MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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南にいる熱帯低気圧がお盆休みの皆さまへタイミングよくヴァケーションスウェルを送ってくれているようです。海岸まで出ると混みそうなので、海岸ちかくの友達の所へクルマを置かせてもらって徒歩でアクセスしてみるかな…明日気が向いたら行ってみることにします。

通勤中、あまりにも空がスゴイ色なのでおもわず撮影。こんな暑い日は朝早く海へ入って、太陽が高くなる昼どきから午後遅くまでは海を見ながら風通しの良い日陰で冷たくて少し強めのジンライム相手にダラダラと過ごすのがお似合い。クリフ・リチャードのSUMMER HOLIDAYみたいなクラシックな曲が似合いそう。



16号へ抜ける交差点も今日は静かなもの。皆さんそれぞれのSUMMER HOLIDAYを楽しんでおられることと思います。

さあ今日は何して遊ぼうかな~?
いつだったか、海からあがって着替えを済ませ一休みしていると、隣の高級外車のサーファーが上がってきた。そのサーファーはボードを地面に置いて、タオルで軽く拭くとやおらクルマのエンジンをかけた。
何するのかな~?と思って見ているとシガーライターから電源をとって携帯の電動シャワーを浴び始めた。世の中、妙なものが売ってるもんだな~と感心しながら見ていたが、彼はシャワーが終わってもエンジンかけっぱなしなのだ。

せっかく海から上がって気持ちがいいのに、エンジン音とボンネットからのムッとくる熱が気持ち悪い。なんでエンジン止めないのかなあ?とおもいつつ「クルマ、用がないんだったらエンジンきればあ?」と言ってみたら、かなりムッとした顔をされたがエンジンは切った。

高級外車だからシャワー浴びるくらいなら、バッテリーは大丈夫なような気がする。もっと言えば携帯シャワーじゃなくてポリタンクで十分なような気がする。

いまは暑いから、いろんなところでたくさんのクルマがクーラーを入れてエンジンをかけたままずっと止まっている。暑いからクーラーを入れてその分の熱、そして温暖化ガスを放出する。温暖化スパイラルだ。夏の暑い日でも、日陰を作って風を通してあげれば結構涼しい。人は昔から御簾やよしずで日陰を作り、打ち水をして、怪談話をしたりしながら知恵を使って暑さをしのいできた。

スウィッチひとつで部屋やクルマの中が快適になるのは便利。でもエネルギーを使う前にちょっとだけ知恵を使ってみれば結構快適なものである。知恵はガソリンも電気も使わない、クリーンなエネルギーだ。
ゴールデンウィーク真っ只中ですが、皆さんいかがお過ごしですか?
私は昨日の午後いっぱいを使って薪作りです。

先日、近所を散歩していて、家のすぐ裏手で間伐されたコナラやクリなどの丸太を見つけたので、地主さんを探して丸太を分けてもらいました。丸太も処分するとなると産廃扱いになって結構な費用がかかるそうなので、喜んで分けてもらえることがほとんどです。

幹の直径が70cm級のものもゴロゴロしていますが、そんなサイズのものは手に負えません。へたに転がって挟まれでもしたら手や足くらい簡単につぶれます。大怪我です。

私の限界は、このくらい。これでも直径50cm、重量は7~80kgはあります。クルマに積み込むのにヒーヒー言ってしまいました。ちなみにチェーンソウは使わないので、こいつも手で切りました。さすがにこのサイズになるとかなり大変です。30分ほどかかります。


持って帰った木は、薪のサイズに切って斧で割ります。ブレていますが女房が割れた瞬間を撮ってくれました。手前には乾燥中の薪が積みあがっています。


今年の夏に引越しする予定です。そこには薪ストーブを付ける予定なので今こうして、アリとキリギリスのアリのようにヒマを見つけてはせっせと薪を作っているのです。薪による暖房は灯油やガスと違いカーボンニュートラルと言って、木が生長の段階で蓄え、枯れて分解される過程で二酸化炭素を放出するという循環の輪の中に入っています。エコロジーでもあるのですが、それ以上に去年に冬に薪ストーブ屋でみた炎を上げて燃える薪に魅了されてしまいました。

