MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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外へ遊びに行くのもはばかられる昨今、家で映画を良くみます。昨日はこれを観ました。「宇宙戦争」2005年のトム・クルーズ版です。

ご存知かと思いますが、宇宙戦争はSF作家の父と言われる、H・G・ウェルズが1898年に書いた小説が原作で、私が生まれたときには既に映画化されておりました。1953年版の映画と原作は子供の頃に観て、読みました。アメリカのラジオドラマで放送されて、事実だと思い込んだ人がパニックを起こしたという話は有名です(諸説あります)

宇宙戦争と言うのは邦題で、原題は「THE WAR OF THE WORLD」。世界の戦争とでも訳すればいいんでしょうか。世界が宇宙人と戦った戦争です。

ネタバレになってしまいますが、もう何度もリメイクされている映画ですのでお許しください。

宇宙人の兵器に全く歯が立たず、宇宙人に滅ぼされてしまうことを覚悟した人類を救ったのは、細菌やウィルスなどの病原体でした。

地球の病原体に対して免疫を持たない宇宙人は、ウィルスや細菌に冒されて地球上では生存することが出来なかったのです。

人類の祖先が誕生したときから、人類はウィルスや細菌と戦ってきました。そして気が遠くなるような時間をかけて自分の身体の中に外部からの小さな侵入者と戦う、優れた免疫システムを構築していきました。

ウィルスに対しても実に巧妙なしくみが身体の中で働いて侵入してくるウィルスを封じ込めてしまう能力があります(その対抗するチカラが免疫力です)本当に驚くばかりのしくみが身体の中にあるのです。

「だから身体を作る食べるものは大切です」とも言いたいですが今回は違う話です(でも実感できると思います)。

目下の眼に見えない小さな敵はCOVID-19。新型コロナウィルスと呼ばれているウィルスです。全人類共通の敵です。TIKTOK禁止なんて言ってる場合じゃないのです。

新型コロナウィルスがやっかいなのは、人間が持っている免疫システムを巧妙に欺いてしまう能力を持っていることです。無症状で感染しているということは、免疫システムに見つからずに身体に中に潜伏しているということです。身体が気が付けば、戦いが始まるので発熱するはずです。

後遺症もその後の生活に支障をきたすくらい重たいこともあるようです。完治したあとに肺機能が低下して飽和酸素濃度(血液中に取り込める酸素濃度)が下がってしまうようになってしまったらが、波乗りも出来ない身体になってしまいます。

コロナはただの風邪と言っている人がいるみたいですが、これらのことを考えてみればただの風邪じゃ無いことが分かると思います。人類がこれまで戦ってきたウィルスや細菌の中でも、一番手ごわくて厄介なやつらだと思います。

効果的なワクチンが出来ていない現状では、これまでやってきたことを愚直に守っていくしかありません。手洗い、うがい、消毒、人との距離を取って、人が集まる場所はできるだけ避けること。とにかく守って続けていくことがウィルスと戦う唯一の手段です。

コロナがある現状に慣れてしまうのが一番危険だと思います。感染してしまったら、家族や友人、勤める会社にどれだけ大変な思いをさせてしまうか、常に気に留めてとにかく今は緊張感を緩めないようにすることです。目に見えない相手との戦いは想像力が重要です。

第一次世界大戦を終わらせたのは「スペイン風邪」だと言われています。私たちは今、人類にとって最大の敵に直面しているのです。

まさに、AT THE WAR OF THE WORLD だと思います。


BBC版もありました。時代設定が原作に近そうで見てみたいです。













ほぼ裸足の状態で連日走りまわっている私には梅雨なんて関係ありません。日差しが無い分、暑くなくて走りやすいくらいです。

梅雨空の里山は稲が育っています。雨が続いて嫌われがちの梅雨ですが、雨が降らなければ今度は水が足りなくなります。避けることができなければ味わってしまうのが季節を楽しむ方法だと思ってます。

夏を控えてカンナが育ってきました。花が咲き始めて、梅雨明けの強烈な日差しを楽しみに思わせてくれます。(あとひと月経つとこうなります)


コレも出ました。タマゴタケ。いつもより早いように思います。もしかしたら今年は当たり年かも?美味しいんです。


これ何だか分かりますか?

