MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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今日から7月です。いつもだったら梅雨の真っただ中ですが、強力な太平洋高気圧に梅雨前線は大陸まで吹き飛ばされてもうすっかり真夏。すでに夏バテ気味で先が思いやられます。海に入るのもトランクスで暑いくらいですが、そんなときでもやっぱりウェットのお話です。
それも真冬の起毛フカフカの厚いやつです。
画像は、2022年のニューモデルのU-ZIPライトとカラージャージが使えるようになったU-ZIP(黒スキンもあります)です。パドルの軽さと動きやすさを強調したU-ZIPライトなんて、リップしたい人にはばっちりですが、そちらの話はまた後ほど。
今日は早期受注キャンペーンのお話(予告)です。
サーフボードの値段が上がっているのはご存知だと思います。オイルショックの再来と言われるほど原油価格が上がっているのが原因です。ウェットスーツもサーフボードと同様に石油製品ですので、材料のネオプレーンラバーが値上がりしてきています。
この秋冬から、AXXE CLASSICも全体的に¥5.000程度の値上げをせざるを得ない状況のようです。それでも、この値上がり状況をなんとかしたいと冬物のウェットスーツの早期受注キャンペーンを開催します。
冬の最盛期にいただくたくさんのご注文を今の時期から分散して作っていけば、製造コストの削減にもつながりますし、皆さんをお待たせする期間も短くすることができます。その分を販売価格に還元しようということです。
2022年の秋冬スーツのカタログは来週に届く予定です。いつもより1ヶ月半ほど早いと思います。その期間、会社全体の動きを早めるのは並大抵のことでは無いと思います。それはAXXE CLASSICさんがこの状況を見越して、少しでも早くスタートさせようと努力された結果だと思います。
その早めた期間の約ひと月半のあいだ、2022年の秋冬スーツの早期受注キャンペーンを開催します。
キャンペーンは2022年秋冬のカタログが到着次第スタートします(来週10日前後を予定しています)。その日から8月31日までの期間、昨年2021年秋冬の旧プライスでのご提供となります。
詳しくは、カタログが届き次第ご案内いたします。対象は、U-ZIP(U-ZIPライト、ブーツ付きも含みます)とバックジップタイプのオートジップシステムです。
今日は取りあえずのお知らせです。今年、冬用のスーツを作ろうとお考えの方は気持ちの準備をしておいてください 笑。キャンペーンの詳細は、また追ってお知らせします。しばしお待ちください。
もうひとつは、町田市の協賛でPAYPAYのポイント還元キャンペーンが今日から開催されています。一回の上限金額が¥5.000までで、20%のポイントが付与されます。¥5.000のお買い上げで、¥1.000分のポイントが戻ってきます。期間中最大10.000ポイントまでということですので、¥5.000分x10回使えることになります。
詳しくはPAYPAYサイトをご覧ください。こちらは1か月間です。7月31日(日)までの開催です。
どちらも、ぜーひご利用ください。
それも真冬の起毛フカフカの厚いやつです。
画像は、2022年のニューモデルのU-ZIPライトとカラージャージが使えるようになったU-ZIP(黒スキンもあります)です。パドルの軽さと動きやすさを強調したU-ZIPライトなんて、リップしたい人にはばっちりですが、そちらの話はまた後ほど。
今日は早期受注キャンペーンのお話(予告)です。
サーフボードの値段が上がっているのはご存知だと思います。オイルショックの再来と言われるほど原油価格が上がっているのが原因です。ウェットスーツもサーフボードと同様に石油製品ですので、材料のネオプレーンラバーが値上がりしてきています。
この秋冬から、AXXE CLASSICも全体的に¥5.000程度の値上げをせざるを得ない状況のようです。それでも、この値上がり状況をなんとかしたいと冬物のウェットスーツの早期受注キャンペーンを開催します。
冬の最盛期にいただくたくさんのご注文を今の時期から分散して作っていけば、製造コストの削減にもつながりますし、皆さんをお待たせする期間も短くすることができます。その分を販売価格に還元しようということです。
2022年の秋冬スーツのカタログは来週に届く予定です。いつもより1ヶ月半ほど早いと思います。その期間、会社全体の動きを早めるのは並大抵のことでは無いと思います。それはAXXE CLASSICさんがこの状況を見越して、少しでも早くスタートさせようと努力された結果だと思います。
その早めた期間の約ひと月半のあいだ、2022年の秋冬スーツの早期受注キャンペーンを開催します。
キャンペーンは2022年秋冬のカタログが到着次第スタートします(来週10日前後を予定しています)。その日から8月31日までの期間、昨年2021年秋冬の旧プライスでのご提供となります。
詳しくは、カタログが届き次第ご案内いたします。対象は、U-ZIP(U-ZIPライト、ブーツ付きも含みます)とバックジップタイプのオートジップシステムです。
今日は取りあえずのお知らせです。今年、冬用のスーツを作ろうとお考えの方は気持ちの準備をしておいてください 笑。キャンペーンの詳細は、また追ってお知らせします。しばしお待ちください。
もうひとつは、町田市の協賛でPAYPAYのポイント還元キャンペーンが今日から開催されています。一回の上限金額が¥5.000までで、20%のポイントが付与されます。¥5.000のお買い上げで、¥1.000分のポイントが戻ってきます。期間中最大10.000ポイントまでということですので、¥5.000分x10回使えることになります。
詳しくはPAYPAYサイトをご覧ください。こちらは1か月間です。7月31日(日)までの開催です。
どちらも、ぜーひご利用ください。
4月になってもセミドライで、下手するとブーツまで履いていたので、今年はどうなっちゃうんだろうと心配していたのですが、いつもの感じに戻ってきました。日差しがある時間は、3フルでは少し暑そう。梅雨に入ると曇りや雨のときにはフルスーツですが、梅雨前線が外れてしまえば一気に夏です。
夏の波乗りに必要な装備は、日差しから身体をまもる日よけと、肌寒いときに身体を冷やさない軽いジャケットやタッパーです。日よけはTシャツやラッシュガードです。今年もAXXE CLASSICのサーフTEEをご用意しています。品切れサイズはもうすぐ入荷します。
タッパーやジャケットは、やっぱり身体に合わせて動きやすい方が絶対に良いので、吊るしの既成サイズよりもオーダーをお勧めしています。お腹や腕回りなんかがきついと嫌でしょ。余計なストレスは無い方が良いに決まっています。
採寸はすぐにできますし、過去にウェットをオーダーいただいている方ならメールでもいただければ、そのサイズでお作りすることができます。少し体重増えちゃってという場合でも、よっぽどじゃなければ対応できます。
