MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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福島から銘品が届きました。新しい鋸です。包装に使われている新聞は「福島民報」という新聞。開いてみると一面からテレビ欄の前のページまでのほとんど全てが、原発と震災の記事です。地元紙なので当然なのかもしれませんが、全国紙との温度差を感じずにはいられません。

林業が盛んだった福島はそれと同時に林業で使う道具を作る鍛冶屋がたくさんあったところだったのですが、今はほとんどが廃業してしまい、会津地方では私の鋸を面倒みていいただいている、中屋伝佐衛門さんが最後の鍛冶職人だということです。

鍛冶屋を廃業する前に先祖代々続いた鍛冶屋の仕事を残しておこうとホームページを作ったところ問い合わせが増え、廃業しようと思った工場(こうば)を続けておられるそうです。

鋸を作る職人として生きてこられて、製品は問屋が持っていくだけという販路しか知らなかったところにインターネットというツールを使ってみると、問い合わせが入り自分が作るものにまだまだ需要があったのだと嬉しく思っているとサイトに書いておられます。

日本にはきっと同じように物を作ることだけを考えて「売る」ということを知らずにいる職人が作る素晴らしいものがまだまだあるのではないかと思います。(この鋸、驚くほど楽に太い丸太が切れます。)

私は(自分で扱っているサーフボードもそうですが)手をかけて作られたものが好きですし深い愛着を感じます。職人が商売上手とは限りませんから、世の中の流れに上手く乗れなかったり、宣伝が下手だったりと埋もれてしまっている伝統的な銘品はまだまだたくさんあるんだろうと思います。

そんな作り手とその製品を欲しいと思う人をうまく結び付けることができたら、伝統的な製品や技が守られるのと同時に地方の街起こしにも繋がるかもしれません。

震災以降、いままでの生活をもう少しスロウにしていこうよという動きがありますが、職人の手仕事を見直していくことは大量生産、大量消費というこれまでの暮らしを見直すことになると思います。

新しい一尺の鋸を作ってもらうのと一緒にこれまで使っていた、一尺三寸の鋸の目立てと、折れてしまった一尺鋸の角を丸めていただきました。小さくなって庭仕事に活躍しそうです。


そんな鍛冶屋さんですが、材料に使う鋼(はがね)がもう手に入らなくなってしまったようで、手持ちが無くなれば鍛冶屋も店じまいだということです。惜しいことです。

大切に使わせていただきます。

今夜から気温が下がりそうです。明日は今年初めての薪ストーブの出番かな?

さてオマケは人気シリーズの今日の弁当。

インゲン、鶏ムネ肉、カボチャの焼き物に玄米ご飯。インゲンは中~弱火でじっくり油で炒めると甘みが増して美味しくなります。パサつくイメージの鶏ムネ肉は薄めに切って焼くとしっとり柔らかく仕上がります。お料理ワンポイントメモです。

ついでにカメラに入っていた料理の写真。これはイチジクと生ハムのサラダ。オリーブオイルとレモンと蜂蜜のドレッシングでいただきます。白ワインでどうぞ。

実は一昨日は21回目の結婚記念日でした。外に食べに行くのも気が利いた店を知らないので、家でディナーコースを作ってみました。この後の料理は…ナイショです。

これは昨日の晩ご飯。鶏肉と近所のオーガニックパン屋でタダでもらったパンの耳でシーザースサラダ風。これ一品で腹いっぱいです。


お父さんたち集めて料理教室でもやりましょうか(笑)
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