MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
アーカイブ
カウンター
どこのどなたなのか、面影はおぼろげでした。その人が大きなボードケースから取りだしたのは、一本の古いロングボードでした。
クリアのラミネートには全体的に日焼けが入っていて、ところどころに茶色くシミが入っています。それは壊れたところから入った海水が長い年月のあいだに、内部のフォームを茶色く変色させたものだと思われ、そのボードが使われてきた年数を物語っているかのようです。
日焼けと年齢を重ねてきたサーファーの背中と同じだと思いながら、そのボードを良く見るとある特徴あるディテイルに気が付いたのです。
これは昔乗っていた、マイク・イートンシェイプのノーズライダーじゃないか。記憶をたどると、すでに30年近い時間が経っています。
レッドウッドのストリンガーに組木のテールブロック。テールブロックには小さく’EATON’のサインが入り、何より一番特徴的なのがテールまわりのボトムの形です。そのボードを手に入れたサーフショップのオーナーは「船底ボトム」なんて呼んでいたけど、正式名称はあるのかしら?などといろんなことが浮かんできます。(いまさら二郎ですが、どなたかご存知でしたらご教示ください。)
使っていたフィンは…フィンは…?
というところで目が覚めました。もちろん夢です(って、タイトルに書いていたでしょ)。でも、そのノーズライダーに乗っていたのは事実です。今も入っているポイントの、隣の隣の隣くらいのポイントでよく入っていた頃です。ノーズへ片足を近づけ、タイミングを見計らいながら「今!」と思い切って両足を揃えてはひっくり返っていた時代です 笑。
どうしてそんな夢を見たのかは良く分かりません。でもあの茶色いシミの感じと独特のテールのボトム形状の手触りは、目が覚めてもしっかりと残っていました。
どうしても思い出せないのはフィンです。どんなの使っていたっけ?まだ会社勤めをしていた頃ですが、当時からいろいろ試してみる人だったのです。気に入っていたのは、ウッドコアのDA CATフィンだったからそれかもしれません。
あの頃は、60年代に作られたボードがヴィンテージボードとして扱われていました。それと同じくらいの年月が過ぎた今、どこかであのボードが残っていればもうヴィンテージボードです(DA CATフィンはあそこのテトラの隙間にまだ沈んでいるかも?それとも折れたボードにくっついたまま海をただよって誰かに拾われたか?)。
どちらにしても分っているのは、マイク・イートンシェイプのサーフボードは新しくはもう手には入らないということ。
2025年7月2日
明日は未来。シェイプルームへ行ってきます。新しくシェイプされたボードが待っています。
昔良く聞いていたシリーズ(というタイトルでしたっけ?)
もう一曲、ブロンディ
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
クリアのラミネートには全体的に日焼けが入っていて、ところどころに茶色くシミが入っています。それは壊れたところから入った海水が長い年月のあいだに、内部のフォームを茶色く変色させたものだと思われ、そのボードが使われてきた年数を物語っているかのようです。
日焼けと年齢を重ねてきたサーファーの背中と同じだと思いながら、そのボードを良く見るとある特徴あるディテイルに気が付いたのです。
これは昔乗っていた、マイク・イートンシェイプのノーズライダーじゃないか。記憶をたどると、すでに30年近い時間が経っています。
レッドウッドのストリンガーに組木のテールブロック。テールブロックには小さく’EATON’のサインが入り、何より一番特徴的なのがテールまわりのボトムの形です。そのボードを手に入れたサーフショップのオーナーは「船底ボトム」なんて呼んでいたけど、正式名称はあるのかしら?などといろんなことが浮かんできます。(いまさら二郎ですが、どなたかご存知でしたらご教示ください。)
使っていたフィンは…フィンは…?
