MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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年末に間に合うように、二週間で仕上げていただきました。STEAMERさんのフルスーツが到着しました。20年来のSTEAMERユーザーのMさまのオーダーです。

使用素材はライテス起毛。裏返すとゴン太くんみたいな色が暖かそうです。厚みは5/3ミリ。


今季、STEAMERのフルスーツは首回りのフィットに始まり、背中と首回りのバリアネックの改良、そしてこれは意図していなかった箇所ですが、バリアネックを改良することで袖付けがと背中の構造が変わって、冬の厚いラバーでもパドルが楽になったと思います。

そして今回、もうひとつ変えたのはヒザのパッドです。従来の膝パッドを廃して、タフジャージにしました。

これまでは、パッドが入った厚みがあるパーツを使っていましたが、タフジャージにするとより防水性が高い縫製ができます。それほど影響は無いかもしませんが、ウェット内部への浸水をできるだけ減らそうと考え、変えてもらいました。

防水性を考えて、首回りと手首のサイジングを少しだけきつめにしてもらったのも変更点です。

これまで、AXXE CLASSIC、ZEROというふたつの巨頭の存在があったので真冬に使うウェットスーツは、この二つのメーカーをお勧めしてきましたが、今回のリニューアルで、防水性、保温性、動きやすさの点で自信を持ってお勧めできるようになったと思います。

バージョンアップしたSTEAMERウェットスーツ、なかなかいいですよ。


運動性能を考えて、オール3ミリ+起毛という考え方もありますが、5/3ミリでも以前と比較して動きやすくなっていると思います。これはSTEAMERだけでなく、他メーカーも同様です。

起毛素材が発達しても、やっぱり暖かさは=スポンジラバーの厚さです。ウェット外部の気温と体温を断熱するのは、気泡をたっぷり含んだスポンジラバーです。生地が厚いと、比例して断熱性も高くなります。生地が厚くなる分、下半身はより柔らかいジャージにしています。(若者は3ミリでも平気だと思いますが、おっさんは無理せず5/3ミリです。)

生地に厚みがある方が耐久性もあります。ウェットの芯素材はさきほども書きましたが、小さな気泡をたくさん含んだラバーです。この小さな気泡が集まって空気の層となって、外気温と水温から身体を守ってくれます。

ラバーが引っ張られると、ラバー内部で気泡を形成しているラバーの薄い壁が少しずつ破れ、隣同士の気泡がつながっていきます。これがくりかえされると、気泡がつながりあって、水を通す経路を作ることになります。(生地厚がある方が、浸水経路が形成されにくいのは想像できます)

そうなると、見た目は何ともないのに海に入ると水が浸み込んできます。そうなってしまうのが多い箇所が、波待ちでボードの上にまたがる姿勢で引っ張られる股の部分(脱ぐときにもつい引っ張ってしまいます)や、パドルで常に伸び縮みしている脇の部分です。

今の素材は柔らかいので、既成サイズで多少サイスが合わなくても着れてしまいますが、サイズが合っていないと生地に常にストレスがかかっていることになります。生地にとっては良くない状態で着用しているということです。

それから、寒いとついつい急いでウェットを引っ張って脱いでしまいますが、ウェットを脱ぐときにはできるだけ引っ張らず、ラバーにストレスを与えないようにする方が長持ちします。

STEAMERウェットスーツ、年明けオーダーでも今冬にまだまだ間に合います。気温が下がって、今のウェットスーツでは寒いという方はご相談ください。






お知らせ:12月7日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。

新しいウェットスーツが届きました。作り過ぎです 笑。でも、サーフボードがなかなか作れない今、やっとくべきお仕事だと思います。届いたのは今回もSTEAMERさんです。


前回と同じに見えますが、ぜんぜん違います。サーフボードと違って、ウェットスーツのテストは地味ですね。でも、冬の寒い海の上で身体のコンディションを保つ、大切な道具です。

