MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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BONITAフィッシュが出来上がりました。今回は二本とも5’6”です。全体的に幅広のアウトラインとフラット気味のデッキシェイプでサイズ以上に浮力はあります。滑り出し速いです。

レールは活さんならではのダウンレール。ボリュームがあります。スピードを付けやすいというより、体重を乗せると自然と前へ進むスピードが出ます。

ベースが広くて直進性が高いフィッシュ特有のキールフィンと、このダウンレールはスピードという面で相性が良いと思います。

それをさらに強調しているのが、ボトムのシングルコンケーブです。これらが合わさって、波を滑る感触はかなり滑らかです。

もう少し長い方がという方には、5’8”のストックもあります。

もっと長い方がという方にはこんなのもあります。


6’8”です。まだリペアから戻ってませんが、ロンガーな私にはかなり楽しめそうな感触です。今年はこれが活躍してくれると思います。

フィッシュ、やっぱり面白いです。

BONITAフィッシュ、ホームページご覧ください。


昨年末にアウトラインを試行錯誤していた、9’6”のPIGです。昨日が今年最初のシェイプルーム。シェイプがだいぶ進んでいました。

ボトムを作っていく過程がよく分かると思います。緩めですがロールを入れていただいています。50/50のレールへきれいにつながるのです。

テールはスクエアですが、角を丸めてもらっています。ここは私のこだわりというか、なんとなくというか、こういう雰囲気が好きなのです。ちなみに、ノーズライダーだったらパキッとスクエアにしてもらいます。

ここのテールエンドに、ブルーのDフィンをグラスオンします。

アウトラインはこんな感じです。スマホで見ていただいているなら、横位置で見るほうがPIGのアウトラインがよく分かるかもしれません。

画像でお伝えするのはなかなか難しいのですが、思わず嬉しくなっちゃうアウトラインです。こういうのを追い求めていたような気がします。これはショップ用のストックボードですが、ブランクスの到着を待ち中の自分のボードも、これと同じアウトラインにするつもりです。

このPIGは、幅が細めというところに特徴があります。22インチ幅です。Dフィンとフラットなロッカーには、幅細めも面白いのです。

一般的にこのくらいのレングスだと、23インチ前後の幅があることが多いですが、それを細くして、ボトムにはロールを入れて意図的に不安定な要素を盛り込もうということなのです。

ロッカーは少ないですし、フィンも大きい、おまけに重たいので、どこかに不安定さがあるとコントロール性(みたいなもの)が生まれます。ロッカーもフィンも重量もいじることができない要素ですから、それを幅に求めたわけです。

コントロール性と言っても、バシバシ動き回れるようなものではありません。

クラシックなロングボードのどっしり感を少し減らして、その減った分を乗り手がコントロールする分にまわしてみようという発想です。

実際、幅があるボードから乗り換えたときには不安定さを感じると思います。細いのでコロっとした感じがします。でもそれにはすぐ慣れて、不安定さは感じなくなって、別のものを感じるようになると思います。

それが何かは自分のボードが出来上がって、それで実際に波に乗ってみてからにしたいと思います。

私より先に体験したい方は、このボードの出来上がりをお待ちください。


明日から三連休です。お店は三日間とももちろん営業してます。BONITAフィッシュのストック、5’6”も2本出来上がっているし(明日、あらためてご紹介します)、0.5㎜ラバーのエアスキンインナーも入荷しています。BONITAの一本はクラシックな3ストリンガー。ご期待ください。
すっかり年末、年の暮れです。それでもやっぱりアタマの中は、サーフボードのことばかり。昨日は今年最後のシェイプルームでした。新しいシェイプの依頼、フォームの確認、変更事項の伝達などなど仕事らしいことを済ませ、活さんを囲むお歴々とランチに行こうということに。

皆さんの到着を待つ間、時間があるので先週届いたブルーのカラーフォームのブランクスにアウトラインを引いちゃおうということに。


このボードはストックでショップに置いておくつもりですが、前回作ったPIG(これです)と少し変えてみようかと考えていたところでした。新しいものを作るのに、願ってもないチャンスゲットでした 笑。

