MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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2006年10月にシェイプしてもらったフィッシュ。5’4”です。シェイプはもちろん、川南活さん。当時は活さんのフィッシュとクリステンソンのフィッシュに乗っていましたが、他の人がやらないようなところでは、6’8”の大きなフィッシュにも気に入って乗っていました。11フィートのグライダーもフィッシュテールでした、というのは蛇足です。

当然ですが、フィッシュってその頃から形は変わりません。

2006年10月というと、クラークフォームの突然の操業停止から約10か月後のことです。このフィッシュをシェイプするのに使ったブランクスは何を使ったのかは写真に写っていないので不明です。

クラークフォームでは当時のフィッシュのリバイバルを受け、短くて幅が広い、ショートボードとは違うフィッシュ用のブランクスが作られていました。(現在は同じものが、US BLANKSで作られています)

トラディショナルなフィッシュを作ることができるのは、これらのブランクスがあるおかげです。ロッカーやボリュームのバランスなど、サーフボードのシェイプは使用するブランクスによって決まってきます。フィッシュ用のブランクスは、幅や厚みのバランス、ロッカーなどフィッシュを作るためのデザインが盛り込まれています。

ロングボードの話になりますが、ここ数年、とても個人的な趣味のデザインのロングボードを作ることに取り組んでいたのはご存じだと思います。60年代風ではなく、60年代そのもののロングボードを作り出そうと試行錯誤してきました。

2011年の夏から始まって、ようやく満足が行くものができるようになったのは、昨年になってからです。それを作ることができたのは、ブランクスのおかげです。ロッカーがほとんど無い特殊なものですが、そのブランクスを見つけることができなければ、例のDフィンのログを作ることはできなかったと思います。

それらが意味していることは、フィッシュもDフィンのログのどちらにもデザインに欠かせないポイントがあって、それらを欠いてしまうと、似たようなものは作ることができても、違う感覚のサーフボードになってしまうということです。

Dフィンのログもそうですが、フィッシュにも特別な思い入れが生まれてくるのは、そういうところにあるんだと思います。

1960年代にニーボードとして生まれ、それがスタンディングのサーフボードとして使われ始めてから、フィッシュのデザインは変わっていません。進化していないのではなく、フィッシュ独特の感覚のために変えることができないデザインだということだと思います。

フィッシュ、オリジナルの乗り方もしてみようと思います。


古いジェフリーズベイの映像です。一本だけですがフィッシュが出てきます。2分ごろの波でドロップインしているのがフィッシュ。サーファーは、バンカー・スプレックルスでスティーブ・リズのフィッシュに乗っています。

その他には、ショーン・トムソンやテリー・フィッツジェラルドらが出ているので、どれが誰かと探してみるのも面白い映像です。

フィッシュの後ろを走っているサーファーは誰だかは分かりませんが、長いシングルフィンでフィッシュに追いつけません。しかし速い。

このときのバンカー・スプレックスルスのフィッシュに影響を受けて、後年スキップ・フライのフィッシュでJ-BAYを滑ったのが、アンドリュー・キッドマンのLITMUSに出てくるデレク・ハインドです。

デレク・ハインドのそのシーンのおかげもあって、フィッシュが現代へとつながってきているのですが、どうしてフィッシュはあんなに速いのか?

以前、リチャード・ケンヴィンのハイドロダイナミカの文章で、長さと幅の比率がスピードを生み出すゴールデンレシオ(黄金比)なのがフィッシュのスピードの理由だと読んだ覚えがあります。

フィッシュはご存じのとおり短くて幅が広い、ずんぐりとした形です。あれが速いということです。

大きなキールフィンも多いに関係していると思います。

映像を見ていると、フィッシュは真っ直ぐなラインをキープして走り続けていますが、後ろのシングルフィンはトリミングしているうちにだんだんと遅れていってしまうような感じです。

フィッシュには大きな三角形の直進性が高そうなキールフィンが付いています。テールまで幅が広いアウトラインで、レールの近くにベースが広いキールフィンが付くことで、波の高いライン(スピードが出るライン)を楽にキープすることができるのだと思います。

それをツインフィンのセッティングで、深く切れ込んだフィッシュテールと組み合わせることでターンも容易にしています。もともとはニーボードとして60年代に作られたフィッシュですが、基本的な形は当時から変わっていません。

