MENEHUNE BEACH STORE 店主のブログ
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プロフィール
HN:
menehune
年齢:
54
性別:
男性
誕生日:
1964/09/15
職業:
サーフショップやってます
趣味:
ランニング、作文、お絵かき、料理、丸太切り、丸太割り、波乗り
自己紹介:
2001年のオープン以来、ロングボードをベースに、フィッシュ、ボンザー、シングルフィン、ニーボード、パイポとさまざまな種類のサーフボードを作り、試してきました。
 気が付けば50歳もなかばに近づきつつありますが、浮力を頼りにしながらもカラダもキープして、人生の荒波にチャージしていきたいと思っています。
 2006年に始めたこのブログ、サーフィンの他にランニングなどのフィットネスや食べ物、フツーの普段の生活のことなども綴っていきたいと思います。
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お知らせ:11月16日(金)は午前中、シェイプルームへ行きますので、午後2時のオープン予定です。よろしくお願いいたします。

店に何げなく置いてあるボードです。よく見るとかなり変わった形をしていますが、それに気が付いて興味を示す人はあまりいません。


川南活さんのお兄さん、川南正さんがシェイプしたニーボードです。正さんは私がようやく小学校にあがるような時代からニーボードを作られています。基本的な形はこのティアドロップ型のアウトラインで、日本のニーボードのトラディショナルな形のひとつです。

フィンはトライフィンで、独特な位置にセッティングされます。

フィンのセッティングだけでなく、ボトムにはボードのセンターより少し前あたりから深いシングルコンケーブが掘られています。

テールには強いロッカーが入っています。この角度からみるとソラマメみたい。厚さは薄く、2インチを切っています。


正さんは今年ニーボードを3本シェイプされましたが、このボードはそのうちの1本です。もう1本はご自身で乗られています。残りは1本ですが、そのボードに乗られている方からメールをいただいたので、ちょっとだけ転載しちゃいます。活さんのニーボードにも乗っていただいてます。


ドライブの効いた大きなターンも出来るし、大きなラウンドテールだからなのか、最初は少しテールがルースというか、スライドする感じがありましたが慣れてくると気にならないというか、引っかかり感のないスムースなターンに感じてきてはまってしまいますね~。
ノーズも薄いんでホレた所でもコントロールしやすいし、ボード全体のバランスが絶妙な感じが凄くします。
スピードもでるし乗るたびにくせになるボードですね。
カツさんシェイプのスピードがでてキレのあるターンやカットバックやリップ!
正さんシェイプのスムースだけど早いターンやカットバック!
う~ん・・・どっちもいいです。毎回どっちで乗るか迷いそうです。


自分で乗っていないし、このニーボードどんな感じなのかと思っていたのですが、どう読んでも調子良さそうで、嬉しい限りです。

嬉しいのと同時に、自分でも欲しくなっちゃいました。

でも新しいニーボードのシェイプ出来上がったばかりだし、大きなフィッシュもロングボードも…という状況なのでちょっと欲張りすぎ。頑張ってお金貯めようと思います。

しかし、この形とこの薄さ、それにロッカーとコンケーブ、すべてオリジナルの独創的なデザインです。ウェットスーツも作っておられるし(ZEROです)、ご兄弟そろって転載、奇才です。

私の紫色のニーボードの隣に立てかけてありますので、見て触ってみてください。ニーボードもやりたいです。




Boat life... HT's from Legless TV on Vimeo.


