MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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クリステンソン、ロングボードアップしました。ホームページご覧ください!

さて、沖縄シリーズ、ラストはお待ちかね食べ物です。「しーぶん」という沖縄ならではの習慣(?)を初めて体験して、かなり驚きつつ、かなり楽しい経験をいたしました。

さて、「しーぶん」というのはいったい…?

今回、挑戦してみようと思っていたのは「ヤギ料理」。メェーと鳴くかわいい動物です。沖縄ではヒージャーと呼んでいて、お祝いごとのときなどにつぶして食べるそうです。

行ったのはこのお店。国際通りの裏通りにある「さかえ」というお店。


泡盛とヤギ刺しにヤギ汁を注文。

早速ヤギ刺しが出てきました。しょうが醤油を付けて食べます。

一口食べてびっくり。クセのある味を期待していたら、全く裏切られました。クセが無くて、口の中に広がるのは肉の旨みだけ。隣に座っていた常連のおっちゃんが言うには、ここのは処理の仕方が違うからクセが無いんだそうです。

いや、これは旨いもんです(〆にも追加でもう一皿行っちゃったくらいです)

で、お話はここからです。

目の前のコンロでヤギ汁がクツクツと煮えているものの、いっこうに出てくる気配がなので女将さんに

「ヤギ汁お願いね」と言うと、

「ごめんねーちょっとまっててねー、フーチバー切らしちゃって、ばーちゃんがいま買いに行ってるからー。戻ってきたらソーメンチャンプル作るからね」

私:「??ソーメンチャンプルじゃなくて…ヤギ…まあ、戻るまで待ちましょう」と泡盛をちびちびやりながら「市場に買いに行ったとすると、どーせ世間話ですぐには帰ってこないよなあ」とぼそりというと、隣のおっちゃん「そのとおり!分かってるねえ 笑」

まあ仕方が無いなと、泡盛の一合トックリをちびちびやってお代わりを頼んだころ、おばあちゃん無事にご帰還。

大きな油が染みた紙袋をカウンターの上にどさりと置いて、これ食べてー。

紙袋の中からはいろんなテンプラがごろごろ出てきますが旅人で一見さんの私は遠慮。そうするとまた隣のおっちゃん、「頼んだもの以外はタダだから」

私「へ?」

沖縄ではこういうのを「しーぶん」というそうです。いわゆる「サービス」とか「おまけ」ということらしい。

フーチバーが来たので頼んだヤギ汁も無事に出てきました。クセは全くなしでこれも旨い。骨付きの肉がゴロゴロ入ってます。


結局このお店で頼んだのは、刺身とヤギ汁と泡盛で、出てきたものは、テンプラ、島豆腐、ニンジンと大根のしりしり、ゴーヤーチャンプルにソーメンチャンプル。これ全部、しーぶん 笑。

目の前の小鉢に入っていた塩の結晶がキラキラしてきれいだったので、きれいな塩ですねーと言ったら、持って行って!と沖縄の塩、ヨネマースの袋1キロがお土産。

これはいったい何なんだ 笑。沖縄スゴイと感動しながら泡盛でふらつきながらホテルへと戻りました。

そしてもう一軒。沖縄県庁近くにある沖縄おでんの店。


沖縄おでんというも初めてです。大根や厚揚げなどの具材は同じですが、違うのは豚足、つまりテビチが入っているところ。牛スジも入ってますが私は、九州なので普通です。あと緑の野菜を入れてくれるところも違いました。


ここでも、しーぶん。ゴーヤチャンプル、苦菜のあえものになんかの野菜。


これも。沖縄かまぼこ、スーチカ、もずく天ぷら、どぅる天(田芋のコロッケみたいなもの)


ちなみにここは食べ放題、飲み放題で一人2.000円。おでんお代わり自由で、テビチ何本食ってもOKです。テビチにチマグという部位があるのも初めて知りました。チマグのほうがさっぱりしてます。