ちなみに前回はこちら。DTラバーの裏ジャージタイプ。いわゆる3フルというやつです。何度か使いましたがこのラバー、本当にいいです。ストレスの無さはもちろんですが、着心地、肌触りの良さは取り扱っている、ハイエンドメーカーにもひけを取りません。

今回作ったウェットは、裏返すとこんな風になっています。背中側です。使っている素材は、エアシュートという毛足が短めの起毛素材です。

前回のファスナーの裏は、フラップを大きくすることと、表側に出ている縫い目を直接内側に出さない構造になっていて、防水性は結構高い作りです。実際に、背中を水没させても、しばらくは水は入ってこないのですが、限界もあります。弱点は首の後ろの合わせ目です。

それで、今回は画像のように内側を完全に覆うインナーバリアです。これで、弱点はほぼカバーできます。


着てみましたが(今回は画像ナシです。前回と同じですから 笑)、苦手な首回りの圧迫感もほとんど感じません。実はインナーバリアネックには、若干のトラウマみたいなものがあって避けていたところもあるのですが、AXXE CLASSICのオートジップを着るにつれて見直し始めておりました。

実はこのインナーバリアの取り付け方を大きく変えてもらったことが、一番大きなポイントです。気になっていた部分が、スッキリ解消されました。

ZEROやAXXE CLASSICと比べてしまうと、真冬用はいまいちお勧めするのに力が入っていなかったのですが、今回のものは良いという自信があります。そういうアイデアが出てくるのも、これまでいろいろと勉強してきたウェットマニアのおかげだと思います。

今回私が作ったのは、実験くんでオール3ミリのエアシュートです。おそらくこれ一枚では、真冬は(自分は)無理だと思います。でも、例のプレミアムブラックのインナーをプラスすればたぶん大丈夫です。そんな雰囲気です。

皆さまにお勧めする冬仕様は、エアシュートなら4/3ミリ、ライテスの起毛素材は、オール3ミリと5/3ミリです。どれを選ぶかは、ご相談ください。納期は約三週間です。

STEAMER SURFSUITSはこちらをご覧ください。






首回りをリニューアルしてフィット感がぐっと高まったSTEAMERウェットスーツですが、冬に向けてテストスーツをもう一着作ってもらうことにしました。

先日作ってもらったのは、起毛無しのオール3ミリのフルスーツです。ジッパーの裏当てダブルフラップにしてもらって、防水効果を高めたバックジップです。体型にもよりますが、このダブルフラップにすれば、背中からの浸水はかなり減らすことができます(ZEROの3フルも同様の構造にしてもらっていますが、こちらも防水性は高いです)


こちらは、起毛無しのいわゆる「3フル」と呼ばれる、春秋仕様のフルスーツです。そのフルスーツにインナーや他の装備をプラスして、冬場にどれだけ快適にサーフィンすることができるかという実証実験です。

それに加え、新しくやろうとしているのは、今季から使用を始めた新しい起毛素材を使った、3ミリのフルスーツです。新しい起毛素材は、エアシュートという裏地素材です。

水を垂らしてみたら、見事に弾きました。このエアシュート、起毛素材ですが毛足は短めです。従来の起毛素材とジャージ裏の中間くらいの毛足です。

起毛素材よりも軽くて動きやすく、ジャージ素材よりも暖かいという、起毛とジャージ裏の中間に位置している新しい素材です。特長は動きやすさに加え、画像の通りに水はけがとても良いことです。

このエアシュートを使って、オール3ミリでフルスーツを作ってもらいます。今回のフルスーツは、背中のジッパーの内側にバリアネックオプションをプラスします。このバリアネックの取り付け方も改良してみようと考えています。

こちらは、裏起毛(半起毛か?)にバリアネックという正統的なセミドライスーツです。こちらは、3ミリラバー+エアシュートで冬寒くないか?という実験くんになります(エアシュートのラバーの厚みは、3/3ミリと4/3ミリがあります)。