ジャケットというのは、はっきりと定義があるのかどうかは不明ですがこんな感じです。フロントにジッパーがあって、丈はタッパーよりも長め。
ジャケットはそもそもはダイビング用のものを代用していた時代、つまりフィッシュやシングルフィン、ロングボードなどクラシックなボードと一緒にリバイバルしてきたものです(たぶん90年代)。
タッパーは、丈が短くてヘソが隠れるくらいかな。ジッパーは背中にあって脱ぎ着を助けています。ZEROウェットスーツの川南正さんによると、
「おれが覚えているのは、ハワイアン、たぶんバテンス(カラヒオカラニ)たちが最初に着ていたんだと思うんだけど、へそ出しルックのやたらに短いタイプのかぶりの袖付ウェットスーツを着ていた。で、彼らはそのウェットスーツを「タッパー、タッパー!」って呼んでいた。それは1970年代の話だね。タッパーという名前はどこからきたのかはわからないけど、かぶりタイプのベストや袖付のジャケットのウェットスーツのことをそう呼んでいた。ゼロマガジン第52号」
ということですから、すでにタッパーもレトロなのかもしれません。当時の丈が短い、かぶりの丸首で、ヘソ出しルックなんてかえって新鮮です。最近、エリが無い丸首のジャケットが妙に人気なのはそのせいかもしれません 笑。
ジャケットの便利なところは上の画像のように重ね着ができる点です。もともとがそういう使われ方をされていたものなので当たり前ですが、ジャケットとトランクス、ショートジョンやロングジョンと組みわせることができます。
あれで、シングルフィンのニーボードに乗ったらクラシックかもです。
今は各メーカーともに三週間ほどで出来上がっています(STEAMERさんはもっと早いです)ので、もーし夏の準備がまだだったらご相談ください。
明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。
HAPA 懐かしい。1997年のアルバムです。
夏の波乗りに必要な装備は、日差しから身体をまもる日よけと、肌寒いときに身体を冷やさない軽いジャケットやタッパーです。日よけはTシャツやラッシュガードです。今年もAXXE CLASSICのサーフTEEをご用意しています。品切れサイズはもうすぐ入荷します。
タッパーやジャケットは、やっぱり身体に合わせて動きやすい方が絶対に良いので、吊るしの既成サイズよりもオーダーをお勧めしています。お腹や腕回りなんかがきついと嫌でしょ。余計なストレスは無い方が良いに決まっています。
採寸はすぐにできますし、過去にウェットをオーダーいただいている方ならメールでもいただければ、そのサイズでお作りすることができます。少し体重増えちゃってという場合でも、よっぽどじゃなければ対応できます。
ジャケットというのは、はっきりと定義があるのかどうかは不明ですがこんな感じです。フロントにジッパーがあって、丈はタッパーよりも長め。
ジャケットはそもそもはダイビング用のものを代用していた時代、つまりフィッシュやシングルフィン、ロングボードなどクラシックなボードと一緒にリバイバルしてきたものです(たぶん90年代)。
タッパーは、丈が短くてヘソが隠れるくらいかな。ジッパーは背中にあって脱ぎ着を助けています。ZEROウェットスーツの川南正さんによると、
「おれが覚えているのは、ハワイアン、たぶんバテンス(カラヒオカラニ)たちが最初に着ていたんだと思うんだけど、へそ出しルックのやたらに短いタイプのかぶりの袖付ウェットスーツを着ていた。で、彼らはそのウェットスーツを「タッパー、タッパー!」って呼んでいた。それは1970年代の話だね。タッパーという名前はどこからきたのかはわからないけど、かぶりタイプのベストや袖付のジャケットのウェットスーツのことをそう呼んでいた。ゼロマガジン第52号」
ということですから、すでにタッパーもレトロなのかもしれません。当時の丈が短い、かぶりの丸首で、ヘソ出しルックなんてかえって新鮮です。最近、エリが無い丸首のジャケットが妙に人気なのはそのせいかもしれません 笑。
ジャケットの便利なところは上の画像のように重ね着ができる点です。もともとがそういう使われ方をされていたものなので当たり前ですが、ジャケットとトランクス、ショートジョンやロングジョンと組みわせることができます。
あれで、シングルフィンのニーボードに乗ったらクラシックかもです。
今は各メーカーともに三週間ほどで出来上がっています(STEAMERさんはもっと早いです)ので、もーし夏の準備がまだだったらご相談ください。
明日は定休日です。シェイプルームへ行ってきます。
HAPA 懐かしい。1997年のアルバムです。
数日前のお話です。パソコンの画面とにらめっこ中、入り口のドアが開く気配に顔を上げると、海でも良くお会いする方が入ってこられました。「ウェットを作りたいんです」と言われるので、頭の中で思考のパーテーションをぐいっと移動して、ウェットの範囲をひろげながら(本当にそうやってます)椅子から立ち上がります。
「あ、今日は自分じゃなくて、この子のなんです…」と、下を見るとカウンターで見えなかったところに小さな女の子が。
子供用のウェットスーツを作ることができますか?と尋ねられることは良くあります。大人も子供も同じですから、もちろん作ることができます。(過去にサーフィン犬用のウェットも作ったことがあります)
でも、問題もあります。
一番の問題は、お子さん本人が着る意志があるかどうかです。自分が初めてウェットスーツを着てみたときのことを思い出してみてください。パンツ一丁でウェットの中に足を入れ、このゴムの中にこのまま突っ込んでいっても破れたりしないんだろうか?と思いつつなんとか片足を通し、もう一方の足をよろめきつつなんとか通し、ようやく両足がウェットの裾から出たころにはもう汗だくです。
そこからさらに戸惑いつつ身ごろを引っ張り上げ、腕を入れようとすると今度は背中がつりそうになってきて…、本当にこのサイズで大丈夫なのかしら?と不安になってきたり…確かそんな感じだったよなあと遥か遠い記憶を思い出しておりますが、これから波乗り始めようという大人でさえ最初は大変です。それが子供となると筋力もまだ弱いですから、ウェットを着ることはさらに大変な作業になってしまうのは想像できると思います。
お父さんが、自分の子供にもサーフィンやらせたい!と考えたとしても当の本人の意志が弱いとこの段階でもう嫌になってしまいます。
身体にぴったりのウェットを作って頑張って着ることができたとしても、身体にウェットが密着していますから、小さなお子さんの筋力では今度は身を動かすのが大変になってしまう可能性もあります。
それに子供はどんどん大きくなりますから、今ちょうど良いサイズでもすぐに着れなくなってしまいます。そんな諸々の理由から、着やすいように袖や足首がジッパーになっていたり、成長を見越してダブつき気味だったりするのです。
一般的なお子さん用のウェットスーツはこんな感じなのですが、今回のお話はここからです。
上で書いたような内容をお父さんが娘さんに説明して「ウェットスーツ、子供用は無理みたいだよ~」と聞いたときの女の子の落ち込み様ったら、こちらが申し訳なくなってしまうくらいで見ていられないくらい。
