MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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サーフィンを始めたころ、サーフボードのことも海や波のことも良くわかっていなかったころからどうしてなのかシングルフィンに心引かれます。中・高生のころ、妄想をふくらませながら見ていた雑誌に出てくるボードがシングルフィンばかりだったからかもしれません。
すっきりと絞りこまれたテールのラインに大きめのフィンがひとつ。シングルフィンはどんな角度から見てもシンプルで納まりが良く見えます。
波の上での動きもシンプルです。レールからレールへの動きがゆったり大きいシンプルなサーフィン。ロングボードでもショートボードでもシングルフィンの波に合わせるように滑っていくきれいなサーフィンにあこがれます。
シングルフィンのサーフボードは乗り手を自然とそんなスタイルにしてくれるように思います。
ロングボードのシングルフィンはそれほど珍しくありませんが、短いボードでシングルフィンに乗っている人は少ないように思います。
ショートボードに乗っている人もぜひ乗ってみてください、シングルフィン。
こんな貴重な映像も見つけました。
来週は波ありそうですね。
すっきりと絞りこまれたテールのラインに大きめのフィンがひとつ。シングルフィンはどんな角度から見てもシンプルで納まりが良く見えます。
波の上での動きもシンプルです。レールからレールへの動きがゆったり大きいシンプルなサーフィン。ロングボードでもショートボードでもシングルフィンの波に合わせるように滑っていくきれいなサーフィンにあこがれます。
シングルフィンのサーフボードは乗り手を自然とそんなスタイルにしてくれるように思います。
ロングボードのシングルフィンはそれほど珍しくありませんが、短いボードでシングルフィンに乗っている人は少ないように思います。
ショートボードに乗っている人もぜひ乗ってみてください、シングルフィン。
こんな貴重な映像も見つけました。
来週は波ありそうですね。
カツカワミナミサーフボード、ここ最近の人気モデルはこの二つです。
ひとつはMINI2。
6’8”MINIにミニロングのPRIMOのボトムとレールのシェイプが合体して出来上がったモデルです。
元祖エッグボードの6’8”MINIのアウトラインを受け継ぐワイドノーズは滑り出しが速く、PRIMOと同じコンケーブボトムで滑らかにスピーディに滑ってくれるミニエッグです。ツインスタビライザーやトライフィンなどマルチフィンでも、シンプルなシングルフィンでも相性がいいファンエッグです。
長さは5’6”から、長くするとMINIモデルに名前が変わりますがいろんな長さで作ることができます。
そしてもうひとつはKK FISH。この丸っこいノーズと絞り気味のテールが作り出す独特のアウトラインに惹かれちゃう人が多いみたいです。
70年代にカツさんが見た、リノ・アベリラのフィッシュにインスパイアされたクラシックなフィッシュです。スティーブ・リズのサンディエゴフィシュ→ リノ・アベリラのツインフィッシュ→ マーク・リチャーズのツインフィンへとフィッシュからMRツインへの進化の過程のちょうど中間地点に位置しているフィッシュデザインです。
ボトムのシェイプはフラット~VEEボトム。サンディエゴ系のフィッシュでよく使われているシングルコンケーブのボトムのフィッシュに乗っている人にはこのフラット~VEEのシェイプは新鮮な感覚になると思います。
ワイドなノーズは前へ前へとスピードを付けやすく、絞り気味のテールとボトムのVEEでより軽快なマニューバを楽しめます。
ずっとフィッシュに乗っていた人もあらためてフィッシュに乗るのを楽しくさせてくれるのがKK FISHです(私もその1人。クリステンソンのフィッシュとKK FISHの感覚の違いを楽しんでいます。)
カツカワミナミサーフボードはこちらからご覧ください。
モチベーションは上がっていますが、波は風波でパッとしませんね…。
波乗りしたいよう。
話は変わって昨晩のこと。
晩ご飯を食べていると窓の下(我が家の食堂は2階)の庭から鳥のような動物のような、なんともいえない不思議な鳴き声が聞こえてきました。
