MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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トリム…ああ、書いてしまいました。禁断のワード。これほど文章にするのが難しいサーフィン用語は他にないかもしれません。けれどもこれを理解していないと、ロングボードではただ長いサーフボードに乗っている人になってしまう危険性があります。

機会があるごとに考えて、少しずつ核心に迫っていければと思います。

それではトリムって何でしょう。…とタイプしていて、たった今思いついたことがあります。トリムの新しい解釈かもしれません。忘れないうちに書いてみることにします。

今思いついたこと、それは写真です。

ロングボードの時代、リロイ・グラニスやロン・ストナー、も少し古いところではドク・ボールらが撮った写真を思い浮かべてください。50~60年代を彩った名サーファーたちが、かっこいいポーズを決めた瞬間をタイミング良く切り取っていると思います。

それぞれのサーファーのスタイルが出ていて、そのポーズだけで誰なのか分かってしまいます。

これ、トリムの瞬間じゃないでしょうか?…というのが今思いついたことです。

トリムというのは、ボードをコントロールする技術のひとつです。コントロールと言っても派手なターンではありません。

長くて重たいロングボードは放っておいても波を滑ります。それを細かくコントロールして波に合わせます。重たくて長いがゆえに、体重を微妙に前後へ移動したり、レールを入れたり抜いたりしながら、自分が波の一番いい位置にくるように調節します。それがトリムです。

この映像を見てください。トリムと言えばスキップ・フライでしょ、と思ったアナタはその通りですが、ウィングナットも実にスムースできれいなトリムをします。見ていて惚れ惚れしてしまいます。ショートボードのサーフィンを一番違う点でもあります。

一見すると、動きはボトムターンとカットバックだけのように見えます。でも良く見ると体重を後ろへかけたり、半歩前へ出たり、ちょこんとレールを入れてみたり(1:15)とボードがスムースに滑るようトリムしています。波のトップに上がって、身体の力を抜いてボードの後方へ棒立ちっぽくなっている(1:58~)のもトリムです。

それらをひとつひとつ注意して見ていると、トリムをしている瞬間にそのサーファーのスタイルが出ているように思いました。そして、フォトグラファーはその瞬間を狙う…。

30分前の思いつきですが、そんなに的外れでもないんじゃないかと思います。

さて、ここからはオマケ。今日気が付いたちょっとしたギモンがあります。

これです。ジョン・セバーソンが撮影した写真で、タイトルはSTANDING ISLAND PULLOUT、スタンディング・アイランド・プルアウトです。

アイランド・プルアウトって、掘れた波のフェイスを走っていて、波の上に逃げるプルアウトができないからフェイスにむかって突っ込んで、波の向こう側へ抜けるテクニックだと思ってました。

日本語でアイランド・プルアウトと検索するとそのように出てきます。でも英語で検索してみると、ほとんど引っかかってくるものがありません。

引っかかっるのは、サーフィン大百科のサイトのアイランド・プルアウトくらい。

しかもそれによると、アイランド・プルアウトとは「ロングボードだけ」のテクニックで、それほど大きくない掘れた波で、ボードの前方に座り込んでノーズを沈めて、波の力でテールを岸へ向けながら、波の下をくぐりぬけること、とあります。

確かにブルース・ブラウンの映画を見ていると、アイランド・プルアウト!とナレーションが入って、その動きをするシーンが何度も出てきます。上のジョン・セバーソンの写真は、それを立ったままやろうとしているので、スタンディング~になっています。

アイランド・プルアウトはドルフィン・スルーと同じで、日本だけで使われていることなんでしょうか?英語の検索では引っかからないということは、英語では使う人がいないということなのか?

まあ、どうでもいいんですが疑問があるとどうもスッキリしない性質なのです。英語圏にお住まいの方か、英語に詳しい方、どなたか教えてください。


さて、明日から7月。夏本番が近づいてきます。気が付けば、今月は定休の日を除けば皆勤賞でブログ更新しているじゃないですか。来週の月曜か火曜あたりには台風のウネリが届く「かも」しれない予想になっているし、夏にむかって盛り上がって行きたいと思っております。

これからもよろしくお願いします。



サーフショップのオヤジが、文学好きでもいいでしょってことでたまには読書の話をしてみたいと思いますが、そんなん興味ねえよ、という人は飛ばして昨日のハーバーVEEボトムの続きを見てくださいませ。

