MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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ずいぶん昔のサーファーズジャーナルに載っていた、JEFF DIVINEさんの写真です。何だか分かりますか?ヒントは赤いTシャツを着て立っている男の人の左側に見えているコンクリート塊の形です。

それは、2005年12月5日のことでした。当時、盛り上がり始めていたフィッシュというサーフボードのことをネットで検索していると、どうもカリフォルニアのクラークフォームがシャットダウンさせられたらしいという情報が伝わってきました。

シャットダウンって、きっとどこかの資本がお金を出してそのまま継続するでしょう、くらいにしか考えていなかったところへ上の写真です。

ターミネーター(当時の知事はシュワちゃん)が乗り込んできたのか思ってしまうくらいのめちゃめちゃな破壊ぶりで、目の前真っ暗になりました。だって、サーフボードが作れないんです。

もう15年も昔のことですから、若い方にはピンとこない人もいるかもしれませんが、CLARK FOAMと言ったらサーファーにとってもっともコアな部分、全てを足元から支えているような存在でした。それが無くなってしまったんです。

製作の現場は混乱しました。カリフォルニアの他のブランクスメーカー、オーストラリア、果ては南アフリカまでいろいろなブランクスメーカーがクローズアップされました。

その後、一年ほどの間に現在もブランクスのメインの供給元であるUS BLANKSが登場し、クラークに近いデザインのブランクスを作り始めたため、だんだんと元の状況に戻ってきましたが、クラーク不在のこの期間の試行錯誤は、その後にいろいろなデザインを生み出すきっかけにもなりました。

何もかも終わってしまったと思ったクラークフォームの終焉は、実は今のカツカワミナミサーフボードにとっては全ての始まりだったのです。

なんだか話が重くなってきてしまいましたが、これを紹介したかったんです。久しぶりの復刻です。クラークフォームのTシャツが入荷しました。厚手の素材で、サイズ感もいい感じです。


すっかり昔の話になってしまいましたが、やっぱりサーファーのTシャツはこれです。

アップロード、少々お待ちください。


波があるのかどうかなんて知りません(たぶん無いはず)。今はひたすら走って、それから筋肉体操です。走るのはトレイル。アップダウンがあるコースを8キロほど走るのが日課です。


炭水化物も良く食べてます。飲み過ぎない程度にビールくらいは飲んでいますが、体重はさほど変わりません。今は増えても気にしないようにはしていますが、増加分は2キロ以内に抑えようと思ってます。

空がきれいで遠くまですっきり見えます。冬の良く晴れた日など年に数回しか見えない、群馬と新潟の県境の谷川連峰が連日見えています。人の動きが少ないと空気も澄んでくるんでしょうか。ちょっと複雑な気持ちになりますが、やっぱり青空は気持ちがいい。


木洩れ日がくっきりとした影を落としています。このトレイルも以前より人は増えました。それでも数人とすれ違うくらいで平和です。


足元をよく見ていると珍しい山野草がひっそりと咲いています。ギンランです。


戻ったら、昼飯。きちんと作ってきちんと食べるのが大事だと思っています。ゴーヤチャンプル定食です。


おかげで身体は元気で調子いいです。また海に入れる日を想って、今は身体(と心)の調子を整えて日々過ごしています。

私のように海へは車を使って行くサーファーは、海辺の駐車場が再開してくれないことにはどうしようもありません。

それにはまず、行動の制限をうながしている緊急事態宣言が解除されることが必要です。

緊急事態宣言が解除されれば、完全に元のように戻るのか?というとそうでもないと思います。緊急事態宣言が解除されても科学的、医学的に解決されない限り感染のリスクは残りますから、今までとは違う意識をもって行動することを要求されます。

そうしないとまた元に戻ってしまいます。

NSA、日本サーフィン連盟のホームページにこんな発表がありました。https://www.nsa-surf.org/news/20200507/
今後の行動基準の一つになると思いますが、事態は常に流動的ですから新しい情報に耳を傾けることが大切です。