あまりの奇妙な鳴き声に明かりをつけて庭に出てみるとレモンの木のうしろに光る二つの目。
こちらをみながらひょっこり立ち上がった顔は白い線が入った見覚えがある顔。
ハクビシンでした。
柵を身軽に乗り越えて隣家の庭へと消えていきました。しっぽが長かったです。
ハクビシンってあんな不思議な鳴き声なんですね。初めて聞きました。
そして、窓を開けて寝ていたら今度は帰って行くのか、寝室の窓の下(寝室は1階)を鳴きながら来た方向へ歩いていきました。
今朝見たらアスパラの根元に大きなウンチが…幸いベリー類は食べられていませんでした。
いろんな生き物がいるもんですね。
スプーンでのテイクオフ。
普通のニーボードのように両手でのパドルは、スプーンの底に身体がくるので両方の盛り上がったレールが邪魔になって無理。
身体を後ろへ落として片手は伸ばしてボードを押さえて推進力を伝え、もう一方の手はパドルをしながら足はキック。
滑り始めたらデッキにムネを乗せて押さえ、ボードが確実に滑り始めるのを確かめてさっと座り込んでいます。ここが難しそう。慌てて座ってしまうと乗り遅れてしまいそうです。
私のはこれに登場するのと同じエッジが無いタイプ。こんなにカッコよく乗ってみたいなあ。
妄想中です。
サーフマットで波に乗るからマットサーフィン。分かりやすいですね。でも実際にやってみるとよく分からなくなったりします。
エアマットに乗って波が来たらバシャバシャとやって波押されて岸に向かって真っ直ぐ滑っていく。それもマットサーフィンと言えなくもないですが、それはとても海水浴場的な光景でもあります。
マットサーフィンはそれとはかなり違います。マットでサーフィンするのです。
波のピークから滑り出して、サーフボードと同じようにボトムでターンをして波のフェイスを走り、カットバックやカービングターンもしちゃう。そうやって滑って初めてサーフィンと言っていいと思います。
サーフマット、なんとなく簡単そうなイメージがありますが、実際にやってみるとそれほど簡単ではないことにすぐに気が付きます。
難しいんです。
フニャラカした空気が入った袋をコントロールするんです。サーフボードでは当然のフィンやエッジ、しっかり硬いレールというものが無いのです。ロッカーだって簡単に変わります。
これは先日のブログの写真です(今日もマイクさんからチューブの新しいシークエンスが送られてきました)
よーく見てください、マークさんの右足を。
フィンを波に立てて、ストールしています。
上の写真には続きがあります。フィンを使ってストールしてスピード落として見事チューブの中へ。
よーく見てください、マークさんの手を。
左手はマットを握り締めて、右手は軽~くマットの上においてリラックスムードです。
それから一枚目はマットに真っ直ぐ乗ってムネをくっつけ気味にしているのが二枚目では上体が起きて肩の線が気持ち波の方向へ向いています。チューブの中でテールが持ち上げられながらうまくバランスが取れています。
マットは柔らかいからマークさんの動きを水面にダイレクトに伝えているはずです。
マットでただダーっと走っているだけのように見えるかもしれませんが、身体のあちこちを使ってトリミングしています。
身体の下からはマットの空気を通して水が流れる感触がビンビン伝わってきているはずです。
想像しているよりもずっと奥が深いサーフマットです。波と一体になるというのはこんなことを言うのでしょうか。
マークさんちょっとだけ、どや顔です。
サーフマット、ホームページにアップしました。
海水浴規制のビーチで乗りこなして海水浴客のみなさんをアッと言わせてください。
エアマットに乗って波が来たらバシャバシャとやって波押されて岸に向かって真っ直ぐ滑っていく。それもマットサーフィンと言えなくもないですが、それはとても海水浴場的な光景でもあります。
マットサーフィンはそれとはかなり違います。マットでサーフィンするのです。
波のピークから滑り出して、サーフボードと同じようにボトムでターンをして波のフェイスを走り、カットバックやカービングターンもしちゃう。そうやって滑って初めてサーフィンと言っていいと思います。
