MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
59
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば還暦が近づいてきていますが、浮力を頼りにしながら、カラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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Racking Focus: Spyder Wills films Gerry Lopez and Rory Russell at Uluwatu from The Surfer's Journal on Vimeo.


ジェリー・ロペスとローリー・ラッセルのウルワツ。1974年のノスタルジックな映像です。ボードの長さはおそらく、7フィート4インチ前後。テイクオフの感じからするとボリュームもそれなりにありそうです。きっとカツさんがシェイプするダウンレールみたいな感じでしょう。

現在の感覚でいうと、ミッドレングスです。カツさんのプリモやクリステンソンのC-BUCKETぐらいのボードです。実際、カツさんは7フィート台のプリモをこの映像のような70年代のシングルフィンをイメージしつつ作り始めました。

プリモ、C-BUCKETのサーフィンのイメージもまさに映像のような感じです。映像では前半の背丈くらいの波から後半の大きな波まで同じスタイルで滑っているのがカッコイイです。

ミッドレングスとはいいますが、6’6”くらいから7’0”くらいのミッドレングスは私にしてみれば事実上のショートボード 笑。

ロングボードで目指すのは60年代のクラシックなスタイルですが、ミッドレングスではこの映像をお手本にさせていただきます。

ミッドレングスの余裕のテイクオフから、ボードのスピードを確かめるようなボトムターン。崩れそうな波頭のすぐ下でゆっくりとボードを返して波の斜面を滑り降り、波の先へと出たらゆるいS字のカットバック。

70s クラシックです。

こっちは60s 。ロングボードではクラシックスタイルがしっかりと現代にも根付いています。

The Same Stretch of Sand from The Surfer's Journal on Vimeo.



二つの映像を見ていて、急に思いつきました 笑。

ミッドレングスはいまのところ、ただ単にボードの長さで区別されているように思いますが、その起源がある60年代後期から70年代前半のサーフィンのリバイバルと考えると、その位置づけがはっきりしてきます。

ミッドレングスという漠然としたくくりだったのが、乗り方、スタイル、ボードのデザインなどが、よーく見えてくると思いませんか?

ロングボードで現在には60年代のクラシックなスタイルがリバイバルしているのですから、70年代だってファッションだけでなく、サーフィンも戻ってきても全然おかしくないと思います。

短いサーフショーツだって戻ってきたし 笑。

ミッドレングスと呼んでいたのがちょっと違って見えてきましたよ。



新しく出来上がったMINIモデルのシングルフィン、いい感じなのでご紹介しちゃいます。

うぐいす餡とカスタードクリームのティントカラーでストリンガーあたりを境に塗りわけました。美味しそうでやさしい色の組み合わせです。ボトムはわざと色をはみ出させ、ラフな感じに仕上げています。

MINIは小波から台風の波まで使えるオールラウンダー、ロングボーダーの短いボードへのトランジションの最初のステップにおすすめできるモデルです。(私も最初はコレでやりました)小波ではロングしか楽しめないと思っているロンガーさんにぜひ乗ってもらいたいMINIです。

このボードはシングルフィンですが、シングルのほかにトライフィン、クアッド、ボンザーといろいろ選べるのもいいところです。

いろいろなフィンのセッティングで使えるMINIですが、シェイプはそれぞれ違います。ちょうどトライフィンのMINIがあるので比べてみました。

アウトラインは同じMINIモデルなので同じです。違うところはロッカーとボリュームのバランスです。


トライフィンは、テール寄りにボリュームがあるのが分かります。ロッカーは基本的にカツさんのシェイプはスピード重視でどれも緩やかなのですが、比べてみるとトライフィンの方がロッカーが少しだけ強くなっているのがわかります。

一方シングルフィンはテールは薄くシェイプされて、トライフィンよりも前寄りにボリュームがあるのが分かります。ロッカーは直線的でフラット気味です。

シェイプの違いは、トライフィンとシングルフィンの乗り方の違いによります。

トライフィンは3本のフィンの上あたりのテール寄りに後ろ足をスタンスしてボードをコントロールします。サイドフィンが舵の役目です。トライとシングルのフィンによる違いは以前書きました。