エアシュートはまだサイトに掲載しておりません。ブラウンカラーのライテスチョコ素材(スウィーツみたいな名前ですね)は、実績がありますから問題ありませんので、皆さまにはそちらをお勧めするとしまして、エアシュートはまずは自分の身体でテストです。私は普通に寒がりですから、実験としてはちょうど良いと思います。


サーフボードが思うように作れない分、ちょうどいい機会ですので、今季はSTEAMERウェットスーツのテストに投資しようと思ってます。

AXXECLASSIC、ZEROは年明けの納品になりますが、引き続きオーダー承っております。STEAMERは今のところ、2~3週間で出来上がります。

ハルのサーフィンには、何か引き付けられるものがありますね。でも、こういうのを見ているとプリモに乗りたくなります。

Gliders Rag from EZEKIEL on Vimeo.






STEAMERさんに頼んでいた、オール3ミリのフルスーツが出来上がりました。3週間くらいで出来上がってくるのは、ありがたい限りです。新しいロゴマークもいい感じです。

早速着てみましたが、撮影はちょっと失敗。後ろに他のウェットがぶら下がったままで、下半身が良く分からなくなっちゃいました(良く見えないくらいがちょうどいいか 笑)。

首回りのフィット感、いい感じです。パドルの姿勢、ドルフィンの姿勢では首にぴったり密着してくる感じです。実際の防水性はどのくらいあるのか、早く海で使ってみたいです。

DTラバー、伸びが良くて弾力性あります。裏地のジャージの肌触りは快適です。今回は、下半身ジャージにしてみました。こっちの方が扱いは楽です。下半身はほとんどが水の中で、生地表面の気化熱による影響は受けませんからスキンでもジャージにしても暖かさは同じです。

背中のフラップも形状変更して面積が大きくなっています。着用した状態でベルクロを引っ張って固定すると、このフラップが背中に密着してくれるので、この部分からの浸水も少なくなりそうです。


ジッパーの裏はセミドライと同じ作りにしてもらいました。インナーフラップ大きいです。これが背中からの浸水をシャットアウトしてくれます(セミドライは標準ですが、3フルは1.100円アップになります)。


この裏起毛無しの3ミリフルスーツに、SURF GRIPのプレミアムブラックのインナーをプラスして、真冬にテストしてみようと思います。今年の冬はラニーニャ発生の確率が高いらしいですから、テストのしがいがあるってもんです。

私はテストですが、5/3ミリ、3/3ミリともにインナー不要の裏起毛タイプもありますので、皆さまはそちらをどうぞ。STEAMERさんは、年内の出来上がり、まだまだ間に合います。

STEAMERウェットスーツ  MENEHUNE BEACH STORE


昨日は結局、海は止めて病院へ行ってみました。肩が痛いと説明するのに手っ取り早いので、五十肩とは言っておりますが、やっぱりそれとは違いそうです。

腹筋ローラーやっても、腕立て伏せやっても、懸垂やっても痛くもなんともないのです。パドルの動きだけが、ものすごく痛いという不思議で、痛い部位も関節じゃありません(五十肩は関節周辺の炎症です)

取りあえずは炎症止めをもらって帰ってきましたが、それが効かなければMRIで診ましょうということになりましたが、どうなることやらです。

明日は定休日です。





AXXE CLASSIC ウェットスーツ、年内にお手元に欲しい方は、11月1日(月)までにオーダーお願いします。12月25日までに出来上がります。(状況によっては変わることもありますので、あらかじめご了承お願いします)

年明けになっても、本当に必要な時期にには間に合います(湘南です)が、年末年始は新しいウェットで波乗りしたいという人は、オーダーお待ちいたしております。採寸・オーダー料は無料です。

プレミアムブラック、暖かいです。


AXXE CLASSICウェットスーツ

さて、先日もブログで書きましたが、首回りをリニューアルしたSTEAMERウェットスーツ。ユーザーさんから、「首回りのフィット感最高で、水も入ってきません!」と嬉しいフィードバックをいただきました。

