MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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ダブルエンダーのオーダーをいただきました。活さんのラインアップには、個性的なデザインが並びますが、このダブルエンダーもかなり個性的で他ではなかなか見られないシェイプデザインです。

ダブルエンダーは、ディッシュという5.6~5.8ほどで作っている小さなシングルフィンが基になっています。最初はその小さいディッシュを長くしてテストし始めたビッグディッシュというヤバい(笑)モデルから始まりました。レングスは7フィートプラス。


アウトラインでハルっぽくも見えますが、ハルとは正反対の性格です。

この試作機を基に出来上がったのがダブルエンダーというモデルです。これは自分で乗っていた、レングス6’6”のダブルエンダー。6’6”~6’8”くらいで主に作っています。


ボトムはシングルコンケーブでレールはフルエッジ。プリモもシングルコンケーブでレールのエッジに特徴がありますが、プリモとは形も性格も全く違います。ダブルエンダーは、ボードの反応がとても敏感です。そのレールをどのように使うかが、このダブルエンダーをコントロールする面白さです。


シングルフィンのスムースなダウンザラインは、デッキを踏み込んだ瞬間にマルチフィンの機動性に変貌します。カットバックはシングルフィンとは思えないほどレールが効いたままカールの奥まで戻って行くことができます。

レールを使いやすいシェイプのデザインは自然とレールの使い方も上手にしてくれます。私はこのダブルエンダーにしばらく乗ってから、フィッシュに乗ってみたら驚くほどボードの反応が変わっていた経験をしています。ボードの挙動が自分じゃないみたいでしたから 笑。

使っているボードのデッキをあまり凹まさないので有名な私ですが(笑)、このダブルエンダーだけはしっかりフットマークが付いていました。それだけ自然と踏み込ませているんだと思います。

フィッシュに限らず、レールワークを追求したい方はこのダブルエンダーをラインアップに加えてみてください。波乗り変わります。パンチーなビーチブレイクや、掘れ気味のリーフブレイクなど力がある波で最高のレスポンスをくれると思います。

このダブルエンダーのボトムとレールのデザインは、ニーボードにそのまま生かされています。ニースタンスでの体重移動をがっちり支えてくれてフルレールでカーブしてくれるのです。


ダブルエンダー、そんなボードです。

オーダーいただいたダブルエンダーは現在、ラミネート中です。

赤と黄色とピンクの組み合わせ、オーダーいただいたときにはずいぶん派手だなあと思っていましたが、いい感じにまとまっています。自分はこういう色使いをなかなか出来ないので、かなり新鮮です。

なんとなく今どきな感じもして、オーダーいただいた方のセンスを感じております。

波はなんとか残りました。緩いヒザ・コシ。小さいけれど、形がいい波です。前回からの宿題のニーボードのフィンを確かめてみたかったのですが、それにはもう少しサイズが欲しいところ。こういうときはロングボードがたっぷりと沖に溜るので、短いボードにとっては受難の日です。

ニーボードならロングボードにも負けませんが、今回はロングボードにアタマを切り替えて、9’0プリモのフィンテストをやることに。天気が良いので記念撮影的一枚です。

ダークウッドのストリンガーだともっとくっきりとしたアクセントになりますが、こういう白木のストリンガーもシンプルで良いと思います。ボトムのコンケーブとレールが良く分かります。

今回は、9インチのプリモフィンでやってみます。


しかしこのボード、本当に良く走ります。抵抗が少ないというのか、ボトムが水を捕まえて後ろへ後ろへと流していってくれる感じです。

テールのホールド感もいい感じです。10インチのフィンでは、カットバックの最中に途中で「曲がれ~」とさらにテールを踏みこんでボードを回転させていく感じでしたが、9インチでは体重を乗せたまま最後まで回っていってくれます。

カラダの痛いところはまだ完治していないので、イテテテと言いながらのカットバックですが、それでも自分のイメージに近い感じです(8フィート代のプリモと同じ体勢で、テール近くのレールとエッジを使ってボードを回していくのが自分の中にあるイメージです)。

それは同じロングボードでも、Dフィンやピボットフィンを付けたクラシックなロングとはまったく違うイメージです。エッジが無いソフトなレールとロールドボトムなら、10インチのフィンを選ぶと思います(当然ですが、乗り方も違います)。