今やオルタナティブなサーフシーンにかかせない、AXXE CLASSIC。ブランドがスタートしたときからお付き合いさせていただいてます。2006年春のメルマガで取扱いをスタートしますとお知らせしていますので、もう12年前のことです。

ジッパーレスを着始めたのも確かこのころでした。同じく冬に裏地が起毛になったセミドライタイプのウェットスーツを着始めたのもこのころからです。

それまでは表がラバー、裏地は起毛は付いていない普通のジャージ素材のバックジップの5/3㎜を真冬でも普通に着ていました。裏起毛は贅沢なイメージがあったのと、なによりまだ若かったので(笑)寒くなかったんです。

ジッパーレスを着始めたのも確か、AXXEさんのが最初ではなかったかと思います。上の画像のジッパーレスが初期のタイプです。

今では珍しくもなんともないジッパーレスですが、最初に着たときにはなんて動きやすくて暖かいんだろうと思いました。今ではもう無いと思いますが、脱ぎにくいからイヤだという声も最初はありました。

動きやすさでもうひとつ驚かされたのは素材です。ネッスルという素材が出て来てきたのを使ってフルスーツを作ってもらって、始めて着たときにはこれまたなんて柔らかくて動きやすいんだろうとビックリしてしまった記憶があります(こっちがジッパーレスよりも前ですね)


それが今では、すっかり動きやすいのも暖かいのも当たり前になってしまいました。ウェットスーツと言いながら、冬のスーツは海から上がって脱いだとき、上半身に濡れてないところがあるくらいの防水性の高さにも驚きます。

素材の柔らかさと動きやすい作りの組み合わせで、おっさんの弱ったパドル力でも、長い時間調子よく入っていられます(保温力のおかげもあります)

数年前からフードやグローブなんていうものの暖かさに味を占めて、さらに寒さ知らずで周辺小物の重要性にも再認識させられています。

冬の海にはこんな音が合いますね。


冬の海は昔から好きです。オフショアが吹く中にのんびり浮かんでいられるのは、これらウェットスーツの進化のおかげです。

キャンペーンは終わりましたが、AXXE CLASSIC、ZERO、AIDENTIFY、STEAMER、各メーカーオーダー料は無料でお作りしています。冬の準備は今のうちです。
引いている時間帯はできたんでしょうか?いずれにしても、朝は潮が多いのでロングボードでも無理です。ヒマなので昼の引きの時間に海へ行っても問題無さそうですが、いくらヒマと言っても、それじゃ自由すぎです。

波が無ければSUPでもパドルボードでもいいのですが、私の場合は走ります。それも裸足に近い状態で近くのトレイルを走ります。

ご存知だと思いますが、こんなのを履いてます。


普通のランニングシューズと違って、ソールのクッションは全くありません。足の裏を擦りむいたり、木の枝が刺さったりしない程度の保護です。もう7年間、走るときはほぼこれを履いています。

このシューズ(か?)を使い始めたのは、波乗りも裸足だからという単純な発想です。

ソールのクッションが全くないので、ランニングシューズとは走り方が変わります。クッションがあると、どうしてもそれに頼る着地になりますが、それが無いので着地の衝撃を身体でうまく受け止める必要が出てきます。

足の裏の前後と左右のアーチだったり、ふくらはぎの筋肉であったり、ヒザを柔らかく使ったりといろいろなところで分散して衝撃を吸収しているんだと思いますが、裸足で走っているとカラダが自然と衝撃の吸収の方法を覚えてくるみたいです。

足の指も元気になってくるし、波乗りにも効果あると思っています。ひっくり返っても足の裏でボードが離れないように押さえられます 笑。

足ヒレもよく使いますが、ふくらはぎが攣ることが少なくなりました(これはアルコールの影響もあるかも)

何より、これを履いて走っているときの感覚、足の裏や足首、ヒザ、ふくらはぎなどを総動員させて走っている感覚が面白いのです。

技術よりも感覚的なものの方が面白いと感じるのは、波乗りと同じなんだと思います。

このゆるい感じを見ていたらサーフマットやりたくなりました。柔らかいサーフマットもやっぱりナチュラル。音楽がいまいち合っていないように思いますが…笑。1:40~ 笑えます。


