MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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午前9時過ぎに海に到着。午後にかけて潮が引いて、波高が若干上がってくる予報だったのですが、ちょっと早かったみたいです。オフの風(北風)が冷たいですが、いい天気で気持ちがいい海です。雪を冠った富士山と前夜の雪が白く積もった箱根の山々がきれいに見えています。

「ウェットに着替えるには早すぎる」ので読みかけの探偵小説を読みながら、潮が引くのを待ちます。久しぶりにチャンドラーのハードボイルド小説「長いお別れ」を読み始めたら、面白くて止まりません。

ときおりリーディンググラス(老眼鏡w)を額にずらし文字の列の向こう、ウィンドウ越しに見える海面へと視線を走らせていると先刻よりも潮が引き、立ち上がる波の斜面がロングボードなら滑ることができそうな角度になってきたのを見つけ、ウェットスーツに着替えようと本を閉じます。

小さな波です。ポイントには誰も入っていませんが、海面にちょっとでも白いスープが見えるようになればたちまち人が集まってくるはずです。それまでに何本か乗ってやろうと誰もいないポイントへパドルアウトします。

ボードはまたプリモ9.0。後でいいやと思っていたら、急いで撤収して写真が撮れなかったので、前回の画像の使いまわしです。急いで撤収した理由は先をどうぞ。

もっと浮力があるPIGの方が良さそうでしたが、いろんなコンディションで入って馴染んでおくのも大事です。

弱いヒザ波でもウソみたいに良く滑ります。滑り出しも早い。緩い波なのでボードの前方に体重をかけてパドルします。前に乗り過ぎてノーズが潜っていくのを下半身で押さえながら、無理やりノーズを引っ張り出して滑り出します。

そんなことをやって、自分が乗っているボードのバランスを身体で覚えていきます。小波でも得るものはいろいろとあります。

3~4本乗ったところで、早くも1人、2人とサーファーが入り始めます。皆さん、どこから見ているんでしょうね 笑。

プリモのロングボード、コントロールの体重の乗せ方がだんだん分かってきていい感じになってきました。確認したい動きが2~3あるので、もう少し続けて乗ってみようと思います。フィンはとりあえず良さそうですが、いろいろと考えていることもあるのでフィンの方もあわせて試してみることにいたします。

プリモのロングボードバージョンは、9.0~9.8くらいまで作ることができます。コンケーブボトムのロングボード、乗ったことありますか?エッジが効いて取り回しが軽く、良く滑ってくれます。

小波で2時間。小さい波を捕まえるにはたくさんのパドルが必要ですし、立ち上がったら今度はボードを安定させるために足腰も使います。重たいボードならさらに大変です。小波と馬鹿にしてはいけないのです。

そんな感じで、疲れた身体が気持ちいいなあと海に浮かんでいましたが、ふと気が付くと岸沿いの山の向こうから真っ黒な雲が近づいてきます。午後から風が強まる予報と大気が不安定で雷の注意報が出ていたのを思い出し、お先にと波を捕まえ真っすぐ岸へと戻りました。

ウェットを脱いで着替えているうちに、さっきまでの青空はすっかり黒雲に覆われてあたりは真っ暗。冷たい風が吹き降ろすように吹き始めました。

着替えたら写真でも撮ろうとクルマの脇に置いておいたボードは風に煽られて転がりそうです。これはやばいと慌ててニットケースに入れてクルマの中に放り込み、自分も運転席に収まった途端にみぞれ交じりの強い雨が降り始めました。



幸い雷は鳴りませんでしたが、こういうときにはひとまず上がって様子を見た方が良いとおもいます。雷は光が見えたり音が聞こえたら、すでに落雷圏内です。海上に飛び出ているサーファーは雷の標的になりかねません。。

水は通電するので近くに落ちても、波打ち際でも濡れた砂の上でも感電の可能性はあることを覚えておきましょう(過去の落雷事故を検索してみるとたくさん出てきます)

