MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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昨年あたりから気になっていることがあります。先日の木曜日のいつもの海の画像、ブログにもアップしましたがもう一度あらためてご覧ください。


ビーチにご注目ください。砂浜が無くなって岩が露出しているのが見えると思います。ここのポイントはこの岩がそのまま海底へ続いているリーフのポイントです。岸辺はその上に砂が乗って、広い砂浜になっていたのですが、昨年あたりから砂が無くなって岩が露出しているのを「しばしば」目にするようになりました。

これは2019年11月です。砂浜がしっかりとあります。


「しばしば」というのは、砂が戻ってきているときもあるからです。砂が戻ったなあと思ったら、翌日見たらまた岩がむき出しに、というのを繰り返すこともあります。(姥が谷から稲村のあたりはもっとひどいことになっています)

それからもうひとつ。昨年の5月です。相模湾が緑色になってしまったのを覚えていますか?このときです。




実は、砂浜が無くなってしまったことと、この緑色の海は関係があるらしいのです。

波乗りをしていると気が付くと思うのですが、ここの海は通常は東から西へ(鎌倉方面から江の島方向へ)と流れています。砂もそれに乗って少しずつ西へ流されていくのですが、それをまた元に戻すのが冬に吹く、西の季節風です。

冬の大西というやつですが、ここ2~3年、この風があまり吹いていません。砂が戻ってこないのは、それが原因らしいのです。

この西風は、海を深いところからかき混ぜて、栄養分が豊富な海水を浅いところへ上げてくる役目も持っているのですが、その西風が吹かないため海水が動かず、栄養分が乏しい状態になり、その環境を好む植物プランクトンが大量に発生し、海が緑色になったと推測されています。

通常の営みは、冬の西風で海水が深いところからかき混ぜられ、栄養素が上がってきた状態で春を迎えると、日差しを受けて赤潮が発生するそうです。栄養が足りず、赤潮が出ることができない代わりに、栄養が少ない状態でも生きていける緑色になる(白にも)プランクトンが発生して海が緑色になった、というメカニズムだそうです。

ビーチの砂浜が無くなり始めたのは、一昨年あたりからだったように思います。大きな台風がいくつか来て、砂が無くなった。普段なら身体の傷が治るように、冬の西風が元に戻してくれるはずなのにそれが吹かない。

冬でも海水温が高めなのは、皆さん実感されていると思いますが、それも原因は海水がかき混ぜられず、低温の海水が上がって来ないからだそうです。海水温が高いと海底の海藻は育ちません。海底が白っぽくなって、魚がいなくなったと感じるのもそれが原因です。

古い写真があります。昭和30年代はじめの稲村ケ崎の写真です。広い砂浜です。夏に海水浴場になって、海の家があったのは私も知っています。


波打ち際の一番手前にいるかわいいシルエットの男の子は、川南活さん 笑。活さんのお父上が写した写真だそうです。クリックして大きくしてみて下さい。

地球規模で気候が変わってきているのは、以前から言われていることです。砂浜が無くなりつつあるのも、海が緑色になったのも原因は同じで自然はつながっているのだと実感しました。

これらのことは、この小冊子に書かれています。活さんのお兄さん(ZEROウェットスーツ)たち有志が、作っているパンフレットです。店頭にあります。


砂浜は変わってしまいましたが、稲村ケ崎の風景は今も変わりません。あの山の上にかつて開発業者が一大娯楽施設を作ろうとしたことがあったそうです。それを住民の力で阻止したという歴史があります。そのときに作られたシンボルTシャツです。


活さんの古いファンならご存知かもしれません。活さんのロゴマーク。

デザイン元はよく知られたアメリカのベーキングパウダーですが、それ以上に意味があるマークだったのだと思います。

西風を吹かせる術は持っていません。でも人の力で守れるものもあるという象徴じゃないかと思います。

さらに古い写真は明治です。稲村の切通はありません。新田義貞は干潮を待って海から回り込んで、鎌倉へ攻め入りました。


明日はニーボードかな。







ダイアモンドテールのシングルフィンが出来上がりました。ストックボードとして作ってもらったボードです。見て下さい、このラミネートの仕上がりの美しさ。


フィンはWAHOOです。シングルフィンできれいにスムースにマニューバしてくださいというセッティングです。ベストのポジションにマーキングしました(もちろん個人差あります)。


