MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
60
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
ショップのオープンは2001年。それ以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
還暦を過ぎて、BASIピラティスのマットインストラクターの資格を取得。年齢に関係なく調子良く動けるカラダ目指しています。
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8'9"XX(エイト ナイン ダブルエックス 笑)のシェイプが完成しました。アウトラインとボリュームのバランス、ボトムの流れ、どこをとっても「素晴らしい!」のひと言です。
ノーズ側です。アウトラインは細めのノーズから、ワイデストポイントはセンターよりもテール側に置かれています。

注目はこのボトム。ノーズ回りはラウンドです。そしてその後方、おそらくは両ひざを着くであろうと思われるポジションから、フィンへ向かうボトムの流れは見るからに走ってくれそうな勢いを感じます。見ていたら心拍数上がりました。本当です。
テールへかけてはラウンド気味のVEE。ニースタンスで横方向へスライドさせながらコントロールするイメージ。それに合わせてフィンは小さめが良いかと考えています。スタンディングのボードにしてもかなり楽しめそうなボトムです。
あとはラミネートです。出来上がったら私がセッティングを完成させてお渡しします。責任重大ですが楽しみです。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
カツカワミナミサーフボード、AC SHAPE
AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、AIDENTIFYウェットスーツ
ノーズ側です。アウトラインは細めのノーズから、ワイデストポイントはセンターよりもテール側に置かれています。
注目はこのボトム。ノーズ回りはラウンドです。そしてその後方、おそらくは両ひざを着くであろうと思われるポジションから、フィンへ向かうボトムの流れは見るからに走ってくれそうな勢いを感じます。見ていたら心拍数上がりました。本当です。
テールへかけてはラウンド気味のVEE。ニースタンスで横方向へスライドさせながらコントロールするイメージ。それに合わせてフィンは小さめが良いかと考えています。スタンディングのボードにしてもかなり楽しめそうなボトムです。
あとはラミネートです。出来上がったら私がセッティングを完成させてお渡しします。責任重大ですが楽しみです。
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プロジェクトXは、昨日の時点でこの状況です。細かいところを調整中です。先週のブログで8’8”と書きましたが、測ってみたら8’9”と1/2インチでした。ノーズからテールまで余すところなく使っった、フルブランクスレングスです。

フィンはシングルスタビで、フィンのポジションも決めました。センターBOXは通常のスタビと比較するとかなり前方です。形はシングルスタビですが、センターフィンとサイドバイトのバランスは通常のスタビとは違います。動きの要はセンターフィンだと考えています。
サイドフィンはあくまでも「きっかけ」と「支え」の存在だと考えて、トライフィンのような三つのフィンの関係性をくずして、サイドフィンとセンターフィンを近づけられるようにしました。センターフィンがハルのように前方寄りなので、テールが流れそうなターンのときにレールをキープしてバランスをとってくれることを期待しています。(ちょっとだけ遊びも入れてみました)
5’6”のニーボードと同じ動きは無理です、と言うより必要無いと思います。ニースタンスですが、位置づけはロングボードなんです。
それからもう一本もニーボードです。このカタチ、見覚えがあることと思います。
私のニーボードパラダイムを大きくシフトさせてくれた、川南正さんシェイプのフィッシュです。作ってください!と頼んだら、もうシェイプに取り掛かってくれました。
このニーボードです。レングスは5’2”。
デッキはノーズへ向かって、なだれのように薄く削り込まれています。

全く同じでは面白くないので、フィンはBOOGIEのこのダブルフォイルのフィンを付けてみます。フィンはウッドではなくグラスにしようかと考えています(少々お高いのです 笑)。
その他にもいろいろとシェイプが出来上がっていました。いろいろとやってますので、楽しみにしていて下さい。
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フィンはシングルスタビで、フィンのポジションも決めました。センターBOXは通常のスタビと比較するとかなり前方です。形はシングルスタビですが、センターフィンとサイドバイトのバランスは通常のスタビとは違います。動きの要はセンターフィンだと考えています。
サイドフィンはあくまでも「きっかけ」と「支え」の存在だと考えて、トライフィンのような三つのフィンの関係性をくずして、サイドフィンとセンターフィンを近づけられるようにしました。センターフィンがハルのように前方寄りなので、テールが流れそうなターンのときにレールをキープしてバランスをとってくれることを期待しています。(ちょっとだけ遊びも入れてみました)
5’6”のニーボードと同じ動きは無理です、と言うより必要無いと思います。ニースタンスですが、位置づけはロングボードなんです。
それからもう一本もニーボードです。このカタチ、見覚えがあることと思います。
私のニーボードパラダイムを大きくシフトさせてくれた、川南正さんシェイプのフィッシュです。作ってください!と頼んだら、もうシェイプに取り掛かってくれました。
このニーボードです。レングスは5’2”。
デッキはノーズへ向かって、なだれのように薄く削り込まれています。
全く同じでは面白くないので、フィンはBOOGIEのこのダブルフォイルのフィンを付けてみます。フィンはウッドではなくグラスにしようかと考えています(少々お高いのです 笑)。
その他にもいろいろとシェイプが出来上がっていました。いろいろとやってますので、楽しみにしていて下さい。
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お知らせ:7月2日(火)はお休みいたします。よろしくお願いいたします。
先週ご紹介した、長いニーボードが夢に出てきます。なにせ前例が無いのです。時間が空けば、そのことばかり考えています。アウトラインは決まりました。シェイプは活さんにお任せでばっちりです。