というところで目が覚めました。もちろん夢です(って、タイトルに書いていたでしょ)。でも、そのノーズライダーに乗っていたのは事実です。今も入っているポイントの、隣の隣の隣くらいのポイントでよく入っていた頃です。ノーズへ片足を近づけ、タイミングを見計らいながら「今!」と思い切って両足を揃えてはひっくり返っていた時代です 笑。
どうしてそんな夢を見たのかは良く分かりません。でもあの茶色いシミの感じと独特のテールのボトム形状の手触りは、目が覚めてもしっかりと残っていました。
どうしても思い出せないのはフィンです。どんなの使っていたっけ?まだ会社勤めをしていた頃ですが、当時からいろいろ試してみる人だったのです。気に入っていたのは、ウッドコアのDA CATフィンだったからそれかもしれません。
あの頃は、60年代に作られたボードがヴィンテージボードとして扱われていました。それと同じくらいの年月が過ぎた今、どこかであのボードが残っていればもうヴィンテージボードです(DA CATフィンはあそこのテトラの隙間にまだ沈んでいるかも?それとも折れたボードにくっついたまま海をただよって誰かに拾われたか?)。
どちらにしても分っているのは、マイク・イートンシェイプのサーフボードは新しくはもう手には入らないということ。
2025年7月2日
明日は未来。シェイプルームへ行ってきます。新しくシェイプされたボードが待っています。
昔良く聞いていたシリーズ(というタイトルでしたっけ?)
もう一曲、ブロンディ
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カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
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先日、MINI QUADというモデルをご紹介しました。ラウンドノーズにフィッシュテールのクアッドフィンモデルです。このモデルが生まれてきたのには、クアッドフィンが再び見直されてきていたという当時の時代背景があります。
もともとのクアッドフィンは80年代に生まれたもので、トライフィン、スラスターから派生してきたデザインでした。それが2000年代の初めに再び使われ始めたのですが、同じ頃に起きたフィッシュブームと合わさって、フィッシュでもクアッドフィンが多く作られるようになりました。
キールフィンのフィッシュのスピードとドライブする感覚はそのままに、より回転性能を高めたクアッドフィンが進化版のフィッシュとして登場してきた時代です。
スラスター系のクアッドとは違います。トライからのクアッドではなく、ツインフィッシュからのクアッドです。
フィッシュにクアッドフィンを取り入れたのも、スティーブ・リズ氏ではないかと思います。ヴィンテージのリズ氏のニーボードで何度かクアッドフィンが付いたものを見ています。そして、そのクアッドフィッシュを2000年代初頭からのフィッシュムーブメントに取り入れたのが、リッチ・パヴェル氏です。
キールフィンを前後に分けるイメージで、フィッシュの感覚を受け継いでいます。ちょうど良い画像が無いので書いてみました。下手くそですいませんがこんな感じです。前後のフィンを合わせると、キールフィンの形になるのが判ると思います。
スラスター系のクアッドはトライフィンからのクアッドだと書きましたが、それに関しては以前のブログでこんな記事を書いています。
2019年11月10日の記事
クアッドはフィンが多いだけに(笑)話に取り留めが無くなりがちなんですが、サーフボードって本当にたくさんのデザインがあると思います。今はミッドレングス、それもシングルフィンが流行っているみたいですが、それ以外のデザインにも興味を持っていただけるきっかけになれば嬉しいです。
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カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
先日のブログの最後にちょこっと登場した、ミニモデルをベースにしたラウンドノーズのクアッドフィッシュモデル。ソープスリッパーと呼んでいたモデルです。小波でも楽しめるモデルとして、6’0~6’8”くらいで作っていました。