飲み放題の生ビールは三杯まで。

写真は違う店ですが、オリオンビールの発泡酒で麦職人という銘柄です。これが今回お気に入りになりました。とにかくのど越し軽くてスルスル飲めちゃいます。ちなみにこれで一杯、200円。

ビール三杯飲んで、泡盛くださいと頼むとボトルがドンと出てきて勝手にどーぞ状態です 笑。


何本飲んでも2.000円ですが 笑、一本で止めときました 笑。楽しくて笑いが止まりません 笑。笑いながら千鳥足でホテルに戻りました。

沖縄、豪快です。

これはちょっとお上品。


こっちは豪快。そばランチというのを頼んだらコレがきました。大盛り麺に大盛りメシ。刺身に卵焼きとランチョンミート。ご飯残しました。


これも豪快。巨大なソーキが皿に乗って出てきたのをむしって乗せて食ってます。


魚のから揚げデカイです。刺身はマグロ。上のそばランチにも付いてますが、近海ものらしくこっちのマグロとちょっと違いますが、食べつけると美味しくなってきます。


きりがないのでこの辺で。

最初のヤギ料理のお店で、ばーちゃんにソーメンチャンプルの作り方を教えてもらいました。いままでうまくいかなかったところの謎が解けました。

沖縄また行きたいです。





お知らせ:ウェットスーツの年内納めの締め切りは以下の通りです。
AXXE CLASSIC 12月8日(日)、 STEAMER 12月18日(水)、 AIDENTIFY 12月4日(水)明日!(今週中ならなんとかなるかもしれませんので、アイデンティファイをお考えの方は事前にお問い合わせください。)
上の期日までにオーダーいただければ、12月中に出来上がります。よろしくお願いします。


さて沖縄第二弾は「やちむん」です。やちむんは沖縄の言葉で焼き物のこと。那覇の牧氏志市場の奥を左手に行くと、琉球王朝の時代からの焼き物の町、壺屋町があります。通称やちむん通りです。

壺屋での焼き物は戦後早い時期に再開されたようですが、市街化がすすむに従って薪焼きの煙が煙害として問題になるようになり、1970年代にはガス窯になったり、薪を焚ける郊外へと移っていったそうです。

そんな名残りを残しているのが南ヌ窯(ふぇーぬかま)の登り窯です。重要文化財です。


捨てられた焼き物の破片とそこから生えてきた植物の根が一体化してしまっています。


官庁街や国際通りにはなかったのですが、やちむん通りの路地裏をうろうろしていたら、住宅街にはちゃんとありました、石敢當です。(石敢當については過去ブログご覧ください)
工房や器を売る店、カフェなどがあって、器好きな方は楽しめるやちむん通りです。

私が普段、愛用している窯元は沖縄の中部の読谷村(よみたんそん)というところにあります。那覇からはクルマで1時間くらい、バスでも行けます。

読谷山焼北窯です。


緑に囲まれた広々とした敷地には鳥の鳴き声があふれて、こんなところで好きな仕事をできたらどんなに幸せでしょう…と訪れるたびに思います。




ここには薪を使う登り窯があります。


もちろん購入することもできます。欲しいと思っていた大きさの器を買いました。


北窯ができたのは、1991年だそうですがその当時から愛用している器もあります。売店の人に言ったら、昔のはレアですよ~と笑ってました。本当か?笑

沖縄の器、厚すぎず薄すぎず、ちょうどいいあんばいで、色付けもシンプルで好きなんですが、その中でもこの北窯、特に好きなのです。

ネットで知り合いが販売していますので、興味がある方はのぞいてみてください。
読谷山焼北窯
今回の沖縄旅行は、「沖縄の歴史と文化をまじめに勉強してみよう」というのがテーマのひとつでした。歴史小説は好きでたくさん読んでいますが、その土地の歴史を知っていると旅の浪漫が何倍にも広がります。

沖縄をテーマにした歴史小説は読んだことが無かったので、まずは現地に行ってからと、那覇市内の資料館や博物館を回ってお勉強しました。それから、それらの博物館での文字や写真での情報にフィールドワークを交えて情報を集めていくと、アタマの中でおおまかな流れがつかめてきました。