雷が鳴りそうなときに尾根道を歩こうとする登山者はいないと思います。海の上もそれと同じです。波はまたやってきますが、命はひとつです。

30分ほどで黒雲は通り過ぎてまた青空が戻ってきましたが西よりの風が強まりました。その頃はすでに横浜新道を走っていましたが、あの後どうなったんでしょう。とりあえず、いいタイミングで入れたみたいです。

明日は朝早くだけオフに変わりそうですが、波はまとまらなさそうな感じですね。そのあとはしばらく南西風が続きそうでオフに変わるのは日曜の朝という予報です。

明日の朝は久しぶりのランニングにしようと思います。


冒頭の「長いお別れ」はフィリップ・マーロウが活躍する探偵小説ですが、登場人物は本当に良く酒を飲んでタバコばかり吸ってます。若いころはそういうところをかっこいいと思って読んでいたのですが、今あらためて読んでみると文体やセリフのクールさに痺れてます。ハードボイルドの意味が良く分かりました。

「ギムレットには早すぎる」というのはこの小説の有名なセリフのひとつですが、シェイクしたのがギムレットで、ステアがジンライムだとは知りませんでした。ジェームス・ボンドはステアではなくて、シェイクのマティーニですね。

たまにはカクテルでも飲みにいくのもいいかもしれません。自分がどう歳を取ってきたのかが分かるかもしれません。まあ私には角打ちの方が似合っていると自覚してますが。
FIN
波上がりました。分かってましたが、今日はムリです。昨日は階段を登るのもやっとの状態でしたが、今日は少し改善してきた感じです。あちこち痛いのはもう聞き飽きたと思いますので言いませんが、水曜までには治します。しかし、身体ボロくなってきたな。

考えているのは、昨日のブログのフィッシュのカラーと、先週の9フィートのプリモとニーボードのフィンのことです。フィッシュはパステル調のきれいな色でラミネートしてみようと思います。ティントのつや消しでしょう。


カラーは上のどれかを選ぶとして、今日はフィンのお話です。(主にシングルフィンです)

先週乗った9’0のプリモ、どうもフィンがしっくりこなかったと書きました。


とりあえずこれで、と何度か使ったことがあるプリモフィンの10インチを付けてみたら、どうも大きすぎる感触でした。

あらためて言いますが、フィンって大事です。サーフボードの中心になっているのは、フィンだと思います。疑問に思うなら、フィンを外して乗ってみてください。ボトムのコンケーブやレールにいくらうんちくがあるボードでもまずまともには乗れません。

そんなの当たり前?でも、逆を考えてみてください。シェイプなんかやったことも無い人が初めてシェイプしたようなボードでも、水に浮いて、フィンが付いていればとりあえずサーフィンできます(自分自身のシェイプで経験あり)。

シェイパーが作り出したロッカーやレール、ボトムを機能させる最終的な役割を担っているのがフィンです。どうもうまく出来なくてダメだなあと思っている人は、もしかするとフィンが正しくセッティングできていないからかもしれません。自分に合っているフィンのセッティングを見つけたら、ボードがびっくりするくらい走って、自由に動き始めることだって十分にあり得ることです。

そのくらいフィンは大事ですよ、ときたところで話を戻します。最初に書いた、フィンが大きすぎるというのはどういうことか?です。いくつか挙げられますが、まず感じられるのは「ターンでスピードをロスする」ということじゃないかと思います。

波の斜面を滑り始めてスピードも付いて、立ち上がりながら最初のターンに入ろうと考え、進行方向のレールに加重するとブレーキがかかったようにスピードが落ちる、最悪の反応としては波に取り残されてしまうということもあり得ます。

