MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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トライフィンのミッドレングス、OKIDOKIが出来上がりました。レングスは7’10”。カツカワミナミサーフボードのラインアップの中でも長い歴史を持つモデルのひとつです。活さんが南の島で使っていた8’4”のトライフィンがとても調子良く、それをベースに生まれたモデルです。活さん自身も良く乗られているモデルです。

ミッドレングスはシングルフィンがほとんどだと思います。シングルフィンのサーフボードで波を滑っているとき、もっと速い動きをしたいとか、踏み込んだときの加速が欲しいとか、レールを入れたままもっとドライブを感じる大きなターンがしたいなどと思うようになったらトライフィンです。

ボトムはシングルコンケーブ。グラスオンフィンはよりスムースです。


テールに足を載せてサイドフィンを使いボードをコントロールするのが、シングルフィンとは違うところです。シングルフィンと同じ乗り方をしてしまうと思うように動いてくれないのがトライフィンです。でも正しく扱うとシングルでは見られない世界を見せてくれます。



OKIDOKI、いろいろな場面で活躍してくれると思います。



STEAMERサーフスーツ 価格改定前の10%オフのオーダーフェア開催中。4月30日(日)まで。
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AXXE CLASSICのオーダースーツが出来上がりました。ロングジョンとジャケットのセットアップのクラシックスタイルです。このスタイルはもともとはダイビングに使われていたものを波乗りに使い始めたものです。

古い映像を見ると、ビーバーテールがヒラヒラしていたりもします。今でもリクエストでその尻尾を付けることもありますが、元々はジャケットのスソを固定するためのものです(股を通して、前で留める)。

もう少し季節が進めばロングジョン単体で使うことができます。水温は気温よりも遅れて上がってきますから、気温が高く水温がまだ低めの初夏に使うことが多いです。ジャケットはトランクスと組み合わせて使えます。水温がまだ高めの夏過ぎから秋口にちょうど良いスタイルです。

重ね着をすると、3ミリのフルスーツと同じように使えます。ロングジョンの生地の厚みで、使う季節や地域が変わってきますので、用途に合わせて選ぶと良いと思います。

重ね着をすると動きにくいのではないか?という疑問もあると思いますが、今の素材は伸縮性が高いので重ね着でも全く問題はありません。裏地に使うジャージ素材の進化のおかげだと思います。自分でもジャケットとショートジョンのロンスプスタイルで使っています。

セットアップはAIDENTIFYウェットスーツでもイチオシのようで、今年はこんなウェスタン調のデザインもあります。詳細は一番下のリンクからAIDENTIFYウェットスーツのページをご覧ください。


STEAMERウェットスーツでは、昔から定番でセットアップをやっています。コスパはこれが一番です。他の有名メーカーに負けない、いい素材を使ってます。


AXXE CLASSICのオーダーフェアは明日、9日(日)まで。STEAMERウェットスーツは今月いっぱいですのでお見逃しなく。AIDENTIFYウェットスーツとZEROはオーダー料込みでお作りします。



AXXE CLASSIC 2023年春夏ウェットスーツ オーダーキャンペーン開催中。 4月9日(日)まで。
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お知らせ:4月4日(火)はお休みいたします。よろしくお願いいたします。


先日のブログでハイパフォーマンスちっくなシェイプの後ろ姿を見せていたのは、私の新しいニーボードでした。ウィングスワローと同じロッカーでブランクスを頼んでいたのが、先月入荷したので活さんがシェイプしてくれました。

かたちはラウンドピンテール。サイズは、5’7”x23”x2”3/8です。


これまでに無くボリュームを落としたレールの手触りです。このブランクスの特徴で、テールは自然と薄くなります。ノーズも薄い。前回のウィングスワローもそうでしたが、ブランクスが変わるとボード全体の雰囲気も変わってきます。


ボトムはがっつりシングルコンケーブでレールはノーズからテールまでフルエッジ。こんなやばいボトムもニーボードならではですが、今までのボードもシングル以外は全部コレなので私には普通です 笑。