サーフマット、なんとなく簡単そうなイメージがありますが、実際にやってみるとそれほど簡単ではないことにすぐに気が付きます。
難しいんです。
フニャラカした空気が入った袋をコントロールするんです。サーフボードでは当然のフィンやエッジ、しっかり硬いレールというものが無いのです。ロッカーだって簡単に変わります。
これは先日のブログの写真です(今日もマイクさんからチューブの新しいシークエンスが送られてきました)
よーく見てください、マークさんの右足を。
フィンを波に立てて、ストールしています。
上の写真には続きがあります。フィンを使ってストールしてスピード落として見事チューブの中へ。
よーく見てください、マークさんの手を。
左手はマットを握り締めて、右手は軽~くマットの上においてリラックスムードです。
それから一枚目はマットに真っ直ぐ乗ってムネをくっつけ気味にしているのが二枚目では上体が起きて肩の線が気持ち波の方向へ向いています。チューブの中でテールが持ち上げられながらうまくバランスが取れています。
マットは柔らかいからマークさんの動きを水面にダイレクトに伝えているはずです。
マットでただダーっと走っているだけのように見えるかもしれませんが、身体のあちこちを使ってトリミングしています。
身体の下からはマットの空気を通して水が流れる感触がビンビン伝わってきているはずです。
想像しているよりもずっと奥が深いサーフマットです。波と一体になるというのはこんなことを言うのでしょうか。
マークさんちょっとだけ、どや顔です。
サーフマット、ホームページにアップしました。
海水浴規制のビーチで乗りこなして海水浴客のみなさんをアッと言わせてください。
夏なので、というわけではありませんがサーフマットが入荷いたしました。コレです。
今回は私が書いた図解入りのマニュアル ”HOW TO SURF............mat” を特別にお付けします。まあ、あんまり約に立たないかもしれませんが…。
こんな感じです。
ドルフィンスルー
これは私もまだ修得していません(すいません)。 マーク・トンプソンさん曰く、「両腕(ヒジから先の部分)でエアマットの前側を両側から抱え込みつつ、腹からモモを使ってマットの後ろ側を身体で抱え込んで沈む。」「パワーが必要だ。」…ということでした。
両腕で前方を抱えてアタマ方向から潜ろうとするとマット内部のエアが後ろに移動して、お尻が沈んでくれません。おそらく全身マットを抱えて潜るような感じだと思います。上手くいったらブログで書いてみます。危険がすくないコンディションで練習してください。
大きめの波が目の前で崩れたとき私はこれに近いことをやっていました。ノーズを前から両腕で抱え込んで、腹とモモでしっかりとマットを挟みこんでスープを耐えていました。リーシュを付けられませんがワイプアウトのときには手でつかめるので身体から離れることはあんまりありません。万一手放してしまったとしても、足ヒレがあるので追いかけるのはとても楽です。他のサーファーにぶつけてしまっても大丈夫です。
出来てないことが書いてある変なマニュアルですが、サーフマットのマスターに聞いたそのままをお伝えしております。
それからこんな感じです。
ロッカー
サーフマットは身体がサーフボードです。マットのロッカーも身体で調節することができます。ターンのときには身体を反らしたり手を使って持ち上げてロッカーを増やします。スピードに乗って滑っているときには抵抗をできるだけ減らすように平ら(フラット)になって滑ります。身体をねじる、ひねる、マットもそれに反応してくれます。
サーフマットの最大の特長であり面白いところがこの柔軟性だと思います。波の上でサーフボードを自分の思い通りの形に変えることができるのです。波を滑っているときには空気というクッションを通して、マットの下に流れる水がダイレクトに身体に伝わってくる感覚は結構病み付きになる気持ちよさです。他のどの道具よりも滑らかで速いのがサーフマットなのです。
マークさんにもらったサイン入りの写真もおまけに差し上げます(写真は二種類です)
明日はお休みなので休み明けにサイトにアップいたします。
お楽しみに。
今回は私が書いた図解入りのマニュアル ”HOW TO SURF............mat” を特別にお付けします。まあ、あんまり約に立たないかもしれませんが…。