栗の若実です。イガイガはまだ柔らかくて触っても痛くありません。後ろにピンぼけで見えている細長い茶色いのが枯れた栗の花です。咲いているときには白く細長くて匂いがある栗の花ですが、あれは雄花でその根元に雌花がひとつあって、それが受粉すると実が出来始めるそうです。

あの細長い栗の花がどうやって、丸いイガイガの栗の実になるのかずっと不思議でしたが、そういう訳なんですね。

そんなのどうでもいいですか?でも、季節を楽しむということは自然を楽しむということです。海の中だって変わるでしょ。

これも自然の営み。庭に植えたレモンの木に百舌鳥が巣を作りました。


最近、なんとなく百舌鳥の姿を良く見かけるなあと思っていました。庭に餌になるものでもあるのかしら?と思っていたら、木の枝を加えた百舌鳥がレモンの木の茂みに入っていくのが見えて、葉の影を見たら巣が出来上がってました。

百舌鳥はスズメをふた回りくらい大きくした、小型の猛禽です。スズメやシジュウカラくらいは捕食するそうです。最近、シジュウカラの姿を見かけないのは百舌鳥のせいなのか。

百舌鳥、きれいな姿の鳥です。木の枝にとまって尾羽をクルッ、クルっと回している姿は愛らしいもんです。興味がある方は、YOU TUBEで検索してみて下さい。

親鳥が居ない間に巣を覗いてみたら卵がふたつ。巣の中はきれいに作るもんですね。


今朝、障子の隙間から覗いたら親鳥が巣の中で卵を温めていました。巣の中からヒナの顔が出てくるのが楽しみです。梅雨の楽しみがひとつ増えました。大敵はカラスですが、レモンの刺が守ってくれると思います。




緊急事態宣言が解除されました。が、大切なのはこれからです。状況的には、感染拡大の初期に戻ったと考えるのが良いと思います。時期的には東京マラソンの頃かな。感染を避ける行動をとるようにと呼びかけられてはいましたが、まだ人が集まるところがいろいろとあって、最終的には3月の3連休での花見やらでクラスター感染をあちこちで発生させてしまう少し前です。

ウィルスが消えたわけじゃないので、根本的な解決はまだですが、いつまでもじっとしていては生きていけません。ワクチンが開発されるまでは、ウィルスの存在を意識しながら生活を再開していかなくちゃいけません。

重要なのは同じ轍を踏まないことです。ウィルスが広まればまた逆戻りです。そういう意味ではリスクは変わらず存在しているのですが、違うのは、初期の頃よりも私たちの意識が高まっていることです。

これまでの経験から、やっても大丈夫そうなことと、これは危ないなという判断はできるのではないかと思います。たとえば洋服を買いに行くとしたら、いわゆる「密」と言われる状況を避けることができるなら大丈夫なんじゃないかと思います。

マスクは近所のツタヤに山積みになっていたし、消毒用のジェルもドラッグストアに出回るようになってきたように思います(最近よく見かけます)。そういうのを携帯用のポンプ容器に入れて持ち歩くと良いと思います。

世の中が動き始めると必然的に人との接触の機会が増えてきます。これまでは皆で頑張って外へ出ないようにしていましたが、その努力を今度は外へ出ても感染しないように、より気を付けて行動することに変えていくことが大切になってくると思います。


気になるのは「いつになったら海へは行けるのか?」ということですが、経済活動の段階的再開の手順として、都府県をまたぐ観光振興に取り組み始めるのは6月19日からということになっていますから、「車で海へ行き波乗りをする」というのはおそらくその頃になると思われます。