シングルフィンはフィンがひとつしか無いのでレールを使ってターンさせなければいけません。1本のフィンは真っ直ぐ前を向いて付いているので、レールを使ってターンさせるときにボードが横へ滑るのを防ぐ役割です。

なのでトライフィンよりも前よりにスタンスして、その位置でボードをコントロールします。そのため、シングルフィンはボリュームをトライフィンよりも前寄りへ持ってきます。ただフィンを1本にしただけではないのです。

シングル、トライ、どちらがいいかという問いには、それぞれ良いと答えます 笑。シングル派だった私ですが最近、トライフィンにも関心をよせています。

先日、ちょっと大きい波をシングルフィンでサーフィンしていたとき。どういう場面だったか、詳しくは忘れてしまいましたが、レールを入れてボードをコントロールしようとしたとき、あ、ここでサイドフィンがあったらもっと素早くボードが反応してくれるのにと感じた瞬間がありました。

レールでコントロールするときのボードの反応の遅さを感じて、トライフィンだったらあのとき素早く自分がしたい動きができたのか?と思うとトライも乗ってみたくなりました。

でもさらに、こう考えもします 笑。

トライフィンは反応が良くて、いろんな場面に素早く対応できそうなのはいいけど、実際に乗ったら今度はシングルフィンの抵抗が無いスムースなダウンザラインが恋しくなるんだろうな~、と。

それぞれ良いところがありますが、両方はムリ。だから、トライ、シングル、どっちもいいなあと思うのです。

さて、話は変わって、ウェスト34インチの方いませんか~。いまならすぐにナルトのコレお届けできま~す。THE BANDの7FIX、6FIXよりストライプ1本分だけ丈が長いです。サイドポケット付きでウォークショーツとしても使えます。全国送料無料です。

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6’6”のダブルエンダー。デッキを凹まさない私ですが、このダブルエンダーは凹ませています。前足、後ろ足を乗せていると思われるところが凹んでいます。デッキのラミネートは6オンス二層です。

あんまり凹まさない私が、どうしてこのダブルエンダーのデッキは凹ますのか?

凹むということはデッキに圧力がかかっているということです。デッキを踏む力とボードの浮力が反発し合っているからです。

このボード、乗ると自然とレールが入ります。以前のブログで書きましたが、こういう仕組みです。意識しないでも勝手に入っちゃうのです。

たぶん、凹むのはこのせいだと思ってます。

レールをより強く感じるということは、それだけボードからレスポンスがあるということです。そして、レスポンス良く敏感に反応してくれるので、より強く踏み込むような動きをするようになって…という相乗効果が生まれた結果の凹みです。

自然とレールと使ってしまうボードということは、身体の使い方や体重の乗せ方など、レールを使うサーフィンに矯正されているということです。春先から言い続けている、自分の身体の使い方が変わったのはこのボードに乗り始めてからです。

このダブルエンダーに乗っていて、他のボードに乗るとなんだか調子いいのです。シングルフィン(プリモ)だけでなくフィッシュもです。これまでフィッシュに対して持っていたイメージが変わったくらいです。過去ブログ

ダブルエンダーは、大リーグボール養成ギプスならぬ、レールサーフィン養成ボードみたいなものかもしれません(ギプスみたいに苦しくはありません)

調子いいシングルフィンが欲しい人、サーフィンを調子よくしたい人にはダブルエンダー、おすすめです。自分自身で強く実感しております。

あー、波乗りしたい!

久しぶりに食べ物ネタはこれ、冷や汁。

栄養ばっちりで冷たくてさっぱり食べられます。暑い夏の朝にはぴったりです。




ボトムターンのお手本ふたつ。



シングルフィンのバックサイドでのボトムターン。前回、波が上がったときにバックサイドへ行ったら、テールを踏みすぎて失敗ばかり。この日です。

テールを踏みすぎているというよりは、フェイス側へ上体を開きすぎているからではないかと、なぜか急に英語でsuppositionしてみて、この人みたいにやってみようと思います。

