MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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昨日のブログみたいに着てみようかとも思いましたが、さすがにフルスーツは暑そうなので止めました。AXXE CLASSICのU-ZIP オール3ミリフルスーツです。



今日もまたウェットのお話です。

この暑いのに…と思うと思います。でも、昨今のウェットスーツの状況を見ていると、冬のウェットもそろそろ考え始めても良い時期です(ちょっと早いかな 笑)

昨年は11月にはもう年内出来上がりのオーダーストップがかかりました。つまりセミドライシーズンの始まりに間に合うように用意をするには、9月~10月にオーダーを済ませるのがベストだということです。

それに先駆けて、店頭のサンプル用にセミドライのオーダーを考えているところですが、どういう考え方でオーダー用紙を記入しているのか?順番に辿ってみようと思います。

今年は冬のウェットを作ろうと考えている方は、参考にしてみてください。

まずは採寸です。皆さんのサイズは私がきちんと採寸いたします。私の場合は、自分で自分は測れないので、以前に営業さんに測ってもらった数字を修正しつつ使っています。

今年、修正を入れるのは胸と肩まわりです。昨年からいろいろやっていたせいか育ちました。ここがきついとパドルに支障が出ます。鏡でチェックしながら女房に測ってもらって記入しました。

サイズが整ったら、スタイルと生地の厚みと素材を選びます。左半分から右半分へという順序で記入していきます。


スタイルはフルスーツ、セミドライです。セミドライの生地の厚みは(AXXE CLASSICの場合)、5/3ミリ、4/3ミリ、3/3ミリがあります。

入る海域で厚みを選びますが、だいたい茨城までは4/3ミリで大丈夫です。私の場合はそれよりも水温が高めの湘南オンリーです。4/3ミリか3/3ミリになってきますが、これまでの経験から、このU-ZIPだったら、3ミリラバーにプラス起毛素材で保温性は大丈夫と判断して、3/3ミリの起毛素材にしました。動きやすくというのも狙ってます。

湘南だけでなく千葉、茨城にも行くなら4/3ミリです。耐久性を考えると、ラバーに厚みがある方が長持ちします。一般的には4/3ミリで良いと思います。

そしてロゴマークを選びます。目立たないブラックです。他にはアイボリーとレッドがあります。

上から順に、オプションを選んでいきます。

1.ウェットとフードを一体にすることができます。これは寒冷地用です。私の場合はストレスフリーフードがあるので、寒いときにはそれをかぶります。

2.と3.は手足首の防水加工です。手首を付けると波やスープが当たったときに水が入りにくくなります。手首から水を入れたくないなら付けて正解です。足首の二重防水加工は水温が低い地域の方で良いと思います。そうでなければ、足首が抜きにくくなるばかりです。

4.胸脇と肩のパーツをジャージにすることができます。良く動かすところの耐久性を向上させる目的です。ジャージの方が伸縮性もあるので、パドルも楽になりそうです。

5.首回りです。折り返しの防水ダブルネックかシングルネックにするかです。私は首回りの圧迫が苦手です。なので軽いシングルネックをチョイス。シングルネックでも防水性は高いですが、必要があればストレスフリーフードをかぶれば、首回りはカバーできます。一般的にはダブルネックで問題ありません。首の圧迫が苦手な人には、私のようなチョイスもありますというご参考です。

6.ウェストラバー。これは腹から下、モモのところまで表地にラバースキンを使うオプションです(上の画像がウェストラバー仕様)スタイルの問題ですが、今回は下半身ジャージをチョイスしました。

ここ結構大事ですが、下半身はジャージの方が耐久性は向上します。脱ぎ着のとき、ボードの上に跨る姿勢をとるときなど引っ張られたり、圧がかかったりする部分です。私は薄い3ミリをチョイスしたので、より丈夫なジャージにしました。

ちなみにメーカー推奨は下半身ジャージです。

7.は足首の裏の素材です。標準は裏面は丈夫はラバースキンです。ジャージが裏面素材だと水の吸い上げが発生することがあります。水に浸かっている足首から水が浸みこんでこないようにという仕組みです。丈夫さを考えると、慌てて壊しそうな人は、ここの裏面は丈夫なジャージの方が良さそうです(私もジャージにしようかなあと思案中です)