聞けば、ネットで買ってもらった子供用のウェットスーツを着て、ダメだって言うお父さんに無理に付いて行って、2月に海に入ったらしいのです。
今年の冬は特に寒さが大変でしたから、当然無理で大変だったと思います。「寒くて大変だったんだよね~」とお父さんが話そうとしたら、「それ以上、言っちゃダメー」って恥ずかしがっていましたが、小さなお客さんの本気はしっかりと伝わってきます。
これは大人がなんとかしてあげなくちゃいけません。作れる作れないは後回しで、まずはサイズのデータが無いと始まりませんから「じゃあ、採寸しよう」と皆さんと同じように採寸です。
これまで、いろいろな人を採寸してきましたが身長120センチは初めてです 笑。
製作は、ご自分のお子さん用のウェットをご自分の手で作っていた、お母さん職人のSTEAMERさんが強い味方です。職人さんと打ち合わせをして、オールジャージでロングジョンとジャケットのセットアップに決定。フィットは気持ち緩めにして、背が伸びても着られるように丈を少し長めにすることにしました。
女の子だから可愛い色がいいんじゃないかなあ?と聞いてみたら、真っ黒が良いそうです。渋いです 笑。
くーちゃん、待ってろよ~。
「あ、今日は自分じゃなくて、この子のなんです…」と、下を見るとカウンターで見えなかったところに小さな女の子が。
子供用のウェットスーツを作ることができますか?と尋ねられることは良くあります。大人も子供も同じですから、もちろん作ることができます。(過去にサーフィン犬用のウェットも作ったことがあります)
でも、問題もあります。
一番の問題は、お子さん本人が着る意志があるかどうかです。自分が初めてウェットスーツを着てみたときのことを思い出してみてください。パンツ一丁でウェットの中に足を入れ、このゴムの中にこのまま突っ込んでいっても破れたりしないんだろうか?と思いつつなんとか片足を通し、もう一方の足をよろめきつつなんとか通し、ようやく両足がウェットの裾から出たころにはもう汗だくです。
そこからさらに戸惑いつつ身ごろを引っ張り上げ、腕を入れようとすると今度は背中がつりそうになってきて…、本当にこのサイズで大丈夫なのかしら?と不安になってきたり…確かそんな感じだったよなあと遥か遠い記憶を思い出しておりますが、これから波乗り始めようという大人でさえ最初は大変です。それが子供となると筋力もまだ弱いですから、ウェットを着ることはさらに大変な作業になってしまうのは想像できると思います。
お父さんが、自分の子供にもサーフィンやらせたい!と考えたとしても当の本人の意志が弱いとこの段階でもう嫌になってしまいます。
身体にぴったりのウェットを作って頑張って着ることができたとしても、身体にウェットが密着していますから、小さなお子さんの筋力では今度は身を動かすのが大変になってしまう可能性もあります。
それに子供はどんどん大きくなりますから、今ちょうど良いサイズでもすぐに着れなくなってしまいます。そんな諸々の理由から、着やすいように袖や足首がジッパーになっていたり、成長を見越してダブつき気味だったりするのです。
一般的なお子さん用のウェットスーツはこんな感じなのですが、今回のお話はここからです。
上で書いたような内容をお父さんが娘さんに説明して「ウェットスーツ、子供用は無理みたいだよ~」と聞いたときの女の子の落ち込み様ったら、こちらが申し訳なくなってしまうくらいで見ていられないくらい。
聞けば、ネットで買ってもらった子供用のウェットスーツを着て、ダメだって言うお父さんに無理に付いて行って、2月に海に入ったらしいのです。
今年の冬は特に寒さが大変でしたから、当然無理で大変だったと思います。「寒くて大変だったんだよね~」とお父さんが話そうとしたら、「それ以上、言っちゃダメー」って恥ずかしがっていましたが、小さなお客さんの本気はしっかりと伝わってきます。
これは大人がなんとかしてあげなくちゃいけません。作れる作れないは後回しで、まずはサイズのデータが無いと始まりませんから「じゃあ、採寸しよう」と皆さんと同じように採寸です。
これまで、いろいろな人を採寸してきましたが身長120センチは初めてです 笑。
製作は、ご自分のお子さん用のウェットをご自分の手で作っていた、お母さん職人のSTEAMERさんが強い味方です。職人さんと打ち合わせをして、オールジャージでロングジョンとジャケットのセットアップに決定。フィットは気持ち緩めにして、背が伸びても着られるように丈を少し長めにすることにしました。
女の子だから可愛い色がいいんじゃないかなあ?と聞いてみたら、真っ黒が良いそうです。渋いです 笑。
くーちゃん、待ってろよ~。
STEAMERの3ミリフルスーツが届きました。早いです。今は2週間かかっていません。今年は気温と水温が不順で、未だにセミドライが欲しいところですので、3ミリフルスーツの時期にも十分間に合います。
このフルスーツは、下半身がジャージで袖付けはラグランスリーブ仕様でお作りしました。冬用のインナーネック付きは構造上、どうしてもラグランスリーブのみになってしまいますが、インナーネックが無い今の時期の3ミリフルスーツはラグランの他、セットインスリーブでもお作りすることができます。
下半身までスキンにするとクラシックな雰囲気ですが、スキンが増えるため取り扱いには若干気を遣います。股部分のスキンとジャージの合わせ目は表面を縫い合わせることができず、接着のみになりますので(裏面で縫っています)、着るときにはできるだけ引っ張らないようにしてください(他メーカーも同様です)
ヒザ下も同じです。着脱でテンションが、かかりがちなところです。モモまでラバーにしてヒザ下をジャージに、という方法もアリです。
ここは外見では分からない、構造上の違いです。3ミリフルスーツは比較的水温が高い時期に使うことが多いので、背中のジッパー周りが防水構造になっていないものもあります。
この3フルは、ジッパー部分をオプションでダブルフラップにして防水性を高めています。インナーバリアまでは行きませんが、水中でもしばらく水の侵入を防ぐことができます。3フルは秋口から初冬にも使いますが、その時期を考えるとこちらの方が水が入ってヒヤッとする感覚を減らすことができます。若者には不要かもしれませんが…笑。(ダブルフラップオプション ¥1.100です)
先ほども書きましたが、3フルは比較的水温が高い時期に使います。最近のウェットの進化で、ゆるーく気になっているのがこのことです。最近のウェットスーツは、素材や製法、構造の進化で防水性が高くなっています。喜ぶべきことなのですが、周りの温度が上がってくると逆に浸水が欲しくなることが良くあります。
暑いのです。AXXE CLASSICで数年前から2ミリのフルスーツが登場していますが、これはそういうことの現れだと思います。
ZEROに2ミリ/1ミリのコブラシリーズがありますが、これはまた違う発想で夏前~晩夏の気温が低い時期を意識しています。実際、この時期にかなり使えるウェットです。私はチンクイ、クラゲ除けにロンスプを重宝しています。(1ミリの生地の縫製は防水性はほとんど無いので、本当に軽い防寒と風除けの機能になります)