アウトラインを引くのはプレーナーで皮むきして、面を整えてからが通常なのですが、まだアイデアの段階なので、そのままの状態で試し引きです。

私が考えていたサイズでアウトラインが淀みなく、きれいにつながるかどうかということです。まずはサイズにしたがって、ブランクスにマーキングしていきます。引かれた線に小さく点が見えます。ほんのこれだけですが、もう散々に考えた末の位置なのです。


マーキングした位置を基準にテンプレットを当てて、アウトラインを引きます。


テールからのラインが、ノーズのサイズに合わせたテンプレットにスムースにつながってくれそうな気配。


外へ持って行き、遠目に見てチェックしてみますが、どうやら一発OKみたい。自分のイメージどおりです。最近ようやくにして、このアウトラインを作るということを理解してきたように思います。活さんがアウトラインの見方を説明してくれているのが影になって地面に写っています。貴重な体験ですが授業料は無料。


それでも、もうひとつ考えていたテールのラインがあったので、そっちも試してみます。微妙に修正されているのが見えますか?


テールのラインがほんの少しだけ内側へ入って細くなりました。テールが広い方がよりPIGっぽい形になりますが、イメージしていたものに近いのはこっちかな。

活さんもこっちの方がいいんじゃないということで、これに決定です。良いもの出来そうです。レッドシダーストリンガーのブランクスを待ち中の自分のPIGも、これと同じにします。

今回はレングス9.6です。変えてみようと考えたのは幅です。以前にも書きましたが、60年代のボードを見ていると、現在のクラシックと呼ばれるロングボードよりも全体的に細身です。

いままでのフラットなロッカー + Dフィンで、60年代に近づいたと思います。残る違いは「幅」だと思っています。FLAT + Dには幅が広いアウトラインの安定性よりも、(誤解を恐れずに言えば)幅が細い不安定さが、よりボードにコントロール性を与えていると思います。

ノーズコンケーブは入りません。より60年代のボードに近いライディングフィールで、昔の人のようにサーフィンをしたい方はご期待ください。

今年最後のシェイプルームは大きな収穫、最高の気分で、ほどなく到着したお歴々とランチへ出発いたしました。

お歴々というくらいですから、皆さん大先輩です。最高齢の方は76歳(!)でもちろん現役のサーファー。海でよく見かけますが、バンバン乗ります。私は若干54歳、まだまだこれからです 笑。

来年は元号が変わります。平成の年の暮れは、平成30年の今年で最後。昭和から平成に変わったときの妙な感じ、平成では世紀末も体験させてもらいました。あれからもう30年も経ったなんて信じられません。

世の中も元号も、時代につれて変わります。76歳には負けますが、それなりに経験してきたことです。昭和も平成も新しい元号でも私らサーファーは波が立てば波に乗る。こればかりは大昔から変わらない営みです。新しいもの、受け継がれるもの、いろいろありますが、波に乗るという行為は変わりません。

シンプルです。サーファーであることは素晴らしいと思います。波乗り続けましょう。

今年の営業は今日までです。新年は、1月5日(土)から営業いたします。今年一年どうもありがとうございました。2019年もどうぞよろしくお願いいたします!


ご依頼いただいたミニPIG。レングスは7’11”です。きれいなアウトラインができました。これはBOXフィンになる予定ですが、9インチくらいのピボット系か、同じく9インチくらいのプリモ系のレイクフィンでばっちりだと思います。

個人的にはピボットタイプのクラシックな形のフィンを付けたい形です。

レールは50/50~60/40くらいのソフトレールで、ボトムも全体的にゆるいロールドボトムです。ノーズコンケーブは入りませんが、コンケーブ入りも面白そうです。短い分、ノーズ近いです 笑。

