MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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低気圧からの波を期待して、干潮の前後を狙って海へ行ってみました。
波のサイズが思ったよりも小さくて、これはロングボードだったかなあと思いつつ、パドルの感触だけでもいいかと新しいニーボードで入ってみることにしました。5’7”のウィングスワローです。
ブランクスを変えてのテストボードですが、ノーズとテールは今までよりも薄く、テールロッカーが気持ち強めになっています。
ニーボードには物足りないかと思って入りましたが、入ってみれば結構いい波です。コシくらいのサイズです(ニーボードではオーバーヘッド 笑)が、意外にしっかり押してくれてインサイドまで乗り継いでいくことができます。たまにひとまわり大きめのセットが入って来るのが良い波です。
新しく作ったニーボードは、以前のものよりもアウトラインを直線的になるように取って、さらなるスピードアップを図りました。
それでスピードアップしたかどうかは定かではありませんが、スピード感はかなりあります。見ていた方に、それ速いっすねとも言っていただきました。アップしたかどうかは置いておいてもよく走ってくれるので、まずその点はバッチリです。
動きは軽いです。これまでのラウンドピンは良く動いてくれるのですが、それとは違う感じでスワロテールやウィングの部分がきっかけになる感じで機敏に反応してくれます。初めのうちの軽い感じは、バランスが分かってきて体重を乗せていくと軽さが消えてカーブする感触が強くなってきました。
テールエンドがワイド気味なのが気になっていたのですが、それは全く問題無さそうです。これで良いと思います。
フィンのセッティングはこれまでの経験値に従いましたが、今の位置で全く問題ありません。ルースになるギリギリのところでセンターフィンが支えてくれている感じで、乗り手の意志に従って程よくルースしてくれます。
ダブルウィングスワロー、かなり気に入りました。
戻ってボードをいろいろとチェックしていて気が付いたのはロッカーです。ノーズとテールは薄め、テールのロッカーは若干強めと書きましたが、センター部分はしっかりと厚みがあって(これまでのニーボードと比べて)センター部分のロッカーは弱い。
サイドフィンのすぐ後ろあたりからロッカーがしっかりと効いている感じです。ヒザを乗せてボードを走らせるパートはストレート気味。よく走ってくれて、良く動いてくれるのはこの辺に秘密がありそうです。
とりあえずはいい板が出来上がりました。ウィングスワローのニーボードをオーダーいただいている皆さま、楽しみにお待ちください。
次はこのロッカーでラウンドピンテールを作ってみようと企んでいるところです。来年のお楽しみですね。
朝は3フルだけでは寒そうだったので、インナーを着ましたが、これでちょうど良い感じでした。
0.5ミリのインナーですが、今のプレミアムブラックインナーの前バージョンです。これに起毛を付けてさらに保温性を高めたのが現在のバージョンです。
現バージョンは起毛がプラスされて厚みは0.7ミリになっていますが、ウェットの下に着ても動きを妨げることはありません。どちらも長く使ってますが、まだまだしっかりと冷たい海水をシャットアウトしてくれます。耐久性もあるのです。
さて、ちょうど一週間前のブログでいろいろグチグチと書いていましたが、しっかりと実行できております。今日は身体の調子ばっちりでした。このままキープしたいと思います。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。
AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
波のサイズが思ったよりも小さくて、これはロングボードだったかなあと思いつつ、パドルの感触だけでもいいかと新しいニーボードで入ってみることにしました。5’7”のウィングスワローです。
ブランクスを変えてのテストボードですが、ノーズとテールは今までよりも薄く、テールロッカーが気持ち強めになっています。
ニーボードには物足りないかと思って入りましたが、入ってみれば結構いい波です。コシくらいのサイズです(ニーボードではオーバーヘッド 笑)が、意外にしっかり押してくれてインサイドまで乗り継いでいくことができます。たまにひとまわり大きめのセットが入って来るのが良い波です。
新しく作ったニーボードは、以前のものよりもアウトラインを直線的になるように取って、さらなるスピードアップを図りました。
それでスピードアップしたかどうかは定かではありませんが、スピード感はかなりあります。見ていた方に、それ速いっすねとも言っていただきました。アップしたかどうかは置いておいてもよく走ってくれるので、まずその点はバッチリです。
動きは軽いです。これまでのラウンドピンは良く動いてくれるのですが、それとは違う感じでスワロテールやウィングの部分がきっかけになる感じで機敏に反応してくれます。初めのうちの軽い感じは、バランスが分かってきて体重を乗せていくと軽さが消えてカーブする感触が強くなってきました。
テールエンドがワイド気味なのが気になっていたのですが、それは全く問題無さそうです。これで良いと思います。
フィンのセッティングはこれまでの経験値に従いましたが、今の位置で全く問題ありません。ルースになるギリギリのところでセンターフィンが支えてくれている感じで、乗り手の意志に従って程よくルースしてくれます。
ダブルウィングスワロー、かなり気に入りました。
戻ってボードをいろいろとチェックしていて気が付いたのはロッカーです。ノーズとテールは薄め、テールのロッカーは若干強めと書きましたが、センター部分はしっかりと厚みがあって(これまでのニーボードと比べて)センター部分のロッカーは弱い。
サイドフィンのすぐ後ろあたりからロッカーがしっかりと効いている感じです。ヒザを乗せてボードを走らせるパートはストレート気味。よく走ってくれて、良く動いてくれるのはこの辺に秘密がありそうです。
