MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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このブログでは紹介済みですが、改めてもうひとつのブログにAC SHAPEを4本アップしましたので、チェックしてみてください。MENEHUNE BEACH STOREサーフボード画像ブログ
それぞれ個性が立ったラインアップです。
60年代の終盤に作られていたVeeボトムは、ハルのデザインソースにもなっていることもあって、ハルの性格が強く表れています。シェイパーの新井さんはハルのシェイプも得意です。
ワイドなテールに目が行きがちですが、ボードコントロールは特別ではありません。この三本の中ではもしかしたら一番速いかも。とにかく良く滑ります。パドルやテイクオフはロングボードと変わりません。ニーパドルも楽勝です。
SLIDEは扱いやすい素直な性格のロングボードです。どっしりとした安定感があるくせに、テールを踏むと軽~く回ってきてくれます。
ノーズがとても安定しそうな雰囲気で、股関節の故障でしばらく離れていたロングボードをまた楽しませてもらえそうです。
目下、攻略中のツインピン。あきらめてシングルで乗ろうかとくじけそうになった瞬間もありましたが(笑)、前回でいろいろ分かってきて俄然面白くなってきました。
テールをしっかり踏んで、フィンとボトム、Veeのボトムに入ったダブルコンケーブのひとつが働き始めたときのあの感覚。ツインとシングル、しっかり乗り分けられるようにしようと思います。
いろいろと面白くなってきました(いつもですが 笑)
暖かいインナー、ブーツソックス、ストレスフリーフード、冬の装備揃ってます。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。
それぞれ個性が立ったラインアップです。
60年代の終盤に作られていたVeeボトムは、ハルのデザインソースにもなっていることもあって、ハルの性格が強く表れています。シェイパーの新井さんはハルのシェイプも得意です。
ワイドなテールに目が行きがちですが、ボードコントロールは特別ではありません。この三本の中ではもしかしたら一番速いかも。とにかく良く滑ります。パドルやテイクオフはロングボードと変わりません。ニーパドルも楽勝です。
SLIDEは扱いやすい素直な性格のロングボードです。どっしりとした安定感があるくせに、テールを踏むと軽~く回ってきてくれます。
ノーズがとても安定しそうな雰囲気で、股関節の故障でしばらく離れていたロングボードをまた楽しませてもらえそうです。
目下、攻略中のツインピン。あきらめてシングルで乗ろうかとくじけそうになった瞬間もありましたが(笑)、前回でいろいろ分かってきて俄然面白くなってきました。
テールをしっかり踏んで、フィンとボトム、Veeのボトムに入ったダブルコンケーブのひとつが働き始めたときのあの感覚。ツインとシングル、しっかり乗り分けられるようにしようと思います。
いろいろと面白くなってきました(いつもですが 笑)
暖かいインナー、ブーツソックス、ストレスフリーフード、冬の装備揃ってます。
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沿岸の風は北からのオフに変わりました。沖の西風がコシ・ハラのきれいなうねりを送り込んでくれます。セットはムネくらい。しかし北風の冷たいこと。水温はまだ高めですが、風が冷たくて太陽が低い時間はフードが欲しくなりました。
ボードは前回に引き続いて、ツインピン。AC SHAPEのSTANDARD GLIDEというモデルです。もともと、シングルフィンとツインフィン(フィッシュじゃありませんよ)というのは相容れないところがあるものですが、意識を切り替えるポイントみたいなところが分かってきました。
まだうまく言うことができませんが、ツインは常にフィンを意識する必要があると思います。シングルで意識しているのはフィンよりもレールです。フィンはそれを支えている存在です。その大きさや形、セットする位置で支え方が変わってきますが、そのフィンとレールやエッジとのバランスでボードからのレスポンスが決まってきます。
ツインはレールよりも強力なフィンの存在があります。常に向きを変えようとするフィン(センターフィンが無いので直進をうながす存在はありません)をどう制御して使うかです。
ダウンザラインで波のフェイスを真っすぐ横へ走らせようとすると、自分の意志よりもレールが入り過ぎてしまい倒れました。シングルの意識のままレールを入れるとシングルの場合はフィンが直進を支えるだけですが、ツインのフィンはボードを回旋させようとするからです。ボードは波のトップ方向を向きたがります。
センターフィンは無いのでそれを押さえ込むのは乗り手です。そして押さえ込むポジションはフィンの近く、テール寄りです。6フィートぐらいのサイズなら後ろ足は自然とフインのすぐ前あたりにきますが、8フィートの長さがあるとついつい前よりのレールを意識してしまうのはシングル乗りの性みたいなものです。
ボードのレングスも含めて理屈はこんな感じですが、それを理解していてもシングルフィンの身体はなかなか言うことを聞いてくれない 笑。