最初のシェイプは2006年、そしてこれはそれから10年後の2016年。新しく作って乗っていたときの画像です。隣はプリモの8’4”です(8’4”はこのころからずっとお気に入り)。
このクアッドフィッシュは6フィートちょうどでした。6’0x21”1/2x2”3/4のラウンドノーズでフィッシュテールなので全体的にボリュームあるのはお分かりいただけると思います。
このクアッドフィッシュは主に、ヒザ~ムネくらいの波で使っていましたが、コンパクトなサイズの波の、それほど広くないフェイスで小回りが利くサーフィンが面白いボードでした。活さんのシェイプですのでもちろん良く走ってくれます。
BOOGIEが同じ6フィートですが、BOOGIEよりも少しだけボリュームダウンしたボディとクアッドフィンの組み合わせでBOOGIEよりも軽快な操作感が特徴です。クアッドフィンの組み合わせを変えて、ルースさとドライブのふたつの性格で遊ぶことができます。
私はドライブするカナードフィンタイプのセッティングが好きでした。ラウンドノーズへ頭から体重を載せていくと波のゆるい所からスルスルと滑り出してくれ、レールを意識しながらのカーブの感触が身体にしっかりと浸み込んで残ってます 笑。
BOOGIE同様に全体的にボリュームがありますが、よりマニューバできるロッカーとボリュームバランスです。ロングボードからの乗り換えも大丈夫なのは、BOOGIEと同じです。
人気ではBOOGIEの上ですが、少し違う性格を持っているこのMINI QUADも私的にはおすすめの一本です。
さて最来週はまた台風ができそうです。画像は7月9日(水)の午前6時の予想です。先なのでまだ分かりませんが引き続きチェックしておきましょう。
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カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
最初のシェイプは2006年、そしてこれはそれから10年後の2016年。新しく作って乗っていたときの画像です。隣はプリモの8’4”です(8’4”はこのころからずっとお気に入り)。
このクアッドフィッシュは6フィートちょうどでした。6’0x21”1/2x2”3/4のラウンドノーズでフィッシュテールなので全体的にボリュームあるのはお分かりいただけると思います。
このクアッドフィッシュは主に、ヒザ~ムネくらいの波で使っていましたが、コンパクトなサイズの波の、それほど広くないフェイスで小回りが利くサーフィンが面白いボードでした。活さんのシェイプですのでもちろん良く走ってくれます。
BOOGIEが同じ6フィートですが、BOOGIEよりも少しだけボリュームダウンしたボディとクアッドフィンの組み合わせでBOOGIEよりも軽快な操作感が特徴です。クアッドフィンの組み合わせを変えて、ルースさとドライブのふたつの性格で遊ぶことができます。
私はドライブするカナードフィンタイプのセッティングが好きでした。ラウンドノーズへ頭から体重を載せていくと波のゆるい所からスルスルと滑り出してくれ、レールを意識しながらのカーブの感触が身体にしっかりと浸み込んで残ってます 笑。
BOOGIE同様に全体的にボリュームがありますが、よりマニューバできるロッカーとボリュームバランスです。ロングボードからの乗り換えも大丈夫なのは、BOOGIEと同じです。
人気ではBOOGIEの上ですが、少し違う性格を持っているこのMINI QUADも私的にはおすすめの一本です。
さて最来週はまた台風ができそうです。画像は7月9日(水)の午前6時の予想です。先なのでまだ分かりませんが引き続きチェックしておきましょう。
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カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
台風2号ができました。画像は気象庁の進路予想です。米軍とWINDYもおよそこんな感じです。この後は関東東海沖で進路を東に変えて、太平洋沿岸をかすめるように北東へ抜けていくようです。
今強めに吹いているオンショアは、台風が近づいてくると、中心へ向かって吹く風が回り込むように北へ変わる、つまりオフショアになるタイミングがあるはずです。
