MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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お知らせ:4月16日(金)は午後2時開店の予定です。申し訳ございませんが、よろしくお願いします。


台風2号、来週の23日(金)午後の予想位置です。来週末は波上がるかもしれません。まだ時間があるので予想がブレる可能性はありますが、リーシュの点検くらいはやっときましょう。

明日は定休日です。今日の波がすこーし残りそうな気配ですが、朝は潮がパンパン。引いてくる時間にはうねりも落ちてくるし風もサイドが入ってきそうで、どうもビミョウな感じです。

海にしようか、長めのランニングにしようか考え中です。

こんなところで波乗りしたいもんです。



お知らせ:4月12日(月)はお休みいたします。よろしくお願いします。


サーファーズジャーナル日本語版の最新号の見開きページに登場しているのは、ジョーイ・キャベル。1964年のトラッセルズでの写真です。

60年代のサーファーマガジンや映像を見た人なら誰しも当時のサーファーが持っている「スタイル」に魅せられた経験があると思います。私がサーフィンを始めたときにロングボードをチョイスしたのも、それが理由でした。とにかくカッコイイのです。

すごい「技」を繰り出して目立つのではなく、ボードの上にただ立っているだけで目を引き付けるのです。波の上でのボードのポジションとその上に乗るサーファーの足の位置、ヒザの曲げ方、手の使い方など当時のサーファーたちのスタイルにはそんな魅力がありました。

ロングボードがリバイバルした当初は、長いボードで派手にマニューバしていました。おそらく当時がショートボードのパフォーマンスサーフィン全盛の時代だったからだと思います。それからクラシック回帰でパフォーマンスからスタイルへと意識が変わっていったのはロングボードなら当然のことだったと思います。

ロングボードだけでなく、ミッドレングスも同じです。ロングボードが60年代だったら、ミッドレングスは70年代。シングルフィンの時代です。

ボトムターンとトップターン、それにカットバック。長さにかかわらずシングルフィンでのサーフィンはそれで充分です。波の上での動きは最小限に、あとは上半身の力を抜いてスムースに。いかにスムースに波のよいところを走らせるか。大切なのがトリムです。

ジョーイ・キャベルはノーズ近くに両足を揃え、ヒザを軽く曲げて立ちトリムしています。スピード狂のジョーイ・キャベルですからきっと素晴らしいスピードが出ているに違いありません。

そんなことまで想像させてくれるのがスタイルというもので、サーフィンが持つ美しさでもあると思います。かっこつける必要はありません。自分らしくやればいいんだと思います。スタイルは自然と出てくるものです。





先週シェイプされていた私のログです。昨日のブログでパヴェルさんのPIGのボトムに「ちょっとしたパートがセンター付近にプラスされています」と書きましたが、上の画像でそれと同じことがすでに織り込まれています。

まだ削る前のフラットなボトムに見えますが、よーく見ると真ん中あたりにストリンガーを整えた跡があるのが分かります(フォームにカンナの跡が付いている部分です)。活さんはここを整えた後「ここのラインは基本的にはもう変えないのです」と言っていました。

「センター付近にプラスされて…」と書きましたが、私のログの場合は「センター付近に残された」ということになると思います。プラスしたのではなくて、そこを残したので結果的に同様の形になったということです。

パヴェルさんの場合はどうなのかは分かりません。でも活さんは「ここの流れを変えてしまうと走らなくなります」と言います。プリモのようにコンケーブを掘るボトムのときも同じです。

活さんがシェイプしたボードに乗っている人だったら、そのボードがどれも気持ち良く走ってくれるのは良くお分かりだと思います。サーフボードにとって一番大事な部分だと思います。まずは波の上を気持ちよく滑ってくれること。そのベースがあってシングルフィンかフィッシュか、はたまたトライフィンなのかと、それぞれのボードの種類のお話になってくるのだと思います。


