MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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お知らせ:3月21日(土)はお休みいたします。よろしくお願いします。
私のニューボードが出来上がりました。ラズベリーカラーのシングルフィン。ニーボードです。
ボトムのエッジに沿って色を切り返してあるのですが、赤系の色はどうもデジカメではうまく写りません(下の画像で見てください)
作っているときは、結構ヤバそうな形だと思っていたのですが、出来上がってこうやって見ると意外と普通の見た目 笑。ニーボードに見慣れているからか?
サイズは、5’4”x 22”1/4 x 2”1/4。テールに幅があるので、浮力的にはいままでの5’6”とそれほど変わらないと思います。
ボトムはシングルコンケーブ。コンケーブでボードのセンターのロッカーをよりストレートにした、シングルフィンのスピードマシーンです。
レールの色が変わっているラインと、レールのトップにパキッとエッジが入った、ダブルエッジのレールです。これを見ていて思い出したのは、ベン・アイパのスティンガーです。スティンガーもこれと同じように、パキパキのダブルエッジになっていました。
ニーボードはレール近くにスタンスしたヒザでダイレクトにレールをコントロールします。ターンのときには、スタンディングと違いテールに加重することなくボードの真横に体重を乗せてレールを使っていきます。
ノーズ近くまで海面に入って、フルレールでカーブしていくイメージです。ダブルエッジが、コンケーブ内に水流を取り込んでカーブをリードして行ってくれることと思います。エッジが効いているので、フィンが抜けてもレールは抜けなさそうです。
シングルフィンもトライフィンと同様にフィンの位置は前よりです。フィンは以前、DISHでよく使っていたテンプレットのフィンを付けてみます。WAHOOのレイクを後方へ伸ばした形です。
シングルではトライフィンのように動けないと思いますが、レールとエッジを意識しながら大きなラインで、身体も大きく使って滑ってみようと思い、あえてシングルフィンで作ってみました。
デッキパッドが届くまで、いろいろと妄想してみたいと思います。ニーボード、面白いですよ。やりませんか。
AXXE CLASSICの2020年春夏のカタログが到着しました。表紙はアンディ・デイビス。
いつものように、ご希望の方にカタログをお送りします。メールで「AXXE CLASSIC カタログ希望」と書いていただいて、郵便番号、ご住所、お名前をご連絡ください。アドレスは「menehune@mbp.ocn.ne.jp」です。メールでお願いします。
私のニューボードが出来上がりました。ラズベリーカラーのシングルフィン。ニーボードです。
ボトムのエッジに沿って色を切り返してあるのですが、赤系の色はどうもデジカメではうまく写りません(下の画像で見てください)
作っているときは、結構ヤバそうな形だと思っていたのですが、出来上がってこうやって見ると意外と普通の見た目 笑。ニーボードに見慣れているからか?
サイズは、5’4”x 22”1/4 x 2”1/4。テールに幅があるので、浮力的にはいままでの5’6”とそれほど変わらないと思います。
ボトムはシングルコンケーブ。コンケーブでボードのセンターのロッカーをよりストレートにした、シングルフィンのスピードマシーンです。
レールの色が変わっているラインと、レールのトップにパキッとエッジが入った、ダブルエッジのレールです。これを見ていて思い出したのは、ベン・アイパのスティンガーです。スティンガーもこれと同じように、パキパキのダブルエッジになっていました。
ニーボードはレール近くにスタンスしたヒザでダイレクトにレールをコントロールします。ターンのときには、スタンディングと違いテールに加重することなくボードの真横に体重を乗せてレールを使っていきます。
ノーズ近くまで海面に入って、フルレールでカーブしていくイメージです。ダブルエッジが、コンケーブ内に水流を取り込んでカーブをリードして行ってくれることと思います。エッジが効いているので、フィンが抜けてもレールは抜けなさそうです。
シングルフィンもトライフィンと同様にフィンの位置は前よりです。フィンは以前、DISHでよく使っていたテンプレットのフィンを付けてみます。WAHOOのレイクを後方へ伸ばした形です。
シングルではトライフィンのように動けないと思いますが、レールとエッジを意識しながら大きなラインで、身体も大きく使って滑ってみようと思い、あえてシングルフィンで作ってみました。
デッキパッドが届くまで、いろいろと妄想してみたいと思います。ニーボード、面白いですよ。やりませんか。
AXXE CLASSICの2020年春夏のカタログが到着しました。表紙はアンディ・デイビス。
いつものように、ご希望の方にカタログをお送りします。メールで「AXXE CLASSIC カタログ希望」と書いていただいて、郵便番号、ご住所、お名前をご連絡ください。アドレスは「menehune@mbp.ocn.ne.jp」です。メールでお願いします。
ブランドの立ち上げ以来ずっとお付き合いさせていただいているAXXE CLASSIC。もう10年以上です。地味で目立たないロゴマークは、最近あちこちの海の中で目立つようになりました。毎年のように新しいアイデアでサーファーの心を引き付けていますが、その秘密は製品テストの繰り返しとユーザーからのフィードバックによる小さな改良の積み重ねという地味な努力の賜物だと思います。
おかげで私はすっかりラバーフェチ…、いいえウェットスーツマニアになってしまいました。
そんなAXXE CLASSICから、2020年春夏のカタログがリリースされました。AXXE CLASSICホームページのオンラインカタログをご覧ください。https://www.axxe.jp/ebook/2020ss/
春夏のイチ押しはこれです。昨年登場したオートジップシステムとリサイクル素材「ECO BLUE」を使用した新素材「Re:Blue」です。
リサイクル素材というとどうしても「あまり柔らかくない」というイメージがあります。けれども今回のこのReBlueは、ネッスルかと間違うくらいの肌触りの良さと伸縮性です。
この素材は、日本国内で回収されたペットボトルから作られているそうです。サーフボードもラバーもほとんどを石油に依存している素材で作られています(天然ラバーは石油由来ではありませんが、森林を切り開いて作られたプランテーションで生産されています。どちらが環境に優しいかどうかという答えは簡単には出ません。)話が反れそうですが、出来る部分から少しでもやってみましょうということで良いと思います。
話を戻して、オートジップシステムは昨年から引き続きですが昨年のオール2ミリだけの展開から、3ミリフルスーツ、シーガル、スプリングとアイテム数が増えました。それに加えてコラボレーターのひとりであるCJネルソンのモデルが新登場です。