首の後ろのパーツの形状を少し変えてもらったのですが、予想以上に良い感触のようです。

こうなるとウェットマニアの血が騒ぎます 笑。早速、自分でも試してみようと3ミリフルスーツをオーダーしちゃいました。

私がオーダーしたのは、3ミリで裏起毛無しの裏ジャージ。つまりセミドライじゃなくて、3フルというやつです。これで、プレミアムブラックのショートジョンのインナーを着て、真冬に波乗りしてみようと企んでいます。

背中のジッパーまわりだけは、セミドライと同じ作りのダブルフラップの防水仕様にしてもらいます。これが結構、防水性が高いのは体験済ですが、まずは実験くんです。

STEAMERウェットスーツは北茨城で女性の職人が縫っている、海街のウェット屋さんみたいな存在です。有名メーカー、有名ブランドと同じように、というのはなかなか難しいところです。

私はこれまでずっと、有名メーカーの作り込まれたウェットスーツを着てきました。その中で分かってきたのは、ポイントを押さえれば、冬の寒さは防ぐことができるということです。

さすがに、AXXE CLASSICやZEROみたいにはいきません。でも、そういう有名ブランドは、価格が上がり過ぎてちょっと…という人もいると思います。ですので、コストをできるだけかけない方法として、まずは自分で実験してみることにしました。

裏地が起毛でも、そうでなくても、暖かさをさらにワンランク上げるポイントは、浸入してきた海水を、肌に直接触れさせないことです。これ大事です。

ですので、ある程度まで防水性を高めた3ミリのバックジップのフルスーツ(今回のSTEAMER 3フル)のインナーとして、海水を通さない機能を持ったインナーを着ていれば海水の冷たさからは身体は守れるはずです。

ポイントは二段構えというところです。ウェットの内部で、浸水してきた冷たい海水を直接肌に触れさせない役割を担うのが、プレミアムブラックのショートジョンインナーです。

インナーの効果も実証したかったので、ウェットスーツの裏起毛はあえて外したというわけですが、これまでの経験から考えても、おそらくこれで大丈夫だと思います。

冬の楽しみというか、実験くんはもうメネフネビーチストアの風物詩ですね 笑。

STEAMERウェットスーツは、3週間ほどで出来上がってます。こちらもよろしくお願いします。

STEAMERウェットスーツ






STEAMERウェットスーツの3ミリフルスーツが出来上がりました。一昨日から急に寒くなって、まさにジャストインタイムでの到着です。

着るときにあわててしまうと、ヒザで引っかけて破ってしまうこともままある、ヒザから下のパーツをジャージで作りました。これで、波を見ながら焦って着ても大丈夫ですが、あわててひっくり返らないように気を付けてください。

今回から首回りを少し変更しています。首回りがよりフィットしやすいように考えました。一週間ほど、ずーっと考えていました。思いついたのは真夜中です。夜中にふと目が醒めたと思ったら、頭の中に「あ、これじゃん」と首回りの形が浮かびました。

そのまま寝て、さっそく次の日に職人さんに伝えて形にしてもらったら、いい感じに出来上がってきました。STEAMERさんはうちの店だけじゃなくて、他店さまもこれからは同じ形状にするそうですので、私としても嬉しい限りです。

すっかりもうフルスーツのシーズンです。ZERO、AXXE CLASSIC、AIDENTIFY、STEAMER、各メーカーともにオーダー料はいただきません。迷っている方は、寝ているときも考えるウェットマニアに相談してください。採寸は、10~15分ほどで完了いたします。ウェットスーツ、オーダーお待ちしております。





KK FISHのストックボードが入荷しました。レングスは 5’8”。ダークウッドにクリアカラー、ブラックロゴをラミネート。光が良くなくて写真がいまいちなので改めて撮り直します。アップロードは、少々お待ちください。店頭ではいつでもご覧いただけます。シンプルで、いい感じです。

