MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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フィッシュのニーボードを作ってくださいというご依頼をいただきました。ご存知のことと思いますが、フィッシュのルーツはニーボードです。最近は長いフィッシュも多いですが、オリジナルは短くて幅が広い、ずんぐりむっくりとした形です。元がニーボードだったから、そういう形になったとも言えます。

フィッシュはそもそもはこんなサーフィンをするために作られたのです。

フィンを履いてボードの上にヒザを着いて乗ると、ボードからはみ出して引きずってしまうフィンをボードの上に収納するために生まれてきたテールの形がフィッシュテールです。

同じサンディエゴのボブ・シモンズのデュアルフィンと、ミランドンのツインピンがデザインソースになっているであろうということは多いに考えられますが、フィッシュはそんなデザインを継承して、今も乗られているのです。

そのフィッシュのルーツに戻ってのニーボードです。レングスは 5’4”ですが、そのサイズでどう作っていくかというのを思案中です。フィッシュの形のニーボードは自分で乗っていたので、それがとても良く機能してくれるのは体験済みです。

最近作ったスワローテールのトライフィンが最高だと言っておりますが、フィッシュのニーボードはまたそれとは違う個性で楽しませてくれます。

スタンディングのサーフィンでもフィッシュ特有のマニューバや、乗っているときの感覚は他のデザインのサーフボードとは全く違うものです。縦横比が低い、短く幅が広い直線的なアウトラインと、キールフィンの独特の形状とセッティングがそれを生み出しているのですが、フィッシュ特有の感覚がさらに強調されるのがニーボードです。

10年ほど前に、自分でシェイプしたニーボードです。サイズは、5’0 x 22”1/2~23”


私のアウトラインじゃなんだかなあと思って探していたら、もうひとつあったのを思い出しました。さらに昔にさかのぼって2006年。これは活さんシェイプの 5’4” x 21”1/4~1/2。


自分のシェイプは脇へ置いておくとしても、フィッシュのニーボードに両ひざを着いて乗るとグライドする感覚、ドライブする感覚がより強烈に伝わってきます。5’4”の長さがあれば、緩めの波も走ってくれると思いますが、波が掘れてくるともう最高です。フィッシュのニーボードにしかない感覚がもうビンビンです。ビーチブレイクのインサイドチューブなんか最高だと思います。上のリズさんみたいに突っ込んじゃいましょう。

活さんにシェイプしていただいた 5’4”を元に、幅を少し広げてみようと考えています。動きも良いしで、思い出していたら真面目な話、自分でも欲しくなってきました。次はスワローテールと同じロッカーでラウンドピンを作るつもりですが、その次はフィッシュにしようと思います。先々のお楽しみです。

スタンディングのフィッシュというと、BONITA フィッシュとKK フィッシュです。KK フィッシュはどちらかと言うと、クラシックなフィッシュからほんの少しだけ進んだ、ツインフィン寄りの性格です。クラシックなのはBONITA フィッシュです。

BONITA フィッシュは、マニューバを考えた片面がフラットのシングルフォイルと、よりストレートなダブルフォイルのどちらかを選ぶことができます。店のストックがダブルフォイルなのは、よりオリジナルのフィッシュらしい感覚で乗ってもらいたいからです。座って乗ったってOKです。

座っていれば動画と同じようにできる(かも)。KNEE FISH、楽しみにしていてください。



MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
STEAMERウェットスーツ 年内納めで承ります。
期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。












カツカワミナミサーフボード PRIMOモデル8’4”アップしました。MENEHUNE BEACH STOREのウェブサイトでご覧ください。と、すぐに見に行っていただいてもいいですが、お気に入りの8’4”です。しつこいと言われてもご紹介させてもらいます。

8’4”の最初の一本は2009年くらいでした。私はと言うとその頃はずっと7’3”や6’9”だったのですが、それが8’4”に伸びたのが2015年です。作って最初に乗った波が9月の台風のコレでした。最初っからずっと乗っていたみたいに調子良く、初めがずいぶん良い波だったもんですからもう一発でお気に入りになってしまったという訳です。2015.9.28