薪を作る作業は以外と楽しく、波乗りのトレーニングにもなります。鋸を挽く動きはパドリングと同じ筋肉を使います。左右の手を交互に使えば偏りもでません。薪を割るのは丸太と斧というウェイトを付けてスクアットをするのと同じです。足腰にかなり効きます。トレーニングになって、暖房費も節約できて楽しい。いいことたくさんです。

その近所の山には薪になりそうな木がまだまだたくさん残っているので、これから時間をかけて少しずつ切り出してきます。ゆっくり楽しめそうです。



一昨日ご紹介した、クリステンソンのフィッシュとジョエルチューダーのダイアモンドエッグは今日の開店と同時に売れてしまいました。残りはプラスティック・ファンタスティックのフィッシュのみです。お問い合わせをいただいた方、どうもありがとうございました。

タイトルの「3R」とは、RECYCLE、REUSE、REDUCEのイニシャル、三つの「R」から取った言葉です。リサイクルは回収したペットボトルなどのプラスチック容器を選別洗浄して圧縮梱包し、そしてそれらを細かく砕いて加工して、繊維製品や他のプラスチック製品を製造するための原料として利用すること。

フタを外しラベルを剥がして、中身をすすいで、つぶして資源ゴミの回収日に出す。日常生活では、当たり前の行為になっていると思います。捨ててしまえばただのゴミが増えるだけ、資源として使えるようにして回収されれば、ゴミが資源になるのですから素晴らしい取り組みだと思うのですが、このプラスチックのリサイクルにおける圧縮という過程で化学反応が起きて、人体に有害な化学物質が発生するということはあまり知られていないのかもしれません。(詳しくは、東京都杉並区の事例をご覧ください)

実は今住んでいる地域のすぐ近くに、この廃プラスチックの選別、洗浄、圧縮を行う施設が作られようとしています。私が住んでいるのは川崎市と東京都多摩市の境界近く。廃プラスチック処理施設は多摩市側にできるのですが、行政の告知や説明の仕方が不誠実で無責任であり、テレビなどマスコミでも取り上げられ、かなりの騒ぎになっています。ちょうど今、女房が施設に関する説明会に出席し説明を受けているところです。

私自身はもちろん反対で不安もあるのですが、ただ反対するのにも少し疑問を感じているのも事実です。これを書いているPCのモニターの脇には、エビアンの1ℓのペットボトルが置かれています。ほぼ一日一本消費しています。スーパーで肉を買えばプラスチックのトレイに入っています。プラスチック容器は私たちの生活の中では欠かせないものになっていますし、そうであればなおさらリサイクルは絶対必要なものです。安全性が保証されていない施設が自分の住居の近くにできるから反対する。感情的には私もそうです。

けれども、それが自分たちが作ってきた社会だと言うのも事実です。豆腐を買うのに、家からボウルやナベを持って豆腐屋へ行く、野菜は八百屋さんで新聞紙で包んでもらったものを買い物カゴで持ち帰る。飲み物は少し重たいけどリユースできるガラス製。酒屋さんに持っていけばお金(ディポジット)がもらえた。こんなことってつい最近までやっていたことなのに…。リサイクルする過程でももちろんエネルギーが必要です。でもそれって余計なエネルギーの使い方だと思いませんか?

リサイクルは大切なことですが、リサイクルしているからいくらでも使っても良いということではありません。まずはプラスチックの使用量を減らすこと、「REDUCE」が一番大事だと思います。

画像は2002年の台風5号。画像のソースはこちら。毎日地球のどこかの画像を一枚づつ紹介しているサイトです。

画像は、頭を丸めたブリタニー・スピアーズ(笑)じゃあなくて、頭を丸めた私。伸び放題だったのですっきりして気持ちがよいです。もともと短髪派なのですが刈り上げでもなくソフトな感じに切ってくれる、IREE BLUEさんの私用ヘアスタイル、気に入っています。今回は前髪もほとんど無しですが、照れくさいので寝かせていますが松坂選手のように頭頂部が少し残っているのがポイントのようです。


そして今日の弁当。アズキと玄米、アワ、チリメンなんかのご飯にサカナの塩焼き、小松菜のお浸し、ニンジンとレンコンのキンピラです。世の中一般にはスローフードと言うのかもしれません。

外食はあまり好きではないので、朝起きて自分で弁当を作ります。夜は自宅に帰ってまた作ります。時間は取られますが、食事は人間が生きていく上での重要な行為だと思っているので大切にしています。

