MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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AC SHAPEの新しいニーボードのシェイプが出来上がりました。レングスは5’6”のアークテールのシングルフィンです。画像を見て、皆さんが注目しているのはボトムのアレじゃないかと思います。私より年齢が上の方々はおそらくご存知じゃないかと思う、ステップボトムというデザインです。
船舶のハルに使われるデザインで、スピードボートに見ることができるデザインです。水流の抵抗を減らし揚力を発生する、つまりスピードのためのデザインです。
エッジボードのようなレールに、内側のハルのシングルコンケーブの組み合わせ。ステップがきれいです。途中にステップが入いつつもボトムのラインがきれいに流れているのは、シェイパーの技術の高さの証明です。
ボードとの一体感が強いニーボードはボードから伝わる感触をしっかりと感じることができます。この段差がどう働いてくれるのか?テールが薄くなっているのでフレックスが出るかも?などと余計なことまで期待しつつ出来上がりが楽しみです。
今回はニーボードやってました。前回の台風のときに、お初のラウンドテールで入りましたがそのときは肩を痛めて、パドルがまともに出来ない状態になってしまったので良く分かりませんでした。
なので、ラウンドテールで出動と思ったのですが、こいつも出来上がってから数回しか乗っていません。(ラウンドピンもスワローも昨年から今年にかけて作り直したんです。シングルフィンばかり乗っていたというのもあります。)
ボードをリニューアルしたのには、何かきっかけがあったはずなんですが、忘れました 笑。変わったのはロッカー、テールとノーズのボリューム。それとアウトラインです。1インチ長く、1/2インチ狭くしました。
そうしたのには何か理由があったはずなのですが、すっかり思い出せません。調子が良いのは事実です。
変わったロッカーは、センター付近が緩やかです。ここで本当に滑ってくれるのです。前後の加重をニュートラルなイメージでヒザに体重を乗せていくと、ボトムターンが伸びます。
サイドフィンの後ろ辺りから、しっかり目のロッカーです。テールはワイド気味ですが、ボリュームが少なくなった(薄くなった)のとこのロッカーのおかげだと思います。ターンは軽くてスムースです。
ラウンドテールよりも波のフェイスをテールがキープしてくれます。ラウンドピンほど波に入って行きませんが、その辺のスピード感があるターンがスワローの面白さです。
最後に乗ったセットが最高でした。隣のポイントとつながり気味に、掘れ気味の壁を作ってくれるところに入った途端に凄いスピードで加速しはじめました。インサイドでプルアウトするまでに感じた波のパワーにゾクゾクしちゃいました。
スワローテールとラウンドテール、そしてシングルフィン。それぞれに面白さがあります。次はダイアモンドテールMINIです。
さて、ワックスのサンプルをいただきました。
せっけんメーカーさんが作ったというワックスで、100%天然由来成分だそうです。それが環境に良いかどうかはSEXワックスなどの石油由来のパラフィンワックスも生分解可能なので、個人の指向と嗜好のお話だと私は考えますが、このワックスが気になっているのは何より香りがいいことです。
天然成分100%なので、香りはかなりナチュラルです。蜜ロウと松脂由来の成分の香りなのかな?ヒバの樹などから抽出したオイルの香り、森の中にいるようないい香りなのです。薪割り人の私は、こういう香りが大好きなんです 笑。
ワックスとしての性能はテストされているでしょうから、もちろん大丈夫だと思います。ダイアモンドテールのMINIで試してみようと思います。
暑い日が続いているのとは関係ありませんが、ここのところ熱量が高いお問い合わせが多いです。お話をしていると、こちらもついつい熱量が高くなってしまいますが、クールダウンしつつ今日はニーボードのお話です。
熱量が高くなるのはよーく分かります。ニーボードにいくら興味を持っていたとしても、ニーボードの話を出来る人は回りになかなか居ません。ネットも含め、あらゆるメディアでの情報がほとんど無いのは昔も今も同じです。