とりあえずはいい板が出来上がりました。ウィングスワローのニーボードをオーダーいただいている皆さま、楽しみにお待ちください。
次はこのロッカーでラウンドピンテールを作ってみようと企んでいるところです。来年のお楽しみですね。
朝は3フルだけでは寒そうだったので、インナーを着ましたが、これでちょうど良い感じでした。
0.5ミリのインナーですが、今のプレミアムブラックインナーの前バージョンです。これに起毛を付けてさらに保温性を高めたのが現在のバージョンです。
現バージョンは起毛がプラスされて厚みは0.7ミリになっていますが、ウェットの下に着ても動きを妨げることはありません。どちらも長く使ってますが、まだまだしっかりと冷たい海水をシャットアウトしてくれます。耐久性もあるのです。
さて、ちょうど一週間前のブログでいろいろグチグチと書いていましたが、しっかりと実行できております。今日は身体の調子ばっちりでした。このままキープしたいと思います。
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AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
ビーチでシングルフィンを抱えたサーファーが増えたのは、ミッドレングス人気のおかげだと思いますが、シングルに乗っていると今度はマルチフィンにも目が行くようになってくるのは自然な流れだと思います。
最近はミッドレングスで、トライやシングルスタビのお問い合わせが少しずつ増えているように思います。
実際、波に乗っていて「ここでグイっと踏み込んで、波のトップに上がって行ってみたい」と思う瞬間があります。そんなとき、シングルフィンでは思うようにボードが反応してくれません。カットバックのリエントリーではしっかり戻って、スープに飛び込みたい。そんなことを考えてしまう人はマルチフィンです。
シングルの感覚を残したいという人は、センターフィンを少し小さくして、小さなサイドフィンを付けるとそれだけで動きが変わってきます。
そういう人のためのモデルが、カツカワミナミサーフボードのTIKIです。7’7”のシェイプが出来上がりました。
アウトラインは最初の画像の通りラウンドノーズです。ボトムとレールはシングルのプリモと同じですが、テールに違いが出てきます。ターンの支点になるサイドフィンがプラスされるので、テールサーフィンがスムースに行われるための要素をプラス(シングルフィンから見ればマイナス)します。それがシングルよりも強いロッカーとVeeです。
シングルフィンではレールを意識します。レールはそれぞれのパートでそれに応じた反応をしてくれますが、サイドフィンが付くとフィンが大きな存在になってきます。レールとサイドフィンの両方が機能するスタンスの位置が限られてくるのがシングルと違う点です。でも、それが縦に上がりたいという瞬間に多いに機能してくれるのです。
サイドフィンを大きく、センターフィンを小さくしていくと、ターンのためのフィンが大きく、直進のためのフィンが小さくなるのでテールはルースになって、より動いてくれるようになります。それがトライフィンです。
このTIKIは小さなサイドフィンが付いたシングルスタビです。私も何度か使っていますが、動きは本当に軽い。テールにしっかり後ろ足を乗せ(サイドフィンを意識した位置です)、上体でリードするようにひねるだけでスムースにカットバックしていきます。
シングルと比べると面白いようにマニューバしてくれますが、やり過ぎはいけません 笑。まあ人それぞれですが、やっぱりスムースに滑らせて必要なときにだけ、シングルよりも曲がるぞ~くらいが良いかと思ってます。
トライフィンのTIKIというのもアリですし、OKIDOKIという活さんお気に入りのトライフィンのミッドレングスもあります。それぞれやりたい所に合わせて選べばよいかと思います。ご相談はいつでもOKです。
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AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
AC SHAPE、もう一本はSTANDARD GLIDEというモデルです。タイトルの通りラウンドピンテールのツインフィンモデルです。サイズは、8’0 x 22”1/2 x 2”3/4。
ラウンドピンテールのツインフィンは、ちょっと前にジョエル・チューダーがプロデュースしていた、KOOKBOXのレーベルで作られていたのが記憶に新しいですが、当時はまだミッドレングスサイズのサーフボードは今ほどポピュラーでなく、一部の好事家が乗っていたくらいでした。
今では珍しいものでは無くなりましたが、私は初めて。長いフィッシュは乗ってますが、ツインとフィッシュが違うのと同じで、サイズが長くなっても違うはず。いずれにしても、初めてなので楽しみです。
もうひとつのお楽しみはこのボトムです。分かりやすくシェイプの画像です。
すごいボトムシェイプです。ノーズからVEEでテールまで流れて、VEEのパネルそれぞれにコンケーブが入っています。正直なところ、ここまでVEEが入ったボードはこれまで乗ったことがないので、乗り込んでいかないと分からない部分が多いにあります。
ボードをロール(レール方向へ傾ける動き)させやすい「VEE」、直進性を生み出すコンケーブ、反応が良さそうなレールエッジ、ボードのセンターキール(ストリンガー部分)は太く丸めで、弧が小さいターンではルースさもありそうです。それらに加えてツインフィン。
オールコンケーブのプリモとは正反対のVEEボトムです。どんな感じなのか想像できません。これは乗ってみるしかありません。
シングルフィンでもいけるそうなので、ツインのフューチャープラグの真ん中にシングルBOXも入れてもらいました。
フューチャープラグが空いていますが、スタビは想定外です。こういうサイドフィンのセッティングもあることはあるので絶対ダメとは言いませんが…笑。