近所の大きなスーパーは深夜まで開いているし、24時間営業のスーパーだって珍しくありません。コンビニはもちろん24時間開いているし、ファストフード店もそうなってきています。その昔、セブンイレブンが始めてできたとき、朝の7時から夜の11時まで営業するということに驚いたのがウソのように感じられます。いつでも営業しているのが当たり前。現在はそんな世の中です。

でもこれって本当に必要なことなんでしょうか?草木も眠る丑三つ時でも終夜営業の店は街角で目もつぶれるほどまぶしい照明を放って営業しています。深夜の営業効率、損益計算を考えているわけではありません。

朝、日の出と共に起きて活動を始める、夕方暗くなる頃には仕事を終え、家に帰り家族で食卓を囲む。しばしの団欒のあとは入浴、そしてすっかり眠くなってあくびをしつつ寝床へもぐり込む。生き物としての人間が自然に行動できるような社会生活のリズムができたらみんな幸せだろうなあと強く思う今日このごろです。

エネルギーも節約できるだろうし、気候の危機(地球温暖化のこと)への影響も少なくなるだろうなあ。

最近のお気に入りは、アメリカのAOLのAOL RADIO。PCのスピーカーのラインを延ばして、店の全体に聞こえるようにして聴いています。60年代、70年代、80年代、90年代、時代ごとのヒット曲から最新ヒット曲、ロックやヒップホップ、ジャズ、レゲエ、パンク、ゴスペル、ハワイアン、R&B、ブルーズ、サーフギター、カントリー、クラシック、テクノ、サントラとサイトにアクセスするだけでなんでも聞けちゃうゴキゲンなオンラインレイディオです。

波も無いし、春みたいな暖かさだし、たまには普段聞かないクラシックでもゆったり聴くのもいいかもしれません。

明日は日本海側から進んでくる低気圧が太平洋に抜けて発達するので西風が吹きそうです。オンショアの風波で身体を動かしておくか明後日に期待…できそうにないなあ。

暦の上では、大寒すぎて立春まで一年で一番寒い時期のはずなんですがこの暖かさ。エルニーニョが原因と言われていますがその根底には温暖化が影響しているのは確かだと誰もが感じていることだと思います。クルマのアイドリングはしない、ゴミを減らす、ペットボトルはできるだけ大きな容量のもの選ぶ、買い物のときにはバッグを持って行くなど小さなことですが、一人一人の積み重ねがこの世界を作っているのです。できることから始めましょ。

2月12日、14日お休みをいただきます。
昨日は朝から、セヴァン・スズキさんのスピーチに感動して涙を流し、家に帰っては島田洋七さんの「佐賀のがばいばあちゃん」を読んでまた泣いてしまった(笑)

島田洋七さんと言えば、B&B!漫才ブーム当時、中高生だった私にはとても懐かしい名前なのですが、この「佐賀のがばいばあちゃん」は広島生まれの島田洋七さんが佐賀のおばあちゃんのところへ預けられた8年間を描いた小説なのです。(ちなみに’がばい’とは佐賀弁で’すごい’という意味)

ものの見事に貧乏でも、そんなことは気にもせず明るく豪快に、豊かな心で生きているおばあちゃんを見ていると、物が溢れる現代の生活が人の心をいかに貧しくしているのか考えずにはいられませんでした。そしていくらお金と物があっても人の心を豊かにしてはくれないということも。LOHASという、マーケティング用語の中から出てきて一般的に使われるようになった言葉がありますが、佐賀のがばいばあちゃんの生き方を見ていると、誰も真似ができないような自然で健康的で環境にも優しい生き方、LOHASなライフスタイルそのものじゃなかったのかと思いました。

今の私たちの生活がいかに不自然かを実感するのに良い方法があります。コンビニエンスストアはもう私たちには無くてはならない存在になっていると思いますが、試しに一週間、コンビニの食べ物だけで生活してみてください。八百屋で野菜を買い、魚屋で魚、肉屋で肉を買う普通の生活と比べると、驚くほどたくさんのゴミが出ることがわかります。弁当を食べれば、プラスチックの容器に割り箸、お茶のペットボトル。おにぎりをたべればビニールのゴミ。一食分だけでも大変な量です。朝、少しだけ早くおきて弁当箱に米とおかずを詰めて、水筒にお茶を入れてでかける。それだけで、お金もかからず余計なゴミも作り出さずに一日を過ごすことができます。弁当箱と箸はもちろん持ち帰って洗ってずっと使えます。