さて、話はくるっと変わってウェットスーツです。STEAMERの春夏用がどんどん出来上がってきています。

今日はちょっと寒そうですが、3フルはお日様が出ればもうそろそろ使えると思います。


機能的にはこれも同じですが、クラシックです。


ジャケットを脱ぐとこの通り。ワインレッドはクラシックな雰囲気です。70年代、ミッドレングスなイメージです。


こちらはロングジョンのみ。STEAMERのニューロゴです。


ショートジョンだとロンスプになります。ちょっとまだ早いですが。


ロングジョンやショートジョンとジャケットの組み合わせは60年代のサーファーがダイビング用のウェットスーツをサーフィンのときに使い始めたことからスタートしています。

ロングボードやフィッシュ、シングルフィンと同じようにクラシックです。それでもどうして「ジョン」なのかは不明です。丸くなくて細長いコッペパンみたいな形のドーナツをロングジョンと呼びますが、ひょろ長く見えるからか?笑。

でもね、昔からロングジョンとショートジョンを着ているとなぜかかっこよく見えるんですよ。だから好きなんです。

ウェットスーツのオーダー、いつでもOKです。採寸は15分くらいで完了します。




ユーズドボードが入荷しました。リッチ・パヴェルシェイプのPIGです。フィッシュは何度も見たことがありますが、ロングボードは初めて見ました。

アウトラインはかつてのヴェルジーのPIGを彷彿とさせるアウトライン。

レールはテーパー気味のソフトなレール。ボトムはノーズからテールまできれいなロールボトムにシェイプされていますが、ただの丸いボトムでは無くちょっとしたパートがセンター付近にプラスされています。

これ実は活さんも同じことをします。私の過去のログは大抵を同じようにシェイプしてもらっています。ちょっとしたことなのですが、それだけでスピードとコントロール性が生まれます。


それにしてもきれいなフォルムです。何より凄いと思うのは全体のフォルムに隙が全く無いことです。ワイドなテールと細いノーズは少々極端な形にも思えます。色々な角度からチェックすると、こういうシェイプのボードはどこかひとつくらい形がいびつに見えてしまう角度があったりするものですが、それが全くありません。

360度、どこから見ても悪魔的に美しいフォイルです。誘われる美しさです。



レングスはボトムラインで10’1”と1/2くらい。こういうボードには細かいサイズは不要です。細かいサイズよりも大事なものがあるのです。

小波よりもしっかりとした良い波でポテンシャルを発揮しそうなボードです。

PAVEL PIGはMENEHUNE BEACH STOREウェブサイト ユーズドページをご覧ください。



某月某日某所。青く塗られたドアの向こうから聞こえてくるのは、規則正しくノコギリを挽く音。ドアをノックしようと近づいたものの、その音を聞いて思いなおしドアから離れ、傍の椅子に腰かけて待つことにする。
ドアの向こうから聞こえてくるノコギリの音はまだ止む気配が無く続いている。長い…いつもより長い…。

こ、これは…中で切っているのはもしかすると……。

いえ、昨日のお話です。シェイプルームへ着いて、ドアをノックして開けようとしたら中からノコギリでフォームを切る音が聞こえてきました。切り終わるまで待とうと思って待っていたのですがなかなか終わらない。

この長さはどう考えてもロングボードです。「これはもしかしてオレの??」とワクワクしながらしばらく待っていると、ひと段落付いた音が聞こえてきたのでドアを開けてみると、まさにそれ。

切り終わったのはまだ片側だけでした。ロングボードは長い分時間もかかります。もう片方も切っていきます。


いつもなら話しかけるのですが、昨日はなんとなく活さんの「氣」のようなものを感じて、しばらく黙って見ていました。

切り終わったら切り口を整えていきます。




サイズを測り、正確に切れていることを確認したら最初はボリュームとロッカーの調整です。

背中に隠れて見えませんがプレーナーを使っています。活さんの背中、大きいです。数えきれない本数のサーフボードを削って、世界の波に乗ってきたサーファーの背中です。

そんな人にこんな風にサーフボードをシェイプしてもらうなんて、普通はなかなか無い経験なのだと思います。(オーダーしていただいた皆さんにもシェイプの画像をお送りしているのは、そんな経験をできるだけシェアしたいから)