スリラーより、こんなのはどうでしょう?もうたっぷり80年代の雰囲気です。ART OF NOISE。
台風のうねりを待つ季節はひとまず落ち着いたようで、南岸低気圧のうねりの季節へと移りかわりつつある狭間の季節になりました。遠くにある発達した低気圧や、気圧の谷間で吹く風の方向、それに潮の時間などを気にしていれば、楽しめる波に巡り合えたりもするものですが、それも基本的には小さな波です。

過去に12月に入ってから台風のグランドスウェルが届いたということもありましたが、それは例外中の例外。やっぱり基本的には小波です。

本当に手も足も出ないコンディションのときは、ランニングやプールへ行ったりと違う過ごし方もありますが、少しでもできるのだったら海へ入りたいというのが、正しいサーファーの気持ちだと思います。

房総半島と伊豆半島に東西を挟まれる形の相模湾の奥に位置している湘南は、うねりが入りにくく、小波コンディションの日が多いというのも事実です。そうした現実に対処することも、波が期待できない季節にモチベーションを維持し続けるためには大切だと思います。

小波というと、まず思い浮かぶのはロングボードだと思います。


小さくても、ゆるくても、波の斜面をボードが滑り始めるときのあの感覚は変わらず気持ちがいいものですが、浮力が大きなロングボードでも力が無い波をうまく乗り継いでいくのは意外と難しく、小波でもあなどれません。

小さな波のフェイスの上で、どのタイミングでボードをターンさせるか、ボードを波のどこへもっていくか、それにはボードのどこに立って、どのくらいの力加減で体重を乗せていくか。

うまくやれば、小さな波でも思わぬスピードが出たり、小さなカールにロックされたりと波のサイズ以上に楽しむことができますし、ボードをコントロールすること(トリミング)への理解が深まったりもする、と思っています。

重量と浮力があるクラシック系のシングルフィンは、緩い波の斜面でもスムースに走ってくれます。重たいだけにコントロールしがいもあるのです。


ロングボードばかりではありません(基本的には長いですが…)

書いていて思い出したのは、先日シェイプの画像をご紹介した大きなフィッシュです。6’8”の大柄なフィッシュも小さな波で楽しめます。小波専用のビッグフィッシュを作ったくらいです。

昔、ビッグフィッシュに乗っていたころはロングボードにほとんど乗らなくなっていた時代でした。6’8”のビッグフィッシュは小さな波で、ロングボードの代わりに多いに活躍してくれました。フィッシュってそれだけよく滑ってくれるんだと思います。

あとは、6’8”のMINIモデルなどもイケます。他にもいくつかありますが、MINI QUADやBOOGIEなどのテール幅が広いフィッシュ系もロングボードと一緒にクルマに積んでおくとお楽しみの幅が広がります。

南岸低気圧の波が立つ季節はもうすぐです。気温と水温はだんだんと下がっていきますが、元気に波乗りしましょう。

小波じゃありませんが…。

新しくシェイプしていただいた、5’6”のニーボード。スマホに入れた同じ画像を事あるごとに開いては眺め、ひとり悦に入っています。うれしいのです 笑。

今乗っているボードのシェイプ画像がこれです。長さ、幅はほぼ同じです。


テールのボリュームが少なくなって、画像では分かりませんが全体的なボリュームも落としてもらいました。結構、薄いイメージです。


ボトムはシングルコンケーブ、ノーズからテールまでエッジを付けました。フィンの位置がマーキングされているのが見えますが、フィンのセッティングは今のボードと同じ位置です。


コンケーブ、がっつりと入ってます。


今のニーボードよりも、さらにカールに近いところでのボードコントロールを意識した、野心的なシェイプです。


いままでの紫色のつもりで作った、ピンク色ですねと言われる(笑)ニーボードです。新しいニーボードも紫でいきます。今度こそ紫色です。


いろいろ考えているとワクワクしてきます。50も中頃のオヤジ を子供みたいにワクワクさせる波乗りってやっぱり素敵だと思います。

頼んでいたブランクスが出来上がりました。大きなフィッシュ用のブランクスです。ストリンガーをダークウッドにしてもらいました。多少時間はかかりますが、待つのはきらいじゃありません。