こんな感じです。
ドルフィンスルー
これは私もまだ修得していません(すいません)。 マーク・トンプソンさん曰く、「両腕(ヒジから先の部分)でエアマットの前側を両側から抱え込みつつ、腹からモモを使ってマットの後ろ側を身体で抱え込んで沈む。」「パワーが必要だ。」…ということでした。
両腕で前方を抱えてアタマ方向から潜ろうとするとマット内部のエアが後ろに移動して、お尻が沈んでくれません。おそらく全身マットを抱えて潜るような感じだと思います。上手くいったらブログで書いてみます。危険がすくないコンディションで練習してください。
大きめの波が目の前で崩れたとき私はこれに近いことをやっていました。ノーズを前から両腕で抱え込んで、腹とモモでしっかりとマットを挟みこんでスープを耐えていました。リーシュを付けられませんがワイプアウトのときには手でつかめるので身体から離れることはあんまりありません。万一手放してしまったとしても、足ヒレがあるので追いかけるのはとても楽です。他のサーファーにぶつけてしまっても大丈夫です。
出来てないことが書いてある変なマニュアルですが、サーフマットのマスターに聞いたそのままをお伝えしております。
それからこんな感じです。
ロッカー
サーフマットは身体がサーフボードです。マットのロッカーも身体で調節することができます。ターンのときには身体を反らしたり手を使って持ち上げてロッカーを増やします。スピードに乗って滑っているときには抵抗をできるだけ減らすように平ら(フラット)になって滑ります。身体をねじる、ひねる、マットもそれに反応してくれます。
サーフマットの最大の特長であり面白いところがこの柔軟性だと思います。波の上でサーフボードを自分の思い通りの形に変えることができるのです。波を滑っているときには空気というクッションを通して、マットの下に流れる水がダイレクトに身体に伝わってくる感覚は結構病み付きになる気持ちよさです。他のどの道具よりも滑らかで速いのがサーフマットなのです。
マークさんにもらったサイン入りの写真もおまけに差し上げます(写真は二種類です)
明日はお休みなので休み明けにサイトにアップいたします。
お楽しみに。
FREE.
トランクスシーズン真っ只中です。毎年たくさんのオーダーをいただいくオーダートランクスのパンクマウスパンツ(NALUTOトランクスもヨロシクです)ですが今年はカマンベールというモデルが大人気。
今日届いたのはこんな色使い。どちらも個性的でクラシックな雰囲気たっぷりです。形は一言でいうとクラシック。丈はモモが潔く出る長さで腰まわりのフィットはぴったりめ。二本のボーダーがクラシックな雰囲気です。
このトランクスでどんなボードに乗られるんでしょう。サーフトランクスを見ているとなんだかワクワクしてくるのは私だけか?
長年にわたってサーフィンをするために考えられてきたデザインがサーフトランクスの独特の雰囲気をかもし出しているのだと思います。最近のハイテク素材のトランクスも機能的で良いですが、私はクラシックな素材を使ってクラシックなパターンで作られたトランクスが好きです。
伸縮性が少ないローテク素材なので普通にまっすぐ立つとお尻の後ろがポコッと余ります。でもボードにまたがって波待ちの姿勢になると、この余った部分のおかげで身体に程よくフィットしてきます。
メーカーのロゴが腰の後ろに入っているものが多いのも波待ちの体勢のときに一番目立つ場所だからなのでしょうね。
そしてフラップが付いたワックスポケットもサーフトランクス’らしさ’を演出する存在です。
トランクスで思い浮かぶサーファーたちもいます。例えばグレッグ・ノール。囚人服のような縞々のジェイルハウスパターンがトレードマークでした。ハワイアン調のフラワーパターンがトレードマークだったのはフィル・エドワース、真っ赤なシンプルなトランクスはデューイ・ウェーバー、ミキ・ドラは黒いショーツ(かな?白いショーツ姿の写真も思い浮かびますね)、といった具合です。
トランクスが活躍する季節は意外と短いのですが、トランクスはサーファーのアイデンティティの一部、サーフカルチャーだと言ってもいいくらいに大切な存在だと思います。
みなさんの愛用のトランクスはどんなのですか?