独りで悶々と…しないかもしれませんが、そんなところへ話が出来る人が見つかったらついつい…なのです 笑。私だって同じですもん。
ニーボードを始めて、20年くらい経ちます。なにしろ情報が無いので自分でやってみるしかありませんでした。海外のニーボードをチェックしてデータを取ったり(盗ったり?)もしましたが、裏付けが無いし、材料も違います。出来ることは自分たちで使える材料を使って、可能性をさぐる試行錯誤だけです。
活さんが作ってきた過去のニーボードを基にスタートして、そこに自分がイメージするマニューバができるセッティングを少しずつ組み込んでいく、そんなことを繰り返して辿り着いたのが現在のラインアップです。
最初はスワローテールでした。活さんが昔から作っていたアウトラインです。
スワローテールはオールラウンドです。マッシーな波でもスピードを付けやすく、レールの切り返しが速いのでキビキビした動きをしてくれます。アウトラインが直線的でテールワイドがあるので、ドライブを感じながら大きなラインをトレースしていってくれます。
ラウンドテールは、テールのカーブが重要です。
テールが絞られている分、スワローテールよりも水へ入っていくので、テールで思い切り切り込んで行くような加重ができます。えぐるような鋭角なターンが出来る反面、スムースさもあります。テールのカーブをトレースしていく滑らかさです。この二つの性格の間で、微妙なコントロールが可能です。
どちらもトライフィンですが、異なるテールラインで荷重に対するレスポンスを同じにするなら、フィンのセッティングを微妙に変える必要があります。それが分かったのも試行錯誤の繰り返しの中からです。
こういう経緯だったせいか、アタマの中はすっかりトライフィンになっていたのですが、ここに来て注目し始めたのが、シングルフィンです。
シングルフィンの面白いところは「自由と曖昧さ」みたいなものだと思います。センターフィンは横滑りを防いで、ターンの軸を作り出しているだけ。方向舵のサイドフィンが無い、レールの抵抗だけによるコントロールはかなり自由です。
スピードはおそらくシングルフィンが一番。膝立ちの低い目線では、それが増幅されます。速くて、自由にルースに動き回れる、そんなのがシングルフィンの面白さです。
膝立ちで目線が低いニーボードは、スピードと波のパワーをより強く感じます。波をグライド(滑走)する感触。レールとフィンが効いてドライブしている感覚。そういうものがダイレクトに伝わってきます。
ボードとの一体感が強いのもニーボードです。体幹の動きがダイレクトにレールとフィンに伝わっていき、そのレスポンスもまたダイレクトに伝わってきます。
ニーボードはサーフボードのカテゴリーのひとつではありますが、スタンディングでは見えない世界、膝立ちの姿勢と視線になって始めて見えてくる世界があるのも確かです。そんな諸々がニーボードが持っている独自性であり、魅力なのだと思います。
個人的には、肩の痛みで思うようにパドルができ無い時や、腰痛の時に多いに助けられたのもニーボードです。そんなユニバーサルな面も持っているのです。
熱量が高くなるのはよーく分かります。ニーボードにいくら興味を持っていたとしても、ニーボードの話を出来る人は回りになかなか居ません。ネットも含め、あらゆるメディアでの情報がほとんど無いのは昔も今も同じです。
独りで悶々と…しないかもしれませんが、そんなところへ話が出来る人が見つかったらついつい…なのです 笑。私だって同じですもん。
ニーボードを始めて、20年くらい経ちます。なにしろ情報が無いので自分でやってみるしかありませんでした。海外のニーボードをチェックしてデータを取ったり(盗ったり?)もしましたが、裏付けが無いし、材料も違います。出来ることは自分たちで使える材料を使って、可能性をさぐる試行錯誤だけです。
活さんが作ってきた過去のニーボードを基にスタートして、そこに自分がイメージするマニューバができるセッティングを少しずつ組み込んでいく、そんなことを繰り返して辿り着いたのが現在のラインアップです。
最初はスワローテールでした。活さんが昔から作っていたアウトラインです。
スワローテールはオールラウンドです。マッシーな波でもスピードを付けやすく、レールの切り返しが速いのでキビキビした動きをしてくれます。アウトラインが直線的でテールワイドがあるので、ドライブを感じながら大きなラインをトレースしていってくれます。