海に歩きや自転車でアクセスできる方は、緊急事態宣言下の今でもこれを守って波乗りを再開させて欲しいと思ってます。

そして、新しい気づきなどがあればどんどん発信、共有してもらいたいのです。

ジョギングはOKでサーフィンはNGというのは意味不明です。自粛、自粛では思考停止と変わりません。海が遠い私たちも、いつかは新しい考え方の元に動き出さなけれいけないときがやってきます。それに先駆けて身動きが取れない私たちに先だって実践してもらいたいのです。

これは波乗りだけじゃありません。世の中を再始動させないと未来はやってきません。今はそれの準備期間だと考えていますが、必ずその時はやってきます。

波乗りも、仕事も、皆で考えてこれからを作っていかなくちゃいけないんだと思います。




店は開けていませんが店にいます。籠って入荷してきたトランクスを整理したり、雑用仕事を片付けております。しかし、カリフォルニアから届いたトランクスの山を見て思うのは、果たしてこいつらの出番は来るのだろうか?ということです。

今は波乗りも我慢するときです。やっていいのは、私が裏山のトレイルに走りに行くのと同じ感覚で、自宅の目の前の海に入れる人たちぐらいだと思います。ウィルスの感染拡大を防ぎ収束に向かわせる、最も効果的な手段は人の移動を制限することです。

これは別にわが国の首相が唱えていることではありません。今回のこのコロナウィルスの騒ぎとは関係なく、世界の感染症学会で言われていたことです。残念ながら日本では、それほど知られていなかった(というか必要なかったのかもしれません)ことです。

以前も紹介しましたが、このシュミレーションがとても分りやすいです。
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/f0dabb884cbed6d1190c4f749cd74c7b/1533549739

とにかく人の移動と接触を少しでも減らすことが、それだけ収束の時期を早めるということです。自分一人くらいだったら気を付ければ大丈夫と考えて多くの人が同じように行動したら、その分収束に時間がかかります。

昨年、一昨年とインフルエンザに罹りましたが、自分の生活環境は通勤電車に乗ったり、不特定多数の人が来店することもなく、人と接する機会が少ないのにもかかわらず、どこかでもらってきています。それよりもはるかに感染力が高いとされているコロナウィルスです。どこでどう貰っちゃうか、行動範囲が広がればその確率が高まります。そしたら今度は、自分が感染源ということに十分なりえます。

コロナウィルスの野郎が様々な素材の上でどのくらいの期間、活性化しているか(感染力があるか)ということをしらべた香港大学の研究結果があります。参考になると思います。
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/041700679/
奴ら、けっこうしぶといです。

自分のことに戻ります。

そうなんですよ。海は我慢と言いつつ自分が鬻いで(ひさいで)いるものは、波乗りで使うものばっかり。「行くな」と言いつつ「行け」と言っているような、この矛盾が自分の中で摩擦を起こしています。

やっていかなくちゃいけないのは分かってます。でも、そういうことを気にしないで済ませられるほど無神経でも無いし、世間さまへ向けている部分の皮(面の皮)も、波待ちする尻の皮さえ厚くない私は、店を開けるのが若干ストレスだったりします。

やっぱり私は今は(移動を伴う)海は我慢、と言い続けます。そしてそんなことを考えながら、海へは行きませんが今まで通りに営業しようと思います(営業日数は減らします)

書いていたら、なんだか吹っ切れてきたというか、自分がやるべきことがまとまってきたような気がしてきました。どうせ世の中的にはあんまり役に立たない波乗り屋は、いまやっていることを続けていくしかありません。

毎度、ややこしい性格ですいません。さて、このじじい、これから何ができるか。

いつも、こーんな気持ちでいようと思います。最高じゃないですか。


今日はバードウェルの入荷分を更新したら帰ります。NALUTOトランクスは、今のところいつも通り製作を続けています。一か月半~二か月くらいで出来上がります。こちらもサポートいただける方は、ご注文お待ちしております。


先日、カングーを車検に出すために港北方面へと走っていました。いい天気で暖かく、トラフィックもスムースでお気に入りの曲を聴きながら気持ちよく走っている途中、10年ちょっと前まで住んでいた地区を通り過ぎているときにふと目に入ってきた街道沿いのある建物。道路に面した一階がYOGAスタジオになっているその建物を見たときに、ある特別な感覚が沸き上がってくるのを感じたのです。

