MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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プレミアムブラックを使用した、ショートジョンインナー入荷しました。伸縮発熱は本当です。

インサイドまで波に乗って、パドルで戻るあいだに発熱して、沖では自分の身体を動かした発熱以上に暖かさを感じます。

ウェットと同じクロロプレンラバーを使っているので水を通しません。何シーズンか使って縫い目からなんとなく水が染みて来て冷たい、というようなウェットには侵入してきた水を直接肌に触れさせないので効果的です。(実際に、あえてそういうウェットを着てテストしました。年明けには春秋用の3フルでもテストしてみようと思います)

破れていたり、そもそも水がどんどん入ってくるようなウェットスーツでは無理ですが、暖かさは想像以上だと思います。

ラバーと起毛で厚みが1ミリほどになるので、既成サイズのウェットでサイズが合っていなかったり、体重が増えてしまったりでウェットがきついというようなときには、さらにきつくなってしまうのでお勧めしませんが、採寸して作ったウェットならアンダーとして着用して問題はありません。(これもいろいろなスタイルのウェットで試しました)

これから寒さが本格的になります。冬の海を快適に、身体のパフォーマンスを落とさないためにも防寒対策はしっかりとしておきましょう。

収穫した作物を蓄え、渡り鳥は南へ旅立ち、人々は長い時間を屋内で過ごす冬がやってきます。ごく自然な時間の流れのままに生きられることは幸せなことだと感じさせてくれる曲です。


これも好きな曲。
いろいろとやっていたら、ブログを書く時間が無くなってしまったので動画を貼り付けてみます。

ミューハンプシャー州だそうです。メイン州の隣。アメリカ合衆国のほぼ北の端はかなり寒いと思いますが混雑が無ければ寒くてもいいや、と思いつつもロブスターグローブしているのを見て、ここは本当に寒そうだなあと。

極寒仕様のフル装備なら平気か?

ウェットスーツに頭が向いているのは、いくつか確かめたいことがあって、ちょうどウェットスーツをいろいろと試着してみていたのです。

試着していたのは、ZEROとAXXE CLASSIC。それぞれ個性的で、作り込みにはそれぞれ違った思想があります。どちらも優れたウェットスーツです。動きやすくて暖かい。真冬に快適に海水に浸かっていられるのは、これらウェットのおかげです。

自分でも使ってみて、いちおう分かったような気になっていますが、ユーザーさんの声を聞くと気が付かなかったこと、気にしていなかったこと(こっちが多いかな)など、新しい発見がまだまだあります。

文章にするのが難しいところもあります。なんでもブログに書けるわけでもありませんので、気になることはオーダーのときになんでも相談してください。

週末も西うねり、続きそうです。日中は日差しに助けられそうですが、朝一と夕方は寒いですよ~。

脈絡はありません。ライ・クーダーのTattler、バックコーラスがあんなに濃いなんて知りませんでした。




アイデンティファイ ウェットスーツ 2020年秋冬モデルをアップロードしました。シンプルさで人気のMODEL-Aに機能性をくわえ、さらにシンプルにモデルチェンジしました。




伸縮発熱はAXXE CLASSICのプレミアムブラックですでに検証済ですが、アイデンティファイで使用しているAIR PYRO(エアパイロ)は、伸縮発熱にさらに吸湿発熱と蓄熱機能が加わっています。

つまり、動いて発熱して、ウェットの内部での発汗を熱に変え、さらにそれを蓄熱するという三段階保温性能を持っています。

MODEL-Aはその発熱素材のAIR PYROを胸部に配し、伸縮性が高く水を含みにくい(=暖かい)VELVET BRを腕と脚に使用しています。

デザイン性も忘れていません。おしゃれなウェットスーツをお探しの方は、AIDENTIFYウェットスーツです。

MENEHUNE BEACH STOREウェブサイト
お知らせ:10月13日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。

波は少しだけ残ったみたいですが、今日はランニング。波乗りばかりで腰が痛いし、波乗りとは違う身体の使い方をしたかったのです。波乗りやっていれば身体はOKですが、動きを変えるというのも大事だと思っています。

裏山トレイル、8キロ/1hくらいのゆるラン。走っていると涼しい北風が汗をかいた身体にかなり気持ちがいい。身体が喜んでいるのが良く分かります。丹沢から秩父山系までの稜線がくっきり見えるようになってきました。秋の空気です。


