MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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今朝少しだけ期待していましたが、あいかわらず波は無いので昔の波のお話で無聊を慰めてください。上の写真はフォトグラファーの青木盛安さんが2004年に撮影した写真です。すごい波なので焼いてもらって額に入れて店に飾っています。雑誌にも載ったの有名な写真です。

私は実際に目にしていませんが、運良くこの波でサーフィンをすることができた幸運な人の一人にお話を聞くことができました。写真には年しか書かれていないので、正確な月日は覚えていませんが確か5月じゃなかったかと思います。

台風が発達しながら相模湾に向かってかなり近づいてきていましたが、前線にブロックされてこの日の朝もまだうねりは入ってきていませんでした。私は朝、波が無かったので町田で仕事をしていました。

そんな感じだったのが突然です…。上の写真を見ていただくと天気は快晴。それまで前線の影響でどんよりした天気だったのが前線が無くなり、急に写真のような素晴らしい天気になりました。それと同時に前線に遮られていたうねりが入りはじめ急激にサイズアップです。

しかも潮は春の大潮の引きの時間。湾のはるか沖から、リーフに沿うように由比ガ浜へ向かって長い、長い波が崩れ始めました。

幸運な人の一人だったカツさんは波が大きなときに入るリーフポイントへ向かう途中でこの波に遭遇したそうです(途中と言うか家を出た途端ですね)見逃すはずもなく、サーフバディのトシさんと二人でパドルアウトします。

実際のテイクオフポイントは上の写真に写っているよりもずっと沖(右側奥)で七里ガ浜がほぼ全部見えたといいますから、すごいお話です。

プルアウトは由比ガ浜の岸近く。波がクローズアウトで崩れてしまうところだったというので写っているよりもさらに岸側。つまり、レンズにすべて収まりきれないスケールだったということです。

一度乗っていってしまうとパドルで戻るのにとてつもなく時間がかかり、その距離での乗って戻っての繰り返しだったので、二人で入っていて数時間はほとんど顔を合わせることがなかったそうです。

地図で距離を測ってみると、控えめに測っても1キロ以上は乗れた波だったようです。カツさんによると、36年前(もう9年前ですから現在から数えると45年前です…)にこのポイントで同じような波に乗ったことがあったそうです(改めて考えてみると、リーシュ無い時代です)

何度見てもスーパーブレイクです。湾全体がうねりで筋張りひとつのブレイクになって湾の奥へと崩れていっています。湘南にはこんなポイントブレイクが潜んでいたんだと、この日のあと写真をもらってお話を聞きながら改めて驚いた記憶があります。

しかし、入る入らないは別にしても一度はこんな波が崩れるところを自分の目で見てみたいものです。



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