そう言えばあのYOGAのスタジオが入っているところは以前、レンタルビデオ店だったなあと思い出すと同時にイメージとして浮かんできたのが、70年代のシングルフィンのサーフボードでした。

レンタルビデオ屋と言って、あーあったねーとピンとくる世代ってどのくらいの年代なんでしょう?私が20歳の1984年、ビデオデッキというのはまだかなり高価なものでした。Hi-Fi (Wi-Fiでは無い)デッキが20~30万くらいしたんじゃないでしょうか。ビデオソフトの方も高価で、安くても1万円くらいで、おいそれとは買えるものではなかったのです。(レンタルレコード店というのもありました。)

その数年後にはビデオデッキの価格は劇的に下がりましたが、やはりたくさんの作品を手軽に見ることができる、レンタルビデオ屋という存在はとてもありがたいものだったのです。

今では、TSUTAYAのCDレンタルにその名残りを見ることができますが、今のようにネット配信やダウンロード、YOU TUBEなんか影も形も無く、想像さえすることさえもできなかった時代にあっては貴重な存在で、そういった大小のレンタルビデオ店があちこちにたくさんあったのです。

で、話は運転中に戻ります。どうしてイーグルノーズのとんがった70年代のシングルフィンが頭に浮かんできたのかというと、そのレンタルビデオ店はオーナーがサーファーだったのかどうかは定かではありませんが、妙にサーフィンビデオの取り揃えが充実していたのです。

当時からなぜかパフォーマンス系のサーフィンには興味を示さなかった私がその取り揃えから選んでレンタルしていたのは、当時のトップサーファーたちがリップしまくるビデオではなく、70年代のサーフムービーでした。

90年代のロングボードのビデオが盛んに出始める少し前くらいのころの話です。ロングボード誌だったNALUはまだ創刊前で、ロングボードの情報はまだ少なかった時代に私の興味が向いた方向は、70年代のシングルフィンの時代でした。

そういう意味では今も変わらず、昔からずーっとブレていない私ですが、あの頃にあのレンタルビデオ店で借りて見ていたビデオが、その後の方向性を与えてくれたのかもしれません。

「BAND ON THE RUN」や「MANY CLASSIC MOMENTS」などの名作もそうですが、当時見て一番印象に残っていたのは、ジョン・セバーソンの「PACIFIC VIBRATION」でした。サイケデリックでアシッド風の(古臭いと感じる)映像と音、環境問題も織り込んだ映像が妙に記憶に残っています。

PACIFIC VIBRATIONはVHSで持ってはいますが、デッキはもう壊れてしまいました。検索してみたらYOU TUBEで見ることができました。ビル・ハミルトンやロルフ・アーネス、コーキー・キャロルなど当時のサーファーは皆個性的ですがリック・グリフィンのパートは見逃せません。



朝から近所のホームセンターへトイレットペーパーを買いにいったついでに、ガーデニング用の土や店で使う梱包資材を購入してきました。レジに並ぶ列は2メートル間隔で、レジの前はビニールシートでレジの人と区切られて、レジの方はゴム手袋をしていました。

医療関係者はもちろんですが、スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど生活必需品を提供する仕事をされている方には本当に感謝しかありません。利用する方としては出来るだけ接触を少なく、キャッシュレス支払いにするくらいの協力しかできませんが、感謝の気持ちを忘れずに利用したいと思います。

私がいつも行くポイントは駐車場が一時閉鎖になったようです。ビーチ方面はどうなんでしょう?今は私たちビジターはたとえ波があって、海へ行く時間があっても我慢するべきときです。

自己責任だから、というのもダメです。いくら自己責任と言っても、自分への責任だけでは済まなくなることは多いにありえます。

波乗りくらいいいじゃん、と思うことなかれです。私権の制限をできない日本の法律の現状がある限り、感染拡大の事態を防ぐのは私たちひとりひとりの行動に委ねられているのです。それとも権力に行動を制限される方がいいですか?私たちが自由を得られている意味を考えてみてください。