今読んでいるのはコレ。夏目漱石の「それから」

ここ数年は歴史小説にはまっていたのですが、本屋でなんとなく手にとって文字を追ったら読んでみたくなった夏目漱石の「坑夫」。読み終わったら他の作品も読みたくなり、蘆美人草、三四郎と読んで今はこの「それから」です。

本は小さな子供の頃から大好きでした。思い出せば、中学二年生の夏(1978)。九州の片田舎に住んでいた私のまわりにやってきたスケートボードという遊び。欲しくて欲しくて、親にねだってやっとお金をもらったものの、なぜだかそのお金で新潮文庫だか角川文庫だかの日本文学全集全50冊を通販で買ってしまった私でした(親はそっちの方が喜びましたが…)

おかげでスケートボードで遊ぶはずの中二の夏休みは引きこもって読書…。

歴史小説は史実に基づいて、そこから歴史上の人物の人間像を作り出して物語にしている点が面白く、立場や解釈の違いによって様々な見方ができるところが興味をさらに深くしてくれます。

くらべて、夏目漱石のような文学はほぼ作者の創作なので最近は興味を失っていました。加えて、文体が難しい。なのでとりあえずは読書力が上がるかと頑張って読んでいたら、面白いじゃないですか(当たり前じゃ)

創作ではありますが、書かれた時代の雰囲気が伝わってきます。例えば、三四郎は日露戦争直後の時代に書かれた小説です。戦争に勝って、自国の独立を勝ち取った喜びがあるかと思えばそういう訳でもない。その後の日本がたどる道を予言するような一節もあります。

そんなことを想像しながら読んでいると、登場人物に血肉が通ってきます。知らない場所、知らない時代への想像が大きく広がります。

人間、生きてせいぜい80年です。経験できることはわずかなものです。けれども、本の中にはたくさんの人生や経験が詰まっています。想像の力次第で、何百年、何千年もの経験をすることができるのです。

中二の夏、本ではなくスケートを選んでいたら何か変わっていたのか?

まあ、骨折の経験がひとつ増えてたくらいでたいして変わりはしてないでしょうね。


さて、ここからはサーフボードのお話。昨日のハーバーのVEEボトムの続きです。どんなボードなのかチェックしてみましょう。

サイズは、6’10” x 22” x 3”1/4。

どうもちゃんと乗れるかどうか自信がいまいちなので、リーシュを付けられるようにEZプラグを貼り付けました。

まずは、レール。ノーズからずっと60/40くらいのソフトレール。


テール近くです。テールにかけて薄くなっていきますが、基本的なレールの形は同じ。エッジはありません。エッジはダウンレールとペアですから、もう少し後の時代になるんでしょう。


そしてボトム。ノーズ近辺です。


センターあたり。かなりコンベックスが強いですが、まだこれくらいで驚いてはいけません。


テール…強烈です。


ロッカーはほぼフラット。強いVEEが入っているのでレールラインのロッカーは強くなっています。

これはちょっと想像つきません。

思わずEZプラグ貼り付けてしまったの分かるでしょ。

これがフィンBOXです。前と後ろのネジでフィンを固定するようになっております。


デッキパッチはハート型。この時代のボードは遊びゴコロがあって楽しいです。


ニーパドルしろ、ということのようです。





先日のこと。ロングボードで波乗りをしていたら、二人組みの大学生くらいの男子がパドルアウトしてきた。一見して、初心者とわかるパドリング。乗っているボードは、どこで手に入れてきたのか二人とも古い茶色く変色したシングルフィン。

「お、いい板で始めたね~」と思いながら見ていると、10分もたたずに寒い寒いといって、上がってしまった。

他のポイントへパドルで移動して3時間ほどたっぷり波乗りしたあと、またパドルで最初のポイントへ戻っていくと、太陽が出て気温が上がって入れたのか、まだその二人が海に浮かんでいた。

