MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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R.I.P. Eddie Van Halen(1955-2020)


この方も…。Johnny Nash(1940-2020)






カツカワミナミサーフボード BONITAフィッシュのユーズドが入荷しました。グッドコンディションの5’6”です。サイトチェックしてください。

さて、時代が変わったなあと改めて感じさせるニュースがありました。アメリカの一番古いサーフィン雑誌のサーファーマガジンが廃刊になったそうです。インターネットというツールの進化と普及で、紙に印刷された媒体が利益を上げつつ存続していくことが大変になっている世の中では仕方が無いことかもしれません。時代の流れとは言え、やっぱり寂しいものはあります。

サーファーマガジンを1960年に創刊したジョン・セバーソンは2017年に亡くなりました。彼のアートを扱っていたこともあって、メールのやりとりをしていた時期もあります。サーファーマガジンはそもそも、ジョン・セバーソンの「SURF FEVER」という映画の宣伝のために作られた、映画に登場するサーファーたちの写真とボードメーカーの広告を載せた30ページちょっとのフォトブックからスタートしました。

店の壁に何気なくぶら下がっていますが、これがそのTHE SURFERを宣伝するための当時のポスターです。1ドル50セントとあります。


上のポスターはオリジナルですが、これはサーファーマガジンの25周年号(85年ですね)の誌上で復刻された創刊号の表紙の部分です。


上のページには、当時の編集長のスティーブ・ペズマンの文章が載っています。創刊号が発売された当時のことをコーキー・キャロルに聞いているという内容です。

当時、まだ学生だったコーキーは母親から1ドル50セントをもらって、ハンティントンのロバートオーガストのショップに本が無くならないうちに急いで買いに行ったと書かれています。

そして本の中の、ランスカーソンのノーズライド、リンコンのケンプ・オバーグとイエイター、ハワイの大波のパット・カレンの写真を何時間もずっと見て、それの真似をしたと言っています。



1960年にわずかなページでスタートしたサーファーマガジンですが、写真、文章、アートなどでサーフィンを表現するいわゆるサーフカルチャーはそこから生まれてきたものです。

写真では、リロイ・グラニス、ロン・ストナー、ジェフ・ディバイン、アート・ブリューワー、ウォーレン・ボルスター。アートはリック・グリフィンやジョン・ハマースフェルド(エンドレス・サマーのポスターのデザイナー)

私の知識が60年代、70年代に偏っているので人名もその時代に偏っていますが、その後もサーフィンに関する文化を生み出してきたのがサーファーマガジンでした。


70年代に入ってジョン・セバーソンからスティーブ・ペズマンへと編集長は変わりましたが、そのスティーブ・ペズマンは、今はサーファーズ・ジャーナルの発行人です。

有名フォトグラファーによる有名サーファーの写真、文章を書くライター、デザイナー、広告といったサーフメディアのあり方だけでなく、サーフィン業界そのものがこの1960年のTHE SURFERから始まったサーファーマガジンによって作られてきたのですが、創刊から60年が経った2020年にその役目を終えたのです。

おそらくネット上でサーフメディアとして残っていくとは思います。(プリントされた文字という意味での)活字中毒の私としては、ネットのメディアは一過性に過ぎない軽いものに思えて仕方が無いのですが(文章も書いた人が明らかに読書をしていないと思われるような作文的なものも多いです)、時代はそちらへ流れていることを受け入れざるを得ないことを改めて認識させられた、サーファーマガジン廃刊のニュースでした。




昼間の日差しが「暑い」から「心地よい」に変わってきました。秋らしい秋は久しぶりじゃないでしょうか?昨年などは10月になっても暑くて、お彼岸からひと月遅れでヒガンバナが咲いていました(今年は季節通りに咲いてますね)

少しずつ深まっていく秋ですが、皆さんウェットスーツの準備はお済でしょうか(やっぱり、そこへ来ました)もうちょっとしたら3フルの季節で、それから二か月後はもう年末です。あっという間です。

いつも言っていることですが、秋冬(特に真冬)はウェットの性能がライディングにも大きく影響します。動きにくいウェットや保温力が無いウェットでは身体のパフォーマンスも半減します。

