MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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お知らせ:4月16日(火)はお休みいたします。よろしくお願いいたします。

AC SHAPEのロングボードモデル、SLIDEが出来上がりました。オーダーボードです。デジタルカメラはどうも赤が強くなってしまうのですが、実物は落ち着いた深みがあるバーガンディに仕上がってます。


このSLIDEというロングボードは、ログっぽさを残したオールラウンダーとでも言えば良いのか、なかなかユニークなキャラクターです。

まずアウトラインです。スマートなノーズからパラレル気味のアウトラインで、ワイドをキープしつつテールへと繋がります。全体で幅があるので安定性があります。ワイドテールは滑り出しの速さにもつながります。ひとつ上のクラスの長さのボードと同じような滑り出しです。

レールはボキシー気味のソフトレールで、テールに近づくにつれ、ボトム側にポイントを感じる形状になっています。ボトムは緩いロール基調ですが、ボードを滑らせる(SLIDE)ためのプレーニングエリアを確保しつつ、テールのVEEへとつながっています。

独特のレール形状はスムースでもしっかりと波をとらえ、テールのVEEでボードコントロールを軽くしています。

ノーズにはノーズライドのためのコンケーブが入っています。ノーズでの安定性は高く、ノーズライダーとしても優れた性能を持っています。ノーズライドに関してはポジティブなフィードバックをいただいています。

推奨フィンはグリノウ4Aの9.75。動きは軽いですがノーズライドもしっかりと支えてくれます。ピボットタイプのフィンを付けると、ログっぽい性格が顔を出してきます。フィンで性格の違いを楽しむこともできます。



と、ここまで書いて気が付いてみれば、このSLIDEが先日のブログで書いた「マジックサム」じゃないですか 笑。

ピラティスで股関節が戻ってきたと書いたのも昨日です。改めて過去のブログを検索してみたら、やっぱりそうです。腰と股関節が痛くてDフィンに乗れなくなって、作ってもらったのがこれと同じSLIDEの9’2”でした。すでに「マジックサム」に乗っているのに忘れてるんです。下のリンクがそうです。読んでみてください。
2022年12月「ロングボード」

という訳で(笑)、すっかりSLIDEに乗りたくなってます。オーダーいただいたSさん、SLIDE良いですよ。ご期待ください。

VEEボトムももうすぐ出来上がりそうです。昨日、AC SHAPEの新井くんといろいろと話をしましたが、新しいVEEボトムもかなり良さそうです。


オリジナルのフィンもお願いしました。こっちも楽しみです。



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どちらも5月6日(月)まで。

ZERO ウェットスーツ、AIDENTIFYウェットスーツ、オーダー料無料にてお作りします。

昨日の続きです。WALT PHILIPの’SURF MANIA'。往年のレジェンドたちのサーフィンがたっぷり見られます。こういう映像がネットで手軽に、しかもタダで見られるなんて良い時代だと思います。サムネはランス・カーソンですね。


見たくても、なかなか見ることが出来なかった時代を知っている世代でないと、この有難みは分らないのかもしれませんね。求めて探してやっと手に入れていた時代と、スマホの検索ですぐに見つけられてしまう時代とでは、モノに対する価値感が違ってくるのは仕方が無いことなんでしょうね。

ぜひ、有難く見てください 笑。


話は変わって、今年は花粉症の症状が出ていません。6~7年前くらいからスギ花粉には反応しなくなってきて、3月末くらいになってヒノキ花粉の花粉症でマスクとティッシュが手放せなくなってはいたのですが今年はそれがありません。

黄砂が飛んできたときは2~3日辛かったので、花粉症来た!と思ったのですが、その後はまた症状が無くなりました。

特に何もしていません、というか何かで治ったんだったら大発見です。世間一般で花粉症に良いと言われていることではヨーグルトは毎朝必ず食べています(かなり長い間)。ネットで検索してみても花粉症が自然治癒するのはかなり稀なことのようですので、歳を取って免疫のチカラが衰えてきたのかもしれません。ジジイということか? 笑

いずれにしても呼吸が楽だし、夜は寝苦しくないし、マスクもしなくていいし、ティッシュの山を作らなくなったし、鼻の脇が擦れて痛くもならないのはとても楽です。ブログもはかどります。