それからです。私が8’4”、エイトフォーと言い始めたのは。

パドルはロングと変わらないので、波が大きくても沖に出るのが速い。波のかわし方はロングボードと同じなので慣れたものです。

波のキャッチもロングボードと同じくらいに速いので滑り出しにも安心感があります。それプラスして、7’3”のプリモと同じくらいに良く動いてくれるのですから、すっかり8’4”に夢中になってしまいました。波が小さいときにも面白いのは言うまでもありません。

その頃はログに戻ってきたばかりでしたが、波のサイズが上がったときに8’4”のプリモだと、そのログと同じ意識で違和感無く波乗りできるのが気に入っていたのです。

8’4”のサイズはいろんな人に勧められると思います。乗り始めたときの私と同じように、クラシックなシングルフィンのロングボードに乗っている人には最初からかなり面白いと思います。ミッドレングに乗っている人なら、ゲットアウトもテイクオフもさらにイージーに楽しめるようになります。

何かの事情で海に行ける回数が限られてしまう人には、ブランクがあっても楽しめるボードになり得ます。実際にそうやって楽しんでいる人もおられます。

現在の私みたいに歳とってきて、逆に浮力が大きくても重たいログが大変になってきた人なんかには最高です 笑。それでもよーく走って、よーく動いてくれます。

多くのコンディションで楽しめて、乗り手に対してもフレンドリーなのだと思います。それに見た目もカッコいい。

本当に良いですよ、プリモ8‘4“。








プリモ8’4”のストックボードが入荷しました。久しぶりですが改めて見ていると、やっぱりコレだよな~と思います。上の画像でも分かってしまう特徴的なボトムとレール、8’4”のなんとも言えないボリューム感の、大きすぎずも小さくもない絶妙さ。同じサイズを何本も乗り継いできているからというのもありますが、やっぱりコレです 笑。

カラーもきれいな発色でラミネートしていただきました。日本の色で桑染(くわぞめ)というくすんだ黄色です。ケルプにも似ていますが微妙な違いがあると思います。

デッキはノーロゴでボトムにひとつ、白です。


今日は暗くなってしまったので、明日また撮影してアップしますのでお楽しみに。


波はすっかり無くなってしまいました。昨日も少しできるかと、リペアボードのすき間に8フィートを忍ばせておりましたが、痛い足首を悪化させてまで入るような波でも無かったので仕事に専念しておりました。

その足首ですが、触ると結構痛くても歩くのは平気なくらいに治ってきました。当たったときには骨に影響あったら嫌だなと思っていましたが大丈夫そうです。

さすがにまだガシガシ走るのは心配なので、今朝はピラティスをみっちり1時間。負荷が強い動きだと1時間でかなり効いてきます。

ピラティスが他のエクササイズや筋トレと違うと感じるのは、故障しているところが改善してくるところです。最近、良く動いていたせいか今朝起きると腰が痛くて嫌な感じがあったのですが、ピラティスを終えた1時間後はそれもすっきり消えてしまっていました。

他でこんなことは経験したことはありません。でも実際に辛いこともあった腰痛は軽くなっているし、右股関節の痛みは無くなって可動域は左側と同じくらいになってきています。さすがに、50肩はどうだか分かりませんが、ピラティスを始めたのは50肩真っ最中の今年の1月です。それが3月の終わりには痛みが取れて、普通にパドル出来るようになっていました。五十肩に効いた可能性としてはゼロではありません。

「10回で違いを感じ、20回で見た目が変わり、30回で体のすべてが変わる」は本当でした。

現時点のレベルで一番大事だと思うのは呼吸法です。呼吸で体幹をコントロールしますが、それと身体の動きを連動させることが一番重要だと常に意識しながらやってます。一見簡単に見える動き、例えば足を真っすぐ持ち上げるだけの動きでも呼吸(=体幹)が連動できていれば、負荷は大きいのと同時に背骨を正しい姿勢に保つことができます。

それが筋肉と同時に、腰痛などに効いているんじゃないかと思っております。

長年、腰痛持ちだった私は背筋を使う筋トレ「うつ伏せで腰を反らせて胸を持ち上げるような動き」をすると、腰にピキッと痛みが走るのが恐ろしくて全く出来ませんでした。それが平気でできるようになったのもピラティスのおかげで、腰痛を改善するという証拠のひとつだと思っています。

