じで同窓会もたっぷりと楽しんできました。次は5年後です。
その土地を離れた者は歳を取るとともに、だんだんとその土地との関りは薄くなっていきます。人も景色も変わります。自分も変わっているかもしれません。私に限ったことではなく、故郷から離れて暮らす人は皆同じだと思います。
短い滞在でしたが、それでも自分は今でも長崎という土地とつながっているということを強く感じられたことが嬉しい旅でした。
実はもうひとつそれを感じさせてくれた出来事がありました。
昨年、友人のひとりが亡くなりました。長崎では初盆に船を作って故人を送り出す、精霊流しという風習があります。私は15日にはもう東京へ戻っていたので、実際に見ることは出来なかったのですが、友人たちがその模様を動画や写真で送ってくれました。
爆竹を盛大に鳴らしながら進んでいくのですが、その音が大きければ大きいほど切なく聞こえてきました。他所から来た人から見れば、ただ大騒ぎしているよう見えるかもしれません。でも長崎の人たちとって、爆竹の音は特別なものなのです。
そんな風に感じることができる私は、やっぱり長崎の人。
彼の船です。おくんち(長崎のお祭り)でも活躍していたらしく、地元のテレビ局と新聞社が取材に来ていたそうです。おくんちの唐人船を模した精霊船です。
ありがとなー!
海の上にある長崎の空港に降り立ち、市内行きのバスにゆられ着いたのは中華街。子供のころから親しみがある場所です。
昼飯時ではあるし、とりあえずはちゃんぽんを食べてみようかと昔から好きな中華料理店に入りました。年をとって口が淡泊になったのか、以前ほど食べたいという欲求はありませんでしたが、ひと口食べたら箸が止まらなくなっていました 笑。
旨いんです 笑。ちゃんぽん、皿うどんってやっぱり長崎で食べるのと他の地域で食べるのとでは全然味が違います(リンガーハットはまったく違う食べ物です)。
ここの中華料理店は、高3のときクラス全員で海へ行った帰りにみんなでちゃんぽん食べた店です。懐かしい記憶です。妙にみんな仲が良くて、海へ行こうと言ったらクラス全員一緒に行っちゃうようなクラスだったんです。青春でしょ?笑
ちゃんぽんと皿うどんですっかり長崎人に戻ってきている自分に気が付いて、なんとなく気分が上がってきました。
予約していたホテルは、JRの長崎駅のすぐ隣でした。駅へ着いてみたら私が知っている緑の三角屋根の駅舎は取り壊されて、たくさんの思い出がある駅のホームも位置が変わってしまっていました。
新しい長崎駅です。素敵じゃありませんか。昔の駅舎も良かったけれど、新しい駅も良い。古い長崎を良く知っている「他所者」ですが、なんとなくホッとしてしまいました。
ホテルでひと休みしたら、もうひとつの懐かしい長崎を食べに出かけます。私らの年代くらいまでだと思います。これを懐かしいと言えるのは。
クジラです。子供の頃よーく食べていました。長崎は国内でも有数のクジラの水揚げ港で消費量は日本一です。
クジラのステーキは給食の味の記憶。
いまどきの人は、クジラがかわいそうとか言って食べないんでしょうか?そういう人たちが普段何を食べるのかは知りませんが、不思議なことです。「食べる」ということに、かわいそうも何もありません。命をいただくことに肉も野菜も果物も変わりはありません。動物はそうしないと命をつなぐことはできないのです。
美味しいクジラ料理と美味しいお酒にすっかりいい気持ちになってホテルへ戻りました。ちゃんぽん、皿うどんとクジラの味が自分の家に帰ってきた気持ちにさせてくれたみたいです。
翌朝、早朝から墓参りです。ここに父と母がいます(いるの?)
今回は時間があまり無いし暑いしで、市内から少々離れた場所にある墓へのお参りは勘弁してもらおうかと思ってました。でも昨夜のクジラがパワーをくれたのか、朝目を覚ましたらよーしお墓行くぞ!になっていました。
やっぱり長崎は私にとってそういう土地なのです。
6年ぶりです。きれいに掃除して、本当だったらお盆に備えて提灯を吊る竿を組み立てるのですが、もうお盆に来る人もいません。長崎では提灯をたくさん吊るして、お墓で花火をするのです。子供の頃はそれが楽しみでした。
こんな感じです。(長崎観光振興課から拝借)
私、爆竹は手に持ったまま鳴らせます 笑。
ちょっと墓掃除して、線香をあげて来ただけですが、やっぱり行って良かった。
市内に戻って、すぐ近くの海辺の町へ昼飯を食べに行きました。食後、海沿いの道を歩いていたら降りられるところがあったので堤防の下の小さなビーチへ降り、靴を脱いで海に入ってみました。
海に足を浸けた途端、身体に涼しい風が吹き抜けたような気がしました。どこまでも透き通って、ひんやり冷たい海水に涼しい海風。このまま海へ倒れ込みたい衝動にかられましたが、着替えも無いのでなんとか我慢しました。
この海です。思い出しました。長崎の海って、海へ入って浮かぶだけで気持ちがいいんです。いつまでも居たい、そんな気持ちになってしまう海です。還暦を迎える年齢になった今でもそんな気持ちにさせてくれる素晴らしい海なのです。
もし機会があるなら、ぜひ行ってみて欲しい海です。
すっかり里心が付いてしまったところで高校の頃の友人たちと再会です。会場は素敵なロケーションで、この後夜景がきれいでした。
いいおっさん、おばさんになった友人たちが、たくさん集まりました。アメリカから参加の友人は、ハワイやロスに良くいそうな日系アメリカ人といった風情です。しゃべり方までアメリカンなのが面白かったです。
海にみんなで行っちゃった私の仲良しクラスは、約半数の人が参加していました。一番高い出席率でやっぱり仲良しでした 笑。
そんな感じで同窓会もたっぷりと楽しんできました。次は5年後です。
その土地を離れた者は歳を取るとともに、だんだんとその土地との関りは薄くなっていきます。人も景色も変わります。自分も変わっているかもしれません。私に限ったことではなく、故郷から離れて暮らす人は皆同じだと思います。
短い滞在でしたが、それでも自分は今でも長崎という土地とつながっているということを強く感じられたことが嬉しい旅でした。
実はもうひとつそれを感じさせてくれた出来事がありました。
昨年、友人のひとりが亡くなりました。長崎では初盆に船を作って故人を送り出す、精霊流しという風習があります。私は15日にはもう東京へ戻っていたので、実際に見ることは出来なかったのですが、友人たちがその模様を動画や写真で送ってくれました。
爆竹を盛大に鳴らしながら進んでいくのですが、その音が大きければ大きいほど切なく聞こえてきました。他所から来た人から見れば、ただ大騒ぎしているよう見えるかもしれません。でも長崎の人たちとって、爆竹の音は特別なものなのです。
そんな風に感じることができる私は、やっぱり長崎の人。
彼の船です。おくんち(長崎のお祭り)でも活躍していたらしく、地元のテレビ局と新聞社が取材に来ていたそうです。おくんちの唐人船を模した精霊船です。
ありがとなー!