プリモの8’4”や8’0もそうですが、このくらいのサイズのボードっていろんな場面で楽しめます。小波はもちろんですし、サイズが出るとパドルは速く、動きは軽いので楽に楽しめます。いろんなボードを作っている私が、常にキープしているサイズだというのを見てもらっても、お分かりいただけると思います。
ロンガーさんにぜひ乗ってもらいたいミッドレングスのサイズです。波乗りのバリエーションが広がります。
来週、週明けあたりに試すことができそうな気配です。明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。18日はナルトトランクスの展示会へ行ってきます。のちほどご報告しますのでお楽しみに。
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期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。
AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
AC SHAPEのロングボードが出来上がりました。’SLIDE’というモデルです。3サイズは、9’2”x 22”3/4 x 3”。まずは自分でも乗ってみようと作ってもらったテストボードです。

亜麻色のピグメントカラーで、ボトムをクリアにしました。バスウッドのストリンガーとの柔らかい調和を狙いました。フィンBOXもフワッと白です 笑。
重すぎると爺(私)の股関節が危ないので、今まで乗っていたログよりも少しだけ軽めにしました。とは言っても、重量はしっかりあります。軽くちゃ面白くありません。
フワッとした雰囲気ですが、その滑り、つまり「SLIDE」はキリっとしたレスポンスをイメージさせてくれるシェイプになっています。
フィンの色もコーディネートしました 笑。
ボトムは3つのパートに分かれています。
ノーズから全体の1/3の長さを少し超えたあたりまでは、ノーズコンケーブのエリアです。コンケーブは浅めに、テイクオフの滑り出しを邪魔しないように控えめな感じで入っています。モデル名がSLIDEの通りにまずはスムースな滑り出しです。
コンケーブが終わったすぐ後ろがトリムスポットです。ボトムは基本は緩いコンベックスボトムですが、このパートではボトムのセンターにプレーニングエリアがフラットにとられ、そこが一番スピードが出る場所だということがイメージできます。「SLIDE」です。
両足を前後に揃え気味に、丹田にチカラを入れてボードを押さえるようにしながらスタンスするスペースくらいに設定されたトリムスポットの後方はVEEが入り始めます。ノーズライド、トリムスポットと来た後はボードコントロールのパートです。メリハリあります。
VEEと言っても、フラットなパネルじゃありません。これはボード全体に言えますが、レールは基本的にはデッキ側へゆるくまくられています。ここも「SLIDE」です。
VEEはしっかり目に入っています。テールはきっちりとフリップしていて、ピヴォット的なターンが軽そうです。レールエッジはありませんがボトム側にポイントを持たせているレールが最初に書いた通りキリっとしたレスポンスを感じさせてくれます。
つまり、ロングボードのスムースな「SLIDE」とボトム側にポイントを下げたレールの反応の良さが持ち味のログです。
コントロール性の高さは、ノーズライドのためのポジションへのセットアップの速さにつながります。クラシックなソフトレールでは遅れてしまうタイミングでも、SLIDEのレールは波をしっかりと捕まえてレールをセットして、ノーズへと出て行くことができます。
最近、だんだんとベタ足ウォーキングになってきた爺(私)でも、ノーズへの早いタイミングでのお膳立てがあればノーズにたどり着けるかもしれません。
いえ、冗談じゃなく最近良くつまづくんです(ボードの上でですよ 笑)。
話が変な方向へ行きましたが、以前お客さまへお出しした9’4”も良いフィードバックをいただいています。身体をきちんと整えて楽しんでやろうと思います。
最近のクラシックと呼ばれているログのシェイプを見ていると、大抵はレールがテーパー気味の薄い50/50レールで、ボトムはコンベックス、ピグっぽいアウトラインで、フィンはグリノウフィン。デザイン的には60年代の終わり、ロングボードの時代が終わりかけたころのデザインに良く似ていると思います。
見た目はかっこいいです。スムースなボトムとレールの滑りの気持ち良さも良く知っているつもりです。
90年代にロングボードがリバイバルしてきたときには、極端にパフォーマンスに傾いた長いショートボードのようなロングボードもありました。
そんな中で、ショートボードの時代のデザインを取り入れつつ、クラシックなロングボードらしさを失なっていないロングボードも多くありました。パフォーマンスロングのようにパンピングでスピードを付けるのではなく、あくまでもスピードの調節はトリミング。ターンはショートボードのようにしゃがみこまず、テールを踏み込んだドロップニーターンです。
動きはクラシックなログと同じですがずっと楽にコントロールすることができるデザインです。モダンなデザインを取り入れたレールのおかげで波の高いラインを楽にキープできて、スピードが速くターンは軽い。このブログでもたまに書いていますが、ロバート・オーガストのロングボードなんてそんな感じで楽しかったのです。
そんなロングボードをイメージして2年前に作ったのがコレです。覚えてますか?今このボードに乗っていただいている方はかなり気に入っているみたいで、同じのをもう一本作っておきたい!という声も聞こえてきます。
最近、気になるのはそんなデザインのロングボードです。今の時代の雰囲気も持ったモダンなクラシック。このSLIDEは、まさにそんなタイプのロングボードだと思います。丸いボトムとソフトなレールのログしか乗ったことがないロンガーさんが乗ったら目からウロコかもしれません。
