MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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’FINE’という雑誌がありますが、この中の街紹介ページのテーマがメネフネのショップがある「町田」ということで、片隅にちょこっとだけ紹介していただきました。以前(かなり昔)はいろんな雑誌に載せていただいたり文章を書いたりもしたものですが、久しぶりなので何やら新鮮です。
FINEというと日焼けした3人、もしくは5人(奇数ですね)のモデルさんが、ギャルピースをしている表紙を思い浮かべてしまうのは、もうおっさんの証拠かな。すっかり今どきのサーフィン&ライフスタイルの雑誌に様変わりしています。(活字中毒ですが、雑誌はあまり…なので)
掲載された店を見ていると、新しく出来た店、私が今のショップをオープンした20数年前からあったお店などがいろいろで、個性的な店も多く、こうやって見ると町田も面白い街だなあと思います。
町田ってちょっとユニークな街です。駅はJRの横浜線(横浜-八王子)と小田急線(新宿-江の島、箱根湯本)の二路線が通っています。小田急線の乗降客数は新宿駅についで二番目の多さで、地方都市にしては多くの人が行き交う街でもあります。
地理的に神奈川県かと思われる節もありますが東京都です。私の住まいは神奈川県川崎市ですが、方角的には町田よりも東京寄りにあったりして、神奈川県と思われるのも仕方が無いのかとも思います。感覚が狂うというか、どこか変なのです 笑。
街の広がり方も変わっています。最近こそメネフネのショップがある場所の回りは、マンションばかりになってきていますが、少し前まで店の裏は老舗の和菓子屋さんだったり、職人さんの仕事場が並んでいたり(和菓子屋も仕事場も今はありません)、駅の方へ少し行くと町田名物のアーケードになっている仲見世商店街があったりと、駅から離れていても「駅前感」みたいな雰囲気が漂っています。
これはJRの町田駅があった名残りです。JRと小田急の駅が離れていて乗り換えが不便だということで、JRの駅が小田急線に近づく形で移転した結果、かつての駅前商店街だけが残された形になり、ひとつの街なのに駅前の雰囲気が二つあるのです。そんな街の成り立ちがあるので、町田駅の回りは広い範囲にお店がちらばっています。
かつてのJRの町田駅があったところは、私が車を置いている町田ターミナルパーキングという駐車場と、現在改装中のNINAというユニクロ所有の商業施設になっています(以前は東急ハンズ)。
メネフネが入っているビルもかつては、ジャズクラブのBLUE NOTEが入っていたり(今は南青山にありますね)、ホストクラブだったりとそういう街だったのです(avexもすぐ近くのマンションの一室から始まってます)。
今ではそんな雰囲気はすっかり無くなって宅地化(マンション化)していますが、ここのところ近くに増えてきたのが古着屋です。私はファッションはもうすっかり分かりませんが、聞けば知る人ぞ知るような有名店もあるそうです。言われてみれば、入店制限で入口に列が出来ているときもあります。先月は無人販売の古着屋なんてのもオープンしました。
私のところからはちょっと歩きますが、小田急線を越えたあたりにも古着屋が点在しています。都心より価格も安めで昔は「原宿の古着屋が(町田に)仕入れにくる」という冗談もあったくらいで、古着が好きな方は楽しめると思います。
サーフショップ的にはもっと海の近くがいいのかもしれませんが、回りにイロイロあって、イロイロ楽しめる街中のサーフショップというのもあっていいのかなあと選んだ場所です。ショップに遊びに来られるときには、町田という街のこともちょっと気にしてみてください。
ロングボードからミッドレングスやフィッシュ、ニーボードなどに乗り換えて、パドルがいまいちスムースじゃないという人。パドル力アップ云々の動画はいろいろありますが、そちらはとりあえず忘れて基礎をやりましょう。
短い動画で動きもシンプルなので、ちょっとだけ時間があるときなどさっと出来ます。簡単そうに見えますが、先生と全く同じ動きが出来たら絶対にパドル変わります。パドル出来るよ、という人も何か新しい気づきがあるはずです。
ボードが小さくなってパドルが安定しないのは、ボードと接している大きな部分、胸から骨盤までが安定しない(=体幹が使えていない)からです。この動画の動きは「胸から骨盤までの安定」という意識を高めてくれると思います。
それぞれの動きのポイントです。
1.呼吸(大事です)
吸う時は肺に空気を入れ、肋骨(胸郭)を広げるイメージで吸います。そのとき、お腹は股の間からみぞおちまで腹筋を引き上げていくイメージで引き締めます。
息を吐くときは、股の間から(お尻の穴を引き締める感じ(動画では骨盤底筋と言ってます))みぞおちにむかってさらに腹を引き締めていくイメージで腹を平らにします。
息を吸う時も吐くときも、腰の後ろに指が入るか入らないかくらいの隙間をキープします。床に仙骨、肩甲骨、後頭部がしっかり着いているのをキープします。
2.脚の動きと呼吸
脚を上げる、伸ばす、曲げる、回すとき、脚を動かすときは上の呼吸法で、呼吸と連動させます。動画の説明の通りにやってみてください。
動かすのは脚だけです。骨盤は固定、肩甲骨、肩は床に着けて固定。軽い負荷は腸腰筋などのインナーマッスルのトレーニングにもなるので、パドルだけでなく身体の動きが安定してきます。
3.背筋
顔を上げて背中を反らすときは、腰だけを反らさないように。腹筋を引き締め、背中の方向へ入れておく(お腹と背中がくっつき合うイメージ)と、腰だけが反るのを防げます。上体を上げるとき、恥骨を床に押し付けるイメージがあっても良いです。目線は前ではなく、少し前方の床です。
うつぶせで腕を動かすときは、肩甲骨が頭の方へ上がってこないように、下げた状態です。
上体をふらつかせずに脚と腕を動かすということは、体幹を安定させるということです。これがピッタリとできるようになったらパドルは安定します。まずは手足を動かしてもブレない体幹からです。
パドルの動きとは関係無さそうだし、ぜんぜんきつくない(おっさんでも出来るのがミソ)ので効いていないように思えるかもしれませんがパドルに効きます。絶対です。パドルだけでなく、日常生活でも身体の動きに芯が出来てきます。