足元は変わらず、ベアフットです。ソールがあるシューズよりも細かいところの足の筋肉を使います。波乗りにはこれが一番。画像のアースサンダルとフィンガーシューズを使ってますが、地下足袋でもOKです。


自宅へ戻って、体幹とプッシュアップ(正月から続けてます)。海に入っているとこういうのも調子良くできます。アップしているのを実感。シャワーで汗を流してから瞑想を15分。これで仕事前のフルコース終了です。

マユハケオモトが花芽を出し始めました。毎年10月。時期を間違えずに出てきます。この花が出てくると秋本番です。


ウェットのリペアを承りました。お尻のパーツ交換です。この方はお尻の骨が出ているのかこういう消耗のしかたになります。ヒジが破れやすい人など、人それぞれのクセがあります。


作っていただいてから、まるまる四年のウェットですが、生地は全然柔らかいです。リペアでもう少し着られると思います。時間が経つとだんだんリペアも難しくなってきます。古い生地と新しい生地と貼り合わせが、生地の経年劣化で難しくなってくるからです。

そうなってくると寿命です。見た目はしっかりしていても、生地の合わせ目から水が浸みこんできたりするようになります。水温が高い時期に使うウェットなら多少の浸水は気になりませんが、水温が低い時期には体温を下げることになります。

使っていて最初に浸水が始まることがいちばん多いのはお尻の周辺でしょうか。波待ちでボードに跨るので伸び縮みが大きいのと、体重とボードの浮力の圧力とが上下からかかるポイントなのでラバーがつぶれやすいのです。

ラバーの中には独立した小さな気泡の粒がたくさんあります。これが保温してくれるのですが、古くなってくるとこれが潰れます。気泡が潰れるとラバー自体もつぶれたように薄くなります。そうなると破れていなくても水が浸みこんでくるようになります。

波待ちしていてお尻から水が入ってきて冷たいから、そのあたりの縫い目をボンドでくっつけてみても水が浸みてくる。そうなったら修理が必要になってきます。縫い目からの浸水じゃないのです。

生地の劣化はどうしても避けられないことですが、リペアすることでまた保温性を回復することができます(冬場の波待ち中の尻からの浸水は本当に冷たく、冷えの原因です。震えが止まらなくなってしまったら低体温症の初期症状ですので、要注意です。)

冬、波待ちが寒くてもう寿命かと思ったら、ウェットを作ったショップにいちど相談してみてください。リペアすることで寿命を延ばすことができる可能性ありです。

うちで取り扱っているウェット、AXXE CLASSIC、 ZERO、AIDENTIFY、STEAMER、どれもリペアできます(これらのメーカーでしたら他店で作ったものでもOKです)。セミドライを冬に着ていて、そういえば…と思い当たることがあれば、本格的な冬のシーズンになる前にご相談ください。決してお安くないセミドライです。少しでも長く使えるようご協力させていただきます。


ウェットは生地同士を接着して、縫い合わせることで縫い目の防水性と強度を確保しています。接着だけではすぐに破れるし、縫うだけでは水が入ります。防水性を高めているのが接着ですが、使っているとこの接着剤も劣化してきます。

身体のあちこちから、なんとなく水が浸みこんでくるようになるのは接着剤の劣化です。浸みこむ量が多くなるとこれも体温を奪うことになります。

こうなってくるとウェットの寿命が近づいているサインですので、リペアで浸水を減らすのは難しくなります。

新しいウェットを作ることをお勧めしますが、どうしてもあとワンシーズンだけ使って来シーズンに作りたいという方には、インナーを使うという方法があります。0.5ミリと裏起毛の二種類の「水を通さない」インナーがあります。

「水を通さない」というところが重要です。以前、実際に実験くんしていますので、過去ブログご覧ください。どのインナーが良いのか、いつでもご相談にのります。

ここまで読んでいただいて、リペアでもインナーでも無く、今年はセミドライ作るぞーという方は、ぜひ一度ご相談ください。ボードと同じでウェットにもずいぶん投資している私です 笑。真冬でも暖かくて動きやすいウェットとアイデアがあります。

明日(13日・火)はお休みいただきます。




昼間の日差しが「暑い」から「心地よい」に変わってきました。秋らしい秋は久しぶりじゃないでしょうか?昨年などは10月になっても暑くて、お彼岸からひと月遅れでヒガンバナが咲いていました(今年は季節通りに咲いてますね)