アウトラインにホットマンゴーを使っているので、これまではホットマンゴーのシングルフィンとしておりましたが、今後は「DIAMOND SINGLE」(ダイアモンドシングル)というモデルにしようと思います。

というのは、テンプレットはホットマンゴーを使っていますが、ブランクスは全く違うものを使い、シェイプのコンセプトも違い過ぎるからです。

ロッカーやボリュームのバランスは使用するブランクスでほぼ決まってきますが、このダイアモンドテールに使っているブランクスは国内では活さんしか使っていないものです。供給元は、活さんのためにだけこの品番のブランクスを輸入してくれています。

6’4”が推奨のサイズで、6’2”~6’6”で作ることができます。このサイズのシングルフィンを作るのに、そのブランクスのロッカーやボリューム配分が最高なのだそうです。シングルフィンの時代にリアルタイムで活躍されていた活さんの経験あってのことだと思います。

材料が違えば似たようなものは存在しても、同じものは他にはありません。そういう意味では、このダイアモンドテールのシングルフィンは、まさに他に同じものが絶対に無い「唯一無二」の存在だと言うことができます。

ボードの性能は実証済です。外観はクラシックでもボトムはモダンなコンケーブボトムです。今まで抜けられなかったセクションも抜けられるスピードと、70年代よりもマニューバが容易に楽しめるシェイプです。

ちょっと前にブログで紹介した、デイブ・パーメンターのウィドウメーカー、覚えていますか?


比べてみましたがアウトライン、ボリュームの配分など驚くほど似ています。活さんはもちろん、このボード見ていません。ブランクスは違うと思われます(ウィドウメーカーに使っているのもクラシックなボード用のブランクスです。)

このダイアモンドシングルも、ステファニー・ギルモアに乗ってもらいたい 笑。

ダイアモンドシングル、まさにレジェンドのシングルフィンという風格です。書いていて鳥肌立ってます。


ショップにありますので、見に来てください。サイトには後ほどアップロードします。

それから、こちらもやっぱり唯一無二。BOOGIEのユーズドボードが入荷しました。


MENEHUNE BEACH STORE ウェブサイトご覧ください。






今週はロングボード、ミッドレングスオンリーの緩いモモ、コシ。そんなコンディションが、ずっと続いてました。しかし、今週は良く動きました。月曜は痛い腰を緩めようとゆっくり少しだけ走るつもりだったのが、トレイルが気持ち良すぎで気が付いたら12キロ 笑。走りすぎです。そのせいか火曜は腰が痛いとストレッチやって休養。そして水曜、木曜は波乗りです。

さすがにお疲れモード。こういうときは少し走ってストレッチ。テンションだけは高い週末です。

木曜は8フィートのロングフィッシュでした。


相変わらず面白いボードです。何度も同じことを言うと嫌われそうなので言いません。とにかく乗ってみてください。

でも、ちょっと言っちゃいますが、短いフィッシュのあのベースが長いキールフィンをがっちり効かせてドライブするような感じじゃありません。どっちかと言うと、ロングボードみたいな感じです。でも、シングルフィンのロングのようにテールをしっかり踏んで…ではなく、ふわっと軽く体重を乗せてあげて、行きたいラインをスムースにトレースしていくような感じです。

プリモ同様のボトムとレール、抵抗を感じないツインフィン。そんなので波を滑っていくのが気持ち良いのです。

たまに聞かれますが、プリモフィッシュとロングフィッシュは同じです。7フィート前後のサイズで作るときにはプリモのアウトライン(テンプレット)のほうがしっくりはまるので、BONITAフィッシュから長くしてきたもの(私がビッグフィッシュと呼んできたものです)と区別するため(テンプレットも、使うフィンも違います)、便宜上プリモフィッシュと呼んでいます。

私の8フィートはプリモではなく、フィッシュのテンプレットですが、どちらも長いフィッシュです。長いフィッシュ=ロングフィッシュという訳で、ロングフィッシュという名前でよろしくお願いします。

BONITAフィッシュとの違いはブログを読んでいただいている方ならお分かりいただけると思います。フィンが違うのもあり(そればっかりじゃありませんが)動きは本当に軽いです。スピードも速い。フィッシュのドライブというよりもスームスにクルージングする乗り物です。そういうのが好きな人はハマると思います。

ロングフィッシュの乗り方が分かる動画、いいのがあったのでそれを貼り付けようと思っていたら、どうも見つからない。代わりにこれを貼り付けておきます。いまいち動きすぎですが、この動画みたいにウォーキングなんかは結構安定しているのです。スープの下なんか本当に速いです。