ラウンドテールは、テールのカーブが重要です。
テールが絞られている分、スワローテールよりも水へ入っていくので、テールで思い切り切り込んで行くような加重ができます。えぐるような鋭角なターンが出来る反面、スムースさもあります。テールのカーブをトレースしていく滑らかさです。この二つの性格の間で、微妙なコントロールが可能です。
どちらもトライフィンですが、異なるテールラインで荷重に対するレスポンスを同じにするなら、フィンのセッティングを微妙に変える必要があります。それが分かったのも試行錯誤の繰り返しの中からです。
こういう経緯だったせいか、アタマの中はすっかりトライフィンになっていたのですが、ここに来て注目し始めたのが、シングルフィンです。
シングルフィンの面白いところは「自由と曖昧さ」みたいなものだと思います。センターフィンは横滑りを防いで、ターンの軸を作り出しているだけ。方向舵のサイドフィンが無い、レールの抵抗だけによるコントロールはかなり自由です。
スピードはおそらくシングルフィンが一番。膝立ちの低い目線では、それが増幅されます。速くて、自由にルースに動き回れる、そんなのがシングルフィンの面白さです。
膝立ちで目線が低いニーボードは、スピードと波のパワーをより強く感じます。波をグライド(滑走)する感触。レールとフィンが効いてドライブしている感覚。そういうものがダイレクトに伝わってきます。
ボードとの一体感が強いのもニーボードです。体幹の動きがダイレクトにレールとフィンに伝わっていき、そのレスポンスもまたダイレクトに伝わってきます。
ニーボードはサーフボードのカテゴリーのひとつではありますが、スタンディングでは見えない世界、膝立ちの姿勢と視線になって始めて見えてくる世界があるのも確かです。そんな諸々がニーボードが持っている独自性であり、魅力なのだと思います。
個人的には、肩の痛みで思うようにパドルができ無い時や、腰痛の時に多いに助けられたのもニーボードです。そんなユニバーサルな面も持っているのです。
5'4"FISH。ニーボードとしてシェイプしたフィッシュです。この魚のかたちをしたサーフボードはもともとはニーボード、つまりヒザ立ちで乗るための道具として生まれて来ました。
初めは木製のパイポ。それから折れたロングボードのブランクスを使って作られましたが、この辺は川南正さんのニーボードの始まりと同じです。形は足に履いたフィンがはみ出さないように、幅広で、左右二つに大きく分かれたフィッシュテールが考え出されました。
海でこの形をしたボードを抱えているサーファーは良く見かけますが、本来の使い方で乗っているサーファーはほぼいません。もしかしたら、フィッシュのルーツがニーボードだったということを知らない人もいるかもしれません。
そんなこと、知らなくても別に問題はありません。でもモディファイされたフィッシュが多く作られている中で、クラシックなフィッシュがどんな形をしていたのかくらいは知っておいて損は無いと思います。
特長があるこの形は、ニーボードだから生まれてきたのです。
フィンのセッティングも様々ですが、オリジナルはマリンプライウッドを使った、ダブルフォイルのキールフィンです。そのフィンをストリンガーに平行に、ボトムに対しては垂直に付けられます。
短くて幅広のアスペクトレシオ。それにストレートなフィンがスピードを生み出すのが、フィッシュというサーフボードです。
トライフィンやシングルフィンのニーボードとは、また違った感覚でのマニューバです。ドライブする感覚がすごいのです。
なぜか小波用のボードと思われている節もありますが、それは間違いです。レックス・ホフマンとスティーブ・リズ。どちらもニーボーダーにとっては、GGと並ぶレジェンドです。
and more, https://legless.tv/post/27160944137/big-rock-reunion-july-8th-2012-in-may-i-get
前日の波がコシくらい残っていれば御の字だなあと、それほど期待せずに行ってみたら、まーだたっぷり残っているじゃありませんか。時間は午前6時。いい天気で気持ちがいいです。
波が良いのであっというまにウェットスーツ姿に変身です。