ここで簡単なおさらいですが、オートジップシステムというのは着脱の際に行方不明になりがちなインナーバリア(ジッパーからの浸水を止めるパーツ)をジッパーと連動させた画期的なしくみです。加えて、ストレッチジッパーという柔軟性がある軽いジッパーを使用しているので、背中のストレスが大幅に軽減されてパドル時の肩甲骨からの腕の動きを妨げず、ジッパーレスのような着心地を実現しているバックジップのウェットスーツのことです。(過去のウェットマニアのカテゴリーを見直してみてください)
さて、新しいCJモデルは腕にカラーチョイスができるストライプが入ります。ストライプ無しももちろんOKで、どちらも価格は同じです。オートジップの素材は、Re:Blueとプレミアムブラック(起毛素材)の二種類です。
フルスーツは、オール2ミリ、オール3ミリ、3/2ミリ(袖が2ミリ)の三種類(シーガルとロンスプも2ミリをチョイスできます)ですが、この厚みの違いをどう考えれば良いか?さらにそれぞれ、裏地に起毛素材のプレミアムブラックの設定があって話をややこしくしています 笑。
オール2ミリの裏起毛無しフルスーツ(今年はRe:Blueですね)は、海水温が高めの海域では秋口のシーガルの季節くらい(確か10月には着ていました)から、オール3ミリと同じように使うことができます。薄いですが防水性が高いので保温性もあります。そして、薄いので動きやすいのです。
海水温が高めと言っても漠然としています。私の場合は12月初旬の湘南で日差しが無い日には、そろそろ寒いかなという感じでした。アイデアとしてはショートジョンタイプのプレミアムブラック素材のインナーを組み合わせれば、突然のように暖かさがアップして2ミリでもう少し引っ張れます。インナーと組み合わせれば3ミリフルスーツとほぼ同じ感覚で大丈夫です。インナーはそのまま冬のウェットのアンダーとして使えます。
2ミリのスーツだけ(インナー無し)で3フルと同じように使いたいと考えるのでしたら、2ミリ裏起毛(プレミアムブラック)が良いと思います。
フルスーツなら、3ミリ裏無し(Re:Blue)=2ミリ裏起毛(プレミアムブラック)=2ミリ裏無し(Re:Blue)+プレミアムブラックインナー、のような感じで(完全にイコールではないと思いますが)目安にしていただいて、ご自分に合ったものを選んでみてください(いつでも相談してください)
3ミリフルスーツ裏起毛(プレミアムブラック)という設定は湘南なら冬のウェットみたいですが作りは春夏用です(袖口の作りや首回りの高さなどが違います)。水温が低い海域で入る方たち用です。
2ミリと同じように、3ミリ裏無し+プレミアムブラックインナーでも良いと思います。そちらの方が長い期間に対応できるのではないかと思います。
春夏のカタログに裏起毛というのは、耳慣れないというか見慣れないというか、ちょっと不思議な感じですがこんな感じに考えていただければと思います。
それから、カタログには出ていませんがロングチェストジップの3ミリも作ることができます。
冬物よりも首回りや袖口の作りがライトになってはいますが、やはり防水性が高いモデルです。湘南の秋では若干オーバースペックになる可能性があります。以前、ネックインスーツのころに3ミリのジャージのネックイン(裏無しです)で2月の雪の日に全く寒さを感じないで波乗りできましたが、それと同じです。海水温が低い地域の方、寒がりの方向けです。
用途に応じていいのがあります。お気軽に相談してください。
もう一人のコラボレーターはこの方。アンディ・デイビスです。
ウェットが黒ばっかりなのに疑問を感じている人はぜひ。色も選べます。
ウェットのカラーって、大抵がブラックベースでポイントに色を入れるような感じです。こんな風に最初から色を使うことを前提にデザインされているのは最近は無かったので新鮮です。
楽しそうじゃないですか。私もショートジョンくらいならいけそうです。
それからサマーアイテムは変わらず定番デザインが揃っています。
AXXE CLASSIC 2020年春夏カタログは金曜に届く予定です。もう少しお待ちください。
AXXE CLASSICに限らず、春先のウェットスーツをお考えの方はお早目にどうぞ。いろいろありますので相談に乗ります。
明日は定休日なので、また明後日にお会いしましょう。それでは、また。
おかげで私はすっかりラバーフェチ…、いいえウェットスーツマニアになってしまいました。
そんなAXXE CLASSICから、2020年春夏のカタログがリリースされました。AXXE CLASSICホームページのオンラインカタログをご覧ください。https://www.axxe.jp/ebook/2020ss/
春夏のイチ押しはこれです。昨年登場したオートジップシステムとリサイクル素材「ECO BLUE」を使用した新素材「Re:Blue」です。
リサイクル素材というとどうしても「あまり柔らかくない」というイメージがあります。けれども今回のこのReBlueは、ネッスルかと間違うくらいの肌触りの良さと伸縮性です。
この素材は、日本国内で回収されたペットボトルから作られているそうです。サーフボードもラバーもほとんどを石油に依存している素材で作られています(天然ラバーは石油由来ではありませんが、森林を切り開いて作られたプランテーションで生産されています。どちらが環境に優しいかどうかという答えは簡単には出ません。)話が反れそうですが、出来る部分から少しでもやってみましょうということで良いと思います。
話を戻して、オートジップシステムは昨年から引き続きですが昨年のオール2ミリだけの展開から、3ミリフルスーツ、シーガル、スプリングとアイテム数が増えました。それに加えてコラボレーターのひとりであるCJネルソンのモデルが新登場です。
ここで簡単なおさらいですが、オートジップシステムというのは着脱の際に行方不明になりがちなインナーバリア(ジッパーからの浸水を止めるパーツ)をジッパーと連動させた画期的なしくみです。加えて、ストレッチジッパーという柔軟性がある軽いジッパーを使用しているので、背中のストレスが大幅に軽減されてパドル時の肩甲骨からの腕の動きを妨げず、ジッパーレスのような着心地を実現しているバックジップのウェットスーツのことです。(過去のウェットマニアのカテゴリーを見直してみてください)
さて、新しいCJモデルは腕にカラーチョイスができるストライプが入ります。ストライプ無しももちろんOKで、どちらも価格は同じです。オートジップの素材は、Re:Blueとプレミアムブラック(起毛素材)の二種類です。
フルスーツは、オール2ミリ、オール3ミリ、3/2ミリ(袖が2ミリ)の三種類(シーガルとロンスプも2ミリをチョイスできます)ですが、この厚みの違いをどう考えれば良いか?さらにそれぞれ、裏地に起毛素材のプレミアムブラックの設定があって話をややこしくしています 笑。
オール2ミリの裏起毛無しフルスーツ(今年はRe:Blueですね)は、海水温が高めの海域では秋口のシーガルの季節くらい(確か10月には着ていました)から、オール3ミリと同じように使うことができます。薄いですが防水性が高いので保温性もあります。そして、薄いので動きやすいのです。