今のところは明後日の25日が、そのオフショアになるタイミングのようですが、あとは台風の進み方次第です。
私は行きたいのは山々なのですが、25日終日と26日の午前中は動かせない予定がしっかり入っちゃってます。新しいニーボードも試したいのですが、ちょっと無理そうです。
都合付けられそうなウラヤマシイ方たちは、今のうちに仕事と予定の段取り考えときましょう。
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カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
ユーズドボードで販売したログのメンテナンスが出来上がりました。いくつかあったセルフリペアの跡をプロの職人の手できれいにしてもらいました。面を合わせるところはきっちり修正して、リペア跡が残ってしまうところは着色してほぼ目立たない状態に仕上げました。
リペア箇所はよーく見ないと分からない状態まで復元されています。どこを直したのか知らなければ、おそらく分からないと思います。
このログはもともと私が作ったボードです。ロッカーを調整してもらったブランクスを使い、アウトラインは10年間かかってたどりついた理想の形です。一般的なロングボードよりも細身だと思います。それは60年代のログにできるだけ近づけたかったという理由から。
当初はほとんどフラットに近いロッカーを作って、それにDフィンをグラスオンです。ラミネートは通常よりもレイヤーを増やして意図的に重量をつけていました。レールは50/50のナチュラルレール。
そんなクラシックなログが好きなのですが、だんだんと加齢とともに取り回しが大変になって(笑)作ったのがこのログです。コントロールしやすいようにロッカーを付けて、フィンはDフィンではなくピヴォットフィンをグラスオンしています。
レイヤーはデッキの全面に一枚プラスして、ボトムは通常通り。多少の軽量化を図っています。レイヤーを増やしたデッキはフットマークが付きにくく、今の時代に残っている60年代のヴィンテージログ同様にずっと残っていくボードです。
メンテナンスは確かな腕のプロフェッショナルがきっちりやります。リペアもそうですが、本職が手掛けますので決してお安い訳ではありません。内容をご理解いただけるのならそれが必要な金額だということはお分かりいただけると思います。今の時代どなたも同じだと思います。安く、でも綺麗に仕上げてというのは無理なお話です。
とは言っても、できるだけ費用は下げたいので、そこの分は私が泣いている訳ですが(笑)リペアやメンテナンスはそれで良いと思ってやってます。もちろん仕上がりのチェックはしっかりやってます(そういうところには細かいのは、ブログを読んでいただいている方ならお分かりかと思います 笑)。
何より仕上がりを見れば、お分かりいただけるかと思います。
メンテナンスしながら長く付き合っていく、そんなクラシックカーのような付き合い方ができたら素敵だと思います。
最近また聴いている懐かしい音シリーズ。スライ&ロビー Let's Rock 1987年。でかい音で聴いてください。最高です。
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カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
お知らせ:6月11日(水)、12日(木)はお休みいたします。明日は夕方まで一日ピラティスで、明後日はシェイプルームへ行ってきます。活さん、元気にシェイプしてます!
関東地方が梅雨入りしたそうです。梅雨が好きな人ってあんまりいないと思いますが、嫌だといってもこればかりは仕方ありません。仕方が無いのなら、カタツムリにでもなったつもりでこの季節を楽しんでしまいましょう。
雨が降っても、私らサーファーは波があればハッピーなはず―ということで、梅雨時の波について考えてみました。(湘南限定ですのでそのつもりでお読みください)
波を起こすのは「風」です。海面に風が吹きつけることで出来るさざ波は風下へと向かう間に、だんだんとまとまってうねりになります。つまり風の向きがヒントになります。