何度か、このブログでカットバックでの「身体の使い方」と言っていますけど、このボトムターンと通じるところがありそうだといま思いつきました。

以前は(フロントサイドのカットバックで)ボードを波の上に持っていきながら、上体を戻る方向へとひねりつつ、ターンのきっかけを作っていましたが、いまのやりかたはまず背中側に身体を倒しつつレールを入れてターンのきっかけを作り、大きく回りたければそのままの体勢をキープ。急激に回したければ、レールを入れて回っている最中に背中側へ身体を開いていくと、自然とテールを蹴る感じになって、ターンが鋭角になります。

あ、ずっとうまく書けなかった「身体の使い方」ってこれかもしれません。次回、現場でバックサイドのボトムターンとともに確認してみます。

もうひとつのボトムターンはこれです。

VEEボトム…



フィン完全に抜けてますけど、この後どうなりましたか?と聞いてみたいお手本です。ハルみたいな体重のかけかたのようです。

しかし、いったいどうしてこんなVEEボトムのボードを作ったのか、(昔と違って)今ではすっかり懐疑的な私ですが、フィンが届けばすべては明らかになることでしょう。

さて、今日はVEEボトム用ではありませんが、フィンが届きました。

ノーズライダーに良さそうなピヴォットタイプのフィンです。


金曜に届くロングボードに合わせて送ってもらいました。何が届くかは、明後日のお楽しみ、ということで…。

明日はなんとなく波ありそうですが、、、、ロングボードかな~?


お知らせ:5月24日(土)は午後1時30分開店です。裏山掃除やってきますので30分だけ遅くなります。よろしくお願いします。


昨日、東京は午前中から降ったり止んだり大変だったようですが、海はこんな天気。波もありました。

フィッシュが妙に調子良かったので、おとといからいろんなことを考えています。レールワークを練習するにはシングルフィンに乗れというのをたまに耳にすると思います。正解でもあるし、正解でもないと思います。

シングルフィンに乗らなくてもレールワークは習得できると思います。でも、シングルに乗っているとレールを意識したサーフィンになるのは事実です。ショートボードは分かりませんが、少なくともオルタナティブ系のボードに乗っている人であればシングルフィンに乗るべきだと思います。

そう思わせているのが先日のフィッシュです(ひとつ下の記事です。昔はフィッシングなんて言いましたねえ)

オルタナティブに乗り始めてから、シングルフィンは好んで乗っていました。シングルフィンはレールを常に意識して使っていないと乗れません(ハルは違う意味でレールを意識する必要があります)フィンは真ん中に1本だけですから、レールを使わないと向きも変わりません。(この辺は以前のブログで詳しく書いております)

そんな不便なシングルフィンにずっと乗っていて、先日の久々のフィッシュです。

冬からずっと乗っていましたから、シングルフィンと同じ感覚で乗っていたはずです。そうしたら、レールが効いてくれるったらありゃしません。フィッシュはフィンがレールの近くにあるせいです。

10年以上前にフィッシュに乗っていましたが、たぶん今は昔とはぜんぜん違うサーフィンをしていると思います。昔はツインのルースな感覚があったと思うのですが、それがぜんぜん無いのです。驚きました。

シングルのおかげで、左右のレールをしっかりと使えているからだと思います。ルースということは「レールの切り替えしがシングルよりもはるかに速いボード」というようなイメージに変わりました。フィッシュのイメージが180度に近いくらい変わったと言っても言いすぎじゃありません。

シングルフィンはレールは使えるようにはなるけど、ショートボードのマニューバに良い影響は与えないかもしれません。身体の使い方やタイミングの取り方が変わってしまうように思います。最初に書いた、「レールワークを練習するにはシングルフィンに乗れというのは正解でもあるし、正解でもない」ということの理由です。

でもオルタナタナティブボードに乗っているなら、シングルフィンに乗ることは良い影響を与えると思います(何度も書きますが、ここで言うシングルフィンにはハルは含まれません)基本的にはショートボードのようなマニューバはしないし、そういう乗り方の方が「らしい」はずです。

オルタナ派のみなさま、今乗っているボードをもっとドライブさせたければ、シングルフィンに乗りましょう。強くお勧めします。


さて先週、私のブツブツから始まったニューモデル、KK BEAN。なんだか、カツさん乗り気のようで私がびっくり。巨匠にインスピレーションをわかせてしまうなんて光栄です。

一度ブランクスの皮をむいて、先週引いたアウトラインを再現します。


本当に作るんですか?と私の方がドキドキしてしまいましたが、どんどん切っちゃいます。


切り口を整え。


ロッカーと厚みのバランスを確認。レールやコンケーブのプランシェイプを確認しているのでしょうか、かなり集中してこうやって見ておられました。


サイズを確認。カツさんはシェイプ中に何度もこうやってサイズを確認します。


命名「KK BEAN」誕生なるか?