花粉症とは30年近い付き合いだったので、何だか変な感じもしていますが、ジジイの証(あかし)でも何でもいいのでこのままずっと出ないで欲しいもんです。

治ったと言うとここ最近、股関節の痛みが治ったからまたDフィンに乗れるかなあなどと書いています。痛かったのは後ろ足の股関節。私はレギュラーフッターなので右足の付け根です。

ロングボードは後ろ足を多いに使います。ボードが重かったり、その他、フィンやロッカー、ボトムやレールのシェイプなどなど動かしにくい要素があればかなりの負荷がかかってくる箇所です。それで痛めてしまったのだと思います。

ピラティスを始めて身体のことをいろいろと勉強していて分かったのですが、股関節を動かす筋肉の動きはとても複雑です。太腿と臀部の筋肉群、インナーでは腸腰筋群、そういうのが連動しあって股関節がいろんな方向へ動きます。

球状関節の股関節は動きの自由度が高い分、多くの筋肉が関係してきます(肩も同じです)。それらをまんべんなく使い、動かし伸ばす(ストレッチ)ということを続けていたらいつのまにか痛みが無くなってきて可動域が広がりました。股関節は、○○をストレッチすれば良い…というものでは無いみたいです。

そして、それらを正しく使うための身体の姿勢を保つことに、呼吸がとても重要な要素として関わっていることにも気が付きました。無意識に行っている呼吸ですが、呼吸のやり方を意識すると身体の動きを多いに助けてくれます(慣れるとそれも無意識にできるようになってきます)。

しゃっくり止めるのも簡単になりました 笑。

身体の動きは動かす部位だけでなく、それ以外の部位と関係があって、それぞれが繋がっていることを実感しています。

今ある身体の中の違和感としては左足の座骨神経痛っぽい、痺れる感覚がまだ少し残っています。だいぶ解消してきているようにも思います。これもいずれ消えてしまうことを期待しております。

効果を一番実感している部位は「腰」です。それから「肩」と「股関節」。それぞれが強くなるのと同時に痛みや動きが改善しています。ピラティス、いろいろと良いです。やらない手はありませんよ。

もちろん波乗りのパフォーマンスアップにも良く効きます。


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1965年のサンディエゴ。誰もがロングボードだった時代のサーフィンです。今はシングルフィンのロングボードであれば、それだけで「ログ」と呼ぶ向きもありますが、これが正しい「ログ」サーフィンです。サーファーの身体の使い方、ボードの動きは今のロングボードでの波乗りと違うのが分かると思います。

私がたまに口にする、クラシックスタイルというのはこういうサーフィンです。これがやりたくてサーフィンを始めたようなもんです。今どきのロングボードは、だいたいがペタッとしていてフィンはグリノウフィン。

まあこの翌年、1966年にはナット・ヤングがグリノウさんのフィンで登場して、世界大会で1番になっちゃうんですが、それはひとまず置いとくとして、今どきのロングボードでスタイルをいくら真似しようとしてもログでのサーフィンにはなりません。

ログでのサーフィンは映像で分るとおり、ボードの向きを変えるのにはテールに体重を載せてボードをストールさせ、体重を載せたテールを軸にノーズの向きを変えています。そのための身体の使い方で自然とあのスタイルのサーフィンになります。加えて、ロッカーとボードの重量もクラシックなスタイルを生み出す要素になっています。

私がずっと作ってきた一連の「ログ」はそんなクラシックな波乗りをしたいがためでした。当時のボードを再現しようと、フラットロッカー+Dフィンというコンセプトでいろいろと作ってきました。カッコイイでしょ 笑。このフラットさが大事なのです。


先日もブログで書きましたが、またあれをやりたくなってます。というのも、フラットロッカー+Dフィンを作っていたころのブランクスが一本残っているのです。シェイプルームへ行く度に横目で見ていましたが、今の股関節ならまた乗れると思います。

あんまりコテコテなのも変化が無いので、「コテ」くらいのログです。ナット・ヤングの9’4”+グリノウフィンの「マジックサム」くらいです。

身体の使い方は上の動画と大きくは変わりませんが、ボードの動きが全く違います。スタイルは変わりませんが、ボードの動きは当時としては、とてもラディカルなサーフィンだったことと思います。

フィンはBOX。こだわりのグラスオンじゃありません 笑。フィンも変えられる方が楽しみも増えそうです。

ゆっくり楽しんで考えようと思います。


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BOOGIEのストックボードが入荷しました。ターメリックイエローのピグメントカラーでラミネートしました。相変わらずボリュームたっぷりのぽってりとした外観です。