活さんも同じコンセプトで「TOTO」というロングボードモデルを盛んに作っています。現在テスト中で、シェイプや使用するブランクスなど、だいぶ煮詰まってきているようです。私も一本お願いしています。
ボードはしっかり仕込んでますので、あとは自分です。頑張りますよ。
そんな訳で明日はもう一本のボードをご紹介したいと思います。
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亜麻色のピグメントカラーで、ボトムをクリアにしました。バスウッドのストリンガーとの柔らかい調和を狙いました。フィンBOXもフワッと白です 笑。
重すぎると爺(私)の股関節が危ないので、今まで乗っていたログよりも少しだけ軽めにしました。とは言っても、重量はしっかりあります。軽くちゃ面白くありません。
フワッとした雰囲気ですが、その滑り、つまり「SLIDE」はキリっとしたレスポンスをイメージさせてくれるシェイプになっています。
フィンの色もコーディネートしました 笑。
ボトムは3つのパートに分かれています。
ノーズから全体の1/3の長さを少し超えたあたりまでは、ノーズコンケーブのエリアです。コンケーブは浅めに、テイクオフの滑り出しを邪魔しないように控えめな感じで入っています。モデル名がSLIDEの通りにまずはスムースな滑り出しです。
コンケーブが終わったすぐ後ろがトリムスポットです。ボトムは基本は緩いコンベックスボトムですが、このパートではボトムのセンターにプレーニングエリアがフラットにとられ、そこが一番スピードが出る場所だということがイメージできます。「SLIDE」です。
両足を前後に揃え気味に、丹田にチカラを入れてボードを押さえるようにしながらスタンスするスペースくらいに設定されたトリムスポットの後方はVEEが入り始めます。ノーズライド、トリムスポットと来た後はボードコントロールのパートです。メリハリあります。
VEEと言っても、フラットなパネルじゃありません。これはボード全体に言えますが、レールは基本的にはデッキ側へゆるくまくられています。ここも「SLIDE」です。
VEEはしっかり目に入っています。テールはきっちりとフリップしていて、ピヴォット的なターンが軽そうです。レールエッジはありませんがボトム側にポイントを持たせているレールが最初に書いた通りキリっとしたレスポンスを感じさせてくれます。
つまり、ロングボードのスムースな「SLIDE」とボトム側にポイントを下げたレールの反応の良さが持ち味のログです。
コントロール性の高さは、ノーズライドのためのポジションへのセットアップの速さにつながります。クラシックなソフトレールでは遅れてしまうタイミングでも、SLIDEのレールは波をしっかりと捕まえてレールをセットして、ノーズへと出て行くことができます。
最近、だんだんとベタ足ウォーキングになってきた爺(私)でも、ノーズへの早いタイミングでのお膳立てがあればノーズにたどり着けるかもしれません。
いえ、冗談じゃなく最近良くつまづくんです(ボードの上でですよ 笑)。
話が変な方向へ行きましたが、以前お客さまへお出しした9’4”も良いフィードバックをいただいています。身体をきちんと整えて楽しんでやろうと思います。
最近のクラシックと呼ばれているログのシェイプを見ていると、大抵はレールがテーパー気味の薄い50/50レールで、ボトムはコンベックス、ピグっぽいアウトラインで、フィンはグリノウフィン。デザイン的には60年代の終わり、ロングボードの時代が終わりかけたころのデザインに良く似ていると思います。
見た目はかっこいいです。スムースなボトムとレールの滑りの気持ち良さも良く知っているつもりです。
90年代にロングボードがリバイバルしてきたときには、極端にパフォーマンスに傾いた長いショートボードのようなロングボードもありました。
そんな中で、ショートボードの時代のデザインを取り入れつつ、クラシックなロングボードらしさを失なっていないロングボードも多くありました。パフォーマンスロングのようにパンピングでスピードを付けるのではなく、あくまでもスピードの調節はトリミング。ターンはショートボードのようにしゃがみこまず、テールを踏み込んだドロップニーターンです。
動きはクラシックなログと同じですがずっと楽にコントロールすることができるデザインです。モダンなデザインを取り入れたレールのおかげで波の高いラインを楽にキープできて、スピードが速くターンは軽い。このブログでもたまに書いていますが、ロバート・オーガストのロングボードなんてそんな感じで楽しかったのです。
そんなロングボードをイメージして2年前に作ったのがコレです。覚えてますか?今このボードに乗っていただいている方はかなり気に入っているみたいで、同じのをもう一本作っておきたい!という声も聞こえてきます。
最近、気になるのはそんなデザインのロングボードです。今の時代の雰囲気も持ったモダンなクラシック。このSLIDEは、まさにそんなタイプのロングボードだと思います。丸いボトムとソフトなレールのログしか乗ったことがないロンガーさんが乗ったら目からウロコかもしれません。
活さんも同じコンセプトで「TOTO」というロングボードモデルを盛んに作っています。現在テスト中で、シェイプや使用するブランクスなど、だいぶ煮詰まってきているようです。私も一本お願いしています。
ボードはしっかり仕込んでますので、あとは自分です。頑張りますよ。
そんな訳で明日はもう一本のボードをご紹介したいと思います。
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期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。
AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
皆さんにお知らせしたいことがたくさんあって昨日から気が急いておりますが、、急がず端折らず順番に一つづつ書いて行こうと思っております。