海水温が高めと言っても漠然としています。私の場合は12月初旬の湘南で日差しが無い日には、そろそろ寒いかなという感じでした。アイデアとしてはショートジョンタイプのプレミアムブラック素材のインナーを組み合わせれば、突然のように暖かさがアップして2ミリでもう少し引っ張れます。インナーと組み合わせれば3ミリフルスーツとほぼ同じ感覚で大丈夫です。インナーはそのまま冬のウェットのアンダーとして使えます。
2ミリのスーツだけ(インナー無し)で3フルと同じように使いたいと考えるのでしたら、2ミリ裏起毛(プレミアムブラック)が良いと思います。
フルスーツなら、3ミリ裏無し(Re:Blue)=2ミリ裏起毛(プレミアムブラック)=2ミリ裏無し(Re:Blue)+プレミアムブラックインナー、のような感じで(完全にイコールではないと思いますが)目安にしていただいて、ご自分に合ったものを選んでみてください(いつでも相談してください)
3ミリフルスーツ裏起毛(プレミアムブラック)という設定は湘南なら冬のウェットみたいですが作りは春夏用です(袖口の作りや首回りの高さなどが違います)。水温が低い海域で入る方たち用です。
2ミリと同じように、3ミリ裏無し+プレミアムブラックインナーでも良いと思います。そちらの方が長い期間に対応できるのではないかと思います。
春夏のカタログに裏起毛というのは、耳慣れないというか見慣れないというか、ちょっと不思議な感じですがこんな感じに考えていただければと思います。
それから、カタログには出ていませんがロングチェストジップの3ミリも作ることができます。
冬物よりも首回りや袖口の作りがライトになってはいますが、やはり防水性が高いモデルです。湘南の秋では若干オーバースペックになる可能性があります。以前、ネックインスーツのころに3ミリのジャージのネックイン(裏無しです)で2月の雪の日に全く寒さを感じないで波乗りできましたが、それと同じです。海水温が低い地域の方、寒がりの方向けです。
用途に応じていいのがあります。お気軽に相談してください。
もう一人のコラボレーターはこの方。アンディ・デイビスです。
ウェットが黒ばっかりなのに疑問を感じている人はぜひ。色も選べます。
ウェットのカラーって、大抵がブラックベースでポイントに色を入れるような感じです。こんな風に最初から色を使うことを前提にデザインされているのは最近は無かったので新鮮です。
楽しそうじゃないですか。私もショートジョンくらいならいけそうです。
それからサマーアイテムは変わらず定番デザインが揃っています。
AXXE CLASSIC 2020年春夏カタログは金曜に届く予定です。もう少しお待ちください。
AXXE CLASSICに限らず、春先のウェットスーツをお考えの方はお早目にどうぞ。いろいろありますので相談に乗ります。
明日は定休日なので、また明後日にお会いしましょう。それでは、また。
午前9時過ぎに海に到着。午後にかけて潮が引いて、波高が若干上がってくる予報だったのですが、ちょっと早かったみたいです。オフの風(北風)が冷たいですが、いい天気で気持ちがいい海です。雪を冠った富士山と前夜の雪が白く積もった箱根の山々がきれいに見えています。
「ウェットに着替えるには早すぎる」ので読みかけの探偵小説を読みながら、潮が引くのを待ちます。久しぶりにチャンドラーのハードボイルド小説「長いお別れ」を読み始めたら、面白くて止まりません。
ときおりリーディンググラス(老眼鏡w)を額にずらし文字の列の向こう、ウィンドウ越しに見える海面へと視線を走らせていると先刻よりも潮が引き、立ち上がる波の斜面がロングボードなら滑ることができそうな角度になってきたのを見つけ、ウェットスーツに着替えようと本を閉じます。
小さな波です。ポイントには誰も入っていませんが、海面にちょっとでも白いスープが見えるようになればたちまち人が集まってくるはずです。それまでに何本か乗ってやろうと誰もいないポイントへパドルアウトします。
ボードはまたプリモ9.0。後でいいやと思っていたら、急いで撤収して写真が撮れなかったので、前回の画像の使いまわしです。急いで撤収した理由は先をどうぞ。
もっと浮力があるPIGの方が良さそうでしたが、いろんなコンディションで入って馴染んでおくのも大事です。
弱いヒザ波でもウソみたいに良く滑ります。滑り出しも早い。緩い波なのでボードの前方に体重をかけてパドルします。前に乗り過ぎてノーズが潜っていくのを下半身で押さえながら、無理やりノーズを引っ張り出して滑り出します。
そんなことをやって、自分が乗っているボードのバランスを身体で覚えていきます。小波でも得るものはいろいろとあります。
3~4本乗ったところで、早くも1人、2人とサーファーが入り始めます。皆さん、どこから見ているんでしょうね 笑。
プリモのロングボード、コントロールの体重の乗せ方がだんだん分かってきていい感じになってきました。確認したい動きが2~3あるので、もう少し続けて乗ってみようと思います。フィンはとりあえず良さそうですが、いろいろと考えていることもあるのでフィンの方もあわせて試してみることにいたします。
プリモのロングボードバージョンは、9.0~9.8くらいまで作ることができます。コンケーブボトムのロングボード、乗ったことありますか?エッジが効いて取り回しが軽く、良く滑ってくれます。
小波で2時間。小さい波を捕まえるにはたくさんのパドルが必要ですし、立ち上がったら今度はボードを安定させるために足腰も使います。重たいボードならさらに大変です。小波と馬鹿にしてはいけないのです。
そんな感じで、疲れた身体が気持ちいいなあと海に浮かんでいましたが、ふと気が付くと岸沿いの山の向こうから真っ黒な雲が近づいてきます。午後から風が強まる予報と大気が不安定で雷の注意報が出ていたのを思い出し、お先にと波を捕まえ真っすぐ岸へと戻りました。
ウェットを脱いで着替えているうちに、さっきまでの青空はすっかり黒雲に覆われてあたりは真っ暗。冷たい風が吹き降ろすように吹き始めました。
着替えたら写真でも撮ろうとクルマの脇に置いておいたボードは風に煽られて転がりそうです。これはやばいと慌ててニットケースに入れてクルマの中に放り込み、自分も運転席に収まった途端にみぞれ交じりの強い雨が降り始めました。
幸い雷は鳴りませんでしたが、こういうときにはひとまず上がって様子を見た方が良いとおもいます。雷は光が見えたり音が聞こえたら、すでに落雷圏内です。海上に飛び出ているサーファーは雷の標的になりかねません。。
水は通電するので近くに落ちても、波打ち際でも濡れた砂の上でも感電の可能性はあることを覚えておきましょう(過去の落雷事故を検索してみるとたくさん出てきます)
雷が鳴りそうなときに尾根道を歩こうとする登山者はいないと思います。海の上もそれと同じです。波はまたやってきますが、命はひとつです。
30分ほどで黒雲は通り過ぎてまた青空が戻ってきましたが西よりの風が強まりました。その頃はすでに横浜新道を走っていましたが、あの後どうなったんでしょう。とりあえず、いいタイミングで入れたみたいです。