この3ミリフルスーツは昔ながらの形ですから、首を緩めたりジッパーを少し降ろしたりと調節することができます。昔ながらが良いこともあったりします。
これはまだ少し気が早いですが、長袖のジャケットも届きました。エリ無しの丸首が人気です(エリの有り無しは選べます)。
ジャケットはタッパーよりも丈が長めです。トランクスと組み合わせたときに腰が冷えにくいように後部が少し長めになっています。
STEAMERウェットスーツはロゴ無しでもOKです。
AXXE CLASSIC、ZERO、AIDENTIFY、STEAMER、各社ウェットスーツの詳細はMENEHUNE BEACH STOREウェブサイトをご覧ください。
今年の冬は肩関節周囲炎、つまり五十肩でほぼ海に入ることができませんでした。今年は寒さが厳しく、ウェットの性能を試すにはちょうど良い機会だったのですが、残念ながら逃してしまいました。
それでも今週二度ほど入って、改めて感じたことがありました。保温性うんぬんではなく防水性。つまり海水がウェットの内部に入ったか、そうでないかということなので厳冬期でなくても認識できることです。
着用していたウェットは多くの人が気になっているであろう、AXXE CLASSICのU-ZIPモデルです。
私のはご覧の通り、首回りは標準仕様の折り返すダブルネックではなく、より軽いシングルネック仕様です。ダブルネックはネック部分のパーツを内側へ折り込むことで防水性を高めています。二重になる分、生地が重なるので暖かいということもあると思います。
シングルネックの首回りをアップにしてみるとこんな作りになっています。
首パーツの途中までが両面ジャージで、トップ部分は幅3センチほどが裏面がフラットスキンになっています。スキンはジャージ素材よりも肌への密着度が高まります。
それから手首です。右手首をめくっていますが、手首の部分(左手のロゴマークが入っている部分)は首トップと同じように裏面がフラットスキンになっています。
これで、首、手首ともに水が入りません。「全く」とか「絶対」と言う言葉は簡単に使いたくありませんが、このウェットに関しては、首と手首からの浸水はこれまで一度もありません。
ロングボードのゲティングアウトでのローリング、それにノーズ寄りのレールを持って頭からスープに突っ込む動作、ニーボードでのドルフィンスルー。首と手首に水圧がかかる動きを何度もやっていますが、水が入った感触はありません。
旧モデルのロングチェストジップでは、水圧がかかるとどうしても浸水があるので、私は手首は防水の二重加工を勧めていました。それが、U-ZIPではより軽い作り(グローブを着けたり、脱ぐときに手首を抜くのも楽です)で水が入ってこないのは驚きです。
寒冷地では、標準のダブルネックと防水の二重袖口の方が信頼性がより高くなると思いますが、私が入る湘南方面では、シングルネックと標準の手首で十分な防水性があります。(足首も同様の作りになっていますが、ここは私はジャージにしています。詳しくはオーダーの際にご説明しております。)
もちろん、正しく採寸されていることが前提条件です。いつも言っていることですが、ウェットスーツはきちんと採寸することが大事です。ウェットスーツの本来の目的である、保温性、動きやすさはもちろんですが、サイズが合っていないと耐久性が低くなります。
もちろん浸水が全く無い訳ではありません。浸水を感じたことがあるのは胸のU-ZIPの部分です。(あまりありませんが)頭を下にした体勢で、このジッパー部分に水圧がかかったときには水が入る感触があります。分かりやすいのがパーリングです。ニーボードに乗っていて、波のトップで板を返してボトムに降りるときにノーズが引っかかって身体だけ頭から海面へ、というようなときに浸水を感じました。水は下方(重力の方向)へ落ちますから、身体が逆さまになっているとジッパーから入った水が首の方向へ流れてしまうようです。
対策としては胸のジッパー部分にオプションのインナーフラップを付けることで、浸水を減らすことができます。水温が低い海域で入る方や、ワイプアウトが多い方はそれを付けることをお勧めします。
胸部分に直接水圧がかかるような落っこち方でなければ大丈夫です。水の中で波にでんぐり返しされても(笑)しても平気です。
これからウェットは軽くなっていく季節ですが、暑い時期を除けば防水性は重要です(暑い時期用に、逆に水が良く入るウェットというのもあります)。身体を守るものでもありますから、やっぱり信頼性は重要だと思います。
AXXE CLASSICの他にも、ZEROのエアドーム、STEAMERは昨年の秋に試作をいくつか作りましたが、インナーネック付きの防水性と動きやすさには自信ありです。(有名ブランドと比べると)ローコストで良いものをご提供できると思います。
ウェットスーツのことはお気軽にご相談ください。
それでも今週二度ほど入って、改めて感じたことがありました。保温性うんぬんではなく防水性。つまり海水がウェットの内部に入ったか、そうでないかということなので厳冬期でなくても認識できることです。
着用していたウェットは多くの人が気になっているであろう、AXXE CLASSICのU-ZIPモデルです。
私のはご覧の通り、首回りは標準仕様の折り返すダブルネックではなく、より軽いシングルネック仕様です。ダブルネックはネック部分のパーツを内側へ折り込むことで防水性を高めています。二重になる分、生地が重なるので暖かいということもあると思います。
シングルネックの首回りをアップにしてみるとこんな作りになっています。
首パーツの途中までが両面ジャージで、トップ部分は幅3センチほどが裏面がフラットスキンになっています。スキンはジャージ素材よりも肌への密着度が高まります。
それから手首です。右手首をめくっていますが、手首の部分(左手のロゴマークが入っている部分)は首トップと同じように裏面がフラットスキンになっています。
これで、首、手首ともに水が入りません。「全く」とか「絶対」と言う言葉は簡単に使いたくありませんが、このウェットに関しては、首と手首からの浸水はこれまで一度もありません。
ロングボードのゲティングアウトでのローリング、それにノーズ寄りのレールを持って頭からスープに突っ込む動作、ニーボードでのドルフィンスルー。首と手首に水圧がかかる動きを何度もやっていますが、水が入った感触はありません。
旧モデルのロングチェストジップでは、水圧がかかるとどうしても浸水があるので、私は手首は防水の二重加工を勧めていました。それが、U-ZIPではより軽い作り(グローブを着けたり、脱ぐときに手首を抜くのも楽です)で水が入ってこないのは驚きです。
寒冷地では、標準のダブルネックと防水の二重袖口の方が信頼性がより高くなると思いますが、私が入る湘南方面では、シングルネックと標準の手首で十分な防水性があります。(足首も同様の作りになっていますが、ここは私はジャージにしています。詳しくはオーダーの際にご説明しております。)