ラウンドピンはもう一本、ボリューム多めで6オンスラミネートのしっかりした重量のものを一本持っています。これも面白いのですが、今回のラウンドピンは4オンスラミネートで薄く軽く、ロッカーも違うので、ボードの性格も変わってきます。実際に乗ってみないと分からない部分ですが、どんな世界を見せてくれるのか楽しみです。


今朝は波が少しありそうだったので海へ行こうかと思いましたが、昨日から珍しく腰が痛いのでピラティスでメンテナンス。明日はサイズダウンしそうですが、引きの時間ならロングボードでできそうなので午前中行ってみようかと思います。

ここのところインナーマッスルを意識した動きをずっとやっていたので、今日はがっちり大きな筋肉を使うエクササイズをやったのですが、不思議なものでピラティスやると腰痛が治るんです。ストレッチやった訳でもありません(そもそもストレッチじゃ治りませんが…)。背骨や股関節、肋骨など骨格を意識すると言うのか、例えば背骨を一つずつ意識しながら動かしていると、いつのまにか痛みが消えているんです。

朝起きて顔を洗うとき、これは腰がまずいなあと思っていたのがピラティスをやっているうちに治って、午後六時過ぎの現在まで何ともありません。不思議でしょ?

そういう不思議を解き明かして、分りやすく伝えることができたらと考えているのですが、まだまだ時間はかかると思います。まずは自分です。



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STEAMERウェットスーツ、オーダーフェア開催いたします。高品質の素材を使い、ロープライスに仕上げるというのがウリのSTEAMERさんですが、原材料の値上がりだけはどうしようもありません。

4月1日より不本意ではありますが、各商品の価格改定をさせていただきます。素材の質を下げて価格を抑えることも出来るかもしれませんが、それは着心地に直結するのでさらに不本意な結果になってしまいます。

それで新価格へ以降するまでのひと月間、全品10%オフのオーダーフェアを開催いたします。もともとがロープライスなので、オーダーフェアは久しぶりです。4月30日まで、サイトの表示価格より10%オフでご提供いたします(10%オフで、価格はほぼ旧価格と同じになります)

ラバー素材はいままでの、DTラバーと同じ伸縮性が高く、弾力性(戻り)もしっかりとした高品質ラバーを使用しています。裏地はさらに進化したジャージ素材(これが素晴らしい)を使用しています。肌触りが良く、着心地がさらに良くなっています。

着心地の良さは、どんな有名ブランドにも引けを取りません。セットアップもオススメです。


私のショートジョンとジャケットのセットアップです。重ね着はウェットが重なるので、動きが悪くなるとお思いかもしれませんが、その心配は全くご無用です。昨年はこの組み合わせで使用していましたが、ワンピースのロンスプと何も変わりません。人様に勧めておきながら自分でも改めてビックリしました 笑。

私のジャケットは丸首ですが、エリを付けた方が首回りからの浸水を防ぐことができます。丸首は暑い時期はいいのですが、涼しくなってくると首回りが若干ヒヤッとしました。

ロングジョンとジャケットのセットアップなどは値上がりとは言え、他と比べるとかなりお得だと思います(税込み62.000円です。フェアではここから10%オフになります)。この組み合わせだと、3ミリのフルスーツと同様に使えます。

フルスーツやロンスプなど、他のスタイルももちろん承ります。オーダーフェアは4月30日まで開催いたします。


AXXE CLASSIC 2023年春夏ウェット オーダーキャンペーン開催中。 4月9日(日)まで。
STEAMERサーフスーツ 価格改定前のオーダーフェア開催中。4月30日(日)まで全品10%オフ。

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潮の引き始めを狙って、TOTO 9’2”です。フィンの位置を前回よりも、1/2インチ後ろへ下げてみました。

波はヒザ~モモくらい。それでもたっぷりと遊べるんですから、ロングボードは最高です 笑。


TOTO、いいです。前回の印象からさらに好感度アップです。滑り出しはやっぱり速い。これは、他の人たちも口裏を合わせて…じゃなくて口を揃えて同じことを言いますので、私の思い込みじゃありません。