「波、乗れた?」と声をかけると「はい!」とこちらを向いて元気な返事。

彼の顔から古いシングルフィンに視線を落とそうとしてあるものが目に入り、思わず大笑い。

裸の上半身、丸いバンソウコウが両方の乳首にぴっちりと貼り付けられてニプレス状態…彼いわく「乳首が死ぬほど痛くて痛くてー、痛くなんないっすか?」

「Tシャツでも着てれば、まだ痛くないよ」と言うと、「え?サーフィンって裸でやるもんじゃないんですか?」って。


たっぷり波乗りして満足した後にさらに楽しくなってしまいました。たぶん彼らは気温が上がってきて、トランクスで入れるようになったので、あれからまた入ったのでしょう。

でもワックスで擦れて乳首が痛くて、さてどうしようか?と考えた末にコンビニへ行って(ポイントのすぐ前にセブンイレブンがあるのです)バンソウコウ買って、貼り付けて、これで大丈夫!と波乗りをやっていたんだと思います。

そんなことを想像していると、波乗りを始めたばかりの頃の気分を思い出してなんだか懐かしい気持ちになってしまいました。

彼らがこれから波乗りを始め、続けて何年か経ったとき、そう言えば最初に入ったときさあー、乳首が痛くて痛くてバンソウコウ貼って、と仲間と話して大笑いするに違いありません。

思い出すとちょっと恥ずかしくて、どこか懐かしい昔話になるに違いありません。

彼らのことを思い出して、自分は何かやらかさなかったっけ?と昔を思い出している土曜の午後です。

ちなみに彼らが使っていた古いシングルフィンのボードは、近所にサーフショップがあったので、波乗りやりたいんですけどーと行ってみたら貸してくれたボードだそうです。

いいショップです。

サーフィンスクールへ行って、手取り足取り教えてもらうのもいいと思いますが、ボードとリーシュを渡されて、さあ!やってきなさーい!と言われて「え?どうすればいいの?」というところから始めるのも正しい波乗りの始め方だと思います。

波乗りってそんなもんだと思います。


話は変わって、E-BAYで見つけたWAVE SETのフィン、届きました。ベースのプレートの前と後ろに穴があいていて、そこでボルトでフィンボックスに固定する仕組みです。


さっそく取り付けてみるとぴったりです。



HARBOUR RAPIRE VEEボトム、手に入れて15年目にしてやっと海水に浸けてあげられます。

50/50レールにボトムはドームから強VEE。さて乗れるのか?




昨日のサーフィン。ボードはC-HAG 9’6”、大潮の引きに合わせて割れてきたヒザ、モモくらいの緩い波でしたが、結果的にはたっぷり4時間も楽しんできました。

フロントサイドのカットバックを繰り返してやりたかったので、ちょい西側のポイントまでパドルで移動。日差しと適度に冷たい水が気持ちいいです。

到着したポイントは予想どおりチャネルへ向かって小さな波が崩れていました。

トロリとした波の斜面にボードを合わせ、最小限の体重移動で波を滑り降りると、エッジの感覚が無いソフトレールのボードは気持ちよくスライドしてくれます。

ボトムターンはひざを曲げず、モモから身体を前に突き出すようにして丹田に力を入れ、身体を後ろを反らしてレールを入れます。

レギュラーはチャネルへ向かってショルダーがなくなる波なので、ボードを波のトップへ上げながらカットバックします。ステップテールのラウンドピンとグリノウフィンの組み合わせでボードは軽く反応してくれます。

ボードはカール方向へ向きを変えて、スープの下にリエントリーできますが、レールをきっちり入れてのカットバックはクラシックなロングボードではなかなか難しいです。

ロングボードに乗ったときにはロングボードでしかできない動きを楽しみます(これ大事です)

例えば、11フィートのグライダーでよくやっていたガニマタトリム。ガニマタで乗るわけじゃ、ありませんが岸側の足の裏の外側に体重を乗せていくと、自然とヒザが曲がって外側へ開くような体勢になります。ちょっとガニマタっぽくなって、GLASS LOVEだったか、スキップさんがやっていたのを見て、かっけーと思って真似しています。

パラレルスタンスでもガニマタトリム使えます。波の高い位置でボードの向きを変える、地味ですがロングボードらしい身体の使い方のひとつだと思います。

ロングボードらしい乗り方、他にもたくさんあるのです。

途中で知り合いが乗っていた、10フィートのPIGに乗らせてもらいました。でっかいDフィンがついた本物のログです。

全然、動かない 笑。

1本乗って「これじゃあ、面白くないじゃん」と思いましたが、最初に書いた「ロングボードでしかできない動き」というのを思い出して、「ロングボード」を「そのボード」に置き換えてみたら、楽しみ方に気が付きました。