やるのみです。
短い動画で動きもシンプルなので、ちょっとだけ時間があるときなどさっと出来ます。簡単そうに見えますが、先生と全く同じ動きが出来たら絶対にパドル変わります。パドル出来るよ、という人も何か新しい気づきがあるはずです。
ボードが小さくなってパドルが安定しないのは、ボードと接している大きな部分、胸から骨盤までが安定しない(=体幹が使えていない)からです。この動画の動きは「胸から骨盤までの安定」という意識を高めてくれると思います。
それぞれの動きのポイントです。
1.呼吸(大事です)
吸う時は肺に空気を入れ、肋骨(胸郭)を広げるイメージで吸います。そのとき、お腹は股の間からみぞおちまで腹筋を引き上げていくイメージで引き締めます。
息を吐くときは、股の間から(お尻の穴を引き締める感じ(動画では骨盤底筋と言ってます))みぞおちにむかってさらに腹を引き締めていくイメージで腹を平らにします。
息を吸う時も吐くときも、腰の後ろに指が入るか入らないかくらいの隙間をキープします。床に仙骨、肩甲骨、後頭部がしっかり着いているのをキープします。
2.脚の動きと呼吸
脚を上げる、伸ばす、曲げる、回すとき、脚を動かすときは上の呼吸法で、呼吸と連動させます。動画の説明の通りにやってみてください。
動かすのは脚だけです。骨盤は固定、肩甲骨、肩は床に着けて固定。軽い負荷は腸腰筋などのインナーマッスルのトレーニングにもなるので、パドルだけでなく身体の動きが安定してきます。
3.背筋
顔を上げて背中を反らすときは、腰だけを反らさないように。腹筋を引き締め、背中の方向へ入れておく(お腹と背中がくっつき合うイメージ)と、腰だけが反るのを防げます。上体を上げるとき、恥骨を床に押し付けるイメージがあっても良いです。目線は前ではなく、少し前方の床です。
うつぶせで腕を動かすときは、肩甲骨が頭の方へ上がってこないように、下げた状態です。
上体をふらつかせずに脚と腕を動かすということは、体幹を安定させるということです。これがピッタリとできるようになったらパドルは安定します。まずは手足を動かしてもブレない体幹からです。
パドルの動きとは関係無さそうだし、ぜんぜんきつくない(おっさんでも出来るのがミソ)ので効いていないように思えるかもしれませんがパドルに効きます。絶対です。パドルだけでなく、日常生活でも身体の動きに芯が出来てきます。
やるのみです。
悩ましいユーズドボードが入荷しました。何が悩ましいかと言うと、乗ってみたくて仕方が無い 笑。自分とお客さんと活さんとで作ったボードなので、どんなボードかよーく分かっているのです。カラーリングも好みですし 笑。
レングスは9’3”。ベースはクラシックログのB52ですが、ノーズライダータイプのB52とはロッカーを変えています。強くはありませんがボードのセンター付近から滑らかにテールまでロッカーが付けられています。ラウンドピンのテールとの組み合わせで、よりスムースに動いてくれます。
このテールのロッカーはTOTOとほぼ同じです。ボトムに加えられたスピードパートのシェイプもほぼ同じ。違うのはレールです。このボードはクラシックなソフトレール。エッジが無いソフトレールのルースさの分だけ、TOTOのスピードがスムースさに変わっているはず。
ノーズコンケーブは入っていません。ノーズからテールまでスムースに流れています。コンケーブが無いロングボードの滑り出しは、本当にスムースで速いです。自分が歴代乗ってきたログは全てコンケーブ無しでした。コンケーブが無くてもノーズは行けますが、このボードはそれよりも滑りのスムースさを第一に考えて作られています。
クラシックログにグライダーのスムースさを取り入れたロングボードです。コンディションはベリーグッドです。
ユーズドボードは、MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト チェックしてください。
暑い日が続いているのとは関係ありませんが、ここのところ熱量が高いお問い合わせが多いです。お話をしていると、こちらもついつい熱量が高くなってしまいますが、クールダウンしつつ今日はニーボードのお話です。
熱量が高くなるのはよーく分かります。ニーボードにいくら興味を持っていたとしても、ニーボードの話を出来る人は回りになかなか居ません。ネットも含め、あらゆるメディアでの情報がほとんど無いのは昔も今も同じです。
独りで悶々と…しないかもしれませんが、そんなところへ話が出来る人が見つかったらついつい…なのです 笑。私だって同じですもん。
ニーボードを始めて、20年くらい経ちます。なにしろ情報が無いので自分でやってみるしかありませんでした。海外のニーボードをチェックしてデータを取ったり(盗ったり?)もしましたが、裏付けが無いし、材料も違います。出来ることは自分たちで使える材料を使って、可能性をさぐる試行錯誤だけです。
活さんが作ってきた過去のニーボードを基にスタートして、そこに自分がイメージするマニューバができるセッティングを少しずつ組み込んでいく、そんなことを繰り返して辿り着いたのが現在のラインアップです。
最初はスワローテールでした。活さんが昔から作っていたアウトラインです。
スワローテールはオールラウンドです。マッシーな波でもスピードを付けやすく、レールの切り返しが速いのでキビキビした動きをしてくれます。アウトラインが直線的でテールワイドがあるので、ドライブを感じながら大きなラインをトレースしていってくれます。
ラウンドテールは、テールのカーブが重要です。
テールが絞られている分、スワローテールよりも水へ入っていくので、テールで思い切り切り込んで行くような加重ができます。えぐるような鋭角なターンが出来る反面、スムースさもあります。テールのカーブをトレースしていく滑らかさです。この二つの性格の間で、微妙なコントロールが可能です。
どちらもトライフィンですが、異なるテールラインで荷重に対するレスポンスを同じにするなら、フィンのセッティングを微妙に変える必要があります。それが分かったのも試行錯誤の繰り返しの中からです。
こういう経緯だったせいか、アタマの中はすっかりトライフィンになっていたのですが、ここに来て注目し始めたのが、シングルフィンです。