対処としてはゆっくり加重していくか、もっとスピードが付くまで待つということが挙げられますが、加重の加減が難しいということになってしまいます。これは他の場面、たとえばトップターンやカットバックなどの最中にも現出してきます。もっと体重を乗せて加速したり、ターンさせたいのにうまくやらないと失速する、ボードがそんな反応だったら思い切り身体を使えません。

自分のやり方がまずい可能性も有りますが、それだってフィンで解決できるかもしれません。

私の場合、ボロい身体で、大きかったかな?と感じるフィンで無理やりターンさせていたから、今日の海に行けない身体になってしまったのかもしれません 笑。

例えば、KATSUさんのふたつのフィン。WAHOO(左)とPRIMO(右)です。


高さ(深さ)はだいたい同じです。フィンの前部を基準にすればレイク(後方への反り具合)もだいたい同じです。違いはフィンの後部のカーブ。PRIMO(右)の方がカーブが強いので必然的にベースが広くなっています。ベースの差は4センチほどあります。

ベースが広いと直進性が高くなります。例えば、右のPRIMOフィンを付けていて大きいかなと感じるようなら、まずはフィンBOXの中でフィンを前方へ動かして試してみます。それでも改善しないようでしたら、同じPRIMOフィンで高さを低いものに替えてみるか、ベースが狭い左のWAHOOに替えてみるという選択肢が考えられます。

どのフィンを使いなさいというお話では無くて、どう考えれば良いかというお話です。KATSUさんのボードにはそれぞれ経験上、合っていると思われるフィンをお付けしています。それでも、サーフィンは個人差があります。私たちがベストと思うものがそうではないかもしれません。「あれ?」と感じたときにどうすればよいかということです。

セッティングを間違えると、本来の性能を発揮できないボンザーやハルのように、きちんとアドバイスをしていない販売したショップの責任と思われる例もありますが、それはまた別のお話として、私は下手でフィンの違いなんか分からないと決めてしまう人は、少しだけ考え方を変えてみてください。感じるところはフィンの違いじゃないのです。もしかしたら今日は(フィンで封印されていた)身体が良く動くなあと感じるかもしれません。それがフィンの違いです。

左はKATSUさんのトライフィン。バナナフィンと呼んでいますが、私はこれが大好きです。


右側は普通のトライの形です。KATSUさんのバナナフィンは、これに比べるとベースが狭く先端までボリュームがあります。先端までボリュームがあるのでベースが狭くてもスピードが出ます。逆にこのベースの狭さは動きの良さにつながっていると感じます。

右の通常の形のフィンを付けていると、直進性が強く、ボードをターンさせ始めるのによりチカラを使うように感じます(腰にくるので分かるのです)。バナナフィンはスピードが出て、ターンに入るのはスムースですがホールド感があります。カーブが気持ちいいのです。

トライフィンはニーボードしか乗りませんが、ボードにしっかりと両膝を付けているからこそ感じる違いだと思います。

さて、今度はプリモもニーボードもフィンを替えて試してみようと思ってます。どう変わるのか楽しみですが、フィンにやられた(かどうかは定かじゃありませんが)身体が果たして戻るのか?


おとといと昨日、少しだけ波ありました。いいタイミングで入れたみたいで、小さな波ながらたっぷり楽しめました。

おとといは、波が入り始めると予想した午後二時。波はヒザ・モモ。ロングボードじゃないと無理めのコンディションですが、逆に言うとこういうコンディションでも楽しめるということ。ロングボードの遊び方のひとつです。

ボードは出来上がったばかりのプリモの9フィート。情けない波ですが、これから波高と潮が動くのでもう少しアップしてくるはずです。


この後、予想通りアップはしましたがやっぱりロングボードコンディション。長いものは、8.0、8.4と乗ってきたプリモですが、9.0になってくるとテイクオフはさすがにもうロングボードです(当たり前か…)小波のゆるい斜面から乗りなれたプリモの感触で気持ちよく滑り出します。