自信が無いので進行方向にクロスする人がいないかどうかをよーく見て滑り出します。前回の感触は忘れてます 笑。何回か制御不能に陥りつつも少しずつ修正していっているうちに、フィンをしっかりと感じられるようになってきました。レールよりもフィンを強く感じます。レールは必要なだけを自然と使っているような感じです。
そうなると今度はこのボトムが機能し始めるのを感じます。ツインフィンのおかげか、VEEを伴ったボトムのおかげかレールの切り返しが軽くて速い。それによく滑ります。
ツインピンのコントロール、面白くなってきました。やり過ぎると今度はシングルに乗れなくなりそうですが、それはそれでまたお得意(笑)の「意識を変えるポイント」を探ってみることもできそうですので、しばらくはツインピンに乗ってみようと思います。ツインピンとは違いますが、ロングフィッシュの方でも面白い結果が出るかもしれません。
HELLO VEE、SLIDE、そしてこのSTANDARD GLIDE。それぞれ個性が立っていて、それぞれ面白い。AC SHAPE、良いですよ。
海から上がったら、朝の寒さとはうって変わってポカポカ陽気で思わず撮ってしまいました。NV200、活躍してます。
今年の冬は波がありますね。冬装備を整えて楽しみましょう。
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あらためて見ると、ボードの感覚がより理解できます。まだダメなのはスープの中。戻ってポンと飛び込むとリエントリーがうまく出来ない。シングルの感覚でボードの真ん中(ストリンガー上)に体重を乗せているから?ここも試行錯誤です。
急に冷え込んだ朝でした。海面からは蒸気霧が立ち上っています。北国では、「けあらし」と呼ばれます。
すぐに消えてしまいましたが、幻想的な光景でした。朝日に照らされて、波も金色です。
朝はまとまりが無かった波ですが、だんだんとまとまってヒザ~コシくらい。形はいまいちでしたが、ロングボードで十分楽しめました。
…と言いつつ久しぶりのロングボードでした。AC SHAPEのSLIDEというモデルです。レングスは9’2”。
重たいクラシックなログは身体に故障が出てきたりと、いろいろ大変になってきたこともあって、8フィート前後のプリモやフィッシュ、ニーボードばかりやってましたが、やっぱりロングボードで背筋を伸ばしてのトリミングもやりたいと、作ってもらったのがこのボードです。
それまでのログよりも短めで軽量(比較的にと言う意味で)。シェイプにコントロールの要素が盛り込まれたシングルフィンです。グリノーフィンも久しぶり。ボードの詳細は過去ブログをご覧ください。
丸いボトムとソフトレールに大きなフィンを付けただけのログと違って、コントロールしやすいこと。グリノーフィンは良く動いてくれます。これなら股関節は大丈夫そうですが、自分のヘタクソさ具合に嫌になってしまいました 笑。
ロングボードの乗り方、いつのまにかすっかり忘れてます。もっとまっすぐ、しっかりと体重を乗せてあげないとダメ。それでもボードのおかげで楽しめました。
SLIDE、素直で扱いやすいボードだと思います。ノーズもイケそうです。コンケーブの上に乗ると、ボードがスローダウンして固定されるような感覚で安定感が増してくれます(これ、結構凄いです)。ジジイのベタ足(コレがね~笑)で、もういちどしなやかキャットウォークができるように頑張ります。
そんなことを期待させてくれるものがある板です。SLIDEはいろんなレベルの人が楽しめると思います。テールを絞り気味にすれば、初心者の方でも扱い易いようになるし、逆に広くすると(上級者向けです)ノーズがさらに安定してきます。
それぞれの希望に合わせてオーダーでシェイプします。いつでもご相談ください。このSLIDEのおかげで、またロングボードが楽しくなってきました。次はちゃんと乗ってやりますよ。
そんな感じでよろめきながら3時間近くやって上がってきたのですが、見ているとまだまだうねりが入ってくるので、もうちっとやってみようともう一本のAC SHAPEで入ってみることにしました。
これは、STANDARD GLIDEというモデルです。ツインフィンかシングルで使えるようにフィンBOXが入っています。サイズは8’x22”x2”3/4。
パドルを始めるとすぐに感じたのは今までに乗ってきたどのボードとも違う、VEE基調のボトムの感触。ノーズのすぐ後ろあたりからずっとVEEなので、パドルしていると左右にふらつきます。しかもツインピン。今までに無い感触はかなり新鮮です。ボードの詳細はこちらです。
そうです。かなり新鮮なのですが、新鮮過ぎて乗れない 笑。まず、レールが使えない。同じサイズでは皆さんご存知だと思いますが、お気に入りのプリモに乗っています。テイクオフの感じは同じように速いです。スムースに滑り出すのですがその後がいけません。
ボトムへ降りつつレールを入れてターンさせようとすると、ボードはそのまま直進して、しゃがんだだけでボードがまったく言うことを聞いていない、おもいきりカッコ悪いボトムターン 笑。
そうかと思えば、加重したレールが沈み込んでワイプアウト…というより、ただばったり倒れただけに見えたと思う。
真面目にどうしようか?と悩みました 笑。
でもそれは突然やってきました。いつもショートボードに乗っている顔見知りの若者に、ツインピン全然乗れないんだけど、どうしたらいい?などと話しかけて困らせていたら、そのときがやってきたのです。