さて、もうすっかりウェットスーツの活躍の季節です。明日からは気温もぐっと低くなってきそうです。

昨日はいい波で、羨ましい限りです。五十肩が少し良くなってきたと思ったら、今度は肉離れで、なかなか復帰できない私ですが、ウェットだけは用意しておこうとバックジップのフルスーツを引っ張り出してきたら、ジッパーが背中の真ん中あたりで引っかかってしまっているみたいで、ぜんぜん動かない…。

これ、仕舞う前に潮をしっかりと流しておかなかったせいです。

数年前からジッパーの主流になっているストレッチファスナー。これのおかげで、バックジップの背中が劇的に軽くなりました。人気のU-ZIPのように、U字型にジッパーを配置できるのも、柔軟性があるストレッチファスナーのおかげです。


ストレッチファスナーの特徴は、ジッパーティース、ジッパーの歯ですが、これが細かくなっているのが特徴です。

従来の大きな歯のジッパーでは問題にならなかったのですが、歯が細かいストレッチファスナーでは、歯とスライダーの間に残った海水が乾燥し、塩が結晶してファスナーを固めてしまうことがあります。

そうなるとファスナーが動かなくなります。

無理に動かしてはいけません。ストレッチファスナーは細かくても丈夫ですが、無理に動かすと壊れる可能性もあります。解消法は簡単です。相手は塩ですから、溶かしてやればいいのです。スライダー部分をたっぷりの水で濡らして、しばらく待てば元通りです。簡単ですが、今まで、通常のファスナーでは起こらなかったことなので、あれれ?ということにならないように、覚えておいてください。

ウェットスーツの現在の納期は、AXXE CLASSIC、ZEROともに1か月半程度です。STEAMERは、3~4週間になってきております。

私は早く、ふくらはぎを治さなくちゃ。






私のもうひとつのオススメ。ゼロのエアドームです。良く出来ているウェットスーツだと思います。これは二着目に作った、裏地がジャージの5/3ミリです。

防水性は高くて、水はほぼ入ってきません。これ一枚で、北関東まで冬は越せます(もちろん、ブーツやグローブも着用します。ウェットだけのお話と思ってください)。それよりも北のサーファーは、外気温と水温に合わせてインナーをプラスして冬も使っています。

私はこの5/3ミリの前は、オール3ミリを使っていました。湘南ならそれ一枚で冬も平気、という人もいますが、平均的寒がりな私は、インナー(プレミアムブラックのいいやつがあります)を一枚着れば、真冬も快適です。

オール3ミリなら、そのまま秋に3フルとして使うこともできます(秋口はちょっと暑い)。そしてそのままインナーをプラスして、冬を越します。一着で秋冬と使うことができます(ちなみに2014年に作ったのを、前回の冬(2021年)の寒い日にテストしてみたら、まだ全然使えました。インナーの性能次第ですが、長持ちもします)

今回はインナー無しで真冬も使おうと考えて5/3ミリで作ってみました。

腕回りに余裕がある作りなので、スタイル的な好みもあると思いますが、この作りの方がパドルは格段に楽ですし、インナーを着たときにも、きつく感じることはありません。腕回りが軽いというのは、かなりのアドバンテージです。

オール3ミリなら、インナーを用意すれば秋から冬まで長い期間を一着で過ごすことができます(オール3ミリは、それ一枚で着ると後で思い出してしまうくらい、本当に軽く動きやすく快適です)

5/3ミリでは秋口にはもう一着、3フルがある方が快適ですが、冬場はインナーという装備をひとつ減らすことができます。面倒くさがりのおっさん(私)にはそれも利点のひとつです。加えて、ジャージの裏地は滑りが良く、快適な着心地です(これが結構大きかったりします)。

