MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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昨日のシェイプルーム。活さんは精力的にシェイプ中です。本数をこなすのではなく、一本ずつにじっくりと時間をかけてシェイプしています。

このボードはプレーナーを使わず、サーフォームというヤスリのような道具で削っています。

わざわざ手間がかかる方法でのシェイプですから、普通だったら「こだわり」という表現になりそうですが、活さんのシェイプを見ていると、それ以上にその手間を楽しんでシェイプしているように見えてしまいます。

シェイプしているのは、70年代初期のシングルフィンをモチーフにした、MINI GUNと呼んでいるモデルです。

アウトラインはご覧の通りです。思い切り70年代です。


数日前のブログのダイアモンドテールのシングルフィンからの流れで、クラシックなミッドレングスが欲しいなあと考えていたところへ、ちょうどいいタイミングでこれを見てしまったものですからもう決まりです。

前寄りにワイデストポイントがあって、テールが細いクラシックなバランスです。こいつで昔のサーファーみたいに前寄りにスタンスしてダウンザライン。カットバックはスムースには行かなそうですが、後ろ足をさげてスタンスを広げつつガニ股で。

このボードは6’11”。私は7’4”で行きます。MINI GUNと呼びつつ、幅は21”1/2あるので汎用性は広いです。

こんなイメージですね。



MINI GUNはモデルが二つあります。もうひとつはこれ。こちらはモダンなアウトラインです。普通に乗りたい人(?)はこっちです。


7'2"と7'6"です。


これまで作ってきたログの中のいくつか。アウトラインの違いは、それぞれ6.35ミリずつの差。ラインが6.35ミリ内側を通るか、外側を通るかの差ですが全体でみると結構な違いが出てきます。

厚すぎず薄すぎずの50/50レールで、ノーズコンケーブ無しのゆるいロールボトム。ごく普通のロングボード。


幅狭め。ボトムは上のログよりもロールがしっかりめ。レールもボリュームありました。Dフィンはこういうシェイプと相性が良いようで、今所有しているDフィンはこれの発展形です。


ノーズが細めのPIGのアウトライン。きれいです。Dフィンでしたが、ピボットフィンでも面白そうな感触。レールはこれが一番テーパーかな。最初のボードと比べてもそれほど差は無さそうに見えますが、実際に海に浮かべて腹ばいになってみると、ノーズがすごく細く感じました。


ボトムのロールがゆるめだと、安定感が出てくる分、ボードをコントロールするときのレスポンスがしっかりしてきます(重たいとも)。反対にロールがしっかりと入っていると、ボードのレスポンスは滑らかでスムースな感触です。ロールがゆるいと、波を滑る感触をより強く感じます。しっかりめのロールよりも水面との干渉が増すからだと思います。

現在乗っているログは、しっかりめにロールが入っています。なめらかに滑って、ターンは体重を「フワリ」と乗せていく感じでスムースなレスポンスです。反対にロールが少ないと、体重をしっかり乗せてテールを踏みこんでいくので、表現としては「グワッと」になります。

Dフィンは幅を狭くする方が面白く感じます。Dフィンは安定性が高いので、幅が狭いという不安定要素を入れるてあげることで反応が良くなるように思います(そっちの方が好きです)。







ログをもう一本作る予定なので、いろいろと考えています。



西風の波は思ったほど、と言うよりぜんぜん上がってませんでした。少し上がるかもなどと昨日のブログで書きましたが、もしかしてあれを読んで行ってみたという方がいたら、どうもすいませんでした。でも相手は自然現象です。まずは行動しないとはじまりません。

私は今朝もランニング。8キロちょっとをゆっくり走りました。走るとひとくちに言っても、いろいろあります。心拍数も呼吸もいっぱいに上げて、心臓バクバク、呼吸はスースーハッハッでひたすら速くという走り方。もうひとつは、呼吸は軽く喋ることができるくらいで、心拍数も軽く上げて、身体をリラックスさせる走り方です。

今朝は後者。それに瞑想を加えてみました。仏教の瞑想法で歩行瞑想というのがありますが、私の場合はランニング瞑想。やり方は簡単。アタマの中を空っぽにして、自分の呼吸や足の運び、足の裏で地面を踏む感覚に意識を集中しながら走るだけです。