腰を反るときに腹筋で腰を守るように使っているのですが、パドルしているときも同じように意識しています。波乗りの後の腰へのダメージがほとんど無くなったのはそのおかげだと思います。

おかげでなんだか元気です。元気過ぎて逆に身体がついていかないという不思議な現象が起きております 笑。

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夜明けの時間。サイズはありますが、まとまりが無いうねりとは言えない波が次々と押し寄せてきます。沖にでるのも大変そうで、沖に出たとしてもまともな波乗りは出来なさそうです。

ちょっと早過ぎました。経験上、今日見たいなときは待てばそれほど時間はかからずに落ち着くはずなので、しばし時間稼ぎで他のポイントはどんな風になっているのかと海岸線をドーンパトロールしてみることにしました。

ここも今日はあまり良く無さそうです。


これから潮が上げてくるので、潮が多いときに良くなるポイントをいくつかチェックしてみます。ここはうねりの向きが合っていないのか、ずいぶん静かです(ポイントは写ってません)


途中通過したニーボードでたまに入る沖の浅瀬のポイントも、潮が多い時の方が良いことが多いのですが、そこも波がまとまっていません。あちらへ行ったり戻ったり、どこもいまひとつで、ドーンパトロールというよりは、ただ右往左往しているだけになってきました。

そうこうしているうちに、雲が取れて太陽が顔をのぞかせてきました。これも波が良くなる兆候のひとつ(と思っています)なので、また最初のいつもの場所へ引き返してみます。

だいぶまとまってきました。セットはアタマ越えです。

もう少し待ちたいところだったのですが、店を開けなければいけないので入ってみることにします。

挙動が分からない初めてのボードに乗ってみるには少々ハードかと、ツインピンはあきらめて、乗りなれたニーボードで入ることにしました。


波のサイズは十分あります。滑り降りるのが気持ち良いです。アタマを超えるとスピードも別になってきますが、それでもこのボードはコントロールしやすく、しっかりと海面をとらえて行きたいラインをトレースしてくれます。

セットを何本か乗って、上がるのが大変そうなので早めに切り上げようと岸へ戻ります。潮が上げているのと、砂浜が小さくなっている両方が原因のように思いますが、ショアブレイクがすごいのです。

砂がすっかり持って行かれてこの状態です(今朝)。この場所からは出入り不可能です。


これは今年の三月です。砂はたっぷりあります。




どういう仕組みなのかは分からないのですが、砂が無くなったり戻ってきたりしているのです。以前は変化はあっても砂が無くなってしまうことはありませんでした。砂が無くなる現象が起き始めたのは三年くらい前じゃないかと思います。

砂が無くなっている原因は分かりませんが、海からは上がらなくちゃいけません。ちょっと前に書いたと思いますが、フィンを履いたニーボードは波打ち際では動きが不自由です。

入ったところからは上がれ無さそうなので、横へパドルしながら楽に上がれそうなところを探しつつ、岸に近づいたり離れたりしていたのですが、大きめのショアブレイクに巻かれたはずみに、フィンを右足首にヒットさせてしまいました。

海の中でイテテテとなりながら、そのまま浅瀬へ引きずられ砂まみれになってなんとか上がってきました。ボードは無事ですが、右足をひきずって帰ってきました。

どうなることかと心配してましたが、午後五時過ぎの今、まだ腫れてますが痛みはだいぶ無くなってきました。たぶん大丈夫です…なんて、明日の朝歩けなかったり 笑。波が大きい日は気を付けなければ。

明日は定休日です。リペア工場とシェイプルームへ行ってきます。波乗りはできるかな?