さて今日海へ行かれた方はたっぷり波乗りして大満足で、今頃冷たいビールを思い浮かべながら家へと帰っている途中だと思います。明日はさらにサイズが上がってハードなコンディションになる予想が出ています。コンディションと自分の技術、体力、体調をしっかりと見極めて海にはいりましょう。無理や無茶は禁物です。今日は止めておこうという選択をすることも大切なことです。
海に入っていたら急にサイズが上がってきて…と昨日少し書いたと思いますが、こんな感じでした。
サイズが急に上がったときより前の記憶はあまりないのですが、台風のうねりで波乗りしていたときです。当時はいまよく入っているポイントより三つほど西側に移動したリーフのポイントで波乗りしするのがほとんどでした。
普通にいつもの顔ぶれで波待ちしていると、急に水平線が盛り上がって何やら恐ろしげなものがやってくるのが見えたのです。それは今までのセットよりも格段に大きく見えたので、私は急いでアウトに逃げました。
その波は波を待っていたポジションよりもかなり沖で崩れそうに立ち上がってきたので、必死になってパドルしてなんとか乗り越えることができたと思った次の瞬間、波のてっぺんから見た光景は次の波がさらに大きく立ち会って今にも崩れようとしている光景でした(まあ、よくあることですが)
もうヤバイと思い、さらに必死でパドルをしたおかげで次の波もなんとか乗り越えることができて、安全と思われるアウトまで出ることができました。
ホッとしてまわりを見回してみると海の中は私一人でした。他のサーファーたちはさっきのセットをくらってインサイドに押し戻されてしまったようです。
セットが収まって「さて少しインサイドに戻って波に乗って岸に戻ろう」とパドルをはじめるとまたさっきのセットが沖に盛り上がるのが見えるじゃありませんか。
それでまた沖に戻りますが、後ろから見た波はチャネルを挟んだ両隣のポイントと一直線に繋がって大クローズアウトです。
岸を見るとサーファーたちが次々と上がっていくのが見えます。
自分がいるのは普段ではありえないくらいのアウト。岸が遠く見えます。だんだん心細くなってきます。「どうやって岸に帰ろうか…」
次々とやってくるセットの波はインパクトゾーンよりもインサイドへ戻る隙を与えてくれません。滑り降りてそのまま真っ直ぐいくしかないか…と思ってテイクオフを試みるものの、大きく一直線になって立ち上がる波のトップから波のボトムを見てしまうとあまりの高さにテイクオフしようという気持ちは、恐ろしさでしぼんでしまいます。
とりあえずは待つことにして様子を見ていても、サイズが上がったような気配こそすれ、全く岸へ戻る隙がありません。
仕方無く次にセットの間隔が少しでもできたらインサイドに向かってパドルしようと決心しました。その方法が良いのか悪いのかは分かりませんでしたが、他にはあの波を滑り降りるしか方法はありません。
どうせ波にやられないと岸へ戻れないのは分かってはいたのですが、そのときにはあの波を滑り降りるということはとても考えられませんでした。
とにかくタイミングを見はからってインサイドへパドルを始めます。
背後では波が盛り上がっている気配がたっぷり伝わってきます。
そして崩れる音。
なんとかインパクトゾーンより前に出ることができたような一瞬の希望が沸いて、次にくるはずのスープに乗ってインサイドに戻ろうという考えが頭に浮かびました。
でも後ろから押してくれるはずだったスープが来たと思った瞬間、身体とボードはバラバラになってもみくちゃにされました。
水の中でできるだけスープに逆らわず、インサイドへ流されるように身を任せているとしばらくして海面から顔を出すことができました。
見えたのは次のセットがほとんど目の前で崩れた瞬間。とっさに息を吸い込んでスープに身を任せます。
再びもみくちゃにされますが、それが良かったのか少しインサイドへ流されて、波の力をまともに受ける位置からは遠ざかることができたようでした。
ボードはまだリーシュで繋がっています。
リーシュを手繰り寄せて大急ぎでボードの上に腹ばいになって次のスープに押されて滑り出したときの安堵感。
波を滑り降りて、その勢いでできるだけインサイドにいくのがおそらくベストな方法だったのだと思いますが、意図せず沖で一人ぼっちになった私はすっかりチキンジョージになってたようです。
まあ、そんなこともあったね、という台風の海でのお話でした。
今日届いたのはこんな色使い。どちらも個性的でクラシックな雰囲気たっぷりです。形は一言でいうとクラシック。丈はモモが潔く出る長さで腰まわりのフィットはぴったりめ。二本のボーダーがクラシックな雰囲気です。
このトランクスでどんなボードに乗られるんでしょう。サーフトランクスを見ているとなんだかワクワクしてくるのは私だけか?