クラシックなデザインですが、ひとつの完成された形だということなのだと思います。


短く、薄くなるので浮力は落ちますが、5’6”を作ってみようと思います。今考えている仮説の検証です。どんな感じになるか試してみようと思います。お店用にも5’6”をお願いしましたのでしばらくお待ちください。

フィッシュ、面白いです。

波はコシくらい。小さいですがオフショアにシェイプされて、きれいに崩れていました。

ボードはこの二本。6’8”のTIKI、小さなサイドフィンがついたシングルスタビと8’4”のプリモ。テールまわりは違いますが、レールとコンケーブの形状は同じ。トライプレーンコンボと呼んでいるボトムとレールの形です。


8.4はとにかく波にたくさん乗れてしまうので、本能のおもむくままに波を追いかけると嫌われます。share the spirit,enjoy surfです 笑。

8’4”はグライダーやDフィンのログと同じように滑り出すので、ロンガーさんは何の問題もなく楽しめます。でも、ボトムのコンケーブが滑り出したときの感触はこのプリモならではです。6’8”、7’3”、8’4”、それぞれの長さによって感触も変わります。

結局、本能をおさえきれずたくさん乗ってしまったので、反省して6’8”に乗り換えます。まあ、こっちも乗れちゃうボードなんですけど…。

6’8”の長さのせいもあるのですが、丸いノーズはとても安定して滑り出します。波がとろくてスピードが足りないときは、ノーズを片手で押さえて下へ落としながら立ち上がったりとロングみたいにできます。
こんな形です。


TIKIは短いせいだと思いますが、コンケーブを感じるのは立ち上がって走り始めてからです。足の裏からスワーっときます 笑。ボードの動きも反応も変わってきて、サイドフィン付き面白いです。サイドフィンとVEEをしっかり使えるよう練習しようと思います。

波のキャッチは本当に楽です。やっぱりロンガーさんが短いのに乗りたいと思うなら、このサイズくらいからが良いと思います。

連休明け、ファンなボードでたっぷり楽しんできました。

イシカワさん、こんどはタイラーの9.8に乗ってます。



ミッドレングスの乗り方のお手本。


もうひとつ。


ミッドレングスなら7フィートプラス、ロンガーさんなら私もお気に入りの、8フィート4インチでばっちりです。

シングルはPRIMO、サイドフィンをプラスしたければTIKI、MINIならシングル、トライ、サイドフィン付きどれでもOKです。

サイドフィンがあると、ボトムから波を上がっていくのも、ショルダーから戻るのも、シングルよりも角度を付けたターンができます。

そしてサイドフィンが付いていても、フローを忘れずにというのが上のふたつの動画です。

私のサイドフィン付きはこれです。TIKIの 6’8”ですが、7フィートちょっとの長さでも面白そうです。


明後日は波ありそう。
ちょっと前にブログで書きましたが、STEAMERさんにお願いしていたショートジョンが出来上がってきました。デザインのコンセプトは「オールド・タイマー」。あの方が着ているのを意識して作りました。それっぽい雰囲気にはなったか…。けっこう気に入っております 笑。


普通のショートジョンよりも首回りと脇を広くとりました。レングスはもう少し短くても良かったかもですが、私はモモふといのでこのくらいでしょう。レングスはご希望に応じてお作りいたします。

このショートジョン、実際に着てみて思ったのは「軽い」ということです。首回りと脇を広くしたので、着脱のための肩のベルクロテープや背中のジッパーが不要になりましたが、その分軽くなった感じです。

私はショートジョンは暑い時期にトランクス(+ ベスト)と同じようなに使い方をするので、広くなった首まわりから水が入りやすくなると暑くなりすぎないで良さそうです。

これから暑くなってきたら、これ着てDフィンのロングボードに乗ろうと思います。アライアやパイポも似合いそうです 笑。

このショートジョン、もちろんオーダーOKです。基本はブラック、ネイビー、スレートカラー(上の画像はスレートです)のジャージベースにストライプで作ろうと思いますが、ご希望があればスキンでも作ります。



おっさんは腰を冷やしたくないので重宝します。気になる方は、まずご相談ください。

ユーズドボードが入荷しました。トライフィンのMINIモデル 6’8”です。


ショートジョンとユーズドボードはホームページご覧ください。
ゴールデンウィーク後半です。今日からいつも通りに営業しております。サーフボード、ウェットスーツのオーダーはもちろん、雑談、冷やかし、なんでもOKです。町田へ遊びにいらしてください。

