MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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STEAMERさんの試作品が届きました。ご覧の通り、スタイルはロンスプです。試作したのは背中側です。背中のジッパーにストレッチファスナーを使ってみました。


AXXE CLASSICのU-ZIPモデルやオートジップシステムに使われているジッパーと同じ、柔軟性があるジッパーです。

最初は失敗しました。着てみたのはいいけれど、スライダーが引っかかってジッパーが下がらず脱げない 笑。一人で身体をクネらせながらなんとか脱ぎましたが、ただジッパーを替えればいいだけじゃありませんでした。

さて何がダメなんだろうと、ウェットマニアの本領発揮です 笑。あれこれ考え、職人さんと話し合った結果、ジッパーを固定する熱圧着テープの位置がダメなんじゃない?という仮説にたどり着き、考えた通りに修正してもらいました。

正解でした。ウェットマニアは伊達じゃありません 笑。今度は全く問題ありません。引っ張る方向を変え何度も上げ下げしてみましたが、上下の動き共にとてもスムースに動作するようになりました。

着た感じも背中はとても軽い感触です(2ミリというのもありますが)。あとは実際に海で使ってみるだけです。もうひと月も経てば出番になると思います。

このロンスプは、オール2ミリで作りました。ロンスプというと、これまでは3/2ミリやオール3ミリで作ることが多かったのですが、3ミリを使うとどうも暑いと感じるのは気温と水温が高くなっているせいなのでしょうか?オール2ミリで、10月中旬~下旬くらいまで快適です。その後は、年末近くまで3フルになります。

余談ですがロンスプ、つまりスプリングスーツのロングスリーブが多く着られるようになったのは90年代の中ごろのことです。

私個人としては、クラシックスタイルのロングボードのリバイバルと関係があるのではないかと考えています。それまでは秋口は(最近は少なくなった)半袖のシーガルが一般的でした。私も着ていました。

ロンスプを作ろうと考えたきっかけは、ジョエル・チューダーです。ロングボードの雑誌の中で、シングルフィンのロングボードに乗ったジョエルが着ていたブラックラバーのロンスプが、とてもクラシックな雰囲気に思えたのです。

それに加えて、昔からクラゲに良く刺される人だったこともあって(いるでしょ?そういう人 笑)、長袖だったらクラゲ除けにちょうど良いじゃんと飛びつきました。

それで当時、お世話になっていたショップに行き、長袖で半ズボンのウェット作ってくださいと言ったら「変わったの作るねー」と言われました。まだそんな感じだったのです。ジョエルの写真を見て私と同じように感じた人も多かったのか、それからロンスプを着ているロンガーさんを多く見るようになってきました。

長袖のフロントジップの襟付きジャケットもやっぱりクラシックロングのリバイバルがあったからです(ロングジョンとのセットアップも同時代です)。それまでは長袖タッパーでした。

話が反れましたが、そんなロンスプですが、これでテストしたら次はセミドライで試してみようと思います。

一昨年からSTEAMERさんと、首回りの作りやバリアネックの取り付け方、ヒザパッドの廃止(現在はタフジャージ一枚だけになっています)など、いろいろとリニューアルに取り組んできました。首回りが変わったことでストレスが減って防水性が向上しました。バリアネックのリニューアルは、背中の動きとパドルのストレス軽減にかなり貢献していると思います。実際、昨年作った5/3ミリのセミドライは防水性がかなり高く、動きやすいものでした。

加えて、今回のストレッチファスナーを使用することでさらに背中のストレスが少なくなっています。背中のストレス軽減は、パドルのしやすさに大きく影響します。

どうして、それほどSTEAMERのリニューアルにチカラを入れているかというと、一番の理由は最近のウェットスーツの値上がりです。ウェットスーツの素材もサーフボードと同様に値上がりしているのが現状です。セミドライスーツで、¥130.000~¥140.000という価格帯が当たり前になっています。

日本だけでなくそれが世界全体の動きなのですが、そんな中でできるだけ価格を抑えて、できるだけ良いものを提供できたらと考えています。細部の作り込みや最新の技術では、ウェットスーツの最先端の一翼である、AXXE CLASSICの洗練にはどうやったってかないません。ブレインがただのウェットマニアひとり(私)ですから 笑。