コシくらいのセットが来たので性懲りもなくパドルしてテイクオフしたら、さっきの若者が見事に目の前にドロップイン(いつもだったら私は逆方向へ行くのですが、そのときは余裕が無かった 笑)。前をふさがれた感じで、目の前のお尻にボードをぶつけないように(たぶん)少しテールに体重を乗せ気味にワンテンポ遅らせてターンしはじめたら、それまでとはまるで別人じゃないですか 笑。
それがきっかけでした。シングルのようにレールだけを意識するのではなく、テールも同時に意識してあげるとうまくコントロールできます。これ、トライフィンのときとたぶん同じです。ロングフィッシュもツインですが、ロングフィッシュよりもテールを意識的に使うといろいろまとまってくるみたいです。乗れました、ツインピン。ルースさはそれほどありませんが動きは軽い。
波がもっと良くなったら面白そうです。プリモも良く動いてくれますが、それとは違う動きです。プリモはしっかりと海面と捕まえて大きくターンしてくる感じですが、このツインはボトムのVEEのおかげで動きはかなり軽いです。慣れてツインのテールをもっと押さえつけられるようにコントロールできれば、また違ってきそうです。スピードではやっぱりプリモ。そこだけは別格です。
乗っていて、ノーズ側のボリュームが少ないと感じていたのですが後でチェックしてみたら、全体のバランスが後ろ目にあります。だからシングルのプリモのつもりで乗ると、レールが沈み込んでひっくりかえっていた訳です。
シングルでも乗れるようにBOXが付いているので、シングルでも乗ってみようと思いますが、このバランスはシングルよりもマルチフィンかな。やっぱりツインがメインで考えられているみたいです。
ツインピン、面白そうです。いままで知らなかった領域をのぞかせてくれそうです。
AC SHAPE、SLIDE 9.2とSTANDARD GLIDE 8.0。どちらも楽しませてくれそうです。
けあらしに負けない冬装備、大丈夫ですか?サイズ切れしていた サーフグリップブーツソックスが再入荷しました。
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STEAMERウェットスーツ 年内納めで承ります。
期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。
ニーボード、シェイプしちゃったんですとAC SHAPEのシェイパー、新井さんから画像が届きました。
シモンズが好きという彼らしく、シモンズ理論をベースにシェイプしたそうです。先日、波が上がったときに一緒に入水したのですが、そのときに私のニーボードのライディングを見て何かを感じちゃったらしく、自分でもやってみようとシェイプしちゃったようです。
ボトムは私にシェイプしてくれた、ツインピンと同じグライドボトムをベースにしているように見えます。ウィングはエレベイテッドウィング。
フィンはトライフィンだということですが、スタンディングではスタンダードのトライフィンでもニーボードとなると、そのセッティングは一筋縄では行かなくなってきます。
私が今使っているのはスワローテールとラウンドピンでどちらもトライですが、フィンのセッティングはそれぞれ微妙に違います。
そこへたどり着くまでフィンの位置を前後に変えて試し、テールが重くなりすぎたり、フィンが抜けてルースになり過ぎてしまったりと、試行錯誤を繰り返した結果が今のフィンセッティングです。同じテール形状でも、テールのラインによってセッティングが変わってくる可能性も大ですが、決まると驚くほど調子が上がります。
ヒザ立ちで波を滑るニーボードは、乗り手の動きがスタンディングよりも制限される分、そのセッティングがシビアになって来るのだと思います。
踏み入れた沼の底は深くて広いです 笑。そのうち乗らせてください。
シモンズが好きという彼らしく、シモンズ理論をベースにシェイプしたそうです。先日、波が上がったときに一緒に入水したのですが、そのときに私のニーボードのライディングを見て何かを感じちゃったらしく、自分でもやってみようとシェイプしちゃったようです。
ボトムは私にシェイプしてくれた、ツインピンと同じグライドボトムをベースにしているように見えます。ウィングはエレベイテッドウィング。
フィンはトライフィンだということですが、スタンディングではスタンダードのトライフィンでもニーボードとなると、そのセッティングは一筋縄では行かなくなってきます。
私が今使っているのはスワローテールとラウンドピンでどちらもトライですが、フィンのセッティングはそれぞれ微妙に違います。
そこへたどり着くまでフィンの位置を前後に変えて試し、テールが重くなりすぎたり、フィンが抜けてルースになり過ぎてしまったりと、試行錯誤を繰り返した結果が今のフィンセッティングです。同じテール形状でも、テールのラインによってセッティングが変わってくる可能性も大ですが、決まると驚くほど調子が上がります。
ヒザ立ちで波を滑るニーボードは、乗り手の動きがスタンディングよりも制限される分、そのセッティングがシビアになって来るのだと思います。
踏み入れた沼の底は深くて広いです 笑。そのうち乗らせてください。
AC SHAPE、もう一本はSTANDARD GLIDEというモデルです。タイトルの通りラウンドピンテールのツインフィンモデルです。サイズは、8’0 x 22”1/2 x 2”3/4。
ラウンドピンテールのツインフィンは、ちょっと前にジョエル・チューダーがプロデュースしていた、KOOKBOXのレーベルで作られていたのが記憶に新しいですが、当時はまだミッドレングスサイズのサーフボードは今ほどポピュラーでなく、一部の好事家が乗っていたくらいでした。