さっそく皮むきをして、アウトラインを引いていただきます。


サイズは、6’8”。久しぶりのビッグフィッシュです。昔もいろいろと作りましたが、やっぱり好きなんです、大きなフィッシュ。

活さんが画像を送ってくれました。


ボトムはシングルコンケーブ。


フィンはやっぱり両面フォイルを付けます。レールを少し変えてプリモっぽいレールにしていただきました。

プリモのレールの感じは大好きです。それにフィッシュのテールをドッキングしたイメージです。シングルでもよく動くプリモ + 両面フォイルキールフィンとフィッシュテール。果たしてどんな感じになってくるのか、かなり楽しみです。

カラーはいまのところ、シンプルにクリアで行く予定です。

大きなフィッシュ、遊べますよ。


そしてもうひとつはニーボードです。

今乗っているボードよりも、全体的にシャープに薄くしてもらいました。テールは絞り気味でロッカーもしっかりと入っています。

フィンはトライフィン。今のボードとはかなり違う感じになると思います。カラーは紫色のピグメントで派手にいきます。

ビッグフィッシュとニーボード、盆と正月がいっぺんに来た気分で嬉しい限り。今週は私の順番でした。オーダーいただいている皆さま、どうもすいません。

盆と正月のついでにと、下のブログで書いた、細めのPIG用のブランクス、太めのレッドシダーのストリンガーでお願いしちゃいました。またフォームの出来上がり待ちですが、次の楽しみが出来ました。


ウェットスーツ第二弾が上がってきました。プレミアムブラックラバー、残り少なくなってきたようです。お考えの方はお早めに。キャンペーンは終了しましたが、オーダー料無料でお作りします。

少し早く着きすぎたかとも思ったものの、コーヒーをすすりながら見ていると、たまにくるセットは小さいながら滑ることができそうです(ロングボードで)。潮はこれから引きなので、海の中で待つことにいたします。

予想通りのコンディションに合わせて持ってきたのは、この9’6”PIG。11キロほどあります。


重量があるのと、もうひとつの特徴としては幅が少しだけ細い(22”1/2です)ということと、ボトムのロールが自分が乗ってきた他のものより若干強めということ。厚みは3”1/2あって、レールも厚めで丸くしてもらっています。

ですので、立体的なボードのイメージとしてはころっとした雰囲気があります。

ロールが強めで細め、ということはボードの動きとしてはストリンガーを軸として、上下方向に回転する(傾く)動きが(ボトムがフラットで幅が広いものより)強くなります。つまりロール(横揺れ)しやすくなります。

ビンテージボードを見ていると、接したことがある方ならご存知だと思いますが、だいたいにおいて幅が狭いです。22”1/2は広い方で、22”~21”1/2は普通です。

21”1/2なんて、自分の5’6”のフィッシュと1/2インチしか違いがありません。

下のブログの記事で頭に浮かんできたイメージというのはこのことです。動画を見ていて思い出したのは、その幅の狭い重たいロングボードを操る感覚です。それを体感したくてこのボードを持ってきました。

これまで、習慣的にあまり考えずに、ボードの幅を23”にしてしまっていたのではないかということです。

ここまでついて来られる方は、おそらくビンテージボードでサーフィンしたことがある方かもしれません。毎度、マニアックですいません。実際、このブルーのログは(重量以外は)ビンテージボードを現代に作るというイメージで作りましたが、乗っていてかなり面白いボードなのです。

それが動画を見ているうちに、結び付いたのが「昔のサーフィンはかっこいいな」ということとブルーのログの面白さです。

ビンテージボード同様にセンター幅をもう少し細めにして、それに合わせたバランスでノーズも絞り込んで、このブルーのログのようにコロンとしたシェイプにしたら…。

ワクワクしてしまうのは、おそらく自分だけかも 笑。

フィル・エドワーズのボードも細めでした。

エンドレスサマーからサーフィンに入った私ですので、自分が求めるボードデザインの終着点のひとつとしてPIGという形がありました。数年間取り組んできた最終的な形としては、今乗っている白のピグメントの9’6”で納得していますし、かなり気に入っています。