どう使うかは、考え方次第です。

エアドーム、裏地起毛付きもあります。これはかなり暖かいです。5/3ミリ 裏ジャージ=3/3ミリ 裏起毛と考えてください。薄くなる分、軽くすることができます。

ウェット計画、いつでもご相談ください。

今年はこれを試してみるのが楽しみです。AXXE CLASSICのU-ZIPです。オール3ミリの裏起毛、上の理屈とおりです。起毛の分、生地を薄くして軽くしてやろうと考えました。


AXXE CLASSICの納期は現在、11月初旬~中旬です。年内に欲しい方はお早めにお願いします。

明日は、台風のうねりが楽しめるサイズで届きそうです。サボりたいのは山々なのですが、いつも通り仕事してますので、海帰りにでも寄ってください。





AXXE CLASSIC U-ZIP、出来上がりました。新しいウェットは嬉しいものです。前回、同じU-ZIPの3ミリフルスーツは、広背筋を強化したせいか、肩回りがきつい感じになってしまったので、サイズを測り直して作ってもらいました。

早速、試着してみたら、もうばっちりです。サイズが合わないウェットは、いくらウェット自体が優れていてもストレスになることを自分自身で実感しました。

3ミリ(ネッスルの裏起毛無し)を着て、このスーツの防水性の高さを実感していたので、冬用は3ミリのプレミアムブラック起毛で首回りはダブルネックでは無く、軽いシングルネック仕様にしました。

折り返す防水ネックではありませんが、この首回りでも防水性はかなり高いです。首が弱い私にはありがたいことです。

試着してみて思ったのは、脱ぎ着がより楽になったということです。インナー部分が背中で二枚重ねになって、より大きく開くようになっています。


比べてみましたが、背中に防水バリアがついたバックジップのオートジップよりも、開口部が大きく広がります。バックジップよりも脱ぎ着が楽ちんということです。


それから、下半身に注目です。これはヒザ裏からフクラハギにかけての画像です。

縦方向の合わせ目にはテープが貼られているのが分かると思います。この部分は縫われていません。通常、ウェットスーツはパーツとパーツを接着した後、ジャージは表面(場所によっては両面)、ラバースキンは裏面をミシンで縫い合わせます。

縫製は生地を糸で縫い合わせるので、穴が開きます。縫製の糸は、スポンジラバーを貫通してはいないので縫い目からは水は入りませんが、経年による浸水は避けられません。それをラバーに針穴を開けず、できるだけダメージを与えない方法でと考えだされたのが、この接着とテープによる製法です。

裏も縫われていません。


腰から下のジャージの部分は全てこの製法で作られています。(テープ製法は縦方向の合わせ目だけです。)胸のU型のジッパーもそうですが、他には無い発想で作られています。

裏です。インナーの首回りが二重になっているのが分かりますが、ここが大きく左右に開きます。


まだ、少し先ですがこのウェットを着て海に入るのが楽しみです。


従来のバックジップスタイルのオートジップも引き続きあります。昨年、一昨年とこれを着ていましたが、防水性と暖かさはU-ZIPにひけを取りません。バックジップ派の方には絶対オススメです。


U-ZIPとオートジップは、店頭でご覧いただけます。きっちり採寸してお作りいたします。

9月10日時点で、納期は5週間ちょっと(10月中旬の出来上がり)です。昨年同様、気温が下がると納期がぐっと延びます。年内に手元に欲しいかたはオーダーお早目にお願いします。




AXXE CLASSICのページを2021年秋冬にアップデイトしました。これから出番が来る、シーガルやロンスプ、3ミリフルスーツなどもアップしています。


真っ黒で絵的にはあまり面白くありませんが、これから気温が下がってくると身体のパフォーマンスを発揮するために、ウェットスーツの存在は重要です。

上の画像は昨年のU-ZIPです。外観はほぼ同じ。細かい部分は変わっていますが真っ黒なので良く見えません。外観で変わったのは、ヒザの裏からフクラハギにかけての作りです。来月早々にも、サンプルで頼んだ自分のU-ZIPが出来上がるので細かい画像はそれを撮影してご紹介します。