Iさんのムーンフィッシュ、昨日ラミネートへ旅立っています。時間かかってすいません。でも着実には進んでおります。後ほど画像お送りします。






朝四時に起きて、腰を確認。立ったまま、周りにつかまらずズボンを履けるのは大丈夫な証拠です(昨日は出来ず)。立ち上がる動作をやってみて、腰が少し痛いのは寝起きで身体が固まっているせいに違いないとポジティブ方向へ判断して海へ出かけました。

どうもやっぱり今回の腰痛はお尻の筋肉が固まったのが原因のようです。昨日も夜に自宅へ戻ってから、臀部から腰、股関節のストレッチをずっとやっていたら楽になってきたみたいです。

朝6時に到着。これからもう少し引いてきますが、ハラまでは上がりませんでした。ヒザ波のセットでコシです(写真はクルブシ)。朝っぱらからここまでやって来て、ぜいたくは言いません。


ボードはこれしかありません 笑。プリモ 8’4”です。

ログでもいいかと思いましたが、一応念のため、腰の用心で軽めのプリモにしました。8’4”のプリモ。チカラが弱い小波でも、滑り出しは速くて、十分走ってくれます。

ログとの違いは、プリモの方が軽くてコントロール性がある分、波のクリティカルな場所まで入っていくのが容易になります。ログだと波のチカラを受けすぎてしまうところに入っても制御できるのが面白いのです。今日はパワーレスな波でしたが、サイズが出てくるとそれがもっと面白くなります。

それでいて、パドルやテイクオフがロング同様にイージーなのです。面白く無い訳がありません。

周りに入っている人のボードをいろいろ見せてもらいましたが、今は本当にボードデザインのバラエティが多種多様で面白い時代だと思います。

海の中でボードを替えて、久しぶりにハルに乗せてもらいましたが、ハルもよく滑ります。コントロールが難しい分、うまく滑ることができると満足感大きいです。(プリモと逆の理屈です)

調子に乗ると、また腰が痛くなるので、適当なところで切り上げて町田へ戻ってきました。

ショップでは昨日と同じように、ボードケースを敷いて、今日はストレッチです。そろそろ二発目のストレッチやります。

ケアの重要性を実感しております。

台風5号が出来てます。週末に抜けて行く予報です。それほど強くはならず、すぐ抜けてしまうのでグランドスウェルにはならないみたいですが、変化は出てくると思います。風向き次第ですね。予報に注意しておきましょう。


明日は定休日です。朝、また少しできそうなので身体が動けば、シェイプルームへ行く前に行ってみようと思います。今度はプリモの9フィートかログか…。

なんだか久しぶりに聞きいたら懐かしくて…。中学生かな。ツェッペリン、久しぶりに聞いてみようかな。




明日は少し波が上がりそうです。少々、引きすぎにもなりそうですが、ポイントを選べば朝の潮回りも悪くありません。

6月23日午前9時の波浪予想。私が見るべきなのは、相模湾沖の「F」の欄。南南東のうねり 1.4m/9秒です。北風が強そうなので、波はたぶんハラくらい。

短いのでもイケそうなのですが、先週末からまたアレが再発しております。今回のアレは「腰」。やれやれまたかよと言う感じで、腰が痛い。店の前に出している、BINGのヴィンテージボードの出し入れに難儀するくらいの腰痛です。

ちなみに(?)肩はずっと痛いです。海の中で首と左肩がずっと辛い感じではありますが、無視して無理やりパドルしてます。これ、もしかしたら昔ラグビーでケガした古傷か?

地面に落ちているものを拾おうと腰をかがめるのが辛いのですが、果たしてテイクオフの動きは?ということで、ボードケースを敷いてやってみました。


後ろ足は平気ですが、前足が出ません。両足揃っちゃいます 笑。パラレルスタンスかニーボードならテイクオフは問題無さそうですが、ニーボードはしゃがむのが辛いだけにその後のライディングの動きは不可能っぽいです。立って乗るよりも、むしろ痛い。

そういうのを無視しつつ、一応ワックスだけは塗ってみました。MINI ボンザーです。


出ました、プリモ8.4。これならイケそうな気もします。このボード、タイミングを合わせて体重を乗せてあげれば、そんなにパドルしなくても滑り出してくれるのですが、立ち上がるときに思い切りよろめきそうです 笑。