今では珍しいものでは無くなりましたが、私は初めて。長いフィッシュは乗ってますが、ツインとフィッシュが違うのと同じで、サイズが長くなっても違うはず。いずれにしても、初めてなので楽しみです。
もうひとつのお楽しみはこのボトムです。分かりやすくシェイプの画像です。
すごいボトムシェイプです。ノーズからVEEでテールまで流れて、VEEのパネルそれぞれにコンケーブが入っています。正直なところ、ここまでVEEが入ったボードはこれまで乗ったことがないので、乗り込んでいかないと分からない部分が多いにあります。
ボードをロール(レール方向へ傾ける動き)させやすい「VEE」、直進性を生み出すコンケーブ、反応が良さそうなレールエッジ、ボードのセンターキール(ストリンガー部分)は太く丸めで、弧が小さいターンではルースさもありそうです。それらに加えてツインフィン。
オールコンケーブのプリモとは正反対のVEEボトムです。どんな感じなのか想像できません。これは乗ってみるしかありません。
シングルフィンでもいけるそうなので、ツインのフューチャープラグの真ん中にシングルBOXも入れてもらいました。
フューチャープラグが空いていますが、スタビは想定外です。こういうサイドフィンのセッティングもあることはあるので絶対ダメとは言いませんが…笑。
プリモの8’4”や8’0もそうですが、このくらいのサイズのボードっていろんな場面で楽しめます。小波はもちろんですし、サイズが出るとパドルは速く、動きは軽いので楽に楽しめます。いろんなボードを作っている私が、常にキープしているサイズだというのを見てもらっても、お分かりいただけると思います。
ロンガーさんにぜひ乗ってもらいたいミッドレングスのサイズです。波乗りのバリエーションが広がります。
来週、週明けあたりに試すことができそうな気配です。明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。18日はナルトトランクスの展示会へ行ってきます。のちほどご報告しますのでお楽しみに。
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期間限定 BONITA FISH 10%オフ 12月28日まで。
AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
AC SHAPEのロングボードが出来上がりました。’SLIDE’というモデルです。3サイズは、9’2”x 22”3/4 x 3”。まずは自分でも乗ってみようと作ってもらったテストボードです。
亜麻色のピグメントカラーで、ボトムをクリアにしました。バスウッドのストリンガーとの柔らかい調和を狙いました。フィンBOXもフワッと白です 笑。
重すぎると爺(私)の股関節が危ないので、今まで乗っていたログよりも少しだけ軽めにしました。とは言っても、重量はしっかりあります。軽くちゃ面白くありません。
フワッとした雰囲気ですが、その滑り、つまり「SLIDE」はキリっとしたレスポンスをイメージさせてくれるシェイプになっています。
フィンの色もコーディネートしました 笑。
ボトムは3つのパートに分かれています。
ノーズから全体の1/3の長さを少し超えたあたりまでは、ノーズコンケーブのエリアです。コンケーブは浅めに、テイクオフの滑り出しを邪魔しないように控えめな感じで入っています。モデル名がSLIDEの通りにまずはスムースな滑り出しです。
コンケーブが終わったすぐ後ろがトリムスポットです。ボトムは基本は緩いコンベックスボトムですが、このパートではボトムのセンターにプレーニングエリアがフラットにとられ、そこが一番スピードが出る場所だということがイメージできます。「SLIDE」です。
両足を前後に揃え気味に、丹田にチカラを入れてボードを押さえるようにしながらスタンスするスペースくらいに設定されたトリムスポットの後方はVEEが入り始めます。ノーズライド、トリムスポットと来た後はボードコントロールのパートです。メリハリあります。
VEEと言っても、フラットなパネルじゃありません。これはボード全体に言えますが、レールは基本的にはデッキ側へゆるくまくられています。ここも「SLIDE」です。
VEEはしっかり目に入っています。テールはきっちりとフリップしていて、ピヴォット的なターンが軽そうです。レールエッジはありませんがボトム側にポイントを持たせているレールが最初に書いた通りキリっとしたレスポンスを感じさせてくれます。
つまり、ロングボードのスムースな「SLIDE」とボトム側にポイントを下げたレールの反応の良さが持ち味のログです。
コントロール性の高さは、ノーズライドのためのポジションへのセットアップの速さにつながります。クラシックなソフトレールでは遅れてしまうタイミングでも、SLIDEのレールは波をしっかりと捕まえてレールをセットして、ノーズへと出て行くことができます。
最近、だんだんとベタ足ウォーキングになってきた爺(私)でも、ノーズへの早いタイミングでのお膳立てがあればノーズにたどり着けるかもしれません。
いえ、冗談じゃなく最近良くつまづくんです(ボードの上でですよ 笑)。
話が変な方向へ行きましたが、以前お客さまへお出しした9’4”も良いフィードバックをいただいています。身体をきちんと整えて楽しんでやろうと思います。