逆かな。最初にアタマを空っぽにするよりも、そうやって走っているうちに自然と呼吸や身体の感覚に集中して、何も考えていない状態になってきます。

座っての瞑想と同じで、アタマの中に何か考えが浮かんできたら、身体の感覚に集中することを意識してアタマの中の考えを消し去ります。

それだけです。眠くならないし、座ってやるより簡単です。マインドフルネスとも言います。

よく瞑想について書きますが、中にはどうして瞑想なんてやるの?と思っている人もいると思います。瞑想というと何か宗教的なものだったり、禅を思い浮かべたりするかもしれません。でも、そういうものとは全く関係はありません。

悟り?それも違います。悟りなんて開かなくてもいいのです。悟りというのは、言ってみれば自分勝手な理屈みたいなものです。そんなものは不要です。

私が瞑想をする理由は、サーフィンをする理由と同じです。ポジティブに前へ進むパワーをくれるものだからです。

波乗りすると誰でも元気になります。どうして?と聞かれても答えられません。そういうものだからです。瞑想もそれと同じです。前号のサーファーズジャーナルの記事に同じようなことを書いている人がいて、うんうんと独りうなずきながら読んでいました。(本当は、科学的な根拠があるのは、ちょっと前にブログで書いたとおりです)

サーフィン、ランニング、瞑想。どれも自分にとってパワーをくれるものです。


話は変わりますが、今日12月8日はジョン・レノンが亡くなった日だそうです。はっきり覚えてます。私は高校一年生でした。朝ごはんのときに何気なく目を落とした朝刊(たぶん12月10日です)の見出しで事件を知ってかなりショックを受けました。



もうひとつ、12月8日は日本人が忘れてはいけないこと、考え続けなければいけないことが起こった日でもあります。



今の季節の波は、西からやってきて太平洋岸を通過していく、いわゆる南岸低気圧を待つ季節です。場合によってはクローズしてしまうくらいの波も立ったりします。波も立ちますが、寒気も同時に入ってくることがほとんどです。

つまり寒い。寒さが本格的になってくることが波が立つ条件だったりします。寒いのは誰だって嫌ですが、波が上がると思ったら寒さも楽しみじゃないですか?(じゃない?)でも、季節は変えられませんから、自分をそちらへ合わせていくしかありません。そう考える方がポジティブというもんです。

だから、どんどん寒くなれと思います。寒いと言っても北の方と比べたら湘南なんて暖かい方です。ちょろっと準備しさえすれば寒くないのは、いつも私が言っているとおりです。

さて、週末に遊びに来ていただいた方はご存知だと思いますが、土日は腰痛が再発して腰がカクカクしておりました。店の前に看板替わりに置いている、BINGのビンテージボードを出し入れするのに難儀いたしました。

ブログに書いたとおりに、木曜に波乗りしたときには全く平気で、力いっぱい身体を動かしておりました。それから金曜日は軽く走って、土曜の朝目が覚めたら起き上がれませんでした 笑。

筋肉痛もそうですが、歳取るといろいろと遅れてやってくるのは腰痛も同じだったみたいです。

やれやれ、またふりだしに戻るか…とストレッチとストレッチポールをしっかりとやって、できるだけ暖めて腰を冷やさないようにしておりました。

二日間そんな辛い状況が続いたのですが、今朝起きてみたら嘘みたいに腰が軽い。もしかしたらこれがジジイの超回復か?笑。それで今朝はランニングとチンニング、それに腰を気にしながら体幹。

どうやら腰は平気っぽいです。

チンニングというのは懸垂のことです。最初に試してみたら12~13回出来たと書きましたが、背中側に筋肉を使うように親指を外してやってみたら、まあ出来ないこと。(誰に対してなのか分かりませんが)恥ずかしいくらいに出来ない。

でもNHKの筋肉体操と同じでチンニングも続けていたら少しずつですがしっかりと力を入れてできるようになってきました。とりあえず今は5回x2を1セットにして、それを3セット。5回を10回に増やせるように続けたいと思います。

よくYOU TUBEなんかで、腹筋○○回を三か月間毎日やったらどうなるか?なんていう実験ぽい動画がありますが、毎日やっちゃダメです。回復させる時間は大事です。先ほど書いた、ジジイの超回復は最低二日くらいかかります。

これでテイクオフのときの瞬発力アップになるのか?いろいろと試しておりますが、基本は「追い込まず気持ちよく」です。体育会じゃありませんから。

明日は沖で西風が吹いて、今日よりは少しだけ波があるかもです。潮が上げてくる朝早~くが良さそうです。

私は走りたい気分なので、明日は海ではなくて少し長めに走ってみようと思います。今はサーフボードと同時に身体のテストです。さて、ジジイな身体がどう反応してくるか?