悩ましいのはフィンのセッティングです。フィンはシングルスタビですが、ヒザ立ちで乗ってコントロールするのですからスタンディングの場合とは変わってくるはずです。それは、5’6”のトライフィンでも同じことで、スタンディングのトライフィンよりもかなり前方寄りのセッティングになります。
考えているセッティングには2つのパターンがあります。どちらも良さそうなのですが、どちらが正解なのかはやってみなくちゃ分かりません。
後は出来上がったシェイプを見た上で決めるしか無いのですが、このブログを書いていて、たった今思いついたことがあります。イケるかもしれません。シェイプルームへ行くのが楽しみです。
長いニーボードもアリかと思ったのは、ライフセーバーの方がレスキューボード(マリブボードと呼ぶらしいです)で上手に波に乗るのを見たからです。この方も上手に操っています。
レスキューボードのボトムは、ノーズは強めのラウンドから入って、人が乗るところ付近からフラットか浅いダブルコンケーブで、エッジがしっかりと入っているようなレールをしてるものが多いみたいです。
前後のボリュームのバランスなど、パドルのためのボードだと考えると理解できるデザインです。サーフボードのように、ターンすることはあまり考えられていないように見えます。パドルしているときの安定性を高めて、効率よく前へ進むように考えられていると思います。
フィンは前寄りで、小さい(シングルフィンです)。サーフボードのフィンがテール寄りにあるのは、波の斜面でテールが横滑りしないようにすることと、(いわゆる横乗りスタンスで)スムースにターンするためです。
5’6”のニーボードと同じ動きは無理です。ロングボードと同じような動きを前提にして考える方が上手く行くと思います。ロングボードとショートボードでは乗り方は全く違います。それなら長いニーボードでしか使わない身体の動きもあるはず。これも今思いついたことですが、併せてそれも考えてみることにします。
これはもう、プロジェクトXですよ 笑。
先週ご紹介した、長いニーボードが夢に出てきます。なにせ前例が無いのです。時間が空けば、そのことばかり考えています。アウトラインは決まりました。シェイプは活さんにお任せでばっちりです。
悩ましいのはフィンのセッティングです。フィンはシングルスタビですが、ヒザ立ちで乗ってコントロールするのですからスタンディングの場合とは変わってくるはずです。それは、5’6”のトライフィンでも同じことで、スタンディングのトライフィンよりもかなり前方寄りのセッティングになります。
考えているセッティングには2つのパターンがあります。どちらも良さそうなのですが、どちらが正解なのかはやってみなくちゃ分かりません。
後は出来上がったシェイプを見た上で決めるしか無いのですが、このブログを書いていて、たった今思いついたことがあります。イケるかもしれません。シェイプルームへ行くのが楽しみです。
長いニーボードもアリかと思ったのは、ライフセーバーの方がレスキューボード(マリブボードと呼ぶらしいです)で上手に波に乗るのを見たからです。この方も上手に操っています。
レスキューボードのボトムは、ノーズは強めのラウンドから入って、人が乗るところ付近からフラットか浅いダブルコンケーブで、エッジがしっかりと入っているようなレールをしてるものが多いみたいです。
前後のボリュームのバランスなど、パドルのためのボードだと考えると理解できるデザインです。サーフボードのように、ターンすることはあまり考えられていないように見えます。パドルしているときの安定性を高めて、効率よく前へ進むように考えられていると思います。
フィンは前寄りで、小さい(シングルフィンです)。サーフボードのフィンがテール寄りにあるのは、波の斜面でテールが横滑りしないようにすることと、(いわゆる横乗りスタンスで)スムースにターンするためです。
5’6”のニーボードと同じ動きは無理です。ロングボードと同じような動きを前提にして考える方が上手く行くと思います。ロングボードとショートボードでは乗り方は全く違います。それなら長いニーボードでしか使わない身体の動きもあるはず。これも今思いついたことですが、併せてそれも考えてみることにします。
これはもう、プロジェクトXですよ 笑。
お知らせ:6月11日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。
J-BAYでのフィンレスサーフィンの映像です。フィンが無いので、レールとボトム全体を使ってコントロールする必要があります。必然的に腰を落とした低い姿勢で、ボードのセンター付近で狭いスタンスでのサーフィンになってきます。
今までフィンレスのサーフィンを見ていて別の意味でのインパクトが強かったせいで気が付かなったのですが、なんとなくニーボードに似てませんか?というかニーボードと同じようにヒザ立ちでも乗れそうな気がします。
ニーボードはスタンディングで言うと、スピードをつけるために加重するポジションと、フルレールを使えるポジションにスタンスします。そしてそこから動けません。なのでコントロールのもうひとつの要になるフィンをそこへ近づけます。ニーボード特有のセッティングの理由です。
フィンレスは逆の理屈です。フィンを使えない(無い)のでスピードとコントロールのポジションへスタンスしています。
ロングニーボードのオーダーをいただいているのですが、なにやら参考になりそうな気がしています。
そして、深いコンケーブとフルレールエッジのニーボードってもしかしたらフィンレスで乗れる?プローンなら?こんど試してみようと思います。
って、まずはこの身体をなんとかしなくちゃいけません。普通に歩けるようにはなったのですが、やっぱりまだ痛い。長時間座ると腰が固まるので、家からノートPCを持ってきて座ったり立ったりしながら仕事しています。
発症したのは先週の水曜です。明日で一週間ですが今回はちょっときついみたい。ピラティスの資格を考えるとちょっと焦りますが、過去のブログを読み返すと焦って再発させてしまったこともあったので、今はじっくりと治してやろうと思います。
11年前に最初にやったときが一番きつくて、そのときに再発させているのですが、そんなことはすっかり忘れています。その後のギックリ腰は比較的早く治っているのでそれに記憶が上書きされているみたいです。ブログはいろいろ役に立ちます 笑。
波乗りもピラティスも出来ませんが採寸はできます。ウェットオーダーお待ちしています。
AXXE CLASSIC、STEAMERウェットスーツ、オーダーフェア開催中です。
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J-BAYでのフィンレスサーフィンの映像です。フィンが無いので、レールとボトム全体を使ってコントロールする必要があります。必然的に腰を落とした低い姿勢で、ボードのセンター付近で狭いスタンスでのサーフィンになってきます。
今までフィンレスのサーフィンを見ていて別の意味でのインパクトが強かったせいで気が付かなったのですが、なんとなくニーボードに似てませんか?というかニーボードと同じようにヒザ立ちでも乗れそうな気がします。