テールのロッカーを調節したら次は表。デッキ側からノーズのボリュームを落とします。


全体の大きな流れを作ったら、レールとボトムを作っていきます。シェイパーによって方法はそれぞれですが活さんはこんなマークを要所に付けます。切り口を正確に整えたことからつながっています。


マークを目安にボトムとレールを作っていきます。プレーナーが通った後はきれいな面が出てくるのが見ていて気持ちが良いのです。


ここまででひと段落。レールだけでなく、同時にボトムの大切な部分も整えています。活さんいわく、その部分がきれいに流れていないと気持ち良く滑らないそうです。よろしくお願いします。


ここからが面白いところだそうですが、今ならまだ外へ持ち出せそうなのでアウトラインを撮影させてもらいました。

私のニューログ、こんな感じです。長さは今回も9’6”です。


ノーズは広くはありませんが、PIGというほど細くもありません。ノーズコンケーブは入らず、とにかく波を滑る気持ち良さを楽しむために作ってきたログシリーズですが、最終的にはこのアウトラインが良いみたいです。

幅は23インチ。DフィンのPIGよりも広いです。自然なロッカーが入っています。スムースなボトムはボードが出来上がったらショップへ見に来てください。

今回はブルー系のティントでラミネートして、フィンはいつものグラスオンです。今日、ラミネートへ出発しています。出来上がりが楽しみです。



ご注文いただいたSTEAMERウェットスーツが到着しました。ここのところ大人気です 笑。まずはそろそろ出番が近くなってきた3ミリフルスーツです。

下半身ジャージのリクエストでお作りしました。ラバータイプでは、モモの前とヒザから下がラバーになりますが、これは腰から下が全部ジャージです。

ラバーをたくさん使った方がクラシックなイメージですが、ラバーは爪などの引っかけに弱いですし、ジャージのように生地の合わせ目を縫い合わせることができないため、ラバーとジャージの合わせ目がどうしても弱点になってしまいます(裏で縫い合わせて、表は接着のみです)。柔らかいですからね…。

弱いところを気にしつつ脱ぎ着をしていただければ問題無いのですが、目の前に崩れる良い波につい急いでしまったり、そもそも扱いが雑な人(笑)だと合わせ目が引っ張られて開いてしまったり、よくやるのが急いでいてカカトで足首のあたりをバリっと…。

ジャージだと多少引っ張っても、足を急いで突っ込んでカカトをひっかけても大丈夫です(限度はありますよ)。心当たりがある人は下半身ジャージ(もしくはオールジャージ)をお勧めします。

ラバーだとそんなに弱いのかと言うと、きちんと扱えば大丈夫です。私は全然問題ありません。表がラバースキンのところは扱いを丁寧にお願いします、ということですね。

気を付けていても、ついうっかり爪を引っかけてしまうこともあります。表面だけのダメージならウェットボンドで簡単に治せます。裏地のジャージが見えてしまうくらいやってしまったら裏からの押さえが必要になってきますが、中のゴムが見えてしまっているくらいならボンドでOKです。

ウェットボンドを両面に塗って、表面がべたつかなくなるまで数分間乾かします。それからキズの両側からつまむようにして圧着させれば簡単にくっつきます。表面を乾かすのを忘れないようにしないとくっつきませんのでご注意ください。

STEAMERさんに限らず、うちで作っていただいたウェットならそのくらいの修理はいつでもやりますので、遠慮なく持ってきてください。

もう一つはセットアップ。これでショートジョンと長袖ジャケットでロンスプです。ジャケットは2ミリの長袖タッパーとしてトランクスと組み合わせて使えます。もちろんショートジョン単体で使えて、何やらお得な気分になる組み合わせです。(のちほどロングジョン単体で作っていただければ、3/2ミリのフルスーツになります)