三日間のお休み、私は三日ともどっぷりグリーン三昧。植物を楽しんでおりました。

最初は山へ。久しぶりの高尾山です。トレランで毎週のように走っていた山ですが、今回は植物を探しながらのトレッキング。探し物はコレです。


セッコクというランの仲間です。樹木に着生する野生のランです。自宅で育てているセッコクが咲いたのですが今年はサクラやフジ、いろんな花が早いのでもしかしたら咲いているかもと探しに行ってみました。

渓流沿いの登山道を樹々の梢を見上げながら登っていきます。乾いた涼しい風が心地いいトレッキングです。


渓流沿いの樹に、こんなのを発見。

サルオガセという地衣類です。写真みたいに木の幹からぶら下がります。植物に少しでも興味がある方なら、おしゃれっぽい(笑)お店なんかのディスプレイでよくぶら下がっているエアプランツに気が付いているかもしれません。チランジアという植物です。チランジアはこれに形態が似ているのでサルオガセモドキという名前がついています。

こんな風な、ちょっと変わった植物が好きなのです。

セッコクはまだちょっと早かったみたいですが、一か所咲いているのを見つけました。

これはおそらく人の手で着けたものと思われます。樹の幹にこんな感じに咲いています。きれいでしょ。

これはたぶん自然のもの。まだ咲いていません。花が咲かないと見つけるのは難しい植物です。


まだちょっと早かったみたいです。花を探してのトレッキングというのもなかなか面白かったので、今月の中旬以降あらためて出かけてみようと思います。

ただの草むらに見えると思いますが、いろいろと珍しい野草が生えています。こういうのに萌えます 笑。


上を見上げ過ぎでクビが痛くなって、翌日は調布の植物園へ。

山野草展をやっていました。盆栽みたいですが、ちょっと違います。


ヒナギク。


これは、アサツキ。ねぎです。小さなネギボウズがかわいい。


こんな感じに特別でない、普通にはえている植物を仕立てるのが面白いのです。誰でも手軽に楽しめます。

調布の神代植物公園、初めて行きましたが気持ちがいい公園でした。植物に興味が無くても、雑木林の日陰の小径をのんびり歩くのは誰にとっても気持ちがいいと思います。腹が減れば深大寺が隣なので蕎麦を食べに行けます。おすすめです。

そして昨日は、自宅の植枡の植え替え。これまでは和洋折衷でしたが、洋風な方々は移動してもらって、和の雰囲気で統一しました。

まだ、植えたばかりなので閑散としていますが、1~2年もすれば手入れが大変なくらいに繁茂しているはずです。そうやって増やすのもまた楽しいのです。

最初に書いたとおりグリーン三昧の三日間でしたが、植物のことを考え、土を触っているといつも思うことがあります。

土を作って植物を育てることと、食べるものに気を使って、波乗りのためのカラダを作り、メンテナンスすることは同じことじゃないかと。

人工的な環境で育てられる植物と、野生の中では生きられない動物である私たちの生活は似ていると感じます。何かが足りなければうまく育たないし、何かが多すぎるとバランスが崩れる。聞こえはしない自然の声を聴きながら、本来のかたち(自然)にできるだけ沿うように良いと思われる方向へ向かっていくこと。

そういう感覚が身に付けば、エコロジーなんて簡単なように思います。食べれば美味しいし(笑)、育てれば楽しい。やっぱり植物は素敵だと思います。

お知らせ:5月1日(火)~3日(木・祝)はお休みいたします。みなさま、良いGWをお過ごしください。




私のPIGです。フラットなロッカーでノーズコンケーブも入っていない丸太(ログ)ですが、このアウトラインのまま、ノーズライダーも作ることができます。

まずはロッカー。上の私のPIGはこのくらい平らです。


ノーズライドにより適しているロッカーのブランクスを使います。テールキックが得意げです 笑。

センターからロッカー入ってくるブランクスを使えば、より反応が軽く、ビーチブレイクのような波に適したボードにすることもできます。

ノーズにはコンケーブ。


フィンはDフィンでも、ピヴォットフィンでもお好みでOKです。

Dフィン、安定感ばっちりなのでノーズライダーに良いと思いますがグラスオンのみになります。ピヴォットフィンはBOXもちろんOKです。

重量の調節もできます。あとは、カラーを決めていただくだけ。

これでPIGスタイルのノーズライダー、完成です 笑。いろいろできますので、ご相談くだされませ。

すこし遅くなりましたが、今年も薪割り取り掛かりました。2021~2022年の冬に使う薪の準備です。これをやっとかないと、寒い冬に薪が無いということになってしまいます。

