MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
カレンダー
03 2025/04 05
S M T W T F S
1 3
8 10 12
16 17 19
22 23 24 25 26
27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
バーコード
カウンター
[77] [78] [79] [80] [81] [82] [83] [84] [85] [86] [87]

こんなことに、どれほどの意味があるのかは分かりませんが数字を並べてみると、意外と分かりやすい、というより分かったような気分になっているだけかもしれません。

これらは、ロングボードのロッカーの数値です。

こうやって比べてみると、自分が乗っている9’6”が一番ロッカーが無い。ノーズライダーよりもロッカーレスになっているのが興味深いところです。

ターンはいままで乗っていた、クリステンソンのノーズライダーよりも軽く感じるのは、ロッカーよりもフィンの影響が多かったということのようです(クリステンソンはDフィンでした)

ノーズライダーはテールの先端の数値は大きいですが、これはノーズライダーのテールキックによるもの。真ん中あたりは平らで、ノーズ側は他のものよりロッカーは平らなのが特徴です。

ノーズに乗ったとき、ノーズが潜らないように後ろで支えてくれるように考えられています。

次はノーズライダーのロッカーで作って乗ってみたいです。テールキックも含めて、テールのロッカーは強くなるので、より動きは良くなる、ということでいいんでしょうか。ノーズライダーって、かなりフラットロッカーだといままで考えていたのですが、気が付けばもっと平らなボードに乗っていました。

フィン、ロッカー、ボトム、レールの形、いろいろ考えていると面白いです。

来週は台風で波上がりそうですね。いまのうちに道具と身体の準備をしておくことにいたします。

私はシングルフィンで行くことにしようと思ってます。

Machado's Self Shapes from Mollusk Surf Shop on Vimeo.




思わず枕詞がついてしまいましたが、ドロップニーターン カットバック。ドロップニーはロングボードに乗っているならマスターしたい大技です。後ろ足をテールへステップバックして、ヒザを落としてテールに加重しながら大きなボードを豪快にターンさせる、パワフルでロングボードらしいターンです。

長いロングボードはレールを入れるだけではターンしてくれません。レールを入れるのと同時にテールにしっかりと体重をかけて沈めてあげなければいけません。クラシックなロングボードにはごまかしは効かないのです。

後ろ足でボードを踏み込めば、テールが沈んでノーズが上がります。その状態で曲がりたい方向のレールを入れていけば、その方向へボードはターンしていきます。ドロップニーターンの理屈です。

後ろへさげた足でテールを踏み込んで、ボードをパワフルにターンさせていくイメージがあります。どうしてもそっちに目がいってしまいますが、重要なのは上半身です。

タタミの上でやってみてください。後ろ足を下げ、ヒザを落とした姿勢で後ろ足に体重をかけながら曲がりたい方向へ上体をひねっていきます。

フロントサイドのカットバックなら、行きたい方向へ視線を移しながら背中側へと身体を開いていくイメージです。

後ろ足で蹴りこむイメージでやってしまうと上半身に力が入ってしまいますが、ヒザを落とした姿勢で上体をひねっていくと、自然と後ろ足で押していくように力が入ってくるので、上体はリラックスしたままでスムースにターンさせることができます。

後ろ足を下げてヒザを落とした姿勢をキープする筋力と、上半身のリードがポイントです。先週から何十回となく繰り返してまとまってきたドロップニーターンがうまく行くイメージはこんな感じです。大きなボードが派手にターンしていくのは気持ちいいもんです。明日、海へいったらぜひ試してみてください。

ドロップニーターン、実は短いボードでもコンパクトに使えば、ロングボードでなくても役に立つテクニックです。フィッシュやシングルフィン、ミッドレングスでも(ロングのように後ろ足を大きくは下げませんが)イメージしてやってみてください。

お手本はやっぱり、ウィングナット。開いた腕できれいにリードしてます。



さて、昨日のタマゴタケは予定通りパスタになりました。タマゴタケとベーコンのカルボナーラです。美味いです。


今日も発見。うちのすぐ裏が一番多いみたいです。


タマゴタケレシピ、考えます。





ロングボードでサーフィンするのに基本中の基本のテクニック、沖からくる波をボードごとひっくり返って海の中でやりすごそうというのがローリングスルーです。

みなさんどうやってますか?