大学時代のアルバイトを含めて、この年齢までずーっと小売業に携わってきた私にはゴールデンウィークが休日という感覚はほとんどありません。それでも休みを取って、ちょこっと出かけてみればゴールデンウィークを楽しんでいる人たちの気分が伝わってきて楽くなります。
昨日は少し長く歩いてみました。
多摩川沿いのアカシア並木。白い小さな花は今が満開です。(正しくはニセアカシア)
10キロちょっと歩いて、大きな公園に来ました。
ネモフィラの花が満開です。上の方まですごい人。
ボートにも乗りました。脚で漕いで進むのですが、舵取りがなかなか面白いのです。推進力と方向舵の関係性を研究してみたい 笑。
日本式庭園もありました。
公園の中も約3時間で8キロ。たっぷり歩いた後は昼飯が美味しい。ソーキそばとポーたまおにぎりです。シークァーサーハイの酸っぱさが最高です 笑。
そんな訳で、1日だけたっぷりゴールデンウィーク気分を満喫してきました。残り3日間は通常通りに営業してます。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
AXXE CLASSICオーダーフェア開催中 オーダー無料でお作りします。
STEAMERウェットスーツ オーダーフェア開催中 3/3、3/2ミリフルスーツ、ロングジョン&ジャケットが10%オフ
どちらも5月6日(月)まで。
ZERO ウェットスーツ、AIDENTIFYウェットスーツ、オーダー料無料にてお作りします。
昨日は少し長く歩いてみました。
多摩川沿いのアカシア並木。白い小さな花は今が満開です。(正しくはニセアカシア)
10キロちょっと歩いて、大きな公園に来ました。
ネモフィラの花が満開です。上の方まですごい人。
ボートにも乗りました。脚で漕いで進むのですが、舵取りがなかなか面白いのです。推進力と方向舵の関係性を研究してみたい 笑。
日本式庭園もありました。
公園の中も約3時間で8キロ。たっぷり歩いた後は昼飯が美味しい。ソーキそばとポーたまおにぎりです。シークァーサーハイの酸っぱさが最高です 笑。
そんな訳で、1日だけたっぷりゴールデンウィーク気分を満喫してきました。残り3日間は通常通りに営業してます。
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どちらも5月6日(月)まで。
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久しぶりの旅行でした。コロナ禍になる直前に台湾へ行って以来なので4年ぶり。伊勢参りと名古屋の街を楽しんできました。お伊勢参りと聞いて思い浮かぶのが落語の珍道中話か、はたまた人情話くらいのバチ当たりな私のお楽しみはどうしても食べる物になっちゃいます。
伊勢市駅前、午前7時到着。そんな早い時間から営業してくれているお茶屋さんで、参拝前にお粥をありがたくいただきます。
伊勢神宮本殿。萱葺で塗りも無い木地そのままの質素な造りです。参拝はしても、個人的なことを祈ってはいけないそうです。そんなことは知りませんでしたが、なんとなくそんな願い事をするような場所では無さそうな気がしたので、ただ無心に手を合わせていました。
参拝のあとは腹ごしらえ。伊勢うどんです。柔らかくゆでられた太い麺に濃いめの出汁をかけただけ。混ぜると醤油の色になります。私はうどんつゆが透明な地域で育ったので、うどんと言えばそれなのですが、ちょっと変わったこのうどんも美味しくて、好きになりました。
そして、伊勢と言えばこれです。昔から大好きです。
腹がふくれ、参道に立ち並ぶ店を見物しながら歩いたあとは宿泊するホテルへ移動。
風呂にゆっくり浸かり、レストランで頼んでおいたテイクアウトのピンチョスや生ハム、パエリアとクラフトビールを居心地の良い部屋でいただいた後は、朝までぐっすりでした。
翌日の朝ごはんは、朝っぱらからケーキのブッフェ 笑。ようかんをつまみに焼酎飲める私は、何を隠そう大の甘党です。朝からスィーツなんて最高です。
罪悪感と満足感にたっぷり浸ったあとはバスで名古屋へ。初めての名古屋はやっぱりコレじゃないかと…。東京の蒸しが入るうなぎはどうも物足りない私には久しぶりで最高でした。
金のしゃちほこが光ってます。
夜はどて焼き。どうして「どて焼き」なのかは不明です。名古屋の赤だし味噌でよーく煮込まれたおでんです。これに味噌カツ。それにサッポロの赤星。飲兵衛の血が騒ぎだすのをなんとか押さえ、ビール二本で止めました。
いい気持ちの初名古屋の夜でした。
モーニングセットは小倉トーストかなあと思って、古そうなホテルの喫茶店に入ったらクロワッサンに小倉で、これもまた良しでやっぱり朝から甘いもの。
新幹線に乗る前に食べて行こうと、最後は手羽先唐揚げと名古屋コーチンの親子丼のモツ入りバージョン。
食べ物の文化圏としてはこれまで馴染みが無かった名古屋ですが、美味しいものばかりで体重増やしそうでヤバいです。あらかじめその分を減量してから、またイロイロと食べに行きたいです。
伊勢市駅前、午前7時到着。そんな早い時間から営業してくれているお茶屋さんで、参拝前にお粥をありがたくいただきます。
伊勢神宮本殿。萱葺で塗りも無い木地そのままの質素な造りです。参拝はしても、個人的なことを祈ってはいけないそうです。そんなことは知りませんでしたが、なんとなくそんな願い事をするような場所では無さそうな気がしたので、ただ無心に手を合わせていました。
参拝のあとは腹ごしらえ。伊勢うどんです。柔らかくゆでられた太い麺に濃いめの出汁をかけただけ。混ぜると醤油の色になります。私はうどんつゆが透明な地域で育ったので、うどんと言えばそれなのですが、ちょっと変わったこのうどんも美味しくて、好きになりました。
そして、伊勢と言えばこれです。昔から大好きです。
腹がふくれ、参道に立ち並ぶ店を見物しながら歩いたあとは宿泊するホテルへ移動。
風呂にゆっくり浸かり、レストランで頼んでおいたテイクアウトのピンチョスや生ハム、パエリアとクラフトビールを居心地の良い部屋でいただいた後は、朝までぐっすりでした。
翌日の朝ごはんは、朝っぱらからケーキのブッフェ 笑。ようかんをつまみに焼酎飲める私は、何を隠そう大の甘党です。朝からスィーツなんて最高です。
罪悪感と満足感にたっぷり浸ったあとはバスで名古屋へ。初めての名古屋はやっぱりコレじゃないかと…。東京の蒸しが入るうなぎはどうも物足りない私には久しぶりで最高でした。
金のしゃちほこが光ってます。
夜はどて焼き。どうして「どて焼き」なのかは不明です。名古屋の赤だし味噌でよーく煮込まれたおでんです。これに味噌カツ。それにサッポロの赤星。飲兵衛の血が騒ぎだすのをなんとか押さえ、ビール二本で止めました。
いい気持ちの初名古屋の夜でした。
モーニングセットは小倉トーストかなあと思って、古そうなホテルの喫茶店に入ったらクロワッサンに小倉で、これもまた良しでやっぱり朝から甘いもの。
新幹線に乗る前に食べて行こうと、最後は手羽先唐揚げと名古屋コーチンの親子丼のモツ入りバージョン。
食べ物の文化圏としてはこれまで馴染みが無かった名古屋ですが、美味しいものばかりで体重増やしそうでヤバいです。あらかじめその分を減量してから、またイロイロと食べに行きたいです。
お知らせ:8月17日(木)・18日(金)はお休みいたします。よろしくお願いします。
8月15日。終戦記念日。お盆。地元の長崎では精霊流し。当初は台風7号が接近する予想だったので、家で映画でも見て居るつもりだったのですが、私のところからは反れたようで、少々風が強いけどいい天気。暑い夏日が戻ってきました。
お盆は「地獄の釜の蓋が開く」と言います(正確には16日です)。私の母は子供のころから泳ぎが得意で、夏は海で何キロもの遠泳をしていたそうです。母は良く「お盆は地獄の釜の蓋が開いて、足を引っ張られるから海へは行くな」と笑いながら言っていました。