サーフィンの他にもメンタルヘルスを保つ手段はいくらでもあります。

私の場合は、ランニング、筋トレ、瞑想、読書、映画、ブログ(書くこと)、ラジオ、笑い、音楽、料理などなどです。

コツはどれも真剣に取り組むことです。もう数年続けている瞑想はその気になれば一時間くらい平気でやっていられます。かなりすっきりします。腕立てだって40回までできるようになりました(笑)。ランニングと筋トレで身体を疲れさせて、食事は自分でしっかり作って、残りの時間で頭をたっぷり使えば毎晩良く眠れます。アルコールは控えめに。

新しい発見があればそれだけで人生の幅が広がりますよ。コロナ、今は我慢で早いとこやっつけてしまうのが得策です。








オーダーいただいた、MINIモデルが出来上がりました。スカッシュテールで、というご希望に合わせて作ったのですが、やっぱり雰囲気変わります。

フィンはトライフィンですが、シングルフィンやシングルスタビでも良さそうです。もっと長くしてみるのも面白そうで、何やらインスピレーションわいちゃいます。

カラーはダークグレイ、ミディアムグレイ、ライトグレイティントの3トーン。ミディアムグレイはどこにあるかと言うと、ダークとライトの間にピンラインで細く入ってます。モノトーンの三階層はやっぱりクールです。

青空が(撮影者も)映っちゃいました。



それから話は変わって、これからのことです。今週末は時短営業(13:00~18:00)で土日ともに開けてます。週明けからはお休みを増やします。営業カレンダーです。 状況によっては変わると思います。その場合は速やかにお知らせしますので、ブログでご確認いただくか、事前にお電話をお願いします(☎ 042-732-1206 です)

休みに表示になっている日でも、サイトの更新などで暗いショップの奥でゴソゴソやっている場合も多々ありますので、電話してみてください。

ご来店の際には必ずマスク着用でお願いします。

そして、こんなお知らせが届いていますのでご注意ください。同様の動きは湘南でもあります。海はそこに住んでいる住民の生活の場でもあります。そういうことを理解して、私らビジターはしばらくのあいだ自粛しましょう。

「しばらくのあいだ」というのがどのくらいかと言えば、それは私たち次第です。すべては私たち自身の行動にかかっているのです。



【一宮の海岸環境を考える会より】ビジターサーファーへのお願い

ビジターサーファーへのお願い
━━━━━━━━━━━━━━━━


緊急事態宣言が発令されました。


一宮町と協議を行い、千葉県も感染者が増加しており、地元の方々も日々の行動に気をつけながら生活を送っていることから一宮~志田下(キレメ)まで駐車場を閉鎖いたしました。


感染拡大を抑制するためにもサーフショップの営業縮小、スクールの自粛等を調整しております。


これ以上感染者を増加させないためにも、緊急事態宣言が終息するまでの間緊急事態宣言が発令された7つの都府県からサーフィンをしに来るのを控えていただきますようお願い致します。


これ以上感染拡大をさせない様早く事態を収束させ、また皆が楽しめるようにするために、皆様に徹底的にご協力頂きたく、よろしくお願い致します。




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●一宮町
●千葉東支部
●一宮町サーフィン業組合




なかなか楽しいブログにならずにすいません。私も多少、方向性を決めかねて取っ散らかっているみたいです。

それでも書きますので。



波はコシ~ハラくらい。いつもの駐車場がなぜか使えなかったので、隣のスペースへ。いつものポイントは遠くに見えているところです。

ボードは新しいラウンドピンのニーボード。最初の好印象から一転、若干懐疑的になってきたのですが、それの実地テストです。


問題はセンターフィンの位置です。この二本のラウンドピンで、センターフィンの位置が果たして1インチ前か後ろか、どちらがいいのか傍から見ればほぼどうでも良さそうなことで悩んでいるのです。


黄色い方が、センターフィンが1インチ前寄りです。このボードの前に乗っていたスワローテールのニーボードの経験からそれと同じ位置では「テールがルースになり過ぎてしまうはず」だったのが意外といい感じで乗れてしまったのが原因です。