まず最初は、カツカワミナミサーフボードのMINIモデルのストックボードが入荷しました。サイズはMINIのレギュラーサイズの6フィート8インチです。
ダークウッドストリンガーにライトオリーブのティントカラー。デッキはクリアでボランパッチを入れました。フィンはシングルフィンです。
シングルフィンばかりで作っておりますが、MINIモデルのオリジナルはトライフィンです。シングルは私が好きなだけです。MINIはシングルフィンだけのモデルではありませんので誤解無きようにお願いします。そろそろトライフィンに乗りたくなってきた方は、オーダーいつでもOKです。
今回のMINIはプリモと同じボトムとレールのシェイプで作っていただきました。プリモも6’8”~6’10”くらいで作ったことがありますが、それの幅広バージョンみたいな感じです。
お気に入りの8フィートのプリモの真ん中あたりだけを良いとこ取りしたとも言えるかもしれません 笑。真面目な話、自分でも乗っていたことがありますが調子いいシングルフィンですので、シングルフィンのエッグボードをお探しの方はお見逃しなく。
それからユーズボードが二本入荷しました。
ひとつはクリステンソン。ボンザーモデルのCFOです。画像で分かる通り、3フィンボンザーです。
ボンザー、乗ったことありますか?私は昔から大好きです。初めは5’8”のイートンボンザー。ヴィンテージボードでしたが、ロングボードから乗り換えたばかりの私でも楽しめた記憶があります(昔のメルマガを見たら2004年でした)。
それから、サイトにも出ているダイアモンドテールのシングルフィンのボンザーバージョン、MINIのボンザーのMINIファイブは最高です。9フィートのロングボンザーも気に入って乗っておりました。
ボンザーは、シングルが好きな方にフィットします。3フィンは5フィンに比べると、よりストレートな性格です。スピードは問題無く速いという折り紙付きです。
ラミネートが薄いノーズ部分はクロスを追加するなど、メンテナンスしているのでまだまだ使えます。
そして二つ目はカツカワミナミサーフボードのMINI GUNモデルです。レングスは6’10”。
MINI GUNは、70年代の初期のショートボードをデザインソースにしたシングルフィンモデルです。
5年ほど前に、活さんが当時のヴィンテージボードにインスパイアされて出来上がったモデルです。ノーズ寄りにバランスを残した、クラシックなものとテール寄りにバランスを持ってきたモダンなアウトラインの二種類があります。今回のボードはモダーンなタイプです。
オーナーさんは、どうしても活さんのダイアモンドシングルに乗ってみたくなったらしく、それの資金にと持ち込まれました。サイズがある波、掘れ気味の波で余裕を持って楽しめる滑り出しとスピード性能です。
コンディションは新品同様です。
詳しくは、MENEHUNE BEACH STOREウェブサイトをご覧ください。
期間限定 BONITA FISH 10%オフは12月28日までです。
加えて、AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限のお知らせです。AXXE CLASSICのオーダースーツの年内お渡しの期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
今日は久しぶりに波らしい波がありました。いくつかのニューボードを試すのには絶好のコンディションでしたが、私は行きませんでした。最初はオフが強すぎるし潮も良くないしダメかと思っていたのですが、朝の風の予報がだんだんと弱くなる方へ振れてきたので、これは残るかもと、道具だけは準備しておりました(ニーボードです)が私がダメでした。
先週にコシくらいの波でも全く身体が動かず、ずいぶんな波乗りをしていたことなど、諸々含めて反省中です。
皆さん、もしかすると私のことをストイックな奴だと思ってませんか?笑。確かにそうあろうと努力はしていますが、基本的には楽な方へ流れがちの普通のおっさんです。頑張っているのは、元が身体能力が低いからという理由だけです。
身体のコンディションで、調子が良いときとそうで無いときの振れが大きい。みっとも無いけどそれが事実なのです。加齢の影響があるのも事実ですが、それは理由にはならないと思ってます。その中でどう整えるかです。
大学のときの同学年の友人に、今でもフルマラソンでコンスタントにサブスリーの記録をキープしているやつがいます。(ランニングやっている人なら、どのくらい凄いことか分かるはずです)仕事は絶対に私なんかよりハードにこなしているはずです。
それでも出来るんです。私も出来るはずです。
右の手首とヒジ、そして腰が痛い。ヒジは痛くて先週の海の中ではパドルが大変でした。今も痛い。腰はそれほどひどくはありませんが、久しぶりなので気になっています。おそらくですが、ピラティスで動きに慣れてきて身体の使い方が正しくできていないのだと考えています。
そして今朝、自分がダメだった理由は分かってます。次は同じようにならないように整えていこうと思います。
ネガティブな内容ですいません。でも、これからはカッコ悪くてもこういうことも書こうと思います。読んで欲しいのでは無く自分のためです。なので書くときにはブログの本文の後に書きます。書くことで、自分を見直すことができるんじゃないかと思います(公言したらやらなきゃダメだし 笑)。
ニーボードに続いて、乗ってみたくて居ても立っていられない(笑)素敵なボードが出来上がってきたのです。
そちらはまた明日に書いてみようと思います。
まず最初は、カツカワミナミサーフボードのMINIモデルのストックボードが入荷しました。サイズはMINIのレギュラーサイズの6フィート8インチです。
ダークウッドストリンガーにライトオリーブのティントカラー。デッキはクリアでボランパッチを入れました。フィンはシングルフィンです。
シングルフィンばかりで作っておりますが、MINIモデルのオリジナルはトライフィンです。シングルは私が好きなだけです。MINIはシングルフィンだけのモデルではありませんので誤解無きようにお願いします。そろそろトライフィンに乗りたくなってきた方は、オーダーいつでもOKです。