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2010年の1月20日から3月10日に開催された「THE SHAPE ROOM」というインスタレーション。シェイプルームがそのまま東京 千駄ヶ谷に再現されました。





今も使っているパイポです。


私が書いた絵も飾ってもらいました。髪の毛が黒いです 笑。




さて、明日はどうでしょうね。





しばらくトレイルばかりだったので、たまにはロードをと思って走ってみたのですがトレイルと違って足元が良く(当たり前だ)、ペースを上げられるのが面白くなってここのところロードをメインに走ってます。

今自分がどのくらい走れるのかと思い、ペースを気にしながら走ってみたら、8キロを49分かかっておりました。キロ6分8秒です。そのペースで結構ヘロヘロ 笑。今から、もう10キロ走れと言われたら、走れるとは思いますがこのペースでは無理。トレイルレースに出ていたのはもう10年前ですから、走力はすっかり衰えてます。いやしかし、遅いです。

再来年、還暦記念にフルマラソンに挑戦してみようかなどと、頭の隅で考えていましたがそういうことを始めると、もう片方(波乗り)がおろそかになるのは目に見えております。そういう性格です。還暦で先が見えてきているのは波乗りでも同じです。そう考えると、今はフルマラソンなどと脇見をせずにサーフィンに集中しとくべきですよね。

レースに出なくなってからペースのことはあまり考えていませんでしたが、ペースを上げて走るのは気持ちが良いもんです。せめて10キロ / 60分ぐらいのペースでなら、いつでも走れるようにしとこうと思います。

水曜日は波が上がりそうな気配です。昨日は暗いうちに起きてピラティスで、今朝はランニングと身体を使ったので明日は休息して回復&体力温存です。

ツインピン、乗ってみようと思います。


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こんな感じに楽しめたら最高です。





ニーボード、シェイプしちゃったんですとAC SHAPEのシェイパー、新井さんから画像が届きました。


シモンズが好きという彼らしく、シモンズ理論をベースにシェイプしたそうです。先日、波が上がったときに一緒に入水したのですが、そのときに私のニーボードのライディングを見て何かを感じちゃったらしく、自分でもやってみようとシェイプしちゃったようです。



ボトムは私にシェイプしてくれた、ツインピンと同じグライドボトムをベースにしているように見えます。ウィングはエレベイテッドウィング。


フィンはトライフィンだということですが、スタンディングではスタンダードのトライフィンでもニーボードとなると、そのセッティングは一筋縄では行かなくなってきます。

私が今使っているのはスワローテールとラウンドピンでどちらもトライですが、フィンのセッティングはそれぞれ微妙に違います。

そこへたどり着くまでフィンの位置を前後に変えて試し、テールが重くなりすぎたり、フィンが抜けてルースになり過ぎてしまったりと、試行錯誤を繰り返した結果が今のフィンセッティングです。同じテール形状でも、テールのラインによってセッティングが変わってくる可能性も大ですが、決まると驚くほど調子が上がります。

ヒザ立ちで波を滑るニーボードは、乗り手の動きがスタンディングよりも制限される分、そのセッティングがシビアになって来るのだと思います。

踏み入れた沼の底は深くて広いです 笑。そのうち乗らせてください。




昨日のブログに書こうと思っていて、半分は時間切れ、あとの半分は忘れてたという理由で書かなかったもうひとつの「良い事」はウェットスーツです。

クルマに積みっぱなしだった、STEAMERウェトスーツの3ミリで入ったのですが、これが改めて良いのです。


昨年作った、インナーバリアネックを付けた3ミリのフルスーツです。インナーバリアネックはこんな感じで背中からの浸水を防いでいます。現在は背中をより軽くするためジッパーの右裏に付いている生地は付けていません。


これで何が良いのかと言うと、ウェットスーツに求められる基本性能の二つです。一つ目は保温性で、二つ目は動きやすさ。

今年の春先に首回りの形状を改良したところは、フィット感がとても良く、水が入ってこないのと同時に擦れにくくなっています。バックジップは首の後ろに生地が集まるので、どうしても首に負担がかかる傾向が強くなります。

新しい首回りは、それがほとんどなくなりました。首の後ろが擦れて痛くならないですし、圧迫感が無いので、首への負担がほとんどありません。波乗りの後、首の後ろのあの重たい感じがほぼありません。

それからパドルです。伸縮性が高い素材とラグランスリーブのおかげで、パドルが楽なこと。AXXE CLASSICやZEROをずっと使っていたので、その感覚のまま着用していましたが、改めて思い出してみると二つの有名メーカーと何も変わりません。ノーストレスです。