9フィートのプリモは私の中では、ロングボードというよりは長いミッドレングスみたいな感じなのだと思います。そんな感じで楽しめるのがプリモというモデルなのです。

フィンの位置は、̘̟̘̟̘̘̟前寄り、後寄りで試してみたのですが、たぶんその中間くらいが良さそうです(笑)フィンはそのくらいじゃないかと思います。あとはボードに自分が慣れていくことが大切です。


今、思い出しましたがこんなことがありました。

良さそうな波を捕まえて、「おー、スピード出るな~」と調子よく滑っていたらすぐ前方のライン上にパドルアウト中のサーファーが一人。クロスしそうなので、岸側へ少しノーズを振ってスピードを落としてやり過ごそうとしたら、そのインサイドにもう一人。

そっちへも進めず、そのままだと前のサーファーにぶつかりそうだったので、こりゃ危ないとライディングを緊急停止させようとボードの上にまたがって両足を海中に入れてボードを止めようとしました。(波待ちの姿勢になったわけです)

両足が海中に入ってスピードが落ちたその間に前方のサーファーは通り過ぎて行ったのですが、ボードに跨った状態のままで、まだボードは滑っていこうとしているみたいだったのでもう一度立ち上がってみたら、そのまま普通にライディング再開。

昔良く乗っていた、11フィートのグライダーみたいです。貫通力があるというのか、それくらいスピード出ているんじゃないかと思いますし、8フィート台のプリモと違うところだと思います。

プリモ 9フィート、お気に入りになりそうです。もう少し重量があって、浮力が大きいのも作ってみたくなりました。



ミッドレングスモデルのPRIMOが出来上がりました。オーダーでお作りしたボードです。サイズはレングスが7’2”で幅は22”。クリアのつや消し仕上げにダークウッドストリンガーとボランパッチがアクセントになったシンプルな仕上がりです。

フィンはグラスオンでさらにシンプル。かっこいいです。見た目だけじゃなくグラスオンにするとスムースさがアップするのです。


プリモはコシサイズから、オーバーヘッドまでほとんどのコンディションをカバーするミッドレングスです。2010年ごろから作り始めたモデルですが、根強い人気があります。

プリモのボトムはオールコンケーブ。レールとエッジに特長があるシェイプです。シングルフィンはレールを使ったサーフィンが気持ちよいのですが、プリモのボトムとレールのシェイプはレールが自然に機能してくれるような感覚です。シングルフィンながら反応が良く、エッジが効いて良く動いてくれます。

7フィート前後のミッドレングスサイズから、9フィートプラスのロングボードサイズまで長さのレンジも幅広く、それぞれのサイズでプリモらしいサーフィンを楽しむことができます。

ミッドレングスサイズも楽しいのですが、ロンガーさんにお勧めなのは、8’0~8’4”のサイズです。ロングボードの性格を残しながら、取り回しも動きもぜんぜん軽くなります。私自身もずいぶんといろいろな場面で楽しませてもらいました。

8’4”からスタート。(8’4”は二本乗り継ぎました)


少し縮まって、8’0。サイズがあるときには最高です。


そして現在は、9’0。パドルやテイクオフ、滑る感触はすっかりロングボードですが、レールが良く効いて動いてくれるのは短いサイズと同じです。


さあ、どのサイズを選びますか?

明日、明後日はお休みいたします。明日はどうも風が入ってダメそうな感じです。残りそうな明後日に期待です。9.0のプリモ持って行きます。

痛いところはクシャミしても痛くないくらい回復してきました。波乗りできそうです。


FIN
波上がりました。分かってましたが、今日はムリです。昨日は階段を登るのもやっとの状態でしたが、今日は少し改善してきた感じです。あちこち痛いのはもう聞き飽きたと思いますので言いませんが、水曜までには治します。しかし、身体ボロくなってきたな。

考えているのは、昨日のブログのフィッシュのカラーと、先週の9フィートのプリモとニーボードのフィンのことです。フィッシュはパステル調のきれいな色でラミネートしてみようと思います。ティントのつや消しでしょう。


カラーは上のどれかを選ぶとして、今日はフィンのお話です。(主にシングルフィンです)

先週乗った9’0のプリモ、どうもフィンがしっくりこなかったと書きました。


とりあえずこれで、と何度か使ったことがあるプリモフィンの10インチを付けてみたら、どうも大きすぎる感触でした。

あらためて言いますが、フィンって大事です。サーフボードの中心になっているのは、フィンだと思います。疑問に思うなら、フィンを外して乗ってみてください。ボトムのコンケーブやレールにいくらうんちくがあるボードでもまずまともには乗れません。