もちろん、正しく採寸されていることが前提条件です。いつも言っていることですが、ウェットスーツはきちんと採寸することが大事です。ウェットスーツの本来の目的である、保温性、動きやすさはもちろんですが、サイズが合っていないと耐久性が低くなります。
もちろん浸水が全く無い訳ではありません。浸水を感じたことがあるのは胸のU-ZIPの部分です。(あまりありませんが)頭を下にした体勢で、このジッパー部分に水圧がかかったときには水が入る感触があります。分かりやすいのがパーリングです。ニーボードに乗っていて、波のトップで板を返してボトムに降りるときにノーズが引っかかって身体だけ頭から海面へ、というようなときに浸水を感じました。水は下方(重力の方向)へ落ちますから、身体が逆さまになっているとジッパーから入った水が首の方向へ流れてしまうようです。
対策としては胸のジッパー部分にオプションのインナーフラップを付けることで、浸水を減らすことができます。水温が低い海域で入る方や、ワイプアウトが多い方はそれを付けることをお勧めします。
胸部分に直接水圧がかかるような落っこち方でなければ大丈夫です。水の中で波にでんぐり返しされても(笑)しても平気です。
これからウェットは軽くなっていく季節ですが、暑い時期を除けば防水性は重要です(暑い時期用に、逆に水が良く入るウェットというのもあります)。身体を守るものでもありますから、やっぱり信頼性は重要だと思います。
AXXE CLASSICの他にも、ZEROのエアドーム、STEAMERは昨年の秋に試作をいくつか作りましたが、インナーネック付きの防水性と動きやすさには自信ありです。(有名ブランドと比べると)ローコストで良いものをご提供できると思います。
ウェットスーツのことはお気軽にご相談ください。
お知らせ:3月15日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。
AXXE CLASSICウェットスーツの春夏モデルをサイトにアップロードしました。春夏モデルも最右翼は、やっぱりU-ZIPです。フルスーツ、シーガル、スプリングと各スタイルでお作りすることができます。
それぞれのスタイルにオール2ミリ仕様があります。オール2ミリというのは、今まであまり聞きなれない生地の厚さかもしれません。
2ミリは自分ではバックジップタイプのフルスーツを使っています。使い始めるのは、GWあたりから夏の初め、そして夏が終わって風が少し涼しくなってくる10月ごろからです。3ミリでは暑過ぎてしまう季節に快適に波乗りできます。11月中旬になってくると寒く感じるので、インナーをプラスするか3フルです(2ミリの裏起毛タイプもあります)。
水温が高い地域ではもっと長い期間使えるし、逆に水温が低い地域では早い時期から使い始めることができます。想像以上に使えるのが2ミリのフルスーツです。
私はクラゲ除けで、シーガルと同じ感覚で使っています。(半袖、苦手なんです)胸回りのラバーオプションやネック部分の防水性を高めるオプションなどもあります。用途やスタイルに合わせてご相談ください。
もうひとつはバックジップです。画像はCJモデルとANDOモデルです。
実は私、このバックジップが結構お気に入りです。昨年はU-ZIPのセミドライを作りましたが、それまではバックジップのセミドライを使ってました。
U-ZIPほどの新しさは感じられないと思いますが、実際に使ってみた使用感は従来のバックジップと比べてその進化の度合いは、U-ZIPよりも革新的じゃないかとも思ってます。
そのくらい進化しているバックジップモデルです。ストレッチファスナーのストレスの無さ、首回りのフィット感、ジッパーレスモデルと遜色ありません。バックジップ派の方なら、迷わずこれです。
3ミリ、2ミリに関しては、オートジップとそうでないものを選ぶことができます。冬用と違ってインナーネックが無いので、オートジップでなくてもそれほど問題は無いと思います。今季から、MTZというローコスト素材もチョイスすることができます(バックジップタイプのみ)
その他、ロングジョン、ショートジョン、ジャケットやベストなどのサマーアイテムもありますので、MENEHUNEウェブサイト覗いてみてください。
活さんのLOVEEみたいなシングルフィンです。長さは、6.8か6.10くらいだと思います。いろいろとインスピレーションをくれる映像です。
明日はオンショアかオフショアか?オンショアの予報が大方ですが、なんとなく早朝ならオフでできそうな予感もします(ただの勘です)。
AXXE CLASSICウェットスーツの春夏モデルをサイトにアップロードしました。春夏モデルも最右翼は、やっぱりU-ZIPです。フルスーツ、シーガル、スプリングと各スタイルでお作りすることができます。
それぞれのスタイルにオール2ミリ仕様があります。オール2ミリというのは、今まであまり聞きなれない生地の厚さかもしれません。
2ミリは自分ではバックジップタイプのフルスーツを使っています。使い始めるのは、GWあたりから夏の初め、そして夏が終わって風が少し涼しくなってくる10月ごろからです。3ミリでは暑過ぎてしまう季節に快適に波乗りできます。11月中旬になってくると寒く感じるので、インナーをプラスするか3フルです(2ミリの裏起毛タイプもあります)。
水温が高い地域ではもっと長い期間使えるし、逆に水温が低い地域では早い時期から使い始めることができます。想像以上に使えるのが2ミリのフルスーツです。
私はクラゲ除けで、シーガルと同じ感覚で使っています。(半袖、苦手なんです)胸回りのラバーオプションやネック部分の防水性を高めるオプションなどもあります。用途やスタイルに合わせてご相談ください。
もうひとつはバックジップです。画像はCJモデルとANDOモデルです。
実は私、このバックジップが結構お気に入りです。昨年はU-ZIPのセミドライを作りましたが、それまではバックジップのセミドライを使ってました。
U-ZIPほどの新しさは感じられないと思いますが、実際に使ってみた使用感は従来のバックジップと比べてその進化の度合いは、U-ZIPよりも革新的じゃないかとも思ってます。
そのくらい進化しているバックジップモデルです。ストレッチファスナーのストレスの無さ、首回りのフィット感、ジッパーレスモデルと遜色ありません。バックジップ派の方なら、迷わずこれです。
3ミリ、2ミリに関しては、オートジップとそうでないものを選ぶことができます。冬用と違ってインナーネックが無いので、オートジップでなくてもそれほど問題は無いと思います。今季から、MTZというローコスト素材もチョイスすることができます(バックジップタイプのみ)
その他、ロングジョン、ショートジョン、ジャケットやベストなどのサマーアイテムもありますので、MENEHUNEウェブサイト覗いてみてください。
活さんのLOVEEみたいなシングルフィンです。長さは、6.8か6.10くらいだと思います。いろいろとインスピレーションをくれる映像です。
VANS - 70s SINGLE - ft. James Parry from Greg Dennis on Vimeo.