BOOGIEが誕生したのは2012年です。サーフボードにもイロイロと流行りはあります。2012年にどんなボードが流行っていたのかは記憶が定かではありませんが、そういうこととは関係無く、2024年の現在も変わらないご支持をいただいているモデルです。

そんなご支持をいただける理由はシンプルに「楽しいから」だと思います。ボリュームの理由はスピードです。しっかりとした重量があるので浮力が自然とスピードに変わります。そのことは実際に波を滑り出すと理屈では無く、身体で感じることができます。(先日のステップボトムのニーボードも同じですね)

浮力があるのでパドルはイージーで滑り出しは速いです。でもそれは副次的な要素です。サーフボードにとって滑り出しの速さは重要な要素ですが、そこを狙ったわけでは無くて、活さんがイメージするサーフィンを形にしたらBOOGIEが出来上がったのです。

SURFER:Katsu Kawaminami

ですので、見た目とは裏腹の動きの軽さがあります。小波でも良く走ってくれて楽しめますが、ムネ・カタくらいのしっかりとした波になると、ドライブ感たっぷりのイケメンBOOGIEの一面を見せてくれます。そんなのがオドロキと同時に最高に気持ちが良いのです。楽しくない訳がありません。

7フィートプラスのミッドレングスサイズのコアの部分、つまり一番美味しいパートだけを切り取って使っています。楽しさの理由のひとつです。


改良点は無いかと12年のあいだにも試行錯誤を繰り返して、ブラッシュアップされてきました。現時点での最新バージョンのBOOGIEです。




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昨日の波が腰くらいは残るでしょうと準備をしていたものの、久しぶりの湘南マジックにやられました。朝4時半ごろに波チェックしたら、薄っすらとしたうねりだけ。波高はどんどん落ちていく予報です。潮が引いて割れるだけのペラペラの波は面白くないのでベッドへ逆もどり。

当ては外れましたが、その代わりにみっちりピラティスやって気分は爽快です。

いい天気の海で遊んでやろうと、クルマに積んでいた道具です。これで行くはずでした。9’3”のよーく滑るTOTOとステップボトムの超速ニーボード。ウェットは先日のAXXE CLASSICの新しいやつ。


大抵のコンディションで楽しめる組み合わせです。長いのと短いの、そんな感じでいつも積んでいきます。


さて、タイトルのオーダーフェアのご案内です。ハイクオリティ&ローコストで定評があるSTEAMERウェットスーツですが、さらに10%オフのオーダーフェアを5月6日(月)まで開催します。

サイトは追って更新いたしますが、3/3ミリ(3/2ミリも可)フルスーツとロングジョン&ジャケットのセットアップが対象です。サイトの表示価格より10%オフにてご提供いたします。


今回から、フルスーツにジッパーレスモデルが加わります。サンプルスーツ製作中でまだこんな画像しかありませんが、チェストジップタイプのジッパーレスです。STEAMERさんの地元である北茨城の海でテスト済ですので信頼性はばっちりです。


内側のネックから身体を入れてスーツを着て、ムネ~クビまわりのパーツをかぶってジッパーで閉めて着用完了です。画像はジャージですが、かぶる部分のパーツはスキンもOKです。サンプルはオールスキンで作っています。
https://menehunebeachstore.com/wet/stemercatalog.htm


上記リンク、STEAMERウェットスーツのページのNラバーのフルスーツとロングジョンとジャケットのセットアップが対象です。今回はストレッチジッパーやバリアネック、上記のジッパーレスなどのオプションも割引対象です。

例えば、3ミリフルスーツ(税込み58.000円)をチェストジップのジッパーレス(プラス税込み10.000円)にした場合、
58.000円 + 10.000円 → 68.000円が10%オフで、税込み61.200円になります。

ロングジョンとジャケットのジャケット、税込み55.800円はかなりお買い得だと思います。重ね着の動きやすさは私めが保証いたします。こちらも生地厚は、3ミリか2ミリで選ぶことができます。(ロングジョン3ミリ、ジャケット2ミリなど)


AXXE CLASSICのオーダーフェアーも開催中です。併せてよろしくお願いします。

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PIG
お知らせ:4月9日(火)はお休みいたします。よろしくお願いいたします。

NOAH SHIMABUKURO RIDING A DONALD TAKAYAMA PIG from Bird Man Media on Vimeo.