ニーボードはスタンディングで言うと、スピードをつけるために加重するポジションと、フルレールを使えるポジションにスタンスします。そしてそこから動けません。なのでコントロールのもうひとつの要になるフィンをそこへ近づけます。ニーボード特有のセッティングの理由です。
フィンレスは逆の理屈です。フィンを使えない(無い)のでスピードとコントロールのポジションへスタンスしています。
ロングニーボードのオーダーをいただいているのですが、なにやら参考になりそうな気がしています。
そして、深いコンケーブとフルレールエッジのニーボードってもしかしたらフィンレスで乗れる?プローンなら?こんど試してみようと思います。
って、まずはこの身体をなんとかしなくちゃいけません。普通に歩けるようにはなったのですが、やっぱりまだ痛い。長時間座ると腰が固まるので、家からノートPCを持ってきて座ったり立ったりしながら仕事しています。
発症したのは先週の水曜です。明日で一週間ですが今回はちょっときついみたい。ピラティスの資格を考えるとちょっと焦りますが、過去のブログを読み返すと焦って再発させてしまったこともあったので、今はじっくりと治してやろうと思います。
11年前に最初にやったときが一番きつくて、そのときに再発させているのですが、そんなことはすっかり忘れています。その後のギックリ腰は比較的早く治っているのでそれに記憶が上書きされているみたいです。ブログはいろいろ役に立ちます 笑。
波乗りもピラティスも出来ませんが採寸はできます。ウェットオーダーお待ちしています。
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うねりは小さそうで海へは行かないつもりだったのですが、なぜか朝の4時半に目がぱっちりと目が覚め「海行くぞ」と、10’6”のグライダーと傍にあった5’2”のニーボードを積んで出かけました。
着いてみたら波はコシくらい。ロングボードなら普通に出来そうな波です。10’6”だったら十分に楽しめそうです(木曜日の朝のお話です)。
セット待ちのポジションよりも少しインサイド寄りで待っていると、緩いモモくらいのうねりが波待ちの人たちをすり抜けて近づいてきます。これは行けるなあと、パドルでタイミングを合わせるとそれだけでもう滑り出していました。
浮力が大きなボードが緩い斜面を滑り出すときのなんとも言えない独特の感覚。フワッと滑り出す感じは、無重力感とでも言えばいいんでしょうか。ロングボードが滑り出すときの感触をさらに柔らかくしたような、なんとも言えないグライダーならではの感触です。
ヒザ立ちになって滑りながら、波が立ち上がってくるのに合わせて立ち上がります。オレ流のグライダーのテイクオフのひとつです。波を滑る感触とスピード感が気持ちいいのです。
そこからは、崩れそうな波のリップと追いかけっこの真っすぐなダウンザラインです。大事なのは滑ること、滑らせること。そしてスピードです。ボードの上での身体の「型」を決めたら、そのまま真っすぐ。波に合わせる必要があれば次の「型」に移ってトリミング。そして戻って、また真っすぐの「型」。余計な動きは滑るラインを乱します。
大きなボードのグライド感とスピードが最高に気持ちがいいのです。派手な動きはありません。波に合わせて滑らせるだけ。そんなのがグライダーです。
そんなことをたっぷり楽しんで、岸まで乗り継いだらプルアウト。ゆっくり沖へと戻って、待つ間も無く来たうねりにパドルして岸まで…の繰り返しでもう何本乗ったか分からないくらいたくさん波に乗りました。
このグライダー、10’6”と長いですがコントロールはとても軽いのです。その気になれば、9’3”のTOTOと同じ動きができると思いますが、それは緊急時だけにしておきます。人が多いところで乗るつもりはありませんが、大きくてスピードが出るので急には止まれません。危険回避の技術は必須です。
この大きなボードが軽く感じるのは、ボードのデザインに加えて別の理由がありそうです。それはまた別の機会に書いてみようと思います。
そんな感じで、たっぷりお腹いっぱいに波に乗りました。やっぱりグライダー最高です。老後ボードとしてキープ決定です 笑。
小さい波でしたが、潮の上げのせいか入ったときより少し上がってきたので、お腹いっぱいのグライダーから、5’2”のニーボードにチェンジです。
前回サイズアップしたときにうまく乗れずに振り落とされた、じゃじゃ馬です。乗れなければプローン(腹ばい)で滑るのも面白そうだと再トライです。絶対に攻略してやると言ったでしょ。
前回の感触から、乗り方をなんとなくイメージしていました。ぺらぺらのノーズと極端に厚いテール、内側に入ったダブルフォイルのキールフィン。ポイントはテールのボリュームの使い方ではないかと考えていました。
これでっせ 笑。
長くなるので結論から言いますが、このニーボードかなり面白いです。そしてかなり変。
変で面白いのです。振り落とされたのは、ボリュームがあるテールを波のフェイスに入れることが出来ずに弾かれたからだと思います。なので今回はそこを意識して乗ってみました。波も前回とは打って変わってコシくらいの優しい波です。
どう変なのかは、変なのでうまくお伝えできません。ボリュームがある部分に重心を置きながらのダウンザラインは普通に滑って気持ちが良いです。そこからのカットバックは、いつものように戻る方向のレールは食い込ませず(そもそも厚いので食い込まない)、軽く滑らせる感じで回転させると、ぜんぜん軽快ではありませんがレールで反発しながらフィンに支えられてボードが回ってきます。
その感触がまず変。それからリエントリーですが、フィンがレールから離れているせいで抜けます。ずるずるとボトムへ横滑りしながら滑り降りて、ボトムでグリップしてまた走り始めます。このフィンが抜けている状態がコントロールできるルースさで、これがとても面白い感触なのです。ターンするときには、結構な量のスプレーがバシャッと飛ぶ音が聞こえてきます。
これは前方で波が崩れ始めるようなセクションでも同様で、崩れたところへ当てて先へ抜けて行こうとすると、フィンが抜けてボトムへ落ちます。そしてそこでグリップしなおして走り出します。
おそらくニースタンスだからコントロールできているとおもいます。スタンディングだったらひっくり返ってます。
こんなボード初めてです。波が大きいと怖い動きですが、このときくらいのコンディションならかなり楽しめます。そして変です 笑。
膝立ちできなさそうなときは、腹ばいです。腹ばいでは、ほとんど動けませんがよく滑ります。それも気持ち良い。すっかり気に入ってしまって、持ち主(川南正さん)が乗らなくなったら譲ってくださいとお願いしております。
T・K ニーボードシリーズ、次はシングルフィンに挑戦です。
10’6”も5’2”も小波でしたが、どっちも最高でした。グライダーはその大きさから、そしてニーボードはフィッシュという形とレールのボリューム、ニースタンスでのボードとの一体感、そして波への近さ。5フィート以上も差がありますが、どちらも波を滑る感触、グライド感は最高です。