ソフトレールに比べ、レールのホールド感があるので、ソフトレールほどレールを意識しなくても自然とスピードが出てくれます。レールを積極的に使うと小気味よい反応をしてくれます。

フィンを1/2インチ下げたら、カットバックがきれいに安定しました。反応が良いレールとレールのエッジ、それにロッカーが波のフェイスにフィットして回ってくれる感触です。波の高いところから戻していくときのカーブする感触が最高です。

フィンの位置をもう少し試してみようと思います。TOTO、楽しめる板です。乗り方はあくまでもクラシックですが、クラシックなログよりも軽く楽しみたいならTOTOです。

TOTO、こんな板です。

ウィンドウの中の赤い「CALIFORNIA」と書かれた看板のあたりが、ちょうど胸を着く位置です。ボトムのカーブが波の斜面にフィットしそうなバランスです。


レールはこんな感じ。ボトム側にボリュームがあります。80/20くらいでしょうか。


テールまで同様のレール形状です。フィンの少し前あたりでレールラインがボトム側へ降りて、ボトムロッカーのラインと合わさってエッジになります。こういう小さなところにスムースな流れを感じるのが活さんのシェイプです。

ボトムはセンターにほーんの少しだけコンケーブが入っているように見える程度で、ほぼフラットと言っても良いと思います。レールが微妙に上がっているのが分かると思います。フィンの前まで同じようなボトムが続いています。

(このレールはTOTOのバリエーションです。ダウンレールの反応の良さがTOTOの特徴です)

フィンパッチの前あたりからはフラット。フィンまわりだけに、ほんの僅かにVEE形状が見て取れます。


このテールまわりが、反応が良くグライドする感覚たっぷりの気持ちが良いターンを生み出しています。これは、PRIMOも同様です。良く動いてくれても、軽すぎないのが良いのです。

TOTO、自信を持ってお勧めできます。8’4”のPRIMOに続いて、お気に入りが出来ました。

たっぷり波に乗って、小一時間ほどでお腹いっぱいになりました。今週は良く動いているせいでモモの前と後ろが筋肉痛でしたが、身体は良く動いてくれます。

それから、シェイプルームへ行きましたが、その模様はまた後ほど。



海へ行く途中。シェイプルームからの帰り道、至る所で桜がきれいに咲いています。咲くのが早かったのですが、なんとなくいつもより散らずに長く咲いているような気がします。

それで、たまには花見でもしようと早めに帰宅して、近所の川沿いへビール片手に花見へ行ってきました。


昔から海へ行くときに、横浜市瀬谷区の海軍道路を利用していました。開けた野原に桜並木の道路がまっすぐ通り、桜の季節でなくても気持ちが良いところなのですが、そこの桜もだいぶ歳をとって根本から切られているものが目立ってきました。

ソメイヨシノは人が観賞用に作り出した品種なので、寿命は60~70年ほどで長くありません(自然のヤマザクラは長いもので500年)。私があの道路を20代から通っているとしても、30年ちょっと経っているわけです。20年ほど前の台風で崩れた路肩の修復で、桜の樹が切られ植え直された一画があるのですが、幼木だった桜は今では立派な成木になっています。

戦後の復興期に植えられたものはもうそろそろ寿命です。計画的に更新していかないと、桜の花もだんだんと少なくなっていってしまうのかと思うと少し寂しいです。開発ばかりじゃなくて、そういうことも次の世代に残して行かないといけないんでしょうね。

桜を見ながらそんなことも少し考えてしまいました。



裏返しですが、昨日はAXXE CLASSICのU-ZIPを着ていました。私のは3ミリ厚で裏地がプレミアムブラックの起毛ですが、そろそろ暑いです。そもそも冬を越せる性能ですから当たり前です。

AXXE CLASSICのU-ZIPとバックジップモデルには2ミリ厚の起毛という設定がありますが、今からGWの時期に使うとちょうど良いようです。

AXXE CLASSICは4月9日までオーダーフェアを開催中です。それと、STEAMERウェットスーツですが、春物から価格改定いたします。原材料が上がっているのでどうしようも無いのですが、価格改定後の一ヶ月間、オーダーフェアを開催します。こちらも4月30日まで旧価格でオーダー承ります。