残り、8、9、10は時間が無くなってきたので簡単に行きます。8と9は寒冷地向け。10、はより伸縮性があって動きやすいオールジャージで作りたいという人向けです。

こんな感じで決めていきますが、これまで九州から北海道まで、いろいろな地域の方々から相談を受けて作っています。それぞれの地域で装備と使う時期が大きく異なってくるのには、本当に驚いてしまいます。

私の場合はこれで大丈夫ですが、地域やその人の感じ方でそれぞれ違ってくるのがウェットスーツです。じっくり考えて、じっくり相談して作っています。過去のブログなども参考にしていただいて、いつでもご相談下さい。

脱ぎ着はさらに楽になっているみたいです。






新しく作ってもらった、STEAMERのウェットを着てみました。現在使っているショートジョンはカラーを使ったものばかりで、ボードが何色でも合う、色なし(真っ黒)のものが一着欲しかったのです。

足が短いのは仕方ありませんが、股下は短めにしてもらいました。これで股下約18cm。昔のウェットみたいで気に入っております。STEAMERさんの新しい丸いロゴマークもいいですね。

後ろはこんな感じ。バックジップにしました。


もうひとつは、長袖のジャケットです。トランクスはNALUTO。


今回はジャケットにエリを付けませんでしたが、丸首もすっきりしていいです。



ショートジョンとジャケット、どちらも2ミリのDTラバーを使用しました。柔らかくていい着心地です。これから活躍してくれそうです。

STEAMERは、2週間ほどで出来上がっています。夏のタッパーもまだまだ間に合います。

STEAMER SURF SUITSはこちらです。





暑いです。ピーカンです。夏ですもん。(ピーカン、分かる?笑)梅雨空が続いたあとに、突然のようにやってくる夏だから、余計に気持ちが盛り上がるってもんです。

そうやって毎年やってくる夏です。じっとしていても汗がにじみ出てくる強い日差しに照らされていると、じっとしていられない気分になってきます。

いろいろと面倒くさい世の中ですが、せっかくの夏です。面倒なことはしばし忘れて、楽しんじゃいましょう。

夏といえばこれ、というような曲はたくさんありますが、今回は日本の懐メロ。おっさんは胸がキュンキュンしていまいます 笑。


10代だった頃の夏の曲です。


もうちょっと大瀧詠一を聞きたい人はこちら。


年齢の数しかやってこない夏。通り過ぎるのも速い夏。ぐずぐずしてちゃいけません。








昨年、登場して好評を博している、AXXE CLASSICのU-ZIPモデル。今年も同じコンセプトで(おそらく)細部がリニューアルされて登場しました。(おそらく)と書いたのは、まだ現物を見ていないからですが、AXXE CLASSICさんのことですから間違いありません。

動画を見る限りでは、エントリー部分(フラップを上げて身体を入れる開口部)がさらに大きく開くように変わっています。その他は新しい製品を見てのお楽しみです。

今のところ自分用には、起毛タイプのオール3ミリでお願いしようと考えています。ラバー厚は厚い方が保温性が高いのですが、防水性は高いですし、裏地に使われている起毛の素材は暖かい(動くと発熱します)ので、3ミリ厚で十分だと思います。ウェットの厚さは薄い方が動きやすいのは当たり前のことです。薄くて暖かいのが究極です。

春秋用の3フルを着ていて思いましたが、首回りは折り返すタイプのダブルネック(折り返すタイプの首回り)じゃなくても防水性はかなり高いものがあります。装備は軽くできるようにしておいて、気温と水温が一番低くなる季節だけ、首回りの防水性と保温性を高めるストレスフリーフードをプラスするというのも合理的な考え方だと思います。

梅雨明けしたばっかりで、もう冬のウェットスーツのお話です。気が早いと思うかもしれませんが、セミドライを切る季節は考えているよりもあっという間にやってくるもんです。(ウェットを製作する時間も必要ですし)

昨日のブログでご紹介した二本のユーズドボードはサイトへアップしました。MENEHUNE BEACH STOREウェブサイトご覧ください。






ユーズドボードが入荷しました。とてもきれいなコンディションのミニログ。TIKIのアウトラインで作った、7’11”のシングルフィンです。


丸いノーズですが、コンケーブボトムとTIKIのパラレルなアウトラインでスピード出ます。


コンケーブとエッジを使ってミッドレングスの乗り方でも、短いログのノリでクラシックな乗り方でも、どっちも楽しめそうです。

もう一本はMINI2(ミニミニ)ベースの、ダイアモンドテールシングルフィン。5’10”です。


柔らかいレールとコンケーブ、テールまわりにはエッジが効いています。スピードが出そうな小さなシングルフィンです。

ただいまアップロード作業中です。しばらくお待ちください。

昨日は、クルマを借りてリペアボードのピックアップとシェイプルームへ行ってきました。積み込む予定のボードは一番長いサイズで8フィートほどだったのでこれで大丈夫かと、借りたのはいまどきのルーフが高い四角いかたちの軽自動車。