少しずつ深まっていく秋ですが、皆さんウェットスーツの準備はお済でしょうか(やっぱり、そこへ来ました)もうちょっとしたら3フルの季節で、それから二か月後はもう年末です。あっという間です。

いつも言っていることですが、秋冬(特に真冬)はウェットの性能がライディングにも大きく影響します。動きにくいウェットや保温力が無いウェットでは身体のパフォーマンスも半減します。

今年の最右翼モデルは何と言っても、AXXE CLASSICのU-ZIPモデルです。私は3ミリフルスーツをネッスルで作りました。


AXXE CLASSICはブランドの立ち上げ当時からお付き合いさせていただいてます。私はジッパーレスのウェットはAXXE CLASSICが初めてでした。

そこからネックインスーツ → ロングチェストジップと進化してきて、今回のU-ZIPです。動きやすさや着脱性の簡単さ、保温性など、モデルチェンジするごとに進化してきたのを同じ時間の流れで体感してきました。

そうやって考えても、今回のU-ZIPは画期的であり、そろそろ最終形体じゃないかと思うくらいです(細かい改良点は出てくると思いますが)

フラップを上げた状態です。とにかくシンプルなのがお分かりいただけると思います。首回りのパーツはネックインのときの思い切り伸びるラバーです。着るのも脱ぐのも簡単です。


ジッパー回りの防水のしくみはロングチェストジップと同じです。これも真冬に経験済ですが、ジッパーからの浸水はゼロと言い切れます。それでいてシンプルに軽い作りになっています。すごいです。

AXXE CLASSICには個人的にはもうひとつ、地味目にすごいと思っているモデルがもうひとつあります。

昨年から登場したオートジップシステムのバックジップスーツです。


オートジップというのは、背中の防水のしくみがジッパーの上下に連動してくるジッパーのことです。今までだとインナーネックがどこかへ行ってしまって(背中で見えないし届かないので、見失うと結構大変でした)いたのを解消したしくみのことです。


それだけじゃありません。

これは実際に使ってみると分かるのですが、バックジップの弱点だった首回りの防水性が、ノンジップと同程度に向上しているのです。いきなり三段階くらい飛び越してきた感じです。

今年の年明けからこれで何度も波乗りしましたが、首回りを適切にフィット(首の締め具合は調節できます)させれば、ドルフィンでもワイプアウトでも首回りからの浸水はほぼゼロとこちらも言い切ります。真冬でも(湘南です)全く寒くありませんし、動くと暖かくなるという裏地は看板に偽りなく発熱します(U-ZIPも同じ素材です)

それから、U-ZIPのあの形に曲がっているジッパーを見ればお分かりいただけると思いますが、同じジッパーを使っているので背中へのストレスも多いに軽減されています。ひっぱると縦に伸びます(それまでのジッパーはがっちり伸びません)ジッパーのストレスは感じません。

実際に使ってみての感想です。自分で気に入らないものはお勧めしませんし、自分でも着ません。

もうひとつ気に入ってずっと使っているウェットがあります。

ZEROウェットスーツのエアドームです。最初のものは5シーズンほど使って(2014~2019)、昨年新しくしました。長持ちするのもお勧めポイントです。


これの良さは作りがシンプルで動きやすいということ(パドルは本当に楽です)。防水性と保温性が高く、暖かいということ。

茨城まで5/3ミリの裏起毛無しで冬も大丈夫です。裏起毛無しというのがポイントです。さらりとして肌触りが良いいので着心地も良いのです。

AXXE CLASSICでネックインが登場したころは、このZEROのエアドームが一番のお気に入りでした(文字通り首がネックな私はネックインは首の防水リングが苦手で、防水のためにフードをかぶっていました。ネックインをオーダーいただいた方には、首締め付けても平気ですか?と聞いていました)

ロングチェストジップとではエアドームの方が作りがシンプルで軽い分、少しだけゼロに軍配上がってましたが、今回のU-ZIPでは完全にイーブンです。

すべて主観なので、これまで書きませんでしたがイーブンに感じる今は白状してもいいでしょう。これ本音です。そのくらいエアドームは独創的だと思います。

なので現在のおすすめウェットの二大巨頭は、AXXE CLASSIC U-ZIPとZEROウェットスーツのエアドームの二つです。どちらも甲乙つけがたい良いウェットです。