6月1日から19日までは東京、千葉、埼玉、神奈川との間の不要不急の移動は慎重にという指針があります。それに合わせてなのか、海辺のパーキングの再開もその頃になりそうだという情報をいただいています。(引き続き確認していきます)

海の近くの人は波乗りはして良いと思います。でも、私を含めて車で海へ行くサーファーはもう少し我慢です。幸い(?)これからしばらくは、波は無さそうです。

何よりも大切なのは、感染者を増やさないことです。第二波、なんてことになってしまうと海がますます遠くなってしまいます。

必ずまた海に入れるときはやってきます。そのときのために、もう少し頑張りましょう。

ショップは今週までは、いままで通りの短縮営業で行きます。来週から営業日を増やしていく予定です。追ってお知らせいたしますので、よろしくお願いします。

ご来店の際にはマスクをお願いします。


アルコールの匂いぷんぷんの消毒ジェル、どんどん使ってください。


サーフボード、ウェットスーツのお問い合わせ、ご相談はメール、電話でも承っています。お気軽にご連絡ください。

4月からオーダーいただいていたナルトトランクスが出来上がってきています。まだまだ夏に間に合います。サイトからオーダーOKです。オーダーお待ちしております。

アルベール・カミュのペストを読んでいます。この小説を読むには、今以上の環境には絶対に巡り合わないであろうというタイミングです。それだけに臨場感を持って伝わってきます。

小説はフランス植民地下のアルジェリアのオランという実在する都市が舞台です。そこでペストという恐ろしい伝染病が発生するのですが、そこに閉じ込められた人たちが、蔓延していくペストとの闘いを通して何を考え、どう行動していったかということを描いたある種の不条理文学です。

読み解くのが難しい部分もあって、何度も読み返しながらようやく半分くらいまで読み進んだところです。

コロナウィルスも同じ感染症ですから、話しの進み方は今と類似している部分が多く出てきます。ぺストらしき症状で最初の犠牲者が出たときには、なかなかそれをペストだとは認めたがりません。自分たちにそういう災厄が降りかかってくるという現実をなかなか受け入れられないのです。

オランの街はその不安を忘れたいかのように、かえって賑わいを増しますが、いよいよそれがペストであるということを認めざるを得なくなったと同時に街が封鎖されます。門は閉ざされ、外部との人の出入りが厳しく取り締まられれるようになり、閉じ込められた人々は自分たちの暮らしや生命をおびやかす、ペストという不条理な存在と対峙せざるを得なくなってしまいます。

病気と闘う医者、なんとか脱出しようと試みるもの、神罰だと説教を行う神父、保健隊を結成する有志たち、おびえて閉じこもる人々、ペストに感染してしまった家族を気遣いながらも中へ入ることができず病院の外で立ちすくすだけの人々。様々な人たちが登場します。

そんな中に一人の興味深い人物が登場します。

彼は役人です。毎日をただ無難にやり過ごし、出世欲も無く、傍から見ると何の取り柄も無い小役人として登場するその人物は、何年にも渡って小説を書き続けています。

彼は保健隊の有志の一人として、忍耐強い働きをするのですが、その危険な仕事をこなしながらもただひたすらに彼が考えているのは、自分の小説のある場面の言い回しをどのようにするかということなのです。

自分が今置かれている状況や未来に関して考えることよりも、ただひたすら美しい表現の文章を考えている彼をこの物語の筆者は、彼こそが今の状況下におけるヒーローであると言います。

私が読んだのはここまでです。これから先、どのような展開になっていくのかはそれぞれ皆さんで読んでいただくとして、この物語の筆者がこのぱっとしない小役人をどうしてヒーローと呼んだのかということを読み解いたとき、涙が出るほど感動しました。鳥肌が立ちました。

主人公である医者は「ペストと闘う唯一の方法は誠実さだ」と言います。

この小役人は、保健隊としてペストと闘い、役所での自分の業務もこなし、さらにライフワークである小説の執筆にも没頭しています。

主人公が言う「誠実さ」のひとつの形がこれだと思います。自分がやるべきことに全てに対して真剣に対峙している姿勢はいま私たちが見習うべき行動ではないかと強く思います。