それでも、STEAMERは冬の海での保温性と動きやすさという必要最低限の要素は備えています。女性職人が一人で作り上げるウェットスーツです。有名メーカーのように大きな組織ゆえに発生するコストや広告費、ライダーの存在など諸々の費用が発生しない分、コストを抑えながら有名メーカーと同様の高品質素材を使うことが可能です。

素材の質を下げて、価格を抑えることも可能です。でもそれはやりたくありません。

シンプルで地味ですが、しっかりと使用に耐えてくれるウェットスーツを作っています。ロゴ無しオールブラックで、ノーブランドウェットでもOKです。STEAMER SURF SUITS、頑張ってます。よろしくお願いします。


やっぱり私はAXXE CLASSICよ、と言う方には、オーダーフェアを開催中です。秋冬ものオーダー料サービスいたします。


AXXE CLASSIC、STEAMERサーフスーツ、ZEROウェットスーツは、MENEHUNE BEACH STOREウェブサイトをご覧ください。






ウェットスーツのリペアが戻ってきました。今回はZEROのエアドーム。保温性が高く、着心地良く、動きやすい、自分でも長年使っているお勧めのウェットスーツのひとつです(AXXE CLASSIC、ZERO、STEAMER、それぞれに特長があります)。

リペアした箇所は股の部分。波待ちのときには、ボードの上にまたがって伸ばされ、ボードのデッキにお尻にかかる体重で押し付けられ、さらに脱ぐときに引っ張られることが多いところです。伸ばされ、体重とボードの浮力の両方で圧迫される生地にとってはストレスが多いところです。

ウェットの生地はそれぞれが独立した小さな気泡をたくさん含んだ、独立気泡体と呼ばれる構造になっています。このブログを読んでいただいている方ならそんなことくらい、よーくご存知だと思います。お友達より、ウェットスーツのことには詳しいはずです 笑。

試みに独立気泡体とググってみたら、

「独立気泡体とは気泡同士がつながっておらず、独立した構造の発泡体です。反対に、気泡同士がつながった構造を「連続気泡(Open cell )」と呼びます。独立気泡は内部の空気が抜けにくい為、適度な反発性、形状回復の速さ、非吸水性、防水性などが特徴です。」

という記述が出て来ました。

その通りです。ひとつ加えるなら、気泡体の分だけ空気を含むので保温性があります。ウェットが暖かい理由です。気泡が増えるとより軽く、より柔軟性が高い素材になります(耐久性は落ちます)。

上の文章の中に「連続気泡体」とありますが、独立気泡体のウェット生地が伸ばされ、圧迫されるというストレスがかかると、少しずつ気泡のあいだの壁が破れ気泡同士がつながり始めます。使用によってそれが繰り返されると、だんだんと連続気泡体の構造になってきます。

そうなると、生地に穴が無くても水が浸み込んでくるようになってきます。見た目では生地に異常が無いので縫い目から入ってくると考える方が多いのですが、実際はつながった気泡体を通して生地から浸みこんでくることがほとんどです(これ絶対どこかに穴空いてるでしょ?というくらいに浸みてきます。経験ありです。)

この部分を新しい生地と交換することで、浸水の多くをストップすることができます。他の部分はそのままなので新品と同じレベルまでは無理ですが、水が浸み込んでお尻が冷たいことからは解放されます。


修理後にまだ微妙に水が浸みてくるという程度なら、例のSURF GRIPのインナーがあればシャットアウトすることができます。2シーズンくらいは寿命が延ばせると思います。

外気温35度ですが、冬のウェットで気になるところがあれば今のうちにご相談ください。AXXE CLASSICなら、8月いっぱいリペアは10%オフです。涼しくなってくるとウェットスーツのリペアはぐんと時間がかかるようになりますので、お早目がお勧めです。


カツカワミナミサーフボード、PRIMO8’4”、MINI6’8”入荷。
ユーズドボード、お値下げしました。
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STEAMERウェットスーツの試作品が出来上がりました。オール2ミリのロンスプです。特に変わったところは無いのにどうして試作?と思われるのは当然です。背中をご覧ください。