AC SHAPEのVEE BOTTOMに乗りたくて、レギュラーのピークからあのボトムで滑り降りる感触をイメージしていたのですが、例のフィンも使ってみたい。波のサイズもニーボードで面白そうなくらいはあるので、まずはニーボードでやってみることにします。
フィンをどの位置に付けるかで迷いました。まずはいつも使っている9インチフレックスより1インチ前方です。テールから14インチの位置です。このポジションはハルと比べても結構前寄りです。この形なので、もう少し前かと思いましたが、まずはここの位置でやってみることにします。フィンBOXの一番前まであと1インチしかありません。
最初の一本は「???」でした。見た目通りにやっぱりヤバいのかと 笑。
まず「遅い」笑。なんだか抵抗が大きくて、いつものようにスムースに滑ってくれません。動きも良くない。いつものフィンの方がが断然良いのでそれに代えちゃおうかと思ったものの、それではあまりに拙速すぎかとしばらく様子を見ることにします。
何度か波をつかまえて滑っていると思うようにコントロールできるようになってきましたが、やっぱり抵抗が大きくていつものスピードが出ません。レールが入ってくれない感じはフィンがもっと前で良さそう。フィンが邪魔な感じでターンがどうしても大きく緩慢になってしまいます。
慣れてくるとそれでも面白くなってきたのですが、フィンのポジションを変えてみようと岸へ戻ります今度はフィンBOXの目いっぱい前。テールから15インチです。
そのポジションにしてショアブレイクを越えてパドルを始めると、先ほどまでよりもパドルが速いような気がします。フィンを前後しただけでそんなことがあるのか?と思いますが、確かに速い。抵抗が減ったみたいでボードが良く進むんです。
フィンはテールから15インチという非常識なポジションです。でも、このフィンの形だとそんなに変じゃありません。むしろしっくりくるように思います。
パドルが速くなったように感じたのは気のせいでは無かったみたいです。フィンを1インチ前にすると、今度はフィンの存在を感じなくなりました。フィンがレールやボトムの感触と一体になったからだからだと思います。、水中で思い切りしなっているはずのフィンを感じないんです。スピードもいつもの感じです。
それまで使っていたフレックスフィンは、そこにあるフィンの存在をはっきり感じていました。ボトムへ向かって滑り降りて、身体の横のレールに体重を載せるとフィンがしなって支えながらターンしていっている感触がはっきりありました。
このフィンはそれを感じないんです。でもしっかり機能はしています。ボトムターンなんか、ボードが思い切り傾いてレールが入り、波に身体が触りそうな勢いで、なんだか激しいんです 笑。まさにこんな感じ(個人の感想です)。
このフィン、見た目だけじゃなくてやっぱりヤバいです。それもかなり。さすがに、70年代から使われてきたデザインだと思います。おかげでシングルフィンがますます面白くなってしまいました。
このポジションで良いと思うのですが、もう少しフィンを感じてもいいかとも思うので、次は1/2インチだけ下げてみようかと考えてます。しかし、1インチの差であれだけ変わったのはかなりオドロキでした。
そんな感じで、ニーボードを散々やってヘロヘロでしたが、次はVEE BOTTOMです。乗りたかったんです。
8’6”ですが、ボリュームがあってこのテールワイドなので感覚的にはほとんどログです。乗り方もログっぽくしっかりとテールに加重したコントロールもできるし、スピードを出したいセクションでは、ハルのように前足にしっかり体重を載せてボトムを積極的に使うとかなり速いんです。
久しぶりに乗りましたが、やっぱりこのVEE BOTTOM好きです。VEE BOTTOMはしっかりと重量があるので、ミッドレングスというよりシングルフィンのログを扱いなれた人が乗るとかなり面白いと思います。ワイドなテールですが普通にコントロールできて、波にうまく合わせるとびっくりすくるくらい加速します(これがけっこう病みつきになる)。
なんだか似てますね。この二本(違うけど 笑)。
おかげで昨日はたっぷり楽しむことが出来ました。明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。
やっぱり波乗りは面白い!