なので、PIGはひとまず(自分的に)完成かと思っていたのですが、上のジョン・セバーソンの古いフィルムを見ていてあるイメージが頭に浮かんできました。


流れとしては、この納戸色のPIGから~




この8’3”につながってきています。


この二本に共通するものをなんとなく感じていたのですが、上の映像を見ていてなんとなくピントが合ってきたような気がしています。

まだ思いつきです。でも、もしかしたらPIGがもっと面白くなるかもしれません。具体的な内容はもう少し煮詰めてからにしようと思いますので、しばらくお待ちください。


明日はお休みいたします。営業カレンダーはこちらをご覧ください。
2017年の春から乗り始めた、活さんのフィッシュ。BONITAと呼んでいるモデルです。最初のボードは、一番手前のピンク色の5’8”。


5’8”に乗っているうちにだんだんと、これは5’6”でもイケそうだなあと感じてきて今の5’6”を作っていただきました。5’6”は前々回で書いたとおり、bar of soapでした。ロングボードや8’4”のプリモ(これもロングかしらね)、6’8”くらいのエッグなんかとくらべると、乗れる本数は減りますが、それでもかなり楽しい。

本当のことを言いますと、この小さなフィッシュで楽しめる自分に驚いています。じわりとくる嬉しさをかみしめているのです 笑。

できる人には別に普通なことだと思いますが、自分のこれまでの遍歴は自身が一番良く知っていますから、それらを思うと、できないことでも「あきらめないでしっかりと取り組めば、なんとかなるもんだ」と、この年齢になって実感しています。

もともとショートボードの経験はありませんでしたが、昨日のブログの頃(2000年の初め頃)はロングボードから乗り換えた、クリステンソンの5’10”のフィッシュに普通に乗っていました。

それがいつのまにやらだんだんと厳しくなってきて、もうロングボードか短くしても6’8”くらいまでしか乗れないのかなあと考え始めたのが4~5年前(ブギーだけは、6’0でも問題なしでしたが)。

それでもあきらめきれずに乗り始めたのが、MINI QUADというモデルでした。コレです

これが結構楽しかったのですが、あるときふとしたことからいただいたアドバイスで自分の良くないクセに気が付いたら、さらに楽しめるようになってきました。

そこでいろんなことをイチから、いえゼロから見直して改めて短いボードに取り組み始めたのが2年前の春です。

テイクオフのときの体重の載せ方、ボードの上に立ち上がる練習(足の引き込み方や体重の配分など)、ミッドレングスやロングボードでは簡単にできていることをどう意識を変えて応用するかなどなど、海上、陸上を問わず考えました。

それだけでなく、増えた体重を落とし(今も63㎏台をキープしてます)、酒も止めました(酒は最近、うまく楽しめるようになってきましたが、それはまた別の機会に書いてみます)


ご同輩にはお分かりいただけると思います(お若い方はもう少し先で実感されるかと)が、身体の衰えは加齢とともに進んでいるのは強く実感しています。それでも自分には何が必要なのかを考えて取り組めば、それに逆らって多少の進歩はできるものだと実感しています。

小さなフィッシュで楽しめているということもありますが、何よりも「やればできるじゃん」というのが一番嬉しいポイントなのです。


年取ったからとか、ロングボードしかやってないから、などと理由をつけてあきらめずに、ちょっとずつでも取り組んでいけば、そのうちなんとかなるもんです(植木等か…笑。シリアスっぽく書いてますが、そのくらいの気持ちでやってますので。)