その教えに従って海はあきらめ(笑)、東京都心のグリーンショップ巡りをしてきました。
植物は大好きで、自宅ではいろいろと育てています。ここのところ雨が多いのでサボれていますが、夏場は毎朝水をあげるのが大変です。庭に昨年貼った芝はきれいに育っています。芝生は水が大好きです。周囲に植えたハーブも元気に育っています。
動かないし鳴き声も出しませんが、手をかけてあげるとしっかりと応えてくれるのが植物です。(中には手をかけられすぎるのは嫌いなのもいますが)
まず行ったのは、南青山。ソルソパークというグリーンショップです。本店は川崎の宮前区にあります。そちらは何度も訪れていますが青山は始めて。
東京メトロの乃木坂で降りて、ミッドタウンとは逆の方向へ少し歩きます。こんな東京のど真ん中にあるの?と思っていたら意外な空間が広がっていました。遠くに六本木ヒルズが見えています。左端にちょこっと見えているのが東京ミッドタウンです。(以前、活さんのボードを展示したOAKWOODラウンジもそこにあります。)
観葉植物というよりも、着生ランみたいなちょっと変わった形の植物が好きです。
コーヒー豆をローストしているカフェが併設されているので、気になった植物を買ったあとはコーヒーをいただきます。毎朝のコーヒーはハンドドリップでしっかり淹れていますが、この歳になってやっとモカの酸味のおいしさが分かってきました 笑。
広い庭を見ながら、のんびりできます。東京の真ん中にこんな広々としたスペースがあるのは驚きでした。もともとは何があった場所なんでしょう。あとで調べてみます。
コーヒーをいただいた後、乃木坂まで戻って地下鉄で今度は有楽町へ。数寄屋橋の東急プラザです。
途中、女房がカレーうどんを食べたいと言う店へ行きました。冷房がきっちり効いた店内で、熱いカレーうどんもなかなか良いか、なんて勝手に想像していたら…笑。有楽町のガード下です。
次の目的地の東急プラザは目の前。
通り過ぎる人たちが皆「このくそ暑いのに、良くそんなとこでうどん食ってるなあ」という顔で見ながら通り過ぎて行きます。
私も最初は「ここでカレーうどんかよ」と難色を示しつつも女房がどーしても食べると言うので、汗だくも面白いかなと腹を決めて暖簾をくぐったのですが、意外でした。風が抜きぬけていくのでけっこう涼しいんです。
お揚げ好きなので載せてもらいました。麺を食べ終わたら、ご飯を入れてカレーライスです。
風のおかげで汗ひとつかかず、涼しい顔で食べ終わりました。美味しかったです。有楽町の慶屋という店です。
東急プラザのグリーンショップは、ADA LABというLEDを使ったアクアリウムのお店。あまり趣味ではないのですが、面白そうなので見に行ってみました。興味がある方はどうぞ。https://ada-laboratory.com/
その次は東京駅です。丸ビルにある、GARAGE TOKYOというグリーンショップです。立川のグリーンスプリングスは好きで良く行くのですが、そこにあるRUSTというグリーンショップの系列店です。なので品ぞろえは良く似ているのですが、眺めはなかなか。目の前に東京駅です。
興味がある人はこちら。
https://garage-garden.com/
個人的には最初に行ったソルソファームが好きです。宮前区のお店は地形を上手く使っていて見ているだけでも面白いです。土日祝日だけのオープンです。https://solsofarm.com/
丸の内のラグビー神社にお参りして、リーチ・マイケル選手にタックル 笑。丸の内仲通りです。
東京グリーンショップ巡り、面白かったです。家のアデニウムが芽を出しました。育つのか?
8月15日。終戦記念日。お盆。地元の長崎では精霊流し。当初は台風7号が接近する予想だったので、家で映画でも見て居るつもりだったのですが、私のところからは反れたようで、少々風が強いけどいい天気。暑い夏日が戻ってきました。
お盆は「地獄の釜の蓋が開く」と言います(正確には16日です)。私の母は子供のころから泳ぎが得意で、夏は海で何キロもの遠泳をしていたそうです。母は良く「お盆は地獄の釜の蓋が開いて、足を引っ張られるから海へは行くな」と笑いながら言っていました。
その教えに従って海はあきらめ(笑)、東京都心のグリーンショップ巡りをしてきました。
植物は大好きで、自宅ではいろいろと育てています。ここのところ雨が多いのでサボれていますが、夏場は毎朝水をあげるのが大変です。庭に昨年貼った芝はきれいに育っています。芝生は水が大好きです。周囲に植えたハーブも元気に育っています。
動かないし鳴き声も出しませんが、手をかけてあげるとしっかりと応えてくれるのが植物です。(中には手をかけられすぎるのは嫌いなのもいますが)
まず行ったのは、南青山。ソルソパークというグリーンショップです。本店は川崎の宮前区にあります。そちらは何度も訪れていますが青山は始めて。
東京メトロの乃木坂で降りて、ミッドタウンとは逆の方向へ少し歩きます。こんな東京のど真ん中にあるの?と思っていたら意外な空間が広がっていました。遠くに六本木ヒルズが見えています。左端にちょこっと見えているのが東京ミッドタウンです。(以前、活さんのボードを展示したOAKWOODラウンジもそこにあります。)
観葉植物というよりも、着生ランみたいなちょっと変わった形の植物が好きです。
コーヒー豆をローストしているカフェが併設されているので、気になった植物を買ったあとはコーヒーをいただきます。毎朝のコーヒーはハンドドリップでしっかり淹れていますが、この歳になってやっとモカの酸味のおいしさが分かってきました 笑。
広い庭を見ながら、のんびりできます。東京の真ん中にこんな広々としたスペースがあるのは驚きでした。もともとは何があった場所なんでしょう。あとで調べてみます。
コーヒーをいただいた後、乃木坂まで戻って地下鉄で今度は有楽町へ。数寄屋橋の東急プラザです。
途中、女房がカレーうどんを食べたいと言う店へ行きました。冷房がきっちり効いた店内で、熱いカレーうどんもなかなか良いか、なんて勝手に想像していたら…笑。有楽町のガード下です。
次の目的地の東急プラザは目の前。
通り過ぎる人たちが皆「このくそ暑いのに、良くそんなとこでうどん食ってるなあ」という顔で見ながら通り過ぎて行きます。
私も最初は「ここでカレーうどんかよ」と難色を示しつつも女房がどーしても食べると言うので、汗だくも面白いかなと腹を決めて暖簾をくぐったのですが、意外でした。風が抜きぬけていくのでけっこう涼しいんです。
お揚げ好きなので載せてもらいました。麺を食べ終わたら、ご飯を入れてカレーライスです。
風のおかげで汗ひとつかかず、涼しい顔で食べ終わりました。美味しかったです。有楽町の慶屋という店です。
東急プラザのグリーンショップは、ADA LABというLEDを使ったアクアリウムのお店。あまり趣味ではないのですが、面白そうなので見に行ってみました。興味がある方はどうぞ。https://ada-laboratory.com/
その次は東京駅です。丸ビルにある、GARAGE TOKYOというグリーンショップです。立川のグリーンスプリングスは好きで良く行くのですが、そこにあるRUSTというグリーンショップの系列店です。なので品ぞろえは良く似ているのですが、眺めはなかなか。目の前に東京駅です。
興味がある人はこちら。
https://garage-garden.com/
個人的には最初に行ったソルソファームが好きです。宮前区のお店は地形を上手く使っていて見ているだけでも面白いです。土日祝日だけのオープンです。https://solsofarm.com/
丸の内のラグビー神社にお参りして、リーチ・マイケル選手にタックル 笑。丸の内仲通りです。
東京グリーンショップ巡り、面白かったです。家のアデニウムが芽を出しました。育つのか?