C-HAGのようなカットバックができなければ、ストールすればいいんです。波が崩れているすぐ前。ショートボードで言えばボードを縦に上げていってリップする位置(かな?)。そこへ、この丸太を持っていって、ストールさせながら波の力と身体を使って岸の方向へとボードのノーズを向けます。

そのままボトムまで小さなフェイスを降りて、しっかりと後ろ足のヒザを落としてボトムターン。

すっかり楽しいじゃないですか、丸太。

C-HAGとログで同じ動きはできません。無理にさせようとすると、私の場合はぎっくり腰再発です。同じにできなくても、C-HAGとは違う楽しみ方があります。

10フィートは腰に応えるので、もう少しボリュームダウンしたDフィンのログが欲しくなってしまいました。次のロングボードで考えてみようと思います。

そんなこんなで、ちょっとだけ入水のつもりが4時間も入っていました。楽しい波乗りでした。

楽しんだあとはシェイプルームへ、YUKARIさんのMINIシングル、シェイプスタートです。

来週にはシェイプの完成写真送れると思います。お楽しみに!

それから業務連絡です。ライトブルーティントのB-52にお乗りのKさん、このフィンはどうですか?10”のプリモフィンです。B-52でばっちり使えます。


SURFING HOLLOW DAYSのフルムービー、YOU TUBEにありました。フィル・エドワースほぼ主演です。ファンはぜひ!

ますますログが欲しくなる映像です。




「スタイリッシュなサーフィン」…口に出すとちょっと照れが入る言葉ですが、この方の波乗りを表現するのに異論がある人はいないと思います。先日買った、ブルース・ブラウンのサーフィンホロウデイズ(邦題ではどうしてなのか、サーフィンハロー 笑)でたっぷり見られます。



昔のロングボードは重たいので、身体の動きは必然的にオーバーアクション気味になってしまうのですが、フィル・エドワースの動きは大げさでなく、おさえた動きで、柔らかく、本当にスムースに重たいボードをコントロールしています。


波にカンペキにフィットした流れるようなドロップニーターンはいつ見てもしびれます。

有名なショットです。キャプチャーされていますが隣ではマイク・ディフェンダーファーが一緒にドロップニータンを決めています。


ノーズライドを狙うのもいいですが、クラシックなロングボードに乗っているなら、こんなクラシックスタイルのマニューバを目指しましょう。ドロップニーターン、パラレルスタンス、ヘッドディップ、ソウルアーチなどなど、ロングボードならではの楽しみ方はたくさんあります。

もうお一方もミスタースタイリスト。ビリー・ハミルトン。ロングボードもショートボードも本当にかっこよく乗るのですが、フィン到着待ちのトラッカー(VEEボトム)のお手本映像がありました。


これも有名なショット。ビル・ハミルトン TOES ON THE NOSE。

ビッグ・ウェンズデーでマット・ジョンソンのサーフシーンをやった方です。

いまどきならこの人。アレックス・ノスト。私的には今一番かっこいいサーファー。


明日は、引いてる時間ならロングボードでなんとかできそうな感じです。ムラサキ色になった足指はまだ若干痛いですが、フクラハギの方は張り感が少なくなって柔らかくなってきたので、海に浸かってこようかと思います。

10フィートのプリモ出動かな~。





クリステンソンのC-HAGです。私がC-HAGをチョイスしたのは、クラシックなロングボードで古臭くマニューバしたかったからです。

ラウンドピンテールに絞り気味のノーズのPIGシェイプ。ノーズもテールもデッキからボリュームを落としたステップデッキになっています。ステップデッキは、以前(かなり昔)に乗っていたのでノーズ側の軽さは体験済みでした。

プラス、テールのステップデッキです。テールの浮力を落としているので、ヒザを落としてテールを沈め、ターンさせようとすると反応良く回ってくれます。

面白いのはレールのシェイプです。ノーズとテールはステップデッキで薄めですが、センターあたりは丸いボールレールです。クリスの他のモデルと比べてボリュームがあるレールで体重を乗せたときの反発が強めで、メリハリのある動きをさせてくれます。

ノーズは細いので、いまいち前へ出られていませんが、慣れてくれば行けると思います(フィンが細長いというのもあります。)