そして医者が言った言葉の「ペスト」を「コロナウィルス」に置き換えてみると、そのまま私たちが今直面している問題にも当てはまると思います。

「コロナウィルスと闘う唯一の方法は誠実さである」

誠実さというのは、自分を律していくことだと思います。不要不急の外出をしないということに誠実に取り組むということです。

先週末、海は大変な人手で賑わったそうです。平時のニュースなら楽しい話題ですが、今はそれを我慢するときです。誠実に取り組んでいる人ほどこれを聞いて腹が立ったことと思います。海の人手=サーファーではありませんが、海にいればその中サーファーもその中に含まれることになってしまいます。

何度もいいますが、今は海は我慢しましょう。人が動くことが、そのまま感染の拡大につながるということを理解しましょう。

前に自宅の目の前の海にだったら入ってもいいんじゃないかと書きましたが、それはやっぱり海の中が空いているいるというのが条件です。

ランニング中の大きな呼吸にはくしゃみやせきと同じように飛沫が含まれるそうです。ランニングのときには前を走る人と10メートルは離れた方が良いという研究結果があります。パドルしているときの呼吸も似たようなものです。

私が入るようなピークがはっきりしているようなポイントだったら、ワンピークに数人が限度でしょう。人が多い湘南では現実的には難しくなってきます。

海の上でも人が複数いれば感染の可能性はあるということです。

東京都の感染者数は減っているように見えますが、陽性率は危険な状況まで上がっているそうです。感染しても実感していない感染者がかなりの数存在していのではないかということです。慶応大学病院で、4月13日~19日の間に手術を行ったコロナウィルスとは無関係の患者をPCR検査したところ、6%に陽性反応が出ているそうです。検査の絶対数は少ないですが、これも恐ろしい数字だと思います。
http://www.hosp.keio.ac.jp/oshirase/important/detail/40171/4

明日から走るときにはBUFFをマスク代わりにしようと思います。以前は誰もいなかったトレイルですが、最近はすれ違う人が増えてきたので、やっぱりお互いのエチケットです。


今日はランニングの途中、この倒木の上で鳥とニホンアカガエルの鳴き声を聞きながら瞑想しました。森の中は気持ちいいです。














電話(TEL)で仕事するからテレワークだと思っていたらしいうちの女房は先週からずっとZOOMでテレワークしております。誰も見てないから少しくらいサボればいいのにとも思いますが、朝の8時過ぎから暗くなるまでみっちり仕事しております(ちなみに職種は広報・マーケティング)。

そんなに仕事をやられてしまうと、今日は休みだから映画の一本でも見ようかと思ってもなかなかそうもいかず、読書と昼寝がはかどってしまいます。そういえば、どこかにブルートゥースのイヤフォンセットがあるはずなので明日はそれで試してみようと思います。

うちは幸いなことに(たまたま)昨年からそういう環境がしばしばあったので、私はもう慣れっこになっているのですが、急にご主人がテレワークで家にいて、昼間の静かな時間が無くなったと戸惑っておられる主婦の方は多いと思います。おまけに学校は休校で低学年のお子様も家にいたりするともう大変です。

自宅にいるときには私はどちらかと言うと主婦の立場に近いので(笑)、奥さまの気持ちがよーくわかったりします。

しかし、ブログでこんなことを書くとは思ってもみませんでしたよ(笑)

で、明日から自分も休みを増やすのですが、テレワークにどう対抗してやろうかといろいろと思案中です。

相手はテレワークですから、まずは音は立てられません。「音を立てたら、即死」というキャッチフレーズがついたホラー映画(クアイエット・プレイス)がありましたが、そのくらいのつもりで対策を考えた方が楽しくなります。

テレワークに気づかれないように、筋トレと瞑想なら問題ありません。ブルートゥースのイヤフォンも役に立ちそうですが、コメディ映画は止めといた方が良いかな。筋トレでうなり声を上げたりしませんが、笑い声を抑える自信はありません。