台湾、行ってきました。羽田から3時間ちょっとです(帰りは2時間半)。早朝出発すれば昼飯の前に着くし、夕方まで遊んで飛行機に乗っても終電の前に帰ってくることができます。海外っぽくない海外ですが、食べ物は美味しいし、台湾の人は親切でなにやら楽しいしで、台湾大好きになっちゃいました。
4日間で20食近く食べました。野菜、果物、牛、豚、鶏、アヒル、とにかくたくさんの食材をいろいろな方法で料理するので、食べ物に関しては枚挙にいとまがありません。
ニワトリはトサカから足の先まで、食材の状態でも、調理されてすぐにパクつける状態でも売ってます。
トサカついてます。もちろん食べます。旨いですが気に入ったのは「舌」。つまりベロ。見た目はかなりアレなので画像は無し。最初は昆虫かと思いましたが、ベロから気管にかけて、コリリとして旨いのです。
これは屋台の料理。鶏肉と調味料(日本でいえば漢方)を器ごと蒸した澄んだスープが美味しいのです。
朝は粥よりも豆乳がポピュラーみたいです。左のは豆漿という豆乳を軽く凝固させたものです。豆腐好き(私)にたまらないのは言うまでもありません。
さっぱり系ばかり紹介してますが、小籠包に蒸餃子、ごはんにひき肉や鶏肉を炒めたのをぶっかけたのや台湾風おにぎり、粽、肉、野菜炒め、高級レストランから屋台まで、もう何でもあって食道楽にとっては楽しいやら、食べ過ぎで苦しいやらでもう大変なのです。
でもね、今回の旅行で一番だったのはこれ。
お茶です。
初日から歩き疲れて、ひと休みしようと何気なく入ったお茶屋さん、茶芸館というらしいですが、そこで淹れ方を教えてもらって飲んだ烏龍茶の美味いこと。
ひとくちで飲み干してしまうくらいの小さな茶碗から口に入れたとたんに、鼻へひろがる花のような香りと舌に残る柔らかいお茶のコク。これまでもそれなりの値段がする烏龍茶を買って飲んだことはありましたが、それらとはまったく別物。
ほんとうに突然のごとく、お茶好きになってしまいました。
有名な観光地。外は竹下通りもびっくりのすごい人。
そんな中にあった茶芸館。外の雑踏がうそのような静けさです。
開いた窓からは冷たい風が入ってきますが、すぐ脇で鉄瓶の湯が沸く幽かな音と湯気、そして炭火のほのかな暖かさが柔らかく伝わってくるのが心地よく感じられます。
窓の外はこんな景色。遠くに海を見下ろして、故郷の長崎にもなんとなく似ています。
台湾といえども1月は寒いのですが、そんな中で炭火のわずかな暖かさだけを頼りに過ごす時間が豊かに感じられるのは、香りがいいお茶のおかげだと思います。
台湾のお茶がこんなに素晴らしいものだとは知りませんでした。忙しい日常ではなかなかこんなゆったり時間を過ごすのは難しいと思いますが、少しでもこういう時間を持てたら幸せです。
今回の旅行の一番の収穫は、そんなことを教えてくれた「台湾茶」でした。この次はぜひ波乗りとお茶を楽しむ台湾旅行を計画してみようと思います。
もちろんお茶、買ってきました。茶器を手に入れて楽しもうと思います。
4日間で20食近く食べました。野菜、果物、牛、豚、鶏、アヒル、とにかくたくさんの食材をいろいろな方法で料理するので、食べ物に関しては枚挙にいとまがありません。
ニワトリはトサカから足の先まで、食材の状態でも、調理されてすぐにパクつける状態でも売ってます。
トサカついてます。もちろん食べます。旨いですが気に入ったのは「舌」。つまりベロ。見た目はかなりアレなので画像は無し。最初は昆虫かと思いましたが、ベロから気管にかけて、コリリとして旨いのです。
これは屋台の料理。鶏肉と調味料(日本でいえば漢方)を器ごと蒸した澄んだスープが美味しいのです。
朝は粥よりも豆乳がポピュラーみたいです。左のは豆漿という豆乳を軽く凝固させたものです。豆腐好き(私)にたまらないのは言うまでもありません。
さっぱり系ばかり紹介してますが、小籠包に蒸餃子、ごはんにひき肉や鶏肉を炒めたのをぶっかけたのや台湾風おにぎり、粽、肉、野菜炒め、高級レストランから屋台まで、もう何でもあって食道楽にとっては楽しいやら、食べ過ぎで苦しいやらでもう大変なのです。
でもね、今回の旅行で一番だったのはこれ。
お茶です。
初日から歩き疲れて、ひと休みしようと何気なく入ったお茶屋さん、茶芸館というらしいですが、そこで淹れ方を教えてもらって飲んだ烏龍茶の美味いこと。
ひとくちで飲み干してしまうくらいの小さな茶碗から口に入れたとたんに、鼻へひろがる花のような香りと舌に残る柔らかいお茶のコク。これまでもそれなりの値段がする烏龍茶を買って飲んだことはありましたが、それらとはまったく別物。
ほんとうに突然のごとく、お茶好きになってしまいました。
有名な観光地。外は竹下通りもびっくりのすごい人。
そんな中にあった茶芸館。外の雑踏がうそのような静けさです。
開いた窓からは冷たい風が入ってきますが、すぐ脇で鉄瓶の湯が沸く幽かな音と湯気、そして炭火のほのかな暖かさが柔らかく伝わってくるのが心地よく感じられます。
窓の外はこんな景色。遠くに海を見下ろして、故郷の長崎にもなんとなく似ています。
台湾といえども1月は寒いのですが、そんな中で炭火のわずかな暖かさだけを頼りに過ごす時間が豊かに感じられるのは、香りがいいお茶のおかげだと思います。
台湾のお茶がこんなに素晴らしいものだとは知りませんでした。忙しい日常ではなかなかこんなゆったり時間を過ごすのは難しいと思いますが、少しでもこういう時間を持てたら幸せです。
今回の旅行の一番の収穫は、そんなことを教えてくれた「台湾茶」でした。この次はぜひ波乗りとお茶を楽しむ台湾旅行を計画してみようと思います。
もちろんお茶、買ってきました。茶器を手に入れて楽しもうと思います。
先週末、富士山のふもとにある忍野村(おしのむら)というところへ行ってきました。忍野村は富士山の北東部に位置していて、富士山の伏流水が湧き出す忍野八海という湧水池群とかやぶき屋根の古い民家が点在する静かな村です。
行動を起こしてみれば近いもので、自宅から中央道に乗って法定速度+10㎞でのんびり走って1時間半で到着してしまいます。早朝に下道で海へ行くのと変わりません(走行距離は長いですが)
それでも、いつも走っている裏山トレイルからあ山頂付近しか見えない富士山が目の前に。
手前の街並みは、白くて細長いもので有名な富士吉田市。少し高いところから見下ろすと、どこか懐かしい雰囲気です。すぐ下は駅。列車が近づいてくると踏切が鳴り始め、ホームに着いた列車から降りた人が街の中へ散って行きます。
しばらく見ていて気が付きました。懐かしさを感じるのは高い建物、高層マンションが無いせいです。
忍野村はこの景色の向こう側。正面に見える山を越えたところです。