シングルフィンの面白いところは「自由と曖昧さ」みたいなものだと思います。センターフィンは横滑りを防いで、ターンの軸を作り出しているだけ。方向舵のサイドフィンが無い、レールの抵抗だけによるコントロールはかなり自由です。
スピードはおそらくシングルフィンが一番。膝立ちの低い目線では、それが増幅されます。速くて、自由にルースに動き回れる、そんなのがシングルフィンの面白さです。
膝立ちで目線が低いニーボードは、スピードと波のパワーをより強く感じます。波をグライド(滑走)する感触。レールとフィンが効いてドライブしている感覚。そういうものがダイレクトに伝わってきます。
ボードとの一体感が強いのもニーボードです。体幹の動きがダイレクトにレールとフィンに伝わっていき、そのレスポンスもまたダイレクトに伝わってきます。
ニーボードはサーフボードのカテゴリーのひとつではありますが、スタンディングでは見えない世界、膝立ちの姿勢と視線になって始めて見えてくる世界があるのも確かです。そんな諸々がニーボードが持っている独自性であり、魅力なのだと思います。
個人的には、肩の痛みで思うようにパドルができ無い時や、腰痛の時に多いに助けられたのもニーボードです。そんなユニバーサルな面も持っているのです。
熱量が高くなるのはよーく分かります。ニーボードにいくら興味を持っていたとしても、ニーボードの話を出来る人は回りになかなか居ません。ネットも含め、あらゆるメディアでの情報がほとんど無いのは昔も今も同じです。
独りで悶々と…しないかもしれませんが、そんなところへ話が出来る人が見つかったらついつい…なのです 笑。私だって同じですもん。
ニーボードを始めて、20年くらい経ちます。なにしろ情報が無いので自分でやってみるしかありませんでした。海外のニーボードをチェックしてデータを取ったり(盗ったり?)もしましたが、裏付けが無いし、材料も違います。出来ることは自分たちで使える材料を使って、可能性をさぐる試行錯誤だけです。
活さんが作ってきた過去のニーボードを基にスタートして、そこに自分がイメージするマニューバができるセッティングを少しずつ組み込んでいく、そんなことを繰り返して辿り着いたのが現在のラインアップです。
最初はスワローテールでした。活さんが昔から作っていたアウトラインです。
スワローテールはオールラウンドです。マッシーな波でもスピードを付けやすく、レールの切り返しが速いのでキビキビした動きをしてくれます。アウトラインが直線的でテールワイドがあるので、ドライブを感じながら大きなラインをトレースしていってくれます。
ラウンドテールは、テールのカーブが重要です。
テールが絞られている分、スワローテールよりも水へ入っていくので、テールで思い切り切り込んで行くような加重ができます。えぐるような鋭角なターンが出来る反面、スムースさもあります。テールのカーブをトレースしていく滑らかさです。この二つの性格の間で、微妙なコントロールが可能です。
どちらもトライフィンですが、異なるテールラインで荷重に対するレスポンスを同じにするなら、フィンのセッティングを微妙に変える必要があります。それが分かったのも試行錯誤の繰り返しの中からです。
こういう経緯だったせいか、アタマの中はすっかりトライフィンになっていたのですが、ここに来て注目し始めたのが、シングルフィンです。
シングルフィンの面白いところは「自由と曖昧さ」みたいなものだと思います。センターフィンは横滑りを防いで、ターンの軸を作り出しているだけ。方向舵のサイドフィンが無い、レールの抵抗だけによるコントロールはかなり自由です。
スピードはおそらくシングルフィンが一番。膝立ちの低い目線では、それが増幅されます。速くて、自由にルースに動き回れる、そんなのがシングルフィンの面白さです。
膝立ちで目線が低いニーボードは、スピードと波のパワーをより強く感じます。波をグライド(滑走)する感触。レールとフィンが効いてドライブしている感覚。そういうものがダイレクトに伝わってきます。
ボードとの一体感が強いのもニーボードです。体幹の動きがダイレクトにレールとフィンに伝わっていき、そのレスポンスもまたダイレクトに伝わってきます。
ニーボードはサーフボードのカテゴリーのひとつではありますが、スタンディングでは見えない世界、膝立ちの姿勢と視線になって始めて見えてくる世界があるのも確かです。そんな諸々がニーボードが持っている独自性であり、魅力なのだと思います。
個人的には、肩の痛みで思うようにパドルができ無い時や、腰痛の時に多いに助けられたのもニーボードです。そんなユニバーサルな面も持っているのです。
ショップに来られた方とBOOGIEのことを話していたら、改めてこのファットなボディを持ったツインフィンのことを書いてみたくなりました。今では活さんのシェイプのラインアップですっかりお馴染みの顔になっているBOOGIEですが、シェイパーの思い入れが詰まっているモデルでもあるのです。
BOOGIEの最初の一本が削られたのは2012年です。ミッドレングスに使うブランクスの「キモ」の部分だけを使っています。
ロッカーもボリュームバランスもほぼそのまま。ノーズからテールまでボリュームたっぷりです。これがBOOGIEのキャラクターを生み出しています。
形もシェイプも独創的なBOOGIEですが、そのデザインソースはと言うと1970年の初めごろまでさかのぼることになります。
ロン毛の人はヤング活さん。隣はリノ・アベリラです(活さんは普通に英語スピーカーですので、ちゃんとコミュニケーションできています)。
このときにリノ・アベリラが持ち込んだツインフィンがBOOGIEのベースになっています。その丸いノーズで幅が広いツインフィンが、日本の小さな波を驚くほどのスピードで走りまわっていたことが、ヤング活さんの頭の中に強烈に刻み込まれていたようです。
面白いのは同じことを、オーストラリアのマーク・リチャーズも言っていることです。サーファーズジャーナル日本版VOL.21 #5に、アンドリュー・キッドマンがマーク・リチャーズにインタビューしている記事が載っています。
そこに、マーク・リチャーズが最初のツインフィンをシェイプするきっかけになったエピソードが書かれています。こんな感じです。