フィールドワークのスタートは、沖縄を最初に統一した尚巴志(しょうはし)が琉球王朝の首府とした首里城です。

首里城 久慶門。城の醍醐味、門と石垣です。


そして首里城の正殿です。


正殿前にある首里森御嶽(うたき)。御嶽とは琉球の信仰上での聖域のことです。ここで祭祀が行われた場所です。正殿前にあって人がたくさん通りますが、そんなパワースポットとは知る人は少ないようで足を止めてみる人はほとんどいません。


那覇市街の眺め。遠くに海が見えています。


首里城には琉球王朝の歴史とは別に、かつて日本が間違えてたどった道筋の歴史も残されています。陸軍第32軍総司令部の跡です。これを撮影している私の後ろには通信壕の入り口もありました。

こちらも知っていなければいけない歴史です。首里城にはたくさんの修学旅行生がいましたが、ここはゼロ。今の学校教育はこういうことには関心が薄いのでしょうか?

首里城から南側へ下っていくと迎賓館としても使われていた王様の別邸「識名園」があります。これは御殿(うどぅん)です。

外観はいかにも沖縄ですが、中を見ると本土の平城と同じような作りになっています。こんなところに住んでみたいものです(ここも世界遺産です)


首里城以外にも沖縄には世界遺産に登録されている、すばらしい城址がいくつか存在しています。

その中から今回はここを選んで行ってみました。沖縄の中部、東海岸側のうるま市にある勝連城址です。

ここにはかつての郭(くるわ)の跡と石垣しか残されていません。小高い丘の頂上にこの石垣が積まれている景色は思わず足を止めて見とれてしまうほど、その形や色が美しい城跡です。世界遺産にふさわしい佇まいです。


三つの郭があって、見えている石垣の上が三の郭です。


三の郭から、二の郭へ続く石段と一番高いところが一の郭です。私が撮影しているすぐ右側に、そこから人骨が発掘されたという看板が立っていました。


他にも見るべき遺跡はたくさんありますがそれは次回のお楽しみにとっておくことにしました。それまでにもっと沖縄のことを勉強しておこうと思います。

ここは本当に感動しました。本土の城跡とは違い、白い石灰岩の石垣がとても美しく、南国ならではの明るさが溢れ、沖縄という土地を感じました。ここもパワースポットだということなので、そういうのがお好きな方にもいいと思います。






ユーズドのモデルTアップしました。かなりきれいなコンディションです。詳しくはホームページのユーズドボードコーナーをチェックしてください。


お休みありがとうございました。溜まっていた航空会社のマイルが期限切れになりそうだったので、もったいないと急でしたが沖縄へ行ってきました。

沖縄は今回が二度目でした。二度目の沖縄は前回とはかなり違い、かなりインパクトが強かったです。食べ物、人、文化、歴史、自然、前回は割りと沖縄=メロー、というイメージだったのですが、今回は違いました。いろいろなものが強烈でした。沖縄はまりそうです。

かなり面白かったので、何回かに分けてご紹介してみたいと思います。

生きているこいつにも遭遇しました。こんなおっきなヤツじゃありませんでしたが、暗がりでいきなり出てきたのでかなりビビリました。地元の人もビビッていたのでやっぱりヤバイんですね、ハブちゃん。


そんなわけで、今日からいつもどおり営業していますのでよろしくお願いします。







きれいなサンセット。明日帰ります。


まずお知らせです。明日10月28日より通常通りの営業時間に戻ります。午後1時から午後8時までの営業時間です。おかげさまで腰の調子はだいぶ良くなって、負担はほとんど感じなくなりました。ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。今後ともよろしくお願いします。

昨日は台風通過中の中、女房のお義母さんと日光へ紅葉と滝を見に行ってきました。雨でダメかと思っていましたが、着くころにはすっかり雨は上がりました。

天気が良ければもっと色が映えると思いますが、これはこれで綺麗です。紅葉の名所というだけあって、色づき方が違うのには驚きました。色が違うのです。


有名な華厳の滝。実は日光初めてです。


水がある風景は美しいものです。カワガラスが餌をさがして、さかんに水の中にもぐっていました。初めて見たはずなのにどうしてなのか、あ、カワガラスだとすぐにわかりました。