そういうところだと聞いて行ったのですが、想像以上に透き通った水に驚きました。
底が見えていますが、水深4mあるそうです。どこまでも透明な水に晩御飯のおかずが泳いでいます。
試みに水の中へカメラを入れてシャッターを押してみました。梅花藻です。子供のころから川、海と水に親しんでいましたが、これほど透き通った水は初めてです。
いくつかある池を見て歩いていると、冬の早い夕暮れに富士山が。
きれいです。
これが宿。茅葺屋根も初めてです。
食事はマス料理。きれいな水で育ったせいか美味しいです。
刺身に。
塩焼き。
稚マスの天ぷらなどマスづくしです。
朝食はマスの粕漬。ふわふわのトロロに卵焼き。
素朴ですがそれぞれに手がかかっていて、美味しい。作ってくれた人に感謝したくなるような料理。久しぶりにそんなことを感じてしまいました(安いんです)。
朝食の前に散歩しようと思っていましたが、外は霜で真っ白。寒いです。迷わず朝風呂へ直行でした。
あとで調べたら、標高930mでした。暖冬で昼間はそれほどでもありませんでしたが、朝晩は気温が下がっていたみたいです。
太陽が昇れば大丈夫。川から湯気が立ち上っています。どこを取ってもきれいなところです。
そして、やっぱり富士山がどーんと。存在感が凄いです。やっぱり日本一の山です。
波乗りしているときに、いつも見ている富士山ですが次からは手を合わせてから海に入ろうと思います。
白くて細長いものも、もちろんいただきました。肉は馬肉です。
自宅から1時間ちょっとのところです。これからは富士山を見に、ちょくちょく行かせていただこうと思います。
あ、お蕎麦も美味しいですので。
行動を起こしてみれば近いもので、自宅から中央道に乗って法定速度+10㎞でのんびり走って1時間半で到着してしまいます。早朝に下道で海へ行くのと変わりません(走行距離は長いですが)
それでも、いつも走っている裏山トレイルからあ山頂付近しか見えない富士山が目の前に。
手前の街並みは、白くて細長いもので有名な富士吉田市。少し高いところから見下ろすと、どこか懐かしい雰囲気です。すぐ下は駅。列車が近づいてくると踏切が鳴り始め、ホームに着いた列車から降りた人が街の中へ散って行きます。
しばらく見ていて気が付きました。懐かしさを感じるのは高い建物、高層マンションが無いせいです。
忍野村はこの景色の向こう側。正面に見える山を越えたところです。
そういうところだと聞いて行ったのですが、想像以上に透き通った水に驚きました。
底が見えていますが、水深4mあるそうです。どこまでも透明な水に晩御飯のおかずが泳いでいます。
試みに水の中へカメラを入れてシャッターを押してみました。梅花藻です。子供のころから川、海と水に親しんでいましたが、これほど透き通った水は初めてです。
いくつかある池を見て歩いていると、冬の早い夕暮れに富士山が。
きれいです。
これが宿。茅葺屋根も初めてです。
食事はマス料理。きれいな水で育ったせいか美味しいです。
刺身に。
塩焼き。
稚マスの天ぷらなどマスづくしです。
朝食はマスの粕漬。ふわふわのトロロに卵焼き。
素朴ですがそれぞれに手がかかっていて、美味しい。作ってくれた人に感謝したくなるような料理。久しぶりにそんなことを感じてしまいました(安いんです)。
朝食の前に散歩しようと思っていましたが、外は霜で真っ白。寒いです。迷わず朝風呂へ直行でした。
あとで調べたら、標高930mでした。暖冬で昼間はそれほどでもありませんでしたが、朝晩は気温が下がっていたみたいです。
太陽が昇れば大丈夫。川から湯気が立ち上っています。どこを取ってもきれいなところです。
そして、やっぱり富士山がどーんと。存在感が凄いです。やっぱり日本一の山です。
波乗りしているときに、いつも見ている富士山ですが次からは手を合わせてから海に入ろうと思います。
白くて細長いものも、もちろんいただきました。肉は馬肉です。
自宅から1時間ちょっとのところです。これからは富士山を見に、ちょくちょく行かせていただこうと思います。
あ、お蕎麦も美味しいですので。
8月15日、夕刻の長崎市。街のあちらこちらから聞こえはじめるのは、爆竹が破裂する音とカーン、カーンという独特の響きの鉦(かね)の音。お盆の長崎と花火は切っても切れない関係です。
長崎ではご先祖さまの御霊を迎える迎え火として、自宅とお墓に提灯を立てます。文字が金色なのも長崎です。うちは違いますが、墓石の上に十字架がついたカソリックのお墓が多いのも長崎ならではかと。
墓に提灯を立て、花火をやります。爆竹、ロケット花火、打ち上げ花火、なんでもありで、とにかく賑やかです。私も子供の頃よくやりました。お盆の楽しみでした。
コンビニのレジ横の墓参りグッズコーナーはこんな感じ。線香にろうそく、ライター、それに爆竹です。長崎に住んでいるあいだは、墓で花火をするのは当たり前だと思ってましたが、どうやら長崎だけみたいですね 笑。
精霊流しでは爆竹は箱ごと、赤い小箱はまだかわいいもので段ボールの方を一気にいっちゃいます。
昔よりも少なくはなりましたが、花火専門店も店を出します。何十万分も買っていく方もいます。花火屋さんは大賑わいです。
それが一番盛り上がるのが、15日の夜に行われる「精霊流し(しょうろうながし)」です。明るいうちから、バリバリ、カンカンとにぎやかに始まります。
「にぎやかに」なんて書いていますが、爆竹の音はおそらくみなさんの想像のはるか上を行っていると思います。
たとえて言うなら、どしゃぶりの雨がトタン張りの屋根に当たる音です。どしゃぶりが少しおさまって小降りになったかと思うと、またすぐにどしゃぶりです。それが、夕方から夜中までずーっとです。半端でない消費量です。
長崎では、そうやって初盆で戻ってきた御霊(みたま)を盆送りします。
母も今年が初盆でした。原爆死没者の名簿が一番奥の棚に収められています。母の名前もここに入りました。
54年生きて来て思うのは、物事は常に流れていて、一刻たりとも止まらず変化し続けているんだなあということ。当たり前のことですが、そういう思いが強くなったと思います。54年間って結構長いんだと思いました。
という訳で、今日からいつもどおりに営業してます。よろしくお願いします。
空港の到着出口を出たとたんに包まれたのは、通路の両側に群がる人たちの人いきれとその視線、ざわめき、それにその先の道路を走るクルマとバイクのエンジンとクラクションの音と、それらが吐き出す排気ガスの匂い。
いきなりのアジアの混沌の洗礼に思わずたじろいでしまったヴェトナムはホーチミンシティのタンソンニャット国際空港でしたが、どこか懐かしさを感じる光景でもあったのは、若さと勢いにまかせて旅していた、20代のころがよみがえってきたからでしょう。
