MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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カリフォルニアの知人から、来月に日本へ行くので友人のものも含めてウェットスーツを作って欲しいというメールをもらいました。日本に来たときに受け取って、手荷物で持ち帰りたいという要望だったのですが、もう一ヶ月も無いので納期が難しい。

事前に採寸票を送って、サイズを測ってもらっても欧米人の体型は経験が無いので、その採寸が正しいのかどうかを判断する自信は全くありません。仕方無いので、とりあえず納期が無理ということで説明して、カリフォルニアでもAXXE CLASSICならフルオーダーできるよと連絡先を教えてあげました。

今の円安で、こちらで作ったほうが割安感があるのでしょうけど、なんとかしてあげたくてもこればかりはどうしようもありません。サイズ物はなかなか難しい。

日本人の身体だったら、採寸票を送って測ってもらってサイズを確認しながら作ることができます。採寸してもらった数字を見ておかしなところが無いかをチェックしますが、私とウェットメーカーの二段階でチェックが入りますので、おかしなものにはなりません。

ウェットのオーダーの際に身長と体重を必ず聞かれると思いますが、まずはこの数字でその人の体型をイメージする基準になるので結構大切な数字です。そんな所からしても日本人と比べると、欧米人は規格外の数字になってくるでしょうから、それが間違えていないかどうかを判断するのは困難です。


カリフォルニアのウェット事情は詳しくは知りませんが、サーフショップに行くと丈夫そうな生地(つまり硬い)のウェットがたくさん吊るしてあったりします。あの中から選んで着るのかと思うと、ウェットスーツに関しては日本人は恵まれていると感じます。

ネオプレーンの生地や表面に貼られているジャージ素材(これも重要)も、ジャック・オニールさんが日本に買いに来ていたというのは、活さんのお兄さん(ZEROウェットスーツ)のお話です。

つまり、それまで輸入していたウェットスーツ(70年代のお話です)だったけど、その社長が日本のラバーが良いと買いに来ているなら、自分でウェット作ればいいじゃんと立ち上げたのが、RUSHウェットスーツ(そこから今のZEROです)。

素材に関しても国産品の良いものが手に入る環境に加えて、手先が器用で細かいことが得意な日本人です。素材と物づくりの下地があったことが日本のウェットのフルオーダーという文化を身近なものにしていったのだと思います。

ウェットの暖かさはそのままイコール、生地の厚さです。冬場はどうしてもウェットスーツの生地は厚くなります。テイクオフのパドリングは身体を目いっぱい使います。立ち上がる動作からその後のライディングも全身の関節の伸縮と旋回を伴います。

そうなると大切なのは保温性に加えて、ウェットスーツの素材の伸縮性と身体への追随性、つまりフィットです。いくら暖かでも動きにくければサーフィンそのものに支障が出ます。

真冬の海でも快適にサーフィンが楽しめるのは、全身およそ30か所を測って、ひとりひとりの体型に合わせて作られる日本のウェットスーツのおかげです。

私のところで作ることが出来るウェットスーツは、ZERO、AXXE CLASSIC、STEAMERにAIDENTIFYです。それぞれにメーカーの考え方が現れた作りになっています。5/3ミリが動きにくいなんていうのは、もう昔の話です。どれを選ぶかは、それぞれのウェットを実地に試していますので、いつでも相談してください。

現在の納期は、AXXE CLASSICがひと月ちょっとくらいです。年内にお手元にウェットスーツが欲しい方はお早目にどうぞ。


さて、今日はワクチン接種して二日目(翌日)ですが、つらいのは肩の痛みくらい。発熱は少しだけでほとんどありませんでした。その肩の痛みも夕方になってかなり緩和してきました。

以前、50肩の痛みが出たのはワクチン接種が原因じゃないかと疑ってもいましたが、三回目を打ったあと、春にかけてだんだんと治って来たので、やっぱりただの50肩だったのかもしれません。

何にしても、身体のメンテナンスはしっかりやっときます。しかし、波乗りしたい。

ロングボードも板の上で忙しい 笑。




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無題
こんにちは、
約40年前と比べると国産サーフボードの価格はあまり変わっていませんがウェットスーツの価格は倍は大袈裟ですけど凄い変わりましたよね
それだけ素材や製造方法が進化しているんですね

為替の影響で米国産サーフボードの価格が大変なことになってますが。。。
でも20年前も似たような為替だったんだよな〜
おーた 2022/10/16(Sun)18:46:20 [編集]
Re:無題
ウェットの価格が上がっている原因は、原材料のゴム価格の値上がりが一番の原因です。作りが複雑になって手間がかかるようになったのとダブル要因ですね。従来のバックジップでも、昔と比べると防水性も保温性も十分なのですが、やっぱりU-ZIPのような新しいものにくすぐられるんでしょうね。
国内産も上がってますが、輸入ボードはさらに高価になってますね。為替もそうですがアメリカのボードの価格が上がっているのと、おそらく送料が一番上がっているんじゃないでしょうか。ハワイも遠くなりますね~。
【2022/10/17 13:55】
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