ストレッチファスナーを使ってみました。ストレッチファスナーも選べるようにしたいという、私の要望に応えて作ってくれました。

ストレッチファスナーはそれ自体に伸縮性があり、柔軟性が高いので上体を曲げる、ひねるなどの動き、そしてパドリングでの肩の動きへのストレスを軽減することができます。ノンジップにすればいいじゃんと思われるかもしれませんが、昔ながらのバックジップというスタイルも好きなのです。

ノンジップの現在の最右翼はU-ZIPです。進化してきたノンジップの現在の形です。それに対してバックジップは外観こそ昔とほとんど変わっていませんが、細部の作りは進化していて昔のものと比べると防水性は高く、動きやすく変わっています。

昨年は、フルスーツの首回りをより身体にフィットする形状に変えたことで、首へのストレスの軽減し、防水性は一気に高くなりました。インナーバリアネックの取り付け方を変えたことでウェットを軽量化して、パドル時の肩へのストレスを減らしました。(5/3ミリのセミドライは自信持ってお勧めいたします。気になるのはコストの方ですが、それは増やしていません。)

ストレッチファスナーにするとさらに動きやすく、パドルは楽になります。またひとつ進化です…と、言いたいところですが、皆さんにお作りするにはもう少し時間が必要なようです。出来上がったウェットを着てみて、問題点が二点ほど見つかりました。早速、改善します。

夏が過ぎて、皆さんがそろそろ秋のウェットをと考え始める頃までには、製品として完成していると思いますので、もう少しお待ちください。

STEAMERウェットスーツ、夏用のウェットは二週間ほどで出来上がります。詳しくはウェブサイトをご覧ください。
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AXXE CLASSICでは、ウェットスーツのリペアキャンペーンを開催中です。期間は8月末日まで。期間中は、リペア料金を通常より10%オフで承ります。

例えば、フルスーツの両ひざパッド交換は通常、税別¥12.000ですが期間中は¥10.000(100円単位切り捨て)になります。これにプラス、往復送料(約¥2.500)です。秋口になって秋冬物のオーダーが入り始めると、リペアには手が回りにくくなって時間がかかってしまいます。(おそらく新規オーダーよりもかかります)

秋冬の時期になると納期が延びて、残業も増えてしまう(たぶん)ので、その分の作業を前倒しにして作業を分散しようという作戦です。気になるところは今のうちに直してしまいましょう。

例えば、波待ちしていると水が浸みてきて冷たい、というのは大抵は股の部分の生地の劣化です。劣化といっても、おそらく外見からは分かりません。縫い目から入ってくると考える方が多いですが、ほとんどは生地自体から浸みてくるのが原因で、その部分のパーツを交換することで軽減することができます。

股は波待ちで常にテンションがかかっているのと、脱ぎ着のときに引っ張られたりと生地の劣化が早いパーツです。何度か書いていますが、引っ張られる、押しつぶされるというストレスがかかると、生地の内部で小さな小さな破れが発生して、それが繰り返されると独立していた気泡体が繋がってしまい、ピンホールのようになって水が浸み込んできます。

脇の部分も同様です。脇の生地はパドルでストレスがかかります。見た目はしっかりしていてもなんか浸みてくるなあと感じたら、そういう状態になっている可能性が大です。

費用のお見積りは、症状とその部分の画像をいただければ概算でお出しできます。その上で持参いただいてOKです。

修理の一例です。U-ZIPの胸が擦れて破れてしまっています。多くはないようですが、こういった事例も発生しています。柔らかい生地で動きやすい反面、の部分ですので避けられないところです。


これはかなり大がかりで、胸から上のパーツの全交換(背中側も)です。この案件は現状復帰のリペアではなく、擦れに強いジャージ素材での修理をご提案させていただきました(¥33.000の10%オフ¥29.000のお見積りです)。

ウェットスーツの気になる部分のリペアは8月中がお勧めです。冬の快適さが変わってきます。

明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。



AXXE CLASSICのオーダースーツが出来上がりました。ロングジョンとジャケットのセットアップのクラシックスタイルです。このスタイルはもともとはダイビングに使われていたものを波乗りに使い始めたものです。

古い映像を見ると、ビーバーテールがヒラヒラしていたりもします。今でもリクエストでその尻尾を付けることもありますが、元々はジャケットのスソを固定するためのものです(股を通して、前で留める)。