掃除機の音は試してみる価値ありそうです。


まさか、話がここに来るとは思いませんでした。



しかし、目に見えないウィルスとの闘いというのもこの映画と同じようなものかもしれませんね。相手が見えないだけに想像力は大切です。

明日はお休みいたします。皆さまも気を付けてお過ごしください。



先日亡くなられたC.W.ニコルさんのTED。途中で言葉が出て来ずに、三年ぶりの英語なものでと笑いを取っていますがなんだか英語がへたな日本人が頑張ってしゃべっているような話し方は、やっぱりこの人はもう日本人なんだと思ってしまいます。(同時通訳のバージョンもあります。https://youtu.be/_Q2ZvbqfdOE)

樹木が生い茂り、ツタやカズラがからんだ森に人が手を入れていくことで、人にも動物にも恵みがある自然の森に変わり、自然と人が共生することができるというお話。これは森だけでなく、海にも言えることです。

人は頭が発達し過ぎたのだか、そうでないのだかは定かではありませんが、いつのまにか自分の生活の快適さしか考えないようになって自分が自然のサイクルの中の一員だということを忘れてしまっているように思います。

その結果が地球温暖化などという形で自分に戻ってきています。話の中では、自然のサイクルに合わせて手を加えていくことで、森は多くのものを自分たち(そこにいる動植物も含めて)に戻してくれると言っています。

1月の末に中国で発生したウィルスが今や世界を席巻しています。あらためてどれだけグローバル化が進んでいたのかということを認識させる状況です(経済的なことばかりですが)

森と共生するということは自分たちの足元(国土)に目を向けるということと同じだと思います。海外の安い労働力や原材料を使ってコストを下げることばかりを考えるのではなくて、自分たちのローカルに目を向け、たくさんのものでは無く必要なものを必要な量だけ作り、それに対して正しい対価を支払う。

ローカルというのは日本各地のことです。グローバル化というのはどうも国内では都市への人やモノの集中を促進しているように思えてなりません。(グローバルに対しての)ローカルへと目を向けていくことは日本各地の活性化につながると思います。

それは森の再生と同じで、日本各地(ローカル)の活性化につながるんじゃないかと思います。ローカルが元気な世の中が、みんなが豊かな気持ちで暮らせる世の中だとすれば、グローバル化というのはどうもそれとは相反しているように思えてしまいます。

今のこの状況が過ぎた後、グローバル化というのをどう考えていくかということです。個人的にはグローバル化はこのくらいでもう十分。自分の国で作ったものを、自分の国で消費していくしくみづくりに目を向けていく方が世の中は豊かになるんじゃないかと思っています。

C.W.ニコルさんの著書は、80年代から90年代にかけてたくさん読みました。自然に対する考え方を教えてくれたのは彼だと思っています。あらためて読み直してみようと思います。



「土日に行きまーす」とメールをいただいていた方々から「外出自粛で見合わせます」という連絡をいただいたのと大雪の予報が出ていたので、私も外出を自粛してお休みをいただきました。

朝の7時過ぎにゆっくり起きてみたら、すでに雪。しかも、しっかりと積もりそうな気配です。(過去のブログでも書いてますが、私の自宅がある地域は川崎市にありながら都心の三倍くらいの雪が積もります。昔からそういう場所なんだそうです。)

次の冬までもう出番は無いかと思っていた薪ストーブに火を入れます。


薪をどんどん燃やして熾火がたっぷり出来てストーブの温度も上がったら、良く乾いた太い薪をくべ、空気をしぼってトロトロと燃えはじめたら雪の中へと出発です。

久しぶりの雪中トレッキング。降ってくる量がすごいので久しぶりに大変なことになるかと思っていたら、気温が低くないのでそれほど積もらないような感じです。


トレイルのすぐ横の住宅地では子供がソリ遊び。ここらの子供たちは、スノースレッドみんな持ってます。私も欲しいくらいです。


誰ともすれ違いません。


幸運なことに私は身体を動かしたくなれば、人がほとんどいないこんなフィールドが家の裏から広がっています。天気が良いときでも、すれ違う人は、2~3人です。

これから先、外出自粛の要請はさらに強くなっていく可能性は多いにあるのが現状です。こんなとき、私たちサーファーはいったいどうすればいいのか?