最近のクラシックと呼ばれているログのシェイプを見ていると、大抵はレールがテーパー気味の薄い50/50レールで、ボトムはコンベックス、ピグっぽいアウトラインで、フィンはグリノウフィン。デザイン的には60年代の終わり、ロングボードの時代が終わりかけたころのデザインに良く似ていると思います。
見た目はかっこいいです。スムースなボトムとレールの滑りの気持ち良さも良く知っているつもりです。
90年代にロングボードがリバイバルしてきたときには、極端にパフォーマンスに傾いた長いショートボードのようなロングボードもありました。
そんな中で、ショートボードの時代のデザインを取り入れつつ、クラシックなロングボードらしさを失なっていないロングボードも多くありました。パフォーマンスロングのようにパンピングでスピードを付けるのではなく、あくまでもスピードの調節はトリミング。ターンはショートボードのようにしゃがみこまず、テールを踏み込んだドロップニーターンです。
動きはクラシックなログと同じですがずっと楽にコントロールすることができるデザインです。モダンなデザインを取り入れたレールのおかげで波の高いラインを楽にキープできて、スピードが速くターンは軽い。このブログでもたまに書いていますが、ロバート・オーガストのロングボードなんてそんな感じで楽しかったのです。
そんなロングボードをイメージして2年前に作ったのがコレです。覚えてますか?今このボードに乗っていただいている方はかなり気に入っているみたいで、同じのをもう一本作っておきたい!という声も聞こえてきます。
最近、気になるのはそんなデザインのロングボードです。今の時代の雰囲気も持ったモダンなクラシック。このSLIDEは、まさにそんなタイプのロングボードだと思います。丸いボトムとソフトなレールのログしか乗ったことがないロンガーさんが乗ったら目からウロコかもしれません。
活さんも同じコンセプトで「TOTO」というロングボードモデルを盛んに作っています。現在テスト中で、シェイプや使用するブランクスなど、だいぶ煮詰まってきているようです。私も一本お願いしています。
ボードはしっかり仕込んでますので、あとは自分です。頑張りますよ。
そんな訳で明日はもう一本のボードをご紹介したいと思います。
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亜麻色のピグメントカラーで、ボトムをクリアにしました。バスウッドのストリンガーとの柔らかい調和を狙いました。フィンBOXもフワッと白です 笑。
重すぎると爺(私)の股関節が危ないので、今まで乗っていたログよりも少しだけ軽めにしました。とは言っても、重量はしっかりあります。軽くちゃ面白くありません。
フワッとした雰囲気ですが、その滑り、つまり「SLIDE」はキリっとしたレスポンスをイメージさせてくれるシェイプになっています。
フィンの色もコーディネートしました 笑。
ボトムは3つのパートに分かれています。
ノーズから全体の1/3の長さを少し超えたあたりまでは、ノーズコンケーブのエリアです。コンケーブは浅めに、テイクオフの滑り出しを邪魔しないように控えめな感じで入っています。モデル名がSLIDEの通りにまずはスムースな滑り出しです。
コンケーブが終わったすぐ後ろがトリムスポットです。ボトムは基本は緩いコンベックスボトムですが、このパートではボトムのセンターにプレーニングエリアがフラットにとられ、そこが一番スピードが出る場所だということがイメージできます。「SLIDE」です。
両足を前後に揃え気味に、丹田にチカラを入れてボードを押さえるようにしながらスタンスするスペースくらいに設定されたトリムスポットの後方はVEEが入り始めます。ノーズライド、トリムスポットと来た後はボードコントロールのパートです。メリハリあります。
VEEと言っても、フラットなパネルじゃありません。これはボード全体に言えますが、レールは基本的にはデッキ側へゆるくまくられています。ここも「SLIDE」です。
VEEはしっかり目に入っています。テールはきっちりとフリップしていて、ピヴォット的なターンが軽そうです。レールエッジはありませんがボトム側にポイントを持たせているレールが最初に書いた通りキリっとしたレスポンスを感じさせてくれます。
つまり、ロングボードのスムースな「SLIDE」とボトム側にポイントを下げたレールの反応の良さが持ち味のログです。
コントロール性の高さは、ノーズライドのためのポジションへのセットアップの速さにつながります。クラシックなソフトレールでは遅れてしまうタイミングでも、SLIDEのレールは波をしっかりと捕まえてレールをセットして、ノーズへと出て行くことができます。
最近、だんだんとベタ足ウォーキングになってきた爺(私)でも、ノーズへの早いタイミングでのお膳立てがあればノーズにたどり着けるかもしれません。
いえ、冗談じゃなく最近良くつまづくんです(ボードの上でですよ 笑)。
話が変な方向へ行きましたが、以前お客さまへお出しした9’4”も良いフィードバックをいただいています。身体をきちんと整えて楽しんでやろうと思います。
最近のクラシックと呼ばれているログのシェイプを見ていると、大抵はレールがテーパー気味の薄い50/50レールで、ボトムはコンベックス、ピグっぽいアウトラインで、フィンはグリノウフィン。デザイン的には60年代の終わり、ロングボードの時代が終わりかけたころのデザインに良く似ていると思います。
見た目はかっこいいです。スムースなボトムとレールの滑りの気持ち良さも良く知っているつもりです。