それをどう自分の中で消化すれば良いのかと悩んでいたのです。それで、若干ネガティブな印象をぬぐえないままのパドルアウトでしたが、一発目の波できれいさっぱりお悩み解消いたしました。

結論から言えば、どちらもそれぞれ良い(笑)

1インチ前方のセンターフィンでは、若干ルースさがあるもののコントロールできる範囲で、それが面白かったのです。一方のそれよりも1インチ後方のセンターフィンでは、ルースさが消えて加重をしっかりホールドしながらドライブしてくれるターンがいい感じです。

それで、さらに進めて考えるとこの形のニーボードはセンターフィンを前後に移動することができるように、FCSのプラグを四つ入れてもいいんじゃないかという結論にたどりつきました。

そういえば、海外のニーボードでそうなっているボードもあるのを思い出しました。

で、このボードでもプラグを追加して試してみようと思います。


パッド待ちのシングルフィンのニーボードもあるし、悩みはつきませんね。


さて、ここからタイトルの本題に入ります。

海に行く前の夜、明日はニーボードかプリモに乗ろうと準備をしていましたが、もうひとつ決めていたことがありました。

それは、ポイントが混み合うようだったら、別の空いている場所を探して入るかそれも無理だったら海へ入るのはあきらめようと決めていました。

「空いている」という基準は、今盛んに言われている「社会的距離」を取ることができるかどうかことです。具体的に言うなら、他者との距離を約2メートル空けておくことができるかどうかです。

人が集まるところは、COVID-19の感染の可能性が高まるのでイベントやスポーツクラブ、カラオケボックス、大型商業施設などは営業自粛しています。湘南の海の上の混雑は、それらと同じです。

そりゃー、波乗りしたいです。でも、状況を良く見て考えてください。

そして、もうひとつあります。

早朝に海に着いたときには駐車場はガラガラだったのですが、海から上がってクルマへ戻ると駐車スペースが半分クローズしていたせいもあって駐車場は満車状態でした。(半分使えなかったのは精算機の故障が原因のようでした)

それは仕方が無いのですが、周りを見てみると車の屋根にボードを何枚も載せて、何人かで同乗して来ている人の多いこと。

ちょっと危機意識が無さすぎです。例えばスポーツクラブやカラオケボックスが頑張って営業自粛してくれている理由はお分かりだと思います。いくら親しい友人同士でも、今はお互いさまです。何がどうなってお互いに迷惑をかけてしまうかなんて分かりません。

今は海へは一人で行きましょうよ。(基本、波乗りは一人で行くものではありますが)お願いします。

そして、海の上で社会的距離を取ることができないようであれば、海へ入るのは我慢しましょう。お願いします。

サーフショップを生業(なりわい)としている私が、「波乗りしちゃダメ」というのはかなり辛いことです。

でも今は皆がそれをやっています。そういう時なのです。

全てはCOVID-19と戦うためです。いつかは絶対に収束します。「いつか」というのはいつなのか?それは、今私たちひとりひとりが気を付けることによって早くもなるし、逆に終わりが見えなくなることだってあり得るのです。

やるのは「私」であり「あなた」です。

ウィルスを封じ込めるにはいくつかの方法があります。都市を封鎖してしまうのもその方法のひとつですが、社会的距離を取るというのが一番効果的な方法だというワシントンポスト誌のシュミレーション結果もあります。
https://www.washingtonpost.com/graphics/2020/health/corona-simulation-japanese/

不要な外出をできるだけ控え、社会的距離を取る(手洗い、マスクもですが)それが私たちひとりひとりができる最善の対策です。

海へは一人で、混雑したポイントは避ける、混雑してきたら私は上がるか移動します。

ショップではマスクをして2メートルは離れます。失礼だと思わないでください。今はそれが一番のお互いへの思いやりです。

「出かけるのは自粛します」という方にはボードの発送もやります。東京近県でしたら、5500円で発送します。かなり頑張ったつもりです(ユーズドボードは除外です。すいません。)ウェットスーツは過去にご注文いただいた方ならデータは残していますし、通販で採寸票をお送りして、というのは昔からずっとやっています。いつでもご相談ください。