ホテルへ向かうタクシーは常に10数台のバイクの群れの中。いつぶつかってしまうかとハラハラ、ドキドキしっぱなし。でも昔はあっちの方だったなあと思い出します。タイのトゥクトゥクやバイクタクシーでクルマのあいだをすごい勢いで走り抜けるのが面白くて大喜びしながら乗っていたものですが、もうダメ。見ているだけで怖くなってしまいます。
バイクの間をすり抜けてようやくホテルに着いて部屋から見下ろせば…。ものすごいバイクの数。
文字はほとんど読めず、言葉は全く分からないままローカルのバスで移動するドキドキ。バス停ではおばあちゃんが、笑顔で話しかけてきても全く何を言っているのか分からない。ニコニコずっとひとりでしゃべっているかと思うと、自分が乗るバスが来たらさっさと乗っていってしまう。
通路の向かいのおじさんはこっちを見てニコニコしながら、何かを指さして何かを教えてくれようとしているような雰囲気。でも分からないのでこっちも首をかしげて笑うだけ。
バスの運転手さんも車掌さんもニコニコ。どのバスに乗ればいいんだろうと不安になっていると、運転席からこっちこっちと手招きしてくれて無事帰還。よく分からないけれど、何か楽しい 笑。
道路は食べのこしや容器のゴミ、それに降った雨がまじった泥の水たまり。それでもその上で売られている果物や野菜はどれも美味しそう。
カフェだって道の上。スタバとは違う美味しさがあります。
道を渡るのも最初は一苦労、というより命がけ。信号なんか守ってくれない。青信号を渡っている目の前を、信号って何?とばかりに走り抜けるバイク。向こうがその気ならこっちだってと、いつのまにかうまくバイクとクルマのあいだをすり抜けて道路を横断できるようになっていたりするから面白いもの。
美味しいものもたくさんあるし。
チェー、という飲み物。マメ、タピオカ、なんかの実、ハーブ、はては昆布までいろんな種類があるのですが、どれもこれも美味しい。これは昆布とハトムギが入ってます。
おなじみフォー。食べ飽きない味です。
気に入ってしまったのはこれ。これは何?と英語が通じるところで聞いてみたら、ローカルチェリーだと。それでよく調べてみたら、アセロラでした。アセロラというと反射的に浮かんでくるのはあの女子プロですが、元の実はこんなだとは知りませんでした。
これにピンク色のチリソルトをつけて、が美味しいのです。
クルマやバイクのクラクションはうるさいし、排気ガスでのどは痛いし、なんでこんなとこ来ちまったのかと思ったのが正直なはじめの感想。
でも慣れというものは恐ろしいもので(笑)一日歩き回ってみればもう平気。交通ルールもへったくれも無くて良く事故が起きないなと思っていたのも、バイクとクルマ、そして歩行者の動きを良くみていると、隙間があれば入ってくるバイクも、我先に進もうとするクルマも微妙な間があって、その呼吸の兼ね合いでぶつからず(ぶつかっているのかもしれませんが)前へ進んでいるのに気が付きました。
しかし、バイクがバンバン横切っている交差点に、路線バスがクラクションを鳴らしながら突っ込んでいくと自然と通り道ができているのは不思議…。思わず目覆いましたから。
あの柔軟さというのか、何と言えばいいのか、独特の柔らかさと強さで国の独立を勝ち取ったんだろうなあと思いました。
やっぱり旅はドキドキする方が面白いですね。
いきなりのアジアの混沌の洗礼に思わずたじろいでしまったヴェトナムはホーチミンシティのタンソンニャット国際空港でしたが、どこか懐かしさを感じる光景でもあったのは、若さと勢いにまかせて旅していた、20代のころがよみがえってきたからでしょう。
ホテルへ向かうタクシーは常に10数台のバイクの群れの中。いつぶつかってしまうかとハラハラ、ドキドキしっぱなし。でも昔はあっちの方だったなあと思い出します。タイのトゥクトゥクやバイクタクシーでクルマのあいだをすごい勢いで走り抜けるのが面白くて大喜びしながら乗っていたものですが、もうダメ。見ているだけで怖くなってしまいます。
バイクの間をすり抜けてようやくホテルに着いて部屋から見下ろせば…。ものすごいバイクの数。
文字はほとんど読めず、言葉は全く分からないままローカルのバスで移動するドキドキ。バス停ではおばあちゃんが、笑顔で話しかけてきても全く何を言っているのか分からない。ニコニコずっとひとりでしゃべっているかと思うと、自分が乗るバスが来たらさっさと乗っていってしまう。
通路の向かいのおじさんはこっちを見てニコニコしながら、何かを指さして何かを教えてくれようとしているような雰囲気。でも分からないのでこっちも首をかしげて笑うだけ。
バスの運転手さんも車掌さんもニコニコ。どのバスに乗ればいいんだろうと不安になっていると、運転席からこっちこっちと手招きしてくれて無事帰還。よく分からないけれど、何か楽しい 笑。
道路は食べのこしや容器のゴミ、それに降った雨がまじった泥の水たまり。それでもその上で売られている果物や野菜はどれも美味しそう。
カフェだって道の上。スタバとは違う美味しさがあります。
道を渡るのも最初は一苦労、というより命がけ。信号なんか守ってくれない。青信号を渡っている目の前を、信号って何?とばかりに走り抜けるバイク。向こうがその気ならこっちだってと、いつのまにかうまくバイクとクルマのあいだをすり抜けて道路を横断できるようになっていたりするから面白いもの。
美味しいものもたくさんあるし。
チェー、という飲み物。マメ、タピオカ、なんかの実、ハーブ、はては昆布までいろんな種類があるのですが、どれもこれも美味しい。これは昆布とハトムギが入ってます。
おなじみフォー。食べ飽きない味です。
気に入ってしまったのはこれ。これは何?と英語が通じるところで聞いてみたら、ローカルチェリーだと。それでよく調べてみたら、アセロラでした。アセロラというと反射的に浮かんでくるのはあの女子プロですが、元の実はこんなだとは知りませんでした。
これにピンク色のチリソルトをつけて、が美味しいのです。
クルマやバイクのクラクションはうるさいし、排気ガスでのどは痛いし、なんでこんなとこ来ちまったのかと思ったのが正直なはじめの感想。
でも慣れというものは恐ろしいもので(笑)一日歩き回ってみればもう平気。交通ルールもへったくれも無くて良く事故が起きないなと思っていたのも、バイクとクルマ、そして歩行者の動きを良くみていると、隙間があれば入ってくるバイクも、我先に進もうとするクルマも微妙な間があって、その呼吸の兼ね合いでぶつからず(ぶつかっているのかもしれませんが)前へ進んでいるのに気が付きました。