どちらもグライド。滑ることを楽しむ。私にとってのテクニックは、気持ちよく波を滑るためのものだけで十分です。
波の上を滑ることの気持ち良さ、そんなシンプルな楽しみ方をあらためて教えてくれたグライダーとニーボードでした。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
AXXE CLASSICオーダーフェア開催中 オーダー無料でお作りします。
STEAMERウェットスーツ オーダーフェア開催中 3/3、3/2ミリフルスーツ、ロングジョン&ジャケットが10%オフ
どちらも5月6日(月)まで。
ZERO ウェットスーツ、AIDENTIFYウェットスーツ、オーダー料無料にてお作りします。

着いてみたら波はコシくらい。ロングボードなら普通に出来そうな波です。10’6”だったら十分に楽しめそうです(木曜日の朝のお話です)。
セット待ちのポジションよりも少しインサイド寄りで待っていると、緩いモモくらいのうねりが波待ちの人たちをすり抜けて近づいてきます。これは行けるなあと、パドルでタイミングを合わせるとそれだけでもう滑り出していました。
浮力が大きなボードが緩い斜面を滑り出すときのなんとも言えない独特の感覚。フワッと滑り出す感じは、無重力感とでも言えばいいんでしょうか。ロングボードが滑り出すときの感触をさらに柔らかくしたような、なんとも言えないグライダーならではの感触です。
ヒザ立ちになって滑りながら、波が立ち上がってくるのに合わせて立ち上がります。オレ流のグライダーのテイクオフのひとつです。波を滑る感触とスピード感が気持ちいいのです。
そこからは、崩れそうな波のリップと追いかけっこの真っすぐなダウンザラインです。大事なのは滑ること、滑らせること。そしてスピードです。ボードの上での身体の「型」を決めたら、そのまま真っすぐ。波に合わせる必要があれば次の「型」に移ってトリミング。そして戻って、また真っすぐの「型」。余計な動きは滑るラインを乱します。
大きなボードのグライド感とスピードが最高に気持ちがいいのです。派手な動きはありません。波に合わせて滑らせるだけ。そんなのがグライダーです。
そんなことをたっぷり楽しんで、岸まで乗り継いだらプルアウト。ゆっくり沖へと戻って、待つ間も無く来たうねりにパドルして岸まで…の繰り返しでもう何本乗ったか分からないくらいたくさん波に乗りました。
このグライダー、10’6”と長いですがコントロールはとても軽いのです。その気になれば、9’3”のTOTOと同じ動きができると思いますが、それは緊急時だけにしておきます。人が多いところで乗るつもりはありませんが、大きくてスピードが出るので急には止まれません。危険回避の技術は必須です。
この大きなボードが軽く感じるのは、ボードのデザインに加えて別の理由がありそうです。それはまた別の機会に書いてみようと思います。
そんな感じで、たっぷりお腹いっぱいに波に乗りました。やっぱりグライダー最高です。老後ボードとしてキープ決定です 笑。
小さい波でしたが、潮の上げのせいか入ったときより少し上がってきたので、お腹いっぱいのグライダーから、5’2”のニーボードにチェンジです。
前回サイズアップしたときにうまく乗れずに振り落とされた、じゃじゃ馬です。乗れなければプローン(腹ばい)で滑るのも面白そうだと再トライです。絶対に攻略してやると言ったでしょ。
前回の感触から、乗り方をなんとなくイメージしていました。ぺらぺらのノーズと極端に厚いテール、内側に入ったダブルフォイルのキールフィン。ポイントはテールのボリュームの使い方ではないかと考えていました。
これでっせ 笑。
長くなるので結論から言いますが、このニーボードかなり面白いです。そしてかなり変。
変で面白いのです。振り落とされたのは、ボリュームがあるテールを波のフェイスに入れることが出来ずに弾かれたからだと思います。なので今回はそこを意識して乗ってみました。波も前回とは打って変わってコシくらいの優しい波です。
どう変なのかは、変なのでうまくお伝えできません。ボリュームがある部分に重心を置きながらのダウンザラインは普通に滑って気持ちが良いです。そこからのカットバックは、いつものように戻る方向のレールは食い込ませず(そもそも厚いので食い込まない)、軽く滑らせる感じで回転させると、ぜんぜん軽快ではありませんがレールで反発しながらフィンに支えられてボードが回ってきます。
その感触がまず変。それからリエントリーですが、フィンがレールから離れているせいで抜けます。ずるずるとボトムへ横滑りしながら滑り降りて、ボトムでグリップしてまた走り始めます。このフィンが抜けている状態がコントロールできるルースさで、これがとても面白い感触なのです。ターンするときには、結構な量のスプレーがバシャッと飛ぶ音が聞こえてきます。
これは前方で波が崩れ始めるようなセクションでも同様で、崩れたところへ当てて先へ抜けて行こうとすると、フィンが抜けてボトムへ落ちます。そしてそこでグリップしなおして走り出します。
おそらくニースタンスだからコントロールできているとおもいます。スタンディングだったらひっくり返ってます。
こんなボード初めてです。波が大きいと怖い動きですが、このときくらいのコンディションならかなり楽しめます。そして変です 笑。
膝立ちできなさそうなときは、腹ばいです。腹ばいでは、ほとんど動けませんがよく滑ります。それも気持ち良い。すっかり気に入ってしまって、持ち主(川南正さん)が乗らなくなったら譲ってくださいとお願いしております。
T・K ニーボードシリーズ、次はシングルフィンに挑戦です。
10’6”も5’2”も小波でしたが、どっちも最高でした。グライダーはその大きさから、そしてニーボードはフィッシュという形とレールのボリューム、ニースタンスでのボードとの一体感、そして波への近さ。5フィート以上も差がありますが、どちらも波を滑る感触、グライド感は最高です。
どちらもグライド。滑ることを楽しむ。私にとってのテクニックは、気持ちよく波を滑るためのものだけで十分です。
波の上を滑ることの気持ち良さ、そんなシンプルな楽しみ方をあらためて教えてくれたグライダーとニーボードでした。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
AXXE CLASSICオーダーフェア開催中 オーダー無料でお作りします。
STEAMERウェットスーツ オーダーフェア開催中 3/3、3/2ミリフルスーツ、ロングジョン&ジャケットが10%オフ
どちらも5月6日(月)まで。
ZERO ウェットスーツ、AIDENTIFYウェットスーツ、オーダー料無料にてお作りします。
そろそろシェイプの順番が回ってきそうなので、オーダーの内容を改めて確認しています(自分のです)。ボードはニーボードとプリモ 8’4”。