最後にあんまり有名じゃないブランドも紹介させてください。茨城のSTEAMERサーフスーツです。


セミドライでは防水性と動きやすさでは上の二つのブランドには負けます。でも春秋用の3フルはラバー、ジャージともにいい素材を使っていますので低価格ながら着ていて快適で動きやすいです。作っていただいた方、皆さんにそう言っていただいています。

クラシックなイメージでラバーを多く使った、ごく普通のウェットです。3ミリフルスーツやロングジョンとジャケットのセットアップなんか良いですよ。

どのメーカーも現在、3~4週間ほど時間がかかっていますのでお早目がお勧めです。







残暑厳しい毎日ですが、ウェットが必要になる季節は必ずやってきます。涼しくなると納期も延びますので、準備はお早めにどうぞ。実際に使ってみてのお気に入りをいくつか紹介させていただきます(着ただけでまだ使ってないのもありますが…)。

最初から使って無いのですいません 笑。ゼロの3ミリフルスーツです。使ってないのは春先からの外出制限のせいです。出番が無いままに暑くなってしまいました。

裏はジャージ素材で3ミリ厚ラバー。春と秋から初冬に使ういわゆる3フルと呼ばれるウェットスーツです。

実はこれお客さまからの猛烈プッシュで作りました。作っていただいた方が、ゼロの3フル着心地いいし、パドルがものすごく楽でぜーったいいいですから着てみて下さいと言われ、それなら試してみなくちゃいけまいと作りました。

届いたのを着てみて、確かにパドルは楽そうだし(腕回りがゆるめに作られております)、裏側は質の良いジャージの肌ざわりもいいしで、海へ行くのを楽しみにしていたのですが結局まだ…。秋に使いますが、着てみれば良いのは分かります。おすすめです。

それからAXXE CLASSICのオートジップ2ミリフルスーツです。

これはたっぷり使いました。2ミリと薄いので動きやすさは抜群です。薄いので快適に使えるのは11月初旬くらいまでです。シーガルやロンスプと同じか、少し寒くなっても使えるウェットとお考え下さい。防水性は高いです。

インナーを使うか、2ミリの裏起毛なら3フルと同じように使えます(起毛無しの3フルバージョンももちろんご用意しております)

それから同じAXXE CLASSICオートジップのセミドライタイプ、つまり真冬用です。今年の冬に何度も使ってます。

バックジップながら防水性はかなり高いです。イコール暖かいということですが、まったくその通りです。バックジップを着たい方は迷わずこれです。動くと発熱するという裏地がついてますが、実際発熱するのでビックリです。

2ミリもセミドライ(4/3ミリ)もフラップが連動するオートジップで、ジッパーは柔軟性があるストレッチファスナーを使っていますので、これまでのバックジップとは全くと言って言い過ぎじゃないくらいパドルや身体の動きが楽になっています。ノンジップと変わりません。


そして、これもずーっと愛用しています。ゼロのエアドームです。オール3ミリでインナーを着て真冬に使っていましたが、去年5/3ミリで新しく作りました。


冬に使いましたが、裏起毛無しですが5/3ミリならインナー無しで寒くありません(茨城の方からもインナー無しで平気ですとご報告受けております)最初にご紹介した3フルと同じ裏地ですのでさらっとした着心地は快適です。作りはシンプルですが水入りません。防水性はかなり高いです。3ミリをずっと使っていましたが耐久性があって長く使えます。


さて、ずーっと黒ばっかりですが、5番目は新製品のAXXE CLASSIC U-ZIP。やっぱり黒です。

これはまだ出番ありません。これからですが、使わなくてもその性能が分かるのは防水のしくみがロングチェストジップと同じだからです。

画像は3フルです。冬用のセミドライは首がダブルネックになって、手首が防水構造になります(厚みは4/3ミリか3ミリの発熱素材です)U字型のジッパーでロングチェストジップの防水性、保温性と動きやすさをそのままに軽量化して、より動きやすく着脱を楽にした画期的なウェットです。


6番目と7番目は秋から初冬にかけての3ミリモデルです。



STEAMERサーフスーツのセットアップと3フルです。どちらも開店以来のロングセラーです。使っている素材は有名ブランドと同レベルで、ネッスル系のDTラバーは着心地良くて伸びが良い高級素材です(私はネッスルはここから入りました)

