MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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お知らせ:4月18日(火)はお休みいたします。よろしくお願いします。

前線が抜けて風がオフショアに変わり、抜けた前線が引っ張る沖の西風でサイズアップ…のはずだったのですが、だんだんと状況が変わってヒザモモの朝 笑(潮の動きで、コシハラくらいまで上がりましたが)


ロングボードを積んで行って正解でした。TOTO 9’3”です。


これで三回目だと思いますが、このボード、本当に最高です。一回目から好感触で、二回目にフィンの位置を変えてみたらボードが身体の動きに気持ち良く付いて来てくれるようになりました。

あれはフロックではなかったかと、三度目の正直ですがボードの反応は同じです。慣れた分、さらに調子良くなりました。

何が良いかというと、まずは滑り出しが速い。ボリュームはそれほど多くありません。9’3”で幅は22 3/4インチ。厚みは3インチを僅かに切るくらいです。アウトラインはノーズもテールも細い方だと思います。でも、スルスルと行っちゃうのです。

滑り出したら、今度は良ーく走ってくれます。良く走るボードの代名詞みたいになっているプリモですが、それと同じくらいに走ります。ボトムはほぼフラット。レール側がほんの少しだけ上がって、レールはダウンレールです。

そのレールに加えて、ロッカーのおかげだと思いますが、コントロールがとてもやりやすい。思う通りにボードが付いて来てくれる感じです。自分にフィットしているというか、身体の一部みたいです。フィンは9インチのプリモフィンです。

あまりに気に入ったので、同じスペックでもう一本スペアボードを作ろうかと考えているくらいです。

若干つかみにくい波でしたが、潮が動き始めて少しだけサイズアップしつつまとまってきたので、足ヒレを使っとこうとニーボードを持ち出しました。ニーボードやるような波でも無いのですが、ベリーボードやパイポ(どっちも腹ばいで乗るやつ)の乗り方で遊んでみたかったのです。



それでも波をつかまえて、いざベリーボードで滑り出すと、ついついヒザ立ちになってしまいます。

ボトムのせいです。よーく滑るんですよ、こっちも 笑。それで、つい気が付くとヒザ立ちです。上の画像のボトム見て下さい。ボトムをスタンディングのダイアモンドテールのシングルフィンと同じに作ってもらったのですが、やばいです。

波を滑り降りて、意識的に身体の横のレールを入れて行くと、フレックスフィンがボヨンとスプリングみたいな感じで支えているのを感じて、前方へとスピードに乗って走っていくのですが、その加速感が面白い。パフォーマンス的にはトライですが、やっぱり波乗りはそれだけじゃありません。

そうやって何度か乗っているうちに、体重の乗せ方を変えてみるとボードの反応が良くなることに気が付きました。リップの下など掘れ気味のクリティカルなポジションで、トライとは違う面白い反応をしてくれるのです。

シングルのニーボードは反応が鈍いから大きなラインでスムースなスピードを楽しむモンだと考えていましたが、それだけじゃ無さそうです。シングルならではの乗り方がもっとありそうです。

ニーボードもシングルフィンが面白くなってきました。幾つになっても新しい気付きってあるもんです。

ということで、今日は目いっぱい楽しんできました。この感じなんだか久しぶりですっかり嬉しくなってます。波乗りはやっぱり最高です。


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トライフィンのミッドレングス、OKIDOKIが出来上がりました。レングスは7’10”。カツカワミナミサーフボードのラインアップの中でも長い歴史を持つモデルのひとつです。活さんが南の島で使っていた8’4”のトライフィンがとても調子良く、それをベースに生まれたモデルです。活さん自身も良く乗られているモデルです。

ミッドレングスはシングルフィンがほとんどだと思います。シングルフィンのサーフボードで波を滑っているとき、もっと速い動きをしたいとか、踏み込んだときの加速が欲しいとか、レールを入れたままもっとドライブを感じる大きなターンがしたいなどと思うようになったらトライフィンです。

ボトムはシングルコンケーブ。グラスオンフィンはよりスムースです。


テールに足を載せてサイドフィンを使いボードをコントロールするのが、シングルフィンとは違うところです。シングルフィンと同じ乗り方をしてしまうと思うように動いてくれないのがトライフィンです。でも正しく扱うとシングルでは見られない世界を見せてくれます。