MINI 7’4”トライフィンのユーズドボードが入荷しました。新品同様のコンディションです。
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届いた荷物を開けてビックリ。なんだかヤバいのが来ちゃいました 笑。
変わった形のものは見慣れているつもりですが、それでもこれにはやられてます。今まで見たことが無いくらい、細くて長いです。高さは8.5インチくらい。これだけ細長いので柔らかーくベンドします。
フィンの位置、もう少し前よりでいいみたい、というよりフィンBOX自体をもう少し前にずらしたい感じです。
シングルフィンの時代のニーボードです。皆さん、こんな感じのフィンを付けてます。3:20あたりでステップボトムも見えますねー。
スタンディングでは乗り方が変わってくるトライとシングルですが、ニーボードだとどちらでも違和感はありません。スタンスの移動をほとんどやらないニーボードでは、同じでスタンスでコントロールできるように考えられているからです。ボードの方を合わせてきているんです。
しかしこのフィン、さすがにどんな感じなのか想像が付きません。ヤバいの来ちゃったなという感じです。
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変わった形のものは見慣れているつもりですが、それでもこれにはやられてます。今まで見たことが無いくらい、細くて長いです。高さは8.5インチくらい。これだけ細長いので柔らかーくベンドします。
フィンの位置、もう少し前よりでいいみたい、というよりフィンBOX自体をもう少し前にずらしたい感じです。
シングルフィンの時代のニーボードです。皆さん、こんな感じのフィンを付けてます。3:20あたりでステップボトムも見えますねー。
lost Peter Berry files from adam williams on Vimeo.
スタンディングでは乗り方が変わってくるトライとシングルですが、ニーボードだとどちらでも違和感はありません。スタンスの移動をほとんどやらないニーボードでは、同じでスタンスでコントロールできるように考えられているからです。ボードの方を合わせてきているんです。
しかしこのフィン、さすがにどんな感じなのか想像が付きません。ヤバいの来ちゃったなという感じです。
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サーフボードの製造工程で、シェイプされた状態のフォームをガラスクロスとレジンで包み込んでいくグラッシングという作業があります。柔らかいフォームの状態のボードを樹脂とガラスクロスでカバーしつつ、シェイプの形を忠実に(エッジなどは強調しつつ)再現するというサーフボードの造形には欠かせない作業です。
このときに使っているラミネートクロスはボードに合わせて、4オンス、6オンス、ロングボードやデッキのパッチでは8オンスのボランクロスなどを使います。クラシックなロングボードでは、10オンスなんていうクロスを使って重ーく仕上げるものもあります。
通常は4オンスか6オンスになってくるのですが何の話かと言いますと、サーフボードの重さです。クロスのオンス表示は、単位面積あたりの重さです。重いということは厚みが多いという事です。厚みがある分、樹脂が多く染み込むので重くなります。
ここの所、私の頭の中を占めているのはボードの重量ことです。さらに言うなら、重量があってかつ、浮力が大きいボードです。
重くてボリュームがあるサーフボードというと、思い浮かぶのはブギーです。乗ったことがある方ならお分かりいただけると思いますが、小波でもスピードを付けやすく良く走ってくれるボードですが、サイズがある波でテイクオフから波を滑り降りるスピードは、一度経験すると結構クセになる感覚です。
この感覚を生み出しているのは、ブギーのボリュームとボードの重量です。6オンスのクロスで三層、一層でラミネートしています。ブギーに限らずシングルフィンやツインフィッシュ系などでは、スピードを付けやすくするため重めのラミネートにしています。
なんでこんなことを考えているのかと言うと、まーたニーボードなんです。どうもすいません。でも今はニーボードですが、これで機能性を確かめることができれば他のシェイプにも可能性が広がると思います。
考えているのはこんな感じです。70年代のシングルフィンの時代のニーボードを見ているとこんな感じのアウトラインで、フィンBOXの後ろ辺りにステップが入ったシェイプがあります。ステップボトムです。
ステップボトム、諸先輩方には懐かしい響きかもしれません。スティングデザインのちょうど「くびれ」のあたりのボトムに付けられていた段差です。
それで考えたのが、下の記事の画像のこれです。
段差は何のため?と言うと、ボトムの滑水抵抗の軽減です(フレックスもありそう)。このボード、最初はトライプレーンハルのボトムにコンケーブを入れて、レールはテーパー気味のダウンレールみたいな感じがいいかなあと、小奇麗なことを考えていました。
それが突然のインスピレーション、閃きで最初の話に戻ります。このシングルフィンのニーボードに自分が求めるものは何か?と改めて考えてみると、その答えは「スピード」でした。
そうしたら多少不細工でも、まずはとにかくそのスピードでしょうというところへたどりついたのです。そのためのステップボトムですもん。(それが機能するかどうかはこれからです)フィンはいつも言っていますが、自由にコントロールできるシングルフィンです。さらにニースタンスなら大抵のものはコントロールできます。
だからボリュームと重量なのです。と言っても特別なことをするのではなく、シェイプはシンプルで、多めのボリュームでしっかりと重量が出るラミネートにするだけです。
それで、このボトムのスピードを純粋に楽しんでみたい。波の高い所から滑り降りてみたいのです。…とここまでが私の考えで、後は実際に形にしてくれるAC SHAPEの新井くんの出番です。彼もニーボードにはまっているようです。
AC SHAPE、BLUEマガジンにノーズライダーとVEEボトムが紹介されています。
よろしくお願いします!