長年にわたってサーフィンをするために考えられてきたデザインがサーフトランクスの独特の雰囲気をかもし出しているのだと思います。最近のハイテク素材のトランクスも機能的で良いですが、私はクラシックな素材を使ってクラシックなパターンで作られたトランクスが好きです。
伸縮性が少ないローテク素材なので普通にまっすぐ立つとお尻の後ろがポコッと余ります。でもボードにまたがって波待ちの姿勢になると、この余った部分のおかげで身体に程よくフィットしてきます。
メーカーのロゴが腰の後ろに入っているものが多いのも波待ちの体勢のときに一番目立つ場所だからなのでしょうね。
そしてフラップが付いたワックスポケットもサーフトランクス’らしさ’を演出する存在です。
トランクスで思い浮かぶサーファーたちもいます。例えばグレッグ・ノール。囚人服のような縞々のジェイルハウスパターンがトレードマークでした。ハワイアン調のフラワーパターンがトレードマークだったのはフィル・エドワース、真っ赤なシンプルなトランクスはデューイ・ウェーバー、ミキ・ドラは黒いショーツ(かな?白いショーツ姿の写真も思い浮かびますね)、といった具合です。
トランクスが活躍する季節は意外と短いのですが、トランクスはサーファーのアイデンティティの一部、サーフカルチャーだと言ってもいいくらいに大切な存在だと思います。
みなさんの愛用のトランクスはどんなのですか?
さて今日海へ行かれた方はたっぷり波乗りして大満足で、今頃冷たいビールを思い浮かべながら家へと帰っている途中だと思います。明日はさらにサイズが上がってハードなコンディションになる予想が出ています。コンディションと自分の技術、体力、体調をしっかりと見極めて海にはいりましょう。無理や無茶は禁物です。今日は止めておこうという選択をすることも大切なことです。
海に入っていたら急にサイズが上がってきて…と昨日少し書いたと思いますが、こんな感じでした。
サイズが急に上がったときより前の記憶はあまりないのですが、台風のうねりで波乗りしていたときです。当時はいまよく入っているポイントより三つほど西側に移動したリーフのポイントで波乗りしするのがほとんどでした。
普通にいつもの顔ぶれで波待ちしていると、急に水平線が盛り上がって何やら恐ろしげなものがやってくるのが見えたのです。それは今までのセットよりも格段に大きく見えたので、私は急いでアウトに逃げました。
その波は波を待っていたポジションよりもかなり沖で崩れそうに立ち上がってきたので、必死になってパドルしてなんとか乗り越えることができたと思った次の瞬間、波のてっぺんから見た光景は次の波がさらに大きく立ち会って今にも崩れようとしている光景でした(まあ、よくあることですが)
もうヤバイと思い、さらに必死でパドルをしたおかげで次の波もなんとか乗り越えることができて、安全と思われるアウトまで出ることができました。
ホッとしてまわりを見回してみると海の中は私一人でした。他のサーファーたちはさっきのセットをくらってインサイドに押し戻されてしまったようです。
セットが収まって「さて少しインサイドに戻って波に乗って岸に戻ろう」とパドルをはじめるとまたさっきのセットが沖に盛り上がるのが見えるじゃありませんか。
それでまた沖に戻りますが、後ろから見た波はチャネルを挟んだ両隣のポイントと一直線に繋がって大クローズアウトです。
岸を見るとサーファーたちが次々と上がっていくのが見えます。
自分がいるのは普段ではありえないくらいのアウト。岸が遠く見えます。だんだん心細くなってきます。「どうやって岸に帰ろうか…」