そうです。何本目かは忘れましたが、まーた8’4”です 笑。サイズやシェイプは変わらずで形は同じですが、目立たない部分で変わってくると思います。どう変わるかは今の段階ではまだ分かりません。ブランクスを見て、そしてそれが実際に形になってからです。(という訳ですので、現在使っている8’3”をユーズドでお出しようと思います。興味ある方はお問い合わせください。)
ニーボードの方は新しいシェイプです。ボトムを変えてみようと考えています。これまでの一連のニーボードはシングルコンケーブオンリーでした(シングルフィンは別です)。それをVEEにしてみようと考えています。
アウトラインはシングルウィングのラウンドテール。フィンはトライで、レングスは5’8”です。ラウンドテールはスワローよりも細かい動きができます。VEEになるとルースさも出て、さらに反応が良くなると思います。
それにプラスしてスピードの要素として、アウトラインをできるだけストレートにするためにウィングを入れてみようと考えました。
スワローテールでは良い結果が出ています。最初のスワローはウィング無しでした。
ウィングを入れたアウトラインです。ウィングの前まではアウトラインがよりストレートになっているのが分かると思います。
このアウトラインの差で、走っているときとターンに入るときのメリハリがはっきりとします。ボトムターンを伸ばしたいときには、ヒザの横のストレートなラインの部分に伸びやかに体重を載せていく意識です。それでとてもスムースに波の先へと走ってくれます。そういうときのボードとの一体感もニーボードの面白さ、気持ちよさの一部分です。結構、繊細な感覚かもしれません。
前方のウィングの位置にサイドフィンがあるのですが、ターンのときはヒザへの加重をきっかけにして、上体からリードするように体重を載せていくとスネから足先へかけてが自然と上体のひねりに引き込まれるようにレールとテールを押し込んでいきます。
そうするとその部分(ウィングのあたり)が自然と機能しはじめてドライブしながらターンしていってくれます。そこからは足先でのデッキへのプッシュの力加減でターンをトリミングしていきます。
ラウンドテールのアウトラインではこんなイメージです。分かりやすいようにアウトラインを大げさに描いてみました。ラウンドテールでは、テールが絞られるのでよりウィングの部分を感じやすいのではないかと思います。
ウィングの役割は、それぞれのデザインによって違う目的と役割があると思います。今回のこのニーボードの場合は、ウィングまでのラインをよりストレートなアウトラインにして、ウィングを入れることでそこからは違うライン(より細いライン)へとつなげることが主な目的です。
おそらくウィングはこのニーボードと同じように、アウトラインを作る二次元的な作業過程から考えられ、その後のシェイプという造形作業の過程で三次元化され、サーフボードのデザインの一部として、様々な機能を付加される存在になったんじゃないでしょうか?
このニーボードの場合は前方のウィングとサイドフィンは、ほぼ同じ位置になります。トライフィンはサイドフィンとセンターフィンが同時に働いてはじめてトライフィンとして機能するのは何度もこのブログで書いてきています。(そのための乗り手の役割も)
アウトラインを見ると、ウィングで絞り込まれる直前にサイドフィンがあって、絞られた後のそれでもワイドがあるポジションにセンターフィンがくるセッティングはニーボード独特のスピード、そしてルースさをポジティブにコントロールするラディカルなマニューバを生み出しているとも考えられます。これはニーボードならではのことで、スタンディングとは違う点でもあります。
シングルウィング ラウンドテール、そしてVEE。それがどんな感覚をくれるのか?楽しみです。そして、マイナーチェンジのプリモ8’4”にも多いに期待しています。
その昔、ジョージ・グリノウはスプーンと呼ばれるニーボードで、サーフボードを短く変えていく大きな動きを作りだしたのですが、ボードと身体の接点が大きいニーボードはサーフボードからのフィードバックをとても強く、かつ繊細に感じるものです。それだけボードとの一体感が強い道具なのです。
そうです。何本目かは忘れましたが、まーた8’4”です 笑。サイズやシェイプは変わらずで形は同じですが、目立たない部分で変わってくると思います。どう変わるかは今の段階ではまだ分かりません。ブランクスを見て、そしてそれが実際に形になってからです。(という訳ですので、現在使っている8’3”をユーズドでお出しようと思います。興味ある方はお問い合わせください。)
ニーボードの方は新しいシェイプです。ボトムを変えてみようと考えています。これまでの一連のニーボードはシングルコンケーブオンリーでした(シングルフィンは別です)。それをVEEにしてみようと考えています。
アウトラインはシングルウィングのラウンドテール。フィンはトライで、レングスは5’8”です。ラウンドテールはスワローよりも細かい動きができます。VEEになるとルースさも出て、さらに反応が良くなると思います。
それにプラスしてスピードの要素として、アウトラインをできるだけストレートにするためにウィングを入れてみようと考えました。
スワローテールでは良い結果が出ています。最初のスワローはウィング無しでした。
ウィングを入れたアウトラインです。ウィングの前まではアウトラインがよりストレートになっているのが分かると思います。
このアウトラインの差で、走っているときとターンに入るときのメリハリがはっきりとします。ボトムターンを伸ばしたいときには、ヒザの横のストレートなラインの部分に伸びやかに体重を載せていく意識です。それでとてもスムースに波の先へと走ってくれます。そういうときのボードとの一体感もニーボードの面白さ、気持ちよさの一部分です。結構、繊細な感覚かもしれません。
前方のウィングの位置にサイドフィンがあるのですが、ターンのときはヒザへの加重をきっかけにして、上体からリードするように体重を載せていくとスネから足先へかけてが自然と上体のひねりに引き込まれるようにレールとテールを押し込んでいきます。
そうするとその部分(ウィングのあたり)が自然と機能しはじめてドライブしながらターンしていってくれます。そこからは足先でのデッキへのプッシュの力加減でターンをトリミングしていきます。
ラウンドテールのアウトラインではこんなイメージです。分かりやすいようにアウトラインを大げさに描いてみました。ラウンドテールでは、テールが絞られるのでよりウィングの部分を感じやすいのではないかと思います。
ウィングの役割は、それぞれのデザインによって違う目的と役割があると思います。今回のこのニーボードの場合は、ウィングまでのラインをよりストレートなアウトラインにして、ウィングを入れることでそこからは違うライン(より細いライン)へとつなげることが主な目的です。
おそらくウィングはこのニーボードと同じように、アウトラインを作る二次元的な作業過程から考えられ、その後のシェイプという造形作業の過程で三次元化され、サーフボードのデザインの一部として、様々な機能を付加される存在になったんじゃないでしょうか?