明日はオンショアかオフショアか?オンショアの予報が大方ですが、なんとなく早朝ならオフでできそうな予感もします(ただの勘です)。
AXXE CLASSICのお着換えポンチョが入荷しました。マイクロファイバー製で乾きが速く、ネックピローやクッションとしても使える人気商品です。
ご注文はこちらからどうぞ。
乾きが速い、と言って思い出すのはこれです。AXXE CLASSICの起毛裏地に使われているプレミアムブラック(インナーにも使われてますね)
先日もそうでしたが、ウェットを脱いでハンガーにかけ、服を着て靴下を履いて、靴を履き、それからボードを片付け終わるころには、おおよそ乾いてしまっています。水が降りてくる手首や足首はさすがに濡れてますが、もう一度ウェットを着て2ラウンド目行けそうな勢いです。
この乾きの速さも暖かさの要因だと思います。
蛇足ではありますが、脱いだウェットは裏返して乾かしますが、乾いて保管するときには元に戻してからハンガーにかけておきましょう。裏返したままでの保管はスキン、ジャージともラバーにダメージを与えます。
2022年春夏カタログも到着いたしました。人気はやっぱりU-ZIPですが、バックジップもお勧めです。見た目は昔ながらの…ですが、違います。背中のジッパーは感じないし、首回りから水は入って来ないし、実際に着ていただければ進化を多いに実感できると思います。
2月6日(日)。相模湾の海水温は、14.5℃~15℃です。水温は気温に遅れて下がってくるので、これからもう少し下がってくると思われます。気温で15℃というと季節的には春先や秋口。軽い上着があれば過ごせる比較的快適な温度ですが、水温の15℃はかなり冷たく感じます。海水の方が空気よりも、20数倍も速く体温を奪っていくからです。
冷たい海水による体温の低下を防いでくれるのが、ウェットスーツです。ウェットスーツ無しでは、命に係わる事態になります。普段、何気なく着ているウェットスーツですが、冬の海に入る私たちの命を守ってくれている存在でもあるのです。
そう考えると、おろそかには出来ない存在です。少し前に、身体のサイズに合わせて作ることの重要性をご説明しました。身体にきちんとフィットしていることによって、本来の保温性と最大限の耐久性(耐用年数)を得ることができます。
それでも、経年による生地や縫製部分の劣化は避けられません。まずダメージが現れてくるのが、ボードと身体が接している部分です。個人差はありますが、ヒジやお尻の部分の生地が薄くなってきます。
ヒジの関節の骨が出ている部分、それからお尻は波待ちでボードとお尻が接する座骨の部分です。私の3ミリフルスーツです。3~4シーズン着用したと思います。左側の座骨の部分が薄くなっています。
セミドライでは、AXXE CLASSICのバックジップ、つまりオートジップの4/3ミリを一番使っています。着用は2シーズンですが、上の画像と同じ個所がなんとなく薄くなってきています。私の場合はここがダメージが出やすい場所のようです。ヒジは大丈夫です。
座骨とボードの間に、ウェットスーツの生地が挟まれて圧迫され、生地がだんだんと潰れてきたのだと思います。生地が破れて穴が開いている訳ではありませんが、生地の内部の独立気泡体がつぶれ、お互いにつながってしまっているので、生地が破れていなくても水は浸みこんできます。
冷たい海水が侵入してきて、お尻が危険にさらされることになります。時間が経つにつれて、腰回りが冷えて寒くなってきます。
応急的な対処としては、海水を通さないインナーを着ることで冷たさを軽減することができます。そして、春になって3フルの季節になってから修理に出してください。薄くなった部分の生地を新しいものに入れ替えます。それでウェットの寿命を延ばすことができます。
生地の縫製部分の接着剤が古くなって、あちこちの縫い目からも水が浸みてくるようになってくるとそろそろ寿命です。インナーで防げるレベルならまだ使えますが、それを超えてしまうとウェットの本来の役割である保温性を保つことが難しくなります。
いつも言っていますが、ウェットだけでなく他の防寒具も重要です。特に頭部。身体からの放熱量が、一番多いところです。首から頭部を覆うことで、暖かさはかなり変わってきます。
海の中で、寒くて震えが止まらなくなったら低体温症の危険信号です。身体の内部の温度が下がってきている兆候です。夏場の熱中症は皆さん気を付けていると思いますがそれと同です。低体温症にも十分気を付けましょう。
ちょっと気が早いですが、ZEROの3ミリフルスーツが届きました。ノンジップモデルのスナイパーです。
ここ数年、冬も暖かくて4月の初めごろから3ミリフルスーツで波乗り出来ていましたが、今年はいつもの春先の水の冷たさになりそうです。本当は4月の海水は冷たいのです。
今年はいつもより寒さが厳しいようです。体調と装備をしっかりチェックして波乗り楽しみましょう。
冷たい海水による体温の低下を防いでくれるのが、ウェットスーツです。ウェットスーツ無しでは、命に係わる事態になります。普段、何気なく着ているウェットスーツですが、冬の海に入る私たちの命を守ってくれている存在でもあるのです。
そう考えると、おろそかには出来ない存在です。少し前に、身体のサイズに合わせて作ることの重要性をご説明しました。身体にきちんとフィットしていることによって、本来の保温性と最大限の耐久性(耐用年数)を得ることができます。
それでも、経年による生地や縫製部分の劣化は避けられません。まずダメージが現れてくるのが、ボードと身体が接している部分です。個人差はありますが、ヒジやお尻の部分の生地が薄くなってきます。
ヒジの関節の骨が出ている部分、それからお尻は波待ちでボードとお尻が接する座骨の部分です。私の3ミリフルスーツです。3~4シーズン着用したと思います。左側の座骨の部分が薄くなっています。
セミドライでは、AXXE CLASSICのバックジップ、つまりオートジップの4/3ミリを一番使っています。着用は2シーズンですが、上の画像と同じ個所がなんとなく薄くなってきています。私の場合はここがダメージが出やすい場所のようです。ヒジは大丈夫です。