90年代にロングボードがリバイバルしてきたときには、極端にパフォーマンスに傾いた長いショートボードのようなロングボードもありました。
そんな中で、ショートボードの時代のデザインを取り入れつつ、クラシックなロングボードらしさを失なっていないロングボードも多くありました。パフォーマンスロングのようにパンピングでスピードを付けるのではなく、あくまでもスピードの調節はトリミング。ターンはショートボードのようにしゃがみこまず、テールを踏み込んだドロップニーターンです。
動きはクラシックなログと同じですがずっと楽にコントロールすることができるデザインです。モダンなデザインを取り入れたレールのおかげで波の高いラインを楽にキープできて、スピードが速くターンは軽い。このブログでもたまに書いていますが、ロバート・オーガストのロングボードなんてそんな感じで楽しかったのです。
そんなロングボードをイメージして2年前に作ったのがコレです。覚えてますか?今このボードに乗っていただいている方はかなり気に入っているみたいで、同じのをもう一本作っておきたい!という声も聞こえてきます。
最近、気になるのはそんなデザインのロングボードです。今の時代の雰囲気も持ったモダンなクラシック。このSLIDEは、まさにそんなタイプのロングボードだと思います。丸いボトムとソフトなレールのログしか乗ったことがないロンガーさんが乗ったら目からウロコかもしれません。
活さんも同じコンセプトで「TOTO」というロングボードモデルを盛んに作っています。現在テスト中で、シェイプや使用するブランクスなど、だいぶ煮詰まってきているようです。私も一本お願いしています。
ボードはしっかり仕込んでますので、あとは自分です。頑張りますよ。
そんな訳で明日はもう一本のボードをご紹介したいと思います。
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AXXE CLASSICの年内出来上がりのオーダー期限は11月22日(火)になります。年内にお手元に欲しい方は、それまでにオーダーをお願いします。
お知らせ:9月30日(金)はお休みいたします。よろしくお願いします。
AC SHAPE HELLO V モデルが出来上がりました。サイズは、8’6” x 22”1/2 x 3”ですが、ご覧の通りのアウトラインです。浮力は数値よりも大きそうというのは予想できますが、他は未知数です。
背景が殺風景ですいません。現在、建物のメンテナンス工事中です。
モデル名でお分かりだと思いますが、60年代の「VEE BOTTOM」を再現したシェイプです。ここで言うVEEボトムはサーフボードのボトムデザインのひとつである「VEE」とは意味が違います。60年代の終わりごろ、サーフボードが短くなりつつあった過程で生まれてきたボードデザインのひとつのことです。
60年代のデザインそのままの再現だったら個人的には遠慮しておくのですが、このボリュームのバランスなら面白そうです。
シルエットはまんま60年代です。
SURFER 1968 Vol.9 #4
デザインソースは60年代ですがシェイプは洗練されています。大きな流れはノーズからテールまで、当時と同様にコンベックスボトムです。
違うのは、プレーニングエリアがしっかり取られている点とテールのボリューム。この違いが一番大きい。これが安定性とさらなるスピードと生み出して、ボードのコントロールを容易にしている…はずですので早速乗ってみました。
昨日です。ちっと早いかと思いましたが、コシハラくらいの波がしっかりと入ってきています。
新しいコンセプトのボードを試すには、ちょうど良さそうなコンディションです。
フィンも作っていただきました。確か10インチ。フレックスは出ますが、フレックスフィンではありません。
イメージしていた乗り方は「ハル」。滑り出したボードに立ち上がったときの、体重のかけかたをイメージしていました。
パドルポジションを探りながら沖へとパドルします。パドルの感じは、8.6というよりも9フィートプラスのロングボードの感じです。驚いたのはニーパドルが楽に出来ること。テールに幅があるのでかなり安定していてフラつく感じは全く無し。
コシくらいの波にロングボードと同じように滑り出します。あのテールの形ですから、ある程度予想はしておりましたが、最初はどうしたら良いか分からずにあっけなくコケました。こういうときは上手くコントロールしてやろうなどと余計なチカラは入れずに、できるだけソフトに使ってボードなりに滑らせてみるのが一番です。
何度か失敗しつつも、慣れてくるとだんだんとその感覚に引き込まれていきます。テールが広いですがテールを踏んでという感じでは無く、レールをグイっと入れてと言う感じでもなく、ボトムを意識しつつ、ボトムからレールをソフトに入れて行く感じで体重を乗せながら滑らせると、いつのまにやらすごいスピードが出ているのに気が付きます。
カットバックはテールを踏み過ぎないように軽く体重をかけつつボードを傾けると、フィンのあたりを支点にクルっと回る感じで向きが変わってきます。
ボトムへ深めに戻ってボードを向きを戻すときの感じはハルそっくりです。波のフェイスに戻りつつすぐにスピードに乗ってきます。
ハルっぽいですが、違うなあと感じるのはバックサイドがとてもやりやすいこと。実際、潮が引き過ぎてレギュラー側がワイドになってしまってバックサイドばかり行っていましたが、あの柔らかくかつスピーディに滑ってくれる感じはかなり楽しかったです。