私の最初のサーフカーも軽自動車でしたが、いやー進化しているもんですね 笑。

天井の高さはカングーと同じくらい。室内、広いです。さすがに全長は小さいので、9フィートくらいまでしか積めなさそうですが、それでもすごい。

非力な感じは全く無くて、よく走ります。高速で試しに100キロちょっと出してみましたが、とても安定しています。

シートもいい。ヨーロッパ車はよくシートのクッションがいいと言われますが、ぜんぜんひけを取っていないと思います。一日乗って、腰も痛くなりませんでした。

走行距離は110キロ。さて、ガソリンどのくらい使ったんだろうと給油してみたら、入ったのはたったの5リットル。

ずーっと古いカングーに乗っていたせいか、なんか世の中から取り残されているような気分になりましたよ 笑。

もともと車は小さい方が好きなのですが、なんか欲しくなっちゃいましたあの軽自動車。






トレイルから見下ろす多摩ニュータウンは、まだ梅雨空です。今週末から暑くなって、それから晴れ続きの予報になっていますが、そろそろ梅雨明けなんでしょうか?

今朝は、いつものルーティーンワークです。体幹、プッシュアップをやってからトレイルを走ってプルアップ。これをやっておけば海はいつでも大丈夫です。プルアップというのは、順手懸垂です。広背筋を使います。

プルアップは昨年末に腰痛やもろもろで海に入れないときに、何かいい方法無いかと考えて、試しにやってみたら、いい感じなので続けています。テイクオフのときのパドルが最後までしっかりと出来る感じです。

結構適当にやってます。一生懸命ではありません 笑。どれも気持ちがいい範囲で動かしています。大事なのは継続することだと思います。出来る範囲で続けることです。

いつだか書きましたが、あれ以来、ストレッチもちゃんとやっています。意識して股関節回りを伸ばしていたら、腰痛が楽になってきているみたいです。お尻の筋肉、けっこう伸びるようになりましたよ。

身体が伸びたら、10分間の瞑想をして出勤です。

久しぶりにIT系の仕事(笑)にかかりきりです。サイトのお引越しです。ずっと使っていたサーバーが老朽化して、セキュリティ上に問題が出てきたのでサーバーの引っ越しです。

応急処置でショッピングカートはなんとか使えるようになりましたが、ウェブブラウザのセキュリティレベルが上がってきて(主にグーグルクロームですが)、今のままではサイト自体が使えなくなりそうなので、重い腰が上がりました。

ずいぶん昔でウェブの知識は止まっているので、勉強しなおしです。新しいサーバーで、新しいドメインで今のサイトを表示させるところまで漕ぎつけました。もう少しです。

先週からカングーが入院中です。海へ行けないのでサイトのことに集中するにはいい機会と、がっぷり取り組んでおります。ブログの更新が滞ることもあるやもですが、よろしくお願いします。

今週末から晴れて暑くなりそうな予報ですが、これはもう梅雨明けなんでしょうか?来週は台風もできそうです。オリンピックも始まります。何やら、一気に夏が来そうな気配です。

明日はクルマを借りたので、お待たせしてしまっているリペアボードをピックアップして、その後はシェイプルームへ行ってきます。何やら久しぶりにドライブ気分だったりします 笑。


庭に植えた月桃が寒い冬を二度超えて、花を咲かせました。


月桃揺れて、花咲けば、夏の便りは南風







STEAMERさんにお願いしていた、夏のウェットが届きました。自分用に頼みました。2ミリの長袖ジャケットとショートジョンです。ジャケットはエリを付けないで、丸首にしてみました。丸首もクラシックな感じでいいですね。気に入りました。


ショートジョンは肩ベルクロが一般的ですが、今回はバックジップにしてみました。レングスは昔っぽく短めです(今風に、とも言えますね)。


試しに重ね着してみましたが、バックジップでも背中はほとんど気になりません。


ジャケットとタッパーはどう違うのですか?と聞かれることがあります。それぞれの違いは着丈です。ジャケットの方が、着丈が長くなります。タッパーは短めです。

ラバージャケットは波待ちでボードの上にまたがっていても、腰が出にくいように後ろはシャツの裾みたいに丸くしてもらっています(真っすぐもできます)。

夏のもう目の前。準備はお済ですか?夏が過ぎても、トランクスとジャケットで10月初旬くらいまでは引っ張れます。


Sさんのフルスーツも届きました。秋の準備までばっちりですね 笑。


STEAMERのウェットスーツは、2週間ほどで出来上がります。




LET IT ROLL demo from mo3store on Vimeo.