AXXE CLASSIC 2023年春夏ウェットスーツ オーダーキャンペーン開催中!
U-ZIPモデル、CLASSICバックジップモデルなどキャンペーンプライスでご提供します。
4月9日(日)まで。

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オーダーいただいたニーボードのシェイプが出来上がりました。私のと同じウィングスワローで、レングスも同じ5’7”です。体格に合わせて私のよりも幅を1/2インチ広くて23インチ、厚みも増やしています。

私のは、この紫色です。
 

覚えてますか?このニーボードは、幅を調節してアウトラインをパラレル気味に取り、ロッカーを変えてよりスピードが出る(出そうな)ニーボードにしようと作ったものです。それが上手く行ったようで、自分がイメージするニーボードでのサーフィンに近づけたように思っています。

最近、たまに登場するこの「ロッカーを変える」というワード。他のモデルでも、同じようなことを試しているのにもお気づきだと思います。

ロッカーって説明するのが難しいです。ネット上で良く目にするのは、「ノーズロッカーは弱め、テールロッカーはしっかり目に付けられています」などという説明ですが、正直なところこれでは何も分かりません。

ノーズロッカー、テールロッカーってどこからどこまでなの?弱め、強めってどのくらい?これらの説明だけでは皆目分かりません。私が自分のサイトで、同様の記述をあまりやらないのはそういう理由です。

的確に伝えることが出来ない。表現するのが難しいんです。(シェイパーさんとなら可能ですが)

ロッカーが強めだったら、ボードは動きやすいけどスピードを付けるには波のチカラと乗り手の技術が、弱めならスピードが出るけど動きは…という説明が一般的ですが、実際にサーフボードを目にしても、そのボードがどれに当たるのかは良く分からないと思います。(90年代のウェイファースのようによっぽど反り上がっていれば別ですが)

私のニーボードはこんな感じです。ノーズもテールもしっかり反って見えますが、スピードをイメージして作っています。


ロッカーを変える以前のニーボードと比べると、テールエンドは数値で見る分には大きく変わりません。違うのはそこへ到達するまでのロッカーの入り方です。スピードを意識してよりフラットなパートが少しだけ増えています。そこからフリップ気味にテールロッカーが入ってくる形状です。

このロッカーは、スピードが出てドライブしてくれ、テールを意識すると素早い反応をしてれます。

これは、こんな感じのボードが欲しいと仮定を立て、それに合った材料を選んでという製造過程に自分が携わっているから分かることです。それにたまたまそんなロッカーを持ったブランクスと以前のボードで使っていたブランクスを同時に目にする機会があったからです。

5’7”というレングスのさらにテール側でのお話ですので、狭い範囲での微妙な違いです。

ロングボードも同様です。

クラシック系のログはロッカーが緩いパートが長く、TOTOやプリモのロッカーはボードのセンター付近から緩やかに滑らかに入っています。より動きが良いのはTOTOやプリモですが、ニーボードと違うのはボードの長さです。フラット気味なパートがクラシック系のログよりも少なくても、レングスで緩和されるのでスピードは出ます。

ノーズライダーはよりフラットでテール近くにキックのようにロッカーが入っています。ノーズライダーの場合、このロッカーはターンよりもスピードの抑制が主な目的で、それはノーズにできるだけ長く留まるためです。

私が以前盛んに作っていたPIGは、全体がかなりフラットです。


これは60年代のフィーリングに近づけたいという意図だけです。フラットだとテイクオフやターンは一筋縄では行きません。これは難しいというより慣れのお話です。PIGのアウトラインはノーズのボリュームが少なめなので、ノーズ寄りに体重を載せるというイメージよりも、テールから押される感触で滑り出します。滑り出しが遅いということ感じません。扱い方の問題ですが、ロッカー以外のアウトラインやボリュームのバランスのお話になってきます。

PIGは番外編でした。

私のところはショートボードはやりませんから、ロングボードとミッドレングス(ニーボードも 笑)で、フィンはシングルフィンやツイン、そしてツインからのクアッドが話のメインになってきます。