最も簡単に言えることは、「感染を広げないような行動をする」ということだと考えています。

まだロックダウン(閉鎖)状態にはなっていません。波乗りへは行けます。もしロックダウン状態になってしまったら、波乗りどころではなくなります。そうならないように今、自分の行動に気を付ける必要が多いにあります。とても重要なことだと思います。

現在、感染を減らすために政府が強調していることに「密集」「密着」「密閉」ということがあります。それらが一つの指針になると思います。

行き帰りの車の中、海の上、駐車場、ビーチなどでそれに当てはまる状況になるようなら、それは避けるべきだと思います。いろいろな状況が考えられますが、考えれば判ることなので書きません。

カリフォルニアのビーチは先週からクローズです。お年寄りは外出禁止です。ビーチに立ち入れないので、波乗りも出来ません。先々週に外出自粛令を出したにもかかわらず週末のビーチが多くの人でにぎわっていたせいで州がとった措置だそうです。
https://www.surfline.com/surf-news/california-state-beaches-close-due-coronavirus/81308
東京では花見の名所がクローズになりました。

自分を守ることは自分の周りの大切な人たちを守ることと同じです。自分が重症化しなくても、もし自分が原因で子供や奥さん、父母や祖父母を感染させてしまったら?

ビーチに頭サイズのきれいな波が届いていても、今はひと呼吸置いて、回りの状況、自分の状況を考えてみることが大事だと思います。波乗りでは感染しない? そんなことはありません。人が集まっていればお花見も波乗りも同じことです。

正直なところ、波乗りするなと言うのは勇気がいります。でも、もし海に人が集まってしまうような状況が出来ていたら、あえてそこに加わることはしないというのも必要な判断のひとつだと思っています。

私にとって波乗りは生業ですから店は営業しています。店は人が集まることはほぼありません。だいたいは一対一の接客です。マスクをして少し離れ気味にお願いしております。ウェットの採寸の前には少しお待ちいただいて、メジャーを拭いて手を洗わせてもらいます。飲み物でも買いに外へ出れば、戻ったら必ず手を洗ってます。入口ドアの取っ手や店内やボードを誰かが触ったあとは、かならずアルコール除菌スプレーでよく拭くようにしています。

皆さんがそれぞれ気を付けることで、絶対に切り抜けられると思ってます。かならずまた元の通りに戻るときがやってきます。

志村けんさんが亡くなったのが、あまりにもショックで…。このことを決して無駄にしてはいけないと思います。同年代の活さんにはしばらくのあいだ行動自粛令を発令してこようと思います(まじです)。







土曜、日曜と休みましたが、今日からいつもどおりに営業しております。皆さま、ご無事でおられますでしょうか?

それは10月9日でした。台風19号が恐ろしく発達しながら関東方面へ向かってくる予報を見ているときに始まりました。突然、何かの本能に動かされるように「これは備えなくては…」と動きはじめました。仕事中の今できることは?と考えて、まずはガスコンロ用のガス缶を店から歩いて1分ほどのところにあるドラッグストアで購入。

次に食料です。飲料水はミネラルウォーターをたっぷり備蓄してあるので大丈夫として、無いのは非常食です。非常食というとレトルト食品やカップ麺などが思い浮かびますが、普段避けている食品だけにかなりの抵抗を感じつつ購入。それから米です。家にあるのは玄米だけ。玄米は炊くのに時間がかかるので、やっぱり抵抗を感じつつ普段は食べない白米を購入。

贅沢なんぞ言ってられない非常用のはずなのに、身に沁みついた習慣なんですね。面倒くせえ奴だと自分で思いました(イザとなったら何だって食います)