今回のMINIはプリモと同じボトムとレールのシェイプで作っていただきました。プリモも6’8”~6’10”くらいで作ったことがありますが、それの幅広バージョンみたいな感じです。
お気に入りの8フィートのプリモの真ん中あたりだけを良いとこ取りしたとも言えるかもしれません 笑。真面目な話、自分でも乗っていたことがありますが調子いいシングルフィンですので、シングルフィンのエッグボードをお探しの方はお見逃しなく。
それからユーズボードが二本入荷しました。
ひとつはクリステンソン。ボンザーモデルのCFOです。画像で分かる通り、3フィンボンザーです。
ボンザー、乗ったことありますか?私は昔から大好きです。初めは5’8”のイートンボンザー。ヴィンテージボードでしたが、ロングボードから乗り換えたばかりの私でも楽しめた記憶があります(昔のメルマガを見たら2004年でした)。
それから、サイトにも出ているダイアモンドテールのシングルフィンのボンザーバージョン、MINIのボンザーのMINIファイブは最高です。9フィートのロングボンザーも気に入って乗っておりました。
ボンザーは、シングルが好きな方にフィットします。3フィンは5フィンに比べると、よりストレートな性格です。スピードは問題無く速いという折り紙付きです。
ラミネートが薄いノーズ部分はクロスを追加するなど、メンテナンスしているのでまだまだ使えます。
そして二つ目はカツカワミナミサーフボードのMINI GUNモデルです。レングスは6’10”。
MINI GUNは、70年代の初期のショートボードをデザインソースにしたシングルフィンモデルです。
5年ほど前に、活さんが当時のヴィンテージボードにインスパイアされて出来上がったモデルです。ノーズ寄りにバランスを残した、クラシックなものとテール寄りにバランスを持ってきたモダンなアウトラインの二種類があります。今回のボードはモダーンなタイプです。
オーナーさんは、どうしても活さんのダイアモンドシングルに乗ってみたくなったらしく、それの資金にと持ち込まれました。サイズがある波、掘れ気味の波で余裕を持って楽しめる滑り出しとスピード性能です。
コンディションは新品同様です。
詳しくは、MENEHUNE BEACH STOREウェブサイトをご覧ください。
期間限定 BONITA FISH 10%オフは12月28日までです。
加えて、AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限のお知らせです。AXXE CLASSICのオーダースーツの年内お渡しの期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
今日は久しぶりに波らしい波がありました。いくつかのニューボードを試すのには絶好のコンディションでしたが、私は行きませんでした。最初はオフが強すぎるし潮も良くないしダメかと思っていたのですが、朝の風の予報がだんだんと弱くなる方へ振れてきたので、これは残るかもと、道具だけは準備しておりました(ニーボードです)が私がダメでした。
先週にコシくらいの波でも全く身体が動かず、ずいぶんな波乗りをしていたことなど、諸々含めて反省中です。
皆さん、もしかすると私のことをストイックな奴だと思ってませんか?笑。確かにそうあろうと努力はしていますが、基本的には楽な方へ流れがちの普通のおっさんです。頑張っているのは、元が身体能力が低いからという理由だけです。
身体のコンディションで、調子が良いときとそうで無いときの振れが大きい。みっとも無いけどそれが事実なのです。加齢の影響があるのも事実ですが、それは理由にはならないと思ってます。その中でどう整えるかです。
大学のときの同学年の友人に、今でもフルマラソンでコンスタントにサブスリーの記録をキープしているやつがいます。(ランニングやっている人なら、どのくらい凄いことか分かるはずです)仕事は絶対に私なんかよりハードにこなしているはずです。
それでも出来るんです。私も出来るはずです。
右の手首とヒジ、そして腰が痛い。ヒジは痛くて先週の海の中ではパドルが大変でした。今も痛い。腰はそれほどひどくはありませんが、久しぶりなので気になっています。おそらくですが、ピラティスで動きに慣れてきて身体の使い方が正しくできていないのだと考えています。
そして今朝、自分がダメだった理由は分かってます。次は同じようにならないように整えていこうと思います。
ネガティブな内容ですいません。でも、これからはカッコ悪くてもこういうことも書こうと思います。読んで欲しいのでは無く自分のためです。なので書くときにはブログの本文の後に書きます。書くことで、自分を見直すことができるんじゃないかと思います(公言したらやらなきゃダメだし 笑)。
ニーボードに続いて、乗ってみたくて居ても立っていられない(笑)素敵なボードが出来上がってきたのです。
そちらはまた明日に書いてみようと思います。
オーダーいただいたSTEAMERウェットスーツが出来上がりました。ヒザ下までラバーを使ったラバータイプです。現在約二週間前後で出来上がっています。
オーダーいただいたのは、オール3ミリのセミドライでインナーバリアネックを付けました。インナーバリアネックというのはこんな作りです。
背中のジッパー部分をカバーしてジッパーから浸みこんでくる海水を直接肌に触れないように、身体と外部とを仕切っています。上部は首にかけて首回りからの浸水、特に首の後ろからの浸水を防いでくれます。
バリアネックはオプション(プラス4.000円)ですが、標準のセミドライスーツはダブルフラップという作りになっています。こんな感じです。
ジッパー部分をカバーするフラップを大きめにする事で水の侵入を防ぎます。入った水はフラップの下で受けて外へ出してスーツ内へ入ってこないように作られています。
画像は3ミリの裏無し、いわゆる3フルというやつです。どんなもんかとダブルフラップで作ってみました。本来なら必要は無い装備ですがこれもテストです。