たとえばある日のこんな天気図。日本の南岸に前線が停滞しており、そこを低気圧が西から東へと進んでいます。
かなり大雑把ですが、前線の南側は、西~南寄りの風が吹いており、前線を挟んだ北側はその逆で東~北寄りの風がそれぞれ前線に向かって吹いています。
湘南に当てはめて考えるなら、前線の北側はオフショアで、南側ではオンショアが吹いているということになります。
そう考えるとこの天気図の場合、南海上ではオフショアで北~東寄りの風が吹いている範囲が広く、前線の南側で吹く風が起こす波を打ち消してしまい、相模湾には波は届きにくいということになります。
前線がもう少し北上して太平洋沿岸に近づいてくれたら―、つまり北~東寄りの風の範囲が小さくなったら、うねりを抑えるチカラが弱くなって前線の南側のうねりが入ってくる可能性が高まってきます。
もうひとつのパターンは、この前線が北上して陸地にかかっているときです。湘南沿岸は西から南寄りの風の範囲に入ってオンショアが吹くことになります。このときの狙い目は前線が離れていくときです。風はオンからオフに変わり波乗りできるコンディションになる可能性があります。
どのくらいの波が立つかは、風の強弱と前線の位置次第です。
大きくサイズアップすることは無いと思いますが、十分に楽しめる波が立ったことは過去に何度か経験しています。
同時に予想が難しいのも梅雨時の特徴です。ずっとオンショアの予想だったのが、3~4日続けてオフショアでクリーンな波で波乗り出来たなんてこともあります。
可能性があれば、とりあえず動いてみるというのもこの季節には必要なことです。外したら外したで、そのときはオンショアでやっちゃえばいいんです。
そんなことをやってるうちに梅雨明けです。今年もすぐに暑い夏がやってきますよ。
ショップの壁にかかっている写真です。2004年となっていますから、もう21年前です。
春先か初夏の台風だったと思います。発達した台風が日本のすぐ近くまで来ていたのですが、うねりが前線にブロックされて昼頃までフラットだったのが、急に前線が取れ(青空で分ると思います)、それに大潮の引きというタイミングがプラスされてこの波が立ちました。
この写真はほんのミドルセクションで、テイクオフのポジションは写真よりももっと右奥で、さらに左側のインサイドまで乗っていくことができた、というのは後日活さんから聞いた話です。
前線の影響が良くわかるお話だと思います。確か25年ぶりの波だったというのは、25年前(現在から数えると45年前!)にもこの波に乗ったという活さんのお話です。
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関東地方が梅雨入りしたそうです。梅雨が好きな人ってあんまりいないと思いますが、嫌だといってもこればかりは仕方ありません。仕方が無いのなら、カタツムリにでもなったつもりでこの季節を楽しんでしまいましょう。
雨が降っても、私らサーファーは波があればハッピーなはず―ということで、梅雨時の波について考えてみました。(湘南限定ですのでそのつもりでお読みください)
波を起こすのは「風」です。海面に風が吹きつけることで出来るさざ波は風下へと向かう間に、だんだんとまとまってうねりになります。つまり風の向きがヒントになります。
たとえばある日のこんな天気図。日本の南岸に前線が停滞しており、そこを低気圧が西から東へと進んでいます。
かなり大雑把ですが、前線の南側は、西~南寄りの風が吹いており、前線を挟んだ北側はその逆で東~北寄りの風がそれぞれ前線に向かって吹いています。
湘南に当てはめて考えるなら、前線の北側はオフショアで、南側ではオンショアが吹いているということになります。
そう考えるとこの天気図の場合、南海上ではオフショアで北~東寄りの風が吹いている範囲が広く、前線の南側で吹く風が起こす波を打ち消してしまい、相模湾には波は届きにくいということになります。
前線がもう少し北上して太平洋沿岸に近づいてくれたら―、つまり北~東寄りの風の範囲が小さくなったら、うねりを抑えるチカラが弱くなって前線の南側のうねりが入ってくる可能性が高まってきます。
もうひとつのパターンは、この前線が北上して陸地にかかっているときです。湘南沿岸は西から南寄りの風の範囲に入ってオンショアが吹くことになります。このときの狙い目は前線が離れていくときです。風はオンからオフに変わり波乗りできるコンディションになる可能性があります。