そんなの当たり前?でも、逆を考えてみてください。シェイプなんかやったことも無い人が初めてシェイプしたようなボードでも、水に浮いて、フィンが付いていればとりあえずサーフィンできます(自分自身のシェイプで経験あり)。

シェイパーが作り出したロッカーやレール、ボトムを機能させる最終的な役割を担っているのがフィンです。どうもうまく出来なくてダメだなあと思っている人は、もしかするとフィンが正しくセッティングできていないからかもしれません。自分に合っているフィンのセッティングを見つけたら、ボードがびっくりするくらい走って、自由に動き始めることだって十分にあり得ることです。

そのくらいフィンは大事ですよ、ときたところで話を戻します。最初に書いた、フィンが大きすぎるというのはどういうことか?です。いくつか挙げられますが、まず感じられるのは「ターンでスピードをロスする」ということじゃないかと思います。

波の斜面を滑り始めてスピードも付いて、立ち上がりながら最初のターンに入ろうと考え、進行方向のレールに加重するとブレーキがかかったようにスピードが落ちる、最悪の反応としては波に取り残されてしまうということもあり得ます。

対処としてはゆっくり加重していくか、もっとスピードが付くまで待つということが挙げられますが、加重の加減が難しいということになってしまいます。これは他の場面、たとえばトップターンやカットバックなどの最中にも現出してきます。もっと体重を乗せて加速したり、ターンさせたいのにうまくやらないと失速する、ボードがそんな反応だったら思い切り身体を使えません。

自分のやり方がまずい可能性も有りますが、それだってフィンで解決できるかもしれません。

私の場合、ボロい身体で、大きかったかな?と感じるフィンで無理やりターンさせていたから、今日の海に行けない身体になってしまったのかもしれません 笑。

例えば、KATSUさんのふたつのフィン。WAHOO(左)とPRIMO(右)です。


高さ(深さ)はだいたい同じです。フィンの前部を基準にすればレイク(後方への反り具合)もだいたい同じです。違いはフィンの後部のカーブ。PRIMO(右)の方がカーブが強いので必然的にベースが広くなっています。ベースの差は4センチほどあります。

ベースが広いと直進性が高くなります。例えば、右のPRIMOフィンを付けていて大きいかなと感じるようなら、まずはフィンBOXの中でフィンを前方へ動かして試してみます。それでも改善しないようでしたら、同じPRIMOフィンで高さを低いものに替えてみるか、ベースが狭い左のWAHOOに替えてみるという選択肢が考えられます。

どのフィンを使いなさいというお話では無くて、どう考えれば良いかというお話です。KATSUさんのボードにはそれぞれ経験上、合っていると思われるフィンをお付けしています。それでも、サーフィンは個人差があります。私たちがベストと思うものがそうではないかもしれません。「あれ?」と感じたときにどうすればよいかということです。

セッティングを間違えると、本来の性能を発揮できないボンザーやハルのように、きちんとアドバイスをしていない販売したショップの責任と思われる例もありますが、それはまた別のお話として、私は下手でフィンの違いなんか分からないと決めてしまう人は、少しだけ考え方を変えてみてください。感じるところはフィンの違いじゃないのです。もしかしたら今日は(フィンで封印されていた)身体が良く動くなあと感じるかもしれません。それがフィンの違いです。

左はKATSUさんのトライフィン。バナナフィンと呼んでいますが、私はこれが大好きです。


右側は普通のトライの形です。KATSUさんのバナナフィンは、これに比べるとベースが狭く先端までボリュームがあります。先端までボリュームがあるのでベースが狭くてもスピードが出ます。逆にこのベースの狭さは動きの良さにつながっていると感じます。

右の通常の形のフィンを付けていると、直進性が強く、ボードをターンさせ始めるのによりチカラを使うように感じます(腰にくるので分かるのです)。バナナフィンはスピードが出て、ターンに入るのはスムースですがホールド感があります。カーブが気持ちいいのです。

トライフィンはニーボードしか乗りませんが、ボードにしっかりと両膝を付けているからこそ感じる違いだと思います。

さて、今度はプリモもニーボードもフィンを替えて試してみようと思ってます。どう変わるのか楽しみですが、フィンにやられた(かどうかは定かじゃありませんが)身体が果たして戻るのか?