私も含めて普通の人は、がばいばあちゃんのようには生きられないと思いますが、ムダな物、余計なゴミは増やさないという努力をすることはできます。それに私たちには「波乗り」があります。波乗りに夢中になっていれば余計なお金を使わないでも楽しく心豊かに生活することができます。駐車場代はかかりますが、波はいくら乗ってもタダですから。

「佐賀のがばいばあちゃん」は物やお金にとらわれがちな現代の生活に新しい風を送り込んでくれるように思います。そのうえなぜか環境のことも考えずにはいられなくなる、人情味溢れる暖かい物語です。

私が知らなかっただけで映画はかなりヒットしているようですし、来年からテレビドラマにもなるようです。みなさんもぜひ読んでみてください。ただ、思わず大笑いしてしまったり、もらい泣きをしてしまうので通勤電車では読めないかも。

波も無くてモチベーションも下がる寒さですが、たまには読書も良いものです。私の場合、ちょっと泣きすぎ(笑)年取ると涙腺が緩くなるのか…

明日、波はなさそうですがNPOの通訳で渡米していたカツさんも帰国したので、打ち合わせ&仕事納めです。
朝、仕事場へ向かう車の中で聞いたFM放送で、とても気になった言葉がありました。それは1995年ブラジルで開催された地球環境サミットでセヴァン・スズキという12才の少女のスピーチの一篇でした。

If you don't know fix it, please stop breaking it.
どうやって直すのかわからないものを、こわし続けるのはやめてください。

というフレーズです。

そしてそのスピーチの内容は素晴らしく、そして強く心を打つものでした。本になっているので著作権の問題が発生するのかもしれませんが、その内容を一人でも多くの「大人」に読んで欲しくて転載しました。

以下、学陽書房 セヴァン・カリス・スズキ原著 「あなたが世界を変える日」より転載いたしました。

「あなたが世界を変える日」

こんにちは、セヴァン・スズキです。
エコを代表してお話しします。
エコというのは、
子ども環境運動(エンヴァイロンメンタル・チルドレンズ・オーガニゼーション)の略です。
カナダの12歳から13歳の子どもたちの集まりで、
今の世界を変えるためにがんばっています。
あなたたち大人のみなさんにも、
ぜひ生き方を変えていただくようお願いするために、
自分たちで費用をためて、
カナダからブラジルまで1万キロの旅をしてきました。

今日の私の話には、ウラもオモテもありません
なぜって、私が環境運動をしているのは、
私自身の未来のため。
自分の未来を失うことは、選挙で負けたり、株で損をしたりするのとはわけがちがうんですから。

私がここに立って話をしているのは、
未来に生きる子どもたちのためです。
世界中の飢えに苦しむ子どもたちのためです。
そして、もう行くところもなく、
死に絶えようとしている無数の動物のためです。

太陽のもとにでるのが、私はこわい。
オゾン層に穴があいたから。
呼吸をすることさえこわい。
空気にどんな毒が入っているかもしれないから。
父とよくバンクーバーで釣りをしたものです。
数年前に、体中ガンでおかされた魚に出会うまで。
そして今、動物や植物たちが毎日のように絶滅していくのを、私たちは耳にします。
それらは、もう永遠にもどってはこないんです。

私の世代には、夢があります。
いつか野生の動物たちの群れや、
たくさんの鳥や蝶が舞うジャングルを見ることです。
でも、私の子どもたちの世代は、
もうそんな夢をもつこともできなくなるのではないか?
あなたたちは、私ぐらいの歳のときに、
そんなことを心配したことがありますか。
こんな大変なことが、ものすごいいきおいで起こっているのに、
私たち人間ときたら、まるでまだまだ余裕があるようなのんきな顔をしています。
まだ子どもの私には、この危機を救うのになにをしたらいいのかはっきりわかりません。

