MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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フィンガーシューズ、新しいのを手に入れました。薄いラバーで足の裏を保護するだけで、クッション性は全くないソールです。普通のシューズはかかとが高く、つま先が低くなっていますがその高低差も無くフラットです。つまり裸足とほぼ同じ感覚です。

隣は、つい買ってしまったアースランナーズというサンダル。サンダルですが、ランナーズという名前の通り走るためのサンダルです。「アース」の名前のとおり地球と電気的につながるために鼻緒は電流が流れる素材で出来ており、ソールの裏にある金属の鋲につながって、地面へ身体に有害な電磁波なんかを放出するらしいですが、その辺は置いといて、とりあえずは走るためのサンダルです。

クッション性が無いシューズで走る、いわゆるベアフットランニングで走り始めてもう10年です。裸足に近い状態で走ると、シューズのソールに着地の際の衝撃吸収の機能が無いので、足裏やヒザ、股関節などがその代わりをしようと働き始めます。

偏平足だった私の足裏、いまでは立派に土踏まずが出来ています。地面に一番近いところで衝撃を吸収するためのアーチを作ってくれた訳です。足の指にチカラ、どのくらい入れられますか?

筋肉の動きで伸張反射というのをご存知ですか?伸びた筋肉が自然と収縮する動きのことです。ベアフットで走っていると、着地のときに引っ張られて伸びる筋肉が自然と元に戻ろうとするこの伸張反射の感覚が呼び覚まされると言われています。

たとえば、真っすぐ立った状態で真上に連続してジャンプする動き。伸張反射をうまく使うと、飛び上がって着地したときの衝撃を吸収するチカラを、そのまま次のジャンプのチカラに利用して柔らかく疲れにくくジャンプし続けることができます。

神経と筋肉の反射による動きなので、意識的に筋収縮させるよりも素早い動きで、その分疲労も少なくなります。ベアフットランニングはこの能力を自然と引き出してくれる…らしいのですが、走っていて足がどんどん前へ出ていく感じがあるのはその通りです。

この伸長反射は様々なスポーツでその作用を考えられているようです。もちろんサーフィンでも同じことが言えます。

ボードの上でのヒザや足首、コシの曲げ伸ばしの動きが波乗りの動作(プラス、身体の旋回)です。伸長反射を意識して取り入れていくと身体の使い方やそれに伴うボードの反応がスムースになります。動きがギクシャクしてしまうのは身体に硬くなっているところがあるからですが、それはイコールこの伸長反射をうまく使えていないということじゃないかと思います。

ロングボードのウォーキングですばやくステップバックする動きをイメージしてみてください。棒立ちでヒザが伸び気味だと後ろへ戻るチカラは発生しません。戻る寸前に後ろ足のヒザを素早く落として、一瞬伸びる後ろ足のアキレス腱からつながる筋肉が収縮するときのチカラをきっかけにステップバックを始めていると思います。ただ前足を引き付けて後ろへ戻ろうとするだけでは、先に上体の重心を後ろ足へ移動させる必要があるので、同じ動きでも素早い動きはやりにくくなります(床の上でやってみてください。)

カットバックのときの足の使い方(特に後ろ足)も同じです。ヒザを曲げて伸びた筋肉が収縮する反射運動で、曲げたヒザを伸ばしつつ踏み込んでいっていると思います。

支える部分の筋力も必要ですが、ボードの上での身体の動きは伸ばした筋肉が反射で縮む動きで、滑らかで速い動きが可能になっていると考えています。

裸足ランニングの動きを取り入れるにはどうするか?フィンガーシューズで走るのが手っ取り早いですが、いきなりではハードルは高いしケガのリスクもあります。

まずは歩いてみてください。足さばきの基本は身体の真下で、重心を先に前に出しつつ足裏の前方(フォアフット)で着地することです。ビーサンでは脱げないようにつま先をあげる動きになるのでフォアフットウォークは難しそうです。カカトにストラップがあるサンダルなら普段歩いているときにも、フォアフットのフォームで歩くことができると思います。

裸足シューズでなくてもできます。言わんとしていることは同じ方向です。


さて、もう一足のアースランナーズですが、どれだけ裸足なのかと多いに期待して走ってみました。


確かに裸足です。解放感はすごいのです。でも足裏の裸足感覚はフィンガーシューズの方が自由な感覚が強いです。サンダルは意外と普通 笑。それでも、もう少し走りこんでいったら違うものが見つかるかもしれません。

加齢と共に身体のパフォーマンスは衰えてきますが、身体のが動く仕組みを理解することで、より効率良く身体を使えるようになれば、年齢に負けずに波乗りを楽しんで行けるのではないかと思ってます。


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