6’8”~6’10”のビッグフィッシュは昔から大好きです。活さん、スキップ・フライ、クリステンソンなど、いろいろなシェイパーのビッグフィッシュを乗ってきました。同じフィッシュでも、5フィートちょっとのフィッシュとは滑るラインが変わってきます。

それからさらに長く、ビッグフィッシュというよりは、ロングフィッシュと言った方がぴったりきそうなサイズのフィッシュを作ってみることにしました。

朝一の波乗りを終えてシェイプルームへ行ってみれば、活さんはアウトラインを切り出している最中です。まだ先だと思っていたので心の準備ができてませんが、もう切っちゃってます。(皆様のオーダーを差し置いて先にすいません。活さんの手が空いたところへちょうどなぜか先にこのボード用のブランクスが到着したので、それなら先にやっちゃおうとスタートしました。)


アウトライン、かっこよくシュッとさせることも出来たのですが、まずはフィッシュらしく幅広めで作ってみようと考えて、ノーズから丸い感じのアウトラインです。


サイズは8’0 x 22”1/2。厚みは2”3/4くらい。コンケーブが入るので数値的にはそれくらいです。レールはテーパーにせずボリュームを残してもらいます。

幅を広くしたのは、ボトムのコンケーブの感触を強調したかったからです。VEEは入っていません。短いフィッシュと同じシングルコンケーブです。


フィンはレイクが入った片面フォイルのキールフィン。これを角度を付けてグラスオンします。多少はマニューバを考えていることがお分かりいただけると思います。


クリアでボランパッチにしようと考えておりましたが、何か色をつけてみようかな…と。少し考えてみることにいたします。


今季の冬は暖冬傾向で、凍り付くような早朝の寒さというのは少なかったと思います。それでも海に入るにはやっぱり冬用のウェットが必要です。暖冬であまり出番が無かったのは、グローブとフードぐらいでウェットはやっぱり暖かいのが必要なのはいつもの冬と変わりはありません。

今季、試してみたのはこの二着です。ZEROエアドーム 5/3ミリの裏地無しとAXXE CLASSICのオートジップ(バックジップ)4/3ミリのプレミアムブラック起毛素材のウェットです。

まずはAXXE CLASSICの4/3ミリ プレミアムブラック。バックジップタイプの進化系です。どのように進化系なのかは過去のウェットマニアカテゴリーをご覧いただくとして、実際に使ってみた感想です。


バックジップにストレッチファスナーという柔軟性が高いファスナー(従来のファスナーは伸縮性ゼロです)を使っていますが、背中の柔軟性がパドルに重要だというのが良く分かります。ノンジップと同等の動きやすさです。

防水性も高いです。バックジップは首回りから浸水しやすいことが多いのですが、それもほぼ解決しています。ドルフィンやローリングスルー、ワイプアウトで海中で回転しているときにも外から冷たい水が入ってくる感覚は一度もありませんでした。

浸水を感じたのは出入りのときの波打ち際で足首から入ってきたぐらいです。これまでのバックジップと比べてみても正直なところ、スゴイと思いました。

裏地は伸縮で発熱するプレミアムブラックという素材です。


発熱するなんて、眉に唾だと思ってませんか?私も最初は少しそう思ってました。

でも、パドルアウトしていると身体の動きでの体温上昇以外に身体が暑くなってくるのをはっきりと感じます。曇りで北風が吹いていた寒い日に、すっかり暑くなってしまったのは本当です。(ブーツは履いて、グローブ、フード、インナーは無しです)

しっかり発熱していると思います。湘南は比較的水温は高い方なので、もっと冷たい海域で入るなら、グローブ、フードなど他の装備をプラスすれば問題無いと思います。同じプレミアムブラックのインナーを着るという手もあります。

暖かいウェットというと、ネックインスーツから流れでどうしてもロングチェストジップタイプに目が行きがちですが、バックジップスタイルも防水性も暖かさでも負けないくらい進化しています。

やっぱりウェットはバックジップという方には強力おすすめです。

そしてもうひとつは、ZEROのエアドーム。5/3ミリで裏地はついていません。


冬用のウェットというと裏地が起毛になっているのが定番ですが、このエアドームはよっぽど寒がりじゃなければ裏地は無くても平気です。寒がりの方も季節に合わせてインナーで調節するのがより長い季節に使えるので良いと思います(インナーを着やすい作りにもなっています。東北地方のユーザーさんはそうやって使われているそうです。)

