MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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2月6日(日)。相模湾の海水温は、14.5℃~15℃です。水温は気温に遅れて下がってくるので、これからもう少し下がってくると思われます。気温で15℃というと季節的には春先や秋口。軽い上着があれば過ごせる比較的快適な温度ですが、水温の15℃はかなり冷たく感じます。海水の方が空気よりも、20数倍も速く体温を奪っていくからです。

冷たい海水による体温の低下を防いでくれるのが、ウェットスーツです。ウェットスーツ無しでは、命に係わる事態になります。普段、何気なく着ているウェットスーツですが、冬の海に入る私たちの命を守ってくれている存在でもあるのです。

そう考えると、おろそかには出来ない存在です。少し前に、身体のサイズに合わせて作ることの重要性をご説明しました。身体にきちんとフィットしていることによって、本来の保温性と最大限の耐久性(耐用年数)を得ることができます。

それでも、経年による生地や縫製部分の劣化は避けられません。まずダメージが現れてくるのが、ボードと身体が接している部分です。個人差はありますが、ヒジやお尻の部分の生地が薄くなってきます。

ヒジの関節の骨が出ている部分、それからお尻は波待ちでボードとお尻が接する座骨の部分です。私の3ミリフルスーツです。3~4シーズン着用したと思います。左側の座骨の部分が薄くなっています。


セミドライでは、AXXE CLASSICのバックジップ、つまりオートジップの4/3ミリを一番使っています。着用は2シーズンですが、上の画像と同じ個所がなんとなく薄くなってきています。私の場合はここがダメージが出やすい場所のようです。ヒジは大丈夫です。

座骨とボードの間に、ウェットスーツの生地が挟まれて圧迫され、生地がだんだんと潰れてきたのだと思います。生地が破れて穴が開いている訳ではありませんが、生地の内部の独立気泡体がつぶれ、お互いにつながってしまっているので、生地が破れていなくても水は浸みこんできます。

冷たい海水が侵入してきて、お尻が危険にさらされることになります。時間が経つにつれて、腰回りが冷えて寒くなってきます。

応急的な対処としては、海水を通さないインナーを着ることで冷たさを軽減することができます。そして、春になって3フルの季節になってから修理に出してください。薄くなった部分の生地を新しいものに入れ替えます。それでウェットの寿命を延ばすことができます。

生地の縫製部分の接着剤が古くなって、あちこちの縫い目からも水が浸みてくるようになってくるとそろそろ寿命です。インナーで防げるレベルならまだ使えますが、それを超えてしまうとウェットの本来の役割である保温性を保つことが難しくなります。

いつも言っていますが、ウェットだけでなく他の防寒具も重要です。特に頭部。身体からの放熱量が、一番多いところです。首から頭部を覆うことで、暖かさはかなり変わってきます。

海の中で、寒くて震えが止まらなくなったら低体温症の危険信号です。身体の内部の温度が下がってきている兆候です。夏場の熱中症は皆さん気を付けていると思いますがそれと同です。低体温症にも十分気を付けましょう。

ちょっと気が早いですが、ZEROの3ミリフルスーツが届きました。ノンジップモデルのスナイパーです。

ここ数年、冬も暖かくて4月の初めごろから3ミリフルスーツで波乗り出来ていましたが、今年はいつもの春先の水の冷たさになりそうです。本当は4月の海水は冷たいのです。

今年はいつもより寒さが厳しいようです。体調と装備をしっかりチェックして波乗り楽しみましょう。




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