「リノが持ち出してきたのは、クラシックなフィッシュスタイルのツインフィンでノーズが丸く、レールはストレート、テールは大きくて幅が広い。長さは5.6か5.8くらいで、小さな波の日にすさまじいスピードでラインを駆け抜け、アップアンドダウンして、波がほとんどなくなるショルダーまで乗りこなしてしまう…」
年代的には同じですので、おそらく同じボードか同じコンセプトで作られたボードを、活さんとマーク・リチャーズを見たのだと思います。(画像がおそらくそのボードです)
そのイメージを形にするため、使用するブランクス、ロッカーの取り方、ボトムの形状、それにフィンの形や取り付ける位置など、活さん自身が試行錯誤を繰り返して出来上がったのが、BOOGIEというモデルです。レングスは6’0のみというのも、他の長さを試した結果です。
KK FISHも、リノ・アベリラのそのツインフィンをイメージして作られたモデルです。2003年ごろですが、当時は最初のフィッシュブームが始まったばかりでした。当時、私も活さんにフィッシュ作りましょうと言ったことがありますが、ブームには乗らない活さんが独自の経験から作り出したフィッシュがKK FISHだったのです。(画像はKK FISHの最初の一本 2003年ごろ)

もう10年も作られているBOOGIEですが、10年の間そのままだったわけではありません。基本的な部分は変わりませんが、その後もいくつかのアイディアを試行錯誤し、良いものは取り入れてブラッシュアップされ続けてきました。
現在、ショップに置いてあるBOOGIEが最新版です。見た目は相変わらずファットなBOOGIEですが(笑)10年間の試行錯誤が詰まっているのです。
風が入った小波ですが、さすが上手に乗ってます。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
BOOGIEの最初の一本が削られたのは2012年です。ミッドレングスに使うブランクスの「キモ」の部分だけを使っています。
ロッカーもボリュームバランスもほぼそのまま。ノーズからテールまでボリュームたっぷりです。これがBOOGIEのキャラクターを生み出しています。
形もシェイプも独創的なBOOGIEですが、そのデザインソースはと言うと1970年の初めごろまでさかのぼることになります。
ロン毛の人はヤング活さん。隣はリノ・アベリラです(活さんは普通に英語スピーカーですので、ちゃんとコミュニケーションできています)。
このときにリノ・アベリラが持ち込んだツインフィンがBOOGIEのベースになっています。その丸いノーズで幅が広いツインフィンが、日本の小さな波を驚くほどのスピードで走りまわっていたことが、ヤング活さんの頭の中に強烈に刻み込まれていたようです。
面白いのは同じことを、オーストラリアのマーク・リチャーズも言っていることです。サーファーズジャーナル日本版VOL.21 #5に、アンドリュー・キッドマンがマーク・リチャーズにインタビューしている記事が載っています。
そこに、マーク・リチャーズが最初のツインフィンをシェイプするきっかけになったエピソードが書かれています。こんな感じです。
「リノが持ち出してきたのは、クラシックなフィッシュスタイルのツインフィンでノーズが丸く、レールはストレート、テールは大きくて幅が広い。長さは5.6か5.8くらいで、小さな波の日にすさまじいスピードでラインを駆け抜け、アップアンドダウンして、波がほとんどなくなるショルダーまで乗りこなしてしまう…」
年代的には同じですので、おそらく同じボードか同じコンセプトで作られたボードを、活さんとマーク・リチャーズを見たのだと思います。(画像がおそらくそのボードです)
そのイメージを形にするため、使用するブランクス、ロッカーの取り方、ボトムの形状、それにフィンの形や取り付ける位置など、活さん自身が試行錯誤を繰り返して出来上がったのが、BOOGIEというモデルです。レングスは6’0のみというのも、他の長さを試した結果です。
KK FISHも、リノ・アベリラのそのツインフィンをイメージして作られたモデルです。2003年ごろですが、当時は最初のフィッシュブームが始まったばかりでした。当時、私も活さんにフィッシュ作りましょうと言ったことがありますが、ブームには乗らない活さんが独自の経験から作り出したフィッシュがKK FISHだったのです。(画像はKK FISHの最初の一本 2003年ごろ)
もう10年も作られているBOOGIEですが、10年の間そのままだったわけではありません。基本的な部分は変わりませんが、その後もいくつかのアイディアを試行錯誤し、良いものは取り入れてブラッシュアップされ続けてきました。
現在、ショップに置いてあるBOOGIEが最新版です。見た目は相変わらずファットなBOOGIEですが(笑)10年間の試行錯誤が詰まっているのです。
風が入った小波ですが、さすが上手に乗ってます。
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明日の午前9時の予想図。台風からのうねりは明日の昼くらいから届き始めると思います。問題は風です。太平洋高気圧による南風に加えて、この暑さが引き起こすサーマルウィンドで当分はオンショアがしっかり吹いてしまいそうです。早朝の風が弱い時間帯狙いが良いんじゃないでしょうか。
私は明後日が健康診断で、明後日は午前中に家の工事に立ち会う予定なので行けそうにありませんが、風吹きそうだし、まあいいかなという感じです。
最初からオンショアと割り切っていれば、楽しめるんじゃないかと思います。オンショアは後ろから風が押してくれるのでパドルが弱くなったおっさんにはいいかもです 笑。あとはワイプアウトしたときにボードが風で飛んでくるかもしれないので、海面に急に顔を出さないように注意するくらいですか。
夏のオンショアは仕方ないですね。しばらくオンショア続いているので、エボシも注意しときましょう。
話は変わって、久しぶりに古いハルのシークエンスを見ていて思ったのは、そろそろ出来上がってきそうな、6.8のダイアモンドテールのことです。
6.8のダイアモンドテールはハルシェイプじゃありませんが、あんな感じで乗ってみようと思っています。だって、かっこいいじゃないですか 笑。
ハルと違ってボトムはコンケーブが通っているし、レールやテールでのコントロール性はしっかりしていますが、動きは最低限に抑えて、活さんが作ったボトムが滑る感触を楽しみたいと思っています。