活さんの古い動画です。個人的にはつい最近のように思えてしまいますが、もう15年以上も前のことなのは、それこそ夢みたい 笑。

私も良く知っている、逗子や鎌倉のリーフから、後半の大きな波はフランス バスクです。PARLEMENTIA、パレメンティア、ギタリーなどと呼ばれている大きな波が立つポイントです。




乗っているのは、8’4”のトライフィン。OKIDOKIの元になったシェイプです。やっぱり、8’4”という感じでもありますが、まだプリモというモデルはありません。2004年です。


昨夜、久しぶりにこの動画を見返しました。10数年経って改めて思ったのは、サーフボードが波の上をよく走っているということです。

活さんのボードに乗っておられる方なら、うなずいていただけると思います。波の上を滑るスピードやスムースさは特別なものがあります。風で面が荒れ気味の波でも、とにかくスムースで速い。

シェイプのときに一番気にかけているのは、そこです。ボトムのどこを削って、どこを残すか。活さんの眼にはきっと、ボトムのラインに沿って流れていく水流が見えているに違いありません。

スポーツは何でもそうですがスピードって大事です。技術や経験などをスピードがあることで乗り超えてしまうことってあります。サーフィンも同じだと思います。

だから活さんのシェイプ、ハマるのです 笑。


動画の中の光景、今はもう見られません。ビーチの砂がたっぷりあって、植物も生えています。ビーチと石造りの擁壁がうまく溶け合っているように感じます。この後に作られた擁壁は何か無機質な感じで、海と陸の境目で、陸が海を拒絶しているように見えてしまいます。







ユーズドボードのページに、9’0のロングボードをアップしました。MENEHUNE BEACH STORE

見てもらいたいのは仕上げです。私たちは、研ぎ止めと呼んでおります。言葉が内容をそのまま表している、とても良い呼び方だと思います。英語だと、サンディンググロスフィニッシュということになるんでしょうか。画像を見てください。ツヤ消し仕上げですが、光沢を感じる表面には周囲の物が写り込んでいます。


サンディンググロスは、フィッシュやミッドレングスなど昨今のいわゆるオルタナティブボードの仕上げによく使われます。それでも上の画像のように、周囲の物が写り込んでしまう、このボードの仕上げとはちょっと違うと思います。

ツヤ消しの仕上げでも光沢を感じるのは、このロングボードののラミネートの工程が、ポリッシュしてピカピカに仕上げるのとほぼ同じだからです。

シェイプされた状態のサーフボードは、ガラスクロスに樹脂をしみ込ませラミネートされて固まります。そこからサンディングできるようにホットコートをかけてサンディングされます。

ピカピカのバフ仕上げにするときは、そのサンディングされた状態からさらにもう一度ツヤ出し用にホットコートを乗せてから磨いていって、最終的に鏡面のようにピカピカに仕上げます。

このロングボードはその最終的な仕上げをピカピカではなく、目が細かいサンドペーパーで研いで仕上げます。なので、ツヤ消しだけれど深みがあってツヤを感じる仕上がりになってきます。同じサンディンググロスでも違うのです。

ピカピカのポリッシュ仕上げと同じ手間がかかっています。ですので、カツカワミナミサーフボードはピカピカ仕上げも、ツヤ消しの「研ぎ止め」(サンディンググロス)も同じ価格になります。

二回目のホットコートを使わずにサンディンググロスで同じようにつるりと仕上げることもできます。工程が減る分、価格は安くなります。同じようにつるりと仕上がっていても、見ると違いは分かります(重量や強度も)。

意図的に重量を付けることが多い、カツカワミナミサーフボードのラインアップには、やっぱり「研ぎ止め」のサンディンググロスがしっくりくるように思います。何より仕上がりがきれいです。