明日は朝早くだけオフに変わりそうですが、波はまとまらなさそうな感じですね。そのあとはしばらく南西風が続きそうでオフに変わるのは日曜の朝という予報です。
明日の朝は久しぶりのランニングにしようと思います。
冒頭の「長いお別れ」はフィリップ・マーロウが活躍する探偵小説ですが、登場人物は本当に良く酒を飲んでタバコばかり吸ってます。若いころはそういうところをかっこいいと思って読んでいたのですが、今あらためて読んでみると文体やセリフのクールさに痺れてます。ハードボイルドの意味が良く分かりました。
「ギムレットには早すぎる」というのはこの小説の有名なセリフのひとつですが、シェイクしたのがギムレットで、ステアがジンライムだとは知りませんでした。ジェームス・ボンドはステアではなくて、シェイクのマティーニですね。
たまにはカクテルでも飲みにいくのもいいかもしれません。自分がどう歳を取ってきたのかが分かるかもしれません。まあ私には角打ちの方が似合っていると自覚してますが。
お知らせ:3月16日(月)はお休みいたします。よろしくお願いします。
長いフィッシュのシェイプが出来上がりました。8フィートジャストです。フィッシュですから、もちろんツインフィンです。フィンのセッティングは、KK FISHと同じにしてもらいます。フィンはシングルフォイルのレイクが入ったキールフィンで、取り付ける位置はクラシックなフィッシュに比べて前寄りに取り付けます。
ボトムはこの通り、シングルコンケーブ。
クラシックなフィッシュのデザインはボードが長くなると直進性が強くなります。曲がりにくくなってくるのです。ボトムにVEEを入れたり、フィンを変えていけば(MR風のツインフィンやクアッドなど)ある程度の運動性を取り入れることもできますが、フィッシュらしさも無くなってきます。
この8フィートのフィッシュは、フィンのセッティングに少しだけモダンな要素を取り入れてマニューバ性を(クラシックなフィッシュのセッティングよりも)高めることに加え、テールを絞り気味にしてカーブを付けています。先週の写真です。
テールはワイドにした方がクラシックなフィッシュらしくなって、見た目もカッコ良いいのですが、まっすぐなアウトラインでは本当に曲がらなくなる可能性が出てきます。さすがにそれは困ります(笑)ラウンドノーズのKK FISHというモデルがありますが、それを長くしたLONG KK FISHくらいのイメージで考えております。
それでも、テール近くまではパラレルなアウトラインで、シングルコンケーブですからフィッシュらしい滑りを楽しめると思います。
そもそもどうしてフィッシュを長くするのか?これはおそらくロングボードに乗っている方、もしくはミッドレングスに興味を持っているようなショートボード乗りの方ならお分かりいただけるんじゃないかと思います。
フィッシュというデザインは、幅が広くてレールの近くに大きなキールフィンがツインフィンで付いています。パフォーマンス的にはスラスターのショートボードにはかないませんが、フィッシュにしかない幅広でセンターフィンが無く抜けが良いコンケーブボトムを水が流れる感覚とキールフィンのドライブする感覚が魅力だと思います。
ボードが長くなるとパフォーマンス性は落ちますが、フィッシュ独特のグライドする感覚とスピードはより高まります。重要なのはハイパフォーマンスなマニューバよりも、波を滑る感覚なのです。
書いているうちに想像の翼がどんどん広がって、この8フィートのフィッシュに早く乗ってみたくて仕方なくなってきました 笑。長いフィッシュの魅力はそんなところにあるんじゃないかと思います。
サーモンピンクのティントカラーでラミネートしてもらいます。出来上がりが楽しみです。
長いフィッシュのシェイプが出来上がりました。8フィートジャストです。フィッシュですから、もちろんツインフィンです。フィンのセッティングは、KK FISHと同じにしてもらいます。フィンはシングルフォイルのレイクが入ったキールフィンで、取り付ける位置はクラシックなフィッシュに比べて前寄りに取り付けます。
ボトムはこの通り、シングルコンケーブ。
クラシックなフィッシュのデザインはボードが長くなると直進性が強くなります。曲がりにくくなってくるのです。ボトムにVEEを入れたり、フィンを変えていけば(MR風のツインフィンやクアッドなど)ある程度の運動性を取り入れることもできますが、フィッシュらしさも無くなってきます。
この8フィートのフィッシュは、フィンのセッティングに少しだけモダンな要素を取り入れてマニューバ性を(クラシックなフィッシュのセッティングよりも)高めることに加え、テールを絞り気味にしてカーブを付けています。先週の写真です。
テールはワイドにした方がクラシックなフィッシュらしくなって、見た目もカッコ良いいのですが、まっすぐなアウトラインでは本当に曲がらなくなる可能性が出てきます。さすがにそれは困ります(笑)ラウンドノーズのKK FISHというモデルがありますが、それを長くしたLONG KK FISHくらいのイメージで考えております。
それでも、テール近くまではパラレルなアウトラインで、シングルコンケーブですからフィッシュらしい滑りを楽しめると思います。
そもそもどうしてフィッシュを長くするのか?これはおそらくロングボードに乗っている方、もしくはミッドレングスに興味を持っているようなショートボード乗りの方ならお分かりいただけるんじゃないかと思います。
フィッシュというデザインは、幅が広くてレールの近くに大きなキールフィンがツインフィンで付いています。パフォーマンス的にはスラスターのショートボードにはかないませんが、フィッシュにしかない幅広でセンターフィンが無く抜けが良いコンケーブボトムを水が流れる感覚とキールフィンのドライブする感覚が魅力だと思います。
ボードが長くなるとパフォーマンス性は落ちますが、フィッシュ独特のグライドする感覚とスピードはより高まります。重要なのはハイパフォーマンスなマニューバよりも、波を滑る感覚なのです。
書いているうちに想像の翼がどんどん広がって、この8フィートのフィッシュに早く乗ってみたくて仕方なくなってきました 笑。長いフィッシュの魅力はそんなところにあるんじゃないかと思います。
サーモンピンクのティントカラーでラミネートしてもらいます。出来上がりが楽しみです。
ダブルエンダーのオーダーをいただきました。活さんのラインアップには、個性的なデザインが並びますが、このダブルエンダーもかなり個性的で他ではなかなか見られないシェイプデザインです。
ダブルエンダーは、ディッシュという5.6~5.8ほどで作っている小さなシングルフィンが基になっています。最初はその小さいディッシュを長くしてテストし始めたビッグディッシュというヤバい(笑)モデルから始まりました。レングスは7フィートプラス。
アウトラインでハルっぽくも見えますが、ハルとは正反対の性格です。