ドナルドタカヤマサーフボードのPIG。ライダーはノア・シマブクロです。フィンはDフィン?フィンが見えないので分かりませんがマニューバはそれっぽい動きをしています。今風(?)のグリノウフィンを付けた「ログ」と動きの違いが分かりますか?

ピラティスのおかげで腰と股関節に自信がついてきたので、一本残っているDフィンをラックから引っ張り出して眺めております 笑。


フラットロッカーのDフィン、たくさん作っては乗ってきました。このPIGも同じ仕様で今作ったら、なかなか大変なことになりそうで(プライスが…)貴重なボードになってしまいました。

ヒマなので(笑)、改めて自分のブログを見返しているのですが、なかなか面白い 笑。Dフィンやシングルフィンのお話など、カテゴリーでさかのぼれます。PCの方は左の欄、スマホの方は右上のハンバーガーボタンから見られます。

上の画像のPIGは、2010年ごろから10本近く作って最終的にたどりついた形です(私好みにです)。ロッカーはフラットに見えるくらいに弱め、立ち気味にDフィン、22インチワイド。60年代のDフィンを再現しようと模索した結果の形です。

ブログ読みながら、自分のことながらいろいろやってんなあと感心してしまいましたよ 笑。

でも、そのやってきたことを還暦の年になっても、まだできるのは素晴らしいことなんじゃないかと思います。腰痛は無くなったし、体幹なんか比べ物にならないくらい強くなってますもん。

ピラティスのレッスンもそろそろ始めますよ。お声かけしている方々、いろいろと準備をしているところですので、もう少しお待ちください。



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10’6”のグライダー、先日ぶつけてしまったところをリペア中です。大きいと総身に気が回りかねると言いますか、思わぬところでコツっとぶつけてしまったりします。海から上がるとき、駐車場への階段を登っているときにテールをほんの少しだけぶつけてしまいました。

ちょろっと樹脂を塗って、サンディングして終了です。自分のはそんな感じ。わざわざ職人にやってもらうほどのキズでは無いので、折を見てまとめて綺麗にしてもらいます。

11フィートのときは、ファーストライドはほぼコントロールが出来なかった記憶があったので、あらかじめイメトレをしていたらほぼその通りに乗ることができました。ボードがコントロールしやすかったのか、自分がレベルアップしていたのか、はたまた6インチ短かったからなのか、どうしてなのかは不明ですが、テイクオフからプルアウトまで、一連の流れをこなせたと思います。

ピラティスでは、自分の身体の動きをイメージしながら実際にコントロールするのがとても大事なので、そういうことを普段からやっているからかもしれません。

このグライダーの感覚はTOTOに似ています。ノーズはプリモですが、テールはTOTOそのままですし、レールはTOTOと同じダウンレール気味でソフト目に落とされてはいますが、触ってみるとボトム側に柔らかくポイントを感じます。(ショップに置いてますので触りに来てください)


TOTOは昨年から作り始めた新しいロングボードのモデルです。新しいと言ってもテンプレットの由来はクラシックで、ロングボードだけでなく7フィート代のミッドレングスサイズから作っています。

ロングボードサイズのTOTOは自分でも気に入って乗っていますが、乗っていただいている方たちからのフィードバックもポジティブなものです。クラシックタイプのロングとは違う性格で、コントロール性が高く、掘れ気味の波でもコントロールしながら滑り出して、次の動きに楽につなげていくことができます。

反応が良いので、ボードは軽くありませんが軽い加重でターンが伸びてくれます。

私はこのTOTOのシェイプで8’4”を作ってもらおうと考えています。プリモの8’4”はこのブログで散々書いているとおりに長年に渡ってのお気に入りです。それと同じ8’4”で作ったTOTOも面白いに違いありません。8’4”シリーズの新しいバリエーションです。

8’4”がお気に入りのプリモですが、9フィートプラスのロングボードサイズもロンガーさんに乗って欲しいボードです。

TOTOと比べるとレールの感触などは柔らかく滑らかですが、ボトムの長いコンケーブでしっかりとした直進性を感じます。テール回りはエッジとコンケーブの組み合わせで反応が良く、波をしっかりとホールドしてターンしてくれます。