こういう風景を見ると、おもわず走りたくなってきます。腰を悪くしてから、(波乗り優先で)もうトレイルは止めようかと考えていたのですが、いまのリハビリに出会ってからは、やっぱりまた走ろうと思えるようになりました。

まだしばらくは山は無理です。ぜんぜん走れなくなってます。(腰を完全に治して)ランニングと近所のトレイルで体力を戻して、また山を走れるようになりたいと思います。

午後になってときおり太陽が顔を出すようになって、ますます色が鮮やかに。


清流の上の、これはヤマボウシかハナミズキか…。我が家にもヤマボウシの木がありますが、こんなに真っ赤になりません。条件次第ででこんなにも赤くなるんですね。


紅葉ばかりじゃなくて、木の幹の地衣類やヤドリギを探すのも面白いのです。 海もいいけど、山も大好きです。はやくトレイルにもカムバックしたいものです。とりあえずは来月の高尾山の紅葉祭りかな…。


次から次へとくる台風でずっと波がありましたが、それも一段落。これからは冬型を待つ季節に入っていきます。だんだんと寒くなってきますが、元気にキープサーフィンです。



昼間の強い日差しが傾きはじめると、街のあちこちから爆竹の破裂音とロケット花火(長崎では矢火矢(やびや)と呼びます)が撃ちあがる怪音が聞こえ始めます。

花火の音が聞こえてくるのは主に墓地から。長崎では14日と15日の夜は墓に提灯を立て、墓参りをしつつ盛大に花火をする習慣があります。平らな土地が少ない長崎では墓は大抵、街を取り巻く山の斜面にあるので余計に音が響きます。

父の墓へ行ってみると墓地はたくさんの人で大賑わい。爆竹と花火の煙がもうもうです。私も子供の頃は、お盆の夜に墓へ行って花火をするのが楽しみだったものです。

久しぶりに爆竹と矢火矢の音を聞いていると、この不思議な感じが長崎なんだなあと改めて気が付きます。東京だったら叱られるもん。

子供の頃は当たり前で別になんとも思っていませんでしたが、改めて見渡してみると十字架が着いている墓石がたくさんあるのも不思議な光景です。カトリック信者の墓にはてっぺんに十字架がついて、墓石には戒名ではなく洗礼名がカタカナで刻まれています。


もしかすると長崎で育った人にとって、爆竹の音は夏を思い出させるものなのかもしれません。そしてそのクライマックスが8月15日の精霊流しです。

夕方になって、鉦(かね)を打ち鳴らす音と爆竹の音が聞こえてくると、祭り好きが祭り囃子を聴いたときのようになにやら腰のあたりが落ち着かない気持ちになってきます。

早速、出かけましょう。

精霊流しというと実家のご近所のあの方の歌が有名ですが、実際に見ると想像をかなり裏切られます。

ちょっと何か事件か紛争が起きたみたいにも見えますが、普通の光景です。


動画を撮ってみました。お隣の人は爆竹を投げられて逃げ惑ってますが、昔のじげもん(私)は盛り上がってます。手足に爆竹の破片がバチバチと当たってくるのがなんとも言えないんですよ(笑)。


この人は派手好きだったんでしょうね。船も動きも派手です。矢火矢(ロケット花火)は周辺でボヤが出たので現在では禁止になっているようです。


長崎では毎年8月15日、亡くなって初盆を迎える方をこうやって船に乗せて爆竹と花火で盛大に送り出します。賑やかにバカ騒ぎしているように見えますが、それは表向きの賑やかさです。精霊船は流し場というところで解体されますが、そのときの親族と担ぎ手の人たちの様子を見ているとそれが良く分かりました。