AIDETIFYの春夏カタログも到着しました。さっそくサイトも更新していますのでチェックしてください。



外はずっと凄い風と雨です。夜のうちに北に変わる予報ですので今日は早く寝ましょう。明日はたっぷり波ありそうです。





昨日も今日も気が付けば午後6時過ぎ。ブログを更新する時間がありませーん。今日はユーズドボード入荷のお知らせだけで失礼します。ユーズドボードはホットマンゴーです。

6’2”x20”x2”1/2 スワローテールでオーソドックスなアウトラインのホットマンゴーです。写真写りがいいのでピカピカに見えますが、使い込まれてフットマークがしっかり入っています。ボトムもヘコミ数か所とリペア跡があります。価格は現金プライスで税込み¥25.000でフィン付き。店頭お渡しのみです。

デッキはしっかりフットマーク入ってますがラミネートはまーだ全然しっかりです。ハクリの兆候さえありません。活さんのボード丈夫です。キズは無いのでこのまま海入れます。



明日にでもアップしますが、気になる方はメール等でご連絡ください。




朝は潮が多くて割れませんが、引いてくると少しできます。潮回りが春になってきた、昨日の昼前の某有名ポイントです。

リペア工房からシェイプルームの途中がちょうどいい時間帯なので、ポリタンクにお湯を用意してウェットスーツを持って出かけました。

お湯とウェットを積んで、肝心のサーフボードを忘れているようにも思いますが、リペアをお願いしていたロングボードが出来上がる予定だったので大丈夫。いつもどのボードを持って行くのか悩む私にしては、いつになくなげやりな態度のように思われそうですが、そんなことはありません。

まあ、波に期待はしていなかったのは事実ですが。


潮が引いて割れる波は、見た目以上に力が無くてボードが進みません。こういう波では丸めのボトムにエッジが無いソフトレールのロングボードの方が楽しめます。重量があってルースな分、スムースに滑ってくれます。

このシングルフィンイエロー(いつのまにかカッコイイ名前 笑)は逆にフラットなボトムにエッジが効いたダウンレール。クラシックボードとくらべると引っかかりが多いボトムです。なので余計なところに余計な力をかけてしまうとスピードをロスしてしまいます。弱小波でのトリムは難しいのです。

昨日の小波トリムはクラシックボード(orノーズライダー)の方がフィットしていたと思います。もうちょっと波がしっかりしてくると、このイエローシングルフィンはシャキッとしてきます。ダウンレールでエッジがあるからヒザを曲げて腰を落として…という乗り方ではなく、上体は背筋を曲げずに真っすぐの姿勢でテールをしっかりと踏んで沈めながらターン、というロングボードらしいスタイルで乗る方がしっくり言うことを聞いてくれます。

しかし小波と侮ることなかれです。難しい分、足腰には良く効いてくれるので十分なトレーニングになるのです。


小波乗りの後はシェイプルームへ。足腰に良く効いてくれるもうひとつのボード、ダブルエンダーが出来上がりました。オーダーボードです。


私はレールサーフィン養成ボードと呼んでおります。レールを使うのが大変なのではありません(そんなボードは嫌です)レールを使いやすく出来ています。それでそのレールをちゃんと正しく使うとシングルフィンじゃないようなレスポンスを返してくれます。それがレールの感触だけでムーブを完遂してしまうです。なんというか表現しずらいのですが、そういうボードがダブルエンダーなのです。

他のシングルフィンやフィッシュが調子良くなります。


今ふと思ったのですが、こういうことをいつも書いているせいでイロイロ欲しくなっちゃうのですね、たぶん。




冬のサーフィンは好きですが、暖かいのももーっと好きです 笑。暖かくなってくると、人も増えますが、最近はそういうのも面白くて楽しんじゃってます。

ロングボード、長めのシングルのミッドレングスとフィッシュ、それにニーボード。こんなのが今の自分のスタイルです。

2002年ごろからフィッシュと短いシングルフィンにトランジションして(当時の呼び名はトランジションボード)、ロングボードにはほぼ乗らなくなりました。ロングボードを所有していない時期もあったなんて今考えるとオドロキです。