それから、やっとこうと思うことをリストアップしてからは下の11日のブログです。

イロイロと準備をして、今夜は台風がやってくるぞという12日はもう朝から強い雨。炊きあがった玄米でおにぎりをたくさん作って準備完了です(玄米おにぎり、旨いです)

ずっと動いていたので結構ヘロヘロ。万一の事態に備えて体力回復&温存でソファに寝転がってテレビの台風情報を見たり、うとうとしたりしているうちにすっかり夜です。

風は東から強く吹き付けてきます。この風が北へ変わっていけば、台風は自分よりも南側を通過。北と西の風をかわす場所にある我が家はひと安心です。あらかじめ火を通しておいた冷たい肉をかじり、玄米にぎりを食べてエネルギー充填。風向きを見守ります。

午後8時近く。風はますます強まって雨を打ち付ける音が強くなってきます。まだ家がきしむほどではありませんでしたが、どうやら風は南寄りに変わっている気配。

午後8時半ごろ、台風は東京都町田市付近を通過中の模様とニュースから流れてきます。

その町田市にある店は看板を補強(しといて良かった)して、外の照明は電球を外して壁に寄せ、店の中のボードは(飛来物で割れることを考えて)できるだけ窓から離れたところへまとめました。浸水はあまり心配していませんでしたが、万一を考えて大元の電源を切っておきました。

さーて、こいはもう逃げられん。そろそろドカンとくるばいと九州弁で身構え、気持ちも構えますが、できることはただ待つだけです。瞬間最大風速60mですから、何が飛んでくるか分かったもんじゃありません。屋根だって飛びかねない風速です。

上陸地点の伊豆からたどって、それまでの台風経路を町田からそのまま延ばすと、ばっちり自宅の位置です。真ん中です。

風は南寄りになってきたものの東まじり。南東から強風です。家が大きく揺れはじめたと思った8時50分ごろ、急に雨風が弱まってあたりが静かになりました。

これはもしかして台風の目?それまでの強い風が嘘のように静かになりました。衛星写真では、はっきりとした台風の目は上陸前に無くなっていたからか星空は見えませんでしたが、たぶん目の中だったと思います。

しばらくすると、それまでの風向とは反対側にある山の尾根の樹々が大きく揺れ始めると、風はほとんど収まってしまいました。(北と西の風はかわすのです)

30分ほど様子を見ていましたが、それからは北西側の尾根からごうごうという風の音が聞こえてくるばかり。スーパータイフーンと呼ばれた19号、どうやら無事にくぐり抜けることができたようでした。

翌日は台風一過の爽やかな快晴。四日間ずっとひとつのことを考えていた気持ちが緩みますが、各地の大雨被害を思うと気持ちは複雑です。あの山々のさらに右手、秩父山系の向こうは千曲川が流れています。


そんな複雑な心境をすっかり吹き飛ばしてくれたのが昨夜のラグビーの試合でした。自分は自分の毎日を前向きに続けていくだけです。誰もが同じです。ときには戻されても、あきらめずに少しずつでもゲインしてゴールラインを目指すだけのことです。

笑顔と音楽とサーフィンを忘れずに…です。

思い返せば、長い五日間でした。

お知らせ:10月8日(火)はお休みいただきます。よろしくお願いします。

台風19号が発生しています。強い台風で、9日(水)の午後あたりからうねりが届き始めるんじゃないでしょうか。木曜日はしっかりアップしそうで、海へ行ってみようと思っています。

波乗りできるのは良いのですが、気になるのはその後の台風の進路です。いまのところは関西から東のどこかへ上陸して、本州を東へ縦断するようなコースで東の海上へ抜けるような予想になっています。

昔からそうですが、台風ができると私は妙にストレスを感じはじめます。台風が怖いからです。ひと月前の台風被害で千葉はまだ復興段階です。ブルシートが張られた映像を見ると30年近く前のことを思い出してしまいます。1991年(平成3年)9月末に九州から東北まで被害を出した、19号(今回と同じだ…)台風です。