肩と腰はもう大丈夫そうです。復活です(たぶん 笑)。
ウェットスーツのリペアが戻ってきました。今回はZEROのエアドーム。保温性が高く、着心地良く、動きやすい、自分でも長年使っているお勧めのウェットスーツのひとつです(AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、それぞれに特長があります)。
リペアした箇所は股の部分。波待ちのときには、ボードの上にまたがって伸ばされ、ボードのデッキにお尻にかかる体重で押し付けられ、さらに脱ぐときに引っ張られることが多いところです。伸ばされ、体重とボードの浮力の両方で圧迫される生地にとってはストレスが多いところです。
ウェットの生地はそれぞれが独立した小さな気泡をたくさん含んだ、独立気泡体と呼ばれる構造になっています。このブログを読んでいただいている方ならそんなことくらい、よーくご存知だと思います。お友達より、ウェットスーツのことには詳しいはずです 笑。
試みに独立気泡体とググってみたら、
「独立気泡体とは気泡同士がつながっておらず、独立した構造の発泡体です。反対に、気泡同士がつながった構造を「連続気泡(Open cell )」と呼びます。独立気泡は内部の空気が抜けにくい為、適度な反発性、形状回復の速さ、非吸水性、防水性などが特徴です。」
という記述が出て来ました。
その通りです。ひとつ加えるなら、気泡体の分だけ空気を含むので保温性があります。ウェットが暖かい理由です。気泡が増えるとより軽く、より柔軟性が高い素材になります(耐久性は落ちます)。
上の文章の中に「連続気泡体」とありますが、独立気泡体のウェット生地が伸ばされ、圧迫されるというストレスがかかると、少しずつ気泡のあいだの壁が破れ気泡同士がつながり始めます。使用によってそれが繰り返されると、だんだんと連続気泡体の構造になってきます。
そうなると、生地に穴が無くても水が浸み込んでくるようになってきます。見た目では生地に異常が無いので縫い目から入ってくると考える方が多いのですが、実際はつながった気泡体を通して生地から浸みこんでくることがほとんどです(これ絶対どこかに穴空いてるでしょ?というくらいに浸みてきます。経験ありです。)
この部分を新しい生地と交換することで、浸水の多くをストップすることができます。他の部分はそのままなので新品と同じレベルまでは無理ですが、水が浸み込んでお尻が冷たいことからは解放されます。
修理後にまだ微妙に水が浸みてくるという程度なら、例のSURF GRIPのインナーがあればシャットアウトすることができます。2シーズンくらいは寿命が延ばせると思います。
外気温35度ですが、冬のウェットで気になるところがあれば今のうちにご相談ください。AXXE CLASSICなら、8月いっぱいリペアは10%オフです。涼しくなってくるとウェットスーツのリペアはぐんと時間がかかるようになりますので、お早目がお勧めです。
カツカワミナミサーフボード、PRIMO8’4”、MINI6’8”入荷。
ユーズドボード、お値下げしました。
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サーフィンは難しいスポーツだと良く言われます。その主な理由は他のスポーツと比べると、上達するのに時間がかかるからだと思います。海のそばに住んでいて、ジョギングや散歩をするように毎朝海に入ることができる環境があれば別ですが、多くの人は海に入るためには多くの時間が必要です。
仕事があってまとまった時間というと、休日や半休ということになってきます。休日と言っても、おそらくはその中での時間のやりくりもあると思います。そこからさらに、海に入って波に乗っている時間というとほんの僅かです。ほとんどは波を待って浮いているだけか、パドリングをしているかで、しかも初心者ほど乗れない。
思うように練習するのが難しい。大変なのです。
それでうねりからテイクオフするタイミングをつかめと言われても、ヘタするとそれだけで一年くらいかかります。やっぱり大変です。
続かずに止めてしまう人もいるのかもしれませんが、多くの人はそれでも惹きつけられるように海へ向かいます。難しいけれどそんなチカラ、何か不思議なチカラで人を惹きつける魅力がサーフィンにはあるのです。社会生活の中で忘れかけた、人の中に残っているワイルド(野生)な部分が刺激されるのかもしれません。
普段の生活の中でも海(自然)を感じるようになったら「サーファー」の誕生です、波乗りのレベルは関係ありません。うねりと流れがある海の中で自由に動き回れることができる自分の身体をイメージし始めるはずです。
筋力や持久力アップのためのトレーニングや、波乗りの後のカラダのメンテナスのストレッチなど、私自身のことを言うと波乗りを通して覚えたことことばかりです。波乗りやっていなければ、身体を動かすことは好きなのである程度のトレーニングはしたかもしれませんが、おそらくそれだけだったと思います。
私は9月で59歳になります。来年は還暦です。腰や肩の故障は人並みにあります。体力の衰えを感じることもあります(特に持久力と回復力かな)。
それでも「ピラティスとサーフィン」というタイトルの通り、新しいアプローチに出会って自分が変わり始めているのを感じます。ピラティスを始めたのは一年半前ですが、波乗りは確実にレベルアップしています。レベルアップ、上達したというより、アプローチが変わってきたとでも言うほうがしっくり来そうにも思います。
波の上でやっていることは変わりませんが、身体がコアの部分から使ってチカラを出せている感覚があります。体幹の意識がそれまでよりも強くなり、そこをパワーハウスとして使って、そのチカラをしっかりと脚や腕へと伝えることができる感じです。そしてそれにプラスして、波乗り後のカラダへのダメージ(主に、腰や首など)を感じることが少なくなりました。
加齢で身体のパフォーマンスの衰えをなんとかしたいと考えている人が継続して行えば、かなり効果があると思います。
BALANCED BODYというピラティスの大きな団体の一つが運営している「THE CORE」というウェブマガジンがあるのですが、先日そこに「ピラティスとサーフィン」という記事が出ていました。