お手本はこれ。60年代のPIGでのホットドギング。古臭いマニューバですがカッコイイ。


C-HAG、私はリーフブレイクで使っていますが、ボードの反応が良いので、ビーチブレイクでも調子いいと思います。

今はグリノウの9.75のフィンを使っていますが、ピボットタイプのフィンでも面白そうなのでフィンを手に入れて試してみたいと思っています。

オルタナティブボードも面白いですが(以前の私のように)入れ込みすぎはいけません 笑。ロングボードから乗り換えて、最近ロング乗ってないなあ、という人はぜひロングボードの面白さ思い出してください。ロング、楽しいですよ。

ワイドノーズでスクエアテールのノーズライダーも欲しい今日この頃です。




6’6”のダブルエンダー。デッキを凹まさない私ですが、このダブルエンダーは凹ませています。前足、後ろ足を乗せていると思われるところが凹んでいます。デッキのラミネートは6オンス二層です。

あんまり凹まさない私が、どうしてこのダブルエンダーのデッキは凹ますのか?

凹むということはデッキに圧力がかかっているということです。デッキを踏む力とボードの浮力が反発し合っているからです。

このボード、乗ると自然とレールが入ります。以前のブログで書きましたが、こういう仕組みです。意識しないでも勝手に入っちゃうのです。

たぶん、凹むのはこのせいだと思ってます。

レールをより強く感じるということは、それだけボードからレスポンスがあるということです。そして、レスポンス良く敏感に反応してくれるので、より強く踏み込むような動きをするようになって…という相乗効果が生まれた結果の凹みです。

自然とレールと使ってしまうボードということは、身体の使い方や体重の乗せ方など、レールを使うサーフィンに矯正されているということです。春先から言い続けている、自分の身体の使い方が変わったのはこのボードに乗り始めてからです。

このダブルエンダーに乗っていて、他のボードに乗るとなんだか調子いいのです。シングルフィン(プリモ)だけでなくフィッシュもです。これまでフィッシュに対して持っていたイメージが変わったくらいです。過去ブログ

ダブルエンダーは、大リーグボール養成ギプスならぬ、レールサーフィン養成ボードみたいなものかもしれません(ギプスみたいに苦しくはありません)

調子いいシングルフィンが欲しい人、サーフィンを調子よくしたい人にはダブルエンダー、おすすめです。自分自身で強く実感しております。

あー、波乗りしたい!

久しぶりに食べ物ネタはこれ、冷や汁。

栄養ばっちりで冷たくてさっぱり食べられます。暑い夏の朝にはぴったりです。




お知らせ:6月23日(月)は都合により午後2時オープンになります。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。

タイトルのシングルフィン。シングルフィン好きはたくさんいると思いますが、今日の話はニーボードのシングルフィン。ほとんどの人は興味無いかと思いますが、他所では出ない話題だと思いますので、珍しいことだと思ってどうぞお付き合いくださいませ。

このシングルフィンのニーボード、70年代前半にカツさんがシェイプしたニーボードです。


先日、ニーボードに入れ込んでいる方が乗ってみたいと言うのでお貸ししました。

使った感想は、いままで乗ったニーボードの中で一番調子いいです!でした。

本当ですか?トライフィンより?と思ったのですが、どうも本当みたい 笑。

私はスンタンディングのサーフィンでは浮力があるシングルフィンを好んで乗りますが、ニーボードはトライフィン派です。よりパフォーマンスを求めてのことです。

なので、ちょっと考えてしまいました。うーん、シングルフィンか~…(ニーボードで)

それで改めて、上のシングルフィンをチェックしてみました。



このボードのルーツは1968年までさかのぼります。カツさんのお兄さんが、1968年に作ったものが最初です。

レールはダウンレール。ボトムは、ノーズまわりはVEEでボードのセンター2インチぐらい後方からコンケーブへと移行して、テールまでコンケーブのまま抜けています。コンケーブはレールtoレールなのでレールエッジを強調しています。

68年に作ったものも同じだったとカツさんのお兄さんから聞いています。

話はそれますが、68年と言うとVEEボトムや今で言うハルボトムのショートボードが乗られ始めた時代です。そんな時代にダウンレールのコンケーブボトムだなんて、時代よりも何年も先を行っています。

驚くほかはありませんが、とにかくこのシングルフィンはそんなシェイプです。

そのニーボードを触っていて思い出しました。あ、ダブルエンダーじゃんこれ。

ダブルエンダーとDISHのルーツはこのシングルフィンの二-ボードです。ダブルエンダーは現在、お気に入りのモデルですが、レスポンスの良さはシングルをかなり超えた感覚です。