もう少し季節が進めばロングジョン単体で使うことができます。水温は気温よりも遅れて上がってきますから、気温が高く水温がまだ低めの初夏に使うことが多いです。ジャケットはトランクスと組み合わせて使えます。水温がまだ高めの夏過ぎから秋口にちょうど良いスタイルです。

重ね着をすると、3ミリのフルスーツと同じように使えます。ロングジョンの生地の厚みで、使う季節や地域が変わってきますので、用途に合わせて選ぶと良いと思います。

重ね着をすると動きにくいのではないか?という疑問もあると思いますが、今の素材は伸縮性が高いので重ね着でも全く問題はありません。裏地に使うジャージ素材の進化のおかげだと思います。自分でもジャケットとショートジョンのロンスプスタイルで使っています。

セットアップはAIDENTIFYウェットスーツでもイチオシのようで、今年はこんなウェスタン調のデザインもあります。詳細は一番下のリンクからAIDENTIFYウェットスーツのページをご覧ください。


STEAMERウェットスーツでは、昔から定番でセットアップをやっています。コスパはこれが一番です。他の有名メーカーに負けない、いい素材を使ってます。


AXXE CLASSICのオーダーフェアは明日、9日(日)まで。STEAMERウェットスーツは今月いっぱいですのでお見逃しなく。AIDENTIFYウェットスーツとZEROはオーダー料込みでお作りします。



AXXE CLASSIC 2023年春夏ウェットスーツ オーダーキャンペーン開催中。 4月9日(日)まで。
STEAMERサーフスーツ 価格改定前の10%オフのオーダーフェア開催中。4月30日(日)まで。

MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト





STEAMERウェットスーツ、オーダーフェア開催いたします。高品質の素材を使い、ロープライスに仕上げるというのがウリのSTEAMERさんですが、原材料の値上がりだけはどうしようもありません。

4月1日より不本意ではありますが、各商品の価格改定をさせていただきます。素材の質を下げて価格を抑えることも出来るかもしれませんが、それは着心地に直結するのでさらに不本意な結果になってしまいます。

それで新価格へ以降するまでのひと月間、全品10%オフのオーダーフェアを開催いたします。もともとがロープライスなので、オーダーフェアは久しぶりです。4月30日まで、サイトの表示価格より10%オフでご提供いたします(10%オフで、価格はほぼ旧価格と同じになります)

ラバー素材はいままでの、DTラバーと同じ伸縮性が高く、弾力性(戻り)もしっかりとした高品質ラバーを使用しています。裏地はさらに進化したジャージ素材(これが素晴らしい)を使用しています。肌触りが良く、着心地がさらに良くなっています。

着心地の良さは、どんな有名ブランドにも引けを取りません。セットアップもオススメです。


私のショートジョンとジャケットのセットアップです。重ね着はウェットが重なるので、動きが悪くなるとお思いかもしれませんが、その心配は全くご無用です。昨年はこの組み合わせで使用していましたが、ワンピースのロンスプと何も変わりません。人様に勧めておきながら自分でも改めてビックリしました 笑。

私のジャケットは丸首ですが、エリを付けた方が首回りからの浸水を防ぐことができます。丸首は暑い時期はいいのですが、涼しくなってくると首回りが若干ヒヤッとしました。

ロングジョンとジャケットのセットアップなどは値上がりとは言え、他と比べるとかなりお得だと思います(税込み62.000円です。フェアではここから10%オフになります)。この組み合わせだと、3ミリのフルスーツと同様に使えます。

フルスーツやロンスプなど、他のスタイルももちろん承ります。オーダーフェアは4月30日まで開催いたします。


AXXE CLASSIC 2023年春夏ウェット オーダーキャンペーン開催中。 4月9日(日)まで。
STEAMERサーフスーツ 価格改定前のオーダーフェア開催中。4月30日(日)まで全品10%オフ。

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アイデンティファイウェットスーツ BACK TO BEACHキャンペーンのお知らせです。3月4日(土)から3月12日(日)まで、アイデンティファイウェットスーツのフルスーツオーダーキャンペーンを開催します。

これからの季節と夏を飛び越えて秋に使える3/2ミリのフルスーツを、スペシャルプライスでご提供します。プロパー製品と同等の品質の国産ラバーを使用したフルスーツが、フルオーダーで税込み¥68.200(税別¥62.000)でお作りいたします。