実家があった長崎も大きな被害を受けました。兄の家は屋根が吹き飛びました。バリバリと屋根が剥がされていく音に生きた心地がしなかったそうです。実家も屋根瓦が飛んで雨漏りの跡が残っています。鉄の雨戸には細長いスリット状の穴がいくつも開いているのは、飛んできた屋根瓦が突き刺さったあとです。そんなものが人に当たれば命に関わります。強風に飛ばされた海水の塩分が原因で山の緑は枯れ、台風の後はブルーシートが張られたたくさんの屋根と茶色い山が街の色でした。

ネットで検索してみると写真がありました。長崎の実家のすぐ近くです。遠景に見える枯れた竹林の向こう側の斜面に実家があるはずです。そのすぐ横の赤い看板は近所のSEIYU。日付は1991年10月5日です。


太平洋の沿岸に波だけ送り込んで直接の影響はない台風でも、地球上のどこかの地域には被害が出ることには変わりありません。

台風のうねりが届きはじめると、海沿いの道路にはいつもと違う雰囲気が漂い始めるのを感じます。朝早くから駐車場は満車です。入り口には通行の邪魔になるのも気にしないのか、半分歩道に乗り上げた車の駐車待ちの列ができていることも珍しくありません。

あの独特の雰囲気が好きな人もいるらしいですが、どうも私は昔から馴染めず苦手です。台風の存在にたいするストレスのようなものと、あの独特の雰囲気を思い出すとどうしても心の底から楽しむことができないのです。

サーファーとしてはダメダメなのかもしれません。でもそいう性質(タチ)なのでこればっかりはどうしようもありません。神経が細いんだと思います(細くても切れませんが 笑)。

とりえあず海へは行こうと思っていますが、どことなく気が重いのも事実。南岸低気圧で波が上がる冬のサーフィンが好きなのもそんな理由だと思います。

今のところ関東地方には日曜に一番近づきそうです。秋台風は足が速いです。早めに備えておきましょう。


サーファーズイヤーが悪化して3日くらい前から、右耳が聞こえません。目の前のスピーカーの音があたまの後ろから聞こえてきたりと音の方向感覚が変になってます。

私が入っている海はゴミこそ少ないですが、海水は決してきれいとは言えません。梅雨の雨で下水処理場があふれたり、夏前には近くの汚水管がまた破損したりとおそらく目では見えない良くないものがたくさん混ざっていると思います。

そんな海水が抜けにくくなった耳の中で…と断定はできませんが、自分では用心して耳は触ってないので他に原因に思い当たりません。

さっきも書きましたが、海のゴミは昔と比べると格段に減ったと思います。ビーチクリーンや皆さんの意識が高くなったからだと思います。でも一方で思うことは、海の中に生物を見なくなったとうことです。

以前は、波待ちのあいだに海底をのぞき込んだら、リーフの隙間にドチザメがいたり、海面に透明なサヨリが泳いでいたりしたのを見たことがあります。トビウオが自分のボードのすぐそばから飛び出したこともありました。ちょっと潜ってみるときれいな小魚がたくさんいたのですが、最近はそういう姿を見かけなくなったように思います。

もしかすると、きれいになったように見えて本当はそうでないのかもしれません。自分の耳が定期的におかしくなるのは、そういうことともしかしたら関係があるのかもと考えてしまいます。

サーファーズイヤーとは付き合っていこうと考えていたのですが、やっぱり手術して軟骨を削ってもらった方がいいのかもと思うようになってきました。

波乗りは出来なくても故郷のきれいな海で遊びたいと毎年思う、夏という季節です。

午前6時。南東うねり1.2m/11s、風はオフショア。月曜は良さそうです。海は混みそうですが、楽しくやりたいものです。

その次の9号はかなり発達しそうな気配です。

KATSU KAWAMINAMIサーフボード MINI6’8”とKK FISH5’8”ストックボード、アップロードしました。





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