しかし、バイクがバンバン横切っている交差点に、路線バスがクラクションを鳴らしながら突っ込んでいくと自然と通り道ができているのは不思議…。思わず目覆いましたから。
あの柔軟さというのか、何と言えばいいのか、独特の柔らかさと強さで国の独立を勝ち取ったんだろうなあと思いました。
やっぱり旅はドキドキする方が面白いですね。
お知らせ:11月5日(日)から、11月9日(木)はお休みいたします。急で申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
お知らせのとおり明日から木曜まで、お休みをいただきます。またまた長崎へ里帰りです。二週間前にも帰ったばかりなのですが、7月から入院している母の顔を見に行ってきます。
病院へは海沿いの道路を路線バスに乗って行きます。子供の頃から大好きだった通りなのです。小さい頃には父母に連れられ、中高生のころには友達と、半島の先にある海水浴場へバスに揺られてよく通っていた道です。
海沿いには大小たくさんの工場が立ち並んで、船を作っています。私の父も船を作る仕事をしていました。
地図で長崎の地形を見ると、私は昔から見慣れているのですが、とてもユニークな地形をしていると思います。陸地と海が入り組んでいて、海はとても身近な存在です。
今は高い建物が建ってしまいましたが、私がいた頃は国鉄(当時)の長崎駅から海が見えていました。終着駅の線路が途切れたその向こうは港でした。
私の実家は海から少し離れていますが、東西南北どの方向へ行っても海に出てしまいます。言葉だけで想像すると島みたいですが、島じゃありません 笑。北へ少し行くと大きな湾に出ます。大きな湾になっていて、穏やかできれいな海は子供の頃の磯遊びには最適な海でした。いろんな生き物がいました。
こんなことを書いていたら、母が作ってくれた、とろろ昆布の握り飯の味を思い出してしまいました。海水でしょっぱくなった口に美味しかったものです。具は梅干しで、のりで巻いたシャケにぎりよりもとろろ昆布と梅が好きで…。
みなさんもそれぞれに、いろんな海の思い出があると思います。時間が経っておっさんになっても海は海で、変わらずそこにある海がやっぱり大好きです。
今日の懐メロはこれ。ハイファイセット。山本潤子さんが大好きで。
知らない若人は、検索して「赤い鳥」から聴いてみてください。
それでは、ちょっくら行ってきます。
お知らせのとおり明日から木曜まで、お休みをいただきます。またまた長崎へ里帰りです。二週間前にも帰ったばかりなのですが、7月から入院している母の顔を見に行ってきます。
病院へは海沿いの道路を路線バスに乗って行きます。子供の頃から大好きだった通りなのです。小さい頃には父母に連れられ、中高生のころには友達と、半島の先にある海水浴場へバスに揺られてよく通っていた道です。
海沿いには大小たくさんの工場が立ち並んで、船を作っています。私の父も船を作る仕事をしていました。
地図で長崎の地形を見ると、私は昔から見慣れているのですが、とてもユニークな地形をしていると思います。陸地と海が入り組んでいて、海はとても身近な存在です。
今は高い建物が建ってしまいましたが、私がいた頃は国鉄(当時)の長崎駅から海が見えていました。終着駅の線路が途切れたその向こうは港でした。
私の実家は海から少し離れていますが、東西南北どの方向へ行っても海に出てしまいます。言葉だけで想像すると島みたいですが、島じゃありません 笑。北へ少し行くと大きな湾に出ます。大きな湾になっていて、穏やかできれいな海は子供の頃の磯遊びには最適な海でした。いろんな生き物がいました。
こんなことを書いていたら、母が作ってくれた、とろろ昆布の握り飯の味を思い出してしまいました。海水でしょっぱくなった口に美味しかったものです。具は梅干しで、のりで巻いたシャケにぎりよりもとろろ昆布と梅が好きで…。
みなさんもそれぞれに、いろんな海の思い出があると思います。時間が経っておっさんになっても海は海で、変わらずそこにある海がやっぱり大好きです。
今日の懐メロはこれ。ハイファイセット。山本潤子さんが大好きで。
知らない若人は、検索して「赤い鳥」から聴いてみてください。
それでは、ちょっくら行ってきます。
お休み中は、ずっと海の上におりました。
台風5号が通過中。夜の晴海ふ頭から乗船。全長250メートルの大きな船です。
レインボーブリッジをくぐりぬけ出航。東京の夜景、結構好きだったりします。夜間発着の旅客機を眺めながら羽田沖から海ほたるの横を通り抜けていきます。船ならではのスピードが気持ちいいです。
浦賀水道を抜け外洋へ出ると、250メートルの大型船でもピッチングを感じます。台風の吹き戻しの風と周期が長いうねりのせいです。
周期的にやってくるフウッと身体が浮かぶような感覚の中、胃のあたりになんとなく気持ち悪さを感じつつも寝床に入るといつのまにか朝になっていました。
びっくりするくらいの天気と日差し。風とピッチングはまだ収まっていません。後方に富士山がぼんやりと見えていましたが、じきに見えなくなりました。
海はこの色。やっぱりちょっと気持ち悪いですが、気分は盛り上がります。
この日は一日ずっとクルージング。最初の目的地の佐世保へは、次の日の午後遅く到着の予定です。こういう時間の感覚、大好きです 笑。
1時間ほどジョギングとダンベルで身体を動かして、朝食を取ったあとは、居心地が良さそうな場所を見つけてのんびりタイム。本を読むか、アタマをからっぽにしてのんびりするか、さもなければ昼寝です。
私のお気に入りの場所はここ。日陰で風が抜けて涼しく、海が良く見えます。気持ちいい場所を見つけるの得意です。
朝、昼、午後、夕方。雲や雨や風で刻々と変わっていく海の表情は見ていて飽きません。
たまに船に驚いたトビウオが飛び出して、海面をなめらかに滑空していきます。
驟雨と雲の合い間からの日差しが遠くに見えると思っていると…
雲がどんどん消えていって、水平線と遠くを滑る船がくっきりと見えてきます。自分のまわりがすべて海だと、遠くに船を見つけただけでなんとなく嬉しくなります。
こんな海の表情を見ていたら、若い頃から愛読しているサマセット・モームの南洋小説の一節を思い出しました。
翌日の午後4時、佐世保港へ入港。久しぶりの佐世保。しかも海から近づいて行きます。SSKの造船所のクレーンがなんだか懐かしい。佐世保は日本の西の端の軍港の街。かつて祖父母が住んでいたので何度も遊びに来ました。
昔は佐世保駅を出るとまず目についていた駅前の教会ですが、林立するビルにすっかり埋もれてしまって景観が変ってしまっていたのは、長崎の街でも同じように起きていること。ちょっと寂しいけど、そういうことにも慣れてきました。