限定プライスのため、ロゴマークの変更やオプション追加はありません。カラーは画像のオールブラックオンリーです。今週末からの開催ですが、事前の採寸も承ります。

オーダーお待ちしております。


AZS

ウェットスーツが出来上がりました。AXXE CLASSICのバックジップフルスーツ。AZS、オートジップシステムです。今季、このバックジップスタイルのご注文も良くいただいています。U-ZIPは新しいスタイルで発売以来、人気が高いモデルですがバックジップスタイルも根強い支持があります。

バックジップの魅力はやはりそのスタイルだと思います。ノンジップのウェットスーツが標準的になって久しいですが、やっぱり昔ながらのスタイルが好きと言う人も多いです。私もその1人だったりします。

たまに、身体が硬くてノンジップは着脱が大変だからバックジップで、という方もおられますが、現在のノンジップは身体が多少硬くても脱ぎ着は簡単です。そういう方は、最初にノンジップを着たときに着脱のコツを聞かずに使っていたのかもしれません。コツをちょろっとお伝えすると、簡単に脱げました、というのは良くあることです(経験上)まあ、バックジップのほうがノンジップよりも脱ぎ着が楽なのは確かではありますが。

そんな、スタイルこそ昔ながらのバックジップですが、中身は違います。いろいろ進化しているのです。それも、かなりです。皆さんが想像するよりも先を行っているのです。

実際、動きやすさや防水性はノンジップのU-ZIPとほとんど差はありません。背中のジッパーはストレッチジッパーで、柔らかく伸縮性もあります(U-ZIPの胸のジッパーの形が作れるのも、ストレッチジッパーの柔らかさのおかげです)。パドルも楽です。ジッパーの務歯が細かいので海の塩で固まらないようにだけご注意ください(以前のブログです。水で塩を溶かせば解消します)。

ストレッチジッパーは防水性はありません。ジッパーからの浸水は背中のインナーバリアネックがストップします。このバリアネックは、着るときに行方不明にならないようにバックジップと連動する仕組みになっています。その仕組みがAZS、オートジップシステムです。



防水性においては、バックジップは首回りが文字通りネックになっていましたが、このオートジップはそれも解決しています。首回りのパーツの身体(首)への追随性は、ノンジップの首回りとそれほど変わりません。ジッパーを閉めたあとに、締め付け具合を自分で調節する必要がありますが、首の後ろをきちっと密着させれば、水はほとんど入ってきません。

作っていただいた方は、ご自分なりのちょうど良いフィットのさせ方を探してみてください。防水をそれほど気にしなくても良い時期や、フードを被っているときには首回りをゆるめて使うこともできます。

U-ZIPは防水性を高めるため、首回りはきっちり締まるように作られています。首回りが苦しいのが苦手な方にもオートジップはお勧めです(首がゆるいと防水性は低くなりますので、その点はご理解を)。手足首はU-ZIPと同じ作りです。


さて、ずっと吹いていた西よりの風は夕方にオフへ変わったようです。最近、なんだかタイミング悪いとおもいませんか?波が良いのは夜中のようです。明日の朝はサイズダウン&満潮で、厳しそうです。今夜は13夜で明るそうですからナイトサーフィン、なんて言うのは…寒いか。

私は木曜日に期待です。




ZEROウェットスーツのエアドームが出来上がりました。オーダースーツです。年明けにオーダーいただいたんですが、10日もかからずに出来上がりました。今、早いみたいです。もう来年にしようかとお考えだった方は、まだ間に合います。

エアドームはその名前の通りに上半身の作りに余裕を持たせて、内部の空気も断熱にひと役買いつつ、パドリングへのストレスを多いに軽減しています。余裕があるので、インナーを着ても動きやすく外気温、水温に合わせて調整できるのも特長です。

首回りは折り返しの二重防水ネックです。手首はオプションで防水の手首にしました。シンプルな作りですが、防水性が高いのも重要な特長のひとつです。私も3/3ミリ、5/3ミリとずっと使っていますが丈夫です。最初の3/3ミリはサーフグリップの高性能インナーとの併用でかなり長く使ってました。

2014年に作った3/3ミリをインナー併用で2021年2月に試していますが若干硬いくらいで、全然使えたというブログです。2021年2月19日のブログです。この3/3ミリは家のガレージにまだぶら下がっているので、そのうち実験してみましょうか 笑。(サーフグリップのインナーがあればという前提ですので)