バックサイドだとカットバックでは、崩れている波のスープの高い位置にボードを当てていけるのでスピードをロスせずに次の動作に移っていくことができます。
スープに捕まってしまうとテール幅が広いせいか、テールがあちこちから押される感じで不安定になってしまいます。そういうときはしゃがむくらいに重心を下げて、おまけにレールでもつかみつつフェイスを追いかけるのが良さそうです。
プリモのようなコンケーブボトムにばかり乗っていたので、こういう(コンケーブとは逆の)突き出したボトムの感触は新鮮です。しかもスピード出ます。コンケーブはボトムの水流をつかまえてテールへと流す感触ですが、こっちは水面を滑る感触。同じスピードでも、滑る感触が全く違うのですが、とにかくこのコンベックスボトムが速いのは確かです。
浮力はあるので、ロングボードと同じようにも使うことが出来ます。スピードはこちらの方が速いです。取り回しは軽いのでそれなりにサイズが出ても面白そうです。VEEボトム、ロングボードと同様の感覚て持ち出すことができて、ちょっと変わったボードに乗りたい方にいいんじゃないかと思います。オーダーはいつでもOKです。
明日は定休日です。金曜日は健康診断を受ける予定なのでお休みいたします。
AC SHAPE HELLO V モデルが出来上がりました。サイズは、8’6” x 22”1/2 x 3”ですが、ご覧の通りのアウトラインです。浮力は数値よりも大きそうというのは予想できますが、他は未知数です。
背景が殺風景ですいません。現在、建物のメンテナンス工事中です。
モデル名でお分かりだと思いますが、60年代の「VEE BOTTOM」を再現したシェイプです。ここで言うVEEボトムはサーフボードのボトムデザインのひとつである「VEE」とは意味が違います。60年代の終わりごろ、サーフボードが短くなりつつあった過程で生まれてきたボードデザインのひとつのことです。
60年代のデザインそのままの再現だったら個人的には遠慮しておくのですが、このボリュームのバランスなら面白そうです。
シルエットはまんま60年代です。
SURFER 1968 Vol.9 #4
デザインソースは60年代ですがシェイプは洗練されています。大きな流れはノーズからテールまで、当時と同様にコンベックスボトムです。
違うのは、プレーニングエリアがしっかり取られている点とテールのボリューム。この違いが一番大きい。これが安定性とさらなるスピードと生み出して、ボードのコントロールを容易にしている…はずですので早速乗ってみました。
昨日です。ちっと早いかと思いましたが、コシハラくらいの波がしっかりと入ってきています。
新しいコンセプトのボードを試すには、ちょうど良さそうなコンディションです。
フィンも作っていただきました。確か10インチ。フレックスは出ますが、フレックスフィンではありません。
イメージしていた乗り方は「ハル」。滑り出したボードに立ち上がったときの、体重のかけかたをイメージしていました。
パドルポジションを探りながら沖へとパドルします。パドルの感じは、8.6というよりも9フィートプラスのロングボードの感じです。驚いたのはニーパドルが楽に出来ること。テールに幅があるのでかなり安定していてフラつく感じは全く無し。
コシくらいの波にロングボードと同じように滑り出します。あのテールの形ですから、ある程度予想はしておりましたが、最初はどうしたら良いか分からずにあっけなくコケました。こういうときは上手くコントロールしてやろうなどと余計なチカラは入れずに、できるだけソフトに使ってボードなりに滑らせてみるのが一番です。
何度か失敗しつつも、慣れてくるとだんだんとその感覚に引き込まれていきます。テールが広いですがテールを踏んでという感じでは無く、レールをグイっと入れてと言う感じでもなく、ボトムを意識しつつ、ボトムからレールをソフトに入れて行く感じで体重を乗せながら滑らせると、いつのまにやらすごいスピードが出ているのに気が付きます。
カットバックはテールを踏み過ぎないように軽く体重をかけつつボードを傾けると、フィンのあたりを支点にクルっと回る感じで向きが変わってきます。
ボトムへ深めに戻ってボードを向きを戻すときの感じはハルそっくりです。波のフェイスに戻りつつすぐにスピードに乗ってきます。
ハルっぽいですが、違うなあと感じるのはバックサイドがとてもやりやすいこと。実際、潮が引き過ぎてレギュラー側がワイドになってしまってバックサイドばかり行っていましたが、あの柔らかくかつスピーディに滑ってくれる感じはかなり楽しかったです。
バックサイドだとカットバックでは、崩れている波のスープの高い位置にボードを当てていけるのでスピードをロスせずに次の動作に移っていくことができます。
スープに捕まってしまうとテール幅が広いせいか、テールがあちこちから押される感じで不安定になってしまいます。そういうときはしゃがむくらいに重心を下げて、おまけにレールでもつかみつつフェイスを追いかけるのが良さそうです。
プリモのようなコンケーブボトムにばかり乗っていたので、こういう(コンケーブとは逆の)突き出したボトムの感触は新鮮です。しかもスピード出ます。コンケーブはボトムの水流をつかまえてテールへと流す感触ですが、こっちは水面を滑る感触。同じスピードでも、滑る感触が全く違うのですが、とにかくこのコンベックスボトムが速いのは確かです。