トライフィンになるとまたお話が変わってくるのですが、今回はそちらへは行かないことにします。

プリモは、レールロッカーとコンケーブロッカー、それにオリジナルのロッカーの三種類が組み合わさったボトムです。コンケーブロッカーはエントリーロッカーからプレーニングパート、そしてテールまでよりスピードを得るために作られています。

ターンはオリジナルのロッカーと、フィンよりも後方に付けられた微妙なフリップへロッカーが変化することによって、あのプリモのマニューバが生み出されています(レールのエッジも入ってきますが、今回はロッカーのお話ということで…)

それに先日のウルトラスムースな「TOTO」です。

TOTOのボトムはエントリーからプレーニングパートまで、このプリモのコンケーブと同様に流れを作り、そこへ回りのボトムを合わせているのであのスムースさが生まれています。この作り方は元のブランクスに厚みが必要になってきます。

その分、シェイプダストの量が増えるので活さんは「TOTOは、あんまりエコじゃありませんね」と良く言われています 笑。

でも、真面目にこのTOTOにはビックリです。

ノーズライダーバージョンはまたシェイプが違うようですが、そっちもいいみたいです。


使用するブランクスによって、ボードのロッカーはほとんどが決まってきます。ブランクスのキャパシティ以上のシェイプは無理です。
昔のように分厚いウレタンの塊りからロッカーを作り出す必要が無くなった分(活さんはそれをやってたんですね)、それほど経験が無くてもある程度の性能を持ったサーフボードを作り出すことができます。実際、何も分からず自分でシェイプしたニーボードは普通に滑って回ってくれました 笑。

ロッカーの入り方やボリュームのバランスというようなブランクスのデザインに、シェイパーが思い描くデザインをいかにマッチングさせるかというところで、サーフボードの性能や性格に違いが出てくるのだと思います。最近さらに進化したBOOGIEなどはそのいい例です。ブランクスの使い方としてはかなり独創的です。その個性も他には無いものです。

大切なのは全体のバランスです。ロッカーとボリュームのバランスは切り離せません。ボトムやレールのシェイプでロッカーは変わります。

私はシェイプは出来ません。でもシェイプするサーフボードとそれに使う材料を話し合うことでシェイパーの意図が分かります。そこから、シェイパーが考えていることをユーザーである皆さんに伝えることは出来ます。

サーフボードを作るのは面白いです。その面白さを少しでもお伝えできればと考えています。


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うねりが少しあるので、TOTOに乗りたい!と海へ行く気満々だったのですがどうも潮回りが良くなさそう。波が良さそうな時間帯を狙うと、ショップのオープンが遅れそうです。今週は午前中に潮が多い潮回りです。来週は引きが午前に回ってくるので、来週に期待です。潮の動きはもうすっかり春の潮に変わっています。小さなうねりでもタイミングを合わせれば楽しめる季節です。

そんな訳で波乗りはしたいですが、サーフショップとはいえあまり自由奔放にもできないので、海は諦めて今日はピラティスです。ピラティスでは、エデュケーターと呼んでいるインストラクターに動きをチェックしてもらいながらエクササイズを進めて行きますが、毎回何かしらの気づきがあります。(それが面白くて、先へ進むモチベーションにもなってます)

今日の気づきは、タイトルの「インナーマッスル」でした(私の感覚的なお話だと思ってください。理論的に正しいかどうかの検証はしていません)。インナーマッスルというと、トレーニングで必ず登場する言葉ですが、それでは実際にはどういうときに使っていて、どうやって鍛えるのか?と聞かれると良く分からない筋肉です。

一般的にインナーマッスルというのは、身体の内側にあって外からは直接触れることができない筋肉を言います。内側にあるということは、同じ動きをできるアウターマッスルが外側にも存在しているということです。それで外と内のどちらが強いかというと外側の筋肉、大きくチカラを出しやすいアウターマッスルの方が強くなりがちです。

今日のレッスンで気が付いたのは、そのインナーマッスルの働かせ方です。

レッスンでYOU TUBEで覚えたエクササイズのひとつをやるというので、それは出来るなあとたかをくくっていたのですが、教えてもらいながら同じ動きのエクササイズを行うと、使っている筋肉の意識と感覚が全く違っていることに気が付きました。