ニーボードをやっていた木曜の朝早くはこれ一枚で快適でした。裏地が無いと冷たく感じるような気もしますが、そういう感じは全くありません。滑りがいいジャージ素材なので肌触りが良くて動きが楽です。防水性はドライスーツ並みにあります。

肩回りの生地に余裕があることと、内部の構造がシンプルなのでパドルはとても楽です。パドルのストレスの無さはおそらくこのエアドームが一番だと思います。着脱も簡単です。

一点だけ、エアドームに限らず胸、肩、腕回りに余裕がある構造のウェットは、袖口から浸水しやすいと感じるので、袖口は二重袖のオプションを付けることをお勧めしております。

耐久性もあります。今回の5/3ミリの前に作ったオール3ミリのエアドームは、2014年に作っていますがまだ使えます。さすがに生地の合わせ目から水がじんわり染みてきますが、水を通さないインナーを着れば真冬もまだOKです。

最近のウェットスーツはよく研究されていて、保温性や動きやすさ、着脱のしやすさなどの機能性に関しては文句のつけようが無いくらいです。欠点を探してみても、思い当たることはありません。価格は決してお安くはありませんが、どれも満足していただけると思います。それぞれに特長がありますので、作られる際にはご納得いくまでご相談ください。

今年はそろそろ、春物のシーズンですのでまた来期のご参考にしてみてください。

そして春物です。お願いしていた、ZEROの3/3ミリフルスーツが届きました。早速着てみましたが、噂どおりに腕回りが楽で、たっぷりパドルできそうです。プレミアムブラックのインナーを着れば、今でも使えそうな感じです。


AXXE CLASSICは今年もオートジップシステムです。昨年からのオール2ミリに加えて、3/2ミリ、3/3ミリがラインアップに加わります。来週には新しいカタログが届くと思いますので、春物に関しては、また後ほど詳しく書いてみたいと思います。


おとといと昨日、少しだけ波ありました。いいタイミングで入れたみたいで、小さな波ながらたっぷり楽しめました。

おとといは、波が入り始めると予想した午後二時。波はヒザ・モモ。ロングボードじゃないと無理めのコンディションですが、逆に言うとこういうコンディションでも楽しめるということ。ロングボードの遊び方のひとつです。

ボードは出来上がったばかりのプリモの9フィート。情けない波ですが、これから波高と潮が動くのでもう少しアップしてくるはずです。


この後、予想通りアップはしましたがやっぱりロングボードコンディション。長いものは、8.0、8.4と乗ってきたプリモですが、9.0になってくるとテイクオフはさすがにもうロングボードです(当たり前か…)小波のゆるい斜面から乗りなれたプリモの感触で気持ちよく滑り出します。

波を滑っていく感触は、波のフェイスをレールとコンケーブが自然に捕まえて前へスムースに滑っていくプリモのあの感じです。こういう楽なボードに乗ると、PIGを滑らせるのって大変なんだなあと改めて思います(そこがPIGの面白いところでもあるんですが)。

プリモの動きの良さもそのままです。…と言いたいところでしたが、ちょっとフィンが大きすぎたみたいです。プリモはレールとコンケーブ、それにエッジが良く効いてくれてフィン以外でコントロールできるパーツが多いので、そんなに大きなフィンは必要ないみたいです。

次は、ひと回り小さなサイズで試してみようと思いますが、まずは楽しめそうなロングボードが出来上がりました。やっぱりプリモ、好きです。

そして翌朝。もう少しアップする予想でしたがオンショアも吹きそうで、とりあえず行ってみようと朝一に出かけてみました。

予想どおりワンサイズアップしてコシ・ハラ。たまにセットでもう少し来てました。朝6時。不思議な色の朝です。


お隣のポイントも良さそげです。以前、ここばかり入っていた時期もありました。


ボードはもう一本のニューニーボード。これは5’7”。FCSプラグを追加して、トライやツインスタビで乗ってみるつもりのテストボードです。今まで乗ったニーボードの中でも、浮力は多めの部類です。


このイエローのニーボードはもう一本のパープルのラウンドピンよりも、センターフィンが1インチ前寄りについています。

これまで乗っていたスワローテールでは、センターフィンが同じ位置でルースし過ぎたのでFCSプラグを追加して、1インチ後ろへ移動できるようにしました。

そのルースなセッティングと同じだったので、フィンが抜けるかと心配していたのですが、テール形状の違いのせいか、ほとんど気になりません。カールの中はとても安定してスピードに乗って走っていくし、逆に緩くなったショルダーまで出てしまってもスピードをそれほど落とさずにカーブして戻っていってくれます。