https://thecore.balancedbody.com/pilates-and-surfing/
「自分のカラダ」に興味がある人はぜひ読んでみてください。ブラウザの翻訳機能を使って、ざっと訳したものを最後に載せています。私もこの記事を書いた人と同じことを感じています。
サーフィンと違い、ピラティスを理解し上達するのは正しい教えがあれば、それほど難しいことではありません。初級のエクササイズでも、繰り返すうちに身体に対する意識や、身体の使い方が変わってくるのが分かると思います。一般的なエクササイズでは上級に進むと負荷が大きなもの(より重いウェイトなど)になってきますが、ピラティスは強さだけが目的ではありません。
もちろん難易度が高いエクササイズもあります。でもそれは筋力の強さばかりではなく、骨格を意識した身体の使い方、姿勢などを正しい位置と正しい使い方で行わないと成功しないものです。強さと柔軟性、正しい姿勢など全ての要素が正しく行われる必要があるのです。(これはイコール、理論的で理解しやすいということです。)
これらの要素は、波乗りをしているときだけではなく、日常生活での身体の動きを正しく整えてくれます。波乗り(スポーツ)のパフォーマンスは向上し、日常での身体の痛みが無くなる(もしくは軽減される)のです。ピラティス以外の、他のトレーニングのときにもきっと役にたってくれると思います。
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ピラティスとサーフィン
ジェイミー・アイザック
ピラティスは現在、NFLプレーヤーからオリンピックのアイスダンサーまで、多くのエリートアスリートにとって重要なトレーニングのひとつです。現在、世界最高のサーファーの何人かに採用されているのを見るのは興味深いことです。
ピラティスの強い支持者であるケリー・スレーターは昨年、50歳の誕生日の前日にパイプラインマスターズで優勝しました。2度の世界チャンピオンに輝いたカリッサ・ムーアも、ピラティスのエクササイズを活かしています。
ピラティスの考え抜かれたトレーニングシステムは、運動パターン、筋肉機能、身体感覚の認識を発達させ、技術の習得とスタイル、フォームなどに良い影響をもたらします。
すべてのスポーツには、それぞれ個別のプログラムが必要であり、ピラティスはそれをすべて行うことはできません。しかし、ピラティスはそれぞれの競技者にキーとなるたくさんの要因とヒントを提供しています。
一般のサーファーは世界タイトルを争う必要はありません。
私にとって、ピラティスは私のサーフィンの素早いゲームチェンジャーでした。ボードから落ちることが少なくなり、ターンは強くなりました。危険な波にも自信が付き、パドリングが強くなったのは言うまでもありません。私はより速くパドルし多くの波をキャッチし、サーフィンがさらに楽しめるようになりました。
どのレベルのサーファーでも、ピラティスをトレーニングに追加すると、上達が速くなります。
ピラティスはストレッチ、ストレングス(強さ)、コントロールの3つの言葉で要約されます。サーフィンにおいて、ストレッチ(機動性/柔軟性)と強度のバランスをもたらし、パフォーマンスの安定性をもたらします。
筋肉の強度に焦点を合わせすぎると、不均衡が生じ、流動的な動きを伴う柔軟性が損なわれます。機能的なコンプレッション(体をバネのように使う)、リズム、タイミングにより、単なる力強さだけでは無くスムース美しい身体の動きが生まれ、よりスムーズで、よりスタイリッシュなサーフィンが可能になります。
スピード、パワー、フローがパフォーマンスの基準である競技サーフィンでは、柔らかさと強さのバランスが崩れると、マニューバのコントロールが低くなります。
ここでもパワーハウス(体幹)が重要です。ピラティスのコアコンディショニング要素を意識(体幹の動きへの意識)すると、動きの中心が安定して、パワーとフローを促進することができます。これにより手足を自由に動かすことができるようになるため、より流れるようなサーフィンが可能になります。
身体の中心、つまりパワーハウス(体幹)から動かすことで、波の変化にスムーズに対応し、サーフボードを介して波と繋がりながらよりパフォーマンスを明確に表現できるサーファーが作成されます。
しかし前に述べたように、私たちのピラティスの練習はタイトルを争うためではありません。
サーフィンは人生において大きな喜びであるのは言うまでもありませんが、ピラティスはその喜びを最大限に享受する力を与えてくれ、日々にインスピレーションと笑顔があふれる生活もたらしてくれます。
目標が何であれ、スポーツや人生で勝利の優位性を提供する可能性をもたらすのがピラティスなのです。
仕事があってまとまった時間というと、休日や半休ということになってきます。休日と言っても、おそらくはその中での時間のやりくりもあると思います。そこからさらに、海に入って波に乗っている時間というとほんの僅かです。ほとんどは波を待って浮いているだけか、パドリングをしているかで、しかも初心者ほど乗れない。
思うように練習するのが難しい。大変なのです。
それでうねりからテイクオフするタイミングをつかめと言われても、ヘタするとそれだけで一年くらいかかります。やっぱり大変です。
続かずに止めてしまう人もいるのかもしれませんが、多くの人はそれでも惹きつけられるように海へ向かいます。難しいけれどそんなチカラ、何か不思議なチカラで人を惹きつける魅力がサーフィンにはあるのです。社会生活の中で忘れかけた、人の中に残っているワイルド(野生)な部分が刺激されるのかもしれません。
普段の生活の中でも海(自然)を感じるようになったら「サーファー」の誕生です、波乗りのレベルは関係ありません。うねりと流れがある海の中で自由に動き回れることができる自分の身体をイメージし始めるはずです。
筋力や持久力アップのためのトレーニングや、波乗りの後のカラダのメンテナスのストレッチなど、私自身のことを言うと波乗りを通して覚えたことことばかりです。波乗りやっていなければ、身体を動かすことは好きなのである程度のトレーニングはしたかもしれませんが、おそらくそれだけだったと思います。
私は9月で59歳になります。来年は還暦です。腰や肩の故障は人並みにあります。体力の衰えを感じることもあります(特に持久力と回復力かな)。