ロングボードサイズになるとコンケーブを流れる水の感触をはっきり感じます。その水流が作り出す直進性とスピードを、エッジでコントロールするサーフィンは他のロングボードモデルにはなかなか無いと思います。かならずハマりますよ 笑。

 
プリモのロングボードは、出来上がったときにちょうどコロナが始まってしまってきちんとテストできていなかったのですが改めてイチオシです。良いボードです。

クラシックスタイルにはPIGやノーズライダーのようなモデルがありますが、TOTOとプリモはいわゆるログのスタイルから離れて、イージーパドルと速いテイクオフとコントロール性を活かし、波を滑るということを楽しむボードです。

長いミッドレングス(なんじゃそれ?)みたいなもんか。お気楽で多いに真面目。そんなのもなかなかいいもんですよ 笑。

グライダー、プリモ9フィート、TOTOはショップでご覧いただけます。
9フィート プリモ関連記事  TOTO関連記事






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朝早くはまだこんな感じ。潮は上げ気味でブレイクは厚め、人も少なくて久しぶりのグライダーを持ち出すには良さそうなコンディションでした。遠くのブレイクには誰も入っていないのでそこでやってみようと久しぶりの10フィートオーバーのボードです。



パドルのスピードは異常 笑(速い)。パドルでどこへでも行けそうな勢いでグングン進んでくれるのが気持ちが良い。あんまり進むので、目的地へ行く前にあちこちと寄り道してしまいました。波が無い日にはパドルボードで遊べます。

こんなでっかいボード、久しぶりでちゃんと乗れるのかと、緩く盛り上がったうねりにパドルすると、スーッと滑り出すあの感覚。まずはニースタンスになって、浮力が大きなボードが波の上を滑っていく感触を楽しんで、ゆっくりと立ち上がります。

潮が多いうねりは波のトップが崩れそうになりながらも、トロリとしたうねりのまま海水の斜面を保って岸へと近づいていきます。波の先へ出そうなボードを、ピークの方向へ身体を軽く開きながら体重を載せるとスムースに向きが変わって、波の奥へと戻って行きます。

岸が近づいてきたところで、半歩後ろへ下がってノーズを持ち上げ、波の向こう側へプルアウト。反応はゆっくりですが、それほど重たくありません。

フィンは9インチを付けてみました。見た目には小さめでも、特に問題は無さそうです。

普段のロングボードと同じだと面白くないので、うねりからの早い滑り出しのタイミングを掴もうと、いろいろ試してみました。ボードが大きいと滑り出しは早いのはその通りですが、大きい分、パワーも必要です。

気温と水温はこの時期にしては高めです。裏起毛素材のウェットは暑そうなので、起毛無しのZEROのエアドームでしたがそれでも暑く、顔に汗をかいているのが分かりました。ブーツも不要です。天気が良ければもう3フルで大丈夫だと思います。

暑くてのどが乾いて、頭もボーっとしてヤバそうな感じになってきたのでいったん戻って水分補給です。よっぽど水分が足りていなかったのか、500mⅼの水のボトルを一気に飲み干してしまいました。

10’6”のグライダー、とりあえずいい感じです。大きさの割にコントロールは大変じゃありません。それでもロングボードと比べて動きはゆっくりですぐに止まらないしで、人が多いところでは止めとこうと思います。今朝のように潮が多くて波が厚かったりで、人が集まっていないタイミングで楽しもうと思います。

水分補給してエネルギーも軽く補給したら、次はぐっと短く、マイナス5フィートして5’6”のニーボード。潮が引いてうねりも朝より上がってきました。

タイミングが合わず、昨年から乗っていなかったこのニーボードです。


ステップボトムもそうなんですが、他にも試みを盛り込んでもらった、AC SHAPEのシングルフィン。(どういう試みかはまた後で書きます)


いきなり5フィート短くなると違和感が凄いんじゃないか?と思われるかもしれませんが、ニーボードは別腹と言いますか、フィンを履いての海への入り方からして違うのでアタマもカラダもすぐに切り替わります。サーフィンには変わりありませんが、別の物なんです。

さっきよりもマイナス5フィートでも、テイクオフは正直申しましてニーボードの方が楽で簡単です 笑。
沖へパドルアウトして、ちょうど入ってきた数本のセット。目の前に盛り上がった波にボードをクルリと返し、キック一発で滑り出します。