OKIDOKI、いろいろな場面で活躍してくれると思います。



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潮の引き始めを狙って、TOTO 9’2”です。フィンの位置を前回よりも、1/2インチ後ろへ下げてみました。

波はヒザ~モモくらい。それでもたっぷりと遊べるんですから、ロングボードは最高です 笑。


TOTO、いいです。前回の印象からさらに好感度アップです。滑り出しはやっぱり速い。これは、他の人たちも口裏を合わせて…じゃなくて口を揃えて同じことを言いますので、私の思い込みじゃありません。

ソフトレールに比べ、レールのホールド感があるので、ソフトレールほどレールを意識しなくても自然とスピードが出てくれます。レールを積極的に使うと小気味よい反応をしてくれます。

フィンを1/2インチ下げたら、カットバックがきれいに安定しました。反応が良いレールとレールのエッジ、それにロッカーが波のフェイスにフィットして回ってくれる感触です。波の高いところから戻していくときのカーブする感触が最高です。

フィンの位置をもう少し試してみようと思います。TOTO、楽しめる板です。乗り方はあくまでもクラシックですが、クラシックなログよりも軽く楽しみたいならTOTOです。

TOTO、こんな板です。

ウィンドウの中の赤い「CALIFORNIA」と書かれた看板のあたりが、ちょうど胸を着く位置です。ボトムのカーブが波の斜面にフィットしそうなバランスです。


レールはこんな感じ。ボトム側にボリュームがあります。80/20くらいでしょうか。


テールまで同様のレール形状です。フィンの少し前あたりでレールラインがボトム側へ降りて、ボトムロッカーのラインと合わさってエッジになります。こういう小さなところにスムースな流れを感じるのが活さんのシェイプです。

ボトムはセンターにほーんの少しだけコンケーブが入っているように見える程度で、ほぼフラットと言っても良いと思います。レールが微妙に上がっているのが分かると思います。フィンの前まで同じようなボトムが続いています。

(このレールはTOTOのバリエーションです。ダウンレールの反応の良さがTOTOの特徴です)

フィンパッチの前あたりからはフラット。フィンまわりだけに、ほんの僅かにVEE形状が見て取れます。


このテールまわりが、反応が良くグライドする感覚たっぷりの気持ちが良いターンを生み出しています。これは、PRIMOも同様です。良く動いてくれても、軽すぎないのが良いのです。

TOTO、自信を持ってお勧めできます。8’4”のPRIMOに続いて、お気に入りが出来ました。

たっぷり波に乗って、小一時間ほどでお腹いっぱいになりました。今週は良く動いているせいでモモの前と後ろが筋肉痛でしたが、身体は良く動いてくれます。

それから、シェイプルームへ行きましたが、その模様はまた後ほど。



海へ行く途中。シェイプルームからの帰り道、至る所で桜がきれいに咲いています。咲くのが早かったのですが、なんとなくいつもより散らずに長く咲いているような気がします。

それで、たまには花見でもしようと早めに帰宅して、近所の川沿いへビール片手に花見へ行ってきました。


昔から海へ行くときに、横浜市瀬谷区の海軍道路を利用していました。開けた野原に桜並木の道路がまっすぐ通り、桜の季節でなくても気持ちが良いところなのですが、そこの桜もだいぶ歳をとって根本から切られているものが目立ってきました。

ソメイヨシノは人が観賞用に作り出した品種なので、寿命は60~70年ほどで長くありません(自然のヤマザクラは長いもので500年)。私があの道路を20代から通っているとしても、30年ちょっと経っているわけです。20年ほど前の台風で崩れた路肩の修復で、桜の樹が切られ植え直された一画があるのですが、幼木だった桜は今では立派な成木になっています。

戦後の復興期に植えられたものはもうそろそろ寿命です。計画的に更新していかないと、桜の花もだんだんと少なくなっていってしまうのかと思うと少し寂しいです。開発ばかりじゃなくて、そういうことも次の世代に残して行かないといけないんでしょうね。

桜を見ながらそんなことも少し考えてしまいました。



裏返しですが、昨日はAXXE CLASSICのU-ZIPを着ていました。私のは3ミリ厚で裏地がプレミアムブラックの起毛ですが、そろそろ暑いです。そもそも冬を越せる性能ですから当たり前です。