マンゴーイエローのロングボード、見に来てください。きれいですよ。





昨日、コロナウィルスのワクチン接種を受けてきました。ファイザー社製のワクチンです。皆さん言われるように副反応で肩が痛いです。痛いといっても筋肉痛程度の痛みです。日常生活に支障はありません。倦怠感(だるさ)は、もしかしたら出ているのかもしれませんが、日ごろから身体を使っている人ならランニングやトレーニングの後のあの感じと区別つかないかもです。

注射の前に予診があるのですが(と言ってもごく簡単なものですが)、私は過去にアナフィラキシーの症状が出たことがあるので、接種後の経過観察が30分でした(通常は15分)。それで改めて自分のアナフィラキシーについて考えてみました。

30代半ば、まだ百貨店で働いていたころです。日焼けし過ぎで真っ黒な、化粧品フロアの係長(そんなのやってたんです)。昼飯にいわゆるデパ地下の中華コーナーで買った弁当を食べ、午後の仕事にとりかかって何かの書類を書いていたら、急に胸のあたりが締め付けられるように苦しくなってきました。

そんなの始めてなので、なんじゃこりゃ?!と思っていたら、腕やカラダがむくむような感じに腫れてきて自分でもびっくり。息苦しくて机につかまってあえぐような状態になってしまいました。近くにいた人がビックリして、すぐに病院を手配してくれ、そこに担ぎ込まれました。(自分でうまく歩けないくらいで、後で聞いたら、顔なんか腫れてパンパンになっていたらしいです)

そこで点滴を受けて、一時間ほどで気分は戻りましたが、あんな経験は後にも先にも初めてでした。

当時はまだ、アナフィラキシーなんていう言葉は知らず、体調が悪くてたまたまジンマシンみたいになったのかなあ?くらいにしか考えていませんでした。そのとき食べた中華弁当の食材でアレルギーを起こしそうなのはエビくらい。思い当るアレルゲンが無いのです。

それで、今回のコロナワクチンの接種にあたって、若干の不安もありいろいろとネットで調べていたら、興味深い事柄にぶつかりました。

納豆を食べてアレルギー反応を示す人には、サーファーが多いという事実です。

納豆とサーファーがどうして?と思うかもしれませんが、原因はクラゲです。クラゲの毒にはポリグルタミン酸という物質が含まれます。クラゲに刺されることで、ポリグルタミン酸に対する抗体を身体の中に作り出します。

納豆にもポリグルタミン酸と同様の物質が含まれているのですが、クラゲに刺されたサーファーがその納豆を食べるとアナフィラキシーを発症してしまう可能性が出てくるのです。

通常、アナフィラキシーは抗原の摂取後、30分以内に発現しますが納豆の場合は吸収がゆっくりのため、納豆を食べて発症するまで10時間程度かかるそうです。

納豆アレルギーの記述をいろいろと読んでいて、気が付いたのが中華料理の前菜などで出てくる中華クラゲの冷菜のことです。中華クラゲにもこのポリグルタミン酸が含まれていて、これでアナフィラキシーを発症することもあるそうです。

そう言えば、あのとき食べた中華弁当にもクラゲの冷菜がコリコリとたっぷり入っていました。あのときはまさかあんな無機的な食べ物がアナフィラキシーを引きおこすとは思いもしませんでしたが、もしかしたら原因はあのクラゲだったのかもしれません。

クラゲとチンクイには嫌というほど刺されていましたから。

でも、納豆も昔から普通に良く食べていたのに、とも思います。たまたまクラゲに刺され過ぎで抗体が増えていたのかもしれません(そんなことあるのか?)

いずれにしても、クラゲによく刺される人は、納豆と中華クラゲには用心しておいた方がよいかもしれません。

昔はクラゲに刺されると数日間、腫れとかゆみが続いていたのですが、今はあんまり反応しなくなりました。ちょっと赤くなって、ちょっとかゆくなって終わりです。

それと同じで、スギとヒノキ花粉のアレルギー(花粉症)も症状がずっと軽くなってます。身体も変わるようです。

二回目接種は三週間後です。二回目は発熱もあるらしいので、少々ドキドキしておりますが、とりあえずアナフィラキシーは大丈夫なようです。

明日は定休日です。リペア工場とシェイプルームへ行く予定ですが、先日の大雨でのがけ崩れで、横横の逗子インターはまだ使えないみたい。熱海の土石流の現場も、何度か遊びに行っていて好きなところなのでショックです。確かに凄い斜面に出来た町なのですが、それがまた熱海らしい雰囲気で…。






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