こういう送り方をするのも長崎なんだと、この年齢になったせいなのか、そんなことにも心が行くようになった自分に気が付いた西暦2013年の精霊流しだったのでした。



飛行機に乗れば長崎まですぐですが、遠くなったかなあ…となんとなく。





今考えてみると、ぎっくり腰の予兆はしっかりとありました。先月あたりから今回イタクなったところがなんとなくピリピリしていたので、腸腰など腰回りのストレッチは結構やっていたのですが防げませんでした。

発症後はほぼ寝たきりで身動きもできなかったので、高校の卒業30周年の同窓会に長崎へ行けるかどうか微妙だったのですが、荷物は事前に宅急便で送って杖をつきながらなんとか行くことができました。私が杖をついて現れたので友人たちはみなびっくりしてましたが、ぎっくり腰だと言うと笑ってくれました。

同窓会も無事に済んで久しぶりの長崎、杖をつきつきあちこちを歩いてみました。長崎で移動に便利なのは路面電車です。これに乗れば大抵の観光地を回ることができます。いつのまにか20円値上がり。大人120円 子供60円です。100円時代はかなり長かったように思います。120円、まあ安いと言えば安いか。

クルマと同じ道路を走るので赤信号で停まります。クルマは右折のときに線路と絡むので長崎市内の運転は慣れが必要そうです。右折には直進車と直進電車と後からくる電車全てを見なくちゃいけません。


道路から外れて電車の軌道だけのところもあります。線路を横切る道路には遮断機は無いので、クルマも歩行者も電車が来ないのを見計らって線路を渡ります。


前を走る車両に追いつくことも良くあります、というか普通です。


うーん、クルマで走ったらちょっと判断に迷いそう。電車込みのローカルルールを覚えないとだめですね。


さて眠くなりそうなスピードの電車にゴトゴトと揺られてやってきたのは、中島川という川沿いの道です。川には江戸時代に架けられた古い石橋がたくさん残っています。子供の頃よく遊んだ川です。


有名なめがね橋。干潮で水が少ないですがめがねに見えてます。海が近いので海の干満で水の量が変わります。


山側には中島川とほぼ平行に寺町通りという通りがあります。山の斜面に古いお寺とお墓がびっしりと立ち並んで、独特の雰囲気を作り出しています。石の塀と石畳の道、強烈な日差しが作り出すくっきりとした影がとても長崎らしい光景です。


古いお墓の間を細い道が入り組むように通っていて、子供のころよく走り回って遊んだものです。長崎の坂と階段で私の足腰は鍛えられたようなものです。


腰が痛いくせに、坂を登り始めたらついつい一番てっぺんまで行ってしまいました。長崎港が一望です。港の入り口に架かっている女神大橋という橋まで見えます。


坂本龍馬の亀山社中もこの山の並びにありました。龍馬もこの山の上から同じ景色を見ていたんでしょうか。ちなみに坂を下って寺町通りに出てそのまま歩くと、遊郭があった丸山に出ます。男たちはここを通って遊びに行ったんでしょうね。

腹が減ったら、暑いですがやっぱりチャンポンです。久しぶりで懐かしい味にほっこりしました。時間があったらチャンポンの食い倒れしたいものです。今回はいろいろと考えた末、ここのチャンポンにしました。


さてこの日は8月14日。街のあちこちでこんなモノを見かけます。そうです、これは精霊船。翌8月15日は長崎名物の精霊流しです。これに提灯や飾りを付け、花火を満載して市内を練り歩きます。


実は精霊流しを見るのは高校生以来、30年ぶりです。もうワクワクしてきました。

さあいよいよクライマックス、NAGASAKI 3へ続きます。







ぎっくり腰で重たい身体をノルディックポールで支えながら行ってきました、長崎へ。ゆっくりとしか動けないのならば、目に入るものが逆にじっくり見られて楽しいんじゃない?と、どんなときでもポジティブ、というかお気楽発想で楽しんできました。

空港からのバスに乗ってJRの長崎駅に到着です。途中でバスを降りれば実家はもっと近いのですが、やっぱり長崎らしいここからスタートしたいのが人情というもの。久しぶりですし。