薪割り、もう10数年やっています。はじめの頃はチカラにまかせて割っていて、それが楽しかったのですが、最近はあまりチカラは使いません。

薪を見て、生えていた方向と節や枝分かれしてる形から中の繊維を方向を推測します。そうして、割れそうだと予測した場所へ斧の刃を当てると、それほどチカラを入れずとも割れてくれます。斧を振り下ろした瞬間、予想した通りに丸太にヒビがメキッと入ると妙にうれしくなります。

テレビで山深いところで暮らしているおじいさん(おばあさんだったりすることもあります)が、薪割りをしている映像を見ることがあります。本当に上手です。和斧を使って軽く振り下ろすと、丸太が見事にまっぷたつ。チカラはほとんど入っていません。

あの領域にはまだまだですが、そのうち薪割り名人のおじいちゃんになってみたいと思っています。

波乗りも同じです。チカラをできるだけ使わず、きれいなカラダの使い方で、きれいなラインで波に乗れるようになりたいのが、今の私の目標のひとつです。

マスターたちのサーフィンを研究しましょう。




MEMO:フィン 9.0 (next:9.5)

波は大き目のセットでカタくらい。昨日のお話しです。朝早くからにぎやかで、こりゃー乗れなさそうだなあと思いつつ、フィッシュでパドルアウト。

案の定、なかなか乗れない。本当はこういう時には、8.4のプリモかニーボードならもっと波にありつけます(笑)実は6.8のTIKIはまさにこういう状況を想定して作ったボードです(6.9のプリモでもイケますね)。

会心の一本はありませんでしたが、小さいフィッシュいい感じになってきました。


しばらくしたらサイズダウンしてきたので、こっちも乗りたくて仕方が無かったグライダーにチェンジです。ボードが長くなると途端に余裕の表情で、「どーぞ」なんて波譲っちゃったりする私はやはりロンガー 笑。

フィンの位置は、前回より後ろ。最初に乗ってみたときにいまいち違和感あった位置とほぼ同じです。

見た目だけで言えば、いちばん違和感が無い位置です。

フィンは最初から使っているフィン。細長い活さんのプリモフィンです。

もっと面積の大きいフィンを使えば、テールをもっと踏み込むコントロールが可能です。ボードはバシッと向きを変えてくれます。

でも、そういうフィンだと、どうしても抵抗が増えてきます。

この9.9の特長は、ボードの推進力にあります。波のフェイスを横切っていくときのスピードは、素晴らしいものがあります。

いろいろやってみてますが結局のところ、ボードの性能や特長を引き出す組み合わせにして、それに乗り手が合わせて制御していくのが正しい方法だと思うようになりました。

Dフィンのときもそうだったと思います。そうやって、そのボード(Dフィン)が持つ面白さに気が付いていったのです。

Dフィンはそもそものトップスピードが遅いし、急激な方向転換はテールエンドに付いている大きなフィンが支えてくれます。

グライダーの場合にはターンにドロップニーは要りません。スムースに方向を変えていくターンの方がそれらしいと思います。そのスムースなターンから、ボードの方向を決めてダウンザラインです。重要なのはそのスピードです。

グライダー面白くなってきました。次はほんのちょっとだけフィンを前にして試してみようと思います。


重たいグライダーでさんざん波に乗ってフトモモが疲れた後は、ここ数日間キックしたくて仕方無かった(足ヒレです)エアマットです。

スピード感と滑らかさでは、この乗り物が一番かもしれません。水に空気のレールを入れながら、空気のボトムで滑るのです。柔らかいマットはロッカーを自分で作れるし、コンケーブボトムも作れます。

エアマット、そんなに簡単じゃありません。めくったり、握ったり、押し込んだり、これも試行錯誤で一番スピードが出る方法を探します。

うまく行くと、オンショアが入ったヒザ波でも、すっ飛んでいきます。

かなり気持ちがいい滑りは他には無いもの、もうひとつの腹ばいライドのパイポとも違う感じです。スライドと言うのがぴったりです。

そんな感じで、連休前にたっぷりと海で遊んできました。


さらに重めのBOOGIE、良いみたいです(活さん談)


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