でも、あなたたち大人にも知ってほしいんです。

あなたたちもよい解決法なんてもっていないってことを。
オゾン層にあいた穴をどうやってふさぐのか、あなたは知らないでしょう。
死んだ川にどうやってサケを呼びもどすのか、あなたは知らないでしょう。
絶滅した動物をどうやって生きかえらせるのか、あなたは知らないでしょう。
そして、今や砂漠となってしまった場所にどうやって森をよみがえらせるのか、
あなたは知らないでしょう。

どうやって直すのかわからないものを、こわしつづけるのはもうやめてください。

ここでは、あなたたちは政府とか企業とか団体とかの代表でしょう。
あるいは、報道関係者か政治家かもしれない。
でもほんとうは、あなたたちもだれかの母親であり、
父親であり、姉妹であり、兄弟であり、おばであり、おじなんです。
そしてあなたたちのだれもが、だれかの子どもなんです。
私はまだ子どもですが、ここにいる私たちみんなが同じ大きな家族の一員であることを知っています。
そうです50億以上の人間からなる大家族。
いいえ、じつは3千万種類の生物からなる大家族です。
国境や各国の政府がどんなに私たちを分けへだてようとしても、このことは変えようがありません。
私は子どもですが、みんながこの大家族の一員であり、
ひとつの目標に向けて心をひとつにして行動しなければならないことを知っています。
私は怒っています。でも、自分を見失ってはいません。

私はこわい。でも、自分の気持ちを世界中に伝えることを、私はおそれてません。

私の国でのむだづかいはたいへんなものです。
買っては捨て、また買っては捨てています。
それでも物を浪費しつづける北の国々は、南の国々と富をわかちあおうとはしません。
物がありあまっているのに、私たちは自分の富を、そのほんの少しでも手ばなすのがこわいんです。
カナダの私たちは十分な食べものと水と住まいを持つめぐまれた生活をしています。
時計、自転車、コンピューター、テレビ、
私たちの持っているものを数えあげたら何日もかかることでしょう。
2日前ここブラジルで、家のないストリートチルドレンと出会い、
私たちはショックを受けました。ひとりの子どもが私たちにこう言いました。

「ぼくが金持ちだったらなぁ。もしそうなら、家のない子すべてに、食べものと、着るものと、薬と、住む場所とやさしさと愛情をあげるのに」

家もなにもないひとりの子どもが、わかちあうことを考えているというのに、
すべてを持っている私たちがこんなに欲が深いのは、いったいどうしてなんでしょう。
これらのめぐまれない子どもたちが、私と同じくらいの歳だということが、私の頭をはなれません。
どこに生まれついたかによって、こんなにも人生がちがってしまう。
私がリオの貧民街に住む子どものひとりだったかもしれないんです。
ソマリアの飢えた子どもだったかも、中東の戦争で犠牲になるか、
インドで物乞いをしていたかもしれないんです。
もし戦争のために使われているお金をぜんぶ、貧しさと環境問題を解決するために使えば、
この地球はすばらしい星になるでしょう。

私はまだ子どもだけどそのことを知っています。

学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたたち大人は私たち子どもに、
世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。
たとえば、争いをしないこと話しあいで解決すること
他人を尊重すること
ちらかしたら自分でかたずけること
ほかの生き物をむやみに傷つけないこと
わかちあうこと
そして欲ばらないこと
ならばなぜ、あなたたちは、私たちにするなということをしているんですか。
なぜあなたたちが今こうした会議に出席しているのか、どうか忘れないでください。
そしていったいだれのためにやっているのか。
それはあなたたちの子ども、つまり私たちのためです。
みなさんはこうした会議で、私たちがどんな世界に育ち生きていくかを決めているんです。

親たちはよく「だいじょうぶ。すべてうまくいくよ」といって子どもたちをなぐさめるものです。
あるいは、「できるだけのことはしてるから」とか、「この世の終わりじゃあるまいし」とか。
しかし大人たちはもうこんななぐさめの言葉さえ使うことができなくなっているようです。
おききしますが、私たち子どもの未来を真剣に考えたことがありますか。
父はいつも私に不言実行、つまり、なにをいうかではなく、
なにをするかでその人の値うちが決まる、といいます。
しかしあなたたち大人がやっていることのせいで、私たちは泣いています。

あなたたちはいつも私たちを愛しているといいます。
しかし、いわせてください。もしそのことばがほんとうなら、
どうか、ほんとうだということを行動でしめしてください。
最後まで私の話をきいてくださってありがとうございました。
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