長さは、6’2”。も少し長くロクヨンくらいでもできますか?と聞いたら、「出来ます」ということでした。

シングルフィンで、ボトムはプリモと同じトライプレーンコンボ。短いプリモみたいになると思います。楽しみです。














朝6時、七里ガ浜。落ちついているようにも見えますが、オーバーヘッドのワイドなセットがポンポンポンと入ってきます。あまり悩まずにもう東のリーフポイントへ移動しました。富士山がきれいです。

移動したポイントは、アウトサイドはオーバーヘッド、真ん中がアタマ、インサイドがムネカタくらい。アウトには何人か入っていましたが、インサイドは私一人。ダブルエンダーをじっくり試すには絶好のコンディションです。

インサイドといっても10分くらいのパドル。今日はカレントが弱くて楽に行けました。小さいですがショルダーが回りこんできてくれて、結構ロングライドできます。

前回フィンが気になったので、カツさんにアドバイスをもらって今日はこのフィンです。前回はこちら
LOVEEなどレトロ系のシングルに使っているフィンです。高さはあまりなくてレイクも弱く、三角形のちょっと懐かしい形。

結果から言うと、ダブルエンダー+このフィン、かなりいいです。

フレックスはほぼ無いので反応はよりしっかりしてきて、このボードの特長のひとつであるレールエッジを引き立てているように思います。

そしてカットバック。スピードが落ちる感じがまるでしません。グーンと回って戻ってきてくれて、かなり快感です。

そんなカットバックを3~4回も入れられる波が来てくれたので、何度も試すことができましたが、このフィンおすすめできます。細かい動きにも反応してくれて、よりキビキビしてくれます。

フィンの位置は画像のとおり後方にセットしましたが、もう少し前でもいいかもしれません。普通のシングルフィンと比べると前寄りですが、次回試してみることにします。

しかしこのダブルエンダー、どう言い表せばいいのかかなり悩みます。

テイクオフすると、ダーッと走り始めます。両側のレールエッジの間はぜんぶシングルコンケーブで、水流をエッジで切り取ってコンケーブの中を流している感触がよくわかります。ホントです。

ボトムターンに入ると、レールがピキッと効いてシューッという感じで波のトップへボードが滑っていきます。

トップでボードをかえしたり、トリミングなどの動きは敏感に細かく反応してくれます。

カットバックはとにかく、スピードに乗ったままグーンと回って戻っていきます(これがいいっす)

7フィートちょっとの長さでBIG DISHというモデルがありますが、そのボードをカツさんが説明するときに同じようなことを言っていたのを思い出しました。ダブル・エンダーはBIG DISHの進化版なので、まさにこれがそれだったと思います。(BIG DISHを扱いやすくしたのがダブル・エンダーです)

レールエッジの反応の良さ、広くて深くて長いシングルコンケーブでの滑走感、その二つが合わさるラウンドピンテールでのスピードをキープしたままのターン。

ダブル・エンダー、かなり面白いです。個性的ではありますがクセがあるわけではありません。ボードの挙動はかなり素直です。いろんな場面で使える、調子いいシングルフィンだと思います。

ダブル・エンダー、かなり気に入ってしまいました。

浮力もあってパドルは楽。滑り出しはもちろん速くて、AOBボード認定ですね。



ダブル・エンダー、ショップに展示していますので触りにきてください。




昨日、抜けていった低気圧のおかげで波がありました。セットでムネ・カタくらい。ちょいトロめでしたが、どんな波でも波乗りできればそれで最高というものです。楽しまなくちゃ。

ボードは、6’6”のダブルエンダー。

どういうボードかと簡単に説明しますと、テールは広めのラウンドピンでボトムはシングルコンケーブ。レールtoレールでしっかり入ったコンケーブでレールがいかにも効きそうなボトムになっています。フィンはシングルフィンで、6’6”~6’8”で作っている個性的なシェイプのボードです。

個人的に好きなアウトラインです。パドル、テイクオフ、楽ちん。ドルフィンもOKです。

面白いのは走っているときの感覚。ワイドで長いコンケーブが水の流れをしっかり抱え込んで、その上を滑っている感じ。スピードは文句なしに速くてスムースで気持ちいいです。

コンケーブ、見えますか?