たまにターンの最中にセンターフィンが抜けるような感じがありましたが、コントロールの範囲内。フィンが完全に抜けてしまって、テールがスライドし過ぎることはありませんでした。

というよりは、昨日くらいの波ではそのルースさを活かしたサーフィンがかなり面白かったのです。スピードも十分です。よーく走ってくれるし、気に入っちゃいました。これの後に乗ってみたパープルのラウンドピンの動きが重く感じてしまいました。


もしかするとラウンドピンのニーボード、コンディションに合わせてセンターフィンを前後に動かせるようにしといた方がいいのかもしれないと考え始めました。

昨日はパープルのニーボードに替えた途端に波が変な感じになってしまったので、ほとんど試すことが出来ませんでしたが、このパープルのニーボードと9.0プリモのフィンが次の宿題です。

フィンはやっぱり重要だし、取り組み甲斐があるポイントだと思います。
こういうご時世、生活そのものには関わってこないサーフショップはいつにも増して静かです。トレイットペーパーを売ってるじゃなし、食事ができるわけでもなく、こういうときには何の役にも立たない存在です。

どうせヒマだと開き直って、サボって海へ行っちゃおうと思いますが木曜あたりまで波は無さそうです。大手を振って海へ行ける木曜日じゃあ仕事をサボるドキドキ感も味わえないというものです。

テレビに映し出される、トイレットペーパーを買いに走る人の映像を見て思い出したのは子供のころのことです。1973年のオイルショックのときにも、トイレットペーパーが無くなるというデマが流れて大変な騒ぎになったのを子供ながら覚えています。

このときもただのデマだったそうです。いくらネットやSNSなんかの情報技術が発達して情報がすぐに手に入るようになっても、50年ちかく前とたいして変わりません。技術と違って人間の方は進歩しないものです。

ティッシュペーパーが無いと花粉症には困りますが、トレイットペーパーくらい無くなったって別に困りません。ウォッシュレットついてるし(最近は知りませんが)昔良く行ったタイのトイレなんか、紙は無くてバケツに入った水と柄杓が置いてあるだけですが慣れれば紙よりも快適だったりします。

何の話だか良く分からなくなってきましたが、ネガティブな面ばかりを気にしているのはどうかと思います。感染を広げないように努力するのは必要なことですが、必要な対策を講じた上でできるだけいつものように生活をする。最大のリスクは感染じゃありません。それによって起こる社会と経済、それに人心の混乱です。

東京マラソンを応援していた人たちを非難する声もありますが、昨日のテレビを見ている限りでは私はさすがに応援の人、少ないなあと思いました。普通に歩いている人が、マラソンやってると立ち止まって声援を送ればあのくらいにはなるんじゃないかと思います。昨日の日曜の町田だってもっとたくさん人はいました。東京は人が多いのです。あれで何か言っていたら、もう外へ出るなということになっちゃいます。

誰かが何かをやれば非難する声が上がる。今回に始まったことじゃありませんが、せっかく優れた情報伝達の手段があるのですから、もっと理性的に活用するべきです。デマを拡散したり、(マスコミがいい例ですが)リスクをわざわざ何倍にも見えるようにするためのツールじゃないと思います(行政の体たらくには腹立ちますが…)

あんまり明るくない話題ばかりなのですが、私たちサーファーには海があります。調子よく波乗りできるように身体を整えてきちんと食事と睡眠をとっていればOKです。しっかり前を向いていれば心配ごとはいつのまにか通り過ぎていくものです。気を付けるのは飲み過ぎくらいです。免疫力下げないようにしましょう。

私も海へ行こうと思います。(なので波の神様、波お願いします。)

これ、すっげーいい波。この波でニーボードやりたい。フィッシュやボンザー、最高でしょう。



オーダーいただいたハルのシェイプが出来上がりました。同様のアウトラインでシェイプし始めたのは2008年のことで、もう12年も前のこと。今ではこのアウトラインは専用のテンプレットで用意されています。


ハルと呼ばれるサーフボードにはいろいろなデザインがあります。難しいとも言われますが、それぞれのハルの性格を理解してそれにあったコンディションと乗り方をしてあげれば楽しめるデザインだと思います。