ロングボードと同じような感覚で扱えるサイズです。私も8’3”のミニPIGや8’4”のプリモを気に入って使っていますが、パドルやテイクオフはロングボードと同じで、ボードの動きが軽くなるのと(陸でも海の上でも)取り回しが軽いので、とにかく楽しみたいときにはフィッシュなんかと一緒にクルマに積んでおくと、いろいろな場面で活躍してくれます。

どちらかというとロンガーさん向けだと思います。うねりからのテイクオフはもちろんですが、パドルアウトで波をスルーするのもロングボードと同じ感覚で扱えます。

スープがきたらプッシングスルー、ローリングもしくはスープの上を越えていくテクニックが使えます。パドルのスピードと浮力を生かして、ロングボードと同じような感覚で波を越えてアウトへ素早く出ていくことができます。

この8フィートアラウンドサイズのロングボードですが、実はサーフィンを始めたころから使っている馴染みがあるサイズでもあります。

一番最初に作ってもらった9フィートの入門用ボードは一年も経たないうちにぶっ壊しました。これです。若いでしょ 笑。


それから手に入れたのが、本格的なクラシックな3ストリンガーの9’4”のシングルフィンと8フィートジャストのトライフィンでした。

今にして思えば、この8フィートが良かったんじゃないかと思います。

3ストリンガーはもう少し上手になってから乗ろうと大事にしまいこんで、ずっと8フィートで練習していました。

きちんとレールが入ってはじめてバックサイドに行けたのも、あの8フィートでした。20代中ごろの30年近くも昔のことですが、今でもそのときのことはちゃんと覚えています。ほんとです。

初心者がロングボードでやるには難しいマニューバの基本を一通り覚えたのもその8フィートのおかげだったと思います。

そのあとに手に入れたのが、HANSENのディケールにHAWAIIAN PRO DESIGNSのロゴが入ったドナルド・タカヤマさんシェイプの8.4くらいのシングルフィン。今はもう手元にありませんが、あればかなりレアなボードだったと思います。

サイズがあるときなど、いろんな場面で活躍してくれましたが、そんなことを思い出しながら作ったのが、8フィートのプリモでした。いまの8.4プリモはここから始まっています。

話がすっかり飛んでしまいましたが、7’11”楽しめると思います。ご期待ください。

こんなのも作りました。8フィートジャストのフィッシュシモンズはクリス・クリステンソン。2004年でした。

ストックのロングボードに使うブランクスが到着しました。これで今回もDフィンのPIGを作ってみようと思っています。

ストリンガーにはブルーのカラーフォームを使いました。カラーフォームをバスウッドのストリンガーで挟みこんだストリンガーです。

ロッカーを調節して、フラットなロッカーにカスタムしました。書いてある数字はストリンガーとロッカーを調整した数値です。フラット気味のロッカーになっています。


ロッカー、ストリンガーどちらもイメージしていた通りの出来上がりです。発泡はレギュラーのものより一段階だけ重いものにしています。一般的なクラシックボードと同じくらい(10~11キロ)になると思います。

もっと重たいのがイイ、という方にはもう一段階重くすることができます。オーダーのときに相談してください。

ストリンガーに使っているカラーフォームは、ブルーのほか、レッド、イエロー、グリーン、ブラック、グレイなどが使うことができます。ウッドの部分は、白木のバスウッドと濃い茶のダークウッドがあります。

今回は、1インチのカラーフォームを1/4インチのバスウッドで挟み込みました。カラーフォームとストリンガーのそれぞれの幅もご希望に応じて変えることができます。

このブランクスでシェイプしていただいて、8オンスのボランクロスでラミネートします。フィンはDフィンのグラスオン。フィンの色はカラーフォームに合わせてブルーです。

どんなPIGが出来上がるか、楽しみにしていてください。

ストック用のブランクスですが、このフォームで作りたい!という方がおられたら、それもOKです。作ることができるレングスは9’8”までで、BOXフィンやノーズコンケーブもOKです。ご連絡ください。

ストリンガーや発泡密度のオーダーはもちろんですが、ロッカーも変えられます。フラットすぎるのはちょっとという方は、少しだけロッカーを増やしてというのもOKです。ロッカーは難しそうで、という方は相談にのります。

ストリンガーのカスタムとロッカーを調整して、まずは試しにと作ってみたブランクスですが、良いモノが出来上がりました。オーダーの幅が広がって、カスタムする楽しさ倍増というもんです。

オフショアですが前日吹いた強風の残りの風波みたいで、形もサイズも良くありません…が、こんなコンディションでどのくらい楽しめるか?というのも私にとっては重要な命題のひとつです。でしょ?