AXXE CLASSICのU-ZIPとバックジップモデルには2ミリ厚の起毛という設定がありますが、今からGWの時期に使うとちょうど良いようです。

AXXE CLASSICは4月9日までオーダーフェアを開催中です。それと、STEAMERウェットスーツですが、春物から価格改定いたします。原材料が上がっているのでどうしようも無いのですが、価格改定後の一ヶ月間、オーダーフェアを開催します。こちらも4月30日まで旧価格でオーダー承ります。


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午後から波が上がってくる予報だったので、昼の干潮からの上げを狙って海へ行ってみました。画像は到着したとき。引き一杯くらいで、ヒザモモくらい。ロングボードなら十分滑ってくれそうな感じです。

ボードはカツカワミナミサーフボードのTOTO 9’3”。ライダーのテストで実績はもうしっかりと出来ていますが、私にとっては初めて。ロッカーもシェイプも今までに経験したことがない、新しいロングボードです。


波打ち際に浮かべパドルを始めてまず驚いたのは、そのスムースさです。サーフボードは手のひらをパドルとして使い推進力を得ますが、そのパドルの負荷がびっくりするくらい軽いのです。腕のチカラを抜いた軽いパドルのひとかきで、水面をスーッと滑ってくれる感じです。

そのスムースさに、ボードの上に乗っかって30秒もしないうちにテンション上がってきました 笑。

沖へ出ると、待つ間もなく小さなうねりがやってきたのでボードを岸へ向けパドルしますが、やっぱりパドルが速い。ロングボードだから当たり前と言わないでください。違いはあるのです。

平水面でのパドルの速さと、テイクオフの速さはロッカーやボリュームバランスが関係してくるので必ずしもイコールではありませんが、このボードの滑り出しには驚きました。このボードはこれまで乗ってきたロングボードの中では、かなりスリムな部類です。9’3” x 22”3/4 x 2”7/8のサイズでノーズもテールも絞り気味です。

それでも以前乗っていた9’6”のボリュームたっぷりのログよりも速いんじゃないか、というくらい速くスムースに滑り出します。

ロッカーはしっかりと入っていますが、これが波の斜面にきれいにフィットしているような感じです。ノーズロッカーの上がった部分を使ってボードの前方へ体重を載せていけます(逆に多少後ろへずれてしまっても、問題なく滑り出します)。

立ち上がってもやっぱりスムースです。でもソフトレールのルースなスムースさとは違います。ダウンレールがしっかりと波のフェイスをホールドしてくれる感じがあります。自分がイメージするラインをしっかりとトレースしてくれます。エッジが無いクラシックなログは好きですが、それとは違うラインで滑ることが出来ます。

レールが引っ掛かる感じが少ないのはダウンレールのボトム側を少しだけソフトに落としたレール形状おかげでしょう。

ターンはテールのエッジが効いているのがはっきりと分かります。テールを沈めピボット的な動きで、ただボードの向きを変えるのではなく、レールでしっかりコントロールしながらスムースに回っていってくれるのはかなり気持ちが良いです。

初めて乗ったボードですが、最初の30分で長年使って乗り慣れているボードみたいな信頼感です。安易には使いたくない言葉ですが、これはマジックなんちゃらかもしれません。

先ほど、そんなことを言いたくて活さんと電話で話していたのですが、TOTOの調子良さの秘密はシェイプにありそうです。そのあたりは別の機会にまた改めて書いてみたいと思います。

しばらく入っていたら、波のサイズが少し上がってきたのでアレにも乗ってみようとコレを持ち出しました。

7’3”のクアッドフィッシュです。

8フィート以下のサイズはしばらく乗っていなかったので、ちゃんと立ち上がれるのか?と若干不安でしたが普通に乗れました 笑。

波のキャッチは楽ちんです。人が増えてきていいセットには乗れませんでしたが、小さめの波でも十分楽しめます。クアッドはルースさが少なくなるので安定感あります。この7’3”は、小波でもロングボード替わりにも使えそうですが、もう少しサイズが出てきたら面白そうです。