このハルは、その楽しめる幅を広く持っているシェイプです。


ボトムの基本的なシェイプは丸く突き出したコンベックスです。レールはボリュームを残して、ボトム側にポイントを持たせた形状なので、波のチカラに頼りがちな薄いレールのハルのスピードをレールをより積極的に使ってコントロールしやすく考えられています。



それでも波の良いポジションから滑らかなボトムに身体を預ければ、ハル特有のスムースな感触を感じながら波を滑っていくことができます。


いろいろなコンディションで使えるハルです。オンショアの風波でもかなり面白かった経験もあります。


これからラミネートです。出来上がり、お楽しみに。


アンドリューキッドマンのエッジオブドリームにインスパイアされて思い立ったシングルフィのニーボード。昨年末のことです。ラウンドピンのニーボードもあったので後回しにしていましたが、「そろそろ作ってみましょうか」と活さんと一緒に考えながら作ってみました。


長さは5’4”で幅22”1/2、テールは広めのダイアモンドテール。決まっているのはそれだけで、その他の必要なサイズはノーアイデア。

さて、どうしようかとこれまで作ったニーボードのサイズを元にそれらしいサイズを出してみるものの、どのテンプレットを使ってもうまくいきません。ニーボードは幅が広く短いので、ノーズ、テールともにカーブがきつくて特殊なのです。ラウンドピンの作ったときに、最初からすんなりとラインがつながったようなことはほとんど奇跡的と言えます。

そこで活さんが「コレで引いてみましょうか」と取り出したのが、画像の黄色い「棒」。


ウィンドサーフィンのセールに使うもので弾力性があります。これを曲げて定規のように使って線を引いてしまおうという作戦です。

フォーム上の通過させるポイントとそこを通過する定規のポイントを左右で同じ場所にすれば、左右対称のラインが引けるという理屈です。三か所でポイントを定めつつ線を描いて行くので、定規を押さえる手が3本、線を引く手が1本必要になってきます。つまり2人以上いないと作業が出来ません。

よって画像はありませんが、きれいに左右対称のアウトラインが出来ました。サイズを確認しています。


テンプレットが無い、完全手作業のカスタムアウトラインです。ほぼイメージ通り、いい感じにできました。昔は良くこうやって作っていたそうです。いろんな方法があるんですね。またひとつ勉強になりました。


早速切っちゃいます。


ボトムとレールにマーキングしていきます。レールを作っていく目安になります。エッジボードにインスパイアされたと書きましたが、もちろんエッジボードじゃありません。それじゃ、ただの真似です。


マーキングに沿ってプレーナーで削っていきます。プロフェッショナルですから当然ですが、スキル100が通った後に一発できれいな面が表れてくるのに思わず見とれてしまいました。


ボトムのコンケーブをシェイプ。


ここまで見ていてあることに気が付きました。

それはプレーナーから排出されるシェイプダストの量です。削り落とすレールの形状、ボトムのコンケーブの深さはノーズからテールまで同じではありません。このコンケーブはボードのセンター付近は深く、テールに近づくに従って浅くなるように作っています。

フォームの表面を均等にプレーナーを滑らせているように見えても、深く削り取るセンター付近ではダストの量が多く、テールに近づくに従ってその量が減っているのです。

どうなっているのか聞いてみたら、こういうことでした。プレーナーのハンドルの下に小さなレバーが出ているのが見えます。

これを左右にスライドさせると刃の出方を調節できるのですが、これをスライドさせながらプレーナーを滑らせているそうです。本来は段階式にカチカチと調節できるそうですが、活さんはそれを外して無段階に動くようにしているそうです。コンケーブが深いところは刃を大きく出しているのでダストの量が多く、浅い部分は削る量を少なくしているのでダストが少なくなっていたのです。

プレーナーを通してシェイプしているのは手の感触。ハンドシェイプというのはこういうことなんだという再認識です。

ボトムのおおまかな形です。基本の形状はプリモと同じですが、レールとボトムにそれぞれエッジを入れます。プリモのエッジを強調したようなイメージです。


これが私のエッジボードというわけです。


プリモのボトムが調子良くて好きで、いろいろなサイズに乗っていますが、あえて動きが悪いシングルフィンのニーボードで、プリモのボトムをあらためて検証してみようと考えているのです。

このニーボードは今朝、シェイプを仕上げていただいてラミネートへ行きました。出来上がりが楽しみです。ただいまデッキのパッドをどうしようか思案中です。




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