初乗りは本当はいい波でしたかったのですが、こういう波もカバー範囲に入れているつもりのビッグフィッシュ、6’8”です。


実は良くなかったのは波だけではなかったことに海に入ってから気が付くのですが、それはあとで書くとして、結論から言うとこのビッグフィッシュ、予想の上を行きそうです。

滑り出しは言うまでもありません。この図体ですが、ドルフィンもまあできます。

波がアレなので、速いかどうかは分かりませんが、ダブルフォイルのキールフィンのセッティングとフィッシュならではのコンケーブボトムで、滑る感触はとてもスムースです。

タイミングよく、瞬間的に波がパキッとしたところにボードが入っていけたときの、ヒュンと加速する感じは、波のコンディションが整ったときを多いに期待させる感触でした。

活さんのシェイプですから、スピードが問題無いのは間違いないと思います。それよりも、一番気になっていたのはボードの動きです。

シングルコンケーブにパラレルなアウトライン、まっすぐグラスオンした両面フォイルのキールフィンの大きな長いフィッシュは、どうしても直進性が強調されがちになります。

その辺が果たしてどうなの?!といろいろと考えたシェイプにしていただいた結果…

動きます、この大きなフィッシュ。もちろんフィッシュの動きなので、トライやクアッドとは違います。フィッシュらしく、小さなサイズのフィッシュと同じ感覚でターンしていってくれます。

良いコンディションで波乗りするのが楽しみになってしまいました。ムネ・カタくらいのきれいなフェイスを滑らせたら最高だと思います。活さんのシェイプのおかげです。

昔もそうでしたがやっぱり大きなフィッシュ、好きです。
ビッグフィッシュ、こんなボードです。

それにしても波が小さいので、久しくロングボードをやっていなかったので、Dフィンを引っ張り出してみました。

ひと月以上ロングボードやってませんでした。久しぶりにパドルしてみるとデカイし重い 笑。このボード、重くない部類のはずなんですが、重くてたまりません。

しかもテイクオフして立ち上がると短いボードを引きずって、前足に乗っちゃう。必然的にボードは言うことを聞かず、ひっくり返ってばかり。アタマとカラダに変えるところを言い聞かせて、なんとかロングの感覚を戻すとやっぱりDフィンは面白い 笑。なんでも波を滑れば面白いという単純な私です。

ロングボードもやっぱり面白いです。Dフィンいいですよ。


いろいろと調子に乗って書いてますが、本当のことを言うとビッグフィッシュもDフィンもかなり必死になって(笑)やってました。

珍しく来た良さそうな波をフィッシュでつかまえて滑り出そうと、立ち上がった瞬間に足にチカラが入らずひっくり返りました。Kさん、目の前で突然ひっくり返ってすいませんでした。ブツからず幸いでした。

いつだかも似たようなことがありましたが、昨日は疲れは残っていなかったので最初は??でしたが、思い当たったのはアレ。

ニーボードです(フィンのキックです)

その前々日に新しいニーボードをみっちりやったせいで、両足首がダメだったみたいです(家に戻って、試しに床の上で立ち上がる動作をやってみたら、足首がカクっとなって引っくり返りそうになりましたから)

波だけじゃなくて、カラダもそんなコンディションでしたが、それでも大きなフィッシュは楽しめてました(Dフィンはそれなりに楽しめましたが、若干無謀でした)