それでもプライスは税込みで5万円ちょっとというコスパが良いウェットスーツです。激安ではありませんが、価格イコール素材でお得感が高いのがこの二つです。

カラージャージで袖口に色やストライプを入れたりすることもできます(チャージ有ます)ロゴなしのオールブラックもOKです。


フルスーツばかりご紹介しましたが、もちろんそれぞれにシーガルやロンスプなど季節に合わせたカタチがあります。何をどうするかというのは迷うところですが、どれも実際に着てテストをしていますので、まずはご相談してください。


達郎さんのマジックウェイズ懐かしいです。アルバム「BIG WAVE」海に行くときに良く聴いてました(最初はカセットテープですね)

ウェットスーツが届きました。AXXE CLASSICの最新作、U-ジップです。ひさびさにネッスル使用のオール3ミリで作りましたが、着心地はやっぱりネッスルが一番気持ちいいですね。

下半身ジャージの方が耐久性があって取り扱いにも気を使わないのですが、あえてラバー仕様にしてみました。股の部分のラバーとジャージの合わせ目がどうしても弱くなるので、少し気を使って脱ぎ着しなければいけません。(メーカー推奨は下半身ジャージです)

このウェットスーツの正式名称は、HYBRID U-ZIPと言います。何と何のハイブリッドかと言いいますと…。

下が古いモデルで恐縮ですがこの二つ。フラップタイプのノンジップとロングチェストジップです。

ロングチェストジップは、ネックインタイプの後継モデルとして考えられたスタイルです。ネックインスーツの「動きやすく」「防水性が高く」「保温性が高い」という三点に「スーツの着脱が簡単」という多いなプラス要因が加わった人気のスタイルです。

そして、それをさらに発展させたのが、今回のハイブリッド U-ZIPです。

他を真似するのではなく、フラップタイプのスーツとロングチェストジップの構造や使い勝手を独自に研究開発してきた結果の形がこのU-ZIPです。

着脱にコツが必要なネックインタイプを着やすく、脱ぎやすくと考えられたのがロングチェストジップです。ロングチェストジップはその通りの機能を実現していますが、そこに従来のノンジップとの共通点を見いだし、ふたつをうまく融合させたのがU-ZIPというモデルです。

その融合を可能にしたのが、柔軟性があるストレッチファスナーです。ロングチェストジップでもバックジップのオートジップシステムでも動きやすいのはこの柔軟性が高いファスナーのおかげです。それまでのファスナーでは、この曲線を作ることはできません(このファスナーを使ったオートジップモデルがそれだけ動きやすいということもご理解いただけると思います)


ロングチェストジップのジッパーをU字にすることで得られたことは、ウェットの作りがよりシンプルになったことです。

ロングチェストジップでは両腕の力こぶの先あたりまでジッパーが来るため、その部分の生地を二重にする必要があったのですが、U-ZIPではジッパーの両端を背中側へ持っていったことで、肩から先を一枚の生地にすることができました(「*印」までが生地が二枚重なる構造です)


ロングチェストジップでもパドルへのストレスはかなり少ないと思いますが、U-ZIPはそれをさらに軽くしています。

インナーネックはシンプルな作りで、ここからの着脱はかなり楽です。海からちょっと上がって一休みのときも、この状態で快適です。

このスーツは3ミリですが、セミドライタイプは防水のためこのインナーネックがもう少し高くなります。(湘南と同程度の水温の地域なら、この3ミリと同じでも問題無いと思います。低い方が脱着は楽です。胸回りのサイズ同様にこれも選ぶことができます)

外のネックは、セミドライでは折り返しの防水ネックになります。


ロングチェストジップと大きく違うのは、U-ZIPが使えるスタイルの幅の広さです。ロングチェストジップはフルスーツだけでしたが、U-ZIPはスプリング、シーガルもU-ZIPでOKです。その辺が、フラップタイプのノンジップとのハイブリッドという所以です。

U-ZIP、もうオーダーOKです。納期の調整もいたしますのでお気軽にご相談ください。

…と散々褒めてきたU-ZIPですが、実はすでに普通にシンプルで軽快なウェットもあるのです 笑。

これです。バックジップのオートジップシステムです。冬に使っていましたが、シンプルで防水性、保温性、動きやすさ、どれも◎でけっこう気に入っています。ウェットマニアのメネフネ店主の個人的なおすすめです。