今年の最右翼モデルは何と言っても、AXXE CLASSICのU-ZIPモデルです。私は3ミリフルスーツをネッスルで作りました。


AXXE CLASSICはブランドの立ち上げ当時からお付き合いさせていただいてます。私はジッパーレスのウェットはAXXE CLASSICが初めてでした。

そこからネックインスーツ → ロングチェストジップと進化してきて、今回のU-ZIPです。動きやすさや着脱性の簡単さ、保温性など、モデルチェンジするごとに進化してきたのを同じ時間の流れで体感してきました。

そうやって考えても、今回のU-ZIPは画期的であり、そろそろ最終形体じゃないかと思うくらいです(細かい改良点は出てくると思いますが)

フラップを上げた状態です。とにかくシンプルなのがお分かりいただけると思います。首回りのパーツはネックインのときの思い切り伸びるラバーです。着るのも脱ぐのも簡単です。


ジッパー回りの防水のしくみはロングチェストジップと同じです。これも真冬に経験済ですが、ジッパーからの浸水はゼロと言い切れます。それでいてシンプルに軽い作りになっています。すごいです。

AXXE CLASSICには個人的にはもうひとつ、地味目にすごいと思っているモデルがもうひとつあります。

昨年から登場したオートジップシステムのバックジップスーツです。


オートジップというのは、背中の防水のしくみがジッパーの上下に連動してくるジッパーのことです。今までだとインナーネックがどこかへ行ってしまって(背中で見えないし届かないので、見失うと結構大変でした)いたのを解消したしくみのことです。


それだけじゃありません。

これは実際に使ってみると分かるのですが、バックジップの弱点だった首回りの防水性が、ノンジップと同程度に向上しているのです。いきなり三段階くらい飛び越してきた感じです。

今年の年明けからこれで何度も波乗りしましたが、首回りを適切にフィット(首の締め具合は調節できます)させれば、ドルフィンでもワイプアウトでも首回りからの浸水はほぼゼロとこちらも言い切ります。真冬でも(湘南です)全く寒くありませんし、動くと暖かくなるという裏地は看板に偽りなく発熱します(U-ZIPも同じ素材です)

それから、U-ZIPのあの形に曲がっているジッパーを見ればお分かりいただけると思いますが、同じジッパーを使っているので背中へのストレスも多いに軽減されています。ひっぱると縦に伸びます(それまでのジッパーはがっちり伸びません)ジッパーのストレスは感じません。

実際に使ってみての感想です。自分で気に入らないものはお勧めしませんし、自分でも着ません。

もうひとつ気に入ってずっと使っているウェットがあります。

ZEROウェットスーツのエアドームです。最初のものは5シーズンほど使って(2014~2019)、昨年新しくしました。長持ちするのもお勧めポイントです。


これの良さは作りがシンプルで動きやすいということ(パドルは本当に楽です)。防水性と保温性が高く、暖かいということ。

茨城まで5/3ミリの裏起毛無しで冬も大丈夫です。裏起毛無しというのがポイントです。さらりとして肌触りが良いいので着心地も良いのです。

AXXE CLASSICでネックインが登場したころは、このZEROのエアドームが一番のお気に入りでした(文字通り首がネックな私はネックインは首の防水リングが苦手で、防水のためにフードをかぶっていました。ネックインをオーダーいただいた方には、首締め付けても平気ですか?と聞いていました)

ロングチェストジップとではエアドームの方が作りがシンプルで軽い分、少しだけゼロに軍配上がってましたが、今回のU-ZIPでは完全にイーブンです。

すべて主観なので、これまで書きませんでしたがイーブンに感じる今は白状してもいいでしょう。これ本音です。そのくらいエアドームは独創的だと思います。

なので現在のおすすめウェットの二大巨頭は、AXXE CLASSIC U-ZIPとZEROウェットスーツのエアドームの二つです。どちらも甲乙つけがたい良いウェットです。


最後にあんまり有名じゃないブランドも紹介させてください。茨城のSTEAMERサーフスーツです。


セミドライでは防水性と動きやすさでは上の二つのブランドには負けます。でも春秋用の3フルはラバー、ジャージともにいい素材を使っていますので低価格ながら着ていて快適で動きやすいです。作っていただいた方、皆さんにそう言っていただいています。