こんなに足首にダメージ残ったのは始めて。イロイロなことをやると思わぬところにイロイロとダメージが出るもんですね。



それで今日は朝起きたら身体がバキバキ。ほぐしてあげようとゆっくりゆっくり走ったトレイルがきもちいい冬晴れでした。


足首はまだ不自由ですが、ビッグフィッシュはこれから楽しみです。そして、ニーボードやった後は気を付けないといけないことを学習いたしました。

6’8”のフィッシュが出来上がりました。ダークウッドのストリンガーを使って、今回はノーカラーに仕上げました。クリアもシンプルでいいもんです。仕上げはトップコートをかけてツヤを出さずに仕上げた、いわゆるウェットサンディングという仕上げです。

あ、すいません。これは私のボードです。売り物じゃありません。

サイズは、6’8” x 21”1/2 x 2”3/4 です。考えた末のアウトライン、かなり気に入っています。

ビッグフィッシュは、10数年前のフィッシュブームの頃から乗っています。時間を経た分、(自己)満足度も上がっている完成度だとボードを触りながら、ひとりでニヤついています。

フィンは両面をフォイルしたダブルフォイルのフィンを選びました。長くなった分、動きは不自由になるかもしれませんが、そっちよりもスライド感重視です。話はそれますが、自分で何を求めるかはっきりしていると、道具も選びやすいし楽しさも大きくなります。楽しむのは自分ですから、分かっていれば簡単なことなのです。

それでも、滑る感覚はしっかり確保しつつ、動きも考えた設計にはなっているはずなので、乗ってみるのが楽しみです。ヒザ波から使えるビッグフィッシュです。

昔は、雑誌にフィッシュは5フィート代の短いものと書いてあった(と思います)ので、大きなフィッシュはどうも外道的に見られていた感がありますが、今は9フィート以上あるフィッシュも珍しく無くありますから、受け入れられやすいんじゃないかと思ってます。

5’6”はちょっと頑張っちゃいますが、6’8”はお気楽に楽しむためのフィッシュです。お気楽でも速いですよ。



5’8”も出来上がってきました。こちらはストックボードで、店頭で販売いたします。


こちらはティントカラーで着色してピカピカに仕上げました。今回はラベンダーカラーです。毎度、きれいな色を出してくれるグラッサーさんに感謝です。のちほどホームページにアップいたします。



ビッグフィッシュもラベンダーティントも一見にしかず。見に来てください。大きなフィッシュはオーダーでお作りします。大きいのは6’6”くらいから、6’9”くらいまでがいいんじゃないかと思います。

濃い色のストリンガーは、注文になりますので少し余分に時間をいただきます。


これも出来上がりましたよ。パッドを張る前はワイドなアウトラインのせいで若干間が抜けて見えるので、この角度で。

8フィート4インチ、TIKI(ティキ)モデルが出来上がりました。カツカワミナミサーフボードはオーダーをいただいて作ることが多いのですが、それぞれのモデルがどんなボードなのか、実際に触っていただけるように店頭用のボードです。もちろん気に入っていただければ、その場でお持ち帰りもOKです。



TIKIは、まず一見してお分かりいただけるラウンドノーズとラウンドピン、そしてシングルスタビライザーが特徴のモデルです。その形からオールラウンドタイプのロングボードをそのまま8’4”のサイズにしたようにも思えますが、それはかなり違います。

どこが違うのか?そのためのストックボードなのです。

ボトムを見るとまず分かるのがコンケーブです。ノーズからテールまでしっかりと通っています。そしてその周りのボトムデザインです。コンケーブはレールの少し手前まで。その先はレールへ向かってゆるやかにデッキ側へ上がっていきます。

レールがデッキ側へと上がって、ボトムよりも少しだけ高い位置、デッキ側から下りてくるレールと出会う部分にははっきりとエッジが入れられています。

このボトムとレールのデザインは、シングルフィンモデルのPRIMOも同様です。自分でもお気に入りの8’4”のPRIMOも同じボトムとレールの形状をしています。

コンケーブはボトムの水流を整えます。水流を集め、テール方向へスムースに流していく役割ですが、TIKI(PRIMOもしかり)のレールはその水流をスムースにリリースしていくことできる形状になっているため、長いコンケーブであってもボードのコントロール性を損なうことがありません。

