MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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マウイのジョン・セバーソンからポスターと写真が届きました。久しぶりの入荷です。

昔からメネフネのメルマガを読んでいただいていた方たちはご存知だと思いますが、ジョン・セバーソンって何者?という方のために改めてご紹介してみたいと思います。

まずジョン・セバーソンは洋服のメーカーではありませんというところから…笑。

1940年ごろからサーフィンを始めていたジョン・セバーソンは大学でアートを専攻し、そのころからサーフィンを題材にした作品を描き始めます。いわゆるサーフアートというやつですが、それを最初に始めたのがジョン・セバーソンです。

大学を卒業し、兵役でハワイに配属されたのをうまく利用して1958年には「SURF」という自ら撮影した映画を作ります。このSURFを皮切りに映画を発表するのですが1960年の「SURF FEVER」という映画の宣伝用として自分が撮影した波乗りの写真に原稿を付け加えた36ページの小冊子を作りました。その小冊子のタイトルが「THE SURFER」でした。現在も発行されているサーファーマガジン誌の創刊号です。

これが創刊当時のTHE SURFERのポスターです(サーフィンの写真とイラストがたっぷりでたった$1.50と書いてあります。店の壁に掛かっているので探してみてください。)


翌年61年から、自らが編集長となって「SURFER」誌をスタートさせます。当初、ジョン・セバーソンが一人で撮影し、原稿を書いて編集して出版していたSURFERにはたくさんの才能が集まり始めます。ライターと編集にはドリュー・カンピオンやスティーブ・ペズマン(現サーファージャーナルの出版者です。)、フォトグラファーには、ロン・ストナー、ジェフ・デヴァイン、アート・ブリューワー、イラストにはリック・グリフィン、グラフィックデザイナーにジョン・ヴァン・ハマースヴェルド(エンドレスサマーのポスターのデザイナー)といった面々です。

ジョン・セバーソンは61年には西海岸のチャンピオンシップで5位、ペルーでの世界大会では優勝するなど、サーファー、コンペティターとしても優秀でした。

SURFER誌のジョン・セバーソン、ホビーサーフボードのホビー・アルター、エンドレスサマーのブルースブラウンの三人が偶然にもオレンジカウンティの南部を活動の拠点としていたことから、サーフィン業界を牛耳るダナポイントマフィアという組織が噂になったほど影響力がある存在の一人でした。

つまりジョン・セバーソンは現代まで変わらない、映像、写真、出版物、サーフアート、音楽といったサーフカルチャーを作り出した人物なのです。

ジョン・セバーソンは60年台後半のサーフボードの長さが短くなっていく転換期に伴うサーフ・ボードメーカーとの軋轢をきっかけに、1971年にはSURFER誌を売って、現在の住居でもあるマウイ島へと移り住みます(ジョン・セバーソンの跡を引き継いだのが、スティーブ・ペズマンです。この辺のエピソードも面白いので、機会があればお話したいと思います)

それ以来マウイ島で絵を描き、スケッチをし、波乗りをして暮らしています。

これは想像ですが、70年代は新しいサーフボードデザインのテストがハワイでさかんに行われていた時代です。たくさんの優れたサーファーがハワイに集まり、次々と新しいデザインのサーフボードをテストしていた環境はSURFER誌の元編集長にはかなり刺激的だったのではないかと思います。

今回入荷したのは、ジョン・セバーソンが作ったサーフィン映画のポスターと編集長を務めていた当時のSURFER誌でも販売していた写真です。60年のSURFER創刊号に掲載されている不思議な雰囲気を持つ「SUNSET DROP」、パイプラインの波を前にボードを抱えて立つグレッグノールのあまりにも有名な写真「DA BULL」、アラモアナ・ボウルズでのジェリー・ロペスをとらえた「OFF THE LIP」などいい作品ばかりです。映画のポスターもバージョンアップしてサイズが大きくなっています。

これから楽しい額装です。出来上がったらサイトでご紹介しますのでお楽しみに。
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