この試作機を基に出来上がったのがダブルエンダーというモデルです。これは自分で乗っていた、レングス6’6”のダブルエンダー。6’6”~6’8”くらいで主に作っています。
ボトムはシングルコンケーブでレールはフルエッジ。プリモもシングルコンケーブでレールのエッジに特徴がありますが、プリモとは形も性格も全く違います。ダブルエンダーは、ボードの反応がとても敏感です。そのレールをどのように使うかが、このダブルエンダーをコントロールする面白さです。
シングルフィンのスムースなダウンザラインは、デッキを踏み込んだ瞬間にマルチフィンの機動性に変貌します。カットバックはシングルフィンとは思えないほどレールが効いたままカールの奥まで戻って行くことができます。
レールを使いやすいシェイプのデザインは自然とレールの使い方も上手にしてくれます。私はこのダブルエンダーにしばらく乗ってから、フィッシュに乗ってみたら驚くほどボードの反応が変わっていた経験をしています。ボードの挙動が自分じゃないみたいでしたから 笑。
使っているボードのデッキをあまり凹まさないので有名な私ですが(笑)、このダブルエンダーだけはしっかりフットマークが付いていました。それだけ自然と踏み込ませているんだと思います。
フィッシュに限らず、レールワークを追求したい方はこのダブルエンダーをラインアップに加えてみてください。波乗り変わります。パンチーなビーチブレイクや、掘れ気味のリーフブレイクなど力がある波で最高のレスポンスをくれると思います。
このダブルエンダーのボトムとレールのデザインは、ニーボードにそのまま生かされています。ニースタンスでの体重移動をがっちり支えてくれてフルレールでカーブしてくれるのです。
ダブルエンダー、そんなボードです。
オーダーいただいたダブルエンダーは現在、ラミネート中です。
赤と黄色とピンクの組み合わせ、オーダーいただいたときにはずいぶん派手だなあと思っていましたが、いい感じにまとまっています。自分はこういう色使いをなかなか出来ないので、かなり新鮮です。
なんとなく今どきな感じもして、オーダーいただいた方のセンスを感じております。
波はなんとか残りました。緩いヒザ・コシ。小さいけれど、形がいい波です。前回からの宿題のニーボードのフィンを確かめてみたかったのですが、それにはもう少しサイズが欲しいところ。こういうときはロングボードがたっぷりと沖に溜るので、短いボードにとっては受難の日です。
ニーボードならロングボードにも負けませんが、今回はロングボードにアタマを切り替えて、9’0プリモのフィンテストをやることに。天気が良いので記念撮影的一枚です。
ダークウッドのストリンガーだともっとくっきりとしたアクセントになりますが、こういう白木のストリンガーもシンプルで良いと思います。ボトムのコンケーブとレールが良く分かります。
今回は、9インチのプリモフィンでやってみます。
しかしこのボード、本当に良く走ります。抵抗が少ないというのか、ボトムが水を捕まえて後ろへ後ろへと流していってくれる感じです。
テールのホールド感もいい感じです。10インチのフィンでは、カットバックの最中に途中で「曲がれ~」とさらにテールを踏みこんでボードを回転させていく感じでしたが、9インチでは体重を乗せたまま最後まで回っていってくれます。
カラダの痛いところはまだ完治していないので、イテテテと言いながらのカットバックですが、それでも自分のイメージに近い感じです(8フィート代のプリモと同じ体勢で、テール近くのレールとエッジを使ってボードを回していくのが自分の中にあるイメージです)。
それは同じロングボードでも、Dフィンやピボットフィンを付けたクラシックなロングとはまったく違うイメージです。エッジが無いソフトなレールとロールドボトムなら、10インチのフィンを選ぶと思います(当然ですが、乗り方も違います)。
9フィートのプリモは私の中では、ロングボードというよりは長いミッドレングスみたいな感じなのだと思います。そんな感じで楽しめるのがプリモというモデルなのです。
フィンの位置は、̘̟̘̟̘̘̟前寄り、後寄りで試してみたのですが、たぶんその中間くらいが良さそうです(笑)フィンはそのくらいじゃないかと思います。あとはボードに自分が慣れていくことが大切です。
今、思い出しましたがこんなことがありました。
良さそうな波を捕まえて、「おー、スピード出るな~」と調子よく滑っていたらすぐ前方のライン上にパドルアウト中のサーファーが一人。クロスしそうなので、岸側へ少しノーズを振ってスピードを落としてやり過ごそうとしたら、そのインサイドにもう一人。
そっちへも進めず、そのままだと前のサーファーにぶつかりそうだったので、こりゃ危ないとライディングを緊急停止させようとボードの上にまたがって両足を海中に入れてボードを止めようとしました。(波待ちの姿勢になったわけです)
両足が海中に入ってスピードが落ちたその間に前方のサーファーは通り過ぎて行ったのですが、ボードに跨った状態のままで、まだボードは滑っていこうとしているみたいだったのでもう一度立ち上がってみたら、そのまま普通にライディング再開。
昔良く乗っていた、11フィートのグライダーみたいです。貫通力があるというのか、それくらいスピード出ているんじゃないかと思いますし、8フィート台のプリモと違うところだと思います。
プリモ 9フィート、お気に入りになりそうです。もう少し重量があって、浮力が大きいのも作ってみたくなりました。
ミッドレングスモデルのPRIMOが出来上がりました。オーダーでお作りしたボードです。サイズはレングスが7’2”で幅は22”。クリアのつや消し仕上げにダークウッドストリンガーとボランパッチがアクセントになったシンプルな仕上がりです。
フィンはグラスオンでさらにシンプル。かっこいいです。見た目だけじゃなくグラスオンにするとスムースさがアップするのです。
プリモはコシサイズから、オーバーヘッドまでほとんどのコンディションをカバーするミッドレングスです。2010年ごろから作り始めたモデルですが、根強い人気があります。
プリモのボトムはオールコンケーブ。レールとエッジに特長があるシェイプです。シングルフィンはレールを使ったサーフィンが気持ちよいのですが、プリモのボトムとレールのシェイプはレールが自然に機能してくれるような感覚です。シングルフィンながら反応が良く、エッジが効いて良く動いてくれます。
7フィート前後のミッドレングスサイズから、9フィートプラスのロングボードサイズまで長さのレンジも幅広く、それぞれのサイズでプリモらしいサーフィンを楽しむことができます。
ミッドレングスサイズも楽しいのですが、ロンガーさんにお勧めなのは、8’0~8’4”のサイズです。ロングボードの性格を残しながら、取り回しも動きもぜんぜん軽くなります。私自身もずいぶんといろいろな場面で楽しませてもらいました。
8’4”からスタート。(8’4”は二本乗り継ぎました)
少し縮まって、8’0。サイズがあるときには最高です。
そして現在は、9’0。パドルやテイクオフ、滑る感触はすっかりロングボードですが、レールが良く効いて動いてくれるのは短いサイズと同じです。
さあ、どのサイズを選びますか?