関係ありませんが、プリモのボトムの形がよーく分かります。これがいいんですってば 笑。

腰痛は、尻の筋肉が目に見えて硬くなっているせいか?(ぜんぜん伸びない…)以前のように、ストレッチと筋膜リリースをもっと習慣化しないといけませんね。

さて、どうするか?明日の朝起きてから、腰の具合で決めようと思いますが、じじいはいろいろと面倒くさい限りですよ。






お知らせ:6月21日(月)はお休みいたします。よろしくお願いします。


この動画はおそらくセットアップ、つまり意図的に今日はみんなでスポンジボードでねと撮影されたものだと思いますが、これから気温が上がって人が増える季節で混雑は避けられない湘南です。安全第一で楽しみましょう。

セットが入ったら、まず振り返ってインサイドを見ます。自分が滑っていくライン上やその周りに人がいないか、安全に避けていくことができるかの確認です。行けそうだったら、自分より奥でその波に乗ろうとしている人がいないかどうかを横目でちらりとやります。

私が入るポイントはピークがはっきりしているので、奥から乗ろうとしている人がいるのにパドルをしても、それはエネルギーの無駄使い。その波の裏に、もう一本きていることを願いつつ、ボードを沖へ向けて波をやり過ごします。

人の観察も重要です。自分の周りにいる人が、どういうレベルなのか、レギュラーフィッターなのかグーフィーなのか、情報収集です。グーフィーの人の右に居れば自分は行けます(バックサイドで乗ってくることもありますが)

私みたいに、横でパドルしてる人がいたら、そっちは譲って反対側へ滑っていく、いい人(笑)もたまにいます。まだ真っすぐしか滑ることができない人だったら、前から乗っても問題無しです。そういう判断のために情報をインプットしていきます。危険回避の最初のステップです。

セットが入って、絶好の位置にいるけどボードを返したらインサイドの目の前に人が、なんてことは良くあります。十分な間隔が無い限りは止めときましょ。また波は来ます。

自分がインサイドの人になることもあります。そんなときはアウトサイドの人が乗れるように、通れるように道を開けてあげます。回避はスープ方向へ。

自分のボードにぶつかることもあります。ワイプアウトして海の中から顔を出すときには、まずは腕から。ボードが自分よりも沖に残っていたら、顔を出したところに波におされたボードがぶつかってくることもあります。顔を出したらまずは沖を確認です。

プルアウトでボードを雑に波の裏側へ蹴り出したりすると、ボードが自分へ戻ってくることもあります。Dフィンのログのプルアウトでテールエンドを踏み過ぎて、自分の顔にボードのデッキを当てた人もいました。最後まで丁寧に、丁寧にです。

ボードから落ちるときは平べったくなって、腹打ちで飛び込むときみたいに。頭からは危険です。

クロスしそうなときは早めにプルアウトですが、どうしても避けられないときってあります。高性能レーダーを持っている訳じゃありませんから、アッと気が付いたら目の前に人が…なんていうこともあります。

非常事態です。

そんなときには、方向を変える最大限の努力をしつつ強制停止です。大事なのはボードを離さないことだと思ってます。身体だけ回避したって意味ありません。離したボードは人が乗っていなくてもリーシュの長さだけそのまま進みます。しっかりボードを捕まえて止める(もしくはスピードを落とす)最大限の努力をすれば万一のときでも、最小限の被害で済むはずです。

サーフィンにはルール、マナーがあります。でも、いくらこっちが優先と言ったところで、ぶつかってしまえばお互いにダメージはあります。ブレーキ踏めないのはダメです。

安心安全に(どっかで聞いたな)楽しむのが一番です。







スローモーションの動画はニーボードでは珍しいかもしれません。ニーボードのスタンスが良く分かります。滑り出したらボードの上にヒザで立つのですが、ただ座り込むのでは無く、レールをコントロールするために足を開いて、両ひざをそれぞれのレール近くに置くようにスタンスします。

最初の波では滑り出すとすぐに斜め方向へボードを向けています。波が掘れているので岸側の足が後ろへ少し引き気味になっています。岸側の足には、ほとんど体重が乗っていないように見えます。ボトムでその足を前方へ引き付けて真っ直ぐ前を向くスタンスに戻しています。(上体の動きでそうみえるのかもしれません)

幅が広いニーボードではテイクオフのときの最初のスタンスは重要です。滑り出したら、ヒザを付く位置、開き具合をイメージしながら足を引き込んでいきます。外してしまうとヒザ立ちでの修正はスタンディングよりもたつくので、ボードがバタつきます。最初の一歩(滑り出しのスタンス)をしっかり決めないと後を引きます。最初でその波をどう乗ることができるかが決まると言っていいかもしれません。