波を滑っていく感触は、波のフェイスをレールとコンケーブが自然に捕まえて前へスムースに滑っていくプリモのあの感じです。こういう楽なボードに乗ると、PIGを滑らせるのって大変なんだなあと改めて思います(そこがPIGの面白いところでもあるんですが)。

プリモの動きの良さもそのままです。…と言いたいところでしたが、ちょっとフィンが大きすぎたみたいです。プリモはレールとコンケーブ、それにエッジが良く効いてくれてフィン以外でコントロールできるパーツが多いので、そんなに大きなフィンは必要ないみたいです。

次は、ひと回り小さなサイズで試してみようと思いますが、まずは楽しめそうなロングボードが出来上がりました。やっぱりプリモ、好きです。

そして翌朝。もう少しアップする予想でしたがオンショアも吹きそうで、とりあえず行ってみようと朝一に出かけてみました。

予想どおりワンサイズアップしてコシ・ハラ。たまにセットでもう少し来てました。朝6時。不思議な色の朝です。


お隣のポイントも良さそげです。以前、ここばかり入っていた時期もありました。


ボードはもう一本のニューニーボード。これは5’7”。FCSプラグを追加して、トライやツインスタビで乗ってみるつもりのテストボードです。今まで乗ったニーボードの中でも、浮力は多めの部類です。


このイエローのニーボードはもう一本のパープルのラウンドピンよりも、センターフィンが1インチ前寄りについています。

これまで乗っていたスワローテールでは、センターフィンが同じ位置でルースし過ぎたのでFCSプラグを追加して、1インチ後ろへ移動できるようにしました。

そのルースなセッティングと同じだったので、フィンが抜けるかと心配していたのですが、テール形状の違いのせいか、ほとんど気になりません。カールの中はとても安定してスピードに乗って走っていくし、逆に緩くなったショルダーまで出てしまってもスピードをそれほど落とさずにカーブして戻っていってくれます。

たまにターンの最中にセンターフィンが抜けるような感じがありましたが、コントロールの範囲内。フィンが完全に抜けてしまって、テールがスライドし過ぎることはありませんでした。

というよりは、昨日くらいの波ではそのルースさを活かしたサーフィンがかなり面白かったのです。スピードも十分です。よーく走ってくれるし、気に入っちゃいました。これの後に乗ってみたパープルのラウンドピンの動きが重く感じてしまいました。


もしかするとラウンドピンのニーボード、コンディションに合わせてセンターフィンを前後に動かせるようにしといた方がいいのかもしれないと考え始めました。

昨日はパープルのニーボードに替えた途端に波が変な感じになってしまったので、ほとんど試すことが出来ませんでしたが、このパープルのニーボードと9.0プリモのフィンが次の宿題です。

フィンはやっぱり重要だし、取り組み甲斐があるポイントだと思います。
こういうご時世、生活そのものには関わってこないサーフショップはいつにも増して静かです。トレイットペーパーを売ってるじゃなし、食事ができるわけでもなく、こういうときには何の役にも立たない存在です。

どうせヒマだと開き直って、サボって海へ行っちゃおうと思いますが木曜あたりまで波は無さそうです。大手を振って海へ行ける木曜日じゃあ仕事をサボるドキドキ感も味わえないというものです。

テレビに映し出される、トイレットペーパーを買いに走る人の映像を見て思い出したのは子供のころのことです。1973年のオイルショックのときにも、トイレットペーパーが無くなるというデマが流れて大変な騒ぎになったのを子供ながら覚えています。

このときもただのデマだったそうです。いくらネットやSNSなんかの情報技術が発達して情報がすぐに手に入るようになっても、50年ちかく前とたいして変わりません。技術と違って人間の方は進歩しないものです。

ティッシュペーパーが無いと花粉症には困りますが、トレイットペーパーくらい無くなったって別に困りません。ウォッシュレットついてるし(最近は知りませんが)昔良く行ったタイのトイレなんか、紙は無くてバケツに入った水と柄杓が置いてあるだけですが慣れれば紙よりも快適だったりします。

