MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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今朝、昨年の秋に蒔いて冬を越えた豆の苗の手入れをしていると、空の上からヒバリのさえずりが聞こえてきました。見上げると太陽に向かって一羽の鳥が上っていきます。近所の原っぱは住宅になって、ヒバリが住むところが減っていく一方です。毎年、今度の春はあのかまびすしくてかわいいさえずりを聞くことができるのかなと心配しているのですが、今朝のまだちょっと鳴き慣れないようなさえずりを聞いてなんだか嬉しくなりました。

なんとなく冬の寒さが緩んできたと思っていると、まず藪の中で甲高い声を上げるのがキジです。それからヒバリ。ウグイスももう鳴いています。新緑の頃にはホトトギスの早口言葉です。

花は寒い中には紅梅。少し遅れて白梅がいい香りを辺りに漂わせながら花を開きます。黄色い小さな花をつけるのはサンシュユです。今週の初めには柔らかい産毛につつまれたつぼみがほころんで、白いコブシの花が顔をのぞかせていました。

桜の花ももうすぐです。

夜になれば冬の間には冷たく澄み切った光を放っていた月は、春の霞にほのかにかすんで柔らかい光であたりを照らしてくれます。ホッと肩の力が抜けるような気持ちがいい夜風に吹かれていつまでも眺めていたくなるおぼろ月夜です。

そんな月を見ているとこんな歌が心の中に流れ始めるのは日本人ならではの心情だと思います。花の香りの中、夜の砂漠をドライブしてたどり着くホテルカリフォルニアをイメージするのは難しいですが、この歌の情景は素直に浮かんできます。

「朧月夜」

菜の花畠に 入日薄れ

見わたす山の端(は) 霞ふかし

春風そよふく 空を見れば

夕月かかりて にほひ淡し


里わの火影(ほかげ)も 森の色も

田中の小路をたどる人も

蛙(かはづ)のなくねも かねの音も

さながら霞める朧月夜



山際にかすかに残る残照とおぼろ月の淡い光に照らされた里山のはかない景色、聞こえてくる音までも霞んでいるようです。

日本に生まれて良かったと、なんだか嬉しい春の夜です。

MENEHUNE BEACH STORE ホームページアップしました。









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