もうひとつは、ドルフィンスルー。ダックダイブです。フィンを履いていると足のつま先でテールを沈めるのは無理なので、ヒザを付いてテールを沈め、波をくぐり抜けます。

見て欲しいのはヒザを付いていない方の足とその後です。ヒザを付いてテールを沈めるのと同時に、よりしっかりを沈め前方へ抜けるようにもう一方の足でキックをしています。そして、波を抜けて足を元に戻す時に、水中でキックをしています。フィンの推進力は大きく、水中でより沖へと進むことができるのです。

ロングボードも面白いですが、そろそろニーボードやりたくてムズムズしてきてます。






長いフィッシュが人気です。どんなもんだろうと関心を持っておられる方が多いみたいです。長さで言うと、6’8”や6’10”というようなサイズから7フィート代、長いのは8フィートまで。(今のところ、一番長くて8フィートまでになります。)

長いフィッシュと言っても、BONITAやKK FISHをそのまま長くしたものではありません。どちらかというと、シングルフィンのプリモのテールをフィッシュにして、キールフィンを付けたという方が正しいかもしれません。(テールエンドのコンケーブの入り方が違いますが…)

プリモのあの走り(滑り)でフィッシュになったというなら…とプリモに乗られている方からのオーダーも多くあります。プリモ大好きなんで、このフィッシュもお願いします!なんていう感じです。

最初は私のほんの思い付き。最初の一本です。オーダーシートに8.0BONITAって書いてありますね。今、思うと思いついてすぐ作れるこの頃がうらやましい(どういうことかは後ほど)。

長いフィッシュ、プリモと同様に、もしかしたらそれ以上に良く走ります。フィッシュというデザインの特長でもあります。シングルのプリモよりも細かい動きをしてくれます。カットバックのような大きなしっかりしたターンであったり、スープの下のわずかに残った斜面でのターンであったり、シングルとは違う軽さがあります。走り過ぎて、波の先まで出てしまってもそこから結構な勢いで戻る(カットバック)ことができます。

私はバックサイドで滑るときの独特の浮遊感が気に入っています。プルアウトはテールをポンと軽く蹴ってあげれば波の裏側へ飛び出していきます。シングル好きなだけに、シングルと違う点が面白い。

私の8フィートは最初の一本で、その後にいろいろなアイデアも出てきているので二号機をそろそろ作りたいのですが、ブランクスがなかなか来ない。

入荷してきたとしても、お待ちいただいている方のシェイプに先に使う予定です。私のはしばらくお預け。今の8フィートにもっと乗れということですね(ニーボードも…)。

カリフォルニアはワクチン接種が進んで、コロナ前に戻りつつあるようなので、期待したいと思います。いやしかし、クラークフォームが無くなってしまったのは2005年、もう16年前のことですが、あのときはサーフボードが無くなってしまうと、カリフォルニアやハワイではサーフボードの値上げや買い占めが起こったりもした大変な出来事でした。

あとで考えると、そんなに慌てなくても…というところにそれほど時間もかからずに落ち着いたのです。原因は違えど、今はまたそういう時なんだと思います。

平時よりも少なくはありますが、ブランクスは定期的に入荷してきています。お待ちいただいている方々にはいつもより時間がかかってしまって申し訳ありません。でも待たなきゃ出来上がりません。いい板作りますので、楽しみに首を長~くしてお待ちください。


昨日は海へ行きたいのはやまやまでしたが、波が言うことを聞いてくれなさそうなので近所のトレイルを走っておりました。晴れ間が出れば、気持ちいい季節です。


細いトレイルにはコジュケイの親子が…。


そんなんで、身体をいじめすぎて今日はちょっとスローです。

AXXE CLASSICのサーフ用Tシャツ入荷しました。しっかりした生地です。夏の波乗りの日焼け予防、擦れ防止にお使いください。ランニングにも使えます。

サイトのAXXE CLASSICのページをご覧ください。





昼の海。ゆるいオンショアの風にざわつく海面。強い日差しに照らされて沸き上がる水蒸気で、ぼんやりと霞む水平線は、すっかり夏の雰囲気です。

ヒザほどの波にロングボードでパドルアウト。ショートジョンで快適な日差しと水温です。気が早いサーファーはもうトランクス。いつものポイントで何本か滑ったら、パドルで500メートルほど移動。誰もいないポイントで静かに波を待ちます。