このときに使っているラミネートクロスはボードに合わせて、4オンス、6オンス、ロングボードやデッキのパッチでは8オンスのボランクロスなどを使います。クラシックなロングボードでは、10オンスなんていうクロスを使って重ーく仕上げるものもあります。
通常は4オンスか6オンスになってくるのですが何の話かと言いますと、サーフボードの重さです。クロスのオンス表示は、単位面積あたりの重さです。重いということは厚みが多いという事です。厚みがある分、樹脂が多く染み込むので重くなります。
ここの所、私の頭の中を占めているのはボードの重量ことです。さらに言うなら、重量があってかつ、浮力が大きいボードです。
重くてボリュームがあるサーフボードというと、思い浮かぶのはブギーです。乗ったことがある方ならお分かりいただけると思いますが、小波でもスピードを付けやすく良く走ってくれるボードですが、サイズがある波でテイクオフから波を滑り降りるスピードは、一度経験すると結構クセになる感覚です。
この感覚を生み出しているのは、ブギーのボリュームとボードの重量です。6オンスのクロスで三層、一層でラミネートしています。ブギーに限らずシングルフィンやツインフィッシュ系などでは、スピードを付けやすくするため重めのラミネートにしています。
なんでこんなことを考えているのかと言うと、まーたニーボードなんです。どうもすいません。でも今はニーボードですが、これで機能性を確かめることができれば他のシェイプにも可能性が広がると思います。
考えているのはこんな感じです。70年代のシングルフィンの時代のニーボードを見ているとこんな感じのアウトラインで、フィンBOXの後ろ辺りにステップが入ったシェイプがあります。ステップボトムです。
ステップボトム、諸先輩方には懐かしい響きかもしれません。スティングデザインのちょうど「くびれ」のあたりのボトムに付けられていた段差です。
それで考えたのが、下の記事の画像のこれです。
段差は何のため?と言うと、ボトムの滑水抵抗の軽減です(フレックスもありそう)。このボード、最初はトライプレーンハルのボトムにコンケーブを入れて、レールはテーパー気味のダウンレールみたいな感じがいいかなあと、小奇麗なことを考えていました。
それが突然のインスピレーション、閃きで最初の話に戻ります。このシングルフィンのニーボードに自分が求めるものは何か?と改めて考えてみると、その答えは「スピード」でした。
そうしたら多少不細工でも、まずはとにかくそのスピードでしょうというところへたどりついたのです。そのためのステップボトムですもん。(それが機能するかどうかはこれからです)フィンはいつも言っていますが、自由にコントロールできるシングルフィンです。さらにニースタンスなら大抵のものはコントロールできます。
だからボリュームと重量なのです。と言っても特別なことをするのではなく、シェイプはシンプルで、多めのボリュームでしっかりと重量が出るラミネートにするだけです。
それで、このボトムのスピードを純粋に楽しんでみたい。波の高い所から滑り降りてみたいのです。…とここまでが私の考えで、後は実際に形にしてくれるAC SHAPEの新井くんの出番です。彼もニーボードにはまっているようです。
AC SHAPE、BLUEマガジンにノーズライダーとVEEボトムが紹介されています。
よろしくお願いします!