まだ暑いと思っていても、すぐにウェットのシーズンはやってきます。準備はお早目に。どのスタイルがよいか、相談乗りますのでいつでもご相談してください。





CLASSICウェットスーツのニューモデル、U-ZIPのご紹介です…と書き始めたものの、先をどう続けようかとしばし考えております。

というのもこの新しいモデル、これまでニューモデルですと言ってご紹介してきたウェットスーツと同列に出来ないと言うか、単にニューモデルと言う範疇には収まらず、ウェットスーツの新しい流れを作り出しているのではないかと思います。

ウェットスーツというと、背中に着脱のためのジッパーがあるバックジップタイプが最もベーシックです。それからその背中のジッパーを廃したノンジッパータイプ。大きくはこの二つに分けられると思います。

ノンジップは胸と肩回りにフラップを配した形から始まり、ネックインスーツへと進化し高い防水性と運動性を実現しましたが、着脱に若干のスキルを必要とすることから、より着脱が楽でネックインスーツと同様の防水性と運動性を持っている胸に長いジッパーがあるロングチェストジップという形へと変わっていきました。

そして、そのロングチェストジップがさらに進化したのが、今回のこのU-ZIPというモデルです。スーツの形状は最初のノンジップタイプの形に戻ったと言って良いと思います。

よりシンプルになった訳ですが、それを実現させたのは柔軟性があるストレッチファスナーと、ロングチェストジップのファスナー周りの防水のノウハウです。


従来の大きくて固いファスナーでは、カーブの部分に歪みが出てしまうため、人の肩回りの立体的なカーブにフィットするこのファスナーのラインは作れません。



それを実現しているのがストレッチファスナーとそれをカーブさせる高い技術です。真っすぐなファスナーをカーブさせている手法は上の画像をよーく見るとお分かりいただけると思います。微妙な作業はウェットスーツの縫製を超えています。すごいです。

フラップの内側はロングチェストジップと同じ構造になっています。防水性が確保されているということが良く分かると思います。

ロングチェストジップではジッパーが肩より先の上腕の力こぶのあたりから始まっていましたが、ジッパーをU字型にして背中側へ曲げて持っていったことで、ロングチェストジップでは上腕から肩にかけての生地が二重に重なっていた部分を、一枚の生地にすることができました。

ロングチェストジップの防水性と保温性を受け継いで、シンプルな構造でより軽く、より動きやすく、着脱もより簡単にというウェットスーツに求められるほとんどの要素を実現しているのが、この新しいU-ZIPモデルです。

これはもう、ノンジップモデルの新しい流れと言っていいと思います。

ロングチェストジップではどうしても胸まわりはジャージになっていましたが、U-ZIPではラバーにすることが可能になりました。ラバー派の方たちには朗報です。


フラップの内側は一枚構造です。これでスーツの内部への浸水はほぼありません。画像は3ミリのジャーフルで春秋用です。冬用のセミドライタイプはもう少し首の前部分が高くなってきますが、湘南では低い方のインナー形状で問題無いと思います。インナーの首回りの高さは選択できるようになっています。水温と着脱のしやすさで選べます。


さらなる工夫は冬用のセミドライの下半身にもあります。これは腰のすぐ横のアップですが、下半身のジャージ部分の縦方向の合わせ目は縫い合わされていません。接着とこのテープで生地と生地をつないでいます。


身体の動きに合わせて伸縮するウェットスーツは、どうしても縫い合わせた部分から弱くなります。何シーズか使っていると股やお尻からなんとなく水が染みこんで、冷たく感じるのは皆さん経験したことがあると思います。

縫わずに生地をつなぎ合わせるこの方法は、生地に縫製の針穴が開きません。縫製糸が通る針の穴はラバーを貫通はしません(貫通すると水が入ります)が生地の途中まで穴を開けます。新しいU-ZIPモデルでは生地に穴を開けずにつなぎ合わせて、生地への負担を減らし耐久性を向上させています。

股の部分も同じです。(ラバー派の方はモモ回りまでラバーにするオプションも用意してありますが、従来の縫製になります)


フラップタイプのノンジップと同様に軽く動きやすくて、防水性と保温性はロングチェストジップやネックインと同じという夢のようなウェットです。U-ZIPはバックジップモデルのオートジップと並んで、ウェットのスタイルに二つの流れを作り出すと言って良いと思います。