こういう風になりたい。良く見れば、昨日のダイアモンドテールじゃないですか。これかな~笑。

JUST SURFING from alfonso vazquez on Vimeo.




思い出しました。突然のインフルエンザで寝込んでいたのは、ちょうど一年前です。たくさんの人と接することもなく、海と自宅と仕事場程度の狭い行動範囲の中でいつのまにかで感染したのですが、今年だったらややこしいことになっているところでした。今年は念のため予防注射を打ちました。

乾燥する冬場は保湿が重要です。インフルエンザ予防には保湿が重要だというのはご存知だと思いますが、同じくCOVID-19にも有効な可能性があるとのことなので、部屋の加湿と鼻と喉の保湿効果もあるマスクはやっぱり大事。ショップも加熱式の加湿器を使い始めました。

手洗い、消毒、マスク、うがい、人が集まるところは避ける、避けられない場合はできるだけ短時間で、長丁場になってくると慣れが出たり、気持ちが緩みがちになるのは誰しもあることです。昨年のインフルエンザ、結構きつかったのです。コロナは想像もつきませんが、あれを思い出して気持ちを引き締めていきたいと思います。皆さまもお気をつけください。


素敵なシングルフィンのユーズドが入荷いたしました。私には、よだれモノです 笑。


同じ形で6’2”に乗っていたの覚えてますか?ブログを検索してみれば、もう8年も前のことでした。台風の波だったり、オンショアの波だったりいろんなコンディションで楽しませてもらったシングルフィンです。8年前のブログです。

フィンの形状による違いや、シングルとマルチフィンの違いを改めて考えるようになったのは8年前のダイアモンドテールがきっかけです。

このアウトライン、そもそもは活さんが70年代に作っていたものを再現してもらったものです。活さんが昔乗っていて、調子良かったシングルフィンと同じものを作ってくださいと頼んだら、この形が出来上がってきたのです。

前回、シェイプルームへ行ったときにたまたま当時のモノクロの写真を見せてもらったのですが、まさにこのダイアモンドテールでした。

そこへこのボードです。すっかり8年前のあの感じを思い出してしまいました。


良く考えてみれば、同じ形でボンザーも作っています。6’3”と6’6”(下の画像)です。


歳を取った分長くして(笑)、6’6”~6’8”ぐらいでダイアモンドテールのシングルフィン、いいかもしれません。





ロングフィッシュ。10フィートオーバーの長ーいフィッシュです。未確認ですが、おそらく今まで最長だと思います。フィンはツインです。フィッシュですから。

ボトムはコンケーブではなく、フラット気味のゆるいロールボトムにエッジが効いた、ダウンレール気味のレール。テールはVEE。

面白そうですがこれは私のじゃありません。さしずめグライダーフィッシュです。グライダー、自分でも作ろうと思っています。私は今のところ10’2”。シングルフィンです。

これを見ていてアイデア湧いてきました。先駆者のおかげです。

サーフグリップのソックスが入荷しました。


ソックスといっても、かなりしっかりしています。アッパーから足首までは5ミリで、ソール(足裏)が3ミリです。

昨年から自分でも試しているラジアルソールのソックスです。ブーツとの大きな違いはソールの柔らかさです。ブーツはラバーのソールがきっちりと貼り付けられていますが、これはラバーの表面にラジアルソールという滑り止め加工がされた柔らかいソールです。

昨冬、ずーと履いていましたがブーツよりも柔らかくて足裏の感覚が強いのが特徴です。使った後に簡単に裏返せます。製造は安心のメイドインジャパンです。

冬の小物は売り切れてしまったら、また来年というものがほとんどです。(プレミアムブラックのショートインナーは今月中に少量入荷予定があります)