何の話だか良く分からなくなってきましたが、ネガティブな面ばかりを気にしているのはどうかと思います。感染を広げないように努力するのは必要なことですが、必要な対策を講じた上でできるだけいつものように生活をする。最大のリスクは感染じゃありません。それによって起こる社会と経済、それに人心の混乱です。

東京マラソンを応援していた人たちを非難する声もありますが、昨日のテレビを見ている限りでは私はさすがに応援の人、少ないなあと思いました。普通に歩いている人が、マラソンやってると立ち止まって声援を送ればあのくらいにはなるんじゃないかと思います。昨日の日曜の町田だってもっとたくさん人はいました。東京は人が多いのです。あれで何か言っていたら、もう外へ出るなということになっちゃいます。

誰かが何かをやれば非難する声が上がる。今回に始まったことじゃありませんが、せっかく優れた情報伝達の手段があるのですから、もっと理性的に活用するべきです。デマを拡散したり、(マスコミがいい例ですが)リスクをわざわざ何倍にも見えるようにするためのツールじゃないと思います(行政の体たらくには腹立ちますが…)

あんまり明るくない話題ばかりなのですが、私たちサーファーには海があります。調子よく波乗りできるように身体を整えてきちんと食事と睡眠をとっていればOKです。しっかり前を向いていれば心配ごとはいつのまにか通り過ぎていくものです。気を付けるのは飲み過ぎくらいです。免疫力下げないようにしましょう。

私も海へ行こうと思います。(なので波の神様、波お願いします。)

これ、すっげーいい波。この波でニーボードやりたい。フィッシュやボンザー、最高でしょう。




小波最高のユーズドボードが入荷しました。活さんのクアッドフィッシュ、6.0x21”1/2x2”3/4。税込み現金価格¥100.000です(店頭販売のみ)。替えフィン付きです。

詳しくは明日、撮影してアップいたしますので少々お待ちください。


波、思ったより残ってたんでしょうか?昨日、北風に変わるのが早かったし、沖の西風も北向きになって波高自体が小さかったので、こりゃ波消えるかなあと行きませんでした。

今朝になってネットを見てみたら、なんとなくモモ・コシくらいはありそうな感じで、ロングボードならできたかと自分の判断ミスに若干落ち込み気味です 笑。先週の金曜は前日のダメージで、行かなかったというよりも行けなかったのですが、今回は外したので余計です。

海に行く時間があって、波もあるのに海に行かないと悪いことをしてしまったときのように罪悪感を感じます。別に義務じゃないし誰かに強制されている訳でもないのに、やるべきことをサボってしまった時のような、後ろめたい心持ちになります。

どうしてそう感じるのか、改めて考えてみると面白いです。仕事や誰かとの約束だったら、他に迷惑をかけてしまうので分かりますが、波乗りはとても個人的なことです。誰にも迷惑はかけてません。一人減った分、海が空くのでむしろ喜ばれるくらいかもしれません。(そう考えると少し気が晴れてきました 笑)

9フィートのプリモで出来たんだろうなあと考えるとますます自分が嫌になってきますが、次はちゃんと行こうと思います。どうもすいませんでした(誰に謝っているのかは不明です)。



というわけで、海へは行かず自宅で内転筋を地味に鍛えていたのですが、身体を動かしながら考えていたのは長めのミッドレングスの新しいシェイプです。

5’6”のフィッシュももちろん乗れます(人が少なければ)が、もっと気楽に波に乗って遊びたいお年頃になってきてるんだと思います。

レングス的には、7フィート後半から8フィート前半です。もちろんプリモやTIKIがありますが、それ以外になんかないかなあと考えております。

例えばこんな感じ。これはクアッドでしたが、テールをもう少し絞ってツインフィン。フィッシュテールじゃなくてもいいのですが、どうやら長いツインフィンに乗ってみたいようです。