水もほとんど入ってこず、おとといは天気が良かったので逆に暑くなって、首回りを緩めて水中に全身を沈めて水を入れて冷却してました。

作りは普通のバックジップですが、この動きやすさはやっぱり素材の良さだと思います。昨年は、12月に入ってから3月いっぱい五十肩が大変で海に入れなかったこともあって、今改めて実感しています。

有名メーカーとくらべると、価格は3~4割ほどお安いですが生地は品質が高いものを使っています。触っていただければ分かると思います。価格が安いだけではなくて、しっかりといい素材を使っています。よく言われるコストパフォーマンスの本来の意味はこういうことです。

今年は、真冬用の5/3ミリも作ったので、そちらと合わせてしっかりテストしてみようと思います。(この3ミリは、冬にインナー着てお得意の実験くんです)

STEAMERサーフスーツはまだ年内納め間に合います。ロゴ無し、オールブラックもOKです。
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ヒジや肩などあちこち痛いところはありますが、身体の基本的なところは調子いいです。波乗りをしっかりできると疲れは残っても、調子は良くなるもんですね。

昨日、今日はストレッチをしたり、ヤムナボールで整えたりと身体のメンテナンスと休息です。今週飲んだのは缶ビールをひとつで、アルコールは控えております。歳取ってくると、あれもこれもは無理です。身体を調子良く動かしたければ、多少の努力は必要だと思います。

アルコールで酔っぱらうよりも、波乗りしまくった後のナチュラルハイの方が気持ちいいですもん。明日は早起きしてピラティスやります。

ヤムナボールはこんなんです。脱力系じゃなく筋力使います。最初は良く分かりませんでしたが、正しい姿勢を取るための全身の力の入り具合が自然と分かってきます。やっているうちにだんだんと分かってきました。気持ちいいですよ。





昨日も良い波でした。朝起きたら前日の冷たい雨とは変わっていい天気。潮の時間に合わせていつもよりゆっくり目に出発しましたが、休み明けだったせいか道が妙に混んでなかなか進まない。原宿の交差点を抜けるのに30分以上かかって、昔に戻ったみたいでした。(立体になってから下道はスムースです)

ちょっと遅くなっちゃったと思いつつ海へ着いてみたらやっぱりいい天気で、波もちょうどいいタイミングの模様。


富士山はすっかり雪化粧です。インサイドでコシくらいですが、しっかりとセットが入ってくるのです。ずっと波があるせいか人も少ない。


セットでムネくらい。セットに乗って、ゆっくり戻ったらまたセットの繰り返しで、1時間くらいですっかりまったりしてしまいました。少しずつ人が増えてきましたが、すでにお腹いっぱい 笑。

最終的には、カタからアタマくらい来てたと思います。すっかりいい気分で上がりました。こういうの久しぶりです。入れ替わりで入った方からの情報では、その後はオンショアが吹き始めて、いまいちだったようなので、いいタイミングだったみたいです。朝のラッシュも良いもんです。

ボードは昨日もニーボード。これで2ラウンド目ですが、このボードは自分にとっては特別な一本になりそうな気がします。


イメージした通りに動いてくれます。身体について来てくれる感じです。うまく言えないのです。いろんな動きをやってみましたがワイプアウトしたのは1回だけ。ヒザがアクセルになっていたり、足首のちょっと上あたりがフィンで、体幹はレール。

思うように加速してくれるし、ためることもできます。波のあそこへ、と思ったらボードのテールあたりやフィンあたりが「クン」と反応して(それが分かるんですよ)そこへ運んでくれる感じ。少し上手になった感じと言えばいいのか、何が起きているのか分からないのですが良いのです。

フィン(足ヒレ)は先日届いたばかりのバルカンフィンを履いてみましたがこれも良いです。柔らかいですが推進力は十分です。そして何より軽い。軽いとこんなに足が楽なのかと強く実感しました。硬さ(柔らかさ)も大切ですが、重量もかなり影響あります。