浮力はあるので、ロングボードと同じようにも使うことが出来ます。スピードはこちらの方が速いです。取り回しは軽いのでそれなりにサイズが出ても面白そうです。VEEボトム、ロングボードと同様の感覚て持ち出すことができて、ちょっと変わったボードに乗りたい方にいいんじゃないかと思います。オーダーはいつでもOKです。
明日は定休日です。金曜日は健康診断を受ける予定なのでお休みいたします。
AC SHAPE SLIDEモデル。作っていただいた方から、初入水から調子よく乗れたようで「気に入りました!」というメールをいただきました。テクニカルなことは置いといても、喜んでいただけるのはやっぱり何よりも嬉しいことです。
SLIDEはノーズライダーであり、ロングボードらしいトリム、そしてテールコントロールのマニューバがそれぞれ楽しめるバランスが良いモデルです。50/50レール、ラウンドボトムのクラシックなログとは違う味付けがあちこちに見られます。
このアングルから見えるそれぞれのパートが全てを表しています。
ノーズコンケーブのすぐ後ろにトリムスポットが取られています。そこからテールに向かって徐々にストリンガーの左右にしっかりとした傾斜が付いていきます。ラウンドボトムとVEEをミックスしたようなロールしやすいボトムです。
レールはエッジこそ入っていませんが、水流のキャッチとリリースが速いキビキビとした動きをしてくれそうな形状です。
トリムスポットで波に合わせた次の動きを見極め、前へ出ればノーズ、後ろへ下がれば後ろ足を踏み込んでのターンです。それぞれの動きをそれぞれのパートがしっかりサポートしてくれます。
乗り方としては、動きは軽くても動かしすぎない。反応が良い板をわずかな加重と体重移動でトリムするのは面白いもんです。身体を使うのは最小限でスピードをつけて、ここ!というところで体重を乗せていくような、メリハリがある波乗り。身体の使い方はログと同じです。
自分の9’2”がかなり楽しみです。9.2でもライディングのイメージはこんな風 笑。
AC SHAPE、最初の一本が出来上がりました。「SLIDE」というノーズライダーです。ノーズライダーと言いつつも、50/50レールとロールドボトムのクラシックなロングボードとは少々違います。それにノーズに加え、ロングボードの滑り「SLIDE」を楽しめるロングボードです。
ノーズライドするためには、いくつかのプロセスがあります。まずはテイクオフ。それから、ファーストターンで波を見ながらノーズに行くためのポジションを見極め、そこへボードを持っていきつつノーズへの一歩を踏み出します。
海に突き出した地形に沿って崩れる長いポイントブレイクの波であれば、そのための時間はたっぷりあります。でも私たちが普段入っているビーチやリーフではなかなかそんな波はありません。滑り出したらできるだけ速いタイミングでノーズへと踏み出したい。
そのためには、ゆっくりしたレスポンスの50/50レールよりも、素早く動けるレールとボトムが欲しくなってきます。
そのために考えられたのが、この「SLIDE」というモデルのボトムとレールのデザインです。
レールは基本的にはソフトレールですが、タックドアンダー的にポイントが付けられています。ボトムはロールとVEEの組み合わせ。ロングボードにとって大切なトリムポイントのパートはしっかりとフラットエリアが確保されています。その両サイドはレールに向かって緩やかに上がっていき、レール下でソフトなポイントを形成しています。それがレールの適度なボリュームと合わさってコントロール性を生み出しています。
ノーズはパドルやテイクオフを妨げない形状の長めのコンケーブ。コンケーブの両側のレールはノーズに乗ったときのコントロール性を考えて作られています。
それがトリムエリアのフラットなパートにつながり、テールのVEEへと移行していきます。VEEのそれぞれのパネルは平面的ではなく、レール近くにシングルフィンのロングボードらしい柔らかさを残しているので、クラシックボードのように気持ち良く滑ってくれます。
総合的に、というか簡単に言うとロングボードの大きなマニューバを軽く楽しめて、ノーズにいけるセクションを見つけたら素早くそのポジションにボードをセットしてノーズに出て行く、というような波乗りが「技術次第」で楽しめるように考えられたモデルです。
技術次第なのは当たりまえ(笑)ですが、そういうサーフィンをできるだけイージーに楽しめるようにデザインされています。
これは、9’4” x 22”3/4 x 3”
フィンはジョージ・グリノウの4Aを用意しました。
AC SHAPE SLIDEモデル、私は9’2”でお願いをしています。重量級のボードが大変になってきた私ですが、こうやってボードをチェックしていると面白そうで早く乗ってみたくなります。新井さん、よろしくお願いします 笑。
このボードはノーズライダーと呼んでいますが、ノーズに行かなくてもロングボードのサーフィンをイージーに楽しめると思います。波を捕まえてトリミングしながらトリムスポットに立ってスピードに乗せて、軽いドロップニーターンでカットバック。行けそうだったらノーズへ歩く。
そもそも私なんかはそういう波乗りなのですが、気楽な感じで十分楽しめそうです。
私のオーダーはまだですが、フィンが先にやってきました。
右が同じく”SLIDE”用の4A。真ん中は初ツインピン用。左が先日ご紹介したVEE BOTTOM用です。VEE BOTTOM用はワンオフのハンドフォイルでの削り出しです。
どれも楽しみで幸せな私です。
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