送料はこちらをご覧ください。特定商取引法に基づく表示というお堅いページもあるのです。






やっぱりラウンドピンのロングボード、いいなと思わせてくれる映像です。ラウンドピンテールのロングボード、乗ったことありますか?私は昔から大好きです。

スクエアテールよりもテールの浮力が少なくなるのでコントロールが軽くなります。スクエアテールはテールを後ろ足で沈めて、どちらかと言えばピボット的にボードの向きを変えていくイメージですが、ラウンドピンではそこにレールとフィンを使ってカーブさせる感覚が加わってきます。

大きなロングボードなので、ミッドレングスのカーブとは違いますが、ロングボードでカーブしながらクルーズしている感じは上の映像からたっぷり伝わってくるかと思います。

ボードのシェイプはクラシックなソフトレールのシェイプのルースな感じでもいいですし、もうひとつは活さんのプリモのようなエッジを効かせたシェイプだとさらにカーブさせる感覚が強まってきます。

9フィートのプリモは後者ですが、ひんぱんに登場する8’4”のサイズも同様です。そう考えると、やっぱり次のボードは9’2”~9’4”くらいのプリモシェイプがいいかと思うようになったのは、タイラー・ウォーレンの楽しそうな映像のせいです 笑。

プリモのシェイプが気に入っているというのも多いにあります。




お知らせ:3月29日(日)はお休みします。明日は波良さそうです。みんなでワイワイはしばらくお預け。海へは一人で行きましょう。暖かい装備も忘れずに。

ノーズライディング、トリミング、ニードロップターン、ロングボードサーフィン。




ユーズドボードのページにボンザーを二本アップしました。ANSWERサーフボードの3フィンとカツカワミナミサーフボードの5フィンです。


ANSWERサーフボードは、活さんのシェイプルームのお向かいにファクトリーがあります。クリステンソンが来日していたころはここでシェイプして、ラミネートもやっていました。私のプリモもラミネートしてもらったこともあるし、最近はエッジボードなんかもラミネートしている熟練の職人さんが作っているレーベルです。

デッキのどことなく70年代風のグラフィックも気分です。結構今どきじゃないんですか?こういうの。レングスは、5.6で面白そうなサイズです。ずいぶん昔に、ヴィンテージの5.8イートンボンザーに乗っていたのを思い出しました。ボンザー、短いのも面白いのです。

もう一本は活さんのボンザー。かなりきれいなコンディションです。


ホットマンゴーをベースにした、6.2の5フィンボンザーです。自分でも乗ってみましたが、浮力あります。パドルが楽でとても速かった記憶があります。しっかりとした重量があるので、スピードに乗ります。

それから、5.6のBONITAフィッシュを値下げしました。まだきれいだし、こんなもんでどうでしょうというので、ホームぺージをご覧ください(ニーボードにしちゃってもいいんですけどね)。

それから、AXXE CLASSICのページを春夏もののラインアップに更新したので見てやってください。

今日はこの二つの更新作業で一日終わりました。また明日です。

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午前9時過ぎに海に到着。午後にかけて潮が引いて、波高が若干上がってくる予報だったのですが、ちょっと早かったみたいです。オフの風(北風)が冷たいですが、いい天気で気持ちがいい海です。雪を冠った富士山と前夜の雪が白く積もった箱根の山々がきれいに見えています。

「ウェットに着替えるには早すぎる」ので読みかけの探偵小説を読みながら、潮が引くのを待ちます。久しぶりにチャンドラーのハードボイルド小説「長いお別れ」を読み始めたら、面白くて止まりません。

ときおりリーディンググラス(老眼鏡w)を額にずらし文字の列の向こう、ウィンドウ越しに見える海面へと視線を走らせていると先刻よりも潮が引き、立ち上がる波の斜面がロングボードなら滑ることができそうな角度になってきたのを見つけ、ウェットスーツに着替えようと本を閉じます。

小さな波です。ポイントには誰も入っていませんが、海面にちょっとでも白いスープが見えるようになればたちまち人が集まってくるはずです。それまでに何本か乗ってやろうと誰もいないポイントへパドルアウトします。