滑り出してビックリです。ライン上に1人いるなと横目で見ながら滑り出したのですが、その人が避ける間もなくそこまで一直線。余裕があると思っていたら、それの上を行くスピードにビックリしたんです。

その人の横をすり抜けて、さらに先へ…。

決して誇張はしていません。このステップボトムが出来上がったときに、海外のニーボードのSNSに画像を投稿したのですが、元ワールドチャンプのアルバート・ムニョスを始め、世界のたくさんのニーボーダーから「こりゃ凄い」「飛ぶよ!」というコメントをもらったのですが、まさにその「飛ぶよ!」で「飛んでるよ!」なんです 笑。

テールから10”1/2のところにステップ(段差)が入っています。船舶のデザインを使ったもので、水流の抵抗を減らして揚力を発生させる仕組みです。

それがサーフボードのスピードで機能するのかどうかが一番の関心事だったのです。でもしっかり機能していると思います。とにかく速い。他のいろんな要素、例えばニーボードで一番やりたかったといつも言っているカービングを置いといても、このスピードは特別だと思いました。

動きも悪くありません。テールの動きを軽くする働きもあると思います。

面白いのは活さんのシングルフィンとの対比です。活さんのシングルは本当になめらかに滑ってくれて、ターンではフィンのしなり(どちらも同じ、9インチのフレックス使ってます)を多いに感じるのですが、このステップボトムではそのしなりはほとんど感じません。レール形状の違いで、このボードのフルレールのエッジが効いて、レールエッジでターンを支えている部分が多いんじゃないかと思います。

フィンはもう少し小さいもので良いかもしれません。次は小さめで試してみようと思います。

でも何を置いてもこのスピードは最高です。(二郎さんじゃありませんが)ステップボトムは本当に飛びます 笑。

そして最初に書いた、このボードのもうひとつの試みはボリュームと重量です。オーダーのときに「ブランクスの範囲内で最大限にボリュームをつけてください」とお願いしてシェイプしてもらったので、かなりボリュームがあります。

ラミネートも重量が出るように巻いてもらっています。小さいですがしっかりとした重量があります。つまりボリュームたっぷりで重たい5’6”なのです。


それは、ある大波乗りのサーファーから聞いた話(知り合いの知り合いで間接的です)で、彼が自分でシェイプしたガンは、レングスは7’2”のツインフィッシュでボリュームは4インチオーバー、本当に重くラミネートされているのですが、なんとそのたった7’2”の長さでJAWSの大波をメイクしてしまったという話です。

この話を聞いて思い浮かんだのは活さんのBOOGIEです。ノーズからテールまでボリュームたっぷりで、重たいラミネート。BOOGIEはJAWSは無理です 笑。でもBOOGIEの理論の確かさと面白さの秘密がそこに隠れていると気が付いた話でした。


このニーボードはその話から”ボリュームがあって重たい”ということをベースにしました。ステップボトムという、ハイドロダイナミクスにフィットするのではないかと考えたんですが、たぶんそれは正解だったんじゃないかと思います。

そんな訳で昨日は、二本とも最高でした。こんなボードを作ってもらえる私は幸せもんです。皆さんも、調子良いボードを手に入れたければ一度ご相談ください。





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10’6”のグライダーです。すぐに持ち出せるようにとワックスアップしました。こうやって見るとやっぱり長い。当たり前です。でも、こんなに長くなってくると乗り方も変わってきます。

グライダーに乗っていたのは、もうずいぶん前のことです。まずは乗り方を思い出さなくてはいけません。イメージはおよそ覚えているのですが、その通りに身体が動いてくれてボードを操ることができるかどうかはまた別の話です。

ロングボードがさらに大きくなっただけと思われるかもしれませんが、私にとってグライダーはロングボードとは別の乗り物です。それなりにこだわりがあるのです。

グライダーに乗っている動画はネットにいくつかアップされていますが、お手本はやっぱりスキップ・フライです。スキップ・フライが登場する映像と言って思いつくのは、90年代のビデオ、GLASS LOVEのときのスコットランド、それからトマス・キャンベルのSPROUTです。

ビデオはデッキが無いから無理、スコットランドの映像はCOLD RUSHというDVDで見られるのですが行方不明、SPROUTのDVDも…と思っていたらYOU TUBEにありました。短いシーンですが、これぞグライダーという乗り方の片鱗を見ることができます。(50:15、51:00、52:35の3シーンです)