どのくらいの波が立つかは、風の強弱と前線の位置次第です。
大きくサイズアップすることは無いと思いますが、十分に楽しめる波が立ったことは過去に何度か経験しています。
同時に予想が難しいのも梅雨時の特徴です。ずっとオンショアの予想だったのが、3~4日続けてオフショアでクリーンな波で波乗り出来たなんてこともあります。
可能性があれば、とりあえず動いてみるというのもこの季節には必要なことです。外したら外したで、そのときはオンショアでやっちゃえばいいんです。
そんなことをやってるうちに梅雨明けです。今年もすぐに暑い夏がやってきますよ。
ショップの壁にかかっている写真です。2004年となっていますから、もう21年前です。
春先か初夏の台風だったと思います。発達した台風が日本のすぐ近くまで来ていたのですが、うねりが前線にブロックされて昼頃までフラットだったのが、急に前線が取れ(青空で分ると思います)、それに大潮の引きというタイミングがプラスされてこの波が立ちました。
この写真はほんのミドルセクションで、テイクオフのポジションは写真よりももっと右奥で、さらに左側のインサイドまで乗っていくことができた、というのは後日活さんから聞いた話です。
前線の影響が良くわかるお話だと思います。確か25年ぶりの波だったというのは、25年前(現在から数えると45年前!)にもこの波に乗ったという活さんのお話です。
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5’10”のシングルフィンというオーダーのご相談をいただいて、以前自分で乗っていたボードやオーダーいただいて作ったボードをあれこれと見直しております。
それで感じたのは自分も含めて、フィッシュやMINI2のような小さなエッグのオーダーが少なくなって、代わりにボードのサイズが長くなってきたなあということが実感としてあります。
オルタナティブの人気が高まった中で、今はミッドレングスサイズが人気だということもその理由だと思います(私の場合は加齢という理由もありますが–)。あとは、8’4”をいつもプッシュしているせいです 笑。
あらためて自分が乗ってきたボードを振り返ってみると、以前は5フィート代のフィッシュから6フィートちょっとのシングルフィンに普通に乗っていました。
活さんのトライプレーンハルは6’0。クリステンソンのC-UNITとともに強く記憶に残っているボードです。
この頃はフィッシュブームの真っただ中でした。クリステンソンや活さんのフィッシュに乗ってきた中で、自分はこっち(シングルフィン)だなあという自覚が生まれてきたのはこの頃です。
あれから16〜17年経った現在の私自身のことを言えば、5’8”のフィッシュも乗れると思うけど、そんなに頑張らなくてもいいじゃんといった感じです 笑。波のキャッチが楽で、滑り出してからも楽ちんな8’4”の方が良いという、お気楽発想です。
お若い皆さんは私の真似をする必要はぜんぜんありません。8’4”なんて歳取ってからでも十分楽しめます。できるときにできることをやってみるべきです。できそうなときにやっとかないと、もったいないし、チャレンジが無い人生なんて面白くありません。(大袈裟か–)
とぎれないラインでフローするサーフィンの気持ち良さって、ちょっと短いサイズの方が大きかったように思います(遠い記憶です 笑)。フィッシュなのかシングルフィンなのか、どんなボードをチョイスするのかはご自分の指向性で決めれば良いと思います。(BOOGIEもいいんですよ)
私の場合はそれを今はニーボードで楽しんでいるという訳です。シングルフィンのニーボードはその辺の面白さに気づかせてくれました。
サーフィンの楽しさって、人それぞれですし自分で見つけるものだと思います。だから私の話を鵜呑みにする必要もありません。自分がやりたいことをやればいいんです。
でも、選択肢への視野を広げることで可能性も広がります。時にはチャレンジしてみることも必要だと思います。
選択肢を広げたくなったら、チャレンジしてみたくなったらいつでもご相談下さい。一緒に考えましょう。
それで感じたのは自分も含めて、フィッシュやMINI2のような小さなエッグのオーダーが少なくなって、代わりにボードのサイズが長くなってきたなあということが実感としてあります。