明日、明後日はお休みいたします。明日はどうも風が入ってダメそうな感じです。残りそうな明後日に期待です。9.0のプリモ持って行きます。
痛いところはクシャミしても痛くないくらい回復してきました。波乗りできそうです。
波上がりました。分かってましたが、今日はムリです。昨日は階段を登るのもやっとの状態でしたが、今日は少し改善してきた感じです。あちこち痛いのはもう聞き飽きたと思いますので言いませんが、水曜までには治します。しかし、身体ボロくなってきたな。
考えているのは、昨日のブログのフィッシュのカラーと、先週の9フィートのプリモとニーボードのフィンのことです。フィッシュはパステル調のきれいな色でラミネートしてみようと思います。ティントのつや消しでしょう。
カラーは上のどれかを選ぶとして、今日はフィンのお話です。(主にシングルフィンです)
先週乗った9’0のプリモ、どうもフィンがしっくりこなかったと書きました。
とりあえずこれで、と何度か使ったことがあるプリモフィンの10インチを付けてみたら、どうも大きすぎる感触でした。
あらためて言いますが、フィンって大事です。サーフボードの中心になっているのは、フィンだと思います。疑問に思うなら、フィンを外して乗ってみてください。ボトムのコンケーブやレールにいくらうんちくがあるボードでもまずまともには乗れません。
そんなの当たり前?でも、逆を考えてみてください。シェイプなんかやったことも無い人が初めてシェイプしたようなボードでも、水に浮いて、フィンが付いていればとりあえずサーフィンできます(自分自身のシェイプで経験あり)。
シェイパーが作り出したロッカーやレール、ボトムを機能させる最終的な役割を担っているのがフィンです。どうもうまく出来なくてダメだなあと思っている人は、もしかするとフィンが正しくセッティングできていないからかもしれません。自分に合っているフィンのセッティングを見つけたら、ボードがびっくりするくらい走って、自由に動き始めることだって十分にあり得ることです。
そのくらいフィンは大事ですよ、ときたところで話を戻します。最初に書いた、フィンが大きすぎるというのはどういうことか?です。いくつか挙げられますが、まず感じられるのは「ターンでスピードをロスする」ということじゃないかと思います。
波の斜面を滑り始めてスピードも付いて、立ち上がりながら最初のターンに入ろうと考え、進行方向のレールに加重するとブレーキがかかったようにスピードが落ちる、最悪の反応としては波に取り残されてしまうということもあり得ます。
対処としてはゆっくり加重していくか、もっとスピードが付くまで待つということが挙げられますが、加重の加減が難しいということになってしまいます。これは他の場面、たとえばトップターンやカットバックなどの最中にも現出してきます。もっと体重を乗せて加速したり、ターンさせたいのにうまくやらないと失速する、ボードがそんな反応だったら思い切り身体を使えません。
自分のやり方がまずい可能性も有りますが、それだってフィンで解決できるかもしれません。
私の場合、ボロい身体で、大きかったかな?と感じるフィンで無理やりターンさせていたから、今日の海に行けない身体になってしまったのかもしれません 笑。
例えば、KATSUさんのふたつのフィン。WAHOO(左)とPRIMO(右)です。
高さ(深さ)はだいたい同じです。フィンの前部を基準にすればレイク(後方への反り具合)もだいたい同じです。違いはフィンの後部のカーブ。PRIMO(右)の方がカーブが強いので必然的にベースが広くなっています。ベースの差は4センチほどあります。
ベースが広いと直進性が高くなります。例えば、右のPRIMOフィンを付けていて大きいかなと感じるようなら、まずはフィンBOXの中でフィンを前方へ動かして試してみます。それでも改善しないようでしたら、同じPRIMOフィンで高さを低いものに替えてみるか、ベースが狭い左のWAHOOに替えてみるという選択肢が考えられます。
どのフィンを使いなさいというお話では無くて、どう考えれば良いかというお話です。KATSUさんのボードにはそれぞれ経験上、合っていると思われるフィンをお付けしています。それでも、サーフィンは個人差があります。私たちがベストと思うものがそうではないかもしれません。「あれ?」と感じたときにどうすればよいかということです。
セッティングを間違えると、本来の性能を発揮できないボンザーやハルのように、きちんとアドバイスをしていない販売したショップの責任と思われる例もありますが、それはまた別のお話として、私は下手でフィンの違いなんか分からないと決めてしまう人は、少しだけ考え方を変えてみてください。感じるところはフィンの違いじゃないのです。もしかしたら今日は(フィンで封印されていた)身体が良く動くなあと感じるかもしれません。それがフィンの違いです。
左はKATSUさんのトライフィン。バナナフィンと呼んでいますが、私はこれが大好きです。
右側は普通のトライの形です。KATSUさんのバナナフィンは、これに比べるとベースが狭く先端までボリュームがあります。先端までボリュームがあるのでベースが狭くてもスピードが出ます。逆にこのベースの狭さは動きの良さにつながっていると感じます。
右の通常の形のフィンを付けていると、直進性が強く、ボードをターンさせ始めるのによりチカラを使うように感じます(腰にくるので分かるのです)。バナナフィンはスピードが出て、ターンに入るのはスムースですがホールド感があります。カーブが気持ちいいのです。
トライフィンはニーボードしか乗りませんが、ボードにしっかりと両膝を付けているからこそ感じる違いだと思います。
さて、今度はプリモもニーボードもフィンを替えて試してみようと思ってます。どう変わるのか楽しみですが、フィンにやられた(かどうかは定かじゃありませんが)身体が果たして戻るのか?
考えているのは、昨日のブログのフィッシュのカラーと、先週の9フィートのプリモとニーボードのフィンのことです。フィッシュはパステル調のきれいな色でラミネートしてみようと思います。ティントのつや消しでしょう。
カラーは上のどれかを選ぶとして、今日はフィンのお話です。(主にシングルフィンです)
先週乗った9’0のプリモ、どうもフィンがしっくりこなかったと書きました。
とりあえずこれで、と何度か使ったことがあるプリモフィンの10インチを付けてみたら、どうも大きすぎる感触でした。
あらためて言いますが、フィンって大事です。サーフボードの中心になっているのは、フィンだと思います。疑問に思うなら、フィンを外して乗ってみてください。ボトムのコンケーブやレールにいくらうんちくがあるボードでもまずまともには乗れません。
そんなの当たり前?でも、逆を考えてみてください。シェイプなんかやったことも無い人が初めてシェイプしたようなボードでも、水に浮いて、フィンが付いていればとりあえずサーフィンできます(自分自身のシェイプで経験あり)。
シェイパーが作り出したロッカーやレール、ボトムを機能させる最終的な役割を担っているのがフィンです。どうもうまく出来なくてダメだなあと思っている人は、もしかするとフィンが正しくセッティングできていないからかもしれません。自分に合っているフィンのセッティングを見つけたら、ボードがびっくりするくらい走って、自由に動き始めることだって十分にあり得ることです。
そのくらいフィンは大事ですよ、ときたところで話を戻します。最初に書いた、フィンが大きすぎるというのはどういうことか?です。いくつか挙げられますが、まず感じられるのは「ターンでスピードをロスする」ということじゃないかと思います。
波の斜面を滑り始めてスピードも付いて、立ち上がりながら最初のターンに入ろうと考え、進行方向のレールに加重するとブレーキがかかったようにスピードが落ちる、最悪の反応としては波に取り残されてしまうということもあり得ます。