テレビ塔がある稲佐山は夜景の名所で、この山を見ると長崎に来たなーという気持ちになります。丸いガスタンクも昔のまんま。そういえば真ん中に見えているガソリンスタンドは昔(77年)、バスジャック事件があったところ。あれはびっくりしたな。

波が無くてしばらく海を見ていなかったせいか、海がみたくなって長崎港の波止場へとえっちらおっちらと行ってみました。

長崎も暑いですが海風は涼しくて気持ちがいいです。このあたりは埋め立てられて陸地が広がり、私が住んでいたころとだいぶ様変わりしています。

長崎は半島が幾つかくっついたような地形で、陸と海が入り組んでいるのでどの方向へ行ってもたいがい海に出てしまいます。平地がほとんど無い海と山の街です。稲作と米の取れ高がその土地の経済の尺度だった昔の日本にあって、田畑がほとんど無いにもかかわらず古くから栄えてきた長崎の街というのは他の地域と比較して、かなり特異なのではないかと思います。

鎖国の時代に唯一海外に向かって開かれていた土地にどのように、どんな社会と経済が形成されていったのか、調べてみたら面白そう。


そんな長崎での移動手段はやっぱり路面電車が一番…。



NAGASAKI2へ続く…。



長野から新潟へとお花見ツアーへ行ってきました。最初に行ったところは、しだれ桜の名所らしいですがちょっとまだ早い感じ。とりあえずハラが減ったのでまずは蕎麦で腹ごしらえです。


右からトロロ、葉わさび、テンプラ。テンプラはフキノトウにサツマイモかと思って食べたら、なんとリンゴ。びっくりしましたが嬉しい不意打ち。さすが長野県です。トロロも濃厚。蕎麦も負けずに美味しくて大満足です。

それから日本の三大桜名所のひとつらしい高遠城址公園へ。桜はほぼ満開でキレイでしたが私の興味はこちらへ。絵島(江島)の囲み屋敷です。

何それ?と思っていただいて結構です(笑)江戸時代、(諸説ありますが)大奥の権力争いに嵌められて無実の罪でこの地に流され亡くなった、絵島という女性が幽閉されていた家です(要は昔の牢屋)。絵島の話は小説やドラマになっているので、それなりに有名なのですが旅先での思わぬ出会いに驚きました。きっと美しい人だったんでしょうね。

絵島辞世の句 「浮き世には また帰らめや 武蔵野の 月の光の影もはづかし」

300年前のことを思いながらの花見もまたいいものでした。

宿泊はスキー場のホテル。残念ながらナイタースキーはできず。夜、雪が降っていたので早朝起き出して散歩にでかけてみると前夜に積もったサラサラのパウダースノーに感動です。まだ滑れます。日本は狭いけど広いと思いました。


そして、新潟県へ。高田城址公園というところ。途中の露天でおばちゃんとおじちゃんが売っていた箕寿司というお寿司。あまりの素朴さに思わず買ってしまいました。

フキ、酢ハス、胡桃、錦糸玉子の素朴なネタですが、口に入れてビックリ。酢飯が旨い。お米の美味しさがなせる技です。豪華な食べ物よりも、こんなのが好きです。

食べてばかりじゃなくて桜も見なければ、ということで今回のベストショットです。



クリックして拡大してみてください。満開の桜と雪が残る妙高山が蓮池に写って、それはきれいなものでした。日本は美しい国ですね。

東京へ帰る途中に立ち寄った弥彦神社に並んでいた茶店のおでん鍋を覗いてみました。

具材はどこの店も、ちくわ、コンニャク、ダイコン、たまご、こんぶでした。お出汁は醤油の色です。良く煮えて美味しそうなので食べてみたら、出汁が効いたしょっぱいしょうゆ味でお酒が欲しくなりました。これが新潟のおでん?少々醤油濃いですが、これはこれで美味しいです。

今年は東京も含め、桜の花をたっぷり楽しませてもらいました。お休みありがとうございました。今日からばっちり営業してます。

明日は波ありそうですね。



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