MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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今日は夏至。一年で一番昼間の時間が長い日です。地球の地軸が太陽に向かって「コンニチハ」とお辞儀をする角度がいちばん深くなる日です。つまり太陽に地球がお礼を言っている日。「コンニチハとお辞儀」ではなくて「アリガトウ」ですね。地球が頭を下げると頭のてっぺん近くにある北欧の国々は日が沈まない「白夜」になります。

北欧の国々では夏至はお祭りの日です。日の出から沈まない日没までを伝統的な料理を食べ、お酒を飲みながら家の外で過ごします。太陽に感謝をする日。暗い冬が長く続く日照時間が少ない国ではそれだけ太陽の光と暖かさがありがたいものなのだと思います。

夏至は中国から伝わってきた、二十四節季という太陽を基準にした暦(こよみ)にある区分のひとつです。昔の人たちはこの暦にしたがって季節を感じながら生活してきました。「夏至」の次は七夕の「小暑」へと移っていきます。いまではカレンダーの日付の下に小さく書かれているだけで、あまり意識されない二十四節季という暦ですが、太陽や雨、気温など自然と深く関わって生活していた時代には大事な節目だったのでしょう。

農業の本を読んでいると「芒種」という言葉に出会うことがあります。これも二十四節季のひとつで、私たちの生活に欠かせない稲や麦の種を蒔く時期を表したものです。

今も昔も人が生きていくという生命の営みは変わりませんが、現代では自然との関わり合いは薄くなっているように思います。休日に海や山へと出かけて行き、自然と触れ合うことも自然との関わり合いだと思います。けれども、季節の移り変わりという自然の営みをもとにして暦を作り、自然とともに生活していた時代においての自然との濃密な関わり合いとは違うものだと思います。そこには自然への深い感謝と畏れ、そして敬いの気持ちがあったと思います。

夜が短い夏至の夜は明かりを消してロウソクの明かりで過ごして見るのもいいかもしません。揺れる薄暗い明かりの下で、私たちが忘れてしまった自然の恵みへの感謝の気持ち、自然を畏れ敬う気持ちがあった時代に思いをめぐらせてみるのもロマンチックなことだと思います。そして自分が今、何をすべきなのかも…

photo from Earth picture of the day

写真はカナダのオンタリオ湖で同じ場所の冬至、秋分、夏至の日の日没を撮影したものです。


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