つまり、ボトムの水の流れをコントロールするためのボトムとレールのデザインと言えると思います。

そしてTIKIの場合は、サイドフィンという方向舵に向かって水流をそれぞれ効率よく振り分けるための、VEEとロッカーがテールまわりに入っています(シングルフィンのPRIMOはまた違うデザインになっています)

実際に乗ってみると分かるのですが、コンケーブのおかげでダウンザラインはとても速く、スムースです。

そしてターンは驚くほど軽くスムースです。乗り手が行きたい方向へ体重を乗せていくと、それをスムースにトレースしていってくれます。このTIKIは8’4”ですが、9フィートプラスのサイズのTIKIでも同様です。

しっかりとしたラミネートで(デッキには追加のクロスでパッチが入っています)しっかりめの重量がありますが、スピードを付けやすくするため。しかし実際に乗ってみるとその重さは全く感じません。逆にスムースにマニューバするための要因のひとつになっています。

8’4”の長さでは、沖へでるためのパドル、テイクオフのときのパドルの感覚はロングボードと同様の扱いができます。パドルが速いので多少サイズがあるコンディションでも沖へ素早く出ていくことができます。

テイクオフはうねりから滑り出します。

シングルのPRIMOもそうですが、このサイズのTIKIは普段ロングボードに乗っている人なら、気を置かない波乗りを楽しめます。ロングボードよりも短いのですが、波の乗りすぎに注意…というのが、TIKI、そしてPRIMOの8’4”に乗られている方たちの総括的にいただいている評価です。




今回はシトラスカラーをイメージしたティントでラミネートしていただきました。これまであまり使ったことが無い色でしたが、微妙できれいな発色に仕上げていただいています。

店頭に置くボードは、カラーのテストの意味でかなり考えて指定しています。それぞれの色は記録を残していますので、同様のカラーでお作りすることも可能です。

しかしこの色、かなり気に入りました。シトラスティントと呼ぶことにします。

新しいTIKI8’4”の色とかたち、見に来てください。

活さんが乗っているのは、同じサイズのTIKIです。

rush hour #surfing #surfer #beach #typhoon #typhoonswell #rushhour #congestion #funwaves


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昨日のお話です。前日の波高予想が最初は潮の時間でヒザ~モモくらいあればと思っていたのが、時間が経つにつれて少しずつ高くなってきたので「これは予想以上に上がるかも」とすこしだけ期待して早起きして海へ。

着いてみればとコシ~ムネのしっかりとした波。たまーにある、リバース湘南マジックです。こういうときは人も少ないのです。


ボードはこれを持って行きました。8’4”のプリモと5’6”のBOINITA。Dフィンじゃなくて、プリモだったのは結果的に大正解でした。


潮がもっと引いてきたら5’6”にしようと、まずは8’4”のプリモで入水。

久しく波が無かったのですが、お気に入りの8’4”。何も問題は無いはずなのですが、落っこちてばかり。人がいないのでどんどん波には乗れるものの、やっぱり落っこちる。

おかしいなあと、海の中で気持ちを落ち着け(笑)もう一度。でも、やっぱりダメ。そうすると原因はもう、アレしかありません。

そうです。走り過ぎです。ずっと波が上がる予報ではなかったので、週の始めから連日走り込みと体幹トレーニングをきっちり。

それでおっさん、疲れているみたいです。

だって、まず屈伸の動きがとても不自由。ヒザをまげてコシを落とせない。落とした状態からはヒザを伸ばせない。足が加重を支えきれないので、上体が全く安定しない。いつもなら、波を予想して休息を入れるのですが、このイレギュラー波ではそれも無しでした。