クラシックなイメージでラバーを多く使った、ごく普通のウェットです。3ミリフルスーツやロングジョンとジャケットのセットアップなんか良いですよ。

どのメーカーも現在、3~4週間ほど時間がかかっていますのでお早目がお勧めです。








オーダーいただいたロングフィッシュが完成しました。7’10” x 22” x 2”7/8というようなサイズです。ノーズ、テールともに幅がありますから、8.0のプリモと同じような感じの浮力になってくると思います。

私はテストでシェイプしていただいた8フィートジャストに乗っていますが、この長いフィッシュは誰でも楽しめるボードだと思います。あまりハードな波はアレですが、コシくらいからアタマサイズくらいまで気持ちよく滑ってくれます。

センターフィンが無いとダウンザラインはとてもスムースです。抵抗をまるで感じません。いつもプリモはスムースで速いと言いますが、たぶんそれ以上にスムースです。

テールエッジの配分を私のフィッシュとは変えてもらっています。こっちの方がより安定してターンしていってくれると思います。ボトムはシングルコンケーブ。レールはプリモと同様の形状です。


8フィート近くあると、ロングボードのような乗り方になってきます。でも忘れちゃいけないのは、これがツインフィンだということです。ターンのときにはテール(のフィンとレール)をしっかりと意識して踏みながら曲げていきます。

基本的に動きは軽いです。シングルと同じようにやってしまうとセンターフィンが無いので、ボードの挙動が不安定になってくるのは想像できると思います。

その感じをつかめば、動きはとても軽いです。小波で前に出過ぎてしまっても結構な勢いで戻ってくれます。



書いていたら、自分の8フィートに乗りたくなってきましたよ。長いフィッシュに乗ってますが、テールをしっかりと意識しているのが分かると思います。


軽く動くツインフィンですが、ダウンザラインでの安定感は逆にシングルフィンよりもあると思います。ノーズに行けそうな気もしましたから。

長いボードがくるりと戻ってくるのでプルアウトも面白いです。ロングフィッシュ、波の最後まで楽しませてくれます。

今のところ、8.0まで作ることができます。






川南活。湘南のクラシックポイントでのボトムターン。この後、掘れてチューブセクションになってくることを感じさせるタメがあるターンです。

2014年7月。ボードはシングルフィンのプリモ 7’3”。

画像のストックをさかのぼってみると、最初のプリモはもう10年前の2010年です。はじめは8フィート2インチでした。

私の最初のプリモは8フィートジャスト。いまも乗っているサイズです。10年前のブログをみると、フィンの位置が決まったら、もうばっちり最高になったとありましたから、今も昔も同じことをやっているみたいです。


それからミッドレングスサイズの7’3”。このデザイン、さわやかでいいですね。

このボードの感触も良く覚えています。過去のブログを見てみるとサイズが上がったときのリーフで何度もいい思いをしたようです。

それからもう少し短くなって6’9”。このサイズだとドルフィンできますが、それを考えてのこのサイズでした。


現在、さかんにお勧めしている8’4”のサイズに乗り始めたのは2015年から。

たまたまこのサイズでシェイプしたのがダブってしまって、自分でも乗ってみたという成り行き的なきっかけでしたが、それ以来このサイズが一番のお気に入りなのは皆さんご存知だと思います。

8.4の二本目は同じクリアでフィンをグラスオン(現在、三本目をオーダーしております)


プリモ、どのサイズもとにかく楽しいのです。

とにかくスピードが出ます。そしてコントロール性が高い。よくシングルフィン以上に動きますといいますが、シングルフィン以上、トライフィンにちょっと負ける(は言い過ぎか)というくらい波のフェイスをかっちりと掴んでターンしていってくれます。

7.3も8.4も途中でロッカーをマイナーチェンジして、さらに性能アップして現在に至ります。

サイドフィンを付けたら…と試したこともありましたが、やっぱりシングルの方が良いというのがほぼ全員が一致している意見です。

登場から10年間、すでに完成されたデザインだと言っていいと思います。変わらずずっと人気があるのがその証拠です。

ミッドレングスサイズなら、6.8~7フィート代。ロンガーさんがロングボードと同じ感覚で乗りたいなら、8フィート~8.4がお勧めです。(特に8.4 笑)









昨日は定休日。朝からリペア工場へ行って皆さんのリペアボードをピックアップ。ついでにFCSプラグの追加とリペアを頼んでいた自分のニーボードもピックアップして、次はシェイプルームへ。