それまで使っていた筋肉にはほとんどチカラを入れず、チカラを抜いた状態でもっとスムースに同じ動きができるじゃないですか。つまり、そのチカラを入れていたのがアウターマッスルじゃないかと思います。そして、それをそれほどに使わなくても動けるというのが衝撃的でした(笑)

トレーニングというと負荷をかけて行うものですが、負荷が強いとアウターマッスルが主に働いてしまって、インナーマッスルはどうもその影に隠れてしまうんじゃないか、というのが気が付いたことです。

ピラティスの初歩の動きはサーファーだったら楽に出来ると思います。息は上がらないし汗はそれほどかかず、強い負荷は感じないと思います(私はそうでした)。それでも、それを繰り返していると何かが変わってくるのを感じます。

これがインナーマッスルを使っているということだと思います。私の長年の腰痛が解消された(五十肩も)のは、それが理由なんじゃないかと推測しています。

ピラティスのエクササイズには、負荷が強い自重の筋トレのような動きもあります。それらしい派手な動き(映えるというやつです)ですが、その派手な動きを正しい身体の使い方で行う役割を担っているのが、インナーマッスルの働きのひとつなのではないかと考えています。

身体のことを考えるのは興味深くて面白いです。ピラティスもしっかり学んで、言葉でお伝えできるように頑張ろうと思ってます。まずはいままでのエクササイズを振り返って、インナーマッスルをもっと有効に使う意識を確認してみようと思います。

波乗りが何やら調子いいのは、やっぱりピラティスのおかげだと思います。負荷が強く筋肉が大きくなるようなトレーニングだけでなく、内側から鍛えるのが大切だと多いに実感しています。ジジイこそインナーマッスルです 笑。地味に鍛えましょう。

でも、10年早くこれと出会いたかったなあ~。

私がやってるのと同じです。


自分もやってみようと思ったら日本語でこの方。初級から一つづつ丁寧にやってください。
https://youtu.be/AuY-Na4dgK4


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バードウェルのサーフショーツが入荷してきました。波乗りを始めたときからずーっと履いているサーフショーツで、店を始めたときから取引を始め、カリフォルニアから送ってもらってきました。10年ほど前にその創業者のバードウェルファミリーがリタイアして経営が変わるなど、思えば長い付き合いです。

そんなバードウェルですが、今年はどうにも価格を変えなければいけない状況になってきてしまいました。いくら考えて知恵を絞っても、アメリカの物価上昇に加えて、送料の高騰(昨年の倍以上…)とドル高の為替レートには勝てません。

今回の入荷分だけで考えるとずいぶんとお高くなってしまうので、せめて私の方で吸収できる分はと考えて、すでにストックしていた分と値上り分を均してできるだけ抑えるようにはいたしました。その結果の価格です。心苦しくもあるのですが、今季から価格改定させていただきます。(それでも、送料等を勘案するとアメリカのサイトから直接購入するよりもお安くはできています。)

そんな状況ですが、それに加えてもうひとつのサーフショーツ、NALUTOトランクスも4月1日から価格が変わる予定です。今月中にオーダー内容を決めていただければ現在の価格で、オーダー承ります。現在ストックしているショーツは、もちろん据え置き価格でそのままです。

その分、ブログ更新など皆さんに楽しんでいただけるよう頑張りますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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午後から波が上がってくる予報だったので、昼の干潮からの上げを狙って海へ行ってみました。画像は到着したとき。引き一杯くらいで、ヒザモモくらい。ロングボードなら十分滑ってくれそうな感じです。

ボードはカツカワミナミサーフボードのTOTO 9’3”。ライダーのテストで実績はもうしっかりと出来ていますが、私にとっては初めて。ロッカーもシェイプも今までに経験したことがない、新しいロングボードです。


波打ち際に浮かべパドルを始めてまず驚いたのは、そのスムースさです。サーフボードは手のひらをパドルとして使い推進力を得ますが、そのパドルの負荷がびっくりするくらい軽いのです。腕のチカラを抜いた軽いパドルのひとかきで、水面をスーッと滑ってくれる感じです。