そろそろ寒さ本番。MENEHUNEウェブサイト ご覧ください。


モモ、コシの波だったという前日よりも高い波高の予想に、これは波があるぞと海へ行ってみることにしました。満潮は午前七時。満潮から二時間くらい過ぎたくらいで良いかなと、期待しつつ午前九時少し前に海に到着したものの…。

波、じぇんじぇん無いじゃありましぇんか。


あきらめてシェイプルームへ行っちゃおうかと思ったものの、上の画像でほんのすこーし盛り上がっているところが、15分に1回くらいくるセットでなんとか乗れそうなくらいに割れてくるのを発見。

波高は高い予想だし、これからもう少し引いてくるし、過去にこういう状況から急にサイズアップした経験も何度かあるので、とりあえずは入ってみようかとウェットに着替えて入水してみました。ウェットはゼロの3フルです。

ところがですね、入ってみたらさっきまで来ていた乗れそうな波が全然こないのですよ。

他に誰もいない、波も無い海にポツンとひとりだけ。何だか妙な状況だなあと思っていたら、なぜか次々とパドルアウトしてくる人たち。さらに妙な状況になってきました。

ダメ押しで、いつも入っているおっちゃんが入ってきた(すでに小一時間経過)その途端に波が。おっちゃんにずーっと待ってたから、これ乗せてとワガママを言ってようやく最初の一本にテイクオフ。

その波が最初だったみたいで、それからなんとか乗れるスネ・ヒザの波が…。持っていったのは、8.0のフィッシュ。浮力はありますがもっと大きいのにすれば良かったと悔やみつつも、今日の目的は、ボードよりも波よりも「腰」のつもりで来たのを思い出して、8.0で力いっぱいパドルします。

先週まではパドルの姿勢からテイクオフの動作をすると、腰に痛みが走ってうまく立ち上がれなかったのですが、それが改善されているかどうか腰のテストです 笑。

まずは試しに、この波でそんなに張り切らなくても…と若干回りから引かれるくらいの勢いでパドルしてみます…。

平気そうです。

なんとかボードが滑り出したボードのノーズをピークの反対側へわざと振りながら立ち上がって、ピークの下へフェイドターンしてみます。

大丈夫です。痛くありません。

8.0のフィッシュ、小さな波でも良く滑ってくれます。小さなフェイスを軽くデッキを踏んで滑らせてから、イメージしていた通りにゆっくりとカットバックしてみます。上手く回ってくれますが波に力が無いので、途中でスピードが落ちます。崩れそうになる体勢をもどしつつボードを身体の真下に引き寄せます。

ぜーんぜん大丈夫じゃないですか。

前回、海に入ったのは11月9日です。その時はまともな波乗りもできないくらいに腰が痛くて、身体は最悪のコンディションでした。

それから三週間と三日です。アルコールはきっぱりと止めて、毎日きっちりとストレッチポールとストレッチ。ランニングと体幹と背中の筋トレで身体は普通に使っていました。今回はストレッチポールが効いたように思います。

10年以上使わずに部屋の隅に置いてあったストレッチポールですが、背中の筋肉を緩めるには効果的だと改めて実感しました。筋膜リリース的な使い方はお尻だけ。後は説明書に書いてあるような基本の使い方を忠実にやっていました。

1回の使用は15分ほどですが、やった後には背中から腰にかけて緩む感じがします。あらためてストレッチポール見直しました。これからはちゃんと使うことにします。

それからアルコールです。過去に何度か経験していることですが、アルコールの影響が完全に抜けるまでは2~3週間かかります。

主に夜の寝つきであったり、睡眠の質に現れるように思います。先週末くらいから、かなりぐっすりと深く眠っている実感があります。ノンアル生活もまた続けようと思います。



結局、あの波で3時間以上入っていました。全力パドルで相変わらず回りはドン引きだったかもですが、腰は平気です。それから、波乗り後の運転です。腰痛以前にも波乗り後のクルマの運転は腰がきつくなっていたのですが、それもありません。気持ちいい疲労感があるだけです。

もちろん自宅へ戻ってからストレッチポールと念入りにストレッチをいたしました。翌日の今朝も(夕方の今も)腰は調子いいです。このままの状況をもろもろキープしていこうと思います。

今朝は波乗り後のカラダゆるめランで、5キロくらいをゆーっくり。遠くの山々、丹沢からその向こうの山梨の山々、甲府盆地のさらに先の南アルプスの山も見えるようになってきました。すっかり冬の空気です。


新潟のSさんのプリモ8.4。シェイプ完了しました。後ほどご連絡いたします!