ということはシングルのニーボードも「あり」ということです。

とりあえずはこのヴィンテージのシングルフィンニーボードから始めて、シングルフィンのニーボードの可能性を探ってみたいと思います。スタンディングではシングルをチョイスしているわけですから、同じ考え方をニーに持ち込んでも良いということです。

シングルのニーボード、かなり速いです。


上の動画で最初の方でパイポが登場します。木板を切り抜いて作る原始的な道具ですが、ムネくらいの波をパイポで滑るのはかなり特別な体験です。原始的で強烈な感覚を味わえ、そしてとにかく強烈に楽しいのです。

理由はわかりません。パイポでのサーフィンは五感に直接響いてくるようです。

パイポもいろんな人にぜひとも体験してもらいたい道具のひとつなんです。

さて、明日は午前中少し波乗りできそうですが私はお休み。薬指とフクラハギがまだ治っておりません。もうちょいです。この隙に歯のリペアも完了させてしまうことにします。





クリス・クリステンソンがシェイプするクラシックロングボード、ボネヴィルをサイトにアップロードしました。

長さは9’6”。カラーはクリアでウェットサンディングフィニッシュ。濃い色のレッドシダーストリンガーとデッキパッチがアクセントになったシンプルな外観です。

ボネヴィルの大きな特徴は、アウトラインとボトムにあります。

テール幅を広めにとっているので、センターからテールにかけてのラインがよりパラレルに近づいて、広めのテールとともにノーズライド時の安定感を出しています。

ボトムはフラット基調です。多くのクラシックロングボードに見られる、丸いドーム状のボトムではありません。もちろんフラットではなく、ノーズにはコンケーブが入っていて、テールにかけては緩いVEEが入っています。

ボトムがフラット基調のため、レールはソフトレールですがボトム側に若干ボリュームがあるシェイプになっており、ノーズやトリムでのコントロール性を高める意図を感じさせます。

スムースでキレのいいクラシックスタイルでのロングボーディングを連想させるシェイプが、ボネヴィルの特長です。クリステンソンはミッチ・アブシャーとこのモデルを開発したそうですが、まさにミッチのサーフィンのイメージがそれです。

ボードはボネヴィルじゃありませんがこんな…。


ボネヴィル、ホームページをご覧ください。クリステンソン、これからも少しずつ入荷してきます。



実はこういうボトムとレールのロングボード、以前にカツさんに削っていただいたことがあります。接水面がフラット基調なせいか、グライド感がとてもあります。丸いボトムで50/50レールのクラシックボードに比べると反応が良く、体重を乗せると柔らかくスムースに反応してくれます。





昨日はたっぷり楽しんできました。KKサーフボードのダブルエンダーとクリステンソンのC-HAGです。短いシングルフィンでのバックサイドは、イメージ出来てきました。少し間があきそうなので忘れないようイメトレしておこうと思います。

しかしロングボードはやっぱり楽しいですね。ダウンザラインで、直前まで乗っていたダブルエンダーの感覚でデッキを踏み込んでしまって、ちょっと反省。乗り方間違ってます。

C-HAGもいいですよ。

気持ちがいいので写真でも撮ろうと、帰りがけにいつものところに上ってみたら、工事のクレーンで景観ぶち壊しです。土嚢みたいなのを積み上げているけれど、これからの台風シーズン、あれ大丈夫なんでしょうか?


クレーンが入らない角度からもうひとつ。


海岸線はサーファーのためだけにあるものでは無いのは分かっていますが、慣れ親しんだところが変わっていくのを見るのは複雑な心境です。

最初に少し間があきそうと書いた理由はこれ。濃いムラサキ色の薬指です。


海から上がって、駐車場のクルマ止めにぶつけました。ぶつけた瞬間、なにやらパキッという音が聞こえました。

色も音も以前、左の足指を骨折したときと同じ 笑。幸いあのときの痛みはありませんが、走ると少々痛みます。

ちょうど、ベアフットランでフォアフット着地を意識しすぎてフクラハギを痛めたところだったので両方治るまでしばし休息です。

まあ、すぐ治っちゃいそうですが。

先日のフィンに続いて本体が遅れて到着しました。


クリス・クリステンソンのボネヴィルです。シンプルなクリアです。


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