基本のU-ZIPに加えて、コラボレーターモデル、CJ・ネルソンモデルのTYPE-CJ、アンディ・デイビスモデルのTYPE-ANDOもあります。


見えない部分では、インナーの開口部が改良されてさらに大きく開くように変更されています。脱ぎ着がさらに楽になると思います。

U-ZIPの着脱は従来のジッパーレスと全く同じなので、あまり気にしていなかったのですが、ジッパーレスの着脱自体が上手くできないという方もおられるようで、そういう方は遠慮なくメールでも電話でもいいですからお尋ねください。ちょっとしたコツです。身体が硬いとか関係ありませんので 笑。

オプションもいろいろあります。ご自分のクセや使用される地域の違いによって、プラスしたりマイナスしたりすることが出来るようになっています。



左上はスーツと一体型のフード。寒冷地向けです。湘南ではストレスフリーフードで十分対応できます。
 その右は、肩と脇をジャージにするオプションです。パドルで一番動く部分ですが、この部分がボードと擦れて破れてしまうという方も結構おられるようで、そういう方たちのためのオプションです。

左下はリーシュガードです。ロングボードではヒザ下に付けるリーシュがありますが、どうしてもヒザ裏が擦れてきてしまいます。それの防止にリーシュ本体に取り付けて使用するパーツとヒザ裏には擦れ予防のパッドが付くオプションです。
 その右は、標準では折り返しの防水仕様になっている首部分を、軽いシングルネックにできるオプションです。私はこのシングルネックで作ってもらっています。U-ZIPの3フルを着ていて、シングルネックでも十分な防水性があるので、軽いシングルネックにしました。首回りの防水性と保温性は、フードをかぶることで高めることができるので、必要を感じればフードを使います。

まだあります。


左上は足首の裏の素材を選べるオプションです。何、それ?と思われると思います。標準は肌により密着して防水性を高め、表面張力による裏地の水の吸い上げが無いラバーを足首の裏面に使います。そこをジャージ素材に変更ができます。ジャージの方が丈夫ですが足首から冷たい水が浸みこんでくる可能性があります。
私は浸み込みは気にならない方なので、この部分はより丈夫なジャージにしました。

その右はウェストラバー仕様。これは100%見た目です。ラバーを多用したい方向けのオプション。ちなみにメーカー推奨は下半身ジャージです。昨年から下半身の縦のラインは縫製ではなく、針と糸とで生地に穴を開けない接着と補強のテープで仕上げられていますが、下半身ラバーにすると従来の製法になります。せっかくの新製法を試してみたいので、私は下半身ジャージにしました。

その右はファスナー裏当て。寒冷地向けオプションです。ファスナーは防水ではないので普通に浸水してきます。それを胸に開いた排水口から外へ出しているのですが、ファスナーからの浸水を下方へ流し、排水効率をさらに良くするためのオプションです。

左下は肘パッド。ヒジに穴を開けてしまう方のためのオプションです。

その右は、インナーの開口部の裏を起毛素材にするオプションです。寒冷地向けのオプションですが、寒がりの方にはいいかもです。

その右は、手足首の二重防水加工オプション。寒冷地仕様は手足首マストですが、湘南で付けるとすれば手首。足首は不要です。

こんな感じで、いろいろと選べます。

U-ZIPの防水性は昨年作った3フルでよーく分かっているので、自分の新しいセミドライは、オール3ミリ、シングルネック仕様の一番軽装版でお願いしてあります。

裏地は昨年同様の、伸縮発熱素材のプレミアムブラック。パドルしていると背中があったかくなるのは本当です。

昨冬はオートジップの4/3ミリを着ていました。

バックジップ派には自信を持ってお勧めします。首回りの防水性はかなり高いです。首回りのパーツを適切に固定しておけば、首からの浸水はほとんどありません。

どちらも暖かいです。

2021年秋冬AXXE CLASSICは、MENEHUNEウェブサイトをご覧ください。




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