オルタナティブの人気が高まった中で、今はミッドレングスサイズが人気だということもその理由だと思います(私の場合は加齢という理由もありますが–)。あとは、8’4”をいつもプッシュしているせいです 笑。
あらためて自分が乗ってきたボードを振り返ってみると、以前は5フィート代のフィッシュから6フィートちょっとのシングルフィンに普通に乗っていました。
活さんのトライプレーンハルは6’0。クリステンソンのC-UNITとともに強く記憶に残っているボードです。
この頃はフィッシュブームの真っただ中でした。クリステンソンや活さんのフィッシュに乗ってきた中で、自分はこっち(シングルフィン)だなあという自覚が生まれてきたのはこの頃です。
あれから16〜17年経った現在の私自身のことを言えば、5’8”のフィッシュも乗れると思うけど、そんなに頑張らなくてもいいじゃんといった感じです 笑。波のキャッチが楽で、滑り出してからも楽ちんな8’4”の方が良いという、お気楽発想です。
お若い皆さんは私の真似をする必要はぜんぜんありません。8’4”なんて歳取ってからでも十分楽しめます。できるときにできることをやってみるべきです。できそうなときにやっとかないと、もったいないし、チャレンジが無い人生なんて面白くありません。(大袈裟か–)
とぎれないラインでフローするサーフィンの気持ち良さって、ちょっと短いサイズの方が大きかったように思います(遠い記憶です 笑)。フィッシュなのかシングルフィンなのか、どんなボードをチョイスするのかはご自分の指向性で決めれば良いと思います。(BOOGIEもいいんですよ)
私の場合はそれを今はニーボードで楽しんでいるという訳です。シングルフィンのニーボードはその辺の面白さに気づかせてくれました。
サーフィンの楽しさって、人それぞれですし自分で見つけるものだと思います。だから私の話を鵜呑みにする必要もありません。自分がやりたいことをやればいいんです。
でも、選択肢への視野を広げることで可能性も広がります。時にはチャレンジしてみることも必要だと思います。
選択肢を広げたくなったら、チャレンジしてみたくなったらいつでもご相談下さい。一緒に考えましょう。
最近の私のイチオシはやっぱりプリモ 笑。これは長いやつ。ロングボードサイズのプリモです。上の画像は9’3”。オーダーボードです。
8’4”から宗旨替えしたのではありません。同じプリモでも9フィートを越えて、ロングボードのサイズになってくると浮力が増え、推進力も変わってきます。
8’0や8’4”に乗っていただいている方たちが乗っても面白いと思いますが、ぜひ乗ってもらいたいのはロングボードに乗っている方たちです。
プリモのボトムはノーズからテールまでオールコンケーブです。それにエッジがばっちりと効いたレールです。こんなロングボード、他にはあんまり無いと思います。ノーズはポイントノーズでも、大抵はコンケーブとは逆のロールやVEEで構成されているボトムじゃないかと思います。コンケーブはノーズくらい。
そういうロングボードとは全く違う感覚で滑ってくれるのが、ロングプリモです。
以前、8’4”のサイズでTOTOを作りました。フラット気味のゆるいロールボトムで、ロングボードのボトム形状をそのまま受け継いだシェイプでした。作るときはあまり深く考えていなかったのですが、海へ持ち出して滑ったときのゆったりとした感覚が同じサイズのプリモとあまりに違ったのです。
長いボードでゆったりと滑るのはかなり気持ちが良いサーフィンです。それは良く知ってます。でも、そこに(プリモの)コンケーブが入るとこんなにも違うものかという、その感覚の差がちょっとした衝撃だったのです。
そうしたら、9フィートオーバーのプリモが多いに気になり始めてしまいました。
自分で乗っているのは、9フィートちょうどのプリモです。このブログにもちょくちょく登場しますが、5年前に作ってずっと乗っています。
もう少し長めに作り換えようかと何度か考えましたが、ボードが変わっていまの感覚が変わる可能性を考えると手放せずにいます。9’0のプリモは私にとってキープの一本なのです。