次々とやってくるセットの波はインパクトゾーンよりもインサイドへ戻る隙を与えてくれません。滑り降りてそのまま真っ直ぐいくしかないか…と思ってテイクオフを試みるものの、大きく一直線になって立ち上がる波のトップから波のボトムを見てしまうとあまりの高さにテイクオフしようという気持ちは、恐ろしさでしぼんでしまいます。
とりあえずは待つことにして様子を見ていても、サイズが上がったような気配こそすれ、全く岸へ戻る隙がありません。
仕方無く次にセットの間隔が少しでもできたらインサイドに向かってパドルしようと決心しました。その方法が良いのか悪いのかは分かりませんでしたが、他にはあの波を滑り降りるしか方法はありません。
どうせ波にやられないと岸へ戻れないのは分かってはいたのですが、そのときにはあの波を滑り降りるということはとても考えられませんでした。
とにかくタイミングを見はからってインサイドへパドルを始めます。
背後では波が盛り上がっている気配がたっぷり伝わってきます。
そして崩れる音。
なんとかインパクトゾーンより前に出ることができたような一瞬の希望が沸いて、次にくるはずのスープに乗ってインサイドに戻ろうという考えが頭に浮かびました。
でも後ろから押してくれるはずだったスープが来たと思った瞬間、身体とボードはバラバラになってもみくちゃにされました。
水の中でできるだけスープに逆らわず、インサイドへ流されるように身を任せているとしばらくして海面から顔を出すことができました。
見えたのは次のセットがほとんど目の前で崩れた瞬間。とっさに息を吸い込んでスープに身を任せます。
再びもみくちゃにされますが、それが良かったのか少しインサイドへ流されて、波の力をまともに受ける位置からは遠ざかることができたようでした。
ボードはまだリーシュで繋がっています。
リーシュを手繰り寄せて大急ぎでボードの上に腹ばいになって次のスープに押されて滑り出したときの安堵感。
波を滑り降りて、その勢いでできるだけインサイドにいくのがおそらくベストな方法だったのだと思いますが、意図せず沖で一人ぼっちになった私はすっかりチキンジョージになってたようです。
まあ、そんなこともあったね、という台風の海でのお話でした。
台風6号はきれいにターンを決めて、こっちへ向かってくる模様です。
今週末はたっぷり楽しめそうじゃないですか。いきなりでっかくなっちゃうのかもしれませんが、波乗りできるうちはとりあえずやっちゃいましょう(無理はダメ)
昔、海に入っていて急に入った大きなセットをなんとかかわしたと思ったら、セットの向こうには恐ろしげなセットがずらり。すべて超ワイドなクローズアウトで沖にとりあえず逃げたものの、なかなか岸にもどれず怖い思いをしたことがありました。そんな風に突然クローズコンディションになる可能性もあります。
風はオフショアじゃなさそうですが、ジャンクになるほど強くは吹かなそう。オンショアのときは風が押してくれてテイクオフが早くなると言うし、波のトップでの板の返しも風が後押ししてくれるかもです(波に巻かれる時間が長くなるともいいますが…)
予報のとおりにいけば、水曜の夜あたりに関東地方に近づきそうな感じ。日本近海の海水温はかなり上がっているので、どのくらいの勢力で来るのかが気にかかるところです。
台風7号もできましたが、台風が二つあるときには予想外の動きをすることがあるらしいので、動きは常にチェックしといたほうがいいみたいです。
波乗りできるできないは別としても、しばらく波は続きそうです。
私もタイミングを見て行かなければ。
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