以前、サーファージャーナルに出ていた人ですね。6.8のBONITAも長いですが、もっと長いのも面白そうです。


波乗り、楽しいですが時節柄やりすぎにはご注意ください。人間疲れすぎると免疫力が低下します。疲れたらリラックスして体を温めてしっかり栄養とって身体を休めましょう。

明日は定休日、シェイプルームへ行ってきます。

マーク・アンドレイニのシェイプ動画。シェイプや道具の説明を楽しそうにしているところが活さんと似ていて、見ていて面白いです。こういうシェイパーさんの板に乗りたいものです。きっと楽しいに決まってます。

こうやって、海外のシェイパーさんの仕事を見られるのもネットのおかげですね。ネットばかりじゃいけませんが、こういうところはいい時代だと思います。いろいろとインスピレーション、わいてきます。

みなさんのボードを削っているのはこれ。BLACK SKIL 100。





グレイブルーのティントカラーでラミネートしたブギーが入荷しました。レングスは6’0。幅も厚みもたっぷりで浮力たっぷりのツインフィンです。

このブギーというモデルは最初から浮力が大きいボードを作ろうと考えて作られたわけではありません。シェイパーのイメージにあった、70年代のツインフィンを再現しようと試行錯誤を繰り返した結果、生まれてきたのがこのブギーの個性的な形です。

サーフボードのシェイプを考えたとき、セオリー通りの発想からはこのボリュームのバランスのシェイプは生まれて来ません。サーフボードはボードの真ん中あたりに一番ボリュームがあって、ノーズとテールは薄くなっているのが一般的と言うかそれが普通です。サーフボードの材料になるブランクスがどれもそうなっているので、それに従ってシェイプをすればそんなバランスに自然と出来上がって来るのです。

でもこのブギーはそんな一般的なサーフボードのバランスをほぼ無視して、ノーズからテールまでボリュームがたっぷりです。このバランスはたくさんの試作ボードを作って、実際に乗って試した結果から生まれてきました。

それが活さんがイメージしていた感覚に一番近かったからです。ノーズもテールも、センターから続くボリュームをいきなり断ち切ってしまったような不思議な形状です。そのままそれをモデルとして世に出してしまう活さんの発想の自由さもありますが、私たちのほうがいつのまにかサーフボードの形として、特定のイメージに捕らわれていたようにも思われます。

最初にブギーのシェイプを見たときの衝撃というか、笑撃というのか(笑)は忘れません。活さんこれ、マジですか?と思いましたもん。でも、一度乗ってみたらそれが最高だということが分かりました。2013年2月のブログに書いてます。

変態ボードだなんだと(なぜか)自慢げに言う人がいますが、ブギーに比べればどれもそんなに変態じゃないなあと思います。常識にとらわれない独特の形だけじゃありません。材料の使い方からして変態、見えないところからすでに変態という、分かる人にしか分からないマニアックな変態です 笑。それでも波に乗ってみたら、いたって素直で速く、動きは軽快で楽しめるのです。変態じゃなくて普通、いえそれ以上です。

フィンも、形、フォイルのしかた、取り付ける位置と試行錯誤を繰り返した結果、フィッシュでもなく、ツインフィンでもなく、シモンズでもない、ブギーのセッティングが出来上がりました。「どこかの誰かの真似」はどこにもありません。


オリジナルってかっこいいと思います。


さて、ここのところ暖かな日が続いていますが、まだ2月だと思い出してください。やばいくらい暖かいと評判の0.7ミリ起毛インナー、全国送料無料で発送しております。そこまで暖かくなくてもという方には普通に暖かい0.5ミリのエアスキンインナー。ブーツ、グローブも送料無料です。