風で乱されながら入ってくるうねりのはるか遠くの水平線には船。そして、その上に浮かんでいるひとかたまりの雲。ボードにまたがり、そんな景色をながめていると、心と身体の両方から夏が沸き上がってくるような気持ちになってきます。

小さなうねりを捕まえて滑り出し、風できまぐれに崩れる波に合わせるために、ボードの上を前に出たりテールを踏んでブレーキをかけたりと忙しいサーフィンです。

それでも波打ち際まで乗っていけるのが面白くもあり、可笑しくもありで、ついつい何度もパドルバックしてしまいました。

それにも飽きたら、またパドル。途中、顔見知りがいればパドルを止めて挨拶を交わしつつ、パドルで一気に戻ります。

こいつのおかげで、またロングボードが面白くなってきました。いろいろと楽しめます。


水をかけて潮を洗い流したらケースに入れて急いでしまいます。日差しが強いとボードの表面温度はあっという間にすごいことになります。高温はサーフボードの一番の敵です。濃い色のボードは特にご注意ください(ワックスも塗れなくなります)。一番熱くなりにくいのはクリアカラーです。

夏用のワックスが入荷しました。SEX WAXのCLASSICです。

ココナツの香りは昔から変わりません。変わったのは価格。改めて伝票を見てみたら、開店以来ずっと、20年前の価格で売っていたことに気が付きました。原価より安く売ってました(笑)。そんな訳ですいません、これからは定価にさせていただきます。

SEX WAXのトロピカルもたくさん入荷して、気分はすっかり夏です(今日は雨ですが)。ショートジョンで入っていたので、肩が日焼けしています。家に戻ってシャワーを浴びて、鏡で背中を見たら両肩が赤くなってました。

肩が少しヒリヒリとしていますがこの感じ、歳をとっても夏はやっぱり何やら楽しいもんです。

明日、6月17日(木)は定休日です。



マッシーな波をスムースに滑っていくのが気持ち良さそうで、何度も見てしまいます。こういうサーフィンが好きです。最初はフィンレスかと思いましたが、良く見ると小さなフィンが二つ付いているように見えます。

ミッドレングスの流行のおかげか、最近はシングルフィンもすっかり市民権を得てきたように思います。海でもシングルフィンが本当に増えたと思います。

反応が遅くて動きが鈍い(同義か?)という、シングルフィンの性格自体は変わりません。それが理由で以前は敬遠されてきたシングルフィンです。皆さんは何を求めて、シングルフィンのサーフボードを手にされているんでしょうか?

私はというと、スムースさとスピード。それだけです。進行方向へ向かって、抵抗が少ない両面がフォイルされたフィンが一つだけ。スピードの理由です。

トライフィンも速いじゃないか、という声が聞こえてきそうです。そうです。トライフィンも速いです。それは、質が違う速さです。トライフィンのスピードは加速です。ボードを踏み込むと瞬間的に加速します。反応が鈍いシングルフィンは、着実に加速してくる感じです。それはスムースさとも言えます。

上の動画で乗っているボードがトライフィンだったら、全く違うラインになっていると思います。スピードを得るために、ボードを踏み込みながら波のあちこちを動き回る必要があります。それがトライのマニューバです。

シングルフィンではフィンによってマニューバが変わってきます。シングルフィンに乗る理由を「スムースさとスピード」と言った私は、小さめの抵抗が少ないフィンが好きです。ダウンザラインが速いですが、マニューバはルース。自由度が高いルースさというやつです 笑。

背が高いフィンでは抵抗が増えた分、波をホールドしやすくなります。その分、レールをキープしやすくなります。フィンが大きすぎると抵抗になるばかりです。スムースさもスピードも損なわれます。言うほど、スムースでも速くも無いなあと感じている人は、フィンが大きすぎるかもしれません。(ハルは別ですね)

フィンを替えても良くならないようでしたら、活さんシェイプのシングルフィンをお勧めしますのでご相談ください 笑。

幅広のテールの両側にフィンが付いたツインも速い。やっぱり抵抗が少ないからです。ロングフィッシュのスピードはプリモといい勝負です。もしかするとプリモより速いかもしれません。それぞれ感触が違うのも、波乗りのバリエーションを広げてくれます。

重要なのは、スムースさとスピード。波乗りは波を滑って楽しむ遊びなのです。



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