座骨とボードの間に、ウェットスーツの生地が挟まれて圧迫され、生地がだんだんと潰れてきたのだと思います。生地が破れて穴が開いている訳ではありませんが、生地の内部の独立気泡体がつぶれ、お互いにつながってしまっているので、生地が破れていなくても水は浸みこんできます。
冷たい海水が侵入してきて、お尻が危険にさらされることになります。時間が経つにつれて、腰回りが冷えて寒くなってきます。
応急的な対処としては、海水を通さないインナーを着ることで冷たさを軽減することができます。そして、春になって3フルの季節になってから修理に出してください。薄くなった部分の生地を新しいものに入れ替えます。それでウェットの寿命を延ばすことができます。
生地の縫製部分の接着剤が古くなって、あちこちの縫い目からも水が浸みてくるようになってくるとそろそろ寿命です。インナーで防げるレベルならまだ使えますが、それを超えてしまうとウェットの本来の役割である保温性を保つことが難しくなります。
いつも言っていますが、ウェットだけでなく他の防寒具も重要です。特に頭部。身体からの放熱量が、一番多いところです。首から頭部を覆うことで、暖かさはかなり変わってきます。
海の中で、寒くて震えが止まらなくなったら低体温症の危険信号です。身体の内部の温度が下がってきている兆候です。夏場の熱中症は皆さん気を付けていると思いますがそれと同です。低体温症にも十分気を付けましょう。
ちょっと気が早いですが、ZEROの3ミリフルスーツが届きました。ノンジップモデルのスナイパーです。
ここ数年、冬も暖かくて4月の初めごろから3ミリフルスーツで波乗り出来ていましたが、今年はいつもの春先の水の冷たさになりそうです。本当は4月の海水は冷たいのです。
今年はいつもより寒さが厳しいようです。体調と装備をしっかりチェックして波乗り楽しみましょう。
波上がりましたねー。日が高くなるのと同時に波もまとまったんじゃないでしょうか。私は肩が痛くてドルフィンが出来なそうなので今日はダメ。必要なことだと分かっていますが、さらに痛くなったらと、三回目のワクチンがちょっと怖い。
なので朝はランニングです。昨日とは打って変わっていい天気。みんなあの富士山見ながら波乗りしてるんだろうなあーと思いながら眺めていました。丹沢山系の向こうに山頂をのぞかせている、南アルプスは真っ白です。
富士山の山頂を見ると風向きが分かります。オフですがちょっと西よりです(たぶん)
明日もできそうですが、西風が入ってきそうなので朝一番を狙うのがお勧めです。
さて、ウェットを作っていただいた方からノンジップがスムースに脱げないという相談をいただきました。ネックインならともかく、通常のノンジップはもう大丈夫でしょうとタカをくくっていましたが、お渡しするときにちゃんと説明しないとダメだと反省しております。
ノンジップモデルは、ZERO、AXXE CLASSIC、AIDENTIFYのラインアップにありますが、脱ぐコツは皆同じです。簡単です。
まず、外側のフラップを外します(ジッパーは完全に開ききった状態にします)。ダブルネックになっていると思いますので、折り返した首はフラップを外す前に折り返した部分を元に戻しておきます。
インナーからまずは両肩を出します。ここから、右左どちらでも良いので片方のヒジを抜けば、ウェットは脱げます。
そのままで抜けてしまう人は問題ありませんが、そうでない人はヒジを抜きやすくするために、身ごろ全体を下へ下げていきます。腹や腰のあたりを手のひら(つかむと爪でスキンを切ったりするので手のひらを使います)で下へずらします。モモのあたりも手のひらで下へ下げると股間に余裕が出てきます。そのくらい下げます。
背中側が下げにくいときは、外して背中に垂れた状態の外側のフラップを軽く下方へひっぱって背中側を下げます。注意するのは、U-ZIPやチェストジップのジッパーを完全に開いておくことです。ジッパーが途中まで開いた状態で引っ張るとジッパーの歯(務歯)にダメージを与えることがあるので注意です。
身ごろが下がればヒジは自然と抜けてくると思います。身体に密着して下げにくいときには、ムネのあたりを軽く引っ張って、ウェット内に空気を入れてあげると良いです。
注意点はジッパーを完全に開けておくのと爪を立てないようにすることです。
手首が抜きにくいときは、ヒジを抜く腕だけでも手のひらの途中まで、袖をあらかじめ抜いても良いと思います。
ジッパーレスに限りませんが、インナーを着ていると滑りが良くなって脱ぎやすくなります。スムースに脱げない人は、家で事前に脱ぐ練習してみてください。
出来る人には何でもないことですが、脱ぐのがどうも苦手と言う方はこんな感じにやってみてください。身ごろ全体の生地を下へ下げて、ヒジを抜くというのが大きな流れです。
肩が痛いのと、フォーム不足で(自分の)ボードがなかなか作れないので、こんなことでも書いているとモチベーションをキープする助けになってくれてます。
さあ、皆さんは明日は早起きして朝一ですよ。
なので朝はランニングです。昨日とは打って変わっていい天気。みんなあの富士山見ながら波乗りしてるんだろうなあーと思いながら眺めていました。丹沢山系の向こうに山頂をのぞかせている、南アルプスは真っ白です。
富士山の山頂を見ると風向きが分かります。オフですがちょっと西よりです(たぶん)
明日もできそうですが、西風が入ってきそうなので朝一番を狙うのがお勧めです。
さて、ウェットを作っていただいた方からノンジップがスムースに脱げないという相談をいただきました。ネックインならともかく、通常のノンジップはもう大丈夫でしょうとタカをくくっていましたが、お渡しするときにちゃんと説明しないとダメだと反省しております。
ノンジップモデルは、ZERO、AXXE CLASSIC、AIDENTIFYのラインアップにありますが、脱ぐコツは皆同じです。簡単です。