それでも「ピラティスとサーフィン」というタイトルの通り、新しいアプローチに出会って自分が変わり始めているのを感じます。ピラティスを始めたのは一年半前ですが、波乗りは確実にレベルアップしています。レベルアップ、上達したというより、アプローチが変わってきたとでも言うほうがしっくり来そうにも思います。
波の上でやっていることは変わりませんが、身体がコアの部分から使ってチカラを出せている感覚があります。体幹の意識がそれまでよりも強くなり、そこをパワーハウスとして使って、そのチカラをしっかりと脚や腕へと伝えることができる感じです。そしてそれにプラスして、波乗り後のカラダへのダメージ(主に、腰や首など)を感じることが少なくなりました。
加齢で身体のパフォーマンスの衰えをなんとかしたいと考えている人が継続して行えば、かなり効果があると思います。
BALANCED BODYというピラティスの大きな団体の一つが運営している「THE CORE」というウェブマガジンがあるのですが、先日そこに「ピラティスとサーフィン」という記事が出ていました。
https://thecore.balancedbody.com/pilates-and-surfing/
「自分のカラダ」に興味がある人はぜひ読んでみてください。ブラウザの翻訳機能を使って、ざっと訳したものを最後に載せています。私もこの記事を書いた人と同じことを感じています。
サーフィンと違い、ピラティスを理解し上達するのは正しい教えがあれば、それほど難しいことではありません。初級のエクササイズでも、繰り返すうちに身体に対する意識や、身体の使い方が変わってくるのが分かると思います。一般的なエクササイズでは上級に進むと負荷が大きなもの(より重いウェイトなど)になってきますが、ピラティスは強さだけが目的ではありません。
もちろん難易度が高いエクササイズもあります。でもそれは筋力の強さばかりではなく、骨格を意識した身体の使い方、姿勢などを正しい位置と正しい使い方で行わないと成功しないものです。強さと柔軟性、正しい姿勢など全ての要素が正しく行われる必要があるのです。(これはイコール、理論的で理解しやすいということです。)
これらの要素は、波乗りをしているときだけではなく、日常生活での身体の動きを正しく整えてくれます。波乗り(スポーツ)のパフォーマンスは向上し、日常での身体の痛みが無くなる(もしくは軽減される)のです。ピラティス以外の、他のトレーニングのときにもきっと役にたってくれると思います。
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ピラティスとサーフィン
ジェイミー・アイザック
ピラティスは現在、NFLプレーヤーからオリンピックのアイスダンサーまで、多くのエリートアスリートにとって重要なトレーニングのひとつです。現在、世界最高のサーファーの何人かに採用されているのを見るのは興味深いことです。
ピラティスの強い支持者であるケリー・スレーターは昨年、50歳の誕生日の前日にパイプラインマスターズで優勝しました。2度の世界チャンピオンに輝いたカリッサ・ムーアも、ピラティスのエクササイズを活かしています。
ピラティスの考え抜かれたトレーニングシステムは、運動パターン、筋肉機能、身体感覚の認識を発達させ、技術の習得とスタイル、フォームなどに良い影響をもたらします。
すべてのスポーツには、それぞれ個別のプログラムが必要であり、ピラティスはそれをすべて行うことはできません。しかし、ピラティスはそれぞれの競技者にキーとなるたくさんの要因とヒントを提供しています。
一般のサーファーは世界タイトルを争う必要はありません。
私にとって、ピラティスは私のサーフィンの素早いゲームチェンジャーでした。ボードから落ちることが少なくなり、ターンは強くなりました。危険な波にも自信が付き、パドリングが強くなったのは言うまでもありません。私はより速くパドルし多くの波をキャッチし、サーフィンがさらに楽しめるようになりました。
どのレベルのサーファーでも、ピラティスをトレーニングに追加すると、上達が速くなります。
ピラティスはストレッチ、ストレングス(強さ)、コントロールの3つの言葉で要約されます。サーフィンにおいて、ストレッチ(機動性/柔軟性)と強度のバランスをもたらし、パフォーマンスの安定性をもたらします。
筋肉の強度に焦点を合わせすぎると、不均衡が生じ、流動的な動きを伴う柔軟性が損なわれます。機能的なコンプレッション(体をバネのように使う)、リズム、タイミングにより、単なる力強さだけでは無くスムース美しい身体の動きが生まれ、よりスムーズで、よりスタイリッシュなサーフィンが可能になります。
スピード、パワー、フローがパフォーマンスの基準である競技サーフィンでは、柔らかさと強さのバランスが崩れると、マニューバのコントロールが低くなります。
ここでもパワーハウス(体幹)が重要です。ピラティスのコアコンディショニング要素を意識(体幹の動きへの意識)すると、動きの中心が安定して、パワーとフローを促進することができます。これにより手足を自由に動かすことができるようになるため、より流れるようなサーフィンが可能になります。
身体の中心、つまりパワーハウス(体幹)から動かすことで、波の変化にスムーズに対応し、サーフボードを介して波と繋がりながらよりパフォーマンスを明確に表現できるサーファーが作成されます。
しかし前に述べたように、私たちのピラティスの練習はタイトルを争うためではありません。
サーフィンは人生において大きな喜びであるのは言うまでもありませんが、ピラティスはその喜びを最大限に享受する力を与えてくれ、日々にインスピレーションと笑顔があふれる生活もたらしてくれます。
目標が何であれ、スポーツや人生で勝利の優位性を提供する可能性をもたらすのがピラティスなのです。
AC SHAPEのSLIDEモデル。テストボードです。サイズは9’2”で最初の一本とほぼ同じサイズ感です。最初のSLIDEと違うのは、ロッカーだけ。ちなみに色も同じですが、こちらはティント。同じラミネートでティントとピグメントでは見え方がこんなに変わってきます。
SLIDE #1 です。ピグメントとティント、どっちが好きですか?