小さな波でも長いフィッシュ気持ちよく滑ってくれます。身体も調子いいですが、ロングフィッシュも良かったです。

そんな感じで、身体はようやく前へ進み始めた感じです。

最初にサーフボードを抱えて海に入ったのは、梅雨どきの少し肌寒い時期でした。それから夏秋と過ぎ、冬に備えて買っておいた5/3ミリのフルスーツを着て海に入ったときには嬉しくて堪りませんでした。

どうしてかと言うと、冬でも海に入って遊ぶことができるという事実が嬉しかったのです。

子供の頃から海で遊ぶことが大好きだった私ですが、遊べるのは夏だけ。海水浴場だってお盆が過ぎてしまえば、「地獄の釜の蓋が開く」などと言われていたくらいで、9月に入ってしまったら海で遊んでいる人なんていませんでした(子供の頃の九州でのお話)。

それが季節に関係無く、ましてや寒い冬だって海へ行けるじゃないですか 笑。いつでも海で遊べるのが妙に嬉しくて、寒さなんて気になりませんでした。波乗りを始めたのは二十歳を過ぎてからですが、子供みたいに喜び勇んで冬の海に出かけていっていたもんです。

波乗りを始めたきっかけは人それぞれだと思いますが、私の場合はそれが一番です。上達するにしたがって波が良いとか、今日はダメなんていうサーファーの目線が加わってきましたが、根本的なところは海が好きなのです。

冬は寒いです。当たり前です。波乗りを始めたばかりの頃は冬の装備も分からず、ウェット着てるから大丈夫…ぐらいの考えでした。今思い出すと、あのときは寒くて堪らなかったろうなあ、といろいろと思い当たるフシはあります。低体温症の初期症状ですね 笑。

いまじゃ笑いごとじゃありませんが、夏場の熱中症と同じで、昔はイロイロと現代とは思考が違っていたのです。

低体温症の初期症状は、身体の震えが止まらなくなる状態です。それくらいならもしかして経験あるかもしれません。それを過ぎると身体の動きに支障が出始めます。

ウェットは進化しているし装備も豊富で、昔と比べると今は夢みたいです 笑。真冬のいちばん寒い日でも、装備次第で寒さを感じないばかりか、海の上でほっこりすることもできます。北風ピープーでも平気です。

ウェットももちろん重要ですが、風と水を通さないインナーやブーツ、グローブ、フードは首からの浸水をストップしてくれます。それらの防寒効果は(使ったことが無い人がいれば)想像以上のものがあります。手、足、首、頭を保温は大切なのです。

ウェットに最低限の浸水と防寒機能があれば、プラスの装備で寒さ知らずです。(腰が心配ならブーツ、肩が凝る人はグローブです)

品切れしているブーツは週末、プレミアムブラックの起毛インナー(これが暖かいのです)は年末に入荷する予定です。

今日の気温は例年の1月と同じくらいだそうです(午後5時現在で7度です)。しばらく暖かい日が続いていたので急な寒さが身体にこたえますが、1月はこんな感じだという予行演習にはなりそうです。海の水温は気温に2か月遅れなのでまだそれほど冷たくなってはいないと思いますが、これから確実に冷たく寒くなってきます。

いろいろと試してきています。冬のウェットスーツと防寒対策のことはご相談ください。

澄んだ海水、海底のリーフ、冷たい海水、風。気持ちもキリっとする冬の波乗り、大好きです。








オーダーいただいた、9フィートちょうどのプリモのアウトラインです。幅は私の9’0と同じで、22と1/2インチです。幅は23インチでもいけます。

普段、シングルフィンのノーズライダーやPIGなどに乗っている方が乗ると、ログとは全く違うサーフィンができます。波乗りのバリエーションが広がって面白いと思います。

50/50のソフトレールで丸いボトムのログは、正直言って遅いです 笑。重たいログにはその楽しみ方と面白さがあるのはよーく知ってます。それも好きですから。でも、コンケーブボトムとレールエッジが入ったシェイプのシングルフィンも面白いです。

レングスは9フィート代で、9’8”~9’9”まで作ることができます。でも普段のログよりも短くするのがおすすめです。このプリモと同じように9’2”~9’0くらいもいいですが、8フィート代も面白いです。