気になっていたのはボードの動きです。幅の広いテールにシングルフィン。動きが重そうにも思えます。

果たして…と心配していたら、意外に素直。レールの反応が良くてキビキビと動いてくれます…が、ちょっと動きがギクシャクするので、岸に戻ってフィンの位置を後方へ移動。

それで乗ってみると、ギクシャクした感じはなくなってスムースに。

カツさんがシェイプするシングルフィンはいろんなボードに乗ってきましたが、これは新しい感覚です。滑っているとレールの存在が感じられて、レールとコンケーブで水の流れをコントロールしているぞー、という実感があります。

それが気持ちよくて面白く、ダブルエンダー、はまりそうです。

乗っていてひとつ気になったのがフィンのフレックス。使っていたのはこんなフィンです。ティップが細長いので、どうしてもフレックスが出てしまうようです。


ボードの反応がルースでなくカッチリとしていて、フィンにフレックスは要らないように思ったので次はコレで試してみます。


根拠はあります。

コレです。70年代の初め、カツさんのお兄さんがシェイプしたニーボードです。


ダブルエンダーは、この時代のシングルフィンのニーボードをベースにしているのは以前書きました。

カツさんの話では、上のニーボードのフィンも初めのうちは細長いフィンを付けていたのをどんどん小さく削り込んでいったそうです。その形に近いのが上の黒いフィンです。カツさんも、それいいんじゃない?と…。

早く試してみたくてうずうずしています。

ダブルエンダー、面白いです。


さて、先週のブログで入荷しました!とご紹介したロングボードの特注フォーム。さっそくカツさんがシェイプしてくれました。


モデルはB-52。クラシックなノーズライダーです。レンズの関係で形がうまく撮れないのですが、アウトライン、クラシックでむちゃくちゃキレイです。





ノーズにはコンケーブ、ロッカーはフラット気味のノーズにテールキックが入った、ノーズライダーのロッカー。アウトラインとロッカーを合わせてみると、全てが美しくてクラシックで、まさにこれぞロングボード!です。

ダブルエンダーとロングボードで昨日からストークしてます。

カツさん、やっぱりすごいです。

ロングボードはグラッシングへ行っているはずなので4月中には出来上がると思います。9.6と9.4の2本作っています。クラシック好きの皆様、どうぞご期待ください。






カツさん、シェイプ中のLOVEE。前寄りにワイデストポイントを持ってきた、十字架バランスのクラシックなシングルフィンです。なんとも言えずきれいな形で、それだけでもう調子よく波の上を走ってくれる気がしてきて嬉しくなってしまうアウトラインです。

ボトムはきれいなフラットからフィンの回りだけにVEEが入った、とてもシンプルなシェイプです。それにボリュームをしっかりととったダウンレールが、ノーズから絶妙なボリュームのバランスで移行しながらテールへと流れています。ノーズはイーグルノーズ。フラットなデッキがダウンレールを強調しています。



テイクオフからボトムターン、ダウンザライン、トップターン、カットバック。背中を丸めず、身体の余計な部分の力をできるかぎり抜いて、最小限の動きでボードをコントロールして波のいい位置をキープする。

シングルフィンに乗るときに自然と意識してしまうのは、テクニカルな面に加えていかにきれいにスムースに乗るかということだと思います。

そんなサーフィンは一番難しそうですが、カツさんがシェイプするこのボードを見ているとそんなことを考えてしまいます。



台風は16日の未明から関東地方を通過していく模様です。明日は海から帰ったら台風に備えましょう。


16日、もし台風で風雨が強いようでしたら店はお休みにします。当日にこのブログでお知らせしますのでよろしくお願いします。


FIN
フィンが3本届きました。ボンザーの7インチとジョージ・グリノウ4Aの9.75インチ。グリノウはティップが少しフレックスします。

売り物じゃありません。すいません。ボンザーフィンは頼まれモノで、グリノウのフィンは、(たぶんもう少しで届くはずの)クリステンソンのC-HAGというロングボード用のフィンです。イメージとしては60年代後半のロングボード。PIGでもノーズライダーでもない、私がクラシックロングボードの進化の最終形態と考えている時代のサーフィンのためのフィンです。