コシくらいの厚さのスープならボードごとスープの上を越えて、ヒザ以下ならプッシングスルーでボードと身体の間をスープを通すか、パドルのスピードとロングボードの重量を生かしてそのまま突破したりと状況によって使い分けます。これらをやっても無理そうなときにボードごとひっくりかえって、水の中で波をやり過ごすのが、ローリングスルーです。

もちろん小さなスープでローリングしてもいいのですが、できるだけ体力を使わない方法をその場面に応じて使い分けるのがベストです。

スープの上を越えるやり方は、大昔に英語の本にSCOOT’N SHOOTと書かれていたのを読んだ記憶があります。日本ではネットで調べてみると、ボードの上に座るからかシッティングスルーと呼ばれているみたいです(やり方知ってますよね?)

ローリングスルー(これも和製カタカナ語ですが)に戻ります。

ボードごとひっくり返って、水の中で波ををやりすごすわけですがただひっくり返っているわけじゃありません。

出来るだけ戻されないようにしたいのですから、スピードができるだけある状態でクルリとひっくり返りたい。波の直前までパドルして、ギリギリのタイミングでやるのが一番速いわけですが、近づきすぎてボードを返す途中で波がきてしまうと失敗です。

ボードをつかんでひっくり返りますが、つかむ位置はボードの前方です。そうしないと波の抵抗を大きく受けることになります。波にボードを持っていかれないようにしっかりと掴みます。

しっかり掴むというとレールを握りしめる人がいますが、掴むとそのあたりのボトムがへこんでしまったりします。

ボードのレールの厚みを支えればいいので、厚み以上に握る必要はありません。強く掴むときには、ボトム側の手のひらはボードの形に沿わせて、デッキ側の親指に力をいれつつボードを両手で両側から挟みこむように力を入れます。

ボトム側の指はフックです。ボードをこのフックでひっかけて親指でデッキ側から締め付けるイメージです。ボトムは凹ませたくありません。

ワックスもしっかり塗っておかないと滑って手から離れてしまいます。

そうやってひっくり返ったら、水の中の自分の方へノーズを引きつけるように沈めつつ、波に向かって前方へ押し出します。波を突き抜けるようなイメージです。波が強くてそれどころじゃない場合はボードを自分の方へ引きつけるだけにして、ひたすら耐えます。

いまさら…とも思いましたが、自分はどうやっているのかなと思い改めて書いてみました。もし、なんか戻されるんですけど…という人がいたら参考にしてみてください。

ロングボードではちょいとむずかしいですが、浮力があるボードでのドルフィンは以前にも紹介していますのでそちらをご覧ください。

http://menehune.blog.shinobi.jp/サーフィン/ドルフィンスルー

12分過ぎから、今日書いたことを全部やってくれてます。最後の波の越え方は、クラシックオプション。



ちょっと前にも書きました。相変わらず答えは見つからず、同じこと考えております。ロングボードのボトムについてです。

クラシックなシェイプのロングボードは大抵、ボトムは丸いロールボトムでそれと連動して、レールも丸い50/50か60/40くらいのレールになっています。

そして、ノーズにはコンケーブが入っているものが多いと思います。

私が今、非常に気に入っているロングボードはロールが弱いボトムです。ノーズコンケーブは無しです。フィンのすぐ前のボトムでこんな感じ。

ボトムからあげていかないと、レールが50/50にならないので全体ではロールになっていますが、ボードの真ん中あたりは平らです。シェイプのときに意識的にこのボトムに作ってもらいました。