そのスムースさに、ボードの上に乗っかって30秒もしないうちにテンション上がってきました 笑。

沖へ出ると、待つ間もなく小さなうねりがやってきたのでボードを岸へ向けパドルしますが、やっぱりパドルが速い。ロングボードだから当たり前と言わないでください。違いはあるのです。

平水面でのパドルの速さと、テイクオフの速さはロッカーやボリュームバランスが関係してくるので必ずしもイコールではありませんが、このボードの滑り出しには驚きました。このボードはこれまで乗ってきたロングボードの中では、かなりスリムな部類です。9’3” x 22”3/4 x 2”7/8のサイズでノーズもテールも絞り気味です。

それでも以前乗っていた9’6”のボリュームたっぷりのログよりも速いんじゃないか、というくらい速くスムースに滑り出します。

ロッカーはしっかりと入っていますが、これが波の斜面にきれいにフィットしているような感じです。ノーズロッカーの上がった部分を使ってボードの前方へ体重を載せていけます(逆に多少後ろへずれてしまっても、問題なく滑り出します)。

立ち上がってもやっぱりスムースです。でもソフトレールのルースなスムースさとは違います。ダウンレールがしっかりと波のフェイスをホールドしてくれる感じがあります。自分がイメージするラインをしっかりとトレースしてくれます。エッジが無いクラシックなログは好きですが、それとは違うラインで滑ることが出来ます。

レールが引っ掛かる感じが少ないのはダウンレールのボトム側を少しだけソフトに落としたレール形状おかげでしょう。

ターンはテールのエッジが効いているのがはっきりと分かります。テールを沈めピボット的な動きで、ただボードの向きを変えるのではなく、レールでしっかりコントロールしながらスムースに回っていってくれるのはかなり気持ちが良いです。

初めて乗ったボードですが、最初の30分で長年使って乗り慣れているボードみたいな信頼感です。安易には使いたくない言葉ですが、これはマジックなんちゃらかもしれません。

先ほど、そんなことを言いたくて活さんと電話で話していたのですが、TOTOの調子良さの秘密はシェイプにありそうです。そのあたりは別の機会にまた改めて書いてみたいと思います。

しばらく入っていたら、波のサイズが少し上がってきたのでアレにも乗ってみようとコレを持ち出しました。

7’3”のクアッドフィッシュです。

8フィート以下のサイズはしばらく乗っていなかったので、ちゃんと立ち上がれるのか?と若干不安でしたが普通に乗れました 笑。

波のキャッチは楽ちんです。人が増えてきていいセットには乗れませんでしたが、小さめの波でも十分楽しめます。クアッドはルースさが少なくなるので安定感あります。この7’3”は、小波でもロングボード替わりにも使えそうですが、もう少しサイズが出てきたら面白そうです。

ずっと波が無かったのと、たまの波にはタイミングが合わずで前回の波乗りは2月2日です。実はTOTOに乗るのも、ちゃんと波乗りできるのかいな?と心配だったのですが、ぜんぜん平気。というよりも身体は絶好調です 笑。

それだけ間が空いても、テイクオフのパドルはしっかり最後までチカラをこめられるし、身体はよーく動きます。身体の軸がぶれない感じが実感としてあります。波乗り後の腰痛もありません。ピラティスのおかげだと思います。

YOU TUBEでサーフィンのトレーニングメソッドみたいな動画がいろいろアップされてますが、私のお勧めはピラティスを一番最初の基礎の呼吸法からきっちりやることです。やってることはそんなに変わりません。大切なのは基礎です。基礎が出来ていない上にいろんなことをやっても、上手く行きません。身体を痛める可能性もあります。

基礎だけも良いと思います。簡単に見える動きですが、基礎ができていればきっちり効きます。しっかりやれば、結果は待っていてくれるのです。

いずれにしてもカツカワミナミサーフボード TOTO、最高です。最初にも書きましたが、私は昨日がお初でしたが、すでに実績があるモデルです。オーダーはいつでもOKです。




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