以前は長いコンケーブのロングボードは水面に貼り付いてしまって問題が出ると考えていましたが、そんなことは全く無かったのも面白いことです。私のは9’0ですがもっと長さがあっても良いと思います。10’6”まで実績があります。
ノーズへ行くサーフィンでは無いかもしれませんが、ノーズライダーとは全く違う世界を見せてくれます。ノーズライダーの水面を押すボトムと、プリモの水流を後方へと流すボトム形状の違いを多いに感じてみて欲しいのです。
グライダーに興味あるけど、10フィートオーバーは長すぎて…という方なんかには絶対に気に入っていただけると思います。
ロングボードに限らず、ミッドレングスでも同じです。ミッドレングスだっていろんなデザインがあります。もしプリモのウルトラスムースなコンケーブボトムに乗ったことが無ければ、8フィートでも7フィートでも良いんです。ぜひ一度乗ってみて下さい。気持ちいいっすよ。
さて、昨日ご紹介した入荷ボードのうち、まず始めにユーズドをアップロードしました。タイラーウォーレンのクアッドフィッシュです。パフォーマンス寄りのフィッシュですが、クラシックフィッシュの正しい進化の系譜上にあるデザインです。
ユーズドボードはMENEHUNE BEACH STOREウェブサイトご覧ください。
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こういうのが妙に懐かしい、今日この頃の私です。
シェイプの画像を整理してそれぞれをオーダーいただいた方に送り(作られているところから見られたら、いっそう愛着もわくかと思い…)、お問合せいただいたメールの返事を書いて、Tシャツを送り(ありがとうございます&間違えてしまってすいません)、何人かの方にご来店いただいて、それからようやく出来上がったストックボードのパッキンを開くことができました。
見慣れた形でも、新しいボードはいつでもワクワクします。いままでと同じモデルでも、それがフルハンドシェイプのサーフボードの楽しみです。
人の手が作り出すモノは、同じモノでもそれぞれ微妙に違う味わいがあるんです。
まずは、プリモ 8’4”。スピードのためのボリューム配分を見ていると嬉しくなってきます。活さんがシェイプしているところが眼に浮かびます。
誰が何と言ったって走りますよ、これは。
BOOGIE!です。 ピカピカです。

ユーズドボードも入荷しました。タイラー・ウォーレンのクアッドフィッシュは、6フィートジャスト。
今日は時間切れでご紹介だけ。のちほど撮影してアップロードいたしますので、しばしお待ちください。
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見慣れた形でも、新しいボードはいつでもワクワクします。いままでと同じモデルでも、それがフルハンドシェイプのサーフボードの楽しみです。
人の手が作り出すモノは、同じモノでもそれぞれ微妙に違う味わいがあるんです。
まずは、プリモ 8’4”。スピードのためのボリューム配分を見ていると嬉しくなってきます。活さんがシェイプしているところが眼に浮かびます。
誰が何と言ったって走りますよ、これは。
BOOGIE!です。 ピカピカです。
ユーズドボードも入荷しました。タイラー・ウォーレンのクアッドフィッシュは、6フィートジャスト。
今日は時間切れでご紹介だけ。のちほど撮影してアップロードいたしますので、しばしお待ちください。
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ユーズドボードが入荷しました。カツカワミナミサーフボードのクラシックロングです。
全体に細身で60年代のPIGを意識したアウトラインで作りました。ノーズコンケーブがはいらないスムースなラウンドボトム。ノーズは抑え目ですがテールにかけては緩やかにロッカーを入れています。
スムースなグライドとトリミングのシンプルな波乗りをイメージしたロングボードです。
セルフリペアなのでリペア跡が目立ちますが、プロのメンテナンスで綺麗にすることも可能です(メンテナンスは別料金になります)。フットマークは浅く目立ちません。浸水箇所しそうなところは無くすぐに使えるコンディションです。
リペア跡も似合うボードです。気になる方はサイトご覧ください。
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