いつも入っている、ロコのボディボーダーに聞いてみましたがバルカンフィンは、かなり評判いいらしいです。おかげでテイクオフが速いこと 笑。

でもやっぱり切っちゃいました…。


ライディング中にはフィンはできるだけボードの上に収納してしまいたいのです。フィッシュが誕生したのだって同じ理由からです。フィッシュの場合は、フィンが乗るように変えたのはボードのテールの形の方、つまりテールをフィッシュにしたのですが、考えていることは同じです。

デザインしてくれた方には申し訳ないと思いますがバルカンフィン、いいフィンです。

そんな訳でボードもフィンも、そして波も、いろいろといい一日でした。


さて、ニーボードばっかりやってちゃいけません(好きなんですが)。乗らなくちゃいけないボードが待ってます。次はスタンディングですよ。



お知らせ:11月23日(水・祝)はお休みいたします。波ありますよ。皆さん海へ行きましょう。


新しいフィン、買っちゃいました。フランスのボディボードメーカーが開発したスウィムフィンです。天然ラバーが90%で、10%はリサイクルラバーがブレードのフチの部分に使われているそうです。

今使っているのは、チャーチルのプロマカプウというフィンですが同じものは今では手に入りにくくなっています。そこで、いろいろ探してみて形が良く似ているこのフィンを買ってみることにしました。

硬さを選ぶことができるのですが、一番柔らかいものをチョイスしてみました。今のマカプウより少し柔らかいかな?ブレードが非対称のものはキックしたとき、抵抗の差で捩じれる感じがするのですが、このフィンはそれを無くしているそうです。とび出しているところは、マカプウ同様に切っちゃうと思いますが、まずは試してみようと思います。

フィンは硬い方が瞬間的な推進力は大きくなりますが、その分足への負荷も増えます。ボディボードと違って、ニーボードは狭い範囲で限定的にしかキックできません。ヒザから下のダウンストロークと、デッキ上でわずかに上下させられる大腿部でキックしています。

波のキャッチは硬く瞬発力にすぐれたフィンの方が波のキャッチは速そうですが、滑り出した後はボードの上に両ヒザを着いて足首をまっすぐ伸ばした状態、つまりフクラハギを収縮させた状態でのライディングスタンスでのボードコントロールになります。座っているのではなくてヒザ立ちです。

その体勢でヒザから下でボードを押し込んでコントロールするので、フクラハギを結構使います。疲れてくると最初に兆候が表れる(つまり攣る)のがフクラハギです。

フィンを使うと滑り出しはかなり速いです。テイクオフは動作が少ないので腰に優しいです。ギックリ腰からのカムバックの助けをしてくれたニーボードですが、唯一フクラハギに対してはそれほど優しくないかもしれません。

実際、セットのスープが押し寄せてくる中で足の攣りが収まるのをじっと耐えながら待っていた経験はいくらでもあります。昨日はセットの波をこれは最高と滑り出して、両ひざをついた瞬間に両フクラハギが攣りました。

どうしようも無いので、波を斜めに滑り降りてそのままプルアウトです。海にラッコのように浮かび、フィンの先端を指でつまんでフクラハギを伸ばしながら、収まるのをじっと待ちます。その後、また元に戻って普通にできるのでですが、長時間入っていて疲れてくると頻繁に攣るようになってきます。

それはもう潮時というサインなので退散です。攣ったままではさすがにまともなライディングは無理です。少し、脅かしてしまったかもですが、ニーボードでは避けて通れないところです。フクラハギは常に柔らかく伸ばしておきましょう。そして海の中で攣っても慌てないように。

えーと、フィンの硬さの話でしたね。一番柔らかいものを選んだのは、負荷を少なくしてフクラハギをできるだけ温存するためです。慣れてくるとデッキの上に腹ばいの状態で、小さく速いストロークができるようになります。そのストロークだけでも波を滑り出すことができます。

フィンの推進力というのはすごいものがあります。なので滑り出しがかなり速いのですが、フィンを使わないスタンディングの方たちにはそれが不思議に見えるらしいです 笑。なので、ぜひ驚かせてあげてください。