私のそういう取り組みをまとめたカテゴリーが、「ロングボードとオルタナティブ 意識を変えるポイント 」です。


海の中では考えるよりも、楽しみましょう。
FISH ON! 2003年10月 ’SURFER’より

「私は、つねにスピードを追求してきた。」 それは61歳のスキップフライにとっては自他ともに認める事実である。

「コンテストとはまったく違ったサーフィンなのです。テクニックではなくフィーリング、グライドなのです。」と言うのは、スキップの教えの下にフィッシュを作っている、30歳のシェイパー、クリス・クリステンソン。2人はサンディエゴが生み出したこのボードデザインについて、サンディエゴのスキップ・フライの仕事場で、30年という歳月に隔てられてはいるがそれぞれのサーフボードの進歩を見てきた2人のシェイパーとして語り合っていた。

FISHは短く、幅が広くフラットでボリュームがある。そして二つのキールフィンと二つに分かれたテールの形状をしている。スキップは、それが60年代のサーフボード革命のなかで生み出され、長い年月の間にデザインに多少の変化があったものの、過去の遺物としてではなく、現代でも十分に通用するデザインだと考えている。

短く、幅が広いトライフィンをフィッシュという名前で呼ぶことがあるが、これはフィッシュと呼ぶのは完全な間違いであり、(クラッシックな)フィッシュデザインに愛着を持ち、影響を受けて作られたフィッシュボードは本当に少ない。サンディエゴのサーファーとシェイパーは長い間、フィッシュがはじめて使われたサンセットクリフの波を守ってきたのと同様に、自分たちが生み出したフィッシュデザインを伝承しつづけてきた。

フィッシュのクラッシックなウッドキールフィンを最初に作ったラリー・ゲファートは言う、二つに分かれたテールの先端の幅が、9.5インチ以上ないとダメだ。そうでないとスワローテールになってしまい、フィッシュの感覚は失われてしまう…。

その感覚っていうのは?

俺たちはそれを「BAR OF SOAP」(石鹸)と呼んでいる。ラリー・ゲファートは続けた、そいつに立ち上がって乗ったとき、足元からそいつが溢れだしてくるんだ。

フィッシュが登場したのは1960年代後期、その当時はサーファーにとって混乱の時代でもあった。デザインとスタイルは常にはげしく変化し続け、実際に海に出て波に乗る行為だけでなく、想像力を働かせ革新することも‘サーフィン‘であった時代であった。

1966年 サンディエゴのニーボーダー、スティーブ・リズはサンセットクリフの波に乗る為、壊れたロングボードのグラスファイバーを剥がし短く作り変えていった。そのボードは、ウッドボードの時代に作られていた二股に分かれたテール形状のサーフボードとニーボードのツィンフィンをミックスさせ、ダブルピンテールの両方のテールにフィンが付いている物であった。そのボードはフラットでスピード出て、当時まだラインアップにいた重たいロングボードと較べて、ダイナミックなマニューバーを描くことができた。スティーブ・リズ自身すぐれたサーファーであり、彼のヒザの下から新しい時代が生まれてきたのである。

ラリー・ゲファートは当時 スティーブ・リズのフィッシュを手に入れた一人であったが、もともと彼は木を削りスケートボードのデッキを作る職人であった。その経験からラリー・ゲファートは木を薄くけずり、ファイバーグラス製のフィンよりも軽く、フレックスする木製のフィンを考案したのであった。今日では、スティーブ・リズのデザインとラリー・ゲファートのウッドフィンは切り離して考えることができないものになっている。

「ラリー・ゲファートのフィンがなかったら、ピーナッツバターの入っていないピーナッツサンドを食べるようなものだよ」初期からのフィッシュの愛好家であるスキップは言う。70年代の初めまでには、サンディエゴのサーファーのほとんどがフィッシュを持っていたんだ。