ロングボードの感覚が無くならない範囲のレングスにするのが楽しむためのポイントです。8’4”ぐらいでロングボードの感覚と同じにパドルアウトとテイクオフができます。ログからでも違和感なく扱えますが、重たいログとはくらべものにならない軽快さとスピードです。9’.0の長さでもそうです。

小波でも十分走ってくれます。サイズが上がって、ログでは少々厳しいコンディションでは楽に波乗りが楽しめます。

私はロングボードサイズのプリモは、8’0、8’4”(三本目を現在製作中)と9’0を所有しています。8’0で覚えているのはちょうど一年前のこのとき。サイズがある波を余裕を持って捕まえて波の壁を走ってくれ、背中側のレールに思い切り身体を預けると長さを全く感じず、安定感をキープしながら戻ってくれました。

そのくせ小波でも、かなり遊べる万能選手でもあります。

プリモ、6.8、6.9、7.3、8.0、8.4、9.0と来ましたが、前にも書いた通り、次は10’2”行きます。マジです 笑。

先週までは、少しハードに身体を動かすと腰痛が戻ってしまうので、若干暗くなっていたのですが、それもだいぶ改善してきたように思います。今朝、身体をいじめてみましたが、いまのところ腰はそれほど問題ありません(全く痛くない訳じゃありませんが、普段はこんなもんです。たぶん。)やっと波乗り再開できそうです。

アルコールは11月9日のブログに書いてから一滴も飲んでません。トム・ウェイツを聴いても飲みたくなりません 笑。最近、新しいCDを二枚手に入れました。やっぱり最高です。





ミッドレングスというカテゴリーが脚光を浴びたおかげだと思いますが、ここ数年でシングルフィンのサーフボードもすっかり市民権を得たのではないかと思います。

ネットの動画でも、シングルフィンは普通です。ボードの長短にかかわらずなんでも上手に乗りこなしてしまう若いサーファーたちが、かっこよくシングルフィンに乗っています。

新しいのも良いのですが、こんな昔の映像も私は好きです。シングルフィンしかなかった時代の最先端のサーファーが乗るシングルフィンです(映像にはスラスターも出てきますが)

サルタン・オブ・スピードと呼ばれた、テリー・フィッツジェラルドの有名なシーンです。スピードももちろんですが、すごい気持ち良さそうです。

スラスターよりもシングルフィンの方が速いのか?と言うと、答えはイエスでありノーでもあります。崩れていく波に沿って滑っていくときには、シングルフィンの抵抗の少なさにはスピードを感じます。このときばかりは、スラスターのサイドフィンは邪魔だと感じます。スピードに関わらず、波を滑る感触の気持ち良さには邪魔ものです。

加速させようとデッキを踏み込んだり、カールへ戻ろうとカットバックに入るとスラスターはスピードを感じます。加速感はシングルのくらべものになりません。波乗り全体を見ていたらスラスターの方が速いと感じると思います。上の動画で比べてみてもそんな感じです。

シングルとスラスターでは滑るラインが違うのです。スラスターでシングルのように滑るんだったらシングルの方がスムースで速くて、数倍気持ちが良いと思います。



シングルフィンでもっとスピーディにマニューバすることも可能です。それを可能にしたのがボンザーです。ボンザーには2~4つのサイドフィンが付いていますが波を滑る感触はシングルフィンです。

シングルフィン乗りがスラスターに乗ると最初はコントロールできずに手こずるものですが、ボンザーだとすぐに馴染みます。それでいてスラスターのような動きもできるのがボンザーです。

方向舵(サイドフィン)がついているスラスターのサーフィンはどうしても同じようなラインになってきますが、フィンは直進用が一本だけであとはレールで方向を変えるシングルフィンのサーフィンは、乗り手の個性とスタイルが出ます。

スラスターではパフォーマンスの方へ頭(思考)が行くと思いますが、シングルフィンはその辺は自由です。乗り手が自由に楽しめるのもシングルの面白さだと思います。



たまにスラスターに乗るとトライフィンはいろんな動きができてスゲーと思うし、それからシングルに乗るとこれがまた気持ちが良い。どっちもやると、それぞれがより面白くなるんじゃないかと思います。





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