ずっと波が無かったのと、たまの波にはタイミングが合わずで前回の波乗りは2月2日です。実はTOTOに乗るのも、ちゃんと波乗りできるのかいな?と心配だったのですが、ぜんぜん平気。というよりも身体は絶好調です 笑。

それだけ間が空いても、テイクオフのパドルはしっかり最後までチカラをこめられるし、身体はよーく動きます。身体の軸がぶれない感じが実感としてあります。波乗り後の腰痛もありません。ピラティスのおかげだと思います。

YOU TUBEでサーフィンのトレーニングメソッドみたいな動画がいろいろアップされてますが、私のお勧めはピラティスを一番最初の基礎の呼吸法からきっちりやることです。やってることはそんなに変わりません。大切なのは基礎です。基礎が出来ていない上にいろんなことをやっても、上手く行きません。身体を痛める可能性もあります。

基礎だけも良いと思います。簡単に見える動きですが、基礎ができていればきっちり効きます。しっかりやれば、結果は待っていてくれるのです。

いずれにしてもカツカワミナミサーフボード TOTO、最高です。最初にも書きましたが、私は昨日がお初でしたが、すでに実績があるモデルです。オーダーはいつでもOKです。





AC SHAPEの6’8”のクアッドフィッシュのシェイプを見て、すっかり自分でも長めのクアッドフィッシュに乗りたくなっていたところへ、このボードがひょっこりと 笑。

レングスは7’3”。イメージしていたものよりちょっと長めですが、ボトムやレールのシェイプはイメージどおり。ボリュームもたっぷりで、小波で滑らせたら楽しそうです。

クアッドフィッシュは、自分のボードのラインアップの中に定期的に登場しています。最初は2005年。試しに作ってみたのが調子良くちょっとしたブームになって、それなりの本数を作りました。その次は、それから10年後。このときもいろいろと経験させてもらって、そのときの記憶で、また乗りたいなあと考えていたのです。


初めからワックスも塗ってありますが、ちょっと塗り過ぎ。ブツブツがすごくて、集合体恐怖症になりそうです 笑。FU WAXの薄塗りに慣れたからか?まあどうでも良いですが、このワックスは背中のあたりが若干ゾクゾクするので剥がすことにします。

初めはボトムだけに色が着いていてそのほかはクリアかと思っていたら、薄ーくグレイが入っているみたいで、なかなかおしゃれです。

フィンは先日のハニカムクアッド。クアッドフィッシュには、キールフィンを前後に分けた形のこの組み合わせが好きです。


このフィッシュ、プリモフィッシュをそのままツインからクアッドにしたような感じです。ボトムのシェイプはクアッドに合わせて変えています。

ツインは抜けが良いスムースさと、ルースさをコントロールする面白さですが、クアッドになるとルースさは減って安定感が出てきます。フィンにもよりますが、私がチョイスしたようなフィンはフィッシュらしいドライブをしてくれつつ、キールフィンのフィッシュよりも回転性は高くなってきます(以前の組み合わせとは少し違うので、違いは出てくると思います)。いずれにしても、フィッシュはクアッドも面白いのです。

最近またボードばっかり増えてきてますが、楽しみは多い方が良いに決まってます。それぞれ楽しみです。


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ミッドレングスのトライフィンが出来上がりました。オーダーボードです。レングスは、7’10”。明るい赤のピグメントが鮮烈です。

同じレングスのロングフィッシュにも乗られている方ですが、ロングフィッシュと同じロッカーのトライフィンに乗ってみたいということでお作りしました。なのでアウトラインはTIKIと同じでも違う雰囲気を漂わせています。



フィンはウッドフィンをグラスオンしました。


三本付いているフィンはそれぞれ役割が違います。一番テール寄り、つまり真ん中のフィンは直進です。両サイドのレール近くに付いているフィンは回転性を担当します。乗り手が行きたい方向へ体重を載せるとその方向へとボードの向きを変えるサポートをしてくれます。

サイドフィンが働いているとき、センターフィンはボードの向きが急に変わり過ぎないように、テールを真ん中で支えています。

つまり回転性と安定性を同時に発生させる所がトライフィンの優れた特長です。

ざっと言うとこんな感じですが、それ以外にも優れた加速性能などを生み出しているのがトライフィンです。三つのフィンそれぞれが役割を分担して持ちつつバランス良くサーフボードのテールを支えているのです。