このニーボードの場合は前方のウィングとサイドフィンは、ほぼ同じ位置になります。トライフィンはサイドフィンとセンターフィンが同時に働いてはじめてトライフィンとして機能するのは何度もこのブログで書いてきています。(そのための乗り手の役割も)
アウトラインを見ると、ウィングで絞り込まれる直前にサイドフィンがあって、絞られた後のそれでもワイドがあるポジションにセンターフィンがくるセッティングはニーボード独特のスピード、そしてルースさをポジティブにコントロールするラディカルなマニューバを生み出しているとも考えられます。これはニーボードならではのことで、スタンディングとは違う点でもあります。
シングルウィング ラウンドテール、そしてVEE。それがどんな感覚をくれるのか?楽しみです。そして、マイナーチェンジのプリモ8’4”にも多いに期待しています。
その昔、ジョージ・グリノウはスプーンと呼ばれるニーボードで、サーフボードを短く変えていく大きな動きを作りだしたのですが、ボードと身体の接点が大きいニーボードはサーフボードからのフィードバックをとても強く、かつ繊細に感じるものです。それだけボードとの一体感が強い道具なのです。
朝早くはまだこんな感じ。潮は上げ気味でブレイクは厚め、人も少なくて久しぶりのグライダーを持ち出すには良さそうなコンディションでした。遠くのブレイクには誰も入っていないのでそこでやってみようと久しぶりの10フィートオーバーのボードです。
パドルのスピードは異常 笑(速い)。パドルでどこへでも行けそうな勢いでグングン進んでくれるのが気持ちが良い。あんまり進むので、目的地へ行く前にあちこちと寄り道してしまいました。波が無い日にはパドルボードで遊べます。
こんなでっかいボード、久しぶりでちゃんと乗れるのかと、緩く盛り上がったうねりにパドルすると、スーッと滑り出すあの感覚。まずはニースタンスになって、浮力が大きなボードが波の上を滑っていく感触を楽しんで、ゆっくりと立ち上がります。
潮が多いうねりは波のトップが崩れそうになりながらも、トロリとしたうねりのまま海水の斜面を保って岸へと近づいていきます。波の先へ出そうなボードを、ピークの方向へ身体を軽く開きながら体重を載せるとスムースに向きが変わって、波の奥へと戻って行きます。
岸が近づいてきたところで、半歩後ろへ下がってノーズを持ち上げ、波の向こう側へプルアウト。反応はゆっくりですが、それほど重たくありません。
フィンは9インチを付けてみました。見た目には小さめでも、特に問題は無さそうです。
普段のロングボードと同じだと面白くないので、うねりからの早い滑り出しのタイミングを掴もうと、いろいろ試してみました。ボードが大きいと滑り出しは早いのはその通りですが、大きい分、パワーも必要です。
気温と水温はこの時期にしては高めです。裏起毛素材のウェットは暑そうなので、起毛無しのZEROのエアドームでしたがそれでも暑く、顔に汗をかいているのが分かりました。ブーツも不要です。天気が良ければもう3フルで大丈夫だと思います。
暑くてのどが乾いて、頭もボーっとしてヤバそうな感じになってきたのでいったん戻って水分補給です。よっぽど水分が足りていなかったのか、500mⅼの水のボトルを一気に飲み干してしまいました。
10’6”のグライダー、とりあえずいい感じです。大きさの割にコントロールは大変じゃありません。それでもロングボードと比べて動きはゆっくりですぐに止まらないしで、人が多いところでは止めとこうと思います。今朝のように潮が多くて波が厚かったりで、人が集まっていないタイミングで楽しもうと思います。
水分補給してエネルギーも軽く補給したら、次はぐっと短く、マイナス5フィートして5’6”のニーボード。潮が引いてうねりも朝より上がってきました。
タイミングが合わず、昨年から乗っていなかったこのニーボードです。
ステップボトムもそうなんですが、他にも試みを盛り込んでもらった、AC SHAPEのシングルフィン。(どういう試みかはまた後で書きます)
いきなり5フィート短くなると違和感が凄いんじゃないか?と思われるかもしれませんが、ニーボードは別腹と言いますか、フィンを履いての海への入り方からして違うのでアタマもカラダもすぐに切り替わります。サーフィンには変わりありませんが、別の物なんです。
さっきよりもマイナス5フィートでも、テイクオフは正直申しましてニーボードの方が楽で簡単です 笑。
沖へパドルアウトして、ちょうど入ってきた数本のセット。目の前に盛り上がった波にボードをクルリと返し、キック一発で滑り出します。
滑り出してビックリです。ライン上に1人いるなと横目で見ながら滑り出したのですが、その人が避ける間もなくそこまで一直線。余裕があると思っていたら、それの上を行くスピードにビックリしたんです。
その人の横をすり抜けて、さらに先へ…。
決して誇張はしていません。このステップボトムが出来上がったときに、海外のニーボードのSNSに画像を投稿したのですが、元ワールドチャンプのアルバート・ムニョスを始め、世界のたくさんのニーボーダーから「こりゃ凄い」「飛ぶよ!」というコメントをもらったのですが、まさにその「飛ぶよ!」で「飛んでるよ!」なんです 笑。
テールから10”1/2のところにステップ(段差)が入っています。船舶のデザインを使ったもので、水流の抵抗を減らして揚力を発生させる仕組みです。
それがサーフボードのスピードで機能するのかどうかが一番の関心事だったのです。でもしっかり機能していると思います。とにかく速い。他のいろんな要素、例えばニーボードで一番やりたかったといつも言っているカービングを置いといても、このスピードは特別だと思いました。
動きも悪くありません。テールの動きを軽くする働きもあると思います。