明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。

ZEROウェットスーツはMENEHUNE BEACH STOREウェブサイトご覧ください。
期間限定 カツカワミナミ ロングボード 10%オフ 2月28日まで。
先週から起毛タイプのセミドライを使い始めました。本格的な冬のシーズンのスタートです。そのせいか、先週末はウェットのオーダーとお問い合わせをいくつかいただきました。その都度、このブログのウェットマニアの内容をご説明しているので頭と口はヘトヘトです 笑。でも必要なことです。

昨年からテストしている、オール3ミリ裏起毛のU-ZIPです。


標準装備と比べて違う点は首回りです。標準は折り返しタイプの二重防水ネックですが、私はあえて軽いシングルネックを選びました。

シンプルな作りですが、首回りの内側のトップ部分がラバーになっていて浸水をストップします。寒かった昨年の冬の終わりごろにも使っていますが、これで防水性は十分だと感じています。首回りを軽くしたい方にはお勧めできます。

ただ二重ネックの首回りの保温性はありませんので、状況に応じてフードやネックウォーマーを使うと良いと思います。

首回りと同様に、手首と足首の先端の裏側はラバーを使っています。

防水効果は高く、これでほぼ浸水は無いと言い切れます。足首は着脱のしやすさを優先するなら、ラバー裏ではなくジャージ裏も選ぶことができます。そのあたりのメリット、デメリットもご説明して選んでいただくようにしています。

その他、U-ZIP特有の注意点や脱ぎ方など諸々のことがあります。ジッパーレスが登場してからもうずいぶん時間は経ちますが、未だにジッパーレスが苦手と言われる方がいるのは販売する側の説明不足だと思います。

もし、まだスムースに脱ぐことできないという方がおられたら遠慮なくご相談ください。

昨年から使い始めたU-ZIPですが、個人的に好きなのはこっちだったりします。発売以来ずっとお気に入りで使っているオートジップ、つまりバックジップスーツです。


昔からあるスタイルですのでU-ZIPの影に隠れがちですが、このウエットスーツは本当に良く出来ていると思います。

ジッパーレスのウェットが登場してきたのは動きやすさを考えてのことですが、このオートジップに使われているストレッチファスナーは柔らかく伸縮性があります。首回りのフィットも良く考えられていて、バックジップの’ネック’だった首回りの防水性はかなり高く、実際に使っていて冷たいと感じる浸水はほぼありません。手足首はU-ZIPと同じ構造です。

その首回りをヒントにしてリニューアルしたのが、STEAMERウェットスーツです。

構造はシンプルですが防水性とフィット感はかなり向上しました。首回りは春先とこの秋に3ミリでテストしていますが、いい感じです。次は裏起毛の5/3ミリを思い切り寒い日に着てみようと思います。

以前の感覚で言うと、5/3ミリのウェットは重くて動きにくいということがあると思います。私も多いにありました。そもそも、そこから冬の重くて動きにくいウェットをなんとかしようという取り組みが始まったのです。

でも心配ご無用です。進化しているのは構造だけではありません。素材も進化しています。5/3ミリでも昔のものと比べると、軽く柔らかくなっています。STEAMERは質が高い素材を製造メーカーから直接取り寄せています。価格はそのまま素材の品質に結びつくので、激安にはできませんが、素材の質の高さは実際に触っていただければ分かると思います。

最後はZEROのエアドームです。防水性はかなり高いです。動きやすさで言えばパドルが一番楽なのはこのエアドームです。

首回りは二重防水です。胸回り、それに肩から上腕部にかけてオーバーサイズに作られているので腕と肩まわりはかなり楽です。海の上での一番長い動きのパドリングを少しでも楽にしようという発想から考えられている形です。

裏起毛無しの5/3ミリがありますが、湘南から北関東までそれで充分な保温性があります。肌触りが良く滑りが良いので動きやすく着脱も楽です。インナーを追加すればさらに暖かです。

納期はAXXE CLASSICとZEROは約一ヶ月、STEAMERは2週間ほどで出来上がります。

ウェットスーツは、MENEHUNE BEACH STOREウェブサイトをご覧ください。











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