いろんな規制が無くなって、皆さん解き放たれているせいだと思いますが、静かなゴールデンウィークのサーフショップです。私はヒマなのをいいことに、自分の世界にどっぷりと入り込んでおります(いつもか 笑)。
どっぷりというのはまだ早かったかな。まだヒザくらいまでですが、なんとなく自分の先に底なしの沼が広がっているように感じます。フィッシュから始まって、次はボンザー、そしてハルのときみたいです。どれも今ではポピュラーですが、最初は今回と同じで手探りでした。
今回の沼はこれ。エッジボードじゃありません。一番下です(まだ良く分かっていないので、これじゃない可能性もまだ多いにあり)。
これは確実。
これも関係してくるかもしれません。購入できたようです。到着待ちです。
訳わからずすいません。私もまだ分かってないのです。形になったらまたお話させてください。
AXXE CLASSIC オーダーフェアやってますので、よろしくお願いします。 5月14日まで
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
どっぷりというのはまだ早かったかな。まだヒザくらいまでですが、なんとなく自分の先に底なしの沼が広がっているように感じます。フィッシュから始まって、次はボンザー、そしてハルのときみたいです。どれも今ではポピュラーですが、最初は今回と同じで手探りでした。
今回の沼はこれ。エッジボードじゃありません。一番下です(まだ良く分かっていないので、これじゃない可能性もまだ多いにあり)。
これは確実。
これも関係してくるかもしれません。購入できたようです。到着待ちです。
訳わからずすいません。私もまだ分かってないのです。形になったらまたお話させてください。
AXXE CLASSIC オーダーフェアやってますので、よろしくお願いします。 5月14日まで
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ニーボードコーナーを作りました!というのはウソですが、いつのまにか増えました。ブルーのラウンドテールはまだ未使用です。それ以外はどれもお気に入りでそれぞれの感触をはっきりと思い出すことができます(スヌーピーの隣のシングルフィンは除く)。
ここのところシングルフィンに入れ込んでいますが、もちろんのようにトライフィンもいい。ターンしようとするとき、ヒザから斜め前方向へ加重を始めるイメージで、そこのレールが波のフェイスをつかまえるのをきっかけに、レールを使う位置は身体の横に移動して来て、最後にフィンへと抜けていく感じ。波の表面を削るようにターンしていく感触。
体重の乗せ具合で、大きく弧を描くようにも、テールを押し出すように鋭角にもカーブしてくれます。ニーボードで一番やりたかったカービングです。ボードもそういう動きを目指してセッティングを模索してきました。
シングルフィンで同じことをやると、ノーズが入り過ぎて引っ掛ります。シングルフィンだったら、最初は身体の横方向の加重から始まります。そのままセンターフィンとレールを感じていると自然とボードはターンしています。フィンがベンドしている柔らかい感触を感じながら、スムースにターンしていくのがシングルフィンです。
トライフィンもシングルフィンも共通しているのは、ヒザのすぐ横のレールにダイレクトに加重できること。パワーハウスである体幹とボードが近いので、ボードコントロールが速い。
加えて、ヒザ立ちで視線が低く波に近いのでスピード感が増幅され、スタンディングよりも波のサイズがひと回り大きくなります 笑。
スタンスは両ひざをついて正面を向きますが、正座ではありません。両ひざは両側のレール近くに間を離すように着いて、体重を移動させるために尻は浮いた状態です。
ボードの幅が広いのはこのスタンスのためです。両ひざの間を開けている方が、股関節や体幹の動きがより大きくなるからです。ヒザを揃えた状態と開いた状態で、どちらが大きく動けるか比べてみてください。
ニーボードのそのスタンスでは、体側と足の内転筋の動きが重要になって来ます。
これが意外と左右差があります。正面を向いて滑るニーボードはレギュラーもグーフィも無さそうに見えますが、体側の体幹の強さや使い方で違いが出ます。
私はどちらかと言うとレギュラー方向に滑るのに苦手意識がありましたが、ピラティスのおかげか身体の部位ごとの動きを意識できるようになって来たらレギュラー側もスムースになって来たように感じています。
カットバックではただ戻るだけではなくて、最初に書いたようなヒザとレール、体側の動きを連動して使うイメージができて来ました。
これまでついつい得意なレフト方向へ行きがちだったのが、楽しみが倍になりそうです。
Albert's late season Indo trip from Legless TV on Vimeo.
AXXE CLASSIC オーダーフェア開催中 5月14日まで
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