対処としてはゆっくり加重していくか、もっとスピードが付くまで待つということが挙げられますが、加重の加減が難しいということになってしまいます。これは他の場面、たとえばトップターンやカットバックなどの最中にも現出してきます。もっと体重を乗せて加速したり、ターンさせたいのにうまくやらないと失速する、ボードがそんな反応だったら思い切り身体を使えません。
自分のやり方がまずい可能性も有りますが、それだってフィンで解決できるかもしれません。
私の場合、ボロい身体で、大きかったかな?と感じるフィンで無理やりターンさせていたから、今日の海に行けない身体になってしまったのかもしれません 笑。
例えば、KATSUさんのふたつのフィン。WAHOO(左)とPRIMO(右)です。
高さ(深さ)はだいたい同じです。フィンの前部を基準にすればレイク(後方への反り具合)もだいたい同じです。違いはフィンの後部のカーブ。PRIMO(右)の方がカーブが強いので必然的にベースが広くなっています。ベースの差は4センチほどあります。
ベースが広いと直進性が高くなります。例えば、右のPRIMOフィンを付けていて大きいかなと感じるようなら、まずはフィンBOXの中でフィンを前方へ動かして試してみます。それでも改善しないようでしたら、同じPRIMOフィンで高さを低いものに替えてみるか、ベースが狭い左のWAHOOに替えてみるという選択肢が考えられます。
どのフィンを使いなさいというお話では無くて、どう考えれば良いかというお話です。KATSUさんのボードにはそれぞれ経験上、合っていると思われるフィンをお付けしています。それでも、サーフィンは個人差があります。私たちがベストと思うものがそうではないかもしれません。「あれ?」と感じたときにどうすればよいかということです。
セッティングを間違えると、本来の性能を発揮できないボンザーやハルのように、きちんとアドバイスをしていない販売したショップの責任と思われる例もありますが、それはまた別のお話として、私は下手でフィンの違いなんか分からないと決めてしまう人は、少しだけ考え方を変えてみてください。感じるところはフィンの違いじゃないのです。もしかしたら今日は(フィンで封印されていた)身体が良く動くなあと感じるかもしれません。それがフィンの違いです。
左はKATSUさんのトライフィン。バナナフィンと呼んでいますが、私はこれが大好きです。
右側は普通のトライの形です。KATSUさんのバナナフィンは、これに比べるとベースが狭く先端までボリュームがあります。先端までボリュームがあるのでベースが狭くてもスピードが出ます。逆にこのベースの狭さは動きの良さにつながっていると感じます。
右の通常の形のフィンを付けていると、直進性が強く、ボードをターンさせ始めるのによりチカラを使うように感じます(腰にくるので分かるのです)。バナナフィンはスピードが出て、ターンに入るのはスムースですがホールド感があります。カーブが気持ちいいのです。
トライフィンはニーボードしか乗りませんが、ボードにしっかりと両膝を付けているからこそ感じる違いだと思います。
さて、今度はプリモもニーボードもフィンを替えて試してみようと思ってます。どう変わるのか楽しみですが、フィンにやられた(かどうかは定かじゃありませんが)身体が果たして戻るのか?
6’8”~6’10”のビッグフィッシュは昔から大好きです。活さん、スキップ・フライ、クリステンソンなど、いろいろなシェイパーのビッグフィッシュを乗ってきました。同じフィッシュでも、5フィートちょっとのフィッシュとは滑るラインが変わってきます。
それからさらに長く、ビッグフィッシュというよりは、ロングフィッシュと言った方がぴったりきそうなサイズのフィッシュを作ってみることにしました。
朝一の波乗りを終えてシェイプルームへ行ってみれば、活さんはアウトラインを切り出している最中です。まだ先だと思っていたので心の準備ができてませんが、もう切っちゃってます。(皆様のオーダーを差し置いて先にすいません。活さんの手が空いたところへちょうどなぜか先にこのボード用のブランクスが到着したので、それなら先にやっちゃおうとスタートしました。)
アウトライン、かっこよくシュッとさせることも出来たのですが、まずはフィッシュらしく幅広めで作ってみようと考えて、ノーズから丸い感じのアウトラインです。
サイズは8’0 x 22”1/2。厚みは2”3/4くらい。コンケーブが入るので数値的にはそれくらいです。レールはテーパーにせずボリュームを残してもらいます。
幅を広くしたのは、ボトムのコンケーブの感触を強調したかったからです。VEEは入っていません。短いフィッシュと同じシングルコンケーブです。
フィンはレイクが入った片面フォイルのキールフィン。これを角度を付けてグラスオンします。多少はマニューバを考えていることがお分かりいただけると思います。
クリアでボランパッチにしようと考えておりましたが、何か色をつけてみようかな…と。少し考えてみることにいたします。
それからさらに長く、ビッグフィッシュというよりは、ロングフィッシュと言った方がぴったりきそうなサイズのフィッシュを作ってみることにしました。
朝一の波乗りを終えてシェイプルームへ行ってみれば、活さんはアウトラインを切り出している最中です。まだ先だと思っていたので心の準備ができてませんが、もう切っちゃってます。(皆様のオーダーを差し置いて先にすいません。活さんの手が空いたところへちょうどなぜか先にこのボード用のブランクスが到着したので、それなら先にやっちゃおうとスタートしました。)
アウトライン、かっこよくシュッとさせることも出来たのですが、まずはフィッシュらしく幅広めで作ってみようと考えて、ノーズから丸い感じのアウトラインです。
サイズは8’0 x 22”1/2。厚みは2”3/4くらい。コンケーブが入るので数値的にはそれくらいです。レールはテーパーにせずボリュームを残してもらいます。
幅を広くしたのは、ボトムのコンケーブの感触を強調したかったからです。VEEは入っていません。短いフィッシュと同じシングルコンケーブです。
フィンはレイクが入った片面フォイルのキールフィン。これを角度を付けてグラスオンします。多少はマニューバを考えていることがお分かりいただけると思います。
クリアでボランパッチにしようと考えておりましたが、何か色をつけてみようかな…と。少し考えてみることにいたします。
今季の冬は暖冬傾向で、凍り付くような早朝の寒さというのは少なかったと思います。それでも海に入るにはやっぱり冬用のウェットが必要です。暖冬であまり出番が無かったのは、グローブとフードぐらいでウェットはやっぱり暖かいのが必要なのはいつもの冬と変わりはありません。
今季、試してみたのはこの二着です。ZEROエアドーム 5/3ミリの裏地無しとAXXE CLASSICのオートジップ(バックジップ)4/3ミリのプレミアムブラック起毛素材のウェットです。
まずはAXXE CLASSICの4/3ミリ プレミアムブラック。バックジップタイプの進化系です。どのように進化系なのかは過去のウェットマニアカテゴリーをご覧いただくとして、実際に使ってみた感想です。
バックジップにストレッチファスナーという柔軟性が高いファスナー(従来のファスナーは伸縮性ゼロです)を使っていますが、背中の柔軟性がパドルに重要だというのが良く分かります。ノンジップと同等の動きやすさです。
防水性も高いです。バックジップは首回りから浸水しやすいことが多いのですが、それもほぼ解決しています。ドルフィンやローリングスルー、ワイプアウトで海中で回転しているときにも外から冷たい水が入ってくる感覚は一度もありませんでした。
浸水を感じたのは出入りのときの波打ち際で足首から入ってきたぐらいです。これまでのバックジップと比べてみても正直なところ、スゴイと思いました。