バックジップタイプは、オートジップシステムという傑作です。冬はコロナのせいで、セミドライを着た回数も少なめでしたが、動きやすさと保温性、防水性は今までのバックジップとは違います。バックジップ派には自信を持ってお勧めできます。昨冬のウェット総括はこちらをどうぞ。

バックジップのオートジップとノンジップのU-ZIP、どちらアルティメイトかもです。AXXE CLASSICさん、追求しすぎです 笑。

U-ZIP、さっそくテストしてみなくちゃとセミドライを作ろうかと思ったのですが、昨年オートジップのセミドライとZEROのエアドームの5/3ミリの二着も作ったので、3ミリのフルスーツにしました。プレミアムブラックのインナーを着れば冬も行けるんじゃないかと想像しております。

U-ZIPは8月からオーダーOKです。納期を秋に調整することもできます。もちろんオーダー料はいただきません。






ショートジョンが出来上がりました。ロゴは入っていませんが、STEAMER製です。ショートレングスでスキンの面積をできるだけ多くして、クラシックな雰囲気に仕上がりました。シンプルなのが一番です。今なら出来上がりも速いです。身体に密着するウェットはサイズオーダーがベストです。

こちらは、ご夫婦で作っていただきました。ご主人は、オールジャージのシーガル。背中に突合せでロゴマークを入れたら、お祭りのハッピみたいで粋な雰囲気。いいじゃないですか。


奥さまはジャーフルのロゴなし。手首のマルベリーのカラージャージがアクセントです。


触って実際に着ていただくと分かるのですが、ただ柔らかいだけでなく、弾力性がある良い素材を使っています。有名ブランドにも負けません。肌触りが良いというのも大事な要素です。生地の柔らかさも関係してきますが、着ていて快適です。

デザインはできるだけシンプルにして、その分良い素材を使ってます。決して激安という訳ではありませんが、コストパフォーマンスは高いです。

一番人気はこのセットアップ。ジャケットを2ミリにすればタッパーとして使えます(通常は、ロングジョン、ジャケット共に3ミリです)

税込み、オーダー料込みで¥53.900。3ミリフルスーツも同じ価格です。

私がウェット職人に直接オーダーしているので、企画力や製品の開発力では有名ブランドにはかないません。でもその分、ひたすらシンプルにクラシックにという方向性で素材のクオリティを上げつつ価格を抑えています。

シンプルでクラシックなSTEAMERサーフスーツは、こちらをご覧ください。

機能性や新しいアイデアという面では、こちらです。強力です。

今年の秋からスタートする、AXXE CLASSICのU-ZIPです。


チェストジップ、ネックイン、ロングチェストジップと分化、推移してきたノンジップモデル(背中にジッパーが無いという意味です)ですが、このU-ZIPという形態にすべて収束して行くことと思います。

詳しくはまた後ほど書きますのでお楽しみに。凄いです。




X

アイデンティファイのロンスプが出来上がってきました。アイデンティファイ、最近人気です。ラバースキンの面積が多いのと、カットにデザイン性を持たせているのが特徴です。

画像はVESSELというモデルです。胸の X状のカットが特徴ですが、スムーススキン(表面に光沢があります)とメッシュスキン(つや消し)を組み合わせてパドルの際に滑りにくいよう考えられています。機能とデザインを兼ねた作りです。

モモのパーツまでスキンを使っていますが、テンションがかかる股部と波待ちでワックスが付いたデッキに跨るモモの内側は耐久性を考えたジャージ素材が使われています。

スキンが多いウェットがお好きな方におススメです。2020年春夏 AIDENTIFYウェットスーツ

もうひとつは、定番のコレ。STEAMERのロングジョンとジャケットのセットアップ。開店から20年、1000円と消費税分は値上がりしましたが品質はそのまま、おまけにデザインもほぼそのまま。

変えようが無い、シンプルなデザインです。ジャケットは3ミリ、2ミリどちらでもOKです。セットアップの季節は3フルとほぼ同じです。今年はセットアップの出番が無くて、もうロングジョンの季節になってしまいましたが、秋にはまた使えます。トランクス+ジャケットでも使えます。

袖にストライプを入れたり、ロングジョン(ショートジョンでも)の胸にカラージャージを使ったり、いろいろできます。私はこんなショートジョンを作ってもらいました。そういえば、ちょっと前にウェットパンツも作りました。


みなさんのアイデア次第です。相談に乗ります。

もうなんか、なんでもいいから波乗りしたくなる映像 笑。
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