海岸線を走りながら東うねりのときにやってみようと思っていたポイントの前を通ると、いい感じにピーク盛り上がって、他よりワンサイズ大きく崩れています。いつもなら、あー良さそうと思いながら通過して良く入るポイントへ行ってしまうのですが、昨日はそこでストップ。戻ってきたばかりのニーボードを試してみることにしました。

セットは撮れませんでしたが、崩れている波の向こうにゴマ粒くらいに小さく人の頭が見えているあたりに入ってきます。


厚くても走れる波ですと活さんがよく言ってましたが、その通りでした。昨日はうねりがそれほど大きくなかったせいか、カットバック二回くらいで厚すぎになってしまいましたが、何やら面白そうな波です。

前日もたっぷりやったし(移動の途中だし)1時間ちょっとのセットは5本ですっかり楽しくなって上がりました。センターフィンを1インチ前方へずらせるようにしてもらっていい感じで次が楽しみです。


それからシェイプルームへ。東うねりに反応するところは、どこもいい感じに崩れてました。

活さんはMINIをシェイプ中。愛知県のMさんのオーダーです。昨日はアウトラインまで。来週にはシェイプ出来上がりますので画像をお送りします。お楽しみに。



上の画像の活さんの足元、左側にあるロングボード用のブランクスです。


以前、クラシックの発泡でオリジナルのロッカーで作ってもらった特注のブランクスです。時間がかかる特注のブランクスですが、ラッキーなことにこのブランクス、今のところまだフリーです。

こんな感じのブランクスです。

作れるレングスは9’8”まで。

クラシックの発泡で重たいボードが作れます。下のブログで登場したワイン色のログで使ったブランクスよりも、2割増しほどの重量があります(その分硬くて丈夫です)

ストリンガーは白木で、幅は3/8インチ(約1センチ)。クリアのボランで巻いたらシンプルでかっこいいんじゃないかと思います。

ロッカーはかなりフラットです。私が一連のフラット+Dで使っていたロッカーより、ほんの少しだけテールにかけてのロッカーがついているかなー?という感じです。このDフィンは同じロッカーで作っています。


ノーズライダーというよりは、私が以前乗っていた赤のピグメントに黒いバンドが入ったクルージングタイプのログやPIGに向いています。重量があってフラットなログです。

興味があるロガーさんがいたらお問い合わせください。私も多いに興味ありありで、自分で使っちゃおうかとも思いましたが腰と股関節を考えて思いとどまりました。

その分、私が責任持って監修いたします。




LOG
ログに良さそうな東うねりがずっと続いているようなので、涼しくなったら乗ってみようと取って置いた、9’6”のログを積んで出かけてきました。

波はヒザ・コシ。この時期のこういうコンディションを待ってました(後半、予想外のサイズアップがありましたが…)。


これです。サイズは、9.6 x 22 1/2 x 3プラスのような感じです。


ずっとフラットロッカーのDフィンばかりだったので、こういうログは久しぶりです。ロッカー入ってるのが新鮮です 笑。ロッカーだけでなく、昨年の秋に股関節を痛くしてから重たいボードには乗っていなかったので、ログ自体乗るのは久しぶりです。

ごく当たり前の普通のボードなので、こんなの簡単でしょうと高をくくってましたが、違いました。

滑り出しはロングボードの気持ちいいアレの通りです。ノーズコンケーブが無いので特にスムースです。滑り出しから、気持ちよく立ち上がると突然の違和感が。

「すごく遅い…。」

こんなだったっけ?と何本か乗ってみますが、やっぱり前へ進んでくれない感が強いです。

最初はボードがダメなのかと思いました(すいません、活さん)でも良く考えてみれば、当たり前でした。ブランクの間に乗っていたロングボード系のボードは、プリモや長いフィッシュです。ボトムにはコンケーブやらエッジやら、スピードが出てコントロールしやすい仕掛けがたくさんあるボードばかりです。

ログは丸いボトムに丸いレールです。そもそもが違うのです。それと久しぶりなので、コントロールの方法も間違えているみたいです。

先週は9.0のプリモで普通に走り抜けていたはずのセクションが抜けられない 笑。

テイクオフばかり速くて、ちゃんとコントロール出来ていない危険人物と化しておりましたが、しばらく乗っていたらそのスピード感に慣れてきました(遅い方に慣れるというのも変ですね…)そうです。こんな感じでした。