一般的なロールボトムより私は、ちょっとだけ平らな部分を残したこちらのボトムの方が好きです。

おそらく動きはしっかりとロールが入ったものより重くて、スピードやスムースさも負けてしまうと思います。

1.コントロール性はしっかりロールボトムの方が上。

2.安定性はフラット気味な方が上。

3.スピードは抵抗が少ないロールボトムの方が速い。

4.グライドする感覚はフラット気味の方が強い。

こんな感じだと思います。

まず、1.です。

ロールが強い分、ボードを傾けやすいのでターンさせやすいはずです。そして、ロングボードのコントロールはターンだけではありません。トリミングというコントロールがあります。

ボトムがフラット気味で反応が鈍い分、思い切り体重を乗せてターン、またはトリミングできるのがログらしくて面白い、と感じていると思われます。

2.はその通り。安定性が高いということはターンさせにくいということです。1.を逆に安定性の面から見ると、2.になります。

動かしやすいのはロールが強いボトムです。その通りです。

もちろんレールも多いに関係してきます。海外のシェイパーのボードで、ロールボトムにテーパーした薄いレールのロングボードをよくみかけます。かっこいいと思います。こういう形はきれいに見えるんですね。

でも実際に乗ってみると私はあんまり好きじゃありません。薄いレールは波に入りすぎてしまいます。レールを薄くするために必然的にロールがしっかりと入ってきます。薄いレールとロールボトムは反応が敏感で、正確なコントロールを必要とする組み合わせになるわけですが、自分が入っている地域の優しい波では、適度にボリュームがあるレールの方がスピードをつけやすくコントロールもやりやすいと思います。

3.はその通りです。間違えていないと思います。乗り比べてロールが強いボトムの方がスムースで速いと感じます。

4.はかなり感覚的ですが、もしかするとこれがキーワードかもしれません。

スムースでなく、速くない(笑)

ネガティブな意味ではありません。ポジティブな言葉を置き換えると、スムースでない→波を滑走する(グライドする)感覚が強い。速くない→波がブレイクするスピードにあっている。という意味です。

もちろんスムースで、スピードも出ます、がそれは動きすぎず(ルースすぎず)速すぎず、波にちょうど合っている範囲でということなのだと思います。

ログはローテクでこのくらいが面白い、ということでいいんじゃないでしょうか。

何度も出てますが、私のお手本はこれ。このトリミングです。





Dear Sylvia, love Steph. from Morgan Maassen on Vimeo.


この方のサーフィンはどの映像をみてもきれいですね。トライフィンもシングルフィンもきれいです。SPIRIT OF AKASHAでシングルフィンに乗せた、アンドリュー・キッドマンさすがの眼力です。

1:05秒あたりで、チューブからスポッと抜け出てくる瞬間なんか、ちょっとキュートに感じてしまいます。パワフルですが女性らしいサーフィンで何度も見てしまいます。

今日は、10キロを1時間ちょっとでゆっくりめに走ってから、体幹3セットでした。ベアフットランはしばらくお休み。普通に靴履いて走ってます。

あいかわらず、あちこち痛いので、身体を動かすペースを少しスローに、インターバルをとることにしようと思います。

とりあえず、痛いところの記録として、右フクラハギ、右土踏まず、右股関節、その他は問題ないレベル。やったことと身体の状態のメモでした。

金曜日には波上がりそうな気配ですが、どーでしょう。



今朝は畑仕事と庭仕事。この時期はちょっとほっておくと雑草で大変なことになってしまうので、大変になりすぎる前に草むしりと、植えている作物たちを成長に合わせて仕立て直しします。

今年は少なめです。トマト、甘長トウガラシぐらいです。春先から毎日のように収穫したアスパラはそろそろひと休み。ルッコラや水菜、シソは勝手に出てきます。レモンは今年もたくさんできそうです。