シングルフィンに乗っていて、あの場所でもう少し素早いボードの動きが欲しかったと感じるようになったとき、それを簡単に可能にしてくれるのがトライフィンです。

トライフィンはショートボードだけのものではありません。ミッドレングスやロングボードにもシングルフィンとは違う動き、マニューバする楽しみをもたらしてくれます。

いずれにしても、この7.10は面白そうです。




本屋の店先で昔の写真が出ている雑誌を見つけ、パラパラとめくっていたら活さんの見覚えのある写真が出てきました。活さんはこの写真はあまり好きじゃないみたいですが、撮られちゃったものは仕方がありません。こういうことはあるもんです。


写真というのはタイミングです。今みたいにデジタルで連写されていたら、この後のシークエンスは「FREE RIDE」のTWO IN ONEみたいになっているのかもしれませんよ。スピード感と躍動感があふれてます。

活さんのボードのノーズにロゴマークが見えますが、復刻版のロゴマークはこの当時に使っていたものなんですね。キャプションは82年になっています。

左側の写真は、70年代初めです。来日したリノ・アベリラと七里ガ浜ホテルのラウンジでの写真。このときの経験から生まれたのが、BOOGIEやKK FISHです。MR、マーク・リチャーズのツインフィンのルーツも同じところだと思うと、なにやら凄いです。


この雑誌も、もう20年前(2003年)です。

活さんは70年代、80年代に活躍された方ですが、当時の写真があまり残っていないのは、フィルムを保管していた雑誌社が火事になって燃えてしまったのと、南の島の活さんの自宅がハリケーンで吹き飛ばされてしまったからです。

雑誌になったものは、残されていますがなんとも惜しい話です。活さんの昔の写真です。1981年サーフマガジン。

明日は定休日です。リペア工場とシェイプルームへ行ってきます。


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シェイプ中のボードはOKIDOKI 7’10”。OKIDOKIはトライフィンのミッドレングスモデル。活さんご本人も良く乗っているモデルだけに、シェイプもノリノリです 笑。


ミッドレングスというとシングルフィンがほとんどでしたが、昨年あたりからトライフィンのお問い合わせも出てくるようになりました。もう少ししたら、TIKIのアウトラインのトライフィンが出来上がってくるはずです(オーダーボードです。)

私は以前、7’7”を乗っていました。7’3”のプリモにずっと乗っていて、シングルフィンのミッドレングスとは違う動きをやってみたくなって作りました。昔乗っていた、8フィートと9フィートの二本のトライフィンのサーフィンを思い出したというのもあります。

シングルフィンは真っすぐ進んで、テールが横滑りしないための機能があるフィンがひとつついているだけです。ボードの動きをサポートするのはレールです。トライフィンにはそれに加え、ボードの動きをサポートするサイドフィンが付きます。

サイドフィンはボードをボトムから波のトップ方向へ、波のショルダーからはカール方向へ戻る動き(カットバックです)を強力にサポートする働きがあります。シングルフィンのレールがサポートするだけのソフトな感触のターンではなく、スピードをキープしたまま、しっかりとホールドする感触でターンしてくれます。

リエントリーは三本のフィンがテールを支えてくれるので、スープの中でも安定しています。スープを抜け出すのも速い。

ダウンザラインではボードを踏み込むと(アップス&ダウンズというやつです)、まさに加速装置です。ボードが数メートル先へ瞬間的に進むような感じです。

7フィート代後半の浮力をうまく使って、ボードをバタバタさせずシングルフィンのフローのイメージでスムースなサーフィンを意識すれば、ミッドレングスらしいサーフィンができると思います。

シングルフィンと違うのは、三本のフィンを使う位置に後ろ足をしっかりとスタンスすることです。シングルフィンのときのようにレールだけを意識してターンさせようとすると、三本のフィンが今度は逆にアンカーみたいになって、テールが固定されて動きません。シングルから乗り換えたときには後ろ足の位置を意識することが大切です。そうすれば、シングルフィンに乗り慣れた人にはびっくりするような体験が待っています 笑。

OKIDOKI 7’10”。出来上がりお楽しみに。


AXXE CLASSIC オーダーキャンペーンの詳細をサイトにアップしました。4月9日(日)までの約一ヶ月間、春夏ウェットスーツをお得な価格でオーダーいただけます。春夏とは言ってますが、もちろんフルスーツやシーガル、ロンスプは秋も使えます。