それからすぐに、サンディエゴ以外のサーファーにもフィッシュは伝わっていった。ハンティントンビーチにフィッシュを‘輸入’したデヴィッド・ヌヒワは、あたかもフィッシュの考案者の1人のようにふるまった。血の気の多いサンセットクリフのローカルたちは、1972年のオーシャンビーチでデヴィッド・ヌヒワが乗ったフィッシュを盗みだし、ぺちゃんこになるほど叩きのめし、オーシャンビーチのピアにぶら下げた。ボードには、まるで墓標のように「good luck Dave」と書かれていた。

一時代を築いたオーストラリアのマークリチャーズのツィンフィンも75年、リノ・アベリラがコンテストで使ったフィッシュを元に考案されたものだった。同年、バンカー・スプレクルスは、ジェフリーズ・ベイをスティーブ・リズのクラッシックフィッシュで滑走。ジェフリーズベイの波にフィッシュのトラックを刻み付けた。このことは、20年以上も語り継がれ、近年では同じくジェフリーズベイにおいてデレク・ハインドが、スキップのフィッシュを使い同じラインで滑ってみせた。

デレクのライディングとスキップのボードは、アンダーグラウンド的に盛り上がりをみせ、少しづつではあるが、クラッシックフィッシュを手がけるシェイパーも増えてきた。

「フィッシュからは本当に多くのことを学んだよ。」とダン・マロイは言う。彼は、スラスターで育ったプロサーファーの1人であるが、このところ一部のプロサーファーたちの間ではフィッシュを使ってのパフォーマンスが再び試されている。「スラスターは、細かく動いてパーフォーマンスには良いんだけど、フィッシュに乗ると波のエネルギーを感じることができる。波の高い位置でのライン、スピードとフロー、それがフィッシュなんだ。最初は、どうやって乗るのかさえわからなかったよ。でも慣れてきたら、そのボードを褒めちぎってやりたくなったんだ」 リズは、現在でも彼の親しい友人たちのために、僅かにフィッシュを削っているが、昔からフィッシュを削るシェイパーたちは間違いなく、ダン・マロイの言葉と同じことを考えながらシェイプし続けてきたのだろう。

スキップ・フライのフィッシュの四ヶ月待ちオーダーリストは、これからのフィッシュの時代に対する暗示なのかもしれない。


以上は、2003年10月のSURFERマガジンの記事を翻訳したものです。年齢などは当時のものです。

2004年9月、当時まだスキップ・フライの隣の建物でシェイプとグラッシングをやっていたクリス・クリステンソンを訪ねてカリフォルニアへ行ったことがあります。

その頃すでにクリステンソンは、よく知られたフィッシュのシェイパーで、出荷直前のフィッシュに貼り付けられたオーダーシートにジャック・ジョンソンの名前を見つけたこともありました。

スキップ・フライのシェイプルームの奥にある、ボードのコレクションを見せていただいたことを、ある雑誌の記事に書いたことがありましたが、こんなことを書いていました。



鍵を開け中へ入る。壁のラックには様々な長さのフィッシュ、11フィートオーバーのグライダーからジョージ・グリノーのニーボードまで、膨大な量のコレクションが並べられている。スキップはそこから1本づつボードを取り出し説明してくれる。シェイプルームには削りかけのグライダーが置かれていた。

短時間のあいだに南カリフォルニアのサーフィンを60年代から現代まで早回しで見せられた気分だった。時代は回る。優れたものは、少しの間忘れられたとしても必ずまた見直され帰ってくる。そうやって偉大な先人たちのスピリットは受け継がれていくのだろう。


60年代から70年代にかけて作られ、2000年に入ってからリバイバルしたフィッシュは、一時期少なくなりましたが、また最近興味を持つ人が増えてきていると思います。


外観もライディングもフィッシュには独特のものがあります。あらためて考えてみてもフィッシュというのは、やっぱり魅力的です。

自分が5’6”というサイズにまだ乗れて、しかも楽しめるのはやはりフィッシュのおかげ(そして活さんのシェイプのおかげ)なのだと思います。

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