もうひとつ、フクラハギが攣りやすくなる原因はアルコールです。まあ、そんなにストィックになることもありませんが、飲み過ぎないよう注意しましょう。

フクラハギは正直です 笑。

という訳でバルカンフィン、使うのが楽しみです。

もうひとつ買ったのはコレです。冬用の裏起毛のフィンソックスです。3mmだとフィンが履けなくなりそうなので、2mmにしましたがこれを履いてちょっときつめの感じでフィンも履けます。

これまでは冬もカカトが出る、擦れ止めのソックスを使っていました。毎年冬になると買おうと思っていたのをついにです。遅すぎ 笑。この冬はカカトも暖かです。

つでにフィン回りに使うモノのご説明です。フィンは波で脱げることがあります(私はドルフィンでカカトに波のリップが当たってカカトのストラップが外れることが多いです)。脱げてしまったフィンを流さないようにする、フィンのリーシュみたいなものをフィンテザースと言います。

フィンセーバーとも言いますが、フィンのストラップのかかと部分にクッションを巻き付け、そこから出ているヒモを足首に結んだり、足の甲にストラップがついていたりします。(ネットで検索してみてください)

足の甲にストラップがくるものはライディングで邪魔になりそうな気もしますが、流すのが心配な方はお使いください。私はフィンテザースは使ったことがありません。カカトのストラップが外れてもフィンは足から外れたことはありません。すぐ手を伸ばしてカカトに戻して、パドルを続けます。ワイプアウトやライディング中には一度もありません。ボディボードと違って、足はボードの上にあるからかもしれませんね。

ニーボードをこれからやろうという方はボディボードショップに足を運んでみてください。試し履きするのが一番です。このバルカンフィンは茅ヶ崎のボディボードショップのオンラインサイトで購入しましたがフィット感も良くて大丈夫そうです。

フィンは何が良いですか?と良く聞かれますが、ボディサーフィン、ボディボード用ならとりあえずどれでも大丈夫だと思います。脚に自信があれば別ですが、脚に優しいのは柔らかめです。

皆さんご愛用のフィン(ボードに付ける方ね)を作り出したこの方は、VOITのDUCK FEETです。ストラップが壊れてしまいました、という図のようです。


20年近く昔の話ですが、まだニーボードを始めたばかりの頃、日本のニーボーダーの草分け的存在の江本陸さんに初めてお会いしたとき、陸さんはこのVOITのフィンを抱えていました。「VOIT、手に入れたんだよ~」と見せていただいてそれはかっこ良かったものでした。

どんなフィンを使うかというのも、ニーボードの楽しみのひとつだと思います。


最後にもうひとつ、もしかしたら一番重要なことかもしれません。それは海への出入りです。波打ち際まではフィンでつまずかないように前向きに足を上げ気味にペタペタと歩いて行って、海へ入るときは後ろ向きです。浅瀬は前向きに足を持ち上げて歩けますが、少し深くなると無理です。抵抗が大きいので波に簡単に足元をさらわれてひっくり返ります。

海から上がるときも同じです。それから入るときも上がるときもフィンが付いたボトム側は身体側に向けないようにしましょう。ボトムを外側にして抱えるか、ボトムを下にして身体から離して持つかどちらかにすることを心掛けてください。

以前、上がろうとしていて、浅瀬で岸側を向いたときに後ろから波が来て前に押され前のめりになり、ボードのノーズが砂浜に刺さって固定された状態で脇の下にフィンが押し付けられて痛かったことがあります。

ぐいぐいと後から波に押し付けられてもボードがビクともせず脇にフィンが食い込んできます。全く抵抗が出来ないのです。脇の下は大きな動脈があるのを思い浮かべ、これヤベーってあのときは肝が冷えました。ウェットを着ていたから良かったのですが、脇が出ている格好だったら脇の下を切っていたかもしれません。動脈なんて切ったら、命に関わります。

フィンを履くといろいろ変わります。ボディボーダーは柔らかいボードですが、ニーボードはサーフボードと同じです。するどいフィン(ボトムに付いてる方)が付いています。フィン(足ヒレ)は海の中では大きな味方ですが、陸上で履いていると不自由極まりないものです。そのことを忘れず、海の出入りは波を侮らず、状況を良く見てくれぐれも気を付けて行動してください。









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