緑のカーテンも成長してきました。今年はゴーヤにオカワカメです。オカワカメはそのまま伸ばすと、茎が1本だけで日よけにならないので、摘心して枝分かれさせます。

まだ食べてませんがオカワカメは葉っぱが美味しいそうです。もうちょっと繁ってきたら食べてみようと思います。

ぎっくり腰で寝込んだときに、この緑のカーテンにずいぶんと癒されたのを思い出しました。

晩御飯用のルッコラを収穫して、庭仕事は終了です。

さて、タイトルの「サーフボードのデザイン」はサーフボードのカラーリングのことです。新しい3フィンのボンザーを今頃カツさんがシェイプしてくれているはずです。私の仕事はどんなカラーにするか決めることです。

色を決めるときには当たり前ですが、そのボードの形をアタマの中に形作ります。

それからどんなイメージに仕上げたいのかを考え、着色の方法と色を決めていきます。着色の方法には、フォームにエアブラシで着色する方法と色を付けた樹脂でラミネートして着色する方法があります。

私が好んで使うのは樹脂に色を着け、ラミネートで着色する方法です。ピグメントダイというやりかたです。

当然ですが、イメージどおりに仕上げるためにはラミネートの工程を理解しておく必要があります。

私が一番重要だと考えるのは、出来上がったときのボードの形の見え方。絶妙な曲面でシェイプされたサーフボードをどう見せるかということです。

昔っぽい雰囲気に仕上げるか、シャープなイメージにするか、逆にぽってりと見せるか、などと出来上がりのイメージが明確なときには、色の使い方や強調する部分は自然と決まってきます。

漠然と使いたい色だけがアタマにあるときには、ラミネートのクロスの重なり具合による色の見え方や仕上げの違い(バフとつや無し)での見え方の違いを想像してみます。

例えば…

以前に作ったこのロングボード。


ポイントノーズとピンテールのシャープできれいなアウトラインをよりすっきり見せようとこのカラーリングに。


最近作ったばかりのホットマンゴーは、ボードのカラーとウッドフィンの対比のイメージだけでこの色を選びました。


そして、今回のお題はこれです。


ほぼ、これと同じ形に出来上がってくると思います。こいつにどう色を付けるか。

いまのところは、ピグメント(オペーク)着色のサンディング仕上げかなあ~と考えています。

そろそろ決めなくちゃいけません。

カラーお悩みの人は一緒に考えましょう。悩ましいところですが、考えるのおもろいですよ。





届いたばかりのサーファージャーナル日本語版に出ていた写真です。フィッシュを両手に持った、ライアン・バーチですが、アウトラインに注目です。

先日、辻堂で開催されたフィッシュ・フライで、日本国内でライアン・バーチのボードを取り扱っている、SURFER'Sの矢作社長に教えていただいたフィッシュのアウトラインです。

フィンの直前あたりのアウトラインをカットしたサイドカットフィッシュ。過去にうちでも取り扱っていた、マッキーフィッシュやミランドンのツインピンフィッシュでも同じコンセプトのアウトラインのフィッシュがありました。

サイドカットの効能(?)は矢作さんにたっぷり教えていただきましたが興味深いお話です。フィッシュは完成されたデザインですが、天才の手にかかるとこういう変異体が生まれてくるんですね。


そして、ちょっと年上の日本の天才も、もりもりシェイプしています。これはOKIDOKI。

一見するとファンボードなイメージのOKIDOKIですが、カツさんが南の島で使っていたミッドレングスが日本の波に合わせて進化したセミガン的モデルです。

ブギーやKK FISH、MINIなど、見慣れない人にはちょいと変わったボードに見えるかもしれないオリジナルなラインアップですが、実際に乗ってみるとそれらがとても理にかなっていて機能してくれるのがよーく分かります。やっぱり天才。

私の3フィンボンザーは来週にはシェイプが出来上がるようで楽しみです。

あと一週間、ニューボードのカラーリングをじっくりと考えることにいたします。なにか新しいものが作れたらと思っていますが…。

私ができる貢献はそのくらいですね。





TRUE AMESのボンザーフィンが届きました。一枚は頼まれもので、もう一枚はお店用。クリステンソンのCFO用です。まあ、自分で使っちゃうかもしれませんが 笑。

ボンザーというと、多くの人はテールのセンターフィンまわりのコンケーブを「ボンザーボトム」として思い浮かべると思います。

こんなのです。


でも、ボンザーボトムって実はここだけじゃありません。開発当時の理論を読むと、テールのコンケーブの前の部分も重要なのです。

70年代のサーファーマガジンからの画像です。


ノーズ側の水流の導入口に注目してください。コンケーブが広がるように描かれていると思います。

扇状に広がったコンケーブは両側のサイドフィンの間へと幅が狭まるようにつながっていきます。

キャンベル兄弟の理論ではこの狭くなる部分で、ベルヌイーイの定理が働いて圧力が下がり水の流れがより速くなると説明しています。

密閉されていない全く開放的なサーフボードのボトムで、本当に理屈の通りに作用するかどうかは分かりません。

でもスピードが速いのには違いありません。

ダブルコンケーブになっているのは、コンケーブに取り込んだ水流をセンターフィンの周りを抵抗少なく流すためです。

フィンの周りをスムースに流れた水は、サイドフィンがボードのレール側から水の流れが逃げるのを減らし、より多くの水をテールへ流します。この水流がテール方向から噴出して、よりスピードが速くなる理屈です。

正確には、この組み合わせがボンザーコンケーブです。上のボトムの図はそれを説明しています。テールから見た図はその流れを利用してボードの向きを変えることの説明図です。

実際、それほど深いコンケーブでなくてもボンザーは十分に機能します。力が弱い波では深いコンケーブは効果的ではないと思います。

シングルフィンの時代、ボンザーのプロモーションで「あなたのボードにボンザーフィンをお付けします」というのがあったそうです。

シングルフィンと比較するとそれだけでも、飛躍的にボードの性能が向上したことと思います。

シングルじゃなくて、トライフィンと比べるとどうなのかというと、ターンは決して重くありませんし、トライのルースさが無くなって、途切れないラインでの大きなサーフィンになります。

ダンカン・キャンベルさんの言葉をお借りするとこんな感じです。(ボンザーについてのインタビューより)

ボンザーって言う意味は、オーストラリアのスラングでユニークとか風変わりなと言う意味なんだ。従来のサーフボードに比べてもそのデザインがとっても変わっているでしょ。初期の頃は、コンペティションボードと言うよりもリクリエーションボードとして扱われていたボンザーだけど、最近になって多くのトップラダーがハイパフォーマンスな5フィンボンザーを使い始め、サーフィンをニューレベルな段階へと引き上ることに成功したんだ。それをきっかけにボンザーの新たな魅力と言うか素晴らしさが見直され始めたんだ。

ボンザーのメインコンセプトはフィンの形状や角度、サイドフィン周辺のコンケーブを含んだボトムとテールデザインそれとアウトラインのバランスの取れた相互関係によって、通常のサーフボード以上にボトムでのエネルギーを発生させて水流の活性化をはかる事なんだ。

もっと具体的な説明をするとボンザーの場合、コンケーブとサイドフィンの角度を通常のスラスターフィンよりも広げて18度に設定する。こうする事によってターンした時にレールとフィンがしっかりと水に喰い込み、水中でサイドフィンがさらに大量の水を取り込むことになる。その取り込んだ水を整えて出来るだけ遠く迄流すことでボードにスピードと安定性が加わりハイパフォーマンスな動きに繋がる。

つまり簡単に言うと如何に水のエネルギーを逃さずに有効に使うかと言うとてもシンプルなことなんだ。言葉だと簡単だけど、サイドフィンの微妙な角度やコンケーブのあり方等、秘密が一杯なんだ。今しゃべっちゃたからもう秘密じゃなくなっちゃたな。(笑い)

たぶんみんなも経験した事があると思うけれど、スラスターはライディングしている最中にクィックになり過ぎてカットバックした時等に、水中でのエネルギーをロスしてパフォーマンスにルースさが加わってしまいその結果、ラインが途切れてスピードがダウンしてしまうことがある。

しかし、ボンザーはこうした細かなチューニングやセッティングによって、どんなポジションにいてもスピード、マニューバビリティーやスタビリティー(安定性)を失わず、サーフボードにポジティブな影響を与えストールしないでスムーズなラインをメイクする事ができるんだ。

まあ、考えてもどうせ分からないのでまずは乗ってみてください 笑。調子いいですから、ボンザー。


ラバー軍団も到着しました。オーダーいただいていた、ロングジョンにショートジョン、2ミリのタッパージャケットです。夏のウェットの準備はいまのうちにどーぞ。






新しいNALUが届きました…が、表紙からはいままでとは全く違う雰囲気が漂ってきます。ページをめくってみると、ロングボードはお取り扱いを止めてしまったような雰囲気。

真面目な雰囲気の「NALU」のロゴデザインのイメージはやっぱりロングボードですが、どうやらロングボードの雑誌じゃなくなっちゃった?

それだけサーファーの関心が、ロングボードというひとつのカテゴリーにとらわれずにクロスオーバーしてきているということなんでしょうか?

それにしても、根っこの部分が大きく変わってしまったようです。

私自身はロングボードとオルタナティブ系のボード、ニーボードにパイポ、全部大好きですが、やっぱり根っこはクラシックなロングボード。

そんな一個人として、ちょっと寂しく思いますが……内容的には嫌いじゃないので(笑)これからに期待してます!NALUさま。



気温も水温もあがって、海が気持ちいいシーズンになってきました。波乗りに行こう、という人も増えてきて、海の中はそろそろ混雑が始まってきているみたいです。これから波乗りを始めようかという人にとっても良い季節だと思いますが、混雑は初心者には少々厳しいかな。

私が波乗りをする湘南は混雑は正直言って常態です。真冬の平日の夜明け。まず人なんかいないでしょう、というようなときにでも波が立っていれば海の中はそれなりに混み合います。

暖かくなるとそれにさらに拍車がかかります。自分だけじゃありません。みんな波乗りしたいんです。だから、こればっかりはもう仕方がないことだとある意味達観していたりします。

とは言え、問題は目の前の込み合ったラインアップです。

無理やりピークに入り込んでいって、奥からガツガツと波を取れば、たくさんの波に乗れます。それなりの技術と体力が必要で、やりすぎると嫌われます。

他の人たちよりも沖に出て、セットだけを狙うというスタイル。待つことを忍耐と感じる人には、ストレスになるかもです。

浮力の大きなボードで無理やり波を取っちゃうこともできます。大きなボードをきちんとコントロールできないと、周囲の人が危険なことになります。

どうやったら波にたくさん乗れるか?みんなで考えましょう…。

なーんて全員が考えていたら、おそらく海の中は大変なことになると思います。

そんな殺伐とした海の中はイヤです。

だから、海の中でキャパを超えているなと感じたときにはアタマを切り替えて、楽しむことに専念することにします。海水浴だと思うしかありません(笑)オレはそんなのイヤだ、と思っても100万人のテイクオフにはかないません。

気持ちに余裕があると意外にいい波が回ってきたりすることだって、たまにですがあります。

そんなことやってらんねーという人は、ご自分の裁量と才量でお願いします。

私は気が弱いので(笑)波の取り合いでは譲っちゃうほうです。でも楽しむのは得意です。それでも、結構波には乗れて楽しめているので、多少遠慮していても波は回ってくるということです。一発乗ったら次はあんたが乗りなさ~い、でいいと思っています。たまには、カリカリしているときだってあります。人間ですから。

みんな大好きな夏ですもん、楽しみましょう。

さて、明日は波ありそうです。この時期は風が読みにくいのですがいまのところ朝はオフショアの模様。足はだいぶいいのですが、私は明日はお支払いデーなので行けないかなあ。今日済ませとけばよかった…。

ここは混雑なんてないのかしらん。




Visitor Map
Create your own visitor map!