佐世保は夜10時すぎに出航。翌朝起きて、ゆっくり朝食をとってデッキに出てみると、朝霧に済州島がぼんやりと見えています。
長崎にいると、済州島は天気予報で出てくるので韓流以前からおなじみです。イメージよりもずっと大きな島でした。
済州島で半日遊んだ後、再び船上の人になります。戻るのは晴海ではなく横浜。到着は翌々日の昼。翌日はまたお気に入りの場所でのんびりです。
そして、さらに次の朝。デッキへ出てみると見覚えのある島影が見えています。伊豆大島。波待ちしている沖にいつも見えている島です。
ちょっと悲しかったのは、このあたりの海域にくると海のゴミが目立つようになってきたこと。世界有数の都市の近くで多くの人口が集まっていることを考えると仕方がないことかもしれませんが、ゴミは捨てない、ゴミを見かけたら拾うというのは大切なことだと思います。みんなでできればきれいになるはず。
浦賀水道を抜けると回りに船がたくさん見えます。タグボートが近づいて、船の舷側に着いたと思うと数人の人が乗り込んで、しばらくするとこんな旗が上がりました。
黄色の旗は「乗員、乗客の健康状態には問題ない」というような意味で、もうひとつの赤と白の旗は「水先案内人が乗船している」ということを表す信号旗。
ベイブリッジの下を通過。結構、すれすれ。
気が付くと、信号旗が変っています。
赤白の旗は水先案内人で同じ。真ん中の列は青と白の三角形の旗の下に続くことで、アルファベットを意味するようになると思われます。
赤と黄色は「O」、白地に青の四角は「S」で、「OS」です。OS、これは大桟橋を表していて、この船は大桟橋へ向かっていますということ。
ほどなくして、みなさんグリーンルームでおなじみの大さん橋へ着岸です。
今の時代、旗を使って周囲に信号を送るのはとてもアナログなことのように思えますが、私にはとてもドラマチックに感じられて、(千数百人いる乗客の中でおそらく)ひとりで感動していました 笑。
船はいいですね。また船で旅してみたいと思います。
やっぱり海が好きです。
台風5号が通過中。夜の晴海ふ頭から乗船。全長250メートルの大きな船です。
レインボーブリッジをくぐりぬけ出航。東京の夜景、結構好きだったりします。夜間発着の旅客機を眺めながら羽田沖から海ほたるの横を通り抜けていきます。船ならではのスピードが気持ちいいです。
浦賀水道を抜け外洋へ出ると、250メートルの大型船でもピッチングを感じます。台風の吹き戻しの風と周期が長いうねりのせいです。
周期的にやってくるフウッと身体が浮かぶような感覚の中、胃のあたりになんとなく気持ち悪さを感じつつも寝床に入るといつのまにか朝になっていました。
びっくりするくらいの天気と日差し。風とピッチングはまだ収まっていません。後方に富士山がぼんやりと見えていましたが、じきに見えなくなりました。
海はこの色。やっぱりちょっと気持ち悪いですが、気分は盛り上がります。
この日は一日ずっとクルージング。最初の目的地の佐世保へは、次の日の午後遅く到着の予定です。こういう時間の感覚、大好きです 笑。
1時間ほどジョギングとダンベルで身体を動かして、朝食を取ったあとは、居心地が良さそうな場所を見つけてのんびりタイム。本を読むか、アタマをからっぽにしてのんびりするか、さもなければ昼寝です。
私のお気に入りの場所はここ。日陰で風が抜けて涼しく、海が良く見えます。気持ちいい場所を見つけるの得意です。
朝、昼、午後、夕方。雲や雨や風で刻々と変わっていく海の表情は見ていて飽きません。
たまに船に驚いたトビウオが飛び出して、海面をなめらかに滑空していきます。
驟雨と雲の合い間からの日差しが遠くに見えると思っていると…
雲がどんどん消えていって、水平線と遠くを滑る船がくっきりと見えてきます。自分のまわりがすべて海だと、遠くに船を見つけただけでなんとなく嬉しくなります。
こんな海の表情を見ていたら、若い頃から愛読しているサマセット・モームの南洋小説の一節を思い出しました。
翌日の午後4時、佐世保港へ入港。久しぶりの佐世保。しかも海から近づいて行きます。SSKの造船所のクレーンがなんだか懐かしい。佐世保は日本の西の端の軍港の街。かつて祖父母が住んでいたので何度も遊びに来ました。
昔は佐世保駅を出るとまず目についていた駅前の教会ですが、林立するビルにすっかり埋もれてしまって景観が変ってしまっていたのは、長崎の街でも同じように起きていること。ちょっと寂しいけど、そういうことにも慣れてきました。
佐世保は夜10時すぎに出航。翌朝起きて、ゆっくり朝食をとってデッキに出てみると、朝霧に済州島がぼんやりと見えています。
長崎にいると、済州島は天気予報で出てくるので韓流以前からおなじみです。イメージよりもずっと大きな島でした。
済州島で半日遊んだ後、再び船上の人になります。戻るのは晴海ではなく横浜。到着は翌々日の昼。翌日はまたお気に入りの場所でのんびりです。
そして、さらに次の朝。デッキへ出てみると見覚えのある島影が見えています。伊豆大島。波待ちしている沖にいつも見えている島です。
ちょっと悲しかったのは、このあたりの海域にくると海のゴミが目立つようになってきたこと。世界有数の都市の近くで多くの人口が集まっていることを考えると仕方がないことかもしれませんが、ゴミは捨てない、ゴミを見かけたら拾うというのは大切なことだと思います。みんなでできればきれいになるはず。
浦賀水道を抜けると回りに船がたくさん見えます。タグボートが近づいて、船の舷側に着いたと思うと数人の人が乗り込んで、しばらくするとこんな旗が上がりました。
黄色の旗は「乗員、乗客の健康状態には問題ない」というような意味で、もうひとつの赤と白の旗は「水先案内人が乗船している」ということを表す信号旗。
ベイブリッジの下を通過。結構、すれすれ。
気が付くと、信号旗が変っています。
赤白の旗は水先案内人で同じ。真ん中の列は青と白の三角形の旗の下に続くことで、アルファベットを意味するようになると思われます。
赤と黄色は「O」、白地に青の四角は「S」で、「OS」です。OS、これは大桟橋を表していて、この船は大桟橋へ向かっていますということ。
ほどなくして、みなさんグリーンルームでおなじみの大さん橋へ着岸です。
今の時代、旗を使って周囲に信号を送るのはとてもアナログなことのように思えますが、私にはとてもドラマチックに感じられて、(千数百人いる乗客の中でおそらく)ひとりで感動していました 笑。
船はいいですね。また船で旅してみたいと思います。
やっぱり海が好きです。
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