ダブルフラップ仕様で水の中に入っても、しばらくの間は浸水は感じません。寒さに対してはバリアネックに大きく引けを取るものではありません。防水性は結構高いのです。違う点は動きやすさです。構造的にバリアネックの方が背中の生地が少なくて済みます。
バリアネックは二枚、ダブルフラップは三枚重でダブルフラップの方が背中が厚くなります。首へのストレスもバリアネックの方が少ないと思います。どちらを選ぶかはオーダーの際にご相談ください。
しかしテストとは言え、3フルにはダブルフラップは不要でしたね。適度に水が入ってくれないと暑い暑い 笑。
話は変わってリペアです。画像は活さんのホットマンゴーのボトム。ヒザが当たったか?そういう形状のものが当たってヘコミとクロスを割ってしまいました。
ティントのこういう色は難しいのです。レールならまだしも、面を伴うボトムはなおさら目立ってしまいます。
どのくらい復元できるか?ですが、出来上がりはこんな感じ。これ以上着色を濃くすると逆に目立ってくるし、薄いとキズが隠せません。
上出来だと思います。BIRDS CREATIONのジョージくんの仕事です。
そのジョージくん、来週11月19日(土)から世田谷の「INHERIT GALLERY」で何やらやるようです。本人は初日と最終日に居るそうです。お時間ある方は足を運んでみてください。
活さんはTIKIのオーダーボードをシェイプ中です。TIKIは小さなサイドフィンがついた、シングルスタビライザーと呼ばれるフィンのセットアップが特徴です。
サイドフィンは形状と取り付け方で目的とするものが変わってきますが、TIKIのシングルスタビの場合はトライフィンと同じ理屈、ボトムからは波のトップ方向へ上がる動き、波のショルダーからはカール方向へ戻る動き、つまりカットバックのときのターンをサポートするように機能します。
センターフィンはシングルより少し小さめを付けるのが一般的です。個人的な見解かもしれませんが、シングルスタビの乗り方はシングルフィンと同じスタイルで乗るものだと思っています。
シングルと同じスタイルでコントロールしても、サイドフィンのサポートがあるのでシングルよりも反応が良く、カーブのRが小さなマニューバが可能で、ターンでのドライブをキープしやすい。掘れ気味の波への対応も楽です。
フィンがあるテールにボードコントロールが集まってくるので、それを意識したテールへの加重が必要なところがトライフィンの性格が混ざってくるところだと思います。
サイドフィンが付くことでテール回りのシェイプも変わってきます。これはシングルフィンのプリモのシェイプ画像です。工程的には同じくらいの段階です。同じラウンドピンテールでコンケーブボトムのプリモとTIKIですが、上の画像と比べるとテール周りのレールの落とし方が違うのが分かります。
このTIKIのレングスは7’7”。きれいなアウトラインです。
TIKIはプリモ + サイドフィンのコンセプトのモデルです。サイドフィンが付くことで、シングルよりも抵抗は増えますが、プリモ同様の滑りに動きの軽さをプラスしたデザインです。
何もない休みは久しぶりです。小さなうねりがありそうなので、8’1”のプリモを載せて、引きの時間に合わせて出かけてみました。下道でゆっくりドライブです。この道を30年近く走っていますが、ここの景色だけは変わりません。冬の景色に変わってきました。
いい天気です。水温はまだそれほど低くありませんが、透明度が増しています。
波はヒザ、モモくらい。長いボードなら十分楽しめます。新しいプリモです。
「新しい」というのは、出来たばかりという意味だけではなくて、今まで乗っていたのとは違うデザインという意味もあります。違うのはロッカーとボリュームのバランス。どんなもんだろうとパドルアウトしてみました。
何本か乗ってみましたが、滑り出せば速いし、動きも良さそう(テールは薄めに、ロッカーは若干強めになっています)です。でもすいません、昨日は私がダメダメでした。理由は良く分かりませんが、身体が全然動かない。しばらく波が無かったせいかもしれません。身体はきっちり出来上がっているつもりですがダメ。
そんなダメな中でしたが、何度か見えかけたものがあったので次をお待ちください。
今日は身体ダメだなあと思いつつ上がりましたが、波待ちばかりしていた身体を海の中で思い切り伸ばしたくなって、久しぶりにこれを持ち出してみました。
パイポです。いつもクルマに載ってます(画像は昔のです)。
アライアをやったことがある方ならご存知だと思いますが水には浮くものの、ボディボードのような浮力はありません。同じプローンスタイルですが、ハンドプレーンの方が感覚的には近いかもしれません。
そんな木の板を押しながら、キックとクロールで沖に出ます。波待ちで海に浮かんでいると、全身がユルッとほぐれてくるみたいで気持ちが良いのです。
浮力が無いのでテイクオフは速くありません。ボディボードみたいに滑り出してもいいですが、面白いやり方はビート板みたいに両手で頭の前に持って、半分沈んだ状態で波の斜面の角度に身体を合わせてキックすると水の中を滑り出します。そうすると水面に自然と飛び出して滑り始めるのでパイポの上に胸を乗せて滑ります。
板には触らず、胸の下に置いて両手は後ろへまっすぐ、または片方の手を前に伸ばしてスーパーマンのように海面を滑る。
見える景色は全く違います。小さくても波の丸いフェイスが目の前に広がって、海面すれすれに滑っていく滑走感。ニーボードもそんな感じです。
なんか忘れてましたね、こいつの面白さ。波乗りはいろいろ面白いのです。
明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。
サーフィンは大いなる学びだというジェリー・ロペスの言葉です。シンプルですが改めて浸みてくる言葉です。
間違ったポジションにいたり、周囲に注意を払っていないときにセットの波が来たら、諦めたり、ビーチへと押し戻されたり、慌てふためく代わりに、サーファーはパドリングでその波に向かうことを何度も何度も繰り返し教えられる。