MENEHUNE BEACH STOREホームページからどうぞ。

次は出来上がってきた、9フィートのプリモのことを書いてみようと思います。お楽しみに。
一日通して強いオンショアの予報だったので、午後にでもオンショアでもラインアップするポイントへ行ってみようと、午前中はシェイプルームへ。昨日のお話です。活さんと話しをしていていると、なんとなく風が変わったような気配が…。

それで海へと行ってみれば、風はオフに変わったもののこういう状態。

乗れそうな波は入ってきますが、それを待つ間の身体が持つかどうかという感じで、少し迷いましたがアウトに割れている波の誘惑には勝てず、一番沖まで行ってセット狙いなら大丈夫でしょうとパドルアウトしてみました。

ボードは5.6のニーボード。お初です。


カレントを使って結構すんなり出られたなあと沖に出て、ちょうど来た波を捕まえてお得意のレフトへ走っていったらもう大変。レギュラーからレフト方向に流れているカレントが強烈で、いくらパドルをしても元に戻れません。

これは体力の無駄使いだと戻るのはあきらめて、もうひとつ隣のカレントからアウトへ。これも結構すんなり沖へ出られたと思ったら、そのはずで今度は岸になかなか近づけない。今度は沖出しのカレントです。

少し気をゆるめると岸がはるか彼方。流されては戻るといった繰り返しです。戻るのもかなり気合を入れてパドルしないと前へ進みません。そんな中で、なんとか数本のセットをキャッチして新しいニーボードの感触を試すことができました。

疲れましたが、なんでも楽しい私はやっぱり楽しかったです。

プリモの8フィートだったらパドル速いしなんとかなるかと、止めとけばいいのに試しに2ラウンド目を入ってみましたが、パドルし始めてすぐ後悔 笑。最初のニーボードで想像以上に消耗してました。

沖で崩れてますが、あそこは普段は割れないようなアウトです。クルマから見ていてあれに乗ってみたくなったのですが…。

それでもなんとか沖にたどり着きましたが、沖に出たとたん特大セットをくらって、なすすべもなくブレイクの真ん中のインサイドへ。真っ白なスープが押し寄せる中で、沖へ戻ろうという気力も失せ、これはもう無理なやつは岸へ戻れということかとノーズを岸へ向けスープで岸に戻りました。

長いボードは確かにパドル速いですが、その分パワーも必要だと忘れてました。パワー残ってない奴には無理でした。そんな訳で、きつかったけどやっぱり面白かったです。やられても海はいいのです。



この新しいラウンドピンのニーボード、かなり良さそうです。

レールとフィンを使った大きなカーブはもちろんですが、鋭角のターンもルースな感じではなくしっかりとホールドしつつ細かく反応してくれます。

リエントリーでスープに当て込むのも、テールが細くなったからか安定感とスピード感を持ってスープの中でコントロールできます。

ダウンザラインのスピードは言うまでもありません。ダブルウィングのスワローテールを作って乗っていただいている方々、次はこのラウンドピンいいですよ。

COVE PADも初めてでした。パークスよりもトラクションは強いですが、ショートボードに貼っているようなパッドほどではなく、使いやすそうです。パッドの端の部分がなんとなく浮いているような感じなので、ウレタンを溶かさない接着剤で貼り付けちゃいました。

こんな感じです。気になるようでしたらやってみてください。使ったのはコニシ ウルトラ多用途というボンドです。ボードにボンドが付かないようにマスキングするときれいにできます。


ウェットスーツは新調した、ゼロのエアドーム5/3ミリ。ドライスーツばりに水は入ってきません。気温が高かったので汗かきました。腕回りはストレスフリーです。ずっとパドルできたのもこのウェットのおかげです。

裏起毛無しで、インナーで調節するのがいいと思います。

なんとなく、90年代のロングボードのビデオっぽい雰囲気(ドローンの映像を除いて)だと感じるのは私だけ?

ロングボード、やっぱりいいです。やっぱり私はそこへ戻っていくべきだと自分で思ってます。フロリダのジャクソンヴィルピアの動画でした。


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