仕方ないので、身体が動く範囲の最小限の動きで、波に合わせるサーフィン。

プリモ、本当ならテールのエッジが効いてカットバックはきれいに戻ってくれるのですが、それも(身体が)無理。ボトムターンもぐっとレールを入れて…は無理。

テイクオフから軽く向きを変えて、波にレールをセットして滑らせてひたすら真っすぐ。カットバックはちょっと向きを変えるくらい。

それでも気持ちよく走ってくれるのは、ボードのおかげ。やっぱりこの8’4”のプリモ、最高です。Dフィンだったら大変でした。

足が言うことをきかないくせに散々やって、それから無謀なことに、5’6”も立ち上がるだけでもやっとこうとフィッシュを持ち出します。

よれよれでもなんとかなるものですが、やっぱりよれよれ。フィッシュは撃沈でしたが感覚だけでもつなげることができたかと思います。そんな状況でも、楽しいのには変わりありません。

よれよれでも、かなりハッピーでした 笑。

海から上がったあとは、よれよれでテンション高いままシェイプルームへ。

活さんは、3ストリンガーのBONITAフィッシュをシェイプ中。クラシックですね~。こんなのも出来ます。


よれよれでも、たっぷり楽しめるプリモの8’4”、やっぱりおすすめです。ロンガーの皆さん、これを持たない理由はありません。

同じ8’4”でサイドフィン付きのTIKI、店頭用のストックボードが出来上がりました。きれいなティントカラーで出来上がっています。詳しくは明日お知らせします。

さて、こちらはユーズドボードです。9’4”のオンフィンタンカークルーザー。私が乗っていたのと同じ仕様のログです。


この方も私と同じで、デッキ凹まさないようで、とてもいいコンディションです。フォームからオーダーで作った、手がかかっているログです。よんどころのない理由で手放されます。クラシックボードお探しの方にはばっちりかと思います。その他ユーズドボード、お値下げもしています。

MENEHUNE BEACH STOREホームページご覧ください。
カスタムオーダーのプリモが出来上がってきました。6’9”と8’4”の二本です。

サイズもストリンガーの仕様も私のプリモと同じです。カラーは、エメラルドグリーンのティント、ターコイズグリーンとも言えます。この色、デジカメだとなぜかハーレーション気味に写ってしまうのですが、きれいな色です。


そして、8’4”。こちらはうすいブルーのティント。これも好きな色です。



6’9”も8’4”も小波からサイズが上がったときまで、いろいろなコンディションでオールラウンドに使えて信頼感がある頼れる一本になってくれると思います。

例えば、今はロングに乗っていて将来的には5フィート代のフィッシュにも挑戦したいというような方なら、6’9”(6.8でも)くらいで慣れておくとその先のフィッシュへの移行もスムースです。

8’4”は、ロングボードのパドルやテイクオフはそのままに、マニューバや取り回しを軽くしたい方、サイズがあるときに楽しみたいという方に最適です。



乗ったことがある方ならお分かりいただけると思いますが、プリモはシングルフィンながらそれ以上の感触で動いてくれます。もちろんシングルフィンならではのスピードは、やっぱりシングルフィンだなあと(変な表現…)多いに実感させてくれます。

ひみつはボトムのコンケーブとレールの形、そしてエッジ。これらの組み合わせがダウンザラインのスピードとシングルフィン以上の運動性能を生み出しています(…と推測しています)

ボトムのコンケーブで水の流れを効率的にテールへ向かって流しますが、ボトムのロッカーと違う曲線に作られているレールのライン、それプラス、レールエッジがターンのきっかけをになります。

ターンし始めると、テールがターン(水流)をホールドしてくれるような感触を感じます。テールまわりのエッジがサイドフィンのような働きをしてレールをキープしてくれる感じです。



普段、重たいクラシックなログに乗られている方には、8’4”がかなり楽しめます。乗り方はログのままでOKです。ログとは違う、コンケーブのグライド感とスピードがログと同じスタイルで楽しめます。どんどん乗れてしまうので、乗りすぎ注意です。初心者の方や女性の方にも良い結果が出ています。

プリモは自分自身で、6’8”、6’9”、7’2”、8’0、8’4”(は二本目です)、それに10’とたっぷり体験済です。10フィートは特殊ですが(笑)どのサイズも自信持ってお勧めいたします。

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