MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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以前、家の近くでキツネの姿を見つけて感動したお話しを書きましたが、またまた感動してしまった昨夜の帰宅途中のことです。土日は電車通勤の私は電車を降り、自宅までの夜道を一人あるいておりました。歩道の脇は二年ほど前のブログでご紹介した自然公園で、照明もない真っ暗な空間が広がっています。

雨粒になりきれない細かい霧のような雨が暗い歩道の路面をさらに黒く濡らし街路樹の葉先には、飽和状態の空気中の湿気を集めた水滴が垂れ下がっていまにも滴り落ちようとしています。上がってきた気温のせいか少し蒸し暑さを感じはじめたとき、左手に広がる暗闇の中に小さく薄緑色に光るものを見つけました。小さな光りですが、とてもはっきりと光っては消え、ぽっと光っては消えを繰り返しながら空中をフワフワと漂うように飛んでいます。

ホタルです。

湿地帯に1m近い高さで茂っている丈の高い草の上をフワフワと私のすぐ目の前まで飛んできたかと思うと、ふいに向きを変えて草の上をくっきりと明滅しながら飛んでいきました。子供の頃住んでいた長崎では、家の近くのパチンコ屋のそばを流れる川で季節になれば普通に見ることができたホタルでしたが、それも護岸工事で姿を消したのが高校生の頃のことです。

何十年ぶりかで見たホタルの光りでした。「そういえばホタルが好きなのは、今日みたいに湿度が多くて気温が高い夜だったなあ」などと子供の頃の昆虫マニア(笑)の記憶がふいに戻ってきて、とても嬉しい気持ちになってしまいました。

ホタルは幼虫やエサになる巻貝が育つ川の流れ、川の周辺環境、私たちが発する照明の光りなどにとても敏感に反応するデリケートな生物です。ホタルが生息している地域にホタル見物の人間が集まっただけで、その翌年から数が減ってしまうと聞きます。自然に対してまるでデリカシーが無い私たち人間どもとは共存できない、したくないであろう敏感で弱い生物なのです。

エコロジー、ロハス、CO2削減、マイバッグなどと叫んで、それを実行したところで何の助けにもならず消えていく生命もあるんだと改めて考えさせられたホタルの小さな、しかしとてもはっきりとした力強い光でした。




家庭菜園の隅っこで堆肥を作っています。裏山から土着菌がたっぷり住んでいそうな土をバケツ一杯とってきて、米ぬかや枯葉、乾燥させた生ゴミなどと混ぜて積んでおくとたちまち発酵が始まって、ホッコリと暖かくなってきました。自然の営みを利用した土作りです。
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