面白いのは活さんのシングルフィンとの対比です。活さんのシングルは本当になめらかに滑ってくれて、ターンではフィンのしなり(どちらも同じ、9インチのフレックス使ってます)を多いに感じるのですが、このステップボトムではそのしなりはほとんど感じません。レール形状の違いで、このボードのフルレールのエッジが効いて、レールエッジでターンを支えている部分が多いんじゃないかと思います。
フィンはもう少し小さいもので良いかもしれません。次は小さめで試してみようと思います。
でも何を置いてもこのスピードは最高です。(二郎さんじゃありませんが)ステップボトムは本当に飛びます 笑。
そして最初に書いた、このボードのもうひとつの試みはボリュームと重量です。オーダーのときに「ブランクスの範囲内で最大限にボリュームをつけてください」とお願いしてシェイプしてもらったので、かなりボリュームがあります。
ラミネートも重量が出るように巻いてもらっています。小さいですがしっかりとした重量があります。つまりボリュームたっぷりで重たい5’6”なのです。
それは、ある大波乗りのサーファーから聞いた話(知り合いの知り合いで間接的です)で、彼が自分でシェイプしたガンは、レングスは7’2”のツインフィッシュでボリュームは4インチオーバー、本当に重くラミネートされているのですが、なんとそのたった7’2”の長さでJAWSの大波をメイクしてしまったという話です。
この話を聞いて思い浮かんだのは活さんのBOOGIEです。ノーズからテールまでボリュームたっぷりで、重たいラミネート。BOOGIEはJAWSは無理です 笑。でもBOOGIEの理論の確かさと面白さの秘密がそこに隠れていると気が付いた話でした。
このニーボードはその話から”ボリュームがあって重たい”ということをベースにしました。ステップボトムという、ハイドロダイナミクスにフィットするのではないかと考えたんですが、たぶんそれは正解だったんじゃないかと思います。
そんな訳で昨日は、二本とも最高でした。こんなボードを作ってもらえる私は幸せもんです。皆さんも、調子良いボードを手に入れたければ一度ご相談ください。
MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
AXXE CLASSICオーダーフェア開催中です。5月6日(月)まで。オーダー無料でお作りします。
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昨年から長いニーボードを作れませんか?というご相談をいただいていました。長いニーボード、つまりニーボードのロングボードです。ロングボードに乗っているとき、ニーパドルの姿勢で滑ることがあります。確かにあの感覚は悪くないものだと思いますが、問題はコントロールです。
ニーボードは、5’6”~5’10”くらいのサイズで作ることが多いです。そのくらいのサイズなら、ヒザを載せて滑らせるポジションとコントロールするポジションを同じ位置に持ってこられるので問題はありません。
それが長くなってくると、コントロールするために加重するポジションがライディングのポジションから遠くなってきます。スタンディングなら後ろ足で加重して、ということになるのですが両ひざを揃えて真っすぐ前を向いているとそうも行きません。腕を後ろへ回してテールに加重して、というやり方もありますが、それではただ座って滑っているだけで、ニーボードとは言えません。
ニーボードの形やフィンのセッティングが特殊なのは、そういう事情があります。
ボードは長くなったとしてもコントロールのポジションをヒザを着く位置、つまりボードの前方へ持ってこなくてはいけません。ロッカーやボトムのデザインはイメージ出来るのですが、コントロールの要となるフィンのセッティングが難しい。
トライフィンはフィンの近くに加重してコントロールする必要がありますから、乗る位置に近づけてくると(前方へ持ってくると)センターフィンが役に立たなくなってきます。
それならばセンターフィンが無いクアッドか?と考えましたが、クアッドはセッティングが微妙で厄介です。それを、おそらく誰もやっていないと思われるロングニーボードで、いきなり試みるのはリスクが大きい。
さて、どうしようと数か月のあいだオーダーシートをPCの横の壁に貼り付け、忘れては思い出しを繰り返しながら考えていたところで出会ったのがフェイスブックの動画です。埋め込みが出来ないのでリンクを貼っておきます。https://fb.watch/u-nKLgfIIM/
楽しそうに滑ってるじゃないですか。早速、ボード見せてください!とメッセージを送って、撮影してくれたのがこの画像です。ボードはもともとSUPでサイズは265cmということだったので、8’8”くらいです。
何よりフィンです。漠然とハルのようにフィンを前に持ってきたシングルフィンも考えていたのですが動きが重そうで、なんとなくニーボードっぽく無いなとそこで思考が停滞していました。(シングルスタビはどうも私のアタマの中には無いらしい)
サイドフィンがあればニーボードっぽくなりそうです。ついでにサイドフィンの少し後ろにフィンを付けられるようにしておけば、クアッドも試すことができるかなあ~?と色気を出したりもしています。
アウトライン、ロッカー、ボトム(はオールVEEか)、フィンの位置など、具体的に形にするには課題が盛りだくさんですが、俄然やる気が湧いてきました。長さは8’6”~8’10”くらいの予定です。上手く行くと思います。
活さん、また悩ませてしまうと思いますが、よろしくお願いいたします。
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AXXE CLASSIC フルスーツをオーダーいただいた方に、もれなくウェット専用ハンガープレゼント!