まず、外側のフラップを外します(ジッパーは完全に開ききった状態にします)。ダブルネックになっていると思いますので、折り返した首はフラップを外す前に折り返した部分を元に戻しておきます。
インナーからまずは両肩を出します。ここから、右左どちらでも良いので片方のヒジを抜けば、ウェットは脱げます。
そのままで抜けてしまう人は問題ありませんが、そうでない人はヒジを抜きやすくするために、身ごろ全体を下へ下げていきます。腹や腰のあたりを手のひら(つかむと爪でスキンを切ったりするので手のひらを使います)で下へずらします。モモのあたりも手のひらで下へ下げると股間に余裕が出てきます。そのくらい下げます。
背中側が下げにくいときは、外して背中に垂れた状態の外側のフラップを軽く下方へひっぱって背中側を下げます。注意するのは、U-ZIPやチェストジップのジッパーを完全に開いておくことです。ジッパーが途中まで開いた状態で引っ張るとジッパーの歯(務歯)にダメージを与えることがあるので注意です。
身ごろが下がればヒジは自然と抜けてくると思います。身体に密着して下げにくいときには、ムネのあたりを軽く引っ張って、ウェット内に空気を入れてあげると良いです。
注意点はジッパーを完全に開けておくのと爪を立てないようにすることです。
手首が抜きにくいときは、ヒジを抜く腕だけでも手のひらの途中まで、袖をあらかじめ抜いても良いと思います。
ジッパーレスに限りませんが、インナーを着ていると滑りが良くなって脱ぎやすくなります。スムースに脱げない人は、家で事前に脱ぐ練習してみてください。
出来る人には何でもないことですが、脱ぐのがどうも苦手と言う方はこんな感じにやってみてください。身ごろ全体の生地を下へ下げて、ヒジを抜くというのが大きな流れです。
肩が痛いのと、フォーム不足で(自分の)ボードがなかなか作れないので、こんなことでも書いているとモチベーションをキープする助けになってくれてます。
さあ、皆さんは明日は早起きして朝一ですよ。
オーダーいただいていたAXXE CLASSICのU-ZIPが到着しました。お待たせいたしましたが、ちょうど良いタイミングです。一昨日から雪も降って、さらに寒くなりましたがこのウェットがあれば大丈夫。寒くありません。
生地厚は4/3ミリ。一般的にはこれで千葉北、茨城まで大丈夫です。5/3ミリもありますので、ご心配な方にはそっちでばっちり。問題ありません。
5ミリのウェットは動きにくいというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、今の生地は柔らかくて厚みがあっても動きやすいので心配ご無用です。ウェットを作るサイクルって、人にもよりますが、だいたい4シーズン毎くらいじゃないかと思います。実際、それ以上は浸水が増えたりと性能的に問題も出てきたりします。
4シーズンというと4年です。毎年見ていますが、ウェットの進化のスピードはびっくりするものがあります。4年経てば、いろんなことが進化しています。5/3ミリでも動きやすいのは、AXXE CLASSICに限りません。私のところで扱っているZERO、AIDENTIFY、STEAMER、どれも同様です。
オール3ミリは、とにかく軽く動きやすいウェットが欲しいと言う方向けです。この寒波ではまだ着ていませんが、私のU-ZIPはオール3ミリで、首回りもシングルネックです。
シングルネックでもダブルネック(上の画像の首回りです)に劣らず防水性はかなり高いですが、首回りが暖かいのは折り返しがあるダブルネックです。シングルネックは水は入らないものの、ちょっと涼しめです。その分はフードでカバーするつもりです。
オール3ミリでも寒くない(湘南です)のはだいぶ以前に、ネックインで実証済みです。裏起毛無しの3.5ミリのジャーフルで雪が降る寒い日に使って寒さはありませんでした。(とブログに書いたら、北陸方面の方からこっちでもそれで大丈夫です。とメッセージをいただきました。)ブーツ、グローブは着用です。
北陸は経験がないのでお勧めする自信はありませんが、3ミリでも大丈夫というのはお分かりいただけると思います。
こんな感じでいつもいろいろと書いていますが、あくまでもきちんと採寸されて、身体にフィットしているという前提だとお考え下さい。
ウェットのネット広告が良く表示されるので、勉強のためいろいろと覗かせてもらっていますが、いわゆる「吊るし」と呼ばれる既成サイズはあまりお勧めしません。既成サイズ通りに身体のサイズがあっていれば問題ありませんが、あのサイズの体型の人はこれまでたくさんの人を採寸してきましたが、あまり見たことはありません。
最初に書いた通り、今の生地は柔らかくて伸びるので、多少合わなくても着れてしまったりするのですが、どこかに必ずストレスがかかっています。伸ばされて引っ張られているラバーは耐久性が落ちます。以前も書きましたがラバーは引っ張られると内部の気泡がつぶれます。
それが繰り返されると、破れていなくてもラバーの表面から水が浸み込むようになってくるのですが、体型に合わせて作られたスーツは生地へのストレスは最小限です。オーダーで作ったスーツは身体にフィットしているのと同時に、(フィットしているのではなく「フィットさせている」ウェットと比べて)耐久性も高いのです。
ウェットスーツをオーダーメイドで気軽に作れるという環境は、他の国ではなかなか無いことだと思います。身体に合って動きやすく、耐久性も向上するオーダーメイドを利用しない手は無いと思います。(特別に費用がかかる訳でもありません。時間が1~2か月かかるだけです)
ウェットスーツは身体に合ったものを使いましょう。ウェットのスタイルや、使用生地などは使用場所やお好みに合わせてお選びしますので、いつでもご相談ください。
モーニングオブジアースのリマスターDVDが発売されていますが、サントラも良いのです。
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