SLIDE #2のボトムです。 ぱっと見では分かりませんが、よーく見ると着色部分のストリンガーの見え方で違いが分かります。こっちのSLIDEをブログで紹介するときは、SLIDE#2にします。
ロッカーの違いは画像では良く分からない部分ですが、一番違いが出る部分です。でもはっきりとお見せできないというのがロッカーです。言葉としては皆さん知っている「ロッカー」ですが、サーフボードを分かりにくくしている部分の一つだと思います。
ロッカーが強い、弱いという表現はかなり抽象的です。大事なのはどういう入り方をしているか。シェイパーがそれをどう扱っているかという部分です。
おそらく強弱よりもロッカーの違いでどんな波乗りになるのかということをお伝えする方が分かりやすいのではないかと考えています。ロッカーの種類はそれほど多くはありません。どのロッカーを使っているのか、それをどのようにシェイパーが扱っているのかということが分かれば、ボードを理解する助けのひとつになります。
そのためのテストボードで、そういう部分を確かめることが私たちの役割だと思っていますが、それ以上にサーフボードに対して湧いてくる興味の一部、要は好きということなんですが 笑。
さて、明日の朝は、今朝よりも多少は台風からのうねりの反応が良くなるんじゃないでしょうか。今日はひざくらいだったので、モモコシくらい?潮が少ないのは早朝で、気温が上がるとサーマルウィンドが吹き始めるので海へ行くなら早い時間が良いと思います。
明日は定休日で、いつもならシェイプルームへ行くのですが、今週は活さんご不在です。フランスのお友達のところへ行っちゃいました。今回は海は無しで、パリとボルドーだそうです。相変わらずのコスモポリタンぶりです。画像は先週末。ご自宅前での海水浴の模様ですが、海パンはヤンガーか?(知ってます?)。TOTO良いですよー、というメッセージ付きでした。
SLIDE#2に一応はワックス塗ったのですが、もう少し様子を見ながらピラティスで整える方がいいかな(腰です)。
塗ったのはFU WAXですが、このくらいの薄塗りで大丈夫です。
ベースコートです。9.2のロングボードでこのくらい。トップコートも同じくらいの塗る量で、トラクションは十分。トランククス一枚だと、ムネとヒザにすり傷できます。
FU WAXは@¥990とお高いですが、使用量が少ないのでツブツブを作るワックスよりもお安いんじゃないかと思います。無くさないように私はジッパー付きのビニール袋に、硬さで分けて保管してます。
薄塗りはの利点はもうひとつ、おっさんの肩にも優しいのです。
さて明日はどうするかな。
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お知らせ:7月25日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。
腰がだいぶ良くなってきたので、今日はウォーキングからランニングにステップアップ。走ると言っても歩くのに毛が生えた程度のスピードです。ゆっくりと木陰をたどりながら走りますが、それでも汗が吹き出してきます。
日差しを遮るものが無い場所へ出たときの、太陽の光がじりじりと肌を焼くような感触がたまりません 笑。
ウォーキングだと、どこか物足り無いのはやっぱり汗の量です。全身びっしょり汗をかくのが気持ちいいのです。汗をたくさんかくと肌の温度が下がるから、ランニングの方が気持ちいいのかな?
7キロちょっとを一時間かけてゆっくり走ります。丘のてっぺんにはこんな建物があります。
今回、どうして腰が痛くなったのかということに全く思い当たるところが無かった(しかも妙に長引いてます)のですが、原因がなんとなーく分ってきたような気がしています。原因はたぶんアレ 笑。改善できたら、ご報告したいと思います。
早く動けるようにならなくちゃ。
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ウォーキングだと、どこか物足り無いのはやっぱり汗の量です。全身びっしょり汗をかくのが気持ちいいのです。汗をたくさんかくと肌の温度が下がるから、ランニングの方が気持ちいいのかな?
7キロちょっとを一時間かけてゆっくり走ります。丘のてっぺんにはこんな建物があります。
今回、どうして腰が痛くなったのかということに全く思い当たるところが無かった(しかも妙に長引いてます)のですが、原因がなんとなーく分ってきたような気がしています。原因はたぶんアレ 笑。改善できたら、ご報告したいと思います。
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