この映像の時代です。なのでやっぱりジョージ・グリノウさんのフィンなのです。


そしてフィンと言えば、用意だけしてすっかりお預けをくらっているこのシングルフィン覚えてますか?


アンドリュー・キッドマンの写真集のひとつにステファニー・ギルモアがデイブ・パーメンターがシェイプする6チャネルのシングルフィンでキラの波をサーフしているところを撮影した「SINGLE」という作品があります。(アンドリュー・キッドマンのサイト http://www.andrewkidman.com/shop/ で購入できます。)

この写真集に関する記事が、サーファー・ジャーナルVol22 #3に載っているのですが、その中に気になる文章があったのでご紹介してみます。

(スナッパー・ロックスでのコンテスト セミファイナルにおいて)
ステファニー(ギルモア)のスピードを得る動きは微妙で、まったく力を使わず、ボードまかせで走るところを走りターンにつなげるときだけ力を使う。私は彼女のこの動きに、マイケル・ピーターソンが「モーニング・オブ・ジ・アース」で表現した優美さそのものを見た気がした。

(デイブ・パーメンターのシングルフィンでの最初のセッションを終えて)
ボードを見て、触ってみた感じでは厚すぎる気がしたし、いまとはまったく違う感想を持っていたけど、とにかく楽しめればいいやと思って、何も言わなかったの。
で、乗ってみたらまったく厚みを感じることはなかったし、逆にその厚みがよかった。フォームの配分が完璧だと感じたわ。

前日から吹く北風で面はスムースではなかったものの、ステファニーがボードの厚めの部分を使い、スピードポイントを発見しグライドする映像を見て、あらためて心を奪われた。



さて、昨日のこと(先週、少し忙しかったので)なんだか身体が重いな~と感じつつ家へ帰ってシャワーを浴びていると、忘れもしない、絶対忘れられないあの嫌な感覚が腰に再び…。

まずい、と思ってとっさにハンドルにつかまって身体をささえているとなんとか嫌な感じは無くなりましたが、少し逆もどりしてしまったみたいで痛いです。今度の定休日はボディボードで、腹ばいで波を滑ってみようかな~、海に浸かりたいな~と考えていたのですが、自粛いたします。

今朝、ストレッチマットの上にじっと寝て、自分の身体の様子をうかがってみたら全体がすいぶん強張っているなあと感じました。それで、大変申し訳ありませんがしばらくのあいだ、閉店を1時間早くさせていただいて、少し楽をさせていただきます。

海への復活がまた少し遠のいて、朝から少し落ち込んでいたのですが、上のアンドリュー・キッドマンの記事を読んで、カツさんのグリーンのシングルフィンの厚いレールをなでさすっていると、モチベーションがまたあがってきました。

次はボトムにチャネルを入れたシングルフィンを作ってもらおうかなあ、などと不自由な身体のくせに楽しげなことを考えている今日は9月3日火曜日です。

身体がなおらないことにはどうしようもありません。いろいろご不便をおかけしますが、どうぞ、よろしくお願いいたします。





シングルフィンの乗り方がニールパチェスジュニアにそっくりだけど、体形が違うのでこれはいったい誰?と思っていたらやっぱりニールパーチェスジュニアでした。少しほっそりとしたみたいです。相変わらずかっこいい波乗りです。

柔らかく流れるようなダウンザラインとパワフルなカットバック。モダーンシングルフィンのお手本のような乗り方です。

関東地方は梅雨明けしたようです。明けたとたんにたっぷりの暑さ。夏です。しかしあの位置に前線や低気圧に居座られてはずっと南風。週間予想によると熱低ができるようですが影響は無さそう。うーむ…。

ジャンクと割り切って、少しでも風をかわすところでやるしかないですかね。


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