そうすると今度はだんだんとログの動きが面白くなってきますが、波の方もなぜかだんだんとサイズが上がってきます。予想では、コシあればラッキーくらいの感じでしたが、大きめのセットがポンポンと入るようになってきました。

ニーボードでもじゅうぶん出来そうなサイズですが、持って行ったのはログのみ。いまいちまだ掴めていない重たいボードを持て余し気味なのは危ないので、クルマにパイポを積んでいたのを思い出して引っ張り出してみました。


このパイポはペラペラで浮力はほとんどありません。キックのチカラだけで前へ進みます。最近、泳いでないなあと思いつつチカラを抜いて大きくキックすると足が気持ちいい(プールでビート板でキックするの結構好きなんです)

ランニングのときよりも足を大きくリラックスしながら動かせるのが気持ちいいのです。

波が来たら身体の角度を斜面に合わせるようにしながらキックすると、スルリと滑り出します。ちょっと高さがある波だと、感覚的にはもう凄いドロップです。落っこちていく感じが面白いのです。

たっぷり滑って疲れたのでもう上がろうとクルマに戻って、ウェットの袖まで抜いたのですが、駐車場から見ていると緩いモモくらいの波が崩れるのを見つけて、次回のためにもう少しログの感触を残しておこうともう一度ログで入水しました。


そうしたらキックで足がほぐれたのか(そんなことは無いはず…)何だか足が調子良くなって、いい感じにコントロールが出来て好感触です。やっぱりDフィンとは比べものにならないくらい動きは良さそうです。

こういうポジティブイメージで締めくくるのは重要です。…と思っていたら、またセットがポンポン入り始め…。

いまいち自信が無いボードでは自分は良くても他の人が危険なので沖へ逃げてセットに持ち上げられているだけでしたが、あれプリモかニーボード、ロングフィッシュでもいいから滑り降りたら最高だったと思います。

今日は仕方ありません。でもこれしか持って行かなかったらから途中で乗り換えず(パイポやりましたが)、逆にじっくり取り組めたのだと思います。


次が楽しみです。

朝はもう結構涼しいです。またゼロの2/1ミリのフルスーツでやりましたが(これ、本当重宝します)すぐに3フルの季節です。今年はウェットの準備は早めが良さそうです。

明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。


お知らせ:9月29日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。


カツカワミナミサーフボードのニューモデル ムーンフィッシュ、ライダーからいいフィードバックが上がって来ています。私などより、かなり確かな方たちからの信頼できるフィードバックです。

先日はちょうど6’0をシェイプしているところでした。

6.0 x 21 x のようなサイズです。アウトラインだけを見るとブギーみたいですが、全く違うボードです。

ブギーと違う点は、ロッカー、ボリュームのバランス、ボトムの形状、フィンのフォイル、フィンのセッティング…とこれだけ違えば、ブギーとは全く違う性格のモデルだとご理解いただけると思います。ブギーをボリュームダウンしただけじゃありません。

ブギーやBONITAフィッシュに乗っておられて、さらにマニューバ性が高いツインが欲しい方は次はこのムーンフィッシュです。テールがとがり気味ですが、丸くすることもできます。

具体的にどう違うのかはこちらのブログをご覧ください。

MOON FISH、いつでもオーダーOKです。ご相談ください。


さて、久々にサイトのニーボードのページを更新してみました。それまでスワローテールのみでしたが、昨年から作って乗ってきたラウンドピンテールをラインアップに加えました。

5’7”です。これまで乗っていたスワローテールより浮力が増えています。1インチ長く、幅も広めにしたら、小波や厚めの波を滑るのがかなり面白くなりました。


浮力が増えた分、あっという間に滑り出す感じで小波や厚めの波でロングボードキラーになりそうです。それでいて軽く良く動いてくれるのが面白いのです。

5’7” x 23”で厚みは2”1/2くらい。5’8”でもOKです。ニーボード入門用にも良さそうです。

こちらは5’6”。センター幅は23インチ。


ニーボードもいつでもオーダーOKです(いないか 笑)

昨日のニーボードの動画(最後に貼り付けた方です)ニーボードの臨場感がかなりあります。自分で滑っているみたいですもん。ニーボードに興味無い人もぜひ見てください(できれば大きな画面で)。マットもいい感じで滑走してます(滑走、という感じなのです)

それでは、また。





lost Peter Berry files from adam williams on Vimeo.