ボードはまたプリモ9.0。後でいいやと思っていたら、急いで撤収して写真が撮れなかったので、前回の画像の使いまわしです。急いで撤収した理由は先をどうぞ。

もっと浮力があるPIGの方が良さそうでしたが、いろんなコンディションで入って馴染んでおくのも大事です。

弱いヒザ波でもウソみたいに良く滑ります。滑り出しも早い。緩い波なのでボードの前方に体重をかけてパドルします。前に乗り過ぎてノーズが潜っていくのを下半身で押さえながら、無理やりノーズを引っ張り出して滑り出します。

そんなことをやって、自分が乗っているボードのバランスを身体で覚えていきます。小波でも得るものはいろいろとあります。

3~4本乗ったところで、早くも1人、2人とサーファーが入り始めます。皆さん、どこから見ているんでしょうね 笑。

プリモのロングボード、コントロールの体重の乗せ方がだんだん分かってきていい感じになってきました。確認したい動きが2~3あるので、もう少し続けて乗ってみようと思います。フィンはとりあえず良さそうですが、いろいろと考えていることもあるのでフィンの方もあわせて試してみることにいたします。

プリモのロングボードバージョンは、9.0~9.8くらいまで作ることができます。コンケーブボトムのロングボード、乗ったことありますか?エッジが効いて取り回しが軽く、良く滑ってくれます。

小波で2時間。小さい波を捕まえるにはたくさんのパドルが必要ですし、立ち上がったら今度はボードを安定させるために足腰も使います。重たいボードならさらに大変です。小波と馬鹿にしてはいけないのです。

そんな感じで、疲れた身体が気持ちいいなあと海に浮かんでいましたが、ふと気が付くと岸沿いの山の向こうから真っ黒な雲が近づいてきます。午後から風が強まる予報と大気が不安定で雷の注意報が出ていたのを思い出し、お先にと波を捕まえ真っすぐ岸へと戻りました。

ウェットを脱いで着替えているうちに、さっきまでの青空はすっかり黒雲に覆われてあたりは真っ暗。冷たい風が吹き降ろすように吹き始めました。

着替えたら写真でも撮ろうとクルマの脇に置いておいたボードは風に煽られて転がりそうです。これはやばいと慌ててニットケースに入れてクルマの中に放り込み、自分も運転席に収まった途端にみぞれ交じりの強い雨が降り始めました。



幸い雷は鳴りませんでしたが、こういうときにはひとまず上がって様子を見た方が良いとおもいます。雷は光が見えたり音が聞こえたら、すでに落雷圏内です。海上に飛び出ているサーファーは雷の標的になりかねません。。

水は通電するので近くに落ちても、波打ち際でも濡れた砂の上でも感電の可能性はあることを覚えておきましょう(過去の落雷事故を検索してみるとたくさん出てきます)

雷が鳴りそうなときに尾根道を歩こうとする登山者はいないと思います。海の上もそれと同じです。波はまたやってきますが、命はひとつです。

30分ほどで黒雲は通り過ぎてまた青空が戻ってきましたが西よりの風が強まりました。その頃はすでに横浜新道を走っていましたが、あの後どうなったんでしょう。とりあえず、いいタイミングで入れたみたいです。

明日は朝早くだけオフに変わりそうですが、波はまとまらなさそうな感じですね。そのあとはしばらく南西風が続きそうでオフに変わるのは日曜の朝という予報です。

明日の朝は久しぶりのランニングにしようと思います。


冒頭の「長いお別れ」はフィリップ・マーロウが活躍する探偵小説ですが、登場人物は本当に良く酒を飲んでタバコばかり吸ってます。若いころはそういうところをかっこいいと思って読んでいたのですが、今あらためて読んでみると文体やセリフのクールさに痺れてます。ハードボイルドの意味が良く分かりました。

「ギムレットには早すぎる」というのはこの小説の有名なセリフのひとつですが、シェイクしたのがギムレットで、ステアがジンライムだとは知りませんでした。ジェームス・ボンドはステアではなくて、シェイクのマティーニですね。

たまにはカクテルでも飲みにいくのもいいかもしれません。自分がどう歳を取ってきたのかが分かるかもしれません。まあ私には角打ちの方が似合っていると自覚してますが。
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