裏地は伸縮で発熱するプレミアムブラックという素材です。
発熱するなんて、眉に唾だと思ってませんか?私も最初は少しそう思ってました。
でも、パドルアウトしていると身体の動きでの体温上昇以外に身体が暑くなってくるのをはっきりと感じます。曇りで北風が吹いていた寒い日に、すっかり暑くなってしまったのは本当です。(ブーツは履いて、グローブ、フード、インナーは無しです)
しっかり発熱していると思います。湘南は比較的水温は高い方なので、もっと冷たい海域で入るなら、グローブ、フードなど他の装備をプラスすれば問題無いと思います。同じプレミアムブラックのインナーを着るという手もあります。
暖かいウェットというと、ネックインスーツから流れでどうしてもロングチェストジップタイプに目が行きがちですが、バックジップスタイルも防水性も暖かさでも負けないくらい進化しています。
やっぱりウェットはバックジップという方には強力おすすめです。
そしてもうひとつは、ZEROのエアドーム。5/3ミリで裏地はついていません。
冬用のウェットというと裏地が起毛になっているのが定番ですが、このエアドームはよっぽど寒がりじゃなければ裏地は無くても平気です。寒がりの方も季節に合わせてインナーで調節するのがより長い季節に使えるので良いと思います(インナーを着やすい作りにもなっています。東北地方のユーザーさんはそうやって使われているそうです。)
ニーボードをやっていた木曜の朝早くはこれ一枚で快適でした。裏地が無いと冷たく感じるような気もしますが、そういう感じは全くありません。滑りがいいジャージ素材なので肌触りが良くて動きが楽です。防水性はドライスーツ並みにあります。
肩回りの生地に余裕があることと、内部の構造がシンプルなのでパドルはとても楽です。パドルのストレスの無さはおそらくこのエアドームが一番だと思います。着脱も簡単です。
一点だけ、エアドームに限らず胸、肩、腕回りに余裕がある構造のウェットは、袖口から浸水しやすいと感じるので、袖口は二重袖のオプションを付けることをお勧めしております。
耐久性もあります。今回の5/3ミリの前に作ったオール3ミリのエアドームは、2014年に作っていますがまだ使えます。さすがに生地の合わせ目から水がじんわり染みてきますが、水を通さないインナーを着れば真冬もまだOKです。
最近のウェットスーツはよく研究されていて、保温性や動きやすさ、着脱のしやすさなどの機能性に関しては文句のつけようが無いくらいです。欠点を探してみても、思い当たることはありません。価格は決してお安くはありませんが、どれも満足していただけると思います。それぞれに特長がありますので、作られる際にはご納得いくまでご相談ください。
今年はそろそろ、春物のシーズンですのでまた来期のご参考にしてみてください。
そして春物です。お願いしていた、ZEROの3/3ミリフルスーツが届きました。早速着てみましたが、噂どおりに腕回りが楽で、たっぷりパドルできそうです。プレミアムブラックのインナーを着れば、今でも使えそうな感じです。
AXXE CLASSICは今年もオートジップシステムです。昨年からのオール2ミリに加えて、3/2ミリ、3/3ミリがラインアップに加わります。来週には新しいカタログが届くと思いますので、春物に関しては、また後ほど詳しく書いてみたいと思います。
今季、試してみたのはこの二着です。ZEROエアドーム 5/3ミリの裏地無しとAXXE CLASSICのオートジップ(バックジップ)4/3ミリのプレミアムブラック起毛素材のウェットです。
まずはAXXE CLASSICの4/3ミリ プレミアムブラック。バックジップタイプの進化系です。どのように進化系なのかは過去のウェットマニアカテゴリーをご覧いただくとして、実際に使ってみた感想です。
バックジップにストレッチファスナーという柔軟性が高いファスナー(従来のファスナーは伸縮性ゼロです)を使っていますが、背中の柔軟性がパドルに重要だというのが良く分かります。ノンジップと同等の動きやすさです。
防水性も高いです。バックジップは首回りから浸水しやすいことが多いのですが、それもほぼ解決しています。ドルフィンやローリングスルー、ワイプアウトで海中で回転しているときにも外から冷たい水が入ってくる感覚は一度もありませんでした。
浸水を感じたのは出入りのときの波打ち際で足首から入ってきたぐらいです。これまでのバックジップと比べてみても正直なところ、スゴイと思いました。
裏地は伸縮で発熱するプレミアムブラックという素材です。
発熱するなんて、眉に唾だと思ってませんか?私も最初は少しそう思ってました。
でも、パドルアウトしていると身体の動きでの体温上昇以外に身体が暑くなってくるのをはっきりと感じます。曇りで北風が吹いていた寒い日に、すっかり暑くなってしまったのは本当です。(ブーツは履いて、グローブ、フード、インナーは無しです)
しっかり発熱していると思います。湘南は比較的水温は高い方なので、もっと冷たい海域で入るなら、グローブ、フードなど他の装備をプラスすれば問題無いと思います。同じプレミアムブラックのインナーを着るという手もあります。
暖かいウェットというと、ネックインスーツから流れでどうしてもロングチェストジップタイプに目が行きがちですが、バックジップスタイルも防水性も暖かさでも負けないくらい進化しています。
やっぱりウェットはバックジップという方には強力おすすめです。
そしてもうひとつは、ZEROのエアドーム。5/3ミリで裏地はついていません。
冬用のウェットというと裏地が起毛になっているのが定番ですが、このエアドームはよっぽど寒がりじゃなければ裏地は無くても平気です。寒がりの方も季節に合わせてインナーで調節するのがより長い季節に使えるので良いと思います(インナーを着やすい作りにもなっています。東北地方のユーザーさんはそうやって使われているそうです。)
ニーボードをやっていた木曜の朝早くはこれ一枚で快適でした。裏地が無いと冷たく感じるような気もしますが、そういう感じは全くありません。滑りがいいジャージ素材なので肌触りが良くて動きが楽です。防水性はドライスーツ並みにあります。
肩回りの生地に余裕があることと、内部の構造がシンプルなのでパドルはとても楽です。パドルのストレスの無さはおそらくこのエアドームが一番だと思います。着脱も簡単です。
一点だけ、エアドームに限らず胸、肩、腕回りに余裕がある構造のウェットは、袖口から浸水しやすいと感じるので、袖口は二重袖のオプションを付けることをお勧めしております。
耐久性もあります。今回の5/3ミリの前に作ったオール3ミリのエアドームは、2014年に作っていますがまだ使えます。さすがに生地の合わせ目から水がじんわり染みてきますが、水を通さないインナーを着れば真冬もまだOKです。
最近のウェットスーツはよく研究されていて、保温性や動きやすさ、着脱のしやすさなどの機能性に関しては文句のつけようが無いくらいです。欠点を探してみても、思い当たることはありません。価格は決してお安くはありませんが、どれも満足していただけると思います。それぞれに特長がありますので、作られる際にはご納得いくまでご相談ください。
今年はそろそろ、春物のシーズンですのでまた来期のご参考にしてみてください。
そして春物です。お願いしていた、ZEROの3/3ミリフルスーツが届きました。早速着てみましたが、噂どおりに腕回りが楽で、たっぷりパドルできそうです。プレミアムブラックのインナーを着れば、今でも使えそうな感じです。
AXXE CLASSICは今年もオートジップシステムです。昨年からのオール2ミリに加えて、3/2ミリ、3/3ミリがラインアップに加わります。来週には新しいカタログが届くと思いますので、春物に関しては、また後ほど詳しく書いてみたいと思います。
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