波に向かって行き、打ち負かされるリスクもあるけれど、パドルし続ければ正しいポジションから大きく外れることは無く、セットが過ぎ去った後の穏やかな海面へ再び戻っていくことができる。
これは人生の逆境において取るべき行動を示唆しています。人生において、へこむことはたくさんありますが、セットの後の穏やかな時間は必ずやってくるもので、その時をうまく使って建て直します。自分が居たポジションへと戻って行くのです。
私たちがいつも心に留め置いておくべきことは、サーファーはパドリングし続けることができるということです。漕ぎ続けていれば、また元の場所へと戻ることができます。
サーファーなら皆が知っていることですが、忘れがちでもあることです。それを思い出させるためには波乗りを続けることです。波をくぐり抜けて何度もパドルアウトしていると、自分がそうやって人生を生きていることを思い出すことができるのです。
そしてその知恵を使うためには、起こっていることをあるがままにとらえること。続いていく人生には波が必ずあるものです。それは大きい時も小さい時もあるし、どんなに注意をしていても起こるものです。
それを乗り越えて、元の場所へと戻っていくためにはサーフィンが何度も繰り返し教えてくれたことを使うのです。
Keep paddling. パドリングを続けることです。
こんな感じじゃないかと思いますが、ぜんぶ信用しちゃダメです 笑。でも、伝えたいことは伝わってきます。
動画を見て声を聞いているだけで、落ち着いた気持ちになってくるのは、やっぱり私たちサーファーの偉大なるメンターのひとりだからなのでしょうね。
11月8日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。
ミッドレングスというカテゴリーが言われ始めてずいぶん時間が経ちました。ロングボードとショートボードの中間のサイズで、かつてはファンボードと呼ばれることもあったサイズレンジのサーフボードですが、ロングでもショートでも無い波乗りのスタイルでひとつのカテゴリーを確立していると思います。
ひとくちにミッドレングスと言っても、その中にはいろんなデザインのサーフボードがあります。クラシックな70年代スタイル、プリモのような進化系のシングルフィン、ハル、エッジボード、長いフィッシュ、ツインピン、自分の好きなスタイルをチョイスすることができます。
ロングボード以外でシングルフィンのボードが見直されてきたのも、このミッドレングスのおかげだと思います。シングル好きにとってはありがたい存在でもあります。
そんな中であまり出てこなかったのは、ミッドレングスのトライフィンです。
どうして?と言われても理由は分かりません。トライにはショートボードのイメージが強いし、雑誌に出てくるのはシングルばかりだし、まあそんなところじゃないかと思われます。
でもトライフィンのミッドレングスでも良いはずです。スタビも人気ですが、さらにテールがルースになるトライの感覚はミッドレングス派にとって新鮮な感覚じゃないかと思います。
テールはルースになりますが、3本のフィンが多方向へ支えてくれるので、全体ではマニューバをしっかりと支えてくれます。
アップス&ダウンズという動きでの瞬間的な加速感はシングルにはないものです。比べてしまうとシングルの反応がまったり感じられると思います。
カツカワミナミサーフボードのOKIDOKIモデルです。以前、自分で乗っていた、7‘7“です。
最近、トライのお問合せが増えてきたように思います。トライフィンがスタンダードだった時代を考えると不思議なものですが、ミッドレングスでシングル、ツィンと乗ってきてトライに興味が出てくるのは、当然の流れかと思います。
シングルからトライに代えて見れば、トライのパフォーマンス性が良く分かると思うし、またシングルに戻してみればそのスムースさが良くわかります(反応の遅さも)。
どちらが良いかと言うよりもそれぞれ自由に楽しんで欲しいのです。きっと世界が広がると思います。波乗りはそもそも自由なものですから。
ひとくちにミッドレングスと言っても、その中にはいろんなデザインのサーフボードがあります。クラシックな70年代スタイル、プリモのような進化系のシングルフィン、ハル、エッジボード、長いフィッシュ、ツインピン、自分の好きなスタイルをチョイスすることができます。
ロングボード以外でシングルフィンのボードが見直されてきたのも、このミッドレングスのおかげだと思います。シングル好きにとってはありがたい存在でもあります。
そんな中であまり出てこなかったのは、ミッドレングスのトライフィンです。
どうして?と言われても理由は分かりません。トライにはショートボードのイメージが強いし、雑誌に出てくるのはシングルばかりだし、まあそんなところじゃないかと思われます。
でもトライフィンのミッドレングスでも良いはずです。スタビも人気ですが、さらにテールがルースになるトライの感覚はミッドレングス派にとって新鮮な感覚じゃないかと思います。
テールはルースになりますが、3本のフィンが多方向へ支えてくれるので、全体ではマニューバをしっかりと支えてくれます。
アップス&ダウンズという動きでの瞬間的な加速感はシングルにはないものです。比べてしまうとシングルの反応がまったり感じられると思います。
カツカワミナミサーフボードのOKIDOKIモデルです。以前、自分で乗っていた、7‘7“です。
最近、トライのお問合せが増えてきたように思います。トライフィンがスタンダードだった時代を考えると不思議なものですが、ミッドレングスでシングル、ツィンと乗ってきてトライに興味が出てくるのは、当然の流れかと思います。
シングルからトライに代えて見れば、トライのパフォーマンス性が良く分かると思うし、またシングルに戻してみればそのスムースさが良くわかります(反応の遅さも)。
どちらが良いかと言うよりもそれぞれ自由に楽しんで欲しいのです。きっと世界が広がると思います。波乗りはそもそも自由なものですから。

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