70年代のニーボードの映像です。フィンはシングル。いまでこそ少なくなったニーボーダーですが、この時代には現在よりも多くのニーボーダーが存在していました。ロングボードの時代から、ボードのサイズが短くなってまだそれほど時間が経っていない時代です。

サーフボードのデザインが現在のように確立されていない時代、シェイパーたちが試行錯誤を繰り返す中にあって、ニーボーダーは重要な役割を担っていたのです。

ジョージ・グリノウのニーボードがサーフボードのデザインに革命をもたらしたのと同様に、ニーボードのデザイン、フィン、レール、テールのかたち、ボードのフレックスなど、スタンディングのサーフボードのデザインに多くの貢献をしました。

映像の中に出てくるフレックステールもそうですがグリノウのスプーンなど、ニーボーダーはサーフボードのフレックスの重要性にも気が付いていました。

フィッシュやボンザーは生まれていたと思いますが、トライフィンはまだ存在しません。この頃のニーボードはセンターフィンはスタビライザーでレールは現在のサイドフィンと同じように、ボードに方向性を与えるもの、というように考えられていたようです。

細長いフィンの形状に、その考え方が現れているように思います。直進安定性は最低限で、レールによる運動性能を妨げないようにあの形になったのだと思います。

最近乗り始めたシングルフィンのニーボードで波を滑っていると、そういうことがすんなりと入ってくるように思います。センターフィンは安定を失わず、かつ回転性を妨げない形と大きさでというようなイメージが自然と浮かんでくるのは、同じシングルフィンでもスタンディングではなくニーボードだからだと思います。

以前、このブログでニーボードの魅力のひとつとしてボードとの一体感が強い、と書きました。波をより近くに感じるということもありますが、それ以上にボードから伝わってくる感覚がとても強いのがニーボードです。

トライフィンのニーボードのフィンの位置は、スタンディングとくらべるとずいぶんと前寄りです。それはボードにヒザをついて乗っていて、このくらいの位置にサイドフィンがあったらと感じるからです。現在のフィンの位置はそれに従った結果です。

ヒザ立ちならスタンディングでは乗れないようなデザインでもおそらく乗ることができると思います。ボードデザインの影響は強く感じつつ、許容範囲が広いのがニーボードです。そういう性格がサーフボードデザインの試行錯誤に大きな貢献をしてきたのだと思います。

シングルフィンのニーボードに乗り始めて、あらためてそういうことを感じています。ヒザのちから、ニーパワーだと思います。

ニーボードとサーフマットの感じが良く伝わってくる映像だと思います。


エッジボードもニーボードからです。




私の新しい遊び道具が出来上がりました。ロングボードです。レングスは9フィートジャスト。シングルフィンです。


シェイプはもちろん川南活さん。モデル名はありません。カスタムシェイプです。


こんな感じのアウトラインで、こーんな感じのボトムとレールのロングボードを作ってください、というようなオーダーで作ってもらいました。


イメージ通りです。かっこよくって、嬉しくてラックから取り出しては触ってばかりで仕事が手に付きません。

これまで乗ってきた、どのロングボードとも違うシェイプです。

アウトラインは、90年代のあのボード(分かる人は分かると思います)をオマージュしました。ボトムは、ほぼフラットに近いごくごく浅いシングルコンケーブで入って、フィンの少し前からVEEが入っています。

レールはロングボードらしからぬダウンレールで、テールに近づくにしたがってエッジがはっきりしてくるシェイプです。

70年代のダウンレールのシングルフィンをそのままロングボードにしたようなデザインです。活さんもそのイメージでシェイプしたと言っておられました。ノーズは軽くイーグルノーズになっていたりします。

まさにそれです。70年代のシングルフィンの時代に活躍したサーファーがロングボードをシェイプしたらどんなボードが出来上がるか?

そんなイメージで、活さんにお願いしました。年代的にはばっちりじゃないかと思います。

60年代風のロングボードとは違う意味でクラシックじゃないかと思います。。

レールにボリュームがあるので同じ9.0のプリモと比べると、スクエアとラウンドピンというところを除いたとしても浮力はかなり増えていると思います。加えてフラットなボトムですから、安定のパドルです。滑り出しが気持ちよさそうです。

果たしてどんな感触で滑ってくれるのか?かなり楽しみです。



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