最初のシーンのトリミング。二つ目のシーンのカットバック、三つ目はトリミングとカットバックです。どれもカッコ良くて痺れます 笑。

最初のシーンはたぶんですが、波に合わせて若干ストール気味に滑っていたのを前方の波が崩れそうになってきたので、後ろ足を前にスッと出してレールへ加重し(ボトムが一瞬見えています)ボードの位置を高めに修正してスピードアップしたんじゃないかと思います。

二つ目のカットバックは、身体を戻る方向へ開くと、長いボードがそれに従ってスムースに向きを変えていっています。必要以上に後ろ足に体重を載せたり蹴るような動きでは無いスムースな身体の使い方です。

三つ目はパラレルスタンスです。滑っている途中で前方でパドルをし始めた人がいたので後ろ足でストールしてスピードダウンしています。その後、パラレルスタンスに戻ってスピードアップ、後ろ足でストールしながらカットバックに入る動きも滑らかです。

ひたすら滑らかにスムースに、このリズムがグライダーだと思います。

しっかり乗ってやろうと思いますが、明日はどうしようか思案中です。グライダーデビューは、潮が多めでブレイクが厚い、人が少なめのコンディションが良いなあと考えてます。気象庁の明日の相模湾沖の波浪予報は午前9時で、南南西のうねり2.3m/10秒です。

ニーボードであのポイントも良さそうです。どうするかは現場対応です。明日は定休日ですので、その後はシェイプルームへ行ってきます。


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昨年から長いニーボードを作れませんか?というご相談をいただいていました。長いニーボード、つまりニーボードのロングボードです。ロングボードに乗っているとき、ニーパドルの姿勢で滑ることがあります。確かにあの感覚は悪くないものだと思いますが、問題はコントロールです。

ニーボードは、5’6”~5’10”くらいのサイズで作ることが多いです。そのくらいのサイズなら、ヒザを載せて滑らせるポジションとコントロールするポジションを同じ位置に持ってこられるので問題はありません。

それが長くなってくると、コントロールするために加重するポジションがライディングのポジションから遠くなってきます。スタンディングなら後ろ足で加重して、ということになるのですが両ひざを揃えて真っすぐ前を向いているとそうも行きません。腕を後ろへ回してテールに加重して、というやり方もありますが、それではただ座って滑っているだけで、ニーボードとは言えません。

ニーボードの形やフィンのセッティングが特殊なのは、そういう事情があります。

ボードは長くなったとしてもコントロールのポジションをヒザを着く位置、つまりボードの前方へ持ってこなくてはいけません。ロッカーやボトムのデザインはイメージ出来るのですが、コントロールの要となるフィンのセッティングが難しい。

トライフィンはフィンの近くに加重してコントロールする必要がありますから、乗る位置に近づけてくると(前方へ持ってくると)センターフィンが役に立たなくなってきます。

それならばセンターフィンが無いクアッドか?と考えましたが、クアッドはセッティングが微妙で厄介です。それを、おそらく誰もやっていないと思われるロングニーボードで、いきなり試みるのはリスクが大きい。

さて、どうしようと数か月のあいだオーダーシートをPCの横の壁に貼り付け、忘れては思い出しを繰り返しながら考えていたところで出会ったのがフェイスブックの動画です。埋め込みが出来ないのでリンクを貼っておきます。https://fb.watch/u-nKLgfIIM/

楽しそうに滑ってるじゃないですか。早速、ボード見せてください!とメッセージを送って、撮影してくれたのがこの画像です。ボードはもともとSUPでサイズは265cmということだったので、8’8”くらいです。


何よりフィンです。漠然とハルのようにフィンを前に持ってきたシングルフィンも考えていたのですが動きが重そうで、なんとなくニーボードっぽく無いなとそこで思考が停滞していました。(シングルスタビはどうも私のアタマの中には無いらしい)

サイドフィンがあればニーボードっぽくなりそうです。ついでにサイドフィンの少し後ろにフィンを付けられるようにしておけば、クアッドも試すことができるかなあ~?と色気を出したりもしています。

アウトライン、ロッカー、ボトム(はオールVEEか)、フィンの位置など、具体的に形にするには課題が盛りだくさんですが、俄然やる気が湧いてきました。長さは8’6”~8’10”くらいの予定です。上手く行くと思います。

活さん、また悩ませてしまうと思いますが、よろしくお願いいたします。



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