詳しくはMENEHUNE BEACH STOREウェブサイトをご覧ください。


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ダイアモンドテールのシングルフィンが出来上がりました。シンプルなクリアのポリッシュ仕上げ。デッキにボランクロスのパッチを入れました。オーダーボードです。

ボトムのシェイプはご希望でフラット~VEEとダウンレールのシンプルな形です。

通常のダイアモンドシングルは、プリモとはコンケーブとコンベックス部分の配分を変えた、トライプレーンボトムで作っています。私は全く同じボトムをニーボードで作ってもらったのを乗っています。柔らかなスピード感はハルボトムの感触もありますが、コンケーブが効いている感覚もしっかりとあり、コントロール性が高いボトム形状です。


見ての通り、ボトムシェイプはすっきりシンプルです。でも、家政婦は見たじゃないですが、シェイプを見ていた私は知っています(笑)。耳に残っているのは「走るロッカー作っときましたよ」というひと言です。

コンケーブにしても同じです。シングルコンケーブと言うと、どれも同じに聞こえてしまうけれど、ただ水が流れるヘコミを作っている訳じゃありません。

活さんのシェイプに乗っていただいている人にはうなずいていただけると思いますが。とにかく走ります。テクニカル指向の方には走り過ぎかもしれません。波に乗るということは、あたりまえですが波の上を滑ること。イルカやアシカなんかの動物が波に乗って遊ぶのを動画で見たことがあると思います。波に乗ることは本能を刺激する遊びなのです。

それならば、できるだけ気持ち良く滑る道具の方が良いに決まってます。活さんのシェイプにハマる人が多いのは、きっとそんな本能を刺激するシェイプだからだと思います。


私が乗っていた6’2”です。意図的に分厚いカマボコ型のダウンレールにシェイプしてもらいました。日付は2012年4月で、もう11年前です。オンショアで風波の日、台風のとき、いろんな場面で楽しめたシングルフィンでした。


記憶に強く残っている、ボードのひとつです。


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新しいロングボードモデルが出来上がりました。toto(トト)と呼んでください。名前に深い意味はありません。活さんのシェイプルームにずーっと以前からあった、totoと書かれたテンプレットでアウトラインを作ったロングボードです。

コンセプトはロングボードが70年代に続いていたら…です。60年代の終盤、ロングボードの時代が終わってボードはどんどん短くなっていった時代を活さんはリアルタイムで経験していますが、その後にやってきた素晴らしい時代、シングルフィンのショートボードの時代にもしロングボードを作っていたらこんな風になったんじゃない~?、というのがこのtotoのコンセプトです。

ですので、シェイプはクラシックなログシェイプとは違います。


この角度と光線で見ると、ダウンレールの曲面がボード全体をきれいにまとめているのが良く分かります。活さんお得意のシェイプです。

ビジュアルは私です 笑。意図的にクラシックな雰囲気にニーパドルパッチを入れました。ビジュアルはやっぱりロングボードですから。


ボトムはフラット基調。このボードには入っていませんが、ノーズコンケーブを入れることもできます。


私がロングボードを使うコンディションは、リーフの緩やかな優しい波がほとんどなのでダウンレールのボトム側はソフトにシェイプしてもらいました。テールはリバース気味のごく軽いVEEボトムで、エッジがしっかりと効いています。VEEはかなり緩いですが、ロッカーがしっかりと入っているので、動きは良さそうです。

パンチがあるビーチブレイクのような波で使うなら、もっとポイントをはっきりとさせたレールにすればキビキビと反応してくれます。プリモのようにコンケーブではなく、B52のソフトレールでもありません。ダウンレールは、それらとは違う感覚とラインでのサーフィンになってきます。

このtotoのアウトラインを見ていると、このまま10フィートオーバーまでストレッチして、グライダーにしても良さそうだし、反対に8フィート代まで短くしてプリモと比べてみるのも面白そうです。7フィート代まで短くして、スタビやトライフィンでも(もちろんシングルも)、といろいろイマジネーション湧いてきます。

まずはこの9’3”が楽しみです。toto、店頭にありますので見に来てください。



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