そんな時期が10年ほど続きましたが、今思うと自分の方向性を見失っていた時期だったように思います。

どうしてロングボードが戻ってきたのか、きっかけは思い出せません。でも、やっぱり自分はロンガーだったんだと思います。活さんがシェイプしてくれた、このタンカースライダーのせいでもあります。

Dフィンにもハマりましたが、今またこのログと同じところへ戻りつつあります。しかしこのログ、かっこいいな。

老後に備えて(笑)ロングボードからもう離れることは無いと思います。重ためのログ、軽めのプリモタイプとそれぞれ用意しております。

それでもまだ、新しいインスピレーションは湧いてきます。キープするところはキープしつつ、新しいことにもチャレンジしていこうと思います。やりたいことはたくさんあるのです。

そして改めて思えば、そんな風にあちこちフラフラしていた時代を通して、ずっと変わらず続けていたのはニーボードです。自分を表現するとき「ロンガー」と呼んでいるのに、KNEELO(ニーロ)も加えていいんじゃないかと思います。

いずれにしても、もうそろそろ春です。冬の間、溜った脂肪はそろそろ燃やしてしまいましょう。








イメージは出来上がっていても、シェイプが始まるまではどうしても「あーでもない」「こーでもない」といろいろ考えてしまいます。新しいログのことです。

カラーリングはもちろんですが、いま考えているのはフィンのこと。ちょっと前のブログで今回はBOXにしてフィンをいろいろ試してみたいと書きました。でも…なのです。いろいろと考えた結果、やっぱりグラスオンにしようと思います。それが一番「らしい」ような気がします。

オンフィンが良いかBOXが良いか、どちらかを選ぶようなときにネットで良く目にする「メリットとデメリット」というような考え方はサーフボードには持ち込みたくありません。合理的に考えて、どちらにするか判断するなんていうことをやっていたら台無しです 笑。

オンフィンのログ、かっこいいです。それだけでデメリットなんてすべて吹き飛ばしてしまいます。合理的な判断は無理です。趣味の世界ですもん、仕方ありません。

趣味の世界ではありますが、オンフィンの良いところを挙げてみることにします(あんまり無かったりして)

オンフィンは、存在も行動もシンプルです。海のすぐそばに住んでいる人が朝、海を見て波があれば、ボードを引っ張り出してワックスを塗ってパドルアウト、そんなイメージです。フィンの位置など細かいことを気にする必要もありません。フィンの根元のロービングのグラスワークを見ながら「いい仕事であるな」と満足感に浸りながら波打ち際まで歩いて行けます。

見た目だけじゃなく乗ってみても、実は少しだけ違いがあります。

BOXフィンはフィンとボトムが角で接していますが、オンフィンはその角の部分をロービングが滑らかにつないでいます。


乗ってみて気が付くかどうかは別として、理屈ではこの方がフィンの根元をスムースに水が流れます。飛行機の翼を考えてみてください。機体とのつなぎ目にはフェアリングという曲面のカバーが付いています。抵抗が少ないんです。

飛行機のようなスピードは出ないのであんまり関係ないかもしれませんが、コンケーブやエッジはけっこう感じますから無視はしたくありません。

まあ、そのくらいです 笑。そうでなければただ邪魔なばっかり。友達とトリップに行くときには嫌われます。家に持って帰ってもやっぱり邪魔です。もちろん、フィンは替えられません。壊したらリペアは大変です(これはBOXも同じか)いちいち考えるまでも無いくらいで、これはもうデメリットと言われても仕方ないくらいです。

そういうことをすべて気にならなくしてくれる「何か」がグラスオンフィンにはあるのかと考えても、そんなことはありません。言えるのは、ただそれが好きということだけです。

メリット、デメリットなんて関係ありません。趣味の世界のログ(サーフボード)はそういうことを超越してます。

だからオンフィンはかっこよく映るのではないかと思います。サーフボードにメリット(利点)、デメリット(欠点)なんていう言葉を使うのは野暮というものです。

オンフィンだから、この映像です。







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