ニーボードは、5’6”~5’10”くらいのサイズで作ることが多いです。そのくらいのサイズなら、ヒザを載せて滑らせるポジションとコントロールするポジションを同じ位置に持ってこられるので問題はありません。
それが長くなってくると、コントロールするために加重するポジションがライディングのポジションから遠くなってきます。スタンディングなら後ろ足で加重して、ということになるのですが両ひざを揃えて真っすぐ前を向いているとそうも行きません。腕を後ろへ回してテールに加重して、というやり方もありますが、それではただ座って滑っているだけで、ニーボードとは言えません。
ニーボードの形やフィンのセッティングが特殊なのは、そういう事情があります。
ボードは長くなったとしてもコントロールのポジションをヒザを着く位置、つまりボードの前方へ持ってこなくてはいけません。ロッカーやボトムのデザインはイメージ出来るのですが、コントロールの要となるフィンのセッティングが難しい。
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それならばセンターフィンが無いクアッドか?と考えましたが、クアッドはセッティングが微妙で厄介です。それを、おそらく誰もやっていないと思われるロングニーボードで、いきなり試みるのはリスクが大きい。
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お知らせ:3月26日(火)はお休みいたします。よろしくお願いいたします。
KSUSA「KNEEBOARD SURFING U.S.A.」の20周年を記念して作られた映像です。私がニーボードを始めたばかりで分らないことばかりだった20年前もそうですが、ニーボーダーというマイノリティにとっての貴重な存在であり続けています。
パドルとキックで波のキャッチがイージーで早く、その気になればショートボードよりも速い動きのマニューバができて、フルレールのカービングは最高。ただ滑るだけでも波のすぐ近くでスピード感たっぷりのクルージングが楽しめるなんていう乗り物は他には無いと思います。
ニーボードやってきて本当に良かったと思います。歳取ってきたらよりそんな気持ちが強くなってきたように思います。
AXXE CLASSICオーダフェア開催中 5月6日まで。
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今朝です。昨晩抜けた低気圧のうねりはたっぷり残りました。ちょっと残り過ぎです。昨夜は比較的早い時間にオフショアに変わっていたので、朝には波はまとまってカタ・アタマくらいの良い波をニーボードで走り回る~、などと好き勝手なことを考えていましたが、沖へも行けなそうです。
車を走らせて他のポイントを見ましたが、他もイマイチまとまらない感じで、うねりだけが大きいという大変そうなコンディションです。おとといのブログで「海の上でまったりしそう」なんて書きましたが、それはちょっと無理。
これは少し落ち着くまで待つしかなさそうと、いつものところに戻って海を眺めていました。セットが入ってふと視線を遠くへ移すと、何やら記憶が呼び覚まされるような波が崩れています。
いつだっけ?と、ブログをたぐってみたら2008年です。10何年前?(計算できない)。2008年2月27日なので、だいたい今ごろの季節です。ニーボードでやって、今でもしっかりと覚えている波です。このときです。「いいなみ」2008年2月27日
その後も夏の台風のときに同じポイントで、いい波に乗った記憶があります。インサイドが海底のワカメが見えるほど急に浅くなって、うねりが急激に掘れてくるニーボードにばっちりのリーフです。
潮が引いたリーフの上をセットの波からの危険回避で、横向きにコロコロと転がった記憶が戻ってきました 笑。
しばらく見ていると、波もまとまっていて走れるフェイスが十分ありそうです。
時間も迫ってきていたので、少しでも乗れればと思い入ってみることにしました(店は時間通りにオープンしますよと言ったでしょ)。
写真撮るの忘れましたが、ボードは下の記事で紹介したツインフィンです。乗ってみたかったんです。レングスは5’2”で、ノーズはペラペラです。凄いでしょ。
どんな感じかと、恐る恐るボードに乗ってパドルをしてみましたが、全然普通なのに拍子抜け。厚みのバランスは結構極端ですが、その見た目とは違ってボードの上でパドルしている感覚に変わったところは感じられません。極めて普通です。浮力は見た目以上、予想以上です。
しかし、沖から引っ切り無しにスープが押し寄せてきます。こりゃジジイのパドルでは沖行けないかなあと思って横を見たら、私より先に入ったショートボードの人がドルフィンしています。それを見て、自分だけじゃないんだ(笑)と気を取り直してパドル再開です。
でも、昨日のアドバンスコースのピラティスのダメージは残って無いみたいです。
前もそうでしたが急に浅くなるので、結構掘れるんです。いつものポイントの優しい波と違う、巻き上がってくるような波の表情に「見逃してくれよー」と言いながらパドルを続け、目の前に割れる波をボードしっかりと握ってなんとかくぐり抜け、やっとセットの波が収まったなあと回りを見回したら沖に着いていました。
セットはアタマくらいで掘れて崩れてくるチューブっぽい波。とてもきれいな形です。沖には上手なショートボードの人が一人。
予定通り、ちょっとまったりしたりして 笑。
うねりはどんどんやってきます。乗れそうに盛り上がったうねりでも、さらに波が切り立つタイミングに合わせないとここの波は乗れないのは、パドルアウトの途中で思い出しています。
まずは横へ真っすぐ行ってみようと、小さめのセットにタイミングを合わせ、ポンとキックで滑り出します。ここ2~3年でニーボードを何本も作ってお出ししていますが、最初は慣れないかもしれませんが、フィンは本当に強い味方になります。諦めずぜひマスターしてください。
特に考えずいつもの感じで両ひざを着いて滑り出したら、スムースなこと。まさにフィッシュ!という感じです。
これは良さそうだとターンを入れてみることに。滑り始めて、ボトムへはあまり深く降りずにフェイスへ戻りつつレールを入れ替えようとしたら、急に挙動不審な動きをし始めました。
なんとなくアレに似てます。ニーボードを始めたばかりのころ、スタンスを後ろ気味にとってしまってノーズがバタついてしまうアレです。さっきは気持ち良く走ったよなーと、もう一発突っ込んでみたら、今度は振り落とされました。じゃじゃ馬です。
巻いてくる波なので板に当たらないように頭を守って巻かれ(ニーボードは板と身体が近いので一緒に巻かれます。逃げ方もマスターしましょう。)、浮き上がったところで今日この板に乗るのは止めた方が良いかもとネガティブな気持ちが湧いてしまったら、もうすっかり消極的です。
資格試験に合格するまで、今は絶対にケガしたくない時期だし、どうしようと考えてやっぱり止めとくことにしました。
横っ走りはとても気持ちが良いのです。もしかすると(スタンディングで)フィッシュに初めて乗ったときと似ているかもしれません。
波が良いので乗り慣れたトライフィンなら楽しめそうだと、クルマへ戻って時間を見たら、もう時間切れ。今日は4~5本乗って終了です。
普通のフィッシュのニーボードは問題無く乗れるんですが、やっぱりこいつは普通じゃないということか?次はいつものポイントの優しい波で乗ってみます。絶対に攻略してやります。(このフィッシュ・ニー、かなり面白いボードでした)
ウェットはAXXE CLASSICのU-ZIPを着てましたが、脱いでみたら全然濡れていないところが結構あってビックリ。